JPS63267763A - ピリミジン骨格を含む光学活性化合物 - Google Patents

ピリミジン骨格を含む光学活性化合物

Info

Publication number
JPS63267763A
JPS63267763A JP62103977A JP10397787A JPS63267763A JP S63267763 A JPS63267763 A JP S63267763A JP 62103977 A JP62103977 A JP 62103977A JP 10397787 A JP10397787 A JP 10397787A JP S63267763 A JPS63267763 A JP S63267763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
biphenylyl
compound
optically active
pyrimidine
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62103977A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0813803B2 (ja
Inventor
Kazutoshi Miyazawa
宮沢 和利
Makoto Shioda
誠 潮田
Shinichi Saito
伸一 斉藤
Hiromichi Inoue
博道 井上
Koji Ono
晃司 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to JP10397787A priority Critical patent/JPH0813803B2/ja
Priority to EP88303761A priority patent/EP0289270B1/en
Priority to AT88303761T priority patent/ATE115570T1/de
Priority to DE3852422T priority patent/DE3852422T2/de
Priority to KR1019880004757A priority patent/KR900004415B1/ko
Publication of JPS63267763A publication Critical patent/JPS63267763A/ja
Priority to US07/600,996 priority patent/US5059340A/en
Publication of JPH0813803B2 publication Critical patent/JPH0813803B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な有機化合物及びそれを含有する液晶組成
物に関し、更に詳しくは、強誘電性液晶の成分として有
用な光学活性基を有する有機化合物及びそれを含有する
光学活性液晶組成物に関する。
〔従来の技術〕
現在、液晶表示素子としてはT N (Twisted
Nematic、ねじれネマチック)型表示方式が最も
広く用いられているが、応答速度の点に於いて発光型表
示素子(エレクトロルミネッセンス、プラズマディスプ
レイ等)と比較して劣っており、この点に於ける改善は
種々試みられているにも拘らず、大巾な改善の可能性は
あまシ残っていないようである。そのためTN型表示素
子に代わる別の原理による液晶表示装置が種々試みられ
ているが、その一つに強誘電性液晶を利用する表示方法
がある( N、 A、 C1arkら;AppHedP
hys、 Iett、、 36 、899 (1980
) )。この方式は強誘電性液晶カイラルスメクチック
C相(以下SC”相と略称する)あるいは他のスメクチ
ック相、例えばSH相、SF相、SG相などを利用する
ものであシ、TN型表示方式に比べて次の様な3つのす
ぐれた特徴を有している。即ち、第1の特徴は非常に速
い応答速度を有することであシ、TN型表示素子のそれ
に比較して100倍にも達する。第2の特徴はメモリー
効果があることであり、前記高速応答性とあいまって時
分割駆動が容易となる。第3の特徴は極性の反転時間を
調節するだけで、TN型表示方式に比べ、より容易に階
調を得ることができ、グラフィック表示用として適して
いると考えられている。
しかしながら、このような優れた特性があるにもか゛か
わらず現在知られている強誘電性液晶化合物及び組成物
では次の2つの条件についてその両者を満足するものが
得られていない。すなわち、強誘電性液晶化合物の第1
の特長である高速応答性を得るために必要な大きな自発
分極の値及び実用に適するような液晶温度領域を持つこ
とである。例えば、本発明者らが先に出願した特願昭6
1−133269号の化合物の1つである CH,0 は、非カイラルスメクチックC相を呈する液晶組成物に
20重重量部加したとき25℃に於いて48μsecと
いう応答速度を示しておシ実用的な段階に近づいている
といえる。しかし、強誘電性液晶相の上限温度を添加前
に比べ20℃も低下させてしまい、実用化にはまだ問題
が残されている。これは自発分極値が大きく、かつ液晶
温度領域が好適である化合物がまだ見出されていないた
めである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、この表示方式に適した特性、特に自発
分極値が大きくかつ好適な強誘電性液晶温度領域を示す
組成物が可能な液晶化合物を提供することである。
〔発明の構成−問題を解決するための手段〕本発明者ら
は、この表示方式に利用するに適した光学活性液晶化合
物を開発するために鋭意研究を重ねた結果、本発明に到
達した。
即ち、本発明は一般式 (但し、上式に於いてR1は炭素数1〜20のアルキル
基、アルキルオキシ基を示し、Rは光学活性基を示す) で表わされる光学活性化合物及び少なくともその1種を
含有するカイラルスメクチック液晶組成物である。
本発明の(11式の化合物の代表的なものとその相転移
点を第1表に示す。
〔発明の作用・効果〕
本発明の化合物は液晶相を示すものと示さないものの両
方を含むが、いずれにしてもその第1の特長は、その自
発分極が大きいことである。
例えば化合物A15の化合物は次表(第2表)に示す様
な大きな自発分極値を持ち、きわめて有用な化合物であ
るといえる。
第  2  表 本発明の化合物は、いずれも強誘電性液晶組成物の成分
として使用することによって、その自発分極値を著しく
増大させる作用があり、その結果、応答速度を短くする
ことが可能である。
後に実施例中でも述べるように、自発分極値を示さない
非カイラルスメクチックC相を呈する液晶組成物に敷部
乃至数十%添加することKよシ、その組成物に著しく大
きな自発分極値を誘起させ、例えば実施例5の例の如く
25℃に於いて125μsecという極めて短い応答速
度を示す組成物を得ることができる。これは例えば同じ
く本発明者らの出願に係る特開昭61−43号(特願昭
59−119590号)K記載されている化合物 の自発分極値が単独では89 nC/CIIと比較的大
きいにもかかわらず非カイラルスメクチックC相を呈す
る液晶組成物に30重量幅添加した組成物ではその応答
速度が2 m5ecでしかない事実を考えると本発明の
化合物の特性が極めて優れたものであることがわかる。
更に本発明の化合物のあるものは、好適な強誘電性液晶
領域を持ち、組成物の成分として好適な強誘電性液晶領
域を提供することが可能である。また本発明の化合物の
うち強誘電性液晶領域を持たない化合物でも他の非カイ
ラルなスメクチックC相を呈する組成物に添加すること
によシ生ずるカイラルスメクチックC相の上限温度を引
き下げることなく、むしろカイラルスメクチックC相の
高温側に存在する非強誘電性液晶相であるスメクチック
人相を消滅させる効果もあシ極めて有用な化合物である
といえる。
また、本発明の化合物は光学活性炭素原子を有するため
、この化合物をネマチック液晶に添加することによって
捩れた構造を誘起する能力を有する。捩れた構造を有す
るネマチック液晶、すなわちカイラルネマチック液晶は
、TN型表示素子のいわゆるリバース・ドメイン(re
versedomain Lま模様)を生成することが
ないので、本発明の化合物はリバース・ドメイン生成の
防止剤としても使用できる。
また、本発明の化合物を添加したカイラルネマチック液
晶のピッチは、例えば実施例8に於いて示す様にメルク
社製ZLI−1132に本発明の化合物/162を1重
量係添加して測定したとき、30℃に於いて11.7μ
mと短かく、より少量の添加で必要なピッチを得ること
が容易になシ、カイラルネマチック液晶組成物のピッチ
調節剤として非常に有用であるといえる。
さらに、その温度特性は非常に良く、式で示される温度
特性δpは0.123と非常に小さい(t、=20℃、
t、=70℃に於いて)。これは例えば現在よく知られ
ているカイラルネマチック液晶組成物のピッチ調節剤(
S) −4−(2’−メチルブチル> −47−シアノ
ビフエニルのδpが同条件下0.584であることを考
えると驚くべき特性であるといえる。これら本発明の化
合物のすると考えられ、その5の位置に置換基とじて導
入される光学活性基としては次の様な基をあげることが
できる。
光学活性アルキル基、光学活性アルキルオキシ基、光学
活性アルカノイルオキシ基、光学活性アルキルオキシカ
ルボニルオキシ基、光学活性ハロゲン置換アルキル基、
光学活性ハロゲン置換アルキルオキシ基、光学活性ハロ
ゲン置換アルカノイルオキシ基、光学活性ハロゲン置換
アルキルオキシカルボニルオキシ基、光学活性シアン置
換アルキル基、光学活性シアノ置換アルキルオキシ基、
光学活性°シアノ置換アルカノイルオキシ基、光学活性
シアノ置換アルキルオキシカルボニルオキシ基、光学活
性アルキルオキシアルキル基、光学活性アルカノイルオ
キシアルキル基、光学活性アルキルオキシアルキル基、
光学活性アルカノイルオキシアルキルオキシ基、光学活
性アルキルオキシアルカッイルオキシ基、光学活性ハロ
ゲン置換アルキルオキシアルキル基、光学活性シアン置
換アルキルオキシアルキル基、光学活性ハロゲン置換ア
ルカノイルオキシアルキル基、光学活性シアン置換アル
カノイルオキシアルキル基、光学活性ハロゲン置換アル
キルオキシアルキルオキシ基、光学活性シアン置換アル
キルオキシアルキルオキシ基、光学活性ハロゲン置換ア
ルカノイルオキシアルキルオキシ基、光学活性シアノ置
換アルカノイルオキシアルキルオキシ基、光学活性ハロ
ゲン置換アルキルオキシアルカッイルオキシ基、光学活
性シアノ置換アルキルオキシアルカッイルオキシ基、光
学活性アルキルオキシカルボニル基、光学活性ハロゲン
置換アルキルオキシカルボニル基、光学活性シアノ置換
アルキルオキシカルボニル基、光学活性アルキルオキシ
アルキルオキシカルボニル基、光学活性ハロゲン置換ア
ルキルオキシアルキルオキシカルボニル基、光学活性シ
アノ置換アルキルオキシアルキルオキシカルボニル基。
前述の様に、本発明の化合物の優れた特性がその中心骨
格に帰因していることを考えると、上述の様な光学活性
基を導入した化合物はいずれも実施例中でも述べた通シ
、同様な優れた特性を有することは容易に理解できる。
ここで、本願発明の化合物と先願である特開昭61−4
4845号に記載された化合物との関連についてふれて
おく。上記先願には一般式(りとして天文学的な数の化
合物を含む一般式が示されており、形式的には本発明の
化合物も、その一般式に入ることになるかも知れないが
、上記公報には本願発明の化合物と同じ化合物は具体的
には勿論、(I)式を展開した一般式としても全く示さ
れていない。また同先願の化合物の目的とする効果はネ
マチック液晶に添加してコレステリック相を誘起し、そ
のピッチの温度特性を改良することにあシ、本願発明の
目的とする強窮電性液晶とは全く関係がない。従って上
記先願には本発明の化合物は開示されていないと云える
〔化合物の製法〕
本発明の(1)式の化合物は以下の経路によシ製造でき
る。
a)(1)式のR“が光学活性アルキル基、光学活性ハ
ロゲン置換アルキル基又は光学活性シアノ置換アルキル
基の場合。
H H CA? (■)a (但し、上式に於いてRは上記光学活性基を示す)即ち
、化合物(1)に化合物(2)を作用させ化合物(3)
としたのち、オキシ塩化物の如きクロル化剤を作用し化
合物(4)としたのち触媒下で還元し目的の(1)a式
の化合物を得ることができる。
上記の方法で製造できる(1) a式の化合物の代表的
なものを示す。
(Sl −5−(4’−メチルヘキシル)−2−(4’
−オクチル−4″−ビフェニリル)ピリミジン、(ト)
−5−(5’−メチルヘプチル)−2−(4’−ペンチ
ル−4″−ビフェニリル)ピリミジン、(S) −5−
(8’−メチルデシル) −2−(4’−ノニル−4″
−ビフェニリル)ピリミジン、(8)−5−(6’−メ
チルオクチル)−2−(4’−オクチルオキシ−4“−
ビフェニリル)ピリミジン、 (S) −5−(7’−メチルノニル) −2−(4’
−ウンデシルオキシ−4“−ビフェニリル)ピリミジン
、 (S) −5−(2’−メチルブチル) −2−(4’
−ペンチル−4“−ビフェニリル)ピリミジン(化合物
置33) (S) −5−(4’−メチルヘキシル)−2−(4’
−ペンチル−4“−ビフェニリル)ピリミジン(化合物
置34)。
b’)  (1)式のRが光学活性アルキルオキシ基、
光学活性ハロゲン置換アルキルオキシ基又は光学活性シ
アノ置換アルキルオキシ基の場合。
(1)b (但し、上式に於いてRは光学活性アルキル基、光学活
性ハロゲン置換アルキル基又は光学活性シアノ置換アル
キル基を示す) 即ち、化合物(5)に塩基性条件下、アルキルブロマイ
ドの如きアルキルハライド及びアルキルトシレート等を
作用し、ナルキル基を導入して(Ilb式の化合物を得
ることができる。
上記の方法で製造できる(1)b式の化合物の代表的な
ものを示す。
(S) −5−(4’−メチルへキシルオキシ)−2−
(4′−プロピル−4“−ビフェニリル)ピリミジン(
化合物/1616)、 (S) −5−(5’−メチルへブチルオキシ)−2−
(4′−プロピル−ビフェニリル)ピリミジン(化合物
/1617)、 (S) −5−(6’−メチルオクチルオキシ)−2−
(4′−プロピル−4“−ビフェニリル)ピリミジン(
化合物層18)、 (S) −5−(8’−メチルデシルオキシ)−2−(
4’−プロピル−4“−ビフェニリル)ピリミジン(化
合物419)、 (S) −5−(1’−メチルへブチルオキシ)−2−
(4′−プロピル−4“−ビフェニリル)ピリミジン(
化合物層20)、 (2)−5−(9’−メチルウンデシルオキ゛シ)−2
−(4′−ペンチル−4“−ビフェニリル)ピリミジン
、 (S) −5−(8’−メチルデシルオキシ)−2−(
4’−ノニル−4“−ビフェニリル)ピリミジン、(S
) −5−(6’−メチルオクチルオキシ)−2−(4
’−オクチル−4“−ビフェニリル)ピリミジン、(S
) −2−(4’−へキシルオキシ−4″−ビフェニリ
ル) −5−(6’−メチルオクチルオキシ)ピリミジ
ン(化合物層23)、 (S) −2−(4’−へキシルオキシ−4“−ビフェ
ニリル) −5−(8’−メチルデシルオキシ)ピリミ
ジン(化合物424)、 (8)−5−(7’−メチルノニルオキシ)−2−(4
’−オクチルオキシ−4′−ビフェニリル)ピリミジン
、 (S) −5−(5’−メチルへブチルオキシ)−2−
(4′−ウンデシルオキシ−4′−ビフェニリル)ピリ
ミジン、 (S) −2−(4’−へキシル−4“−ビフェニリル
)−5−(6’−メチルオクチルオキシ)ピリミジン(
化合物層21)、 (S) −5−(1’−メチルへブチルオキシ)−2−
(4′−へキシル−4“−ビフェニリル)ピリミジン(
化合物422 )、 (S) −5−(1’−エチルオキシカルボニルエチル
オキシ) −2−(4’−へブチル−4〃−ビフェニリ
ル)ピリミジン。
C)(11式のRが光学活性アルカノイルオキシ基、光
学活性ハロゲン置換アルカノイルオキシ基又は光学活性
シアノ置換アルカノイルオキシ基の場合。
蒼2 (但し、上式に於いてRは光学活性アルキル基、光学活
性ハロゲン置換又はアルキル基、光学活性シアノ置換ア
ルキル基を示す) 即ち、化合物(5)にアルカン酸あるいはアルカン酸ク
ロライドの如きアルカン酸ハライドを作用させ目的の(
Inc式の化合物を得ることができる。
上記の方法で製造できる(1)c式の化合物の代表的な
ものを示す。
(S) −5−(6’−メチルオクタノイルオキシ)−
2−(4’−プロビル−4“−ビフェニリル)ピリミジ
ン(化合物425)、 (S) −5−(8’−メチルデカノイルオキシ)−2
−(4′−ノニル−4″−ビフェニリル)ピリミジン、 (8)−5−(6’−メチルオクタノイルオキシ)−2
−(4’−オクチル−4“−ビフェニリル)ピリ  ミ
  ジ ン 、 (S) −2−(4’−へキシルオキシ−4“−ビフェ
ニリル) −5−(4’−メチルヘキサノイルオキシ)
ピリミジン(化合物A30)、 (S) −2−(4’−へキシル−4“−ビフェニリル
)−5−(6’−メチルオクタノイルオキシ)ピリミジ
ン(化合物A27)、 (28,3S) −5−(2’−クロロ−37−メチル
ペンタノイルオキシ) −2−(4’−プロピル−4″
−ビフェニリル)ピリミジン、 (2S、 3S)−5−(2’−クロロ−3′−メチル
ペンタノイルオキシ) −2−(4’−へブチル−47
−ビフェニリル)ピリミジン、 (2S、 3S)−5−(2’−クロロ−37−メチル
ペンタノイルオキシ) −2−(4’−オクチル−47
−ビフェニリル)ピリミジン、 (2S、 3S)−5−(2’−クロロ−37−メチル
ペンタノイルオキシ) −2−(4’−へキシル−4″
−ビフェニリル)ピリミジン、 (S) −2−(4’−へキシルオキシ−4“−ビフェ
ニリル) −5−(6’−メチルオクタノイルオキシ)
ピリミジン(化合物置31)。
d)  Rが光学活性アルキルオキシカルボニルオキシ
基、光学活性ハロゲン置換アルキルオキシカルボニルオ
キシ基又は光学活性シアノ置換アルキルオキシカルボニ
ルオキシ基の場合。
(但し、上式に於いてRは光学活性アルキル基、光学活
性ハロゲン置換アルキル基又は光学活性シアン置換アル
キル基を示す) 即ち、化合物(5)にクロルギ酸アルキルを作用させ(
りd式の化合物を得ることができる。
上記の方法で製造できる(Ijd式の化合物の代表的な
ものを示す。
(S) −5−(4’−メチルへキシルオキシカルボニ
ルオキシ) −2−(4’−オクチル−4“−ビフェニ
リル)ピリミジン、 (S) −5−(8’−メチルデシルオキシカルボニル
オキシ) −2−(4’−オクチルオキシ−4“−ビフ
ェニリル)ピリミジン、 (S) −5−(1’−メチルへブチルオキシカルボニ
ルオキシ) −2−(4’−ノニル−4“−ビフェニリ
ル)ピリミジン、 is) −5−(2’−メチルブチルオキシカルボニル
オキシ) −2−(4’−ウンデシルオキシ−4“−ビ
フェニリル)ピリミジン。
e)  (1)式のRが光学活性アルキルオキシアルキ
ル基、光学活性ハロゲン置換アルキルオキシアルキル基
又は光学活性シアノ置換アルキルオキシアルキル基の場
合。
A−0−R”−MgI (■)e (但し、上式に於いてR3はアルキル基、ハロゲン置換
アルキル基、シアン置換アルキル基を、R2は2価の炭
化水素基、2価のハロゲン置換炭化水素基又は2価のシ
アノ置換炭化水素基を示し、Aはベンジル基、テトラヒ
ドロピラニル基等の保護基を示すが、R”、]R”の少
くとも一方は不斉炭素原子を有する) 即ち、化合物(6)に(1Gのグリニヤール試薬を作用
させ化合物(力としたのち還元して化合物(8)とする
。それを脱保護基を行ない、化合物(9)としたのち、
アルキルブロマイドの如きアルキルハライド又はアルキ
ルトシレート等を作用させ目的の(1)e式の化合物を
得ることができる。
上記の方法で製造できる(りe式の化合物の代表的なも
のを示す。
(2)−5−(2’−(8“−メチルデシルオキシ)エ
チル) −2−(4’−メニルー4“−ビフェニリル)
ピリミジン、 (81−5−(2’ −((S) −6“−メチルオク
チルオキシ)プロピル) −2−(4’−オクチル−4
“−ビフェニリル)ピリミジン、 Ql)−5−C3’−((S)−7“−メチルノニルオ
キシ)ブチル) −2−(4’−ペンチルオキシ−4“
−ビフェニリル)ピリミジン、 (S) −5−C4’ −((S) −4“−へキシル
オキシ)ペンチル) −2−(4’−ペンチルオキシ−
4“−ビフエニリル)ピリミジン。
f)  (1)式のRが光学活性アルカノイルオキシア
ルキル基、光学活性ハロゲン置換アルカノイルオキシア
ルキル基又は光学活性シアノ置換アルカノイルオキシア
ルキル基の場合。
(I)f (但し、上式に於いてRaはアルキル基、ハロゲン置換
アルキル基、R′は2価の炭化水素基、2価のハロゲン
置換炭化水素基又は2価のシアノ置換炭化水素基を示す
が、R2,R3の少なくとも一方は不斉炭素原子を有す
る) 即ち、製法(f)に於ける化合物(9)にアルカン酸あ
るいはアルカン酸クロライドの如きアルカン酸ハライド
を作用させ目的の(I)f式の化合物を得ることができ
る。
上記の方法で製造される(1) f式の化合物の代表的
なものを示す。
(S) −5−C2’ −(4“−メチルヘキサノイル
オキシ)エチル) −2−(4’−プロピル−47−ビ
フェニリル)ピリミジン、 (S) −5−(2’ −(6“−メチルオクタノイル
オキシ)ブチル) −2−(4’−オクチル−4“−ビ
フェニリル)ピリミジン、 (S) −5−(2’ −(8“−デカノイルオキシ)
ペンチル) −2−(4’−プロピルオキシ−4“−ビ
フェニリル)ピリミジン、 (S) −5−(2’ −(7“−ノナノイルオキシ)
プロピル) −2−(4’−≧メチルオキシー4〃−ビ
フェニリル)ピリミジン。
g)  (1)式のRが光学活性アルキルオキシアルキ
ルオキシ基、光学活性ハロゲン置換アルキルオキシアル
キルオキシ基又は光学活性シアン置換アルキルオキシア
ルキルオキシ基の場合。
(1)g (但し、上式に於いてR3はアルキル基、ハロゲン置換
アルキル基、R1は2価の炭化水素基、2価のハロゲン
置換炭化水素基又は2価のシアン置換炭化水素基を示し
、Aはベンジル基、テトラヒドロピラニル基等の保護基
を示すが、R2゜Rsの少なくとも一方は不斉炭素原子
を有する)即ち、化合物(5)に化合物αυを作用し化
合物a′2としたのち脱保護基を行ない化合物031と
し、ここへアルキルブロマイドの如きアルキルハライド
及びアルキルトシレート等を作用させ目的の(1)g式
の化合物を得ることができる。
上記の方法で製造される(rig式の化合物の代表的な
ものを示す。
(S) −5−(2’−エチルオキシプロピルオキシ)
−2−(4’−プロピル−4“−ビフェニリル)ピリミ
ジン、 fs) −5−(2’−ブチルオキシプロピルオキシ)
−2−(4’−ブチル−4″−ビフェニリル)ピリ  
ミ  ジ ン 、 (S)−5−(2’−ヘンチルオキシプロピルオキシ)
−2−(4’−ウンデシル−4“−ビフェニリル)ピリ
ミジン、 fs) −5−(2’−へキシルオキシプロピルオキシ
)−2−(4’−オクチルオキシ−4〃−ビフェニリル
)ピリミジン、 (S) −5−(2’−へキシルオキシプロピルオキシ
)−2−(4’−ノニルオキシ−4”−ビフェニリル)
ピリミジン。
h)  (1)式のRが光学活性アルカノイルオキシア
ルキルオキシ基、光学活性ハロゲン置換アルカノイルオ
キシアルキルオキシ基又は光学活性シアノ置換アルカノ
イルオキシアルキルオキシ基の場合。
(1)h (但し、上式に於いてR8はアルキル基、ハロゲン置換
アルキル基を、R2は2価の炭化水素基、2価のハロゲ
ン置換炭化水素基又は2価のシアノ置換炭化水素基を示
すが、R1、Raの少なくとも一方は不斉炭素原子を有
する) 即ち、化合物α3)Kアルカン酸あるいはアルカン酸ク
ロライドの如きアルカン酸ハライドを作用させ目的の(
1)h式の化合物を得ることができる。
上記の方法で製造される(1)h式の化合物の代表的な
ものを示す。
(S) −5−(2’−ペンタノイルオキシプロピルオ
キシ) −2−(4’−プロピル−4“−ビフェニリル
)ピリミジン(化合物41)、 (S) −5−(2’−へブタノイルオキシプロピルオ
キシ) −2−(4’−プロピル−4“−ビフェニリル
)ピリミジン(化合物層3)、 (S) −2−(4’−プロピル−4“−ビフェニリル
)−5−(2’−ウンデカノイルオキシプロピルオキシ
)ピリミジン(化合物/164)、(S) −5−(2
’ −((S) −4“−メチルヘキサノイルオキシ)
プロピルオキシ) −2−(4’−プロピル−4“−ビ
フェニリル)ピリミジン(化合物層5)、 (S)−5−(2’−((S)−,6“−メチルオクタ
ノイルオキシ)プロピルオキシ) −2−(4’−プロ
ピル−4“−ビフェニリル)ピリミジン(化合物/16
6)、 (S) −5−(2’ −((S)−τ′−ブチルオキ
シプロパノイルオキシ)プロピルオキシ)−2−(4’
−プロピル−4“−ビフェニリル)ピリミジン(化合物
層8)、 (Sl−s −(2’ −((S) −z″−へキシル
オキシプロパノイルオキシ)プロピルオキシ)−2−(
4’−プロピル−4“−ビフェニリル)ピリミジン(化
合物層9)、 (S) −5−C2’ −((S) −2”−オクチル
オキシプロパノイルオキシ)ピロピルオキシ)−2−(
4’−ペンチル−4“−ビフェニリル)ピリミジン、(
S) −5−(2’ −((S)−τ′−ブチルオキシ
プロパノイルオキシ)プロピルオキシ)−2−(4’−
へキシル−4“−ビフェニリル)ピリミジン(化合物A
11)、 (S) −5−(2’−デカノイルオキシプロピルオキ
シ) −2−(4’−へブチル−4“−ビフェニリル)
ピリミジン、 (■−5−(2’−ブタノイルオキシプロピルオキシ)
 −2= (4’−オクチル−4“−ビフェニリル)ピ
リミジン、 (S) −5−(2’ −((Sl −7“−メチルノ
ナノイルオキシ)プロピルオキシ)−2−(4’−/ニ
ルー4“−ビフェニリル)ピリミジン、 (5)−5−(2’−ヘキサノイルオキシプロピルオキ
シ) −2−(4’−ウンデシル−4“−ビフェニリル
)ピリミジン、 (Sl −5−(2’ −((S)−τ′−ブチルオキ
シプロパノイルオキシ)プロピルオキシ)−2−(4’
−ウンデシル−4”−ビフェニリル)ピリミジン、 (S) −4−(2’ −((S) −2“−へキシル
オキシプロパノイルオキシ)プロピルオキシ)−2−(
4’−ブチルオキシ−4“−ビフェニリル)ピリミジン
、 (2)−5−(2’−ペンタノイルオキシプロピルオキ
シ) −2−(4’−ペンチルオキシ−4〃−ビフェニ
リル)ピリミジン、 (S) −5−(2’−ヘキサノイルオキシプ口ピルオ
キシ) −2−(4’−へキシルオキシ−4“−ビフェ
ニリル)ピリミジン(化合物/1614)、(Sl −
5−(2’ −((Sl −2″−へキシルオキシプロ
パノイルオキシ)プロピルオキシ)−2−(4’−へキ
シルオキシ−4“−ビフェニリル)ピリミジン(化合物
A15)、 (2)−5−C2’−((S)−2“−ブチルオキシプ
ロパノイルオキシ)プロピルオキシ)−2−(4’−へ
ブチルオキシ−4“−ビフェニリル)ピリミジン、 (S) −5−(2’−ブタノイルオキシプロピルオキ
シ) −2−(4’−オクチルオキシ−4“−ビフェニ
リル)ピリミジン、 (S) −5−(2’ −((S) −2“−へキシル
オキシプロパノイルオキシ)プロピルオキシ)−2−(
4’−ノニルオキシ−4“−ビフェニリル)ピリミジン
、 (S) −5−(2’−ヘキサノイルオキシプロピルオ
キシ) −2−(4’−ウンデシルオキシ)ピリミジン
、 (n)−s −(2’−((S)−2″−へブチルオキ
シプロパノイルオキシ)プロピルオキシ:]−2−(4
’−ウンデシルオキシ−47−ビフェニリル)ビリ  
ミ  ジ ン 、 (Sl−5−(2’−オクタノイルオキシプロピルオキ
シ) −2−(4’−ウンデシルオキシ−47−ビフェ
ニリル)ピリミジン、 (81−5−(2’ −(4“−メチルペンタノイルオ
キシ)フロビルオキシ) −2−(4’−プロピル−4
″−ビフェニリル)ピリミジン(化合物層7)、 (S) −2−(4’−ペンチル−4“−ビフェニリル
)−5−(2’−ノナノイルオキシプロピルオキシ)ピ
リミジン、 (Sl −2−(4’−ドデシル−47−ビフェニリル
)−5−(2’−オクタノイルオキシプロピルオキシ)
ピリミジン、 (S) −2−(4’−ブチルオキシ−4″−ビフェニ
リル)−5−(2’−((S)−2“−へキシルオキシ
プロパノイルオキシ)プロピルオキシ〕ピリミジン、(
Sl −5−(2’−ヘキサノイルオキシプロピルオキ
シ> + 2− (4/−プロピル−4″−ビフェニリ
ル)ピリミジン(化合物/%2)、 (S) −2−(、4’−へキシル−47−ビフェニリ
ル)−5−(2′−ペンタノイルオキシプロピルオキシ
)ピリミジン(化合物/%10)、is) −2−(4
’−へキシル−47−ビフェニリル)−5−(2’ −
((S)−τ′−ペンチルオキシプロパノイルオキシ)
プロピルオキシ〕ピリミジン(化合物412)、 (S) −2−(4’−へキシル−4″−ビフェニリル
)+ 5− (2’ −((S) −2“−へキシルオ
キシプロパノイルオキシ)プロピルオキシ〕ピリミジン
(化合物413)。
i)  (1)式のR”が光学活性アルキルオキシアル
カッイルオキシ基、光学活性/Aロゲン置置換アルキキ
ルオキシアルカッイルオキシ基は光学活性シアノ置換ア
ルキルオキシアルカッイルオキシ基の場合。
(但し、上式に於いてR3はアルキル基、ハロゲン置換
アルキル基、R2は2価の炭化水素基、2価のハロゲン
置換炭化水素基又は2価のシアン置換炭化水素基を示す
が、R2,R”の少なくとも一方は不斉炭素原子を有す
る) 即ち、化合物(5)に化合物α4)を作用させ目的の(
1)i式の化合物を得ることができる。
上記の方法によシ得られる(1) i式の化合物の代表
的なものを示す。
(S) −5−(2’−へキシルオキシプロパノイルオ
キシ) −2−(4’−プロピル−4“−ビフェニリル
)ピリミジン(化合物!26)、 (資)−5−(2’−ブチルオキシプロパノイルオキシ
) −2−(4’−へキシル−4“−ビフエニリル)ピ
リミジン、 (S) −5−(2’−ブチルオキシプロパノイルオキ
シ) −2−(4’−へブチル−4”−ビフェニリル)
ピリミジン、 (R)−2−(4’−へブチル−4“−ビフェニリル)
−5−(2’−ペンチルオキシプロパノイルオキシ)ピ
リミジン、 (S) −5−(2’−へキシルオキシプロパノイルオ
キシ) −2−(4’−へブチル−4“−ビフェニリル
)ピリミジン、 0υ−5−(2’−ブチルオキシプロパノイルオキシ)
 −2−(4’−オクチル−4“−ビフェニリル)ピリ
ミジン、 (S) −2−(4’−オクチル−4“−ビフェニリル
)−5−(2’−ヘンチルオキシプロパノイルオキシ)
ピリミジン、 (5)−5−(2’−へキシルオキシプロパノイルオキ
シ) −2−(4’−オクチル−4“−ビフェニリル)
ピリミジン、 (S) −2−(4’−へキシルオキシ−4“−ビフェ
ニリル) −5−(2’−ペンチルオキシプロパノイル
オキシ)ピリミジン(化合物432)、(2)−5−(
2’−ヘキシルオキシプロパノイルオキシ) −2−(
4’−オクチルオキシ−4″−ビフェニリル)ピリミジ
ン、 (S) −5−(2’−ブチルオキシプロパノイルオキ
シ) −2−(4’−へキシル−4“−ビフェニリル)
ピリミジン(化合物層28)、 (S) −2−(4’−へキシル−4“−ビフェニリル
)−5−(2−ペンチルオキシプロパノイルオキシ)ピ
リミジン(化合物A29)。
D  (1)式のRが光学活性アルキルオキシカルボニ
ル基、光学活性ハロゲン置換アルキルオキシカルボニル
基又は光学活性シアノ置換アルキルオキシカルボニル基
の場合。
(1)j (但し、上式に於いてRは光学活性アルキル基又は光学
活性ハロゲン置換アルキル基を示す)即ち、化合物0り
を加水分解し化合物aeとした後化合物面を作用しく1
)j式の化合物を得ることができる。 、 上記の方法で製造できる(1)j式の化合物の代表的な
ものを示す。
(11) −5−(4’−メチルへキシルオキシカルボ
ニル) −2−(4’−エチル−4″−ビフェニリル)
ピリミジン、 CI(l −5−(5’−メチルへブチルオキシカルボ
ニル) −2−(4’−プロピル−4”−ビフェニリル
)ピリミジン、 (S) −5−(6’−メチルオクチルオキシカルボニ
ル) −2−(4’−ペンチル−4“−ビフェニリル)
ピリミジン、 (S) −5−(1’−メチルオクチルオキシカルボニ
ル) −2−(4’−オクチルオキシ−4“−ビフェニ
リル)ピリミジン。
k)  (I)式のRが光学活性アルキルオキシアルキ
ルオキシカルボニル基、光学活性ハロゲン置換アルキル
オキシアルキルオキシカルボニル基又は光学活性シアノ
置換アルキルオキシアルキルオキシカルボニル基の場合
HOR” OR”悄 化合物(旧 −一一一一一一一 (■)k (但し、上式に於いてR3はアルキル基、ハロゲン置換
アルキル基を、Wは2価の炭化水素基、2価のハロゲン
置換炭化水素基又は2価のシアノ置換炭化水素基を示す
が、It” 、 R3の少なくとも一方は不斉炭素原子
を有する) 即ち、化合物(10に化合物αυを作用し目的の(In
k式の化合物を得ることができる。
上記の方法で製造できる(1)k式の化合物の代表的な
ものを示す。− @−5−(2’−ブチルオキシプロピルオキシカルボニ
ル) −2−(4’−へキシル−4“−ビフェニリル)
ピリミジン、 (至)−5−(2’−ペンチルオキシプロピルオキシカ
ルボニル) −2−(4’−へキシル−4”−ビフェニ
リル)ピリミジン、 (S) −5−(2’ −((S) −6“−メチルオ
クチルオキシ)プロピルオキシカルボニル) −(4’
−オクチル−4“−ビフェニリル)ピリミジン、(S)
 −5−(2’ −((S) −6“−メチルオクチル
オキシ)プロピルオキシカルボニル) −(4’−ノニ
ル−4“−ビフェニリル)ピリミジン。
〔実施例〕
以下、実施例によυ本発明の光学活性化合物につき更に
詳細に説明する。
実施例1 ((Sl −5−(2’−ペンタノイルオキシプロピル
オキシ) −2−(4’−プロピル−4“−ビフェニリ
ル)ピリミジン((■)式に於いてR1=−C8H,、
の製造〕 60%水素化ナトリウム31#(0,62モル)、5−
ヒドロキシ−2−(4’−プロピル−4“−ビフェニリ
ル)ピリミジン150 !!(0,52モル)、テトラ
ヒドロフラン(以下THFと略称する)1200m/の
混合物に、特願昭61−133269号の明細書の実施
例1に記載の方法と同様にして製造した(S) −2−
テトラヒドロピラニルオキシ−1−(p−トルエンスル
ホニルオキシ)−フロパン192 I!(0,62モル
)のTHF2000ゴ溶液を加え、60℃で4時間撹拌
した。室温まで放冷後、トルエンを加え有機層をアルカ
リ洗浄し、水洗ののち濃縮した。このものをエタノール
200011Ltに溶解し、6N−塩酸40dを加え6
0℃で1時間撹拌したのち室温まで放冷し析出した結晶
を集め酢酸エチル100 Qdから再結晶を行ない12
2.!9の(S) −5−(2’−ヒドロキシプロピル
オキシ) −2−(4’−プロピル−4“−ビフェニリ
ル)ピリミジンを得た。このものは液晶であシ、その相
転移点は、c−ch点161.0℃、Ch−I点208
.1℃であった。
(S) −5−(2’−ヒドロキシプロピルオキシ)−
2−(4’−プロピル−4″−ビフェニリル)ピリミジ
ンIO#(0,029モル)、n−ペンタン酸4.4#
(0,044モル)、ジシクロへキシルカルボジイミド
(以下DCCと略称する)24g(0,12モル)、ジ
メチルアミノピリジン(以下DMAPと略称する)3.
9.!i+をジクロロメタン150−に溶解し室温で2
時間撹拌した。析出した結晶を炉別し、ヂ液をアルカリ
洗浄、更に水洗し濃縮し、残査を200−のエタノール
から2回再結晶することによfi 9.8 Fの(S)
 −5−(2′−ペンタノイルオキシプロピルオキシ)
−2−(4’−7”ロピル−4“−ビフェニリル)ピリ
ミジンを得た。
このものは液晶であシその相転移点は第1表にも示しで
あるが、次の通シであった。
Ch 実施例2 ((S)−5−(6’−メチルオクチルオキシ)、−2
−(4’−プロビル−4“−ビフェニリル)ピリミジン
((1)式にの(化合物腐18))の製造〕 5−ヒドロキシ−2−(4’−プロピル−4“−ビフェ
ニリル)ピリミジン109 (0,034モル)をエタ
ノールlQQmA’に溶解したのち水酸化カリウム2.
1g(0,037モル)を加え還流した。ここに、(S
) −6−メチルオクチルブロマイド7.7.9(0,
037モル)約15分で滴下し更に5時間還流した。エ
タノール80−を留去したのち、残査をトルエン100
ゴに溶解し分液ロートに移し、2N−水酸化ナトリウム
水溶液で十分洗浄したのち中性になるまで水洗した。有
機層は無水硫酸マグネシウム上で乾燥したのちトルエン
を留去し残査をエタノール200 mlより再結晶して
8.9gの(81−5−(6’−メチルオクチルオキシ
) −2−(4’−プロピル−4“−ビフェニリル)ピ
リミジンを得た。このものは液晶であシ、その相転移点
は第1表にも示しであるが、次の通りであった。
85°Cヶ 139.8°G    167.3℃C−
一→SC−→Ch −I 実施例3 ((S) −5’−(6’−メチルオクタノイルオキシ
)−2−(4’−フロピルー4“−ビフェニリル)ピリ
ミジン((I)式に於いて、R1−−C8H1、の製造
〕 5−ヒドロキシ−2−(4’−プロピル−4“−ビフェ
ニリル)ピリミジン10 、!i+ (0,034モル
)をジクロロメタンlQQm/に溶解しくS) −6−
メチルオクタン酸7.9.9(0,05モル) 、 D
CC20,6、P(0,1モル)、DMAP 3.3 
Nを加え室温に於いて2時間撹拌した。析出した結晶を
戸別した後、F液を6N−H(J洗浄、2N−水酸化ナ
トリウム洗浄したのち、中性になるまで十分洗浄した。
有機層は無水硫酸マグネシウム上で乾燥したのち、ジク
ロロメタンを留去し、残査をエタノール150−よシ再
結晶して、(S) −5−(6’−メチルオクタノイル
オキシ) −2−(4’−プロピル−4“−ビフェニリ
ル)ピリミジン9.9Iを得た。このものは液晶であシ
、その相転移点は第1表にも示しであるが、次の通りで
あった。
X 実施例4 ((S) −5−(2’−メチルブチル)−2−(4’
−ペンチル−4″−ビフェニリル)ピリミジン((1)
の(化合物腐33))の製造〕 エタノールll中にナトリウム57.5.9 (2,5
モル)を加えラトリウムメトキサイドを製造しここへ(
S) −2−メチルブチルブロマイド317g(2,1
モル)マロン酸ジエチル400 g(2,5モル)を加
え5時間還流したのちエタノールを留去し、油状の(S
) −2−メチルブチルマロン酸ジエチルを得た。
エタノール200m1中にナトリウム 2,8g(0,
12モル)を加えナトリウムエトキサイドを製造し、こ
こへ(S) −2−メチルブチルマロン酸ジエチル40
 # (0,12モル)、4−ペンチル−47−ピフエ
ニリルアミジン塩酸塩33.6g(0,11モル)を加
え8時間還流したのち酢酸を加え酢性としたのち析出し
ている結晶を濾過し十分水洗したのち乾燥し、5− (
2’−メチルブチル) −2−(4’−ペンチルー4“
−ビフェニリル)−4,6−シヒドロキシピリミジン2
9.71を得た。
5− (2’−メチルブチル) −2−(4’−ペンチ
ル−47−ビフェニリル)−4,6−ジヒドロキシピリ
ミジン20 F (0,06モル)、N、N−ジエチル
アニリン27.3.9 (0,18モル)ニオキシ塩化
リン94 g(0,06モル)を加え20時間還流した
のちオキシ塩化リンを留去したのち水に投入した。トル
エンを加え分液ロートに移し十分撹拌したのち有機層を
2N水酸化す) IJウムで十分洗浄したのち水洗し、
トルエンを留去し残査をエタノールから再結晶し、5’
−(2’−メチルブチル) −2−(4’−ペンチル−
4“−ビフェニリル)−46−ジクロ口ピリミジン16
、6.9を得た。このものをエタノールに溶解し、パラ
ジウムカーボンの存在下還元を行ない目的物である(S
) −5−(2’−メチルブチル)−2−(4’−ペン
チル−4“−ビフェニリル)ピリミジン12.8Jを得
た。このものは液晶性を示し、その相転移点は第1表に
も示したが、次の通りであった。
実施例5(使用例1) まず下記の組成の液晶化合物を用いた液晶組成物を調製
した。
上記液晶組成物の相転移点は次の通りである。
上記液晶組成物80重i%に本発明の化合物の1つであ
る腐15の化合物を20重量%添加してカイラルスメク
チック液晶組成物を調製した。
その相転移点は次の通りであった。
66.1℃   90.1°C C−−→SC−一→ch−一→I また、この液晶組成物の自発分極の大きさ及びチルト角
は25℃に於いて夫々40.8 nC/(4゜25.4
°である。
この液晶組成物を配尚処理剤として、PVA(ポリビニ
ルアルコール)を塗布し表面をラビングして平行配向処
理を施した透明電極を備えたセル厚2μ専のセルに注入
し、この液晶素子を互いに直交する偏光子と検光子との
間に設置し、1d圧を8V印加したところ透加光強度の
変化が確認された。
この時の透加光強度の変化から応答時間を求めると次の
通りであった。
以上のように本発明の化合物は極めて有用な強誘′屯性
液晶材料であることが判る。
実施例6(使用例2) まず下記の組成の液晶化合物を用いた液晶組成物を調製
した。
上記組成物の相転移点は次の通りである。
上記組成物80重量%に本発明の化合物の1つである化
合物を20重量%添加してカイラルスメクチック液晶組
成物を調製した。このものの相転移点は次の通シであっ
た。
オた、この組成物の自発分極の大きさ及びチルト角は2
5℃に於いて20.1 nC/i 、 26.5゜であ
る。この組成物を配向処理剤として、PVA(ポリビニ
ルアルコール)を塗布し表面をラビングして平行配向処
理を施した透明電極を備えたセル厚2μmのセルに注入
し、この液晶素子を互いに直交する偏光子と検光子との
間に設置し、電圧を8v印加したところ透加光強度の変
化が確認された。この時の透加光強度の変化から応答時
間を求めると次の通シであった。
以上のように本発明の化合物は極めて有用な強誘電性液
晶材料であることが判る。
実施例7(使用例3) からなるネマチック液晶組成物を電極間隔10μmのセ
ルに注入してTN型表示セルとし、これを偏光顕微鏡下
で観察したところ、リバース・ツイストドメインが生じ
ているのが観察された。なお使用したセルには配向処理
剤としてポリビニルアルコールを塗布しその表面をラビ
ングして平行配向処理を施した。
この上記のネマチック液晶組成物に本発明の腐18の化
合物を0.1重量係添加し、同様なTN型セルにて観察
したところ、リバース・ツイストドメインは解消され、
均一なネマチック相が観察された。
実施例8(使用例4) ネマチック液晶組成物(市販のメルク社製ZLI  1
132を使用した)に本発明の/162の化合物を1重
量係添加し、カイラルネマチック液晶組成物を調製した
。このカイラルネマチック液晶組成物を電極間隔10μ
mのセルに注入しこれを偏光顕微鏡下で観察したところ
、らせんピッチが次の通りに観察された。
以上の様にピッチの温度依存性はきわめて平坦であり、
本発明の化合物が優れたカイラルネマチック液晶組成物
のピッチ調節剤であることが判明した。
以上

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…………( I ) (但し、上式に於いてR^1は炭素数1〜20のアルキ
    ル基又はアルキルオキシ基を示し、R^*は光学活性基
    を示す) で表わされる光学活性化合物。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…………( I ) (但し、上式に於いてR^1は炭素数1〜20のアルキ
    ル基又はアルキルオキシ基を示し、R^*は光学活性基
    を示す) で表わされる光学活性化合物の1種を少なくとも1成分
    含むことを特徴とするカイラル液晶組成物。
  3. (3)カイラルスメクチツク液晶相を呈する特許請求の
    範囲第2項記載のカイラル液晶組成物。
  4. (4)カイラルネマチツク液晶相を呈する特許請求の範
    囲第2項記載のカイラル液晶組成物。
  5. (5)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼…………( I ) (但し、上式に於いてR^1は炭素数1〜20のアルキ
    ル基又はアルキルオキシ基を示し、R^*は光学活性基
    を示す) で表わされる光学活性化合物の1種を少なくとも1成分
    含むカイラルスメクチツク液晶組成物を使用して構成さ
    れた光スイツチング素子。
JP10397787A 1987-04-27 1987-04-27 ピリミジン骨格を含む光学活性化合物 Expired - Lifetime JPH0813803B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10397787A JPH0813803B2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27 ピリミジン骨格を含む光学活性化合物
EP88303761A EP0289270B1 (en) 1987-04-27 1988-04-26 Optically active 2-biphenylpyrimidine derivatives and liquid crystal compositions containing them
AT88303761T ATE115570T1 (de) 1987-04-27 1988-04-26 Optisch aktive 2-biphenylpyrimidinderivate und diese enthaltende flüssigkristallmischungen.
DE3852422T DE3852422T2 (de) 1987-04-27 1988-04-26 Optisch aktive 2-Biphenylpyrimidinderivate und diese enthaltende Flüssigkristallmischungen.
KR1019880004757A KR900004415B1 (ko) 1987-04-27 1988-04-27 광학적 활성 2-바이페닐피리미딘 유도체 및 그를 함유하는 액정 조성물
US07/600,996 US5059340A (en) 1987-04-27 1990-10-18 Optically active 2-biphenylpyrimidine derivative and liquid crystal compositions containing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10397787A JPH0813803B2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27 ピリミジン骨格を含む光学活性化合物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63267763A true JPS63267763A (ja) 1988-11-04
JPH0813803B2 JPH0813803B2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=14368383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10397787A Expired - Lifetime JPH0813803B2 (ja) 1987-04-27 1987-04-27 ピリミジン骨格を含む光学活性化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0813803B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01139689A (ja) * 1987-11-26 1989-06-01 Chisso Corp 強誘電性液晶組成物
JPH02145683A (ja) * 1988-11-28 1990-06-05 Chisso Corp 強誘電性液晶組成物とその液晶表示素子
US5021190A (en) * 1988-01-05 1991-06-04 Chisso Corporation Ferroelectric liquid crystal composition
US5188761A (en) * 1989-04-07 1993-02-23 Chisso Corporation Ferroelectric liquid crystal composition and light switching element comprising the same
US5190691A (en) * 1988-04-06 1993-03-02 Chisso Corporation Ferroelectric liquid crystal composition

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01139689A (ja) * 1987-11-26 1989-06-01 Chisso Corp 強誘電性液晶組成物
US5021190A (en) * 1988-01-05 1991-06-04 Chisso Corporation Ferroelectric liquid crystal composition
US5190691A (en) * 1988-04-06 1993-03-02 Chisso Corporation Ferroelectric liquid crystal composition
JPH02145683A (ja) * 1988-11-28 1990-06-05 Chisso Corp 強誘電性液晶組成物とその液晶表示素子
US5188761A (en) * 1989-04-07 1993-02-23 Chisso Corporation Ferroelectric liquid crystal composition and light switching element comprising the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0813803B2 (ja) 1996-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62255446A (ja) 3−置換ビフエニル化合物
JPH02501386A (ja) 対掌性アリールオキシプロピオン酸エステルおよび液晶相においてドーパントとしてのそれの用途
JP2787572B2 (ja) Sc−またはSc−相を示す液晶の5−フエニル−ピリミジン誘導体およびその製造方法
EP0289270B1 (en) Optically active 2-biphenylpyrimidine derivatives and liquid crystal compositions containing them
JPS63267763A (ja) ピリミジン骨格を含む光学活性化合物
JPS63154637A (ja) 新規光学活性液晶性ビフエニル化合物
JPS63201141A (ja) 1,2−プロパンジオ−ル誘導体
JPH01246269A (ja) フルオロアルコキシジフェニルピリミジン、液晶組成物および電気光学素子
JPS63156752A (ja) オメガ置換脂肪酸エステル骨格を有する光学活性化合物
JP2678604B2 (ja) 新規光学活性液晶性化合物及び組成物
JP2633314B2 (ja) アルケニルオキシ安息酸ハロゲノビフェニルエステル
JP2561504B2 (ja) 複数の不斉炭素原子を有する新規光学活性化合物
JP3203783B2 (ja) 光学活性フェニルピリミジン化合物およびこれを含む液晶組成物
JPH01106870A (ja) 2,5−ジフェニルピリミジン誘導体、液晶組成物および電気光学素子
JP3044820B2 (ja) ピリミジン誘導体とそれを含む強誘電性液晶組成物
JPH01290664A (ja) ピリミジン誘導体
JPH01106871A (ja) 光学活性化合物、液晶組成物および電気光学素子
JPH0196153A (ja) 光学活性ペンタンジオール誘導体
JPH01245089A (ja) 液晶材料
JPH04159241A (ja) アセチレン化合物及びこれを含む液晶組成物
JPH0429952A (ja) シクロヘキシルメチルオキシジアリルベンゼン類
JPH0525134A (ja) ピリジン誘導体とそれを含む強誘電性液晶組成物
JPH04159255A (ja) 光学活性化合物及びこれを含む液晶組成物
JPH01211570A (ja) 2,5−置換ピリミジン
JPH10182609A (ja) 5−(2−フルオロアルコキシ)ピリジン誘導体、この誘導体を含有する液晶組成物、およびこの液晶組成物を用いた液晶表示素子

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080214

Year of fee payment: 12