JPS63263003A - 苗箱等の供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、積み重ねられた苗箱等の搬送物を所定の方
向に送り出す供給装置に関するものである。

［従来の技術］ 播種プラントで使用されるＷ箱は、倉庫等の高い位置に
積み重ねて保管されており、必要に応じて数十個づつ重
ね合わせた状態で下方へ運び降ろして使用されるのが一
般的である。

この種のプラントでは、所定の保管位置からコンベアで
移送されてきた苗箱を上下方向のエレベータに自動的に
移し変えるようになっている。

［発明が解決しようとする問題点］ 水平方向のコンベアから上下方向のエレベータに苗箱を
梯し変える従来の播種プラントでは、コンベアで送られ
てくるｔｉｊ′ｘＵの姿勢が一定ではなく、進行方向に
対し斜めになることが多いので、エレベータに供給した
ときにエレベータ内で傾いたり引掛かったりして、１■
箱を損傷したり装置自体が故障したりするという問題点
かあフた。

［問題点を解決するための手段］ 上記問題点を解決するため本発明は次のような供給装置
を提供する。

すなわち、本発明にかかる供給装置は、第１の搬送装置
によって所定の方向に移送されて来る苗箱等の搬送物を
受け止め、他方向に移送する第２の搬送装置に引き渡す
ために使用される供給装置であって、搬送物が所定の姿
勢に定着したことを検出する検出器を設け、該検出器の
検出結果に基づいて搬送物を第２の搬送装置へ送り出す
ように構成したことを特徴としている。

［作用］ 最初の移送方向（例えば水平方向）から第２の移送方向
（例えば−ト下方向）に変向移送するに際し、搬送物が
所定の引渡し姿勢に定着したことを検出して引渡しが行
なわれるので、動作が確実であり、搬送物が傾いたまま
引き渡されることによる）ｌ傷事故等を防ぐことができ
る。

［実施例］ 以下、図面にあられされた実施例について説明する。

第１図および第２図は、本発明にかかる供給装置をそな
えた播種プラントの１例をあられすもので、第２の搬送
装置として上下方向の搬送に使用されるエレベータｌは
、左右１対の移動索体であるチェーン２．２′をそなえ
、それぞれのチェーンが上下のスプロケットホイール３
．３’　、４゜４′の間を矢印Ａ、Ａ’方向に循埋して
いる。

チェーン２．（２’）の中間部には、断面カギ形の固定
支持具５が固着されており、水平面５ａ上に受板７が載
置されている。受板７には、第４図に示すように横方向
の長穴９が穿設されており、前記固定支持具５に一体に
設けた支丞具■０がこの長穴９から上方に突出し、その
突出部に軸支した押えローラ１１が受板７の上面を押え
ている。したがって、受板７は、固定支持具５の水平面
５ａ上を長穴に沿って自在に慴動することができるが、
押えローラ１１によって押えられているので、常に水平
面５ａに密着した状態に保たれる。

受板７の上面には、上向きの突起状の案内具１３が一体
に設けられ、この案内具１３の上端部にはガイドローラ
１５が軸支されている。

エレベータ１の搬送終端部（下端部）付近には、前記案
内具１３のガイドローラ１５が当接する傾斜案内面１７
をそなえたガイド部材１９が設けられている。このガイ
ド部材１９の傾斜案内面１７は、下方はど外に開くよう
に形成されており、その下端部１９ａが丁度下側に積み
上げられている苗箱２０の上端部付近に位置している。

そして、この下端部１９ａにガイドローラ１５が達した
ときには、受板７の０箱２０を支える先端部７ａが図の
鎖線で示す軌跡Ｘに沿フてチェーン２．　　（２’　）
側へ引込み、ｗ箱２０から外れるように構成されている
。

また、チェーン２．（２’）の戻り側（上昇側）の経路
付近には、上記下降側のガイド部材１９と対称的に、上
方が外方へ突出する傾斜案内面１７′をそなえたガイド
部材１９′が設けられている。上記下降側のガイド部材
１９によって後退させられた受板７は、下側のスプロケ
ットホイール４（４′）の位置で反転して−Ｆ向きに移
動するが、このとき戻り経路に設けられている上記ガイ
ド部材１９′の傾斜案内面１７′　にガイドローラＩ５
が当接し、上昇とともに次第に押し出されて、元の状態
に復帰する。

エレベータ１の始端部（上端部）には、第１の搬送装置
である水平方向のコンベア２５が設置され、その搬送終
端部には、本発明にかかる供給装置２７が設けられてい
る。この供給装置２７には、運ばれてきたＷ箱を受け止
めるストッパ２８と、受け止められた苗箱を横向きに押
してエレベータ１に供給する押出し装置２９が設置され
ている。ストッパ２８は機枠に固定された固定板４３と
該固定板に蝶番４４で回転自在に枢着された１対のフラ
ップ４５．４５からなり、フラップ４５．４５の裏面側
には検出器であるリミットスイッチＬＳＩ、ＬＳ２のア
クチュエータ４６．４６が固定板４３の開［１４７，４
７を通って弾性的に当接している。

エレベータ！の下方には、綬出し装置３０が設けられて
いる。繰出し装置３０は、回転軸３１の上端部にラセン
３３を設けた４木の回転縁出具：１５，３５−・・をそ
なえ、そのラセン３３のピッチが苗箱２０のつば部２０
ａの厚みと同じ長さとなっている。ラセン３３は、重ね
合わされた苗箱２０，２０　、−・・のつば部２０ａ。

２０ａ、・・・の間隔部に嵌合し、つば部２０ａによ）
てｉ’６　′ＸＩ２０を支えているが、回転軸３Ｉを回
転させると、つば部２０ａがラセン３３に沿って下降し
、最終的にはラセン３３の終端部から外れて傾斜したロ
ーシコンベア３フ上に落下する。４木の回転繰出し具３
５は、それぞれ筒体３６によって回転自在に支承され、
下端部に設けたプーリ３８とペルトイ０を介してモータ
Ｍ４から伝えられる回転動力によって回転する。

ローラコンベア３７は、複数のローラ３７ａを一定間隔
をおいて配列してなり、始端部に設けたジヤツキ４１に
よってその勾配を調節することができる。ローラコンベ
ア３７の終端部は、Ｖｔｒ種装置５０のコンベア５！の
始端部に接続されている。

播種装置５０は、コンベア５１に沿フて床上供給装置５
３、潅水装置５５、播種機５７、および覆土装置５９を
設けてなる。床上供給装置５３は、床上ホッパ６０と繰
出し装置６１をそなえ、コンベア５Ｉのプーリ５１ａか
らベルト５１ｂを介して取り出された動力によって繰出
しローラ６１ａを回転させ、ホッパ６０内に保持されて
いる床上を苗箱２０内に供給する。潅水装置５５は、水
Ｊ１ｑ５５ａ内に貯められている水を苗箱２０内の床上
上に散布する装置である。播種装置５０のコンベア５Ｉ
上に載せられたＷ箱２０は、後述の紙数装置７０を経用
してコンベア５１の移動とともに先ず床上供給装置５３
設置部に達して、ここで床上が投入される。つぎに潅水
装置５５によって床上−Ｆに潅水されたのち、播種機５
７によって種子が播かれ、覆土装置５９によってその上
から土が被せられる。これら床上供給、潅水、播種、覆
土の工程が次々と自動的に行なわれるのである。

図中、Ｍ、は第１の搬送装置であるコンベア２５駆動用
のモータ、Ｍ２は押出し装置２９駆動用のモータ、Ｍ３
はエレベータ１駆動用のモータ、Ｍ４は前記繰出し装置
３０駆動用のモータである。

また、この装置の各位置には必要なリミットスイッチ（
ＳＷ）が設けられているが、このうちＬＳＩ、１ｓ２は
前述の如くコンベア２５の終端部に設けられ、該コンベ
ア２５によって所定位置まで苗箱２０が搬送されてきた
ことを検出するリミットスイッチ、　ＳＷ２は苗箱２０
が押出し装置２９によりてエレベータ１側に押し出され
たことを検出するリミットスイッチ、５１３は押出し装
置が後退したことを検出するリミットスイッチ、ＳＷ４
は受板７の存在を検１Ｂするリミットスイッチ、ＳＷ５
はエレベータ１の中間部に設けられ、ＩｒＪ箱２０を載
せた受板７が先行のｅＭ　’ＪＮ　２０群の直上部に来
たことを検出するリミットスイッチ、ＳＷ６はエレベー
タ１の終端部に段積みされているｆｆｉ箱２０が少なく
なったことを検出するリミットスイッチ、ＳＷ７はロー
ラコンベア３７上に落下した苗箱２０が下方へ流下した
ことを検出するリミットスイッチである。

第１の搬送装置であるコンベア２５によフてｉ′ｉｊ′
！ｒ１２０が供給装置２７の位置まで運ばれて来ると、
ストッパ２８のフラップ４５．４５が苗箱２０の端部に
よって押圧されてリミットスイッチＬＳ１．ＬＳ２をＯ
Ｎにする。するとリレーＲが作動してコンベア２５のモ
ータＭ１のマグネットスイッチＭＣＩが切となるのでコ
ンベア２５が停止するとともに、押出し装置２９のモー
タＭ２のマグネットスイッチＭＧ２が人となって押出し
装置２９が作動し、苗箱群をエレベータ１内に送り込む
。

ストッパ２８には２枚のフラップが並設されており、そ
の裏面側のリミットスイッチＬＳＩ。

ＬＳ２が直列に接続されているので、コンベア２５によ
って送られてくる苗箱２０．・・・が進行方向に対し傾
いているときは、いずれか一方のフラップのみが押圧さ
れる結果リレーＲは作動せず、従って押出し装置２９も
押出し動作を行なわない。Ｗ箱２０、・・・の傾きがコ
ンベア２５の駆動力とストッパ２８による規ｉ′ｌ１ｌ
Ｉ力によって修正され、その端縁部が進行方向に対し直
角となったとき、即ち苗箱が所定の送り込み姿勢に定着
したとき、はじめて両方のフラップ４５．４５が押圧さ
れるので、押出し装置２９が作動する。したがって、苗
箱２０は常にコンベア２５の送り方向と直角な一定の姿
勢でエレベータ１に供給されることになり、円滑な供給
と搬送が維持されるのである。フラップとリミットスイ
ッチとを上下左右に２Ｉ上以上の複数組設けておいても
よいが、通常は図示例のように２組設けておくだけで充
分である。

エレベータ１の受板７上に供給された苗箱２０゜・・・
は該エレベータによって運び降ろされ、下方でローラコ
ンベア３７上に順次繰り出されている先行の苗箱２０．
・・・の直上部で待機する。先行の苗箱が少なくなった
ことをＳＷ６が検出すると５エレベータ１によって運ば
れてきた新たな８１箱が先行Ｉ４ｉ′ｉ箱上に積み重ね
られる。この動作を縁り返すことにより、播種装置への
苗箱の自動供給が能率よく行なわれる。

つぎに、第７図は紙数装置７０の説明図であって、この
播種プラントにはエレベ・−タエと床上供給装置５３と
の間にこの紙数装置７０が設置されている。紙数装置７
０は枠体７Ｉに上下１対のカセットケース７２．７２が
設けられ、該カセットケースの送出し端部には繰出しロ
ール７４と紙持上げスプリング７５が設けられるととも
に、カセットケースの中間部にはカセットケース７２内
に紙７６が無くなったことを検出する光電式の検出装置
７７が設けられている。カセットケース７２．７２の送
出し端部とコンベア５１との間には断面湾曲形状の板体
からなるガイド７８，７８　’が設けられている。下側
のカセットケース７２のガイド７８の下端部はコンベア
５１上を矢印方向に送られる１箱２０の直上部に臨み、
上側のカセットケースのガイド７８′の下端部は上記下
側のカセットケースのガイド７８の中間部に臨んでいる
。なお、コンベア５１上には送られて来る１箱２０を検
出して緑出しロール７４の駆動タイミングを設定する苗
箱検出器８０が設けられている。すなわち、空の苗箱２
０がコンベア５１上を送られて来ると、その端部が検出
器８０によって検出され５図示しない制御装置の働きに
よって苗箱の移送速度と見合うスピードでカセットケー
ス７２から紙が繰り出される。そのタイミングは、繰り
出された紙がＴ度苗箱２０内に敷かれるようなタイミン
グである。紙７６は苗箱２０の内寸よりも若干小さな方
形に形成され、積層状態であらかじめカセットケース内
に装入されている。なお、上下のカセットケース７２．
７２のうち一方のカセットケースが空になると他方のカ
セットケースから紙が繰り出され、その間空になったカ
セットケースに新たな紙か補給される。

１箱２０は第８図に示す如く底板２０ｂに水抜き用の多
数の穴２０Ｃ１・−が穿設されているので、床上供給装
置５３で床上を入れるとき穴２０Ｃ２・・・から土がこ
ぼれ落ちると云う問題がある。このため、従来は人手で
新聞紙等を底板２０ｂ上に敷いていたが、非能率的であ
るとともに多大の労力が必要であった。また、人手で紙
を敷く場合は、スペースの関係上コンベア２５の酵で作
業を行なわなければならないので、その後の搬送工程中
に衝撃等で紙がずれるという問題もあった。

これに対し、図示例のような紙数装置７０を設けておけ
ば、苗箱への紙数作業が自動的に行なわれるので便利で
ある。また、紙数装置７０が床土供給装置５３の直前に
設けられているので、苗箱内で紙が位置ズレすることが
防がれる。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明にかかる１−箱
等の供給装置は、第１の搬送装置によって搬送されてき
た苗箱等を一旦正常な姿勢に定着させたのち第２の搬送
装置に引渡すので、変向移送を円滑に行なうことができ
るようになり、搬送物や搬送装置の損傷事故を未然に防
ぐことができるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる供給装置を備えた播種プラント
をあられす側面図、第２図はその平面図、第３図はその
一部の拡大図、第４図は一部の説明図、第５図（ａ）　
、　（ｂ）は要部の側面図および正面図、第６図はその
動作をあられすシーケンス図、第７図は紙数装置の説明
図、第８図は苗箱の断面図である。 １・・・エレベータ　　　２．２′・・・　チェーン５
・・・固定支持具　　７・・・受板　　９・・・長穴１
０−・・支承具　１１・・・押えローラ　　１３・・・
案内具１５−・・ガイドローラ　　１７・・・傾斜案内
面＋　９−・・ガイド部材　　２Ｏ−＠箱　２５・・・
コンベア２７・・・供給装置　　２９・・・押出し装置
３０・・・繰出し装置　　３３・・・ラセン特許出願人
　　　井関農機株式会社 代理人　弁理士　菅　原　弘　志 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１の搬送装置によって所定の方向に移送されて
   来る苗箱等の搬送物を受け止め、他方向に移送する第２
   の搬送装置に引き渡すために使用される供給装置であっ
   て、搬送物が所定の姿勢に定着したことを検出する検出
   器を設け、該検出器の検出結果に基づいて搬送物を第２
   の搬送装置へ送り出すように構成したことを特徴とする
   苗箱等の供給装置。