JPS63265416A - 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔の製造方法 - Google Patents
電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔の製造方法Info
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- JPS63265416A JPS63265416A JP10081987A JP10081987A JPS63265416A JP S63265416 A JPS63265416 A JP S63265416A JP 10081987 A JP10081987 A JP 10081987A JP 10081987 A JP10081987 A JP 10081987A JP S63265416 A JPS63265416 A JP S63265416A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔に
関する。
関する。
従来の技術及びその問題点
電解コンデンサ用アルミニウム電極箔の性質としては、
■静電容量が大きいこと、■特に陽極箔として用いる場
合には漏洩電流が少ないこと、■曲げ強度が高いこと、
などが要求される。
■静電容量が大きいこと、■特に陽極箔として用いる場
合には漏洩電流が少ないこと、■曲げ強度が高いこと、
などが要求される。
ここで、静電容量を増大するために、一般に、アルミニ
ウム箔をエツチング処理してその表面積を拡大すること
が行われているが、拡面率を向上してより一層の静電容
量の増大を図るためには、立方体方位を有する結晶粒が
多いこと、エツチングの際のトンネル密度が高いこと等
が必要である。また漏洩電流を少なくするためには、ア
ルミニウム箔表面にエツチング後被覆形成される誘電体
皮膜としての陽極酸化皮膜に欠陥がないことが必要であ
る。
ウム箔をエツチング処理してその表面積を拡大すること
が行われているが、拡面率を向上してより一層の静電容
量の増大を図るためには、立方体方位を有する結晶粒が
多いこと、エツチングの際のトンネル密度が高いこと等
が必要である。また漏洩電流を少なくするためには、ア
ルミニウム箔表面にエツチング後被覆形成される誘電体
皮膜としての陽極酸化皮膜に欠陥がないことが必要であ
る。
従来、電解コンデンサ電極用アルミニウム箔としては、
アルミニウム中の不可避不純物であるFe%SLの量を
極力少なくした高純度アルミニウム箔が用いられていた
。この理由は、アルミニウム中のFe5si含有量が増
加すると立方体方位を有する結晶粒が少なくなる傾向に
あるとともに、エツチングの際に箔表面が異常に溶解し
トンネル密度が少なくなり、その結果エツチング後の箔
表面の拡面率を向上することができず、静電容量が少な
いものとなってしまうからである。さらにまた、Fe%
5iffiの増加は、陽極酸化皮膜の欠陥を多くし、漏
洩電流を大きくすることにもつながるからである。
アルミニウム中の不可避不純物であるFe%SLの量を
極力少なくした高純度アルミニウム箔が用いられていた
。この理由は、アルミニウム中のFe5si含有量が増
加すると立方体方位を有する結晶粒が少なくなる傾向に
あるとともに、エツチングの際に箔表面が異常に溶解し
トンネル密度が少なくなり、その結果エツチング後の箔
表面の拡面率を向上することができず、静電容量が少な
いものとなってしまうからである。さらにまた、Fe%
5iffiの増加は、陽極酸化皮膜の欠陥を多くし、漏
洩電流を大きくすることにもつながるからである。
ところが、Fe1Siを極力排除した高純度アルミニウ
ム箔は、コストが非常に高くつくという欠点があった。
ム箔は、コストが非常に高くつくという欠点があった。
この発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、
Fe%Si量の比較的多いアルミニウム箔であっても静
電容量の低下や漏洩電流の増大を招くことなく電解コン
デンサ電極箔としての使用を可能とし、もって安価な電
極箔の提供を可能とぜんとするものである。
Fe%Si量の比較的多いアルミニウム箔であっても静
電容量の低下や漏洩電流の増大を招くことなく電解コン
デンサ電極箔としての使用を可能とし、もって安価な電
極箔の提供を可能とぜんとするものである。
問題点を解決するための手段
上記目的において、発明者は種々実験と研究を重ねた結
果、筒中のF e s S i含有量の多い場合であっ
ても、析出Fe、析出Siの量を一定値以下に制御する
ことにより、静電容量の低下、漏洩電流の増大の防止が
可能であることを知見するに至り、かかる知見に基いて
この発明を完成しえたものである。
果、筒中のF e s S i含有量の多い場合であっ
ても、析出Fe、析出Siの量を一定値以下に制御する
ことにより、静電容量の低下、漏洩電流の増大の防止が
可能であることを知見するに至り、かかる知見に基いて
この発明を完成しえたものである。
即ちこの発明は、アルミニウムの純度が99゜9%以上
であって、Fe : 0. 0015〜0゜008wt
%、Si : 0.0015〜0.01wt%を含有し
、あるいはさらにCu:0.001〜0.01wt%を
含有し、かつFeとSiの析出量がそれぞれ含有量の1
0%以下に規制されてなることを特徴とする電解コンデ
ンサ電極用アルミニウム合金箔を要旨とするものであり
、さらにはまた、アルミニウムの純度が99.9%以上
であって、Fe;0.0015〜0.008wt%、S
i : 0.0015〜0.01wt%を含有し、ある
いはさらにCu:0.001〜0.01wt%を含有し
、かつFeとSiの析出量がそれぞれ含有量の10%以
下に規制されてなり、しかも全結晶粒のうち立方体方位
を有するものが80%以上を占めて存在し、かつ結晶粒
の平均粒径が0.05〜10awの範囲である電解コン
デンサ電極用アルミニウム合金箔を要旨とするものであ
る。
であって、Fe : 0. 0015〜0゜008wt
%、Si : 0.0015〜0.01wt%を含有し
、あるいはさらにCu:0.001〜0.01wt%を
含有し、かつFeとSiの析出量がそれぞれ含有量の1
0%以下に規制されてなることを特徴とする電解コンデ
ンサ電極用アルミニウム合金箔を要旨とするものであり
、さらにはまた、アルミニウムの純度が99.9%以上
であって、Fe;0.0015〜0.008wt%、S
i : 0.0015〜0.01wt%を含有し、ある
いはさらにCu:0.001〜0.01wt%を含有し
、かつFeとSiの析出量がそれぞれ含有量の10%以
下に規制されてなり、しかも全結晶粒のうち立方体方位
を有するものが80%以上を占めて存在し、かつ結晶粒
の平均粒径が0.05〜10awの範囲である電解コン
デンサ電極用アルミニウム合金箔を要旨とするものであ
る。
使用アルミニウムの純度を9969%以上としたのは、
99.9%未満では箔の静電容量が小さいものとなって
しまうからである。
99.9%未満では箔の静電容量が小さいものとなって
しまうからである。
Fe%;lはアルミニウム中に不可避的に含有されるも
のであるが、析出Fe5Si量を後述する所期値以下に
制御するために、この発明では、Fe; 0.0015
〜0.008wt%、Ski : 0.0015〜0.
01wt%の範囲に含有されなければならない。即ち、
Feが0.。
のであるが、析出Fe5Si量を後述する所期値以下に
制御するために、この発明では、Fe; 0.0015
〜0.008wt%、Ski : 0.0015〜0.
01wt%の範囲に含有されなければならない。即ち、
Feが0.。
08wt%を超え、SLが0.01wt%を超えると、
所期する析出量に制御することが困難となり、かつ結晶
粒の結晶方位の制御も困難となる。
所期する析出量に制御することが困難となり、かつ結晶
粒の結晶方位の制御も困難となる。
好ましくはFe、Siともに0.005wt%以下とす
るのが良い。逆に、Fe:0.0015+g%未満、S
i:0.0015wt%未満ではコストが上昇しこの発
明の目的を達成できない。
るのが良い。逆に、Fe:0.0015+g%未満、S
i:0.0015wt%未満ではコストが上昇しこの発
明の目的を達成できない。
なおSLはFeより固溶し易く、析出量の制御が容易な
ので、Feよりも許容上限値を大きくしたものである。
ので、Feよりも許容上限値を大きくしたものである。
任意添加元素としてのCuはエツチング性を均一かつ良
好にする効果ある。
好にする効果ある。
しかし0.001wt%未満ではその効果に乏しく、逆
に0.01wt%を超えると箔表面の過度の溶解を生ず
るものとなる。なお他の不純物元素は99.9%アルミ
ニウム純度に含まれる範囲とする。
に0.01wt%を超えると箔表面の過度の溶解を生ず
るものとなる。なお他の不純物元素は99.9%アルミ
ニウム純度に含まれる範囲とする。
Fe%Siの析出量は、いずれも各含有量の10%以下
に規制されなければならない。10%を超えるとエツチ
ングの際表面が過度に溶解して、結果的に箔の大きな拡
面率が得ることができず、ひいては静電容量が小さいも
のとなってしまうからである。また陽極酸化後の皮膜欠
陥が増大し、漏洩電流が多くなるからである。
に規制されなければならない。10%を超えるとエツチ
ングの際表面が過度に溶解して、結果的に箔の大きな拡
面率が得ることができず、ひいては静電容量が小さいも
のとなってしまうからである。また陽極酸化後の皮膜欠
陥が増大し、漏洩電流が多くなるからである。
好ましくは、いずれも7%以下の析出量とするのが良く
、また少ない程好ましい。また析出物の大きさは、2μ
m以下のものが析出物全体の60%以下の割合で存在す
るものとなすのが望ましい。ここで、Fe、Siの析出
量を10%以下に制御する方法としては、鋳造時に冷却
速度を大きくし、可及的多く固溶させること(例えば連
続鋳造法も有効な方法である)や、熱間圧延時及び結晶
方位改善のために実施される中間焼鈍時に、析出を極力
少なくするため200〜400℃の温度範囲に長時間保
持しないこと、あるいは加熱工程で析出した場合には、
最終焼鈍において高温長時間好ましくは450℃×20
時間以上〜550℃×1時間以上加熱保持すること等が
有効である。しかしこれらに限定されるものではない。
、また少ない程好ましい。また析出物の大きさは、2μ
m以下のものが析出物全体の60%以下の割合で存在す
るものとなすのが望ましい。ここで、Fe、Siの析出
量を10%以下に制御する方法としては、鋳造時に冷却
速度を大きくし、可及的多く固溶させること(例えば連
続鋳造法も有効な方法である)や、熱間圧延時及び結晶
方位改善のために実施される中間焼鈍時に、析出を極力
少なくするため200〜400℃の温度範囲に長時間保
持しないこと、あるいは加熱工程で析出した場合には、
最終焼鈍において高温長時間好ましくは450℃×20
時間以上〜550℃×1時間以上加熱保持すること等が
有効である。しかしこれらに限定されるものではない。
また、上記Fe、Slの析出量等の限定に加えて、全結
晶粒のうち立方体方位を有するものが80%以上を占め
て存在し、かつ結晶粒の平均粒径が0.05〜10ag
+の範囲である場合にはエツチング時に一層好ましい波
面状態を実現しうるちのとなる。即ち、立方体方位を有
する結晶粒が80%未満では、エツチング時にかなりの
トンネルピットが傾斜して形成され、表面溶解の増大を
招き、結果として充分な拡面率が得られない危険がある
。望ましくは85%以上を占めて存在するのが良い。ま
た結晶粒の平均粒径が0.05m5+未満では、前記立
方体方位の形成が困難となるおそれがあり、逆に10m
5+を超えると箔の曲げ強度が低下する危険がある。
晶粒のうち立方体方位を有するものが80%以上を占め
て存在し、かつ結晶粒の平均粒径が0.05〜10ag
+の範囲である場合にはエツチング時に一層好ましい波
面状態を実現しうるちのとなる。即ち、立方体方位を有
する結晶粒が80%未満では、エツチング時にかなりの
トンネルピットが傾斜して形成され、表面溶解の増大を
招き、結果として充分な拡面率が得られない危険がある
。望ましくは85%以上を占めて存在するのが良い。ま
た結晶粒の平均粒径が0.05m5+未満では、前記立
方体方位の形成が困難となるおそれがあり、逆に10m
5+を超えると箔の曲げ強度が低下する危険がある。
好ましい平均結晶粒径は0.05〜5allである。
上記アルミニウム合金箔は、これを常法に従うエツチン
グ処理を行って電解コンデンサ用陰極箔として用いても
良く、あるいはその後陽極酸化処理して酸化皮膜を形成
し、陽極箔として、 用いても良い。
グ処理を行って電解コンデンサ用陰極箔として用いても
良く、あるいはその後陽極酸化処理して酸化皮膜を形成
し、陽極箔として、 用いても良い。
発明の効果
この発明は上述の次第で、Fe、Si量の比較的多いア
ルミニウム箔であっても、Fe、Siの析出量を規制す
ることにより、エツチング適性に優れたものとなしえて
、エツチングの際の異常溶解を防止しトンネル密度の高
い拡面率の大きなものとなすことができ、ひいては太き
な静電容量を得ることができる。また陽極箔として用い
る場合においては陽極酸化処理後の皮膜欠陥の少ないも
のとなしえて、漏洩電流を減少できる。その結果、コス
トの安価な低純度アルミニウム箔を用いて、高純度アル
ミニウム箔を用いた場合と同等の性能を有するアルミニ
ウム電極箔の提供が可能となり、コストダウンの点で大
きな利点を有する。
ルミニウム箔であっても、Fe、Siの析出量を規制す
ることにより、エツチング適性に優れたものとなしえて
、エツチングの際の異常溶解を防止しトンネル密度の高
い拡面率の大きなものとなすことができ、ひいては太き
な静電容量を得ることができる。また陽極箔として用い
る場合においては陽極酸化処理後の皮膜欠陥の少ないも
のとなしえて、漏洩電流を減少できる。その結果、コス
トの安価な低純度アルミニウム箔を用いて、高純度アル
ミニウム箔を用いた場合と同等の性能を有するアルミニ
ウム電極箔の提供が可能となり、コストダウンの点で大
きな利点を有する。
実施例
次にこの発明の実施例を比較例との対比において示す。
[実施例1]
アルミニウム純度99.98%であって、Fe:0.0
06wt%、Si:0.008wt%を含有するアルミ
ニウム合金スラブに、下記の条件で各工程を実施し、厚
さ0.1Hの4種類の電解コンデンサ電極用アルミニウ
ム箔を製造した。
06wt%、Si:0.008wt%を含有するアルミ
ニウム合金スラブに、下記の条件で各工程を実施し、厚
さ0.1Hの4種類の電解コンデンサ電極用アルミニウ
ム箔を製造した。
■スラブに、常法に従う熱間圧延、−次冷間圧延を順次
的に実施したのち、200℃X50時間の中間焼鈍を実
施し、次いで二次冷間圧延を施したのち、450℃×1
0秒間の急熱、急冷による最終焼鈍を実施して箔とした
。
的に実施したのち、200℃X50時間の中間焼鈍を実
施し、次いで二次冷間圧延を施したのち、450℃×1
0秒間の急熱、急冷による最終焼鈍を実施して箔とした
。
■中間焼鈍を350℃×20時間、最終焼鈍を450℃
×1時間、昇温速度25℃/時間で行った以外は、上記
■と同一の工程を施して箔とした。
×1時間、昇温速度25℃/時間で行った以外は、上記
■と同一の工程を施して箔とした。
■中間焼鈍を300℃×10時間、最終焼鈍を520℃
×5時間で行った以外は上記■と同一の工程を施して箔
とした。
×5時間で行った以外は上記■と同一の工程を施して箔
とした。
■熱間圧延の代わりに、溶湯からの連続鋳造による連続
鋳造板を製作するとともに、中間焼鈍を350℃×10
時間、最終焼鈍を500”CX1時間で行った以外は上
記■と同一の工程を実施して箔とした。
鋳造板を製作するとともに、中間焼鈍を350℃×10
時間、最終焼鈍を500”CX1時間で行った以外は上
記■と同一の工程を実施して箔とした。
上記により得た4種類の箔につき、Fe5siの析出量
を主に電気抵抗法により測定した。
を主に電気抵抗法により測定した。
その後、各アルミニウム箔に、処理液=5%塩酸(液温
75℃)、電流密度:直流10A/dm、処理時間=7
分の条件で電解エツチングを施したのち、その静電容量
を30℃、10%硼酸アンモニウム溶液中で測定した。
75℃)、電流密度:直流10A/dm、処理時間=7
分の条件で電解エツチングを施したのち、その静電容量
を30℃、10%硼酸アンモニウム溶液中で測定した。
Fe、Siの析出量及び静電容量の測定結果を下記第1
表に示す。なお静電容量はFe:0.001wt%、S
i:0.001wt%を含有する純度99゜99%のア
ルミニウム合金箔の静電容量を100%として、これと
の相対比較で評価した。
表に示す。なお静電容量はFe:0.001wt%、S
i:0.001wt%を含有する純度99゜99%のア
ルミニウム合金箔の静電容量を100%として、これと
の相対比較で評価した。
第1表
[実施例2]
後記第2表に示すNo5〜13の各種組成のアルミニウ
ム合金スラブを、熱間圧延、1次冷間圧延、中間焼鈍、
2次冷間圧延、最終焼鈍の順次的実施により、厚さ0.
1s+の電解コンデンサ電極用アルミニウム箔を製造し
た。なお、中間焼鈍は200〜b 範囲で、また最終焼鈍は450〜b 〜.100時間の範囲で処理条件を変えて行った。
ム合金スラブを、熱間圧延、1次冷間圧延、中間焼鈍、
2次冷間圧延、最終焼鈍の順次的実施により、厚さ0.
1s+の電解コンデンサ電極用アルミニウム箔を製造し
た。なお、中間焼鈍は200〜b 範囲で、また最終焼鈍は450〜b 〜.100時間の範囲で処理条件を変えて行った。
モして多筒につき、実施例1と同一の条件によりFe、
SL析出量を測定するとともに、立方体方位を有する結
晶粒の割合及び結晶粒の平均粒径を調べた。
SL析出量を測定するとともに、立方体方位を有する結
晶粒の割合及び結晶粒の平均粒径を調べた。
その後多情につき実施例1と同一の条件でエツチング処
理を実施したのち、多筒の静電容量を測定した。以上の
測定結果を第2表に併せて示す。なお静電容量は、実施
例1と同じ箔を基準(100%)とし相対比較した。
理を実施したのち、多筒の静電容量を測定した。以上の
測定結果を第2表に併せて示す。なお静電容量は、実施
例1と同じ箔を基準(100%)とし相対比較した。
[以下余白]
一方上記多情を、2%リン酸水素アンモニウム水溶液中
で陽極酸化処理することにより陽極酸化皮膜を形成して
陽極箔としたのち、多筒の漏洩電流を測定したところ、
析出Fe量が多くなるほど漏洩電流も大きくなる傾向に
あったが、本発明における漏洩電流はいずれも実用上問
題のない範囲であった。
で陽極酸化処理することにより陽極酸化皮膜を形成して
陽極箔としたのち、多筒の漏洩電流を測定したところ、
析出Fe量が多くなるほど漏洩電流も大きくなる傾向に
あったが、本発明における漏洩電流はいずれも実用上問
題のない範囲であった。
以上の結果から明らかなように、本発明に係るアルミニ
ウム箔によれば、低純度のものでありながらも、高純度
のアルミニウム箔の場合と同程度の性能を有する電極箔
の提供が可能となるものであることを確認しえた。
ウム箔によれば、低純度のものでありながらも、高純度
のアルミニウム箔の場合と同程度の性能を有する電極箔
の提供が可能となるものであることを確認しえた。
Claims (4)
- (1)アルミニウムの純度が99.9%以上であつて、
Fe:0.0015〜0.008wt%、Si:0.0
015〜0.01wt%を含有し、かつFeとSiの析
出量がそれぞれ含有量の10%以下に規制されてなるこ
とを特徴とする電解コンデンサ電極用アルミニウム合金
箔。 - (2)アルミニウムの純度が99.9%以上であって、
Fe:0.0015〜0.008wt%、Si:0.0
015〜0.01wt%、Cu:0.001〜0.01
wt%を含有し、かつFeとSiの析出量がそれぞれ含
有量の10%以下に規制されてなることを特徴とする電
解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔。 - (3)アルミニウムの純度が99.9%以上であって、
Fe:0.0015〜0.008wt%、Si:0.0
015〜0.01wt%を含有し、かつFeとSiの析
出量がそれぞれ含有量の10%以下に規制されてなり、
しかも全結晶粒のうち立方体方位を有するものが80%
以上を占めて存在し、かつ結晶粒の平均粒径が0.05
〜10mmの範囲である電解コンデンサ電極用アルミニ
ウム合金箔。 - (4)アルミニウムの純度が99.9%以上であって、
Fe:0.0015〜0.008wt%、Si:0.0
015〜0.01wt%、Cu:0.001〜0.01
wt%を含有し、かつFeとSiの析出量がそれぞれ含
有量の10%以下に規制されてなり、しかも全結晶粒の
うち立方体方位を有するものが80%以上を占めて存在
し、かつ結晶粒の平均粒径が0.05〜10mmの範囲
である電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10081987A JPS63265416A (ja) | 1987-04-23 | 1987-04-23 | 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10081987A JPS63265416A (ja) | 1987-04-23 | 1987-04-23 | 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS63265416A true JPS63265416A (ja) | 1988-11-01 |
JPH0581164B2 JPH0581164B2 (ja) | 1993-11-11 |
Family
ID=14283952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10081987A Granted JPS63265416A (ja) | 1987-04-23 | 1987-04-23 | 電解コンデンサ電極用アルミニウム合金箔の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63265416A (ja) |
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1987
- 1987-04-23 JP JP10081987A patent/JPS63265416A/ja active Granted
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---|---|
JPH0581164B2 (ja) | 1993-11-11 |
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