JPS63263097A - Nadh及び/又はnadphの可視部吸光法による定量法 - Google Patents

Nadh及び/又はnadphの可視部吸光法による定量法

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JPS63263097A
JPS63263097A JP9818287A JP9818287A JPS63263097A JP S63263097 A JPS63263097 A JP S63263097A JP 9818287 A JP9818287 A JP 9818287A JP 9818287 A JP9818287 A JP 9818287A JP S63263097 A JPS63263097 A JP S63263097A
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渡邊 治夫
Shigeki Asano
浅野 茂樹
Yuzo Hayashi
林 勇藏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、NADH及び/又はNADPH(以下両者を
総括して述べるとぎにはNAD (P)Hと記す)を可
視部吸光法によって高感度に測定する方法に関するもの
である。
[従来の技術] NADHやNADPHの定量法としては、紫外部吸光性
が最も一般的な方法である。
[発明が解決しようとする問題点コ しかしながら上述した紫外部吸光性では、濁質の影響を
受けやすいこと、NAD (P)Hの分子吸光係数が小
さい為十分な感度が得られないこと等といった欠点を有
していた。
そこでNAD (P)Hをジアホラーゼやフェナジンメ
トチルサルフェート(PMS)等の触媒によって還元性
発色色素(ホルマザン発色法)に導き、感度を増加させ
たり或は可視部域で測定することを可能とする様な技術
の開発が数多く試みられている。
しかしながらこの様なホルマザン発色法においても、生
じた発色物質が分析機器の流路を汚染するという別の問
題があった。またこの方法では還元された色素物質が不
溶化して十分な発色を示さなくなることがある為、反応
液に適当な分散剤を添加しておく必要があり、反応組成
液上も手間においても煩雑な方法である。更にNAD 
(P)Hの酸化触媒としてPMSを用いる場合は、PM
Sが易還元性である為反応系中に混在している他の還元
物質もPMSに直接作用して高いバックグラウンド吸収
を示すことが知られている。従って以後の工程でいずれ
の手順を採用するにしても、高感度の定量法を実現する
という所期の目的に鑑みれば、酸化触媒としてPMSを
用いることは好ましいことではない。
本発明はこうした従来技術のもつ問題点を解決する為に
なされたものであって、その目的とするところは、分析
機器の流路を汚染する様な問題を生じることなく、高感
度にNADH及び/又はNADPHを定量でiる様な方
法を提供することにある。
[問題点を解決する為の手段] 上記目的を達成し得た本発明とは、N A、 D I(
及び/又はNADPHを含む試料に1.フラビン類の存
在下で、NAD (P)H−FMNオキシドレダクター
ゼ、NADH−FMNオキシドLノダクターゼ、NAD
PH−FMNオキシドレダクターゼよりなる群から選ば
れた少なくとも1種の酵素を作用させ、生成する還元型
フラビン類を酸素の存在下で自動酸化させることによっ
て過酸化水素を生成させ、得られた過酸化水素に色原体
及びペルオキシダーゼを作用させて酸化発色させ、その
吸光度を測定することによって試料中のNADH及び/
又はN A D P Hを定量する点に要旨を有するN
ADH及び/又はNADPHの可視部吸光法による定量
法である。
[作用コ 本発明は上述の如く構成されるが、要は分析機器を汚染
するという問題を回避する為に過酸化水素の生成を経て
ペルオキシダーゼによる酸化発色に導く方法を基本的に
採用することとし、更に過酸化水素を生成させる手段と
してPMSの代りに、フラビン類の存在下でNADH−
FMNオキシドレダクターゼ、NADPH−FMNオキ
シドレダクターゼ、NAD (P)H−FMNオキシド
レダクターゼよりなる群から選ばれた少なくとも1種の
酵素を用い、NADHやNADPH等の定量を実現した
ものである。即ちNAD (P)Hを含む測定系にフラ
ビンを存在させた状態で、上記各種のオキシドレダクタ
ーゼを作用させ、生成する還元型フラビンを分子状酸素
によって自動酸化させて過酸化水素を生成せしめ、NA
D (P)Hを全て過酸化水素に転換させるものである
。そしてこの生成した過酸化水素に色原体及びペルオキ
シダーゼを作用させることによって酸化発色を行なわせ
るものであるが、このときの理論回収率も100%であ
ることを見出した。
尚NADH−FMNオキシドレダクターゼとはNADH
−FMN系に特異的に作用して酸化還元反応を進行させ
る酵素であり、NADPH−FMNオキシドレダクター
ゼとはNADPH−FMN系に特異的に作用して酸化還
元反応を進行させる酵素の意味である。又NAD (P
)H−・FMNオキシドレダクターゼとはNADH−F
MN系及びNADPH−FMN系の両者に特異的に作用
して酸化還元反応を進行させる酵素の意味である。
本発明で用いるフラビン類としては、フラビンアデニン
ジヌクレオチド(FAD)、フラビンモノヌクレオチド
(FMN)、  リボフラビン等があるがFMNが最適
である。又本発明で用いる各種オキシドダクターゼは一
般的に発光細菌から分離されるが、特にビブリオ・ハー
ベアイから得られるものが本発明方法に最適である。
本発明方法において、フラビン類としてFMNを用い、
NADHを定量する場合の反応系を例示すると下記(1
)〜(3)式の如く表わされる。
FIANH2+o、−−→ JOz + FMN   
・・・(2)’POD ・・・(3) 但し、上記(3)式は色原体として4−アミノアンチピ
リン(4−AA)とN−エチル−N−(2−ヒトロキシ
ー3−スルホプロピル)m−トルイジンナトリウム(T
OO5)を用いた場合を示したものであるが、上記(2
)式による過酸化水素(H202)の生成は非酵素的に
極めて早い速度で進行することが分かった。尚生成する
発色物質であるキノンイミンダイは波長555nmにお
いて極大の吸収を有するので、上記波長において吸光度
の測定を行なえば良い。
次に本発明方法において、フラビン類としてFMNを用
い、NADPHを定量する場合の反応系を例示すると下
記(4)〜(6)式の如く表われるが、この反応系はN
ADHの反応系の場合とほぼ同様に理解すれば良い。
・・・(4) FMN、I+、  +O,−11,O,+FMN   
・・・(5)0D 211202  +4−へへ+TOO5−−→ キノン
イミングイ +4LO・・・(6) 上記の趣旨から明らかな様に、NADH−FMNオキシ
ドレダクターゼ又はNADPH−FMNオキシドレダク
ターゼのいずれかを用いることによって、NADHやN
ADPHの夫々を個別的に定量できるが、NAD (P
)H−FMNオキシドレダクターゼを用いた場合はNA
DHとNADPHの混合物を総和として定量することが
できる。
本発明方法を実施するに当たっては、使用される酵素及
び基質並びに試薬等の濃度範囲は場合に応じて設定すれ
ばよく、何ら限定するものではないが、好ましい範囲を
例示すると下記の如くである。
各種オキシドレダクターゼ ・・・5〜10100O/
mIlペルオキシダーゼ     ・・・0.5〜LQ
IJ/ mjLFMN            ・・・
1〜10μM4−AA               
  ・・・0.01〜0.1  %T OOS    
             −0,02〜0.2  %
尚使用する緩衝液についても何ら限定するものではなく
、測定する対象や測定系に応じて従来使用されているも
のを選択すればよいが、pHは5〜9の範囲に設定すべ
きである。又上記4−AAやTOO3等は、ペルオキシ
ダーゼ反応における水素供与体としての色原体であり、
設定したpHや選択した緩衝液に応じて他の色原体を用
いることもできる。
[実施例] 以下本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、下
記実施例は本発明を限定する性質のものではない。
実施例1 胆汁酸(コール酸ナトリウム)をNADH−FMNオキ
シドレダクターゼを用いて定量した。
即ち下記(7)式によりて生成したNADHを、前記(
1)〜(3)式に従って測定することによって、コール
酸ナトリウムが定量できる。
N^DI++3−ケトステロイド ・・・  (7) このときに使用した試薬は下記の如くである。
試薬1 燐酸!HjH液 (100mM)、pH7,0=−0,
185mf13α−ヒドロキシステロイド デヒドロゲナーゼ(7511/ in )  −o、1
mxN A D”    (301!1M )    
   ・・・0.1mANADH−FMNオキシドレダ
クターゼ(0,60/ mJ2)          
−0,1mJ!FMN      (1mM  )  
      ・”15μm試薬2 ペルオキシダーゼ(901J/ mjl)  =0.1
mILT OOS      (0,4%)   ・=
0.3+nQ4−AA      (0,2%)  ・
・・0.3mJ1燐酸緩衝液    (pH17400
mM)  ・・・1.7mA上記の試薬1に0.1mj
lLのコール酸ナトリウムを加えた後、1分以上経過し
てから試薬2を混合した、そして37℃の温度下で、波
長555nmにおける吸光度を測定した。
尚上述の色原体がペルオキシダーゼの作用によって生成
するキノンイミンダイの分子吸光係数は、既存濃度の過
酸化水素及びウリカーゼ(3U/ffIn)並びに尿酸
標準液の添加実験の結果から、14.66mM−’c「
’であることが示された。また測定時のpH7,0は3
α−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼの至適pH
ではないが、酵素量を増やすことによって反応は5分以
内に終結した。
色原体としてのTOO5をフェノール系化合物に替えて
アルカリ条件下で反応を進行させれば、3α−ヒドロキ
システロイドデヒドロゲナーゼ量を減らすこともできる
実施例1に従って作成された検量線を′s1図に示す。
即ち第1図はコール酸ナトリウム濃度と吸光度(555
rv)との関係を示すグラフである。
第1図に示した検量線によって、コール酸ナトリウムは
最終濃度が0.2〜50μMの範囲で正確に測定できた
。又この結果から、本発明方法は血清中のごく微量のコ
ール酸をも測定で籾る感度を有していることが分かる。
更にこのときの回収率は、前記分子吸光係数の値から1
00%であることが確認された。
実施例2 グルコース−6−燐酸(以下G−6−Pと記す)をNA
DPH−FMNオキシドレダクターゼを用いて定量した
。即ち下記(8)式によって生成したNADPHを、前
記(4)〜(6)式に従って測定することによってG−
6−Pが定量できる。
このときに使用した試薬は下記の如くである。
試薬1 燐酸緩衝液(100mM)、pH7,0・=O,1,8
5m、1lG−6−Pデヒドロゲナーゼ(30U/ a
nり・・・0.1mu N A D P ”       (30mM)   
−−・0.1mIlNADPH−FMNオキシドレダク
ターゼ(0,6U/mA )   ・−0,1a+uF
 M N        (1mM)       ・
・・15μl試薬2 ペルオキシダーゼ (90U/In   ・0.1mA
T OOS      (0,4%)   ・・・0.
311A4− A A      (0,2%)   
・・・0.3mj!燐酸!燐酸液1衝液(ph7 、 
loO+aM)   ・・・1.7mf上記の試薬1に
0.1mlのG−13−Pを加えた後、1分以上経過し
てから試薬2を混合した。そして波長555nmにおけ
る吸光度を測定した1分子吸光係数14.68mM−’
cm−’から求めた回収率は100%であった。
実施例2に従って作成した検量線を第2図に示す。即ち
第2図はG−6−P濃度と吸光度の関係を示すグラフで
ある。第2図の結果からも明らかであるが、G−6−P
濃度が0.5〜40μMの範囲で直線性を示しているの
が分かる。この様にして本発明方法に従ってG−6−P
濃度を高感度に測定することができる。
[発明の効果] 上記の結果からも明らかであるが、NADH及び/又は
NADPHを過不足なく過酸化水素に転換してペルオキ
シダーゼ反応による酸化発色に導くことによって、分析
機器の流路を汚染する様な問題を生じることなく、高感
度にNADH及び/又はNADPHを定量できることに
なった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は実施例1.2の夫々で求められた検
量線を示す。 0テ、−・Ig、’I’″ 4ニ二二9 −7日 寥獣匪  u’) U) 宇七略  の V)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. NADH及び/又はNADPHを含む試料に、フラビン
    類の存在下で、NAD(P)H−FMNオキシドレダク
    ターゼ、NADH−FMNオキシドレダクターゼ、NA
    DPH−FMNオキシドレダクターゼよりなる群から選
    ばれた少なくとも1種の酵素を作用させ、生成する還元
    型フラビン類を酸素の存在下で自動酸化させることによ
    って過酸化水素を生成させ、得られた過酸化水素に色原
    体及びペルオキシダーゼを作用させて酸化発色させ、そ
    の吸光度を測定することによって試料中のNADH及び
    /又はNADPHを定量することを特徴とするNADH
    及び/又はNADPHの可視部吸光法による定量法。
JP9818287A 1987-04-20 1987-04-20 Nadh及び/又はnadphの可視部吸光法による定量法 Expired - Lifetime JPH0779714B2 (ja)

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