JPS63259552A - 感光性樹脂版 - Google Patents

感光性樹脂版

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JPS63259552A
JPS63259552A JP30280786A JP30280786A JPS63259552A JP S63259552 A JPS63259552 A JP S63259552A JP 30280786 A JP30280786 A JP 30280786A JP 30280786 A JP30280786 A JP 30280786A JP S63259552 A JPS63259552 A JP S63259552A
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JP
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film
layer
adhesive layer
resin
adhesive
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JP30280786A
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Katsuyuki Ota
大田 勝行
Satoshi Yazawa
矢沢 智
Toshimi Aoyama
青山 俊身
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Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
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Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/11Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having cover layers or intermediate layers, e.g. subbing layers

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  • Structural Engineering (AREA)
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、凸版印刷用の版面を形成させるのに用いられ
る感光性樹脂版に関するものである。さらに詳しくいえ
ば1本発明は、感光性樹脂版の感光層の表面の粘着性を
抑制する方法に関するものである。したがって本発明に
よれば、感光層の表面の粘着性によって起こる種々のト
ラブルを防止することができる。
従来の技術 従来の感光性樹脂版は、感光層表面に粘着性を生じるこ
とが多く、そのため、原図フィルムと感光性樹脂版との
均一な密着が阻害されたり、あるいは露光後に原図フィ
ルムを感光層から剥離する際に原図フィルムに感光層表
面が転写して、該フィルムを損傷したりするなどの問題
が起こるのを免れなかった。
このような問題を解決する方法として1例えば感光暦表
面を直接マット化する方法(特開昭48−45304号
公報)、感光層表面に、粘着防止のためのポリビニルア
ルコール被膜を設ける方法(特開昭58−18633号
公報)、支持体上に設けられた感光層の表面に、粘着防
止用樹脂被膜を設け、その上に該樹脂被膜と感光層の接
着力より小さい接着力を有する接着層を設け、さらに該
接着層の上にフィルムを被覆する方法(特開昭61−1
7148号公報)などが提案されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、感光層表面を直接マット化する方法では
、感光層自体が強い粘着性を有する場合には、原図フィ
ルムとの密着性を十分に高めることができない、またポ
リビニルアルコール被膜を設ける方法では、原図フィル
ムとの密着性は改善されるとしても、フィルムとポリビ
ニルアルコール被膜を直接コーティングし、これを感光
層に圧着する形態をとっているため、フィルムとポリビ
ニルアルコール被膜との′!!c着性が低く、取り扱い
中にフィルムの剥離を生じるという欠点がある。
一方、ポリビニルアルコール被膜等の粘着防止層と、カ
バーフィルムの間に接着層を設ける方法によれば、上記
欠点を解決することができるものの、カバーフィルムを
剥離する際に、接着層がカバーフィルムと共に剥離され
ずに、部分的に粘着防止層表面に残るという欠点がある
本発明者らは、このような問題を解決して、感光暦表面
に粘着性がなく、取り扱い中にカバーフィルムが剥離し
たり、部分的に接着層が粘着防止層に残ったりすること
がない感光性樹脂瓶を提供すべく鋭意研究を重ねた結果
、本発明に到達した。
問題点を解決するための手段 本発明を概説すれば、支持体上に設けられた感光層の表
面に、粘着防止用樹脂被膜を設け、その上に該樹脂被膜
に対する感光層の接着力より小さい接着力を有する!I
Ic着層を設け、さらに該接着層の上にマットフィルム
を被覆して成る感光性樹脂瓶の製造方法において、接M
Mとマットフィルムとをその界面において化学的に結合
せしめた方法によれば、上記の目的を達成しうることを
見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、支持体上に設けられた感光層の表面
に、粘着防止用樹脂被膜を設け、その上に該樹脂被膜に
対する感光層の接着力より小さい接着力を有する接着層
を設け、さらに該接着層の上にマットフィルムをマット
化された面が接着層と対向するように被覆して成る感光
性樹脂の製造方法において、接着層とマットフィルムを
とをその界面において化学的に結合せしめた感光性樹脂
瓶の製造方法を提供するものである。
本発明の構成要素について下記に詳説する。
(支 持 体) 本発明の感光性樹脂瓶に用いられる支持体としては、例
えば、従来の感光性樹脂瓶に使用されているポリエステ
ル、ポリアミド、ポリスチレン等の樹脂フィルム、鋼、
アルミニウム等の板にハレーション防止層を設けたもの
などがある。
(感 光 層) 本発明の感光性樹脂瓶における感光層には。
■主体樹脂と、■光重合回部なアルケニル基を少なくと
も1個有する単量体と、■光重合開始剤とを主成分とし
、必要に応じて熱重合禁止剤、染料や顔料などの着色剤
、可塑剤などが添加された組成物が用いられる。
前記の主体樹脂としては1例えば部分ケン化された酢酸
ビニル樹脂及びその誘導体、セルロース系樹脂、ポリビ
ニルピロリドン、アクリル樹脂。
ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリエチレンオキシ
ド、スルホネート基や塩基性基を有する水溶性ポリアミ
ド、マレイン酸共重合体、アルコール可溶性ポリアミド
、スチレンとブタジェンとの共重合体、スチレンとイソ
プレンとの共重合体などが挙げられ、これらはそれぞれ
単独で用いられてもよいし、2種以上組み合わせて用い
られてもよい。
(粘着防止用樹脂) 粘着防止用樹脂被膜の形成に用いられる樹脂と°ソは、
例えばポリアミド、ポリアクリルアミド、セルロース、
ポリビニルアルコールなどを主体としたもの、あるいは
これらの樹脂を2種以上混合したものが挙げられる。
これらの粘着防止用樹脂は、その被膜と前記感光層とが
同一の現像液に溶解するように選択されることが必要で
ある。しかしながら、粘着防止用樹脂被膜の形成に用い
た樹脂と感光層における主体樹脂とが同一の場合などで
は、長時間経過するうちに、感光層の成分が粘着防止用
樹脂被膜の樹脂と混ざり合って、粘着防止用樹脂被膜と
しての効果が低下する。したがって、このような問題を
解決するためには、粘着防止用樹脂被膜の形成には感光
層よりもやや難溶性の樹脂を用いることが望ましい0例
えば粘着防止用樹脂被膜と感光層がいずれもポリビニル
アルコールを主体としている場合には、粘着防止用樹脂
被膜には感光層より平均分子量の大きいポリビニルアル
コールを用いることが好ましい、このような溶解性の調
節は、ポリビニルアルコールのけん化度の違いを利用す
ることによっても可能である0例えば、ポリビニルアル
コールのけん化度が80%の時に水に対する溶解度が最
高になるので、けん化度80%のポリビニルアルコール
を感光層に用いる場合には、粘着防止用樹脂被膜を形成
するポリビニルアルコールのけん化度は90%とすれば
よい。
粘着防止用樹脂被膜の乾燥膜厚は0 、1 Bmないし
20gmの範囲で使用されるが、好ましくは0.5μm
ないし4pmである。粘着防止用樹脂被膜の乾燥膜厚が
0.1ルmに満たない場合には粘着防止効果がなくなる
。また、それが20gmを超える場合には、ネガフィル
ムを介して露光する際に粘着防止用樹脂被膜において光
の散乱が起こるので1画像再現性が悪くなる。
(接 着 層) 本発明における接着層は、後記のマットフィルムと界面
において化学的に結合を生ぜしめる反応性基を有する樹
脂であるか、または化学的に結合することが回部な反応
性化合物を含有しているものでなければならない。
前記の必要条件を満たすものとしては1例えばゼリエス
テル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ糸樹脂、合
成ゴム、アクリル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系樹脂
などから選ばれた少なくとも1種の高分子物質を主成分
とするものが用いられる。
この接着層と前記粘着防止用樹脂被膜との接着力は、該
粘着防止用樹脂被膜と感光層との接着力より小さいこと
も必要である。
fa着層の膜厚は0.01ルmないし20弘mの範囲で
あることが好ましい、さらに好ましいのは0.5.cm
ないし27zmの範囲である。接着層の膜厚が0 、0
17hmより小さい場合には、粘着防止用樹脂被膜およ
びマットフィルム表面との十分な接着強度が得られず、
感光性樹脂版の保存中、あるいは取り扱い中にマットフ
ィルムが剥がれたりする。一方、接着層の膜厚が20ル
mを超えると、マットフィルムのマット化表面を覆って
しまい、マット化表面の形状が粘着防止用樹脂被膜に転
写されないため、露光処理時に所要のマスクフィルムを
粘着防止用樹脂被膜に密着させるのに不当な時間を要し
、しかも焼きボケを生ずるため好ましくない。
(マットフィルム) 本発明で使用するマットフィルムの素材としては、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリプロピレン
、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリレート、ポリメタクリ
レートなどが挙げられるが、これらに限られるものでは
なく、また上記ポリマーは可凹剤等の添加物を含んでい
てもよい。
フィルム表面のマット化方法としては、たとえば、フィ
ルムの表面をアルカリまたは酸で処理して表面を腐食さ
せる化学研磨法、フィルム表面に微粒子を噴射して表面
に孔を形成させるサンドブラスト法、微粒子を含んだ水
をフィルム表面に噴射してフィルム表面に孔を形成させ
る液体ホーニング法、微粒子を含んだ樹脂をフィルム表
面にコートするコーティング法などがある。それらの方
法のうち、表面の粗さを一定にすることが比較的容易で
あるという観点から見て、コーティング法を用いること
が好ましい。
コーティング法は通常は次のように行われる。
すなわちポリエステル、アクリル樹脂、ウレタン樹脂な
どの樹脂およびイソシアネート化合物などの硬化剤を有
機溶剤に溶解した溶液の中に、マット化剤を分散させて
コーティング剤としたのち、このコーティング剤を前記
フィルム上に塗布し、乾燥し、エージング処理と呼ばれ
る加熱処理を行って硬化させることによりマットフィル
ムとする。
マット化剤としては、二酸化ケイ素、グラファイト、ア
ルミナなどの無機物や、ポリイミド、ポリアミド、エポ
キシ樹脂、セルロースなどの有機物の固体粉末を使用す
ることができる。
しかし、本発明においては、硬化剤であるインシアネー
ト化合物等を、接着層とウレタン結合等により化学的結
合を生じさせるための反応種としても用いるため、エー
ジング処理は接着層を塗布した後に行わなければならな
い。
本発明においては、マットフィルムの表面粗さは、日本
工業規格(JIS)  BO601によるRa=0.0
層ルmないし5終mであって、しかもRmay =0.
04pmないし20ILmの範囲であることが好ましい
、特に好ましのはRa=0.2ルmないし0.8pmで
あって、しかもRmay = 1 、04mないし3J
Lmである。このようにして得られマットフィルム上に
は、接着層が両者の界面において化学的に結合せしめら
れて設けられているために、マットフィルムと一体的に
剥離することを可能としている。もし、化学的に結合し
ていない場合には、マットフィルムを剥離する際に接着
層が部分的に粘着防止用樹脂被膜層表面に残り、焼きボ
ケや現像不良発生の原因となる。
マットフィルムは露光処理に先立ち、感光性樹脂版から
剥離されるが、このとき粘着防止用樹脂被膜は接着層よ
りも感光層と強固に接着しているため、マットフィルム
は接着層とともに容易に粘着防止層表面から剥離される
。このとき、Raが0 、 OI JLmより小さく、
かつRaaXが0.04pmより小さいと、マットフィ
ルムの表面形状が粘着防止用樹脂被膜に転写される効果
が乏しく。
ネガフィルムとの真空密着性が悪くなる。またRaが5
ルmを超え、かつRsawが2層ルmを超えると、粘着
防止用樹脂被膜に転写されたマット化面において、マッ
トフィルム表面形状の深さに起因して露光時に入射光が
乱反射し1画像再現性が悪くなる。
(製 造 法) 次に本発明の感光性樹脂版の製造法の好適な1例につい
て説明する。
まず、マットフィルムとなる素材フィルム上にコーティ
ング剤を均一に塗布し、乾燥する。コーティング剤は前
記ポリエステル等の樹脂、二酸化ケイ素等の粉末、接着
層と化学的に結合するための反応種を有するイソシアネ
ート化合物等の硬化剤および溶剤から成るものである。
次に、前記の接着層形成用樹脂を揮発性溶媒に溶解させ
たものを、前記マットフィルムのマット化された面に塗
布し、乾燥して接着層を形成する0次いで室温または加
熱した状態で放置する。
このとき、前記イソシアネート化合物等の硬化剤と接着
層形成用樹脂との間で反応が進行し、マットフィルムの
コーティング層と接着層との接触面において強力な化学
結合が生じ、マー/ )フィルムと接着層とは強固に接
着することとなる0次に、粘着防止用樹脂被膜を形成す
るための樹脂、例えば適当なけん化度及び重合度を宥す
るポリビニルアルコールとメタノール−水とから成る組
成物を前記の接着層上に塗布するなどして粘着防止用樹
脂被膜を形成し、3層から成るフィルムを作成する。
一方、支持体表面に、前記の感光層形成用組成物を用い
て感光層を形成し、この感光層に前記のようにして得ら
れた3層から成るフィルムを、粘着防止用樹脂被膜と感
光層とが対面するようにして圧着し、感光性樹脂版を得
る。
本発明の感光性樹脂版の製造方法としては、前記の方法
に限らず、支持体上に感光層、粘着防止用樹脂被膜、接
着層及びマットフィルムを順次積層する方法なども用い
ることができる。
実  施  例 次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 重合度が約2万の飽和ポリエステル樹脂100重量部を
シクロヘキサノン3.800重量部に溶解し、この中に
平均粒子径が5gmの二酸化ケイ素粉末10gを分散さ
せ、コロネー)L(日本ポリウレタン社製、インシアネ
ート化合物)2重量部を添加し、マット化層形成用コー
ティング剤とした。
また1重合度が約2万の飽和ポリエステル樹脂100重
量部をシクロヘキサノン3,800ii部に溶解し、接
着層形成用組成物とした。
一方、けん化度が90モル%、重合度が1.000の部
分けん化ポリ酢酸ビニルを水/メタノール=90/10
(重量/重量)の混合溶剤に溶解し、3重量%溶液を調
製して粘着防止用樹脂被膜形成用組成物とした。
ポリエステルフィルム(125gm厚)に前記マット化
層形成用コーティング剤を乾燥膜厚が4pmとなるよう
に塗布し、シクロヘキサノンを揮散させるために100
℃で5分間乾燥した。こうして得られた表面粗さはRa
=0.5JLm、Rmax=2pmであった。前記のコ
ーティング剤が乾燥後、ただちに前記の接着層形成用組
成物を乾燥膜厚がlJLmとなるように塗布し、100
℃で10分間乾燥した。こうして得られたフィルムを6
0℃で4日間加熱処理を行い、マット化層の硬化および
マット化層と接着層との界面での化学反応を十分に行わ
せた8次いで接着層の上に粘着防止用樹脂被膜形成用組
成物を乾燥膜厚が2pmとなるように塗布して、120
℃で30秒間乾燥し、マットフィルム、接着層および粘
着防止用樹脂被膜から成る積層体を作成した。
一方、感光性樹脂組成物として けん化度が80モル%で重合度が 500の部分けん化ポリ酢酸ビ ニル            100重量部感光性反応
生成物       100重量部エチレングリコール
       1層重ik部ベンゾインインプロピルエ
ーテル  4重量部メチルヒドロキノン     0.
05重量部水                   
   200層重量部をフラスコ中で90℃に保持して
かきまぜ、溶解した溶液をハレーション防止層を設けた
鋼板上に流延し、40℃で15時間乾燥して厚さ0.7
mmの感光層を形成させた。
なお、前記感光性反応生成物は、特公昭54−3790
号公報の実施例2に開示されている方法に従って製造し
た。
すなわち、水10重量部にメチルヒドロキノン0.02
5重量部を溶かし、これにジメチロール尿素ジメチルエ
ーテル74重量部、N−メチロールアクリルアミド20
2重量部、塩化アンモニウム2!!量部を加えて80℃
に加熱し、2時間かきまぜた0次いでこの反応混合物を
アセトン1.000重量部中に注加し、沈澱物をろ過し
て除いた。
次に、ろ液を蒸留してアセトンを除き、粘ちょうな感光
性反応生成物を得た。このものは水、アルコール及びア
セトンに可溶で、その赤外線吸収スペクトルは800c
m1に強い吸収を示した。
このようにして形成された感光層表面は強い粘着性を有
し、ネガフィルムとの真空密着性が悪い、この感光層表
面に、先に作成した3層から成る積層体を粘着防止用樹
脂被膜が感光層表面に接するようにして80℃で熱圧着
した。
このようにして得られた感光性樹脂版を1週間放置した
のち、A−3サイズに断裁したが、その周囲などのマッ
トフィルムの剥がれは全くなかった。このフィルムを剥
がすと、フィルム側には接着層が全面に付着していた。
一方、粘着防止用樹脂被膜は感光層表面に付着しており
、粘着防止用樹脂被膜表面には熱圧着時に転写されたマ
ットフィルム上のマット形状が形成されていた。
また、マットフィルムを剥がす際に、フィルムを数cm
おきに止めながら剥がしたが、やはりフィルム側に接着
層が全面に付着し、粘着防止用樹脂被膜表面に接着層が
残ることはなかった。
このサンプルにネガフィルムを重ね、真空密着後ケミカ
ルランプで露光を行った0次いでスプレ一式洗い出し機
を用いてスプレー圧2.7kg/Cゴ、液温45℃の水
道水によって2分間現像し、その後乾燥し、後露光を行
った版について観察したところ、全く焼きぼけはなく、
真空密着性が良好であったことを示していた。また版面
に粘着防止用樹脂被膜が残留していることもなく、白ヌ
キ深度も十分であり、再現性が良好であった・さらに、
印刷テストを行っても印刷開始から良好な印刷物が得ら
れた。
比較例1 実施例1と同様にしてマット化層形成用コーティング剤
、接着層形成用組成物、粘着防止用樹脂被膜形成用組成
物を調製した。ポリエステルフィルム(125pm厚)
上にマット化層形成用コーティング剤を塗布し、乾燥し
た後、60℃で4日間エージング処理を行い、マット化
層を十分に硬化させた。このとき、マット化層に含まれ
ていたイソシアネート化合物は、マット化層の硬化のた
めにほとんど消費された0次に実施例1と同様にして接
着層形成用組成物および粘着防止用樹脂被膜形成用組成
物を順に塗布乾燥して、マットフィルム、接着層および
粘着防止用樹脂被膜から成る積層体を作成した。
実施例1と同様にして得られた感光層表面に上記積層体
を80℃で熱圧着した。−週間放置後、A−3サイズに
断裁したが周囲の剥がれなどはなかった0次に、フィル
ムを剥がす際に、フィルムを数cmおきに止めながら剥
がしたところ、フィルムを止めた部分の接着層部が粘着
防止層表面に線状に残っていた。そのまま露光および現
像したが、接着層部が粘着防止層表面に残っていた部分
は現像液で溶出されなかった。
実施例2 メチルメタクリレート60重量部、ヒドロキシエチルメ
タクリレート40重量部からなり1分子量が約4万のア
クリル樹脂100fi量部をアルミニウムイソプロピレ
ート5重量部をメチルエチルケトン100重量部に溶解
させた中に、平均粒子径が5JLmの二酸化ケイ素10
重量部を均一に分散させてマット化層形成用コーティン
グ剤とした。
またエチレン酢酸ビニル樹脂100重量部を酢酸エチル
1.000重量部に溶解して接着層形成用組成物とした
一方、けん化度が99モル%1重合度が500の部分け
ん化ポリビニルアルコール3重量部を、水/メタノール
=60/37(重量部/重量部)の混合溶剤に溶解して
粘着防止用樹脂被膜形成用組成物とした。
実施例1と同様にしてポリエステルフィルム(100p
m厚)に前記マット化層形成用・コーティ・ング剤を乾
燥膜厚が57zmとなるように塗布し、100℃で2分
間乾燥ルた0次にこの上に接着層形成用組成物を乾燥膜
厚が0.71Lrnとなるように塗布し、100℃で2
分間乾燥し、さらに60℃で10日間放置した0次いで
粘着防止用樹脂被膜形成用組成物を乾燥膜厚2ILmと
なるように塗布し、120℃で30秒間乾燥して、マッ
トフィルム、接着層および粘着防止用樹脂被膜から成る
積層体を作成した。
実施例1と同様にして形成した感光層表面に水を微量塗
布してから、先に作成した積層体を粘着防止用樹脂被膜
が感光層表面に接するようにして圧着した。
このようにして得られた感光性樹脂版を1週間放置した
のち、A−3サイズに断裁したが、その周囲などのマッ
トフィルムの剥がれは全くなかった。このフィルムを剥
がすと、フィルム側には接着層が全面に付着していた。
一方、粘着防止用樹脂被膜は感光層表面に全面に付着し
、かつその表面はマットフィルムのマット形状を有して
いた。
このサンプルにネガフィルムを重ね、真空密着後に露光
し、現像、乾燥後、後露光を行ったところ、真空密着時
には良好な真空密着性を示し、得られた画像は再現性、
深度などいずれも良好であった。
実施例3 実施例1で使用したマット化層形成用コーティング剤お
よび接着層形成用組成物を用い、粘着防止用樹脂被膜形
成用組成物として、メトキシ基約30%含有のメチルセ
ルロース樹脂であるメトローズ5M15(信越化学社製
)5重量部を水95重量部に溶解させたものを用い、実
施例1と同様にして積層体を作成した。
一方、感光性樹脂組成物として けん化度が80モル%で重合度 が580の部分けん化ポリ酸 酸ビニル          ioo重量部ポリグリセ
リン#500 (数本 薬品工業■製、水酸基が960 で粘度が175.000cP ( 30℃)のもの)100gに、 アクリル酸36g、無水リン酸 1g及びメチルヒドロキノン 20mgを混合し、60℃で 4時間かきまぜながら加熱した のち、未反応のアクリル酸を減 圧下で留去し、得られた反応混 合物を水45gに溶解してアン モニアで中和後、ろ過して得ら れた感光性物質        ioo重量部ベンゾイ
ンイソプロピルエステル  4111mメチルヒドロキ
ノン     0.05重量部水          
             200重量部から成る組成
物をハレーション防止層を設けた鋼板上に流延し、40
℃で15時間乾燥して、膜厚0.4mmの感光層を形成
した。
この表面は強い粘着性があり、ネガフィルムとの真空密
着性が悪い。
この感光層表面に、先に作成した積層体を粘着防止用樹
脂被膜が感光層表面に接するようにして圧着したのち、
1週間放置したところ、実施例1と全く同様の結果が得
られた。
実施例4 感光性樹脂組成物として 共重合ポリ7ミド       100重量部メチレン
ビスアクリルアミド   10重量部ベンゾフェノン 
         2重量部ヒドロキノン      
  0.01重量部メタノール          1
00重量部水               20重量
部から成る溶液を調製し、これをハレーシ、ン防止層を
設けた鋼板上に、膜厚0.6mmになるように流速し、
40℃で15時間乾燥して感光層を形成させた。
なお、共重合ポリアミドは、特公昭54−41203号
公報の実施例に開示されている方法に従って製造した。
すなわち、ε−カプロラクタム60重量%、ヘキサメチ
レンジアンモニウムアジペート18ftJ1%及び5−
(ナトリウムスルホ)イソフタル酸とへキサメチレンジ
アミンの塩22重量%の共重合組成となるようにオート
クレーブに仕込み、窒素ガスで置換したのち昇温1時間
、制圧(30kg/cm’)4時間、放圧30分、常圧
5時間の圧力条件下、240ないし250℃の温度で重
合させて、共重合ポリアミドを得た。
前記感光層に、実施例1と同様にして接着層および粘着
防止用樹脂被膜を有するポリエステルフィルムを圧着し
、1週間放置したところ、実施例1と全く同様の結果が
得られた。
発明の効果 本発明の感光性樹脂版は、マットフィルムと粘着防止用
樹脂被膜との間に接着層を設けてあり、さらにマットフ
ィルムと接着層とが化学的に結合しているために、取り
扱い中または断裁時に周囲および全面の剥がれを防止で
き、マットフィルムを澗がす際にも接着層が粘着防止用
樹脂被膜上に残ることがないので良好な印刷物を得るこ
とができるなどの効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体上に設けられた感光層の表面に、粘着防止用樹脂
    被膜を設け、その上に該樹脂被膜に対する感光層の接着
    力より小さい接着力を有する接着層を設け、さらに該接
    着層の上にマットフィルムを被覆して成る感光性樹脂の
    製造方法において、接着層とマットフィルムとをその界
    面において化学的に結合せしめたことを特徴とする感光
    性樹脂版の製造方法。
JP61302807A 1986-12-20 1986-12-20 感光性樹脂版 Expired - Lifetime JPH0654380B2 (ja)

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