JP2502178B2 - 電着砥石及びその製造方法 - Google Patents

電着砥石及びその製造方法

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JP2502178B2
JP2502178B2 JP2257429A JP25742990A JP2502178B2 JP 2502178 B2 JP2502178 B2 JP 2502178B2 JP 2257429 A JP2257429 A JP 2257429A JP 25742990 A JP25742990 A JP 25742990A JP 2502178 B2 JP2502178 B2 JP 2502178B2
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庸夫 江川
哲雄 市来崎
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は電着砥石及びその製造方法に関する。
〈従来の技術〉 従来の電着砥石は、合成された超砥粒(CBNやダイヤ
モンドの総称)を、その形状や表面性状等を特別に改造
あるいは改質することなく、そのまま既知のめっき技術
により台金の表面に固定して作成したものである。
超砥粒は一般に不活性で導電性も悪いので、めっき等
で台金の表面に固定しようとする場合、形状や表面性状
の改造、改質をしていない従来の技術では、砥粒個々の
姿勢をコントロールすることはできなかった。
そこで、高精度な電着砥石を製作しようとする場合、
下記第1例〜第3例のようにしている。
第1例:砥粒の大きさをふるい等により十分揃え、これ
を砥粒の重なりがないように台金の表面に一層だけ電着
することにより、台金からの砥粒突出し高さを揃えるよ
うに製作する。
第2例:砥粒の電着後に、ダイヤモンド砥石等を使用し
てツルーリングにより、形状を高精度化する。
第3例:電着プロセス中に、機械的に砥粒の高さを揃え
る作業を行って、高精度化した電着砥石を製作する。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、上記第1例の場合には、砥粒の大きさを揃え
ることが非常に難しく、砥石精度として数ミクロン以内
の形状精度を得ることは困難である。
また、第2例の場合には、形状精度が数ミクロン以下
の電着砥石の製作も可能であるが、ツルーリングを行う
ために砥粒が摩耗,摩滅して、研削性能及び砥石寿命が
低下する。
また、第3例の場合にも高さを揃える作業により砥粒
の姿勢が非常に悪くなるため、研削性能及び砥石寿命が
低下する。
以上の如く、従来は第1例〜第3例いずれの場合で
も、高精度で、切味良好且つ長寿命といった電着砥石の
製作は困難であった。
本発明は上述した従来技術の問題点を解消した電着砥
石及びその製造方法を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明による電着砥石は、外周の一部が加工されて平
面もしくは曲面が形成されると共に該平面もしくは曲面
からの高さが所定寸法に揃えられた砥粒が、台金に対し
て該砥粒の前記平面もしくは曲面が接して電着されてい
ることを特徴とするものである。
また本発明の電着砥石の製造方法は、複数の砥粒を支
持部材の面上に接着剤で固定し、これら固定した砥粒の
上面を前記支持部材の面からの高さが揃った平面もしく
は曲面に加工し、各砥粒の前記平面もしくは曲面に導電
性物質を付着させた後、各砥粒を支持部材との固定から
解き、各砥粒を前記平面もしくは曲面を介して電着砥石
の台金に電着で固定することを特徴とするものである。
〈作用〉 本発明の電着砥石では、砥粒に形成した平面又は曲面
が台金表面に接して固定しており、何の加工もしないシ
ャープな切刃稜が所定の高さ寸法で揃っているから、高
精度化が達成でき、また、切味良く、長寿命になる。
また、本発明の電着砥石の製造方法では、加工した面
と反対側には何も加工しない切刃稜が所定の高さでシャ
ープなまま残り、しかも、加工した面がそこに付着した
導電性物質により電着時に台金に選択的に固定されるこ
ととなり、高精度で、切味良く、長寿命の電着砥石を製
造することができる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を第1図〜第3図を参照して説
明する。
第1図は本発明による電着砥石の一実施例を模式的に
示す。第1図において、CBNやダイヤモンド等の各超砥
粒1の外周には平面10を形成し、この平面10から先端ま
での高さを所定の一定寸法に揃えてある。そして、この
ような各砥粒1を、表面を高精度に加工した台金3に対
して各平面10を接して、めっき4等により電着してあ
る。2は導電性を有する物質であり、砥粒1の平面10に
は蒸着あるいはめっき等により導電性物質2を予め付着
させてある。
このように、外周の一部に形成された面(本例では平
面10)を有し、且つ、この面からの高さを揃えた砥粒に
ついて、第2図を参照して説明する。
第2図において、未加工の多数の砥粒1Aをその切刃稜
が下面になるように、高精度な面に加工された平板5
(支持部材)の面上に二液混合型の硬化性樹脂6等で固
定し、上面をダイヤモンド砥石7等で平面研削加工する
ことにより、砥粒1Aの外周の一部分8を除去する。この
加工により、加工した平面10から下面先端までの最大高
さ9を均一に揃えた砥粒1ができる。
そして、電着の準備段階として、第2図の各砥粒の加
工平面10にめっき、或いは蒸着等により、ニッケル、
鉄、銅等の導電性物質2を付着した砥粒1を製作する。
第3図を参照して、砥粒1を実際に台金3の上に電着
で固定するためのめっき方法の一例を説明する。
めっき浴は既知のスルファミン酸浴等のものであり、
浴中には第2図で加工し且つ平面10に導電性物質2を付
着した砥粒1を平板5から外して適量入れてある。そし
て、浴中に台金3と陽極板12との間に電流を流すことに
より、めっきを進行させる。この際、攪拌機11等でめっ
き浴の液中に流れを作り出すことにより、液中に砥粒1
が分散した状態を作ることができる。
この状態でめっきを進行させると、第1図の如く、め
っき浴中に分散した砥粒の導電性を付与させた平面10が
電気的に選択的に台金3の表面に付着し、台金3から砥
粒先端までの高さが揃った電着姿勢が均一な状態で且つ
分散状態良く、砥粒1が短時間で固定される。
以上の如く、砥粒の加工に際しては、砥粒1Aを切刃稜
が下面にくるように平板5上にセットし、その上面を加
工して砥粒の一部分に平面10もしくは曲面を作ることに
より、この面から砥粒先端までの高さを揃えることがで
きる(第2図参照)。そして電着の前に、砥粒1の加工
した平面10又は曲面に導電性物質2を付着して導電性を
与えておくことにより、電着の際に、めっき浴中に分散
した砥粒1の導電性の平面10が電気的に台金3の表面に
選択的に付着し、砥粒が短時間で固定される。従って、
完成状態の電着砥石は、砥粒の電着姿勢が均一、つまり
未加工のシャープな切刃稜が一定の高さで揃い、且つ分
散状態が良く電着しているため、従来に比べ非常に高精
度で、切味良く、長寿命である。
〈発明の効果〉 本発明の電着砥石によれば、砥粒の外周に形成した加
工面があるので、台金の表面に対して砥粒の姿勢がコン
トロールされ、台金からの砥粒の最大高さが揃った電着
砥石を得ることができ、高精度な電着砥石の製作が可能
である。また、砥粒の最大高さの部分は、摩耗,摩滅,
破砕等の加工を施す必要がないので、シャープな面であ
るため、切味の良い長寿命の電着砥石が実現する。
本発明の電着砥石の製造方法によれば、支持部材の面
上に複数の砥粒を固定してこの支持部材の面からの高さ
が揃うように加工したので、各砥粒の加工した面からの
最大高さは同一となり、また、最大高さ部分はシャープ
な面のままであるから、導電性物質の付着後に台金に電
着した状態で砥粒の高さが揃い、切味の良い長寿命の電
着砥石を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電着砥石の一実施例を示す模式図、第
2図は砥粒加工の一例を示す模式図、第3図は電着の一
例として示す分散めっきの模式図である。 図面中、 1は超砥粒、2は導電性物質、3は台金、4はめっき、
5は平板、6は樹脂、7はダイヤモンド砥石、8は砥粒
の除去される部分、9は加工平面からの最大高さ、10は
砥粒の加工平面、11は撹拌機、12は陽極である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樹神 幸夫 京都府京都市右京区太秦巽町1番地 三 菱重工業株式会社京都精機製作所内 (72)発明者 三好 良直 京都府京都市右京区太秦巽町1番地 三 菱重工業株式会社京都精機製作所内 (72)発明者 江川 庸夫 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22 号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 市来崎 哲雄 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22 号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 高木 純一郎 神奈川県横浜市戸塚区平戸3丁目7―1 ―303 (56)参考文献 特開 昭61−25775(JP,A) 特開 昭54−93285(JP,A) 実開 昭63−27257(JP,U) 実公 平2−17811(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周の一部が加工されて平面もしくは曲面
    が形成されると共に該平面もしくは曲面からの高さが所
    定寸法に揃えられた砥粒が、台金に対して該砥粒の前記
    平面もしくは曲面が接して電着されていることを特徴と
    する電着砥石。
  2. 【請求項2】複数の砥粒を支持部材の面上に接着剤で固
    定し、これら固定した砥粒の上面を前記支持部材の面か
    らの高さが揃った平面もしくは曲面に加工し、各砥粒の
    前記平面もしくは曲面に導電性物質を付着させた後、各
    砥粒を支持部材との固定から解き、各砥粒を前記平面も
    しくは曲面を介して電着砥石の台金に電着で固定するこ
    とを特徴とする電着砥石の製造方法。
JP2257429A 1990-09-28 1990-09-28 電着砥石及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2502178B2 (ja)

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