JP3334251B2 - 湿度調節剤 - Google Patents

湿度調節剤

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JP3334251B2
JP3334251B2 JP12338993A JP12338993A JP3334251B2 JP 3334251 B2 JP3334251 B2 JP 3334251B2 JP 12338993 A JP12338993 A JP 12338993A JP 12338993 A JP12338993 A JP 12338993A JP 3334251 B2 JP3334251 B2 JP 3334251B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,水蒸気を吸放出するこ
とにより,適切な湿度調節をすることができる,湿度調
節剤に関する。
【0002】
【従来技術】近年,住宅や車室内などの居住空間は,快
適性が要求される。また,食料品の鮮度を維持する保存
技術や,書物や絵画等を長期間保存する技術が必要とさ
れている。このような要求を達成するに当たっては,温
度以外に湿度を適度に調節することが重要である。
【0003】そして,従来,湿度調節は,エアコンディ
ショナーによる除湿,加湿器による加湿,或いは除湿器
と加湿器とを用い,これらを電気的に制御して湿度を一
定に保つ空気調和機(特開平4−156918号)等に
より行われてきた。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記いずれの
場合においても,装置が複雑であるため,コストが高
い。また,電力消費という点からも,ランニングコスト
がかかり,好ましくない。そこで,上記のような複雑な
装置及び電気を使用しない方法として,シリカゲル,ア
ルミナゲル,ゼオライトなどの多孔材料を,住宅建材,
包装紙,段ボール,棚,或いは額等の部材に配合して用
いる方法(特開平3−93662号,特開平2−152
408号)等がある。しかし,これらの多孔材料を用い
る場合,空気が乾燥しすぎる傾向がある。そのため,最
も必要とされる10〜90%の範囲内の一定湿度に保つ
ことが困難である。
【0005】また,上記の他に,ある種の調湿化合物の
飽和水溶液が一定の蒸気圧を有することから,これを調
湿剤として利用できることが知られている。しかし,調
湿剤は液体であること,また飽和塩を作る操作を必要と
すること等,取り扱いが煩雑である。そのため,使用方
法が限定される。本発明はかかる従来の問題点に鑑み,
適度な湿度調節作用を発揮し,かつ取り扱いが容易な湿
度調節剤を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】本発明は,多数の細孔を有する多孔
材料からなる湿度調節剤であって,上記多孔材料は1n
m以上のd値に相当する回折角度に1本以上のピークを
有するX線回折パターンを示し,上記細孔は平均直径が
1〜10nmの範囲内にあり,かつ上記多孔材料におけ
る50%以上の細孔の直径が平均直径を中心として±5
nmの範囲内に分布しており,また湿度調節剤の比表面
積は600m 2 /g以上1500m 2 /g未満であること
を特徴とする湿度調節剤にある。
【0007】上記湿度調節剤において,その細孔の平均
直径は,1〜10nmの範囲内にある。1nm未満の場
合には,調湿湿度が10%以下となり乾燥し過ぎるとい
う問題がある。一方,10nmを越える場合には,調湿
湿度が90%以上となり高湿度となり過ぎるという問題
がある。
【0008】また,上記多孔材料における全細孔数の中
の50%以上の細孔は,その直径が,上記平均直径を中
心として±5nmの範囲内に分布している。50%未満
の場合には,一定の湿度に保つという調湿能力に欠け
る。例えば平均直径が7nmの場合には,細孔の半数以
上が2〜12nmの範囲にある。また,細孔の平均直径
が4nm未満の場合には,多孔材料における半数以上の
細孔の直径は,9nm以下に分布している。
【0009】また,上記細孔の直径分布は,平均直径を
中心として±5nmの範囲内でほぼ均一である。この範
囲内にあれば,調湿作用を有効に発揮する。また,更に
狭い範囲内,例えば1〜4nmの範囲内において分布し
ていてもよい。
【0010】また,一定にすべき湿度の値は,多孔材料
の細孔の平均直径により決まる。調湿湿度と細孔直径と
の関係は,次のケルビン式が成り立つ。 In(P/Po)=−(2γVm/rRT)cosθ 〔P/Po×100:相対湿度,γ:水の表面張力,V
m:水のモル体積,r:細孔直径,R:気体定数,T:
絶対温度,θ:接触角。〕 よって,多孔材料の細孔の平均直径を1〜10nmの範
囲内で変化させることにより,設定湿度を10〜90%
の範囲で任意に設定することができる。
【0011】また,上記湿度調節剤の比表面積は,60
0m2/g以上1500m 2 /g未満である。600m2
/g未満の場合には,湿度調節剤の吸湿性能が劣るおそ
れがある。1500m2/g以上の湿度調節剤は,この
物質の構造から推定して製造が困難である。
【0012】湿度調節剤に用いる多孔材料は,例えば層
状シリカ多孔体或いは層状シリカ金属酸化物多孔体を用
いる。上記層状シリカ多孔体は,珪素四面体SiO4
らなる層状シートが折れ曲がり,部分的に上下の層状シ
ートと結合した構造であり,かつ層間に多数の細孔を備
えている(図1,図2)。層状シリカ多孔体は,図3に
示すごとく,骨格の組成がSiO2 である。
【0013】一方,上記層状シリカ金属酸化物多孔体
は,珪素四面体SiO4 からなる層状シートが折れ曲が
り,部分的に上下の層状シートと結合した構造であり,
かつ層間に多数の細孔を備え,更に前記層状シートの珪
素の一部に,珪素と異なる金属原子(M)が結合してい
る。即ち,層状シリカ金属酸化物多孔体は,図4に示す
ごとく,骨格の組成がSiO2 金属複合酸化物である。
また,このものは,優れた耐熱性を有している。
【0014】上記金属原子(M)としては,アルミニウ
ム(Al),ジルコニウム(Zr),ガリウム(G
a),ベリリウム(Be),マグネシウム(Mg),イ
ットリウム(Y),ランタン(La),スズ(Sn),
鉛(Pb)等が用いられる。
【0015】層状シリカ多孔体或いは層状シリカ金属酸
化物多孔体における,各細孔の直径は,1nm以上であ
ることが好ましい。1nm未満の場合には,従来用いら
れていたゼオライトの細孔と大差なく,湿度調節剤の調
湿湿度が10%以下となり乾燥し過ぎる。
【0016】一方,細孔の直径の上限は限定されない
が,10nmを越える細孔は,層状シリカ多孔体或いは
層状シリカ金属酸化物多孔体の製造工程において,上記
細孔に対応する有機物陽イオンが少ないため,製造工程
が複雑となる。又はコストが高くなるおそれがある。ま
た実用上の有効性が少ない。上記各細孔の直径は,上記
有機物陽イオンの大きさによって任意に設計することが
できる。
【0017】次に,層状シリカ多孔体の製造方法につい
て説明する。まず,カネマイト等の結晶性層状珪酸塩
を,イオン交換反応,例えばアルキルトリメチルアンモ
ニウム水溶液中で加熱攪拌処理することにより,その層
状結晶の層間に有機物陽イオンを導入するとともに,S
iO2 の層間架橋を形成させる(層間拡張工程)。次い
で,得られた固形分を濾過,乾燥後,焼成する(焼成工
程)。これにより層状シリカ多孔体が得られる。
【0018】以下,上記層状シリカ多孔体の製造方法の
具体例について詳説する。層間拡張工程においては,イ
オン交換反応を行うことにより,珪素四面体層の層間に
含まれるナトリウムイオン等のアルカリ金属イオンを除
去し,その代わり有機物陽イオンを導入する。
【0019】有機物陽イオンはアルカリ金属イオンより
も嵩高のため,結晶性層状珪酸塩の層間は拡幅される。
これにより,シート層は有機物陽イオンを取り囲む形で
湾曲する。上記結晶性層状珪酸塩は,粘土と異なり水に
対する膨潤性がないため,一般的には層間拡張が困難で
あるが,上記イオン交換反応による有機物陽イオン導入
という手段により,層間拡張が可能となる。
【0020】それと同時に,有機物陽イオンが導入され
た部分を除く,隣合うシート層中のシラノール(Si−
OH)同志が,脱水縮合されシロキサン結合(Si−O
−Si)が形成される。これにより,隣合うシート層同
志が,部分的にシロキサン結合により結合され,三次元
的ハニカム状の層間架橋構造を形成する。
【0021】上記結晶性層状珪酸塩としては,珪素四面
体層の層間にナトリウムイオンを含んだ結晶性層状珪酸
ナトリウム,例えばカネマイトNaHSi2 5 ・3H
2 O,ジ珪酸ナトリウムNa2 Si2 5 ,マカタイト
Na2 Si4 5 ・5H2 O,アイラアイトNa2 Si
8 17・xH2 O,マガディアイトNa2 Si1423
xH2 O,ケニヤアイトNa2 Si2041・xH2 O等
が代表的であるが,これらに限定されない。
【0022】上記結晶性層状珪酸塩のうち,特にカネマ
イトのように,層状結晶が単一の珪素四面体層から成る
ものは単位重量当たりの表面積が大きいので,これを用
いて製造した層状シリカ多孔体も比表面積が大きくな
る。カネマイトを用いて製造される層状シリカ多孔体の
場合,単一層構造が保持されたままで,上下のシート層
が部分的に接合し,非接合部分には有機物に基づく細孔
が残されて,全体として蜂の巣状の断面を呈する多孔構
造をとる。
【0023】上記結晶性層状珪酸塩における含水率は1
0wt%以上であることが好ましい。10wt%以上で
あれば,結晶性層状珪酸塩が,次の層間拡幅工程の際に
水によく分散し,層間のアルカリ金属イオンと有機物陽
イオンとのイオン交換がスムーズに短時間で行われる。
10wt%未満では,結晶性層状珪酸塩が凝集し,次の
層間拡幅工程において,水中での分散性が低下し,有機
物陽イオンとアルカリ金属イオンとのイオン交換が起こ
りにくくなる。
【0024】その結果,層状シリカ多孔体の比表面積が
1000m2 /g以上となり,また,アルカリ金属イオ
ンの残存量が0.2wt%以下となる。そのため,80
0℃以上の高温下でも結晶化しにくく,細孔も安定であ
り,優れた耐熱性を有するものとなる。また,上記のご
とく,大きな比表面積を有する層状シリカ多孔体は,適
度な調湿作用を発揮する。
【0025】上記有機物陽イオンの種類は限定されない
が,好ましくは有機アンモニウムイオン,特にアルキル
アンモニウムイオン等が,試料調節の容易さやイオン交
換能力の高さ等の点から優れている。また,有機物陽イ
オンは,上記の他に,アルキルトリメチルアンモニウ
ム,ヘキサデシルトリメチルアンモニウム,テトラデシ
ルトリメチルアンモニウム,ジメチルジアルキルアンモ
ニウム,ベンジルトリメチルアンモニウム,アルキルア
ンモニウム等を用いることができる。
【0026】有機物陽イオンの分子サイズや分子量は,
層間拡張の程度,言い換えれば層状シリカ多孔体におけ
る細孔の径を直接に規定するので,有機物陽イオンの分
子サイズや分子量の選択によって細孔の径を自由に設計
することができる。
【0027】即ち,単一種類の有機物陽イオンを用いれ
ば,細孔の直径分布を狭い範囲でほぼ均一に設計でき
る。逆に,分子サイズや分子量の異なる複数種類の有機
物陽イオンを併せて用いれば,幅広い直径分布をもたせ
ることがてきる。また,上記イオン交換の際,pHを8
〜9に調節することが好ましい。更に,その後30〜9
0℃にて加熱処理を行うことが好ましい。尚,pHの調
節は,イオン交換反応の後に行なってもよい。
【0028】次に,焼成工程においては,まず,固形分
を濾過し,乾燥する。次いで,これを空気中で焼成す
る。上記焼成は,通常500〜800℃位の温度で数時
間行うのが良い。焼成温度があまりに高いと多孔体の構
造が崩壊する恐れがあり,逆に焼成温度が低すぎると多
孔体の構造が十分に固定されないおそれがある。焼成環
境については別段の限定はなく,空気中で焼成しても良
いが,有機物陽イオンの分解を促進するため,酸素付加
やオゾン添加の雰囲気下で焼成しても良い。
【0029】また,上記層状シリカ金属酸化物多孔体を
製造するに当たっては,結晶性層状珪酸塩の層状結晶の
層間に有機物陽イオンを導入すると共に,SiO2 の層
間架橋を形成させる(層間拡張工程)。次いで,得られ
た固形分を濾過したものを,珪素と異なる金属塩と接触
させ(金属付加工程),その後焼成する(焼成工程)。
【0030】上記金属付加工程において,上記金属塩
は,その種類や使用形態は限定されず,例えば珪素四面
体SiO4 の層状結晶の粉末を金属塩の粉末と混合して
接触させることができる。金属塩の溶液を用いる場合
は,浸漬を終えた後,次の焼成工程を能率化するため,
珪素四面体SiO4 の層状結晶を乾燥しておくと良い。
上記金属塩としては,例えば前記金属原子の塩を用い
る。その他,上記層間拡張工程及び焼成工程は層状シリ
カ多孔体の場合と同様に行う。
【0031】次に,湿度調節剤の形態は,球状体,柱状
体等の粒子,又はハニカム状等の成形体等とすることが
できる。湿度調節剤が粒子形態である場合,その粒子強
度を向上させるために,多孔材料に適当な結合剤を混合
しても良い。該結合剤としては,例えばシリカゾル,ア
ルミゾルがある。
【0032】湿度調節剤が成形体である場合,多孔材料
を結合剤と混合し,これを成形することができる。ま
た,多孔材料だけを用いて成形体を作成することもでき
る。また,多孔材料を,結合剤及び水と混合し,スラリ
ーにしたものを用いて,成形体を得ることもできる。上
記多孔材料を含むスラリーは,多孔材料と,該多孔材料
100重量部に対して2〜20重量部の有機結合剤,1
0〜50重量部の無機結合剤,及び150〜200重量
部の水からなる。上記有機結合剤としては,メチルセル
ロース等を用いる。上記無機結合剤としては,シリカゾ
ル等を用いる。
【0033】上記湿度調節剤は,セラミック製などのハ
ニカム体に塗布して用いることができる。この場合,例
えば,湿度調節剤に必要な結合剤を混合し,これをハニ
カム体にコートする。上記ハニカム体としては,例えば
コージライト製のものを用いることができる。また,湿
度調節剤は,これを球状体,柱状体等の粒子形態とし,
カラムに充填して用いることができる。この場合,粒子
の大きさは,カラムの充填部の通気性の確保や水蒸気と
の接触面積の確保を考慮して,球状体では直径0.1〜
30mm,柱状体では柱径0.1〜10mmで長さ1〜
30mm程度とすることが好ましい。
【0034】上記湿度調節剤を配したカラムあるいはハ
ニカムに,調湿すべき空間の空気を導入する導入口,そ
して調湿した空気を吹き出す吹出口を付け,必要であれ
ば空気を循環させる動力機(ポンプ,ファンなど)を取
付けても良い。上記カラム或いはハニカム体は,調湿す
べき空調の空間を積極的に通すことにより,より多くの
空気が湿度調節剤と接触可能となる。そのため,短時間
で空間の湿度を一定に保つことができる。
【0035】また,湿度調節剤はセルロース繊維ととも
に用いることもできる。即ち,上記多孔材料とセルロー
ス繊維と有機系結合剤とを混合,成形して湿度調節剤と
することもできる。この場合,上記セルロース繊維に,
上記多孔材料と有機系結合剤とを混合し,スラリーを作
成する。次いで,スラリーを脱水,成形して半湿濾過体
とする。その後,該半湿濾過体を乾燥,固化して一体固
化物とする。これにより,湿度調節紙が得られる。
【0036】以下,上記湿度調節紙につき詳説する。上
記湿度調節紙は,セルロース繊維100部(重量部)
と,100〜3000部の層状シリカ多孔体(以下,湿
度調節紙に関しては,層状シリカ金属酸化物多孔体も含
む)と,該層状シリカ多孔体100部に対して固形分で
1〜20部の有機系結合剤とにより構成することが好ま
しい。これにより,成形性が良く,かつ優れた湿度調節
能を有する湿度調節紙を得ることができる。
【0037】また,上記湿度調節紙の製造方法は,例え
ば,セルロース繊維と層状シリカ多孔体と水とを混合し
てスラリーとする第1混合工程と,該スラリーと有機系
結合剤とを混合して混合スラリーとする第2混合工程
と,該混合スラリーを脱水,成形して半湿濾過体とする
成形工程と,該半湿濾過体を乾燥,固化して一体固形物
とする乾燥工程とから成る。
【0038】上記セルロース繊維は,植物体の細胞膜の
主成分であるセルロースを主成分とする繊維素繊維であ
る。これらのものには,天然セルロース繊維としては,
綿花,ボンバックス面(キワタ),カボック等の種子毛
繊維,麻,亜麻,黄麻,ラミー,コウゾ,ミツマタ等の
ジン皮繊維,マニラ麻,ニュージーランド麻等の葉繊
維,針葉樹(マツ,モミ,トウヒ,ツガ,スギ),広葉
樹(ブナ,カバ,ボプラ,カエデなど)の木材繊維等が
ある。
【0039】また,人造のセルロース繊維としては,ビ
スコース人造絹糸,銅アンモニアレーヨン,フォルチザ
ン,硝酸人絹等の再生セルロース繊維,アセテート人絹
等の半合成繊維等がある。更に,このセルロース繊維
は,古新聞,チリ紙,古雑誌等の再生資源から得られる
ものであってもよい。
【0040】このセルロース繊維は,繊維長が0.1m
m〜数十mmの範囲のものであることが好ましい。繊維
長が0.1mm未満である場合には,繊維の絡みが不十
分で成形性が悪い。また,数十mmを越える場合には,
該繊維と層状シリカ多孔体とが均質に分散しにくく,ま
た,比表面積が小さくなり,湿度調節性能が低下するお
それがあるからである。
【0041】次に,層状シリカ多孔体は,セルロース繊
維100部に対して100〜3000部添加することが
好ましい。100部未満の場合には,気中の湿気を吸収
する充分な能力が得られないおそれがあるからである。
また,3000部を越える場合には,湿度調節剤として
一定の形状を保持することが困難となるおそれがある。
【0042】また,有機系結合剤は,層状シリカ多孔体
100部に対して1〜20部とすることが好ましい。1
部未満の場合には,十分な耐水性を有する材料とするこ
とができないおそれがある。一方,20部を越える場合
には,十分な湿度調節を期待し難いからである。
【0043】また,上記湿度調節紙においては,その優
れた性能を損なわない程度に他の添加剤を添加すること
ができる。具体的には,分散性を向上する分散剤として
ポリビニルアルコール(P.V.A),CMC(カルボ
キシメチルセルロース),アルミナゾル,シリカゾル等
がある。また,繊維質のものとしては,ガラス繊維,セ
ラミックファイバー等の無機質繊維,またはナイロン繊
維,レーヨン繊維等の合成繊維がある。更に,添加助剤
として顔料や染料等がある。また,強度を向上する結合
剤として水ガラス,セメント,石膏等がある。
【0044】次に,上記湿度調節紙の製造方法につき,
例示する。まず,上記セルロース繊維と層状シリカ多孔
体と水とを混合してスラリーとする(第1混合工程)。
これら原料を混合する順番は,特に限定するものではな
いが,まずセルロース繊維を叩解機等により叩解してセ
ルロース繊維の水性スラリーを用意する。次いで,別に
用意した適宜の大きさ,形状に乾式粉砕又は湿式粉砕し
た層状シリカ多孔体に上記セルロース繊維のスラリーを
添加し混合する。上記の混合は,プロペラミキサー,ヘ
ンシエルミキサー,ボールミル,振動ミル,ディスパー
ミル等を用いて行う。
【0045】次に,得られたスラリーと有機系結合剤と
を混合して混合スラリーとする(第2混合工程)。上記
のセルロース繊維,層状シリカ多孔体,及び有機系結合
剤の混合割合は前記と同様である。なお,上記第1また
は第2混合工程において,濾水性向上の目的で,硫酸バ
ン土,アクリルアミド重合体,アクリルアミド変性重合
体等の凝集剤を適宜添加・混合してもよい。また,染
料,顔料等の添加剤を適宜添加してもよい。
【0046】次に,得られた上記の混合スラリーを,抄
造法,フィルタープレス法,スリップキャスト法等を用
いて所望の形状に脱水,成形し,半湿濾過体を得る(成
形工程)。また,該脱水,成形により得られた半湿濾過
体の水分量は,50〜80wt%であることが好まし
い。
【0047】これは,該水分量が80wt%を越えた場
合,該成形工程における成形がしにくく,また,収縮率
が大となり乾燥工程でひび割れやクラック等が発生して
強度低下をもたらすおそれがあるからである。また,5
0wt%未満の場合には,結合力が弱いので好ましくな
いからである。尚,該水分量が55〜70wt%の場合
には,より好ましい。
【0048】次いで,該半湿濾過体を加熱・固化して一
体固化物とする(乾燥工程)。この乾燥工程において
は,常温乾燥法,真空乾燥法,加圧乾燥法,加圧・加熱
乾燥法,真空加熱乾燥法,真空凍結乾燥法等により該半
湿濾過体の乾燥を行う。この場合,上記乾燥は,成形工
程における成形と同時に行ってもよい。
【0049】上記製造方法においては,添加剤として,
強度向上,外観向上等の目的で,適宜充填剤を添加して
もよい。この添加剤としては,例えば,カオリン,珪砂
等が挙げられる。また,防カビ剤,香料,顔料,染料等
の各種添加剤を適宜添加してもよい。以上の説明におい
ては,セルロース繊維と混合する多孔材料として層状シ
リカ多孔体の例を示したが,前記のごとく層状シリカ多
孔体に代えて前記層状シリカ金属酸化物多孔体を用いる
ことができる。
【0050】上記の湿度調節紙は,優れた湿度調節機能
を有している。そのため,例えば住宅の建材,壁材,壁
紙,食料品を包装する包装紙,食品等の運搬時に使う段
ボール紙,自動車の内装材,書物や絵画の保存庫の壁材
などに配合することにより用いることができる。
【0051】
【作用及び効果】本発明の湿度調節剤は,平均直径が1
〜10nmの範囲内にある。また,多孔材料における5
0%以上の細孔の直径が,平均直径を中心として±5n
mの範囲内に分布している。そのため,上記湿度調節剤
は,急激に湿気を吸着又は放出する性質を有する。
【0052】それ故,上記湿度調節剤は,湿度の高い空
間内に設置されることにより,該空間内の湿気をほどよ
く吸着する。逆に,湿度調節剤は,乾燥した空間内に設
置されることにより,吸着した湿気を空間に放出する。
従って,上記湿度調節剤は,湿度が高い空間或いは乾燥
した空間を,適度な湿度に調節することができる。
【0053】また,上記湿度調節剤は,前記したように
湿度を任意に設定することができる多孔材料よりなる。
そのため,多孔材料の諸条件を選択することにより,空
間内の湿度を様々な設定湿度に調節維持することができ
る。また,湿度調節剤自身が湿度調節作用を行っている
ため,例えばエアーコンディショナーのごとく,外部か
らエネルギーを供給する必要がない。それ故,全く外部
エネルギーを必要としない。
【0054】また,本発明の湿度調節剤は,前記したよ
うに様々な形態として用いることができる。また,ハニ
カム体に担持したり,カラムに充填したり,セルロース
繊維と配合して紙状体とするなどにより,用いることも
できる。そのため,取り扱いも容易である。したがっ
て,本発明によれば,適度な湿度調節作用を発揮し,か
つ取り扱いが容易な湿度調節剤を提供することができ
る。
【0055】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかる湿度調節剤につき,図1〜図9
を用いて説明する。図1,図2に示すごとく,本例の湿
度調節剤9は,多数の細孔92を有する多孔材料であ
り,基本的に板状のシート層91が重なったハニカム状
の構造を有する。そして,シート層91は,細く湾曲し
ており,上のシート層91と下のシート層91が部分的
に結合点93で結合することにより,三次元的な骨格を
形成している。
【0056】各シート層91の層間と上記結合点93と
の間には,細孔92が形成されている。細孔92は,シ
ート層91が拡幅することにより形成されている。上記
細孔92は,図5に示すごとく,平均直径が3nmであ
る。そして,この平均直径を中心とする±2nmの非常
に狭い範囲内に,全細孔中の約80%の細孔が分布して
いる。また,湿度調節剤9は,層状シリカ多孔体であ
り,その骨格組成は,図3に示すごとく,SiO2 であ
る。湿度調節剤の比表面積は1000m2 /g以上であ
る。
【0057】上記湿度調節剤の製造方法につき説明す
る。まず結晶性層状珪酸塩としてのカネマイトを調節す
るに当たって,粉末ケイ酸ソーダ(Na2 O/SiO2
=2.00)を電気炉で700℃,6時間焼成した。得
られた試料は,X線回折の結果,δ−Na2 SiO5
晶であった。このδ−Na2 SiO5 結晶150gを
1.5リットルの水に浸漬し,3時間攪拌した。
【0058】次いで,固形分を濾過し,含水率が100
%の湿った状態のカネマイトを得た。これを乾燥した試
料はX線回折により,カネマイト(NaHSi2 5
3H2 O)であることを確認した。
【0059】次いで,層間拡張工程において,上記湿潤
カネマイト(乾燥重量)で10gを0.1N−ヘキサデ
シルトリメチルアンモニウムクロライド水溶液1リット
ルに分散させ,2N−HC1水溶液を加えてpHを8.
5に調節し,そのまま攪拌しながら70℃で3時間加熱
した。次に,洗浄工程において,固形分を濾過し,1リ
ットルの水で4回洗浄した。その後,焼成工程におい
て,得られた試料を,空気流通下で700℃で焼成し,
層状シリカ多孔体を合成し,これを湿度調節剤とした。
【0060】次に,上記層状シリカ多孔体の構造解析を
行ったところ,粉末X線回折では,図6(a),(b)
に示すごとく,d値3.7nmに相当する強いピークP
と,1.4〜2.5nmの弱い数本のピークが観察され
た。なお,図6(b)には,図6(a)R付近の拡大図
を示した。
【0061】また,29Si−MAS・NMRでは,結晶
性層状珪酸塩としてのカネマイトは,図7に示すごと
く,ピークQ3 のみを示した。このピークQ3 はカネマ
イト中の珪素四面体の4個の酸素原子のうち,1個がフ
リーである状態を示す。ピークQ3 から,カネマイトで
は珪素四面体の4個の酸素原子のうち3個により層が形
成されているが,残りの1個がNa+ と結合しているた
め,層間結合が形成されなかった。
【0062】一方,湿度調節剤としての層状シリカ多孔
体は,図8に示すごとく,ピークQ4 を示した。このピ
ークQ4 は,珪素四面体の4個の酸素原子がSiと結合
している状態のSiを示す。従って,層状シリカ多孔体
には,層間結合が形成され,三次元的なネットワークが
できていることを示している。
【0063】次に,上記湿度調節剤の水蒸気吸着特性を
評価した。評価に際し,空間内の相対蒸気圧(P/P
o)に対する,湿度調節剤の水蒸気吸着量(wt%)を
測定した。その結果を図9に示した。同図より知られる
ように,水蒸気の吸着等温線(20℃)は相対蒸気圧
(P/Po)が0.5付近で急激に立ち上がり,その後
再び一定になる曲線を示した。このことから,層状シリ
カ多孔体は湿度50%付近で水蒸気の吸放出を行ない,
湿度を一定に保つ性能に優れていることが示唆される。
【0064】実施例2 本例においては,実施例1の湿度調節剤をカラムに充填
し,その湿度調節性能について評価した。評価に際して
は,図10に示すごとく,上記湿度調節剤1を1〜3m
mの顆粒状に成型した。この湿度調節剤約40g(80
cc)をカラム2に充填し,ポンプ21により容器24
内の約10リットルの空気3を循環させた。
【0065】また,容器24の前に組み込んだヒータ2
2内に,シリンジ23により水を注入した。そして一定
量の水を気化させて,容器24内に一定量の水蒸気を導
入できるようにした。容器24内には湿度センサ25を
設置し,レコーダ26で容器24内の湿度を検知できる
ようにした。上記の装置を用い,図11に示すごとく,
容器内へ,水0.2gに相当する水蒸気(W)の導入,
或いは湿度約10%の乾燥空気(D)の導入をした。そ
して,その後における容器内の湿度の変化を記録した。
【0066】同図より知られるように,湿度40%の容
器内に,0.2gの水に相当する水蒸気(W)を導入す
ると,湿度は70%まで急激に上昇し,その後下降し1
0分後には40%の湿度で一定になった。再び同じ量の
水蒸気(W)を導入すると,湿度は70%に上昇した後
40%で一定になった。
【0067】このような,水蒸気の導入を10回繰り返
したが,いずれも同じ湿度変化を示し40%の湿度で一
定になった。次に,容器内に湿度10%の乾燥空気
(D)を導入した。容器内の湿度は急激に20%まで下
降し,その後上昇し8分後には40%の湿度で一定にな
った。同じ操作を繰り返したが,湿度は同じ様に変化
し,40%で一定になった。
【0068】次に比較のため,シリカゲル40g(和光
純薬(株)製小粒状シリカゲル,細孔直径1nm以下)
をカラムに充填し,同じ実験を行った。その結果を図1
2に示す。同図より知られるように,容器内の湿度は初
めから5%と低い値を示した。0.2gの水蒸気(W)
を導入すると湿度は30%まで上昇し,その後下降し1
0分後に5%で一定になった。
【0069】水蒸気の導入を同様にして10回繰り返し
たが,いずれも同じ湿度変化を示し,5%で一定になっ
た。このことから,シリカゲルを湿度調節剤として用い
た場合には,シリカゲルは容器内の水蒸気を過度に吸収
するため,容器内の空気は乾燥状態となってしまう。上
記より,本例の湿度調節剤は,優れた湿度調節機能を有
することが分かる。
【0070】実施例3 本例の湿度調節剤においては,カネマイトをテトラデシ
ルトリメチルアンモニウムクロライド〔C1429N(C
3 3 Cl〕によりイオン交換することにより合成し
た,層状シリカ多孔体を用いている。その他は,実施例
1の湿度調節剤と同様である。本例の湿度調節剤につい
て,実施例1と同様に,細孔直径分布及び水蒸気の吸着
等温線(25℃)を測定した。その結果を図13及び図
14に示した。
【0071】図13において,本例の湿度調節剤は,殆
どの細孔直径が2.3nmを中心に1.8〜3.5nm
の範囲に存在する細孔直径分布を示した。図14におい
て,水蒸気の吸着等温線は,相対水蒸気圧(P/Po)
が0.4付近で急激に立ち上がり,再び一定になる曲線
を示した。このことから,本例の湿度調節剤は,湿度4
0%で水蒸気の吸放出を行ない湿度を一定に保つ性能に
優れていることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湿度調節剤の積層構造を示す説明図。
【図2】図1の部分拡大説明図。
【図3】本発明における,層状シリカ多孔体の骨格構造
を示す説明図。
【図4】本発明における,層状シリカ金属酸化物多孔体
の骨格構造を示す説明図。
【図5】実施例1の湿度調節剤における,細孔の直径分
布を示すグラフ。
【図6】実施例1における,湿度調節剤のX線回折の結
果を示すグラフ。
【図7】実施例1における,カネマイトの29Siの固体
核磁気共鳴スペクトル(29Si−MAS・NMR)を示
すグラフ。
【図8】実施例1における,層状シリカ多孔体の29Si
の固体核磁気共鳴スペクトル(29Si−MAS・NM
R)を示すグラフ。
【図9】実施例1における,湿度調節剤の水蒸気吸着量
を示すグラフ。
【図10】実施例2における,湿度調節剤を充填したカ
ラムの湿度調節性能の評価方法を示す説明図。
【図11】実施例2における,湿度調節剤を充填したカ
ラムの湿度調節性能を示すグラフ。
【図12】実施例2における,比較例としてのシリカゲ
ルの湿度調節性能を示すグラフ。
【図13】実施例3における,細孔の直径分布を示すグ
ラフ。
【図14】実施例3における,湿度調節剤の水蒸気吸着
量を示すグラフ。
【符号の説明】
1,9...湿度調節剤, 2...カラム, 22...ヒータ, 25...温度センサ, 91...シート層, 92...細孔,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−179008(JP,A) 特開 昭48−48511(JP,A) 実開 昭62−46076(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/28 B01J 20/28 C01B 33/113 - 33/193

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の細孔を有する多孔材料からなる湿
    度調節剤であって,上記多孔材料は1nm以上のd値に相当する回折角度に
    1本以上のピークを有するX線回折パターンを示し, 上記細孔は平均直径が1〜10nmの範囲内にあり,か
    つ上記多孔材料における50%以上の細孔の直径が平均
    直径を中心として±5nmの範囲内に分布しており, また湿度調節剤の比表面積は600m 2 /g以上150
    0m 2 /g未満である ことを特徴とする湿度調節剤。
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