JPS632671A - 電鋳薄刃砥石の製造装置 - Google Patents

電鋳薄刃砥石の製造装置

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JPS632671A
JPS632671A JP14386386A JP14386386A JPS632671A JP S632671 A JPS632671 A JP S632671A JP 14386386 A JP14386386 A JP 14386386A JP 14386386 A JP14386386 A JP 14386386A JP S632671 A JPS632671 A JP S632671A
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Kazuo Toda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、特にシリコンやフェライト等の被削材におけ
る高精度の切断加工や溝入れ加工に用いられる電鋳薄刃
砥石の製造装置に関するものである。
「従来の技術] この種の電鋳薄刃砥石は、NiやCOあるいはそれらの
合金等からなる金属メッキ相内に、ダイヤモンドやCB
N等の超砥粒を分散させることによって形成された、厚
さ数十μm−数百μmの輪環薄板状のものである。
本出願人は、先に、特願昭61−3176号において、
電鋳薄刃砥石製造用の粒子分散金属メッキ装置を出願し
た。第3図は同装置の側断面図、第4図は第3図におけ
るIV−IV線断面図である。
図中符号2はメッキ液1が満たされたメッキ槽であり、
このメッキ槽2内には、少なくともその表面がNi等の
導電性を有する材料で形成された円柱状の柱状体3が、
表面が絶縁された回転軸4によって支えられている。そ
して、この回転軸4は外部に配置された駆動モータ5に
連結されるとともに、電源の陰極に接続されていて、柱
状体3の表面が陰極を構成している。
また、前記柱状体3の両側には、柱状体3よりも大径で
、非導電性材料からなる2枚の円板体6が同軸に取り付
けられており、この2枚の円阪体6間には、円筒状に柱
状体3を包みこむように、カチオン膜等の隔膜7が取り
付けられている。この隔膜7は、超砥粒は通さず、Ni
イオンを透過させるものである。
そしてまた、メッキ槽2内には、前記柱状体3の近傍に
、陽極板9.9が配置されている。
この装置を用いて電鋳薄刃砥石を製造するには、まず、
隔膜7と柱状体3との間に、超砥粒を分散させたメッキ
液を注入し、前記柱状体3を回転しつつ前記陽極板9,
9及び回転軸4に通電し、柱状体3の表面に超砥粒を含
むメッキ層を形成する。
次いで、このメッキ層を柱状体3から剥がし、このメッ
キ層を平面状に広げたうえ、この長方形のメッキ層から
円環状の電鋳薄刃砥石を復数枚打ち抜き成形している。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、前記の製造装置にあっては、柱状体3の
周囲に隔膜7を円筒状に取り付ける作業が煩雑で、手間
がかかり、生産効率が低いといった欠点があった。
また、柱状体3の表面から剥がした長方形のメッキ層か
ら円環状の電鋳薄刃砥石を打ち抜き成形するので、メッ
キ、留のうち無駄になる部分が多く、高価な超砥粒の歩
留まりが悪いうえ、砥石にそりが生じやすいといった欠
点もある。
「発明の目的」 本発明は、隔膜の取り付けが容易で、生産性に優れ、平
面性の良い電鋳薄刃砥石を歩留まり良く製造することの
できる電鋳薄刃砥石の製造装置を提供することを目的と
する。
「問題点を解決するための手段」 本発明の電鋳薄刃砥石の製造装置は、開口部を有する容
器を陽電極を備えたメッキ槽内に配置し、該容器の内部
に陰電極を構成する平面基板を配置し、前記容器の開口
部を超砥粒を通さず金属イオンを透過させる隔膜によっ
て封止するとともに、超砥粒を分散させた電解液を容器
内に封入し、さらに容器内の電解液を撹拌する撹拌機構
を設けたことを特徴とする。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を第1図および第2図を用いて
詳細に説明する。
第1図は一実施例の電鋳薄刃砥石の製造装置の側断面図
、第2図は第1図の■−■線視線面断面図る。
図中符号10は、陽電極板11を備えたメッキ槽であり
、このメッキ槽toの内部には、開口部12aを存する
有底円筒形のケース(容器)12が、開口部12aを陽
電極板11に向け、がっ底部をメッキtl?IOの内壁
面に当接した状態で水平に配置されている。このケース
12の側肩部には、ケース12内部に連通する供給口1
3が形成されている。また、ケース12の底面中央には
、円形の孔14が形成されており、この孔14およびメ
ッキ槽lOの壁面の孔を通して、メッキ槽1oの外部の
図示しない回転装置(撹拌機構)に連結されたシャフト
15が、回転可能かっ摺動可能にケース12内に挿入さ
れている。また、ケース12の上記孔14とシャフト1
5との隙間には、○リング16がはめ込まれており、こ
の隙間が液密に封止されている。
シャフト15の先端部には、ケース12の内部において
、ステンレス製の円盤17(平面基板の一部)が、その
中心を垂直に貫通されて固定されている。この円盤17
の厚さは、2〜1OJIj!以上であることが望ましい
。肉厚がそれより薄いと撓みやすくなり、円盤17表面
の平面性を十分に高めることが困難となる。また、この
円盤17の周縁には、第2図に示すように、多数の電解
液撹拌用の突起17a・・・が放射状に形成されている
上記円盤!7のケース開口部12a側の表面には、円盤
17と同径の円形のステンレス薄板18(平面基板の他
部)が着脱可能に貼り付けられている。この薄板18の
中央には孔が形成されており、この孔をシャフト15の
先端部が貫通し、ここにネジ15aが締め付けられるこ
とにより、薄板18の中央部分が円盤17に密着されて
いる。また、薄板18の周縁部分は、粘着テープ等によ
って円盤17に密着するように貼り付けられている。薄
板18の肉厚は、0.1〜0 、2xxであることが望
ましい。この肉厚がO,lxxよりも薄いと強度が不十
分となり、他方0.2J12より厚いと弾性変形しにく
くなって、円盤I7との密着性が悪くなるうえ、薄板1
8からメッキ層を剥がしにくくなる。
ケース12の開口II(,12a側の端部には、ケース
12の外径と等しい大きさの円形のカチオン膜+9(隔
膜)、およびこのカチオン膜19と同径のゴムリング2
0を、ケース12の端部との間にはさみこんで、蓋21
が着脱可能に螺合されており、上記カチオン膜19によ
ってケース開口部12aが液密に封止されている。この
カチオン膜19の中央には、樹脂によって円形にマスキ
ング22が施されており、このマスキング22の直径は
、製造すべき電鋳薄刃砥石の取付孔の直径上りら若干(
5〜1Oxi程度)小さくされている。なお、カチオン
膜19は、液中のカチオンだけを通過させ、ケース12
内の微細な超砥粒か外へ流れだすのを防ぐものである。
(なお、本実施例では隔膜としてカチオン膜を用いてい
るが、使用する超砥粒の粒径が40μ1以上の場合には
濾布等を使用してらよい。) また、府記121の中央には、円盤17よりもやや直径
が小さく、製造すべきM、鋳薄刃砥石の外径よりら若干
(5〜l Oxx程度)大きい直径の開口部23が形成
されている。
次に、上記の装置の使用方法を説明する。
まず、第1図に示すように、メッキ槽内に、Niイオン
もしくはCOイオン、あるいは両者を含むメッキ液Mを
満たす。−方、微細なダイヤモンドまたはCBN等の超
砥粒を分散させた電解液をケース[2の供給口I3から
注ぎこみ、ケース12内に満たす。
次いで、シャフト15に電源の陰極を接続し、薄板18
を陰極として、陽電極板11との間に通電する。それと
ともに、ンヤフト15を2〜lO回転/win、程度の
速度で回転させ、円盤17の外周縁に形成されている突
起17a・・・によってケース12内の電解液を穏やか
に撹拌し、超砥粒を均一に分散させる。すると、メッキ
1M中のNiイオンは、カチオン膜19を通過してケー
ス12内に侵入し、薄板18にメッキされ、同時に、ケ
ース12内の電解液に分散されている超砥粒もメッキ層
に分散して取り込まれていく。この時、Niイオンは、
カチオン膜19に対し略垂直にカチオン膜19を透過し
てくるので、陽電極板IIから見て蓋2Iの陰になる部
分、およびカチオン膜I9上のマスキング22の陰にな
る部分には、遮蔽効果によりメッキが抑制される。した
がって、メッキ層24の外径(第2図中A参照)はM2
1の開口部I+の直径と略等しくなり、またメッキ層2
4の中心にはマスキング22の直径と略等しい径の円形
の孔(第2図中日参照)が形成される。
そして、メッキ層24が所定肉厚になったら、通電を停
止し、メッキ液Mからケース12を引き上げ、M21を
外し、ネジ15aを取り外して、メッキ層24が形成さ
れた′R板18を円盤17から剥がす。
次いで、この薄板18を弾性変形の範囲内で数回湾曲さ
け、メッキ層24を一部剥離させる。そして、ヘラのよ
うなものを剥離した部分にさし入れ、メッキ層24を薄
板18からすくい上げるようにして完全に剥離さU゛、
次いでこれを所定形状に成形して、円環状の電鋳薄刃砥
石を得る。
このような構成からなる本発明の電鋳薄刃砥石の製造方
法によれば、ケース12の開口部12a側の端部に、蓋
21を着脱可能に螺合させ、ケース12の端面と蓋21
の内面との間にカチオン膜19をはさみこんで固定する
構成なので、i21を着脱するだけで容易にカチオン膜
19の取り付け、取り外しが行える。したがって、隔膜
を円筒状に取り付ける従来の装置に比べ、隔膜の着脱に
手間がかからず、作業性を昔しく高めることができる。
さらに、本装置では、蓋21の開口部23、およびカチ
オン11119上のマスキング22の直径を設定するこ
とによって、メッキ層を、若干の切断すべき部分は残る
ものの、製造すべき砥石の形状と略等し°い形状に形成
することができるので、長方形のメッキ層を剥がしたの
ちにメッキ層を円環状に打ち抜き成形する従来装置と比
較して、メッキ層の無駄が少なく、超砥粒の歩留まりを
格段に向上することが可能である。
また、弾性変形可能な薄板18を、肉厚で極めて平面性
の良い円盤17の表面に密着させて平面基板を購成し、
薄板18の表面にメッキするので、平面性の高いメッキ
層を得ることができ、電鋳薄刃砥石にそりなどが生じず
、結果的に電鋳薄刃砥石の研削性向上が図れる。
また、本装置では、弾性変形可能な薄板I8上にメッキ
層を形成し、この薄板18を円盤I7から取り外した後
、これを湾曲させてメッキ層を剥がす構成なので、メッ
キ層が極めて薄い場合にも、これを破損したりすること
なく剥離することができる。したがって、従来法よりも
薄い電鋳砥石を製造することが容易である。
なお、面記装置によってメッキを行なう際に、ケース1
2内にガラスピーズ等を入れて電解液の撹拌を行ない、
ケース内の超砥粒をより分散させるようにしてもよい。
また、前記装置では、薄板18のT4I線方向を水平方
向に向けてメッキを行なったが、薄板18のメッキ面を
上方に向けてメッキを行なってもよく、その場合には、
超砥粒に重力がかかることによって、メッキ層内に取り
込まれる超砥粒を増やし、メッキ層中の超砥粒分散量を
増加させることができる。
また、M21の開口部23およびマスキング22のそれ
ぞれの形状を適宜変更することによって、メッキ層を円
環以外の形状、例えば帯状等に形成することも可能であ
る。
「発明の効果」 本発明のN鋳薄刃砥石の製造装置によれば、次のような
優れた効果が得られる。
■容器の開口部を塞ぐように隔膜を取り付ける構成なの
で、柱状体の周囲に円筒形状に隔膜を張り巡らしている
従来の装置に比べ、隔膜の取り付け、取り外しが容易で
手間がかからず、作業性を著しく高める゛ことができる
■製造すべき砥石と同形状の平面基板を用いることによ
って、メッキ層を直接、砥石の形状に略近い形状1こ形
成することができ、長方形のメッキ層を剥がしたのちに
メッキ層を円環状に打ち抜き成形する従来装置と比較し
て、メッキ層の無駄が少なく、超砥粒の歩留まり向上が
図れる。
■平面法板上にメッキ層を形成するので、平面性の高い
メッキ層を得ることが可能で、砥石にそりが生じること
が防止でき、砥石の研削性向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のN鋳薄刃砥石の製造方法に
使用した製造装置の側断面図、第2図は第1図の■−■
線視線面断面図3図は従来の電鋳薄刃砥石の製造装置の
側断面図、第4図は第3図のIV−■線面断面図である
。 IO・・メブキ漕   11・・陽N極板!2・・ケー
ス(容器) 12a・・・ケース開口部17・・・円盤
(平面基板の一部) 18・・・薄板(平面基数の他部) 19・・・カヂオン膜(隔膜)  21・・蓋24・・
・メッキ層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 開口部を有する容器を陽電極を備えたメッキ槽内に配置
    し、該容器の内部に陰電極を構成する平面基板を配置し
    、前記容器の開口部を超砥粒を通さず金属イオンを透過
    させる隔膜によって封止するとともに、超砥粒を分散さ
    せた電解液を容器内に封入し、さらに容器内の電解液を
    撹拌する撹拌機構を設けたことを特徴とする電鋳薄刃砥
    石の製造装置。
JP61143863A 1986-06-19 1986-06-19 電鋳薄刃砥石の製造装置 Expired - Lifetime JPH0710498B2 (ja)

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