JPS63260488A - 光学記録媒体 - Google Patents

光学記録媒体

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Publication number
JPS63260488A
JPS63260488A JP62093206A JP9320687A JPS63260488A JP S63260488 A JPS63260488 A JP S63260488A JP 62093206 A JP62093206 A JP 62093206A JP 9320687 A JP9320687 A JP 9320687A JP S63260488 A JPS63260488 A JP S63260488A
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JP
Japan
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substituted
atom
group
unsubstituted
recording layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP62093206A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Santo
剛 三東
Yoshihiro Oguchi
小口 芳弘
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS63260488A publication Critical patent/JPS63260488A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/241Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
    • G11B7/242Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers
    • G11B7/244Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only
    • G11B7/246Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing dyes
    • G11B7/2463Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing dyes azulene

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レーザ光特に半導体レーザによる書き込み記
録に適した光学的記録媒体に関し、詳しくは光ディスク
および光カード技術に用いうる改善された光学的記録媒
体に関するものである。
[従来の技術] 一般に、光ディスクおよび光カードは、基板の上に設け
た薄い記録層に形成された光学的に検出Iif能な小さ
な(例えば、約1μ)ピットをらせん状又は円形のトラ
ック形態にして高密度情報を記憶することができる。
この様なディスクに情報を書込むには、レーザ感応P:
!!(記録層)の表面に集束したレーザを走査し、この
レーザ光線が照射された表面のみがピットを形成し、こ
のピットをらせん状、円形または直線状トラックの形態
で形成する。レーザ感応層(記録層)は、レーザ・エネ
ルギーを吸収して光学的に検出可能なピットを形成でき
る。例えば、ヒートモート記録方式では、レーザ感応層
(記録層)は熱エネルギーを吸収し、その個所に、蒸発
又は融解により小さな凹部(ピット)を形成できる。ま
た、別のヒートモート記録方式では、照射されたレーザ
・エネルギーの吸収により、その個所に光学的に検出可
能な濃度差を有するピットを形成てきる。
この光ディスクおよび光カートに記録された情報は、レ
ーザ光をトラックに沿って走査し、ピットが形成された
部分とピットが形成されていない部分の光学的変化を読
み取ることによって検出される0例えば、レーザ光かト
ラックに沿って走査され、ディスクにより反射されたエ
ネルギーがフォトディテクターによってモニターされる
。ピットトが形成されている部分は、レーザ光の反射は
低くなりフォトディテクターの出力は低下する。一方、
ピットが形成されていない部分は、レーザ光は充分に反
射されフォトディテクターの出力は大きくなる。
この様な光ディスクおよび光カートに用いる光学的記録
媒体として、これまでアルミニウム蒸若膜などの金属薄
膜、ビスマス薄膜、酸化テルル薄膜やカルコゲナイド系
非晶質ガラス膜などの無機′P4mを主に用いたものが
提案されている。これらの薄膜は、一般に350〜80
0n■付近の波長光て感応性であるとともに、レーザ光
に対する反射率が高いため、レーザ光の利用率が低い等
の欠点かある。
この様なことから、近年比較的長波長(例えば、 78
0n−以上)の光エネルギーで光学的な物性変化可能な
有a薄膜の研究がなされている。この様な有41!薄膜
は、例えば発振波長が830n■付近の半導体レーザに
よりピットを形成できる点で有効なものである。
しかし、一般に長波長側に吸収特性をもつ有機化合物は
、熱に対して不安定で、しかも昇華性の点でも技術的な
問題点があるなどから、必ずしも特性上1、満足できる
有a薄膜が開発されているものとはいえないのが現状で
ある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、この様な現状に鑑みてなされたものであり、
その目的は、長波長側に吸収帯をもつ有機g膜からなる
記録層を有する光学記録媒体を提供することにある。
本発明の別の目的は、熱に対して安定な有機薄膜からな
る記録層を有する光学記録媒体を提供することにある。
本発明の別の目的は感度および記録に伴う光学特性の変
化を向上させた光学記録媒体を提供することにある。
本発明の別の目的は塗工法による製造が可能な光学記録
媒体を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]および[作用]即ち1
本発明は下記一般式[I]で表わされるアズレニウム塩
化合物を含有する記録層を有することを特徴とする光学
記録媒体である。
一般式[I] (但し、一般式[I]において、 R11R2,R3゜
R4,Rs、 RsおよびR7は水素原子、ハロゲン原
子又は1価の有機残基を表わし、又はRoとR2,Ra
とR:l、 R3とR4,R訛Its、 RsとR6お
よびR6とR7の組合せのうち少なくとも1つの組合せ
て置換又は未置換の縮合環を形成してもよい。Xは硫黄
原子、酸素原子又はセレン原子を示す。Zは置換されて
もよいピラン、チオピラン、セレナピラン、ベンゾピラ
ン、ベンゾチオピラン、ベンゾセレナピラン、ナフトピ
ラン、ナフトチオピラン又はナフトセレナピランを完成
するに必要な原子群からなる炭化水素基を示すaR6お
よびR9は水素原子、Wl換もしくは未置換のアルキル
基、置換もしくは未置換のアリール基又は置換もしくは
未置換のスチリル基を示す。nはl、2又は3.mはO
又は1の整数を示す。Aoはアニオン残基を示す、) 以下1本発明の詳細な説明する。
本発明の光学記録媒体は、電磁放射線を吸収して熱作用
を受け、かかる熱作用によって光学変化を生じる前記一
般式[I]で示されるアズレニウム塩化合物を含有する
薄膜からなる記録層を有することに特徴がある。
一般式 [I]において、 Rt+ R1* Ri+ 
R4+ R’l*H6およびR7は水素原子、ハロゲン
原子(塩素原子、臭素原子、沃素原子)又は1価の有機
残基を表わす。
1価の有機残基としては、広範なものから選択すること
かできるが、特にアルキル基(メチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、n−
アミル、n−ヘキシル、n−オクチル、2−エチルヘキ
シル、t−オクチルなど)、アルコキシ基(メトキシ、
エトキシ、プロポキシ、ブトキシなど)、置換もしくは
未置換のアリール基(フェニル、トリル、キシリル、エ
チルフェニル、メトキシフェニル、エトキシフェニル、
クロロフェニル、ニトロフェニル、ジメチルアミノフェ
ニル、α−ナフチル、β−ナフチルなど)、置換もしく
は未置換の複素環基(ピリジル、キノリル、カルバゾリ
ル、フリル、チェニル、ピラゾリルなど)置換もしくは
未置換のアラルキル基(ベンジル、2−フェニルエチル
、2−フェニル−1−メチルエチル、ブロモベンジル、
2−ブロモフェニルエチル、メチルベンジル、メトキシ
ベンジル、ニトロベンジル)、アシル基(アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、バレリル、ベンゾイル、トリオ
イル、ナフトイル、・フタロイル、フロイルなど)、置
換もしくは未置換アミノ基(アミノ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、アセチルアミノ、
ベンゾイルアミノなど)、置換もしくは未置換スチリル
基(スチリル、ジメチルアミノスチリル、ジエチルアミ
ノスチリル、ジプロピルアミノスチリル、メトキシスチ
リル、エトキシスチリル、メチルスチリルなど)、ニト
ロ基、ヒドロキシ基、メルカプト基、チオ−エーテル基
、カルボキシル基、カルボン酸エステル、カルボン酸ア
ミド、シアノ基又は置換もしくは未置換アリールアゾ基
(フェニルアゾ、α−ナフチルアゾ、β−ナフチルアゾ
、ジメチルアミノフェニルアゾ、クロロフェニルアゾ、
ニトロフェニルアゾ、メトキシフェニルアゾ、トリルア
ゾなど)を挙げることができる。
また、R,とR2、R2とR3、R3とR,、R,とR
,、RsとR6およびR6とR,の組合わせのうち、少
なくとも1つの組合せで置換又は未置換の縮合環を形成
してもよい、縮合環としては、置換又は未置換の芳香族
環(ベンゼン、ナフタレン、クロロベンゼン、ブロモベ
ンゼン、メチルベンゼン、エチルベンゼン、メトキシベ
ンゼン、エトキシベンゼンなど)、複素環(フラン環、
ベンゾフラン環、ピロール環、チオフェン環、ピリジン
環、キノリン環、チアゾール環など)、脂肪族環(ジメ
チレン、トリメチレン、テトラメチレンなど)等が挙げ
られる。
Xは、硫黄原子、酸素原子、セレン原子又はテルル原子
を示す。
Zは、ピラン、チオピラン、セレナピラン、ベンゾピラ
ン、ベンゾチオピラン、ベンゾセレナピラン、ナフトピ
ラン、ナフトチオピラン又はナフトセレナピランを完成
するに必要な原子群を示している。これらの環にはアル
キル基(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル
、n−ブチル、t−ブチル、n−アシル、t−アシル、
n−ヘキシル、n−オクチル、を−オクチル、2−エチ
ルヘキシルなど)、アルコキシ′l&(メトキシ。
エトキシ、プロポキシ、ブトキシなど)、置換もしくは
未置換アリール基(フェニル、トリル、キシツル、ビフ
ェニル、エチルフェニル、メトキシフェニル、エトキシ
フェニル、ジェトキシフェニル、ヒドロキシフェニル、
クロロフェニル、ジクロロフェニル、ブロモフェニル、
ジブロモフェニル、ニトロフェニル、ジエチルアミノフ
ェニル、ジメチルアミノフェニル、ジベンジルアミノフ
ェニルなど)、スチリル、4−フェニル−1,3−ブタ
ジェニル、メトキシスチリル、ジメトキシスチリル、エ
トキシスチリル、ジェトキシスチリル、ジメチルアミノ
スチリル、4−(P−ジメチルアミノフェニル)−1,
1−ブタジェニル、4−(p−ジエチルアミノフェニル
)−1,:l−ブタジェニルなどのスチリル基もしくは
4−フェニル−1,3−ブタジェニル又はその置換体又
は3−カルバゾリル、9−メチル−3−カルバゾリル、
9−エチル−3−カルバゾリル、9−カルバゾリルなど
の複素環基によって置換されることができる。
RaおよびR9は、水素原子、アルキル基(特に炭素原
子数l〜15のアルキル基:例えば、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、アミル
、イソアミル、ヘキシル、オクチル、ノニル、ドデシル
)、アルコキシ、2Isi(メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、ブトキシ、アミロキシ、ヘキソキシ、オクトキ
シなど)、アリール基(フェニル、α−ナフチル、β−
ナフチルなど)、置換アリール基(トリル、キシリル、
ビフェニル、エチルフェニル、メトキシフェニル、エト
キシフェニル、アミロキシフェニル、ジメトキシフェニ
ル、ジェトキシフェニル、ヒドロキシフェニル、クロロ
フェニル、ジクロロフェニル、ブロモフェニル、ジブロ
モフェニル、ニトロフェニル、ジエチルアミノフェニル
、ジメチルアミノフェニル、ジベンジルアミノフェニル
など)、スチリル基又は4−フェニル−1,3−ブタジ
ェニル基(スチリル、4−フェニル−1,3−ブタジェ
ニル)、を換スチリル基又は4−フェニル−1,3−ブ
タジェニル基(メトキシスチリル、ジメトキシスチリル
、エトキシスチリル、ジェトキシスチリル、ジメチルア
ミノスチリル、ジエチルアミノスチリル、4−(p−ジ
メチルアミノフェニル)−1,3−ブタジェニル、4−
(p−ジエチルアミノフェニル)−1,:l−ブタジェ
ニルなど)、置換又は未置換の複素環基(3−カルバゾ
リル、9−メチル−3−カルバゾリル、9−エチル−3
−カルバゾリル、9−カルバゾリル)を表わす。
R8とR9は、結合してベンゼン環を形成してもよい。
また、Aoは、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン
、過kM素酸塩イオン、硝酸塩イオン、ベンゼンスルホ
ン酸塩イオン、p−トルエンスルホン酸塩イオン、メチ
ル硫酸塩イオン、エチル硫酸塩イオン、プロピル硫酸塩
イオン、テトラフルオロホウ酸塩イオン、テトラフェニ
ルホウ酸塩イオン、ヘキサフルオロリン酸塩イオン、ベ
ンゼンスルホン酸塩イオン、酢酸塩イオン、トリフル1
口酢酸塩イオン、プロピオン酢酸塩イオン、安息香酸塩
イオン、シュウ酸塩イオン、コハク酸塩イオン、マロン
酸塩イオン、オレイン酸塩イオン、ステアリン酸塩イオ
ン、クエン酸塩イオン、−水素二リン酸塩イオン、二水
素−リン酸塩イオン、ペンタクロロスズ酸塩イオン、ク
ロロスルホン酸塩イオン、フルオロスルホン酸塩イオン
、トリフルオロメタンスルホン酸塩イオン、ヘキサフル
オロヒ酸塩イオン、ヘキサフルオロアンチモン酸塩イオ
ン、モリブデン酸塩イオン、タングステン酸塩イオン、
チタン酸塩イオン、ジルコン酸塩イオンなどの陰イオン
を示す。
一般式[I]におけるAoはR,及び/又はR9自体カ
ア−tンx、 例エバーSO3゜、 −03O3゜、−
COOe、 SO2゜Nl1− 、−5O2−No−G
O−、5O2−No−302−を含むときには存在しな
い。
nはl、2又は3、mは0又はlの整数である。
以下、本発明で用いられるアズレニウム塩化合物の具体
例を下記に列挙するが、これらに制限されるものではな
い。
前記ノ一般式[I]て表わされる化合物の例C113 ■ CH。
し5tillυ (lO) CH3 (26)         t−CJsしt′3co3
+so、e 油記一般式[I]で表わされる化合物はジャーナル オ
ブ ザ ケミカル ソサイエテイー(Journal 
or the Chesical 5ociety) 
16:l−167頁(1961年)に記載されている様
に、アルデヒド基を有するアズレン化合物と活性メチル
基を有すピリリウム塩化合物とを強酸の存在下適当な溶
媒中で加熱反応させることにより得られる。
活性メチル基を有すピリリウム塩は、例えば2−メチル
−4,6−ジフェニルピリリウム塩がシュナイダ−(5
chneider)等著、ベル(Ber )誌、54巻
、 2289頁(1921年)に、また2−メチル−4
,6−ジフェニルチオピリリウム塩がウイツンガ−(W
izinger)等著、ヘルヴ ケミ アクタ(1lc
lv、 Chew、^cta、 )誌、 39a、 2
21頁(1956年)に、・また2、6−ジーt−ブチ
ル−4−メチルチオピリリウムが米国特許第4:115
98:1号明細書に記載され、これらの方法によって得
ることができる。
一般式[I]に用いられるアズレン環としては、その原
料コスト及び誘導されるアズレニウム化合物の溶解性の
点で植物から抽出されるグアイアズレンを用いるのが工
業的には最適である。
本発明の光学記録媒体は、第1図に示す様に。
基板lの上に前記一般式[I]で示されるアズレニウム
塩化合物を含有する記録層2を設けることにより形成す
ることができる。
基板lとしては、ポリカーボネート、ポリエステル、ア
クリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、フェノール樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリアミド、ポリイミドなどのプラスチッ
ク、ガラスあるいは金属類などを用いることができる。
記録層2の形成にあたって、前記一般式[I]で示され
るアズレニウム塩化合物を1.1または2種以上組合せ
て用いることができ、さらに他の染料1例えば、前記一
般式[I]の化合物以外のポリメチン系、アズレン系、
ビリリウム系、スクアリウム系、クロコニウム系、トリ
フェニルメタン系、キサンチン系、アントラキノン系、
シアニン系、フタロシアニン系、ジオキサジン系、テト
ラヒドロコリン系、トリフエッチアジン系、フェナンス
レン系、金属キレート錯体系染料など、あるいは金属お
よび全屈化合物など、例えば八で、 Te。
[1i、 Sn、 In、 Sc、 SnO,TaO2
,八s、 Cdなどと混合分散あるいは植層してもよい
記録)32は塗布法あるいは蒸着法等の種々の方法によ
り基板l上に形成される。塗布法を用いる場合には、ア
ズレニウム塩化合物を有機溶媒中に溶解あるいは分散し
た溶液を基板l上に塗布することによって形成すること
ができる。また必要に応じて成膜性および塗膜安定性を
考慮してバインダーを記録層中に混合して成膜すること
もてきる。
塗布の際に使用できる有機溶媒は、前述のアズレニウム
塩化合物を分散状態とするか、或いは溶解状態とするか
によって異なるが、一般にはメタノール、エタノール、
イソプロパツール、ジアセトンアルコール、メチルセロ
ソルブ等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケト
ン、シクロへキサ、ノンなとのケトン類、N、N−ジメ
チルホルムアミド、 N、N−ジメチルアセトアミドな
どのアミド類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキ、
シト類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレング
リコールモノメチルエーテルなどのエーテル類、酢酸メ
チル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、クロ
ロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン、ジクロルエ
チレン、四塩化炭素、トリクロルエチレンなどの脂肪族
ハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン
、モノクロルベンゼン、ジクロルベンゼンなどの芳香族
類、あるいはn−ヘキサン、シクロヘキサン、リタロイ
ンなどの脂肪族炭化水素類などを用いることかできる。
また、好適なバインダーとしては、広範な樹脂から選択
することができる。具体的にはニトロセルロース、リン
酸セルロース、硫酸セルロース。
酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、醋酸セルロ
ース、ミリスチン酸セルロース、バルミチン酸セルロー
ス、酢酸・プロピオン酸セルロース、酢酸・醋酸セルロ
ースなどのセルロースエステル類、メチルセルロース、
エチルセルロース。
プロピルセルロース、ブチルセルロースなどのセルロー
スエーテル類、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢
酸ビニル、ポリビニルブチラール。
ポリビニルアセタール、ポリビニルアルコール。
ポリビニルピロリドンなどのビニル樹脂類、スチレン−
ブタジェンコポリマー、スチレン−アクリロニトリルコ
ポリマー、スチレン−ブタジェン−アクリロニトリルコ
ポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマーなどの共
重合樹脂類、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルア
クリレート、ポリブチルアクリレート、ポリアクリル酸
、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリアクリ
ロニトリルなどのアクリル樹脂類、ポリエチレンテレフ
タレートなどのポリエステル類、ポリ(4,4’−イソ
ブロピリデンジフェニレンーコ−1,4−0シクロヘキ
シレンジメチレンカーボネート)、ポリ(エチレンジオ
キシ−3,3′−)ユニレンチオカーボネート)、ポリ
(4,4’−イソブロピリデンジフェニレンカーボネー
トーコーテレフタレート)、ポリ(4,4’−イソプロ
ピリデンジフェニレンカーボネート)、ポリ(4,4’
 −5ec−ブチリデンジフェニレンカーボネート)、
ポリ(4,4’−イソプロピリデンジフェニレンカーボ
ネート−ブロック−オキシエチレン)などのポリアリ−
レート樹脂類、あるいはポリアミド類、ポリイミド類、
ポリウレタン類、エポキシ樹脂類、フェノール樹脂類、
ポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、
ポリブテン、ポリイソブチレンなとのポリオレフィン類
、天然ゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム等のエ
ラストマー類などを用いることができ、その他場合によ
り樹脂以外の鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン、カルナバワ
ックス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、セ
レシンワックス等の天然ワックス、パラフィンワックス
、マイクロクリスタリンワックス等の石油ワックス、酸
化ワックス、エステルワックス、フィッシャートロプシ
ュワックス等の合成ワックス、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニンs!gの高
級脂肪酸、カナアリルアルコール。ベヘニルアルコール
等の高級アルコール、ショ糖の脂肪酸エステル、ソルビ
タンの脂肪酸エステル等のエステル類、オレイルアミド
等のアミド類を適宜混合させることかできる。
以上のバインダーにジオクチルフタレート、ジブチルフ
タレート、トリクレジルフォスフェート等の可塑剤、鉱
油、植!油等の油剤、更にアルキルベンゼンスルホン酸
ソーダ、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
等の分散剤及びその他の添加剤を適宜混合させ記録層の
成膜性、塗膜安定性を高めることがてきる。
塗工は、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法
、スピンナーコーティング法、ビートコーディング法、
マイヤーバーコーティング法、プレートコーティング法
、ローラーコ・−ティング法、カーテンコーティング法
などのコーティング法を用いて行うことがてきる。
記録層2中のアズレニウム塩化合物の含有量は通常40
〜100重量%、好ましくは50〜100重量%か望ま
しい。41)重量%未満ては記録層の十分な光吸収性と
再生レーザー光に対して十分な光反射率を得ることがで
きない。
また、記録層2の膜厚は100人〜20gm、好ましく
は200人〜1μ−か適当である。なお、記録レーザー
光に対して十分な光反射性を有する薄膜を安定に形成で
き得るならば可能な限り薄いほうがよい。
さらに1本発明の光学記録媒体は、第2図に示すように
、記録層2上に記録及び再生レーザー光に対して透明な
保護層3を設けることができる。
該保護層3は、基板l側から光を照射する場合は不透明
でも差支えない。
また、第3図に示すように、基板lと記録層2の間に下
引層4を設けても良い。
また、第4図に示す様に、保護層3及び下引層4を共に
用いることも可能である。
下引き層は(a)接着性の向上、(b)水またはガスな
どのバリヤー、(C)記録層の保存安定性の向上、(d
)反射率の向上、(C)溶剤からの基板の保護および(
f)プレグルーブの形成などを目的として設けられる。
(a)の目的に対しては高分子材料、例えばアイオノマ
ー樹脂、ポリアミド系樹脂、ビニル系樹脂、天然高分子
、シリコーン、液状ゴムなどの種々の材料もしくはシラ
ンカップリング剤などの種々の物質を用いることかてき
、(b)、(C)の目的に対しては上記高分子材料以外
に無機化合物例えば5i02. MgF2. Sin、
 Ties、 ZnO。
TiN、 SiNなど、金属または半金属例えばZn、
 Cu。
S、 Ni、 Cr、 Gc、 Se、 Cd、八g、
 Ai’などを用し)ることかてきる。(d)の目的に
対しては金属例えばAi+、 八gなど、または金属光
沢を有する有機薄膜、例えばアズレン染料、メチン染料
などを用いることができる。そして(e)、 (f)の
目的に対しては紫外線硬化樹脂、熱硬化性樹脂、熱可塑
性樹脂などを用いることができる。下引き層の膜厚は5
0人〜1(10μm、好ましくは200人〜30絡■が
適当である。
また、保護層は、キズ、ホコリ、汚れなどからの保護お
よび記録層の保存安定性の向上および反射率の向上を目
的として設けられ、その材料としては下引き層と同じ材
料を使用することができる。保護層の1漠厚は0.lI
L■以上、好ましくはIH以上が適当である。
この際、下引き層および/または保護層中には本発明の
一般式[I]のアズレニウム塩化合物が含有されていて
もよい。また、下引き層または保護層には安定剤、分散
剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、界面活性剤、可塑剤な
どが含有されていてもよい。
さらに、本発明による光学記録媒体の別の構成としては
、第1図からi4図に示した同一構成の2枚の記録媒体
(場合によりその1枚を基板のみとして)を用い記録層
2を内側に配置して密封したいわゆるエアーサンドイッ
チ構造にしてもよいし、保護層3を介して接着したいわ
ゆる密着構造(貼り合せ構造)にしてもよい。
本発明の光学記録媒体は、アルゴンレーザ(発振波長4
88nm)、ヘリウム−ネオンレーザ(発振波長6:1
3ns)、ヘリウム−カドミウムレーザ(発振波長44
2nm)などのガスレーザの照射によって記録すること
も可能であるが、好ましくは750ns以上の波長を有
するレーザ、特にガリウムーアルミニウムーヒ素半導体
レーザ(発振波長830nm)などの近赤外あるいは赤
外領域に発振波長を有するレーザ光線の照射によって記
録する方法が適している。
また、読み出しのためには、前述のレーザ光線を用いる
ことができる。この際、書込みと読み出しを同一波長の
レーザで行なうことができ、また異なる波長のレーザで
行なうこともできる。
[実施例] 以下、本発明を実施例に従って詳細に説明するか、これ
らに限定されるものではない。
実施例1 直径1:lOs■φ、厚さ1.2量−のポリメチルメタ
クリレート(以下rP&nAJと略記する)基板上に、
エボキンーアクリレート系紫外線硬化樹脂を用いてzP
法(フォト・ポリマー法)で、厚さ30paのプレグル
ーブを設け、その上に前記アズレニウム塩化合物No、
(11)のアズレニウム塩化合物2重量部をジクロルエ
タン98fi量部に溶解させた液をスピナーコーティン
グ法により塗布した後、乾燥して800人の有機薄膜記
録層を得た。
この様にして作成した光学記録媒体をターンテーブル上
に取り付け、ターンテーブルをモーターで1800rp
−に回転させて、発振波¥c11:l(lnwの半導体
レーザな用いて、基板側より記録層にスポットサイズ1
.5鉢■φ、記録パワー6膳W、記録周波数2 MHz
で情報を書き込み、読み出しパワー0.8−Wで再生し
、その再生波形をスペクトル解析(スキャニングフィル
ター、バンド幅30KHz ) L/てC/N比を測定
した。
次に、同じ記録媒体を、前記測定条件で記録した部分を
、繰り返し105回読み出し後のC/N比を測定した。
さらに、前記条件で作製した同一の記録媒体を60℃、
90%RHの条件下に2000時間放置して、環境保存
安定性試験を行なった後の透過率(8:lOnm測定)
およびC/N比を測定した。その結果を表1に示す。
表   1 実施例2〜9 実施例1で用いたアズレニウム塩化合物No。
(11)の化合物をNo、(2)、(4)、(8)、(
12)、(19)、(21)。
(26)、(29)にかえて、実施例1と同様の方法で
記録媒体を作製し、それぞれ実施例2〜9の光学記録媒
体を作製した。
を記実施例2〜9の光学記録媒体を実施例1と同様の方
法で測定した。その結果を表2に示す。
実施例10および11 下記化合物No、(31)および(コ2)と前記アズレ
ニウム塩化合¥@No、(15)とをそれぞれl:lの
重量比でジクロルエタンに混合し、実施例1と同様の方
法で塗布し、乾燥膜厚85G人の有機薄膜記録層を設け
、それぞれ実施例io、 tlの光学記録媒体を作製し
た。
この様にして作成した実施例10.11の光学記録媒体
を実施例1と同様の方法で測定した。その結果を表3に
示す。
化合物No、(31) し、+1.     U&υ、”        に 
2I+ 。
化合物No、(32) 比較例1 実施例1Oで用いた化合物No、(15)を除いた以外
は、実施例1Oと同様の方法て光学的記録媒体を作製し
、同様に測定した。その結果を表3に併示する。
実施例12 前記化合物No、(17)の化合物2重量部とニトロセ
ルロースm1fl(オーパレスラッカー、ダイセル化学
■製)1重量部をメチルエチルケトン97i量部に混合
させた液をスピナー塗布法により、プレグルーブを設け
た直径130m5φ、厚さ1.2amのPMMA基板上
に塗布し、乾燥膜J111000人の有機薄膜記録層を
得た。
この様にして作成した光学記録媒体を実施例1と同様の
方法で測定した。その結果を表4に示す。
実施例13〜15 実施例12で用いた化合物No、(17)を前記化合物
No、(1)、(18)、(24)にかえて、実施例1
2と同様の方法で記録媒体を作製し、それぞれ実施例1
3〜15の光学記録媒体を作製した。
上記実施例13〜15の光学記録媒体を実施例1と同様
の方法で測定した。その結果を表4に示す。
実施例16および17 前記の化合物No、(6)8よびNo、(7)の化合物
500mgを蒸着用モリブデンボードに入れ、1xlO
−6■sHg以下に排気した後、プレグルーブを設けた
直径130mmφ、厚さ1.2mmのPMMA基板上に
蒸着した。蒸着中は真空室内の圧力が10−’mm11
g以上に上昇しない様にヒータを制御しながら、950
人の有機薄膜記録層を形成し、それぞれ実施例16.1
7の光学記録媒体を作製した。
この様にして作成した光学記録媒体を実施例1と同様の
方法て測定した。その結果を表5に示す。
実施例18 つオーレッドサイズの厚さ0.41ポリカーボネート(
以下rPCJと略記する)基板上に、熱プレス法により
プレグルーブを設け、その上に前記アズレニウム塩化合
物No、(11)の化合物4重量部をジアセトンアルコ
ール96重量部に混合させた液をバーコード法により塗
布した後、乾燥して1000人の有機薄膜記録層を得た
。さらに、その上にエチレン−酢ビドライフィルムを介
してつオーレッドサイズの厚さ0.:]mmのPC基板
と、熱ロール法により密着し、密着構造の光学記録媒体
を作製した。
この様にして作製した光学記録媒体をX−Y方向に駆動
するステージ上に取り付け、発振波長8:1Onsの半
導体レーザな用いて、厚さ0.4゛m−のPC基板側よ
り、有機薄膜記録層にスポットサイズ3、昨−φ、記録
パワー4.0m!atで記録パルス8QILsecでY
軸方向に情報を書き込み、読み出しパワー0.4slで
再生し、そのコントラスト比部の信号強度)を測定した
さらに、前記条件で作製した同一記録媒体を実施例1と
同様の条件の環境保存安定性試験を行ない、その後の透
過率およびコントラスト比を測定した。その結果を表6
に示す。
表  6 [発明の効果] 以上説明した様に、本発明の光学記録媒体によれば、長
波長側に吸収を有し、半導体レーザ等の長波長発振レー
ザーを用いても高感度に記録が可能であり、良好なピッ
ト形状の形成により、高いG/N比か得られる。
また、塗工法による製造が可能で、熱に対する安定性の
良い、保存性に優れた再生劣化の少ない光学記録媒体を
提供することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は各々本発明の光学記録媒体の実施態
様を示す断面図である。 l・・・基板 2・・・記録層 3・・・保護層 4・・・下引層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式[ I ]で表わされるアズレニウム塩化合物
    を含有する記録層を有することを特徴とする光学記録媒
    体。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、一般式[ I ]において、R_1、R_2、R
    _3、R_4、R_5、R_6およびR_7は水素原子
    、ハロゲン原子又は1価の有機残基を表わし、又はR_
    1とR_2、R_2とR_3、R_3とR_4、R_4
    とR_5、R_5とR_6およびR_6とR_7の組合
    せのうち少なくとも1つの組合せで置換又は未置換の縮
    合環を形成してもよい。Xは硫黄原子、酸素原子又はセ
    レン原子を示す。Zは置換されてもよいピラン、チオピ
    ラン、セレナピラン、ベンゾピラン、ベンゾチオピラン
    、ベンゾセレナピラン、ナフトピラン、ナフトチオピラ
    ン又はナフトセレナピランを完成するに必要な原子群か
    らなる炭化水素基を示す。R_8およびR_9は水素原
    子、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未
    置換のアリール基又は置換もしくは未置換のスチリル基
    を示す。nは1、2又は3、mは0又は1の整数を示す
    。A^■はアニオン残基を示す。)
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