JPS63258510A - 農用バリカン型刈取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、２本の可動刃を、機体横方向に並列させて１
本の固定刃と重合させると共に互いに相反する方向に往
復駆動されるように構成した農用バリカン型刈取り装置
に関する。

〔従来の技術〕

従来における上記刈取り装置の構造としては、例えば特
開昭５１−１００４３０号公報に示されているように、
２本の可動刃に夫々取付けられたナイフヘッドに作用す
るクランク機構により、上記各可動刃を相反する方向に
往復駆動するようにした構造のものがあった。

〔発明が解、決しようとする問題点〕

上記構造の刈取り装置は、２つの可動刃を相反する方向
に往復駆動するようにして、可動刃の移動に伴う機体の
振動を小さくするように配慮したものであるが、ナイフ
ヘッドとクランク機構との保合部分においては、製造上
の寸法精度のバラツキに起因する間隙がある為に、移動
方向の転換時に、ナイフヘッドとクランク機構とが衝撃
的に接当し、その時に振動や騒音が発生してしまうとい
う解決するべき課題があった。

又、上記クランク機構の駆動系も複雑な構造となってい
た。

本発明は、上述したような技術的課題を解決し、可動刃
の移動に伴う振動を可及的に低減することができ、しか
も構造を簡略化した農用バリカン型刈取り装置を提供す
ることを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するための本発明の特徴構成は、２本の
可動刃を、機体横方向に並列させて１本の固定刃と重合
させると共に互いに相反する方向に往復駆動されるよう
に構成した農用バリカン型刈取り装置であって、前記各
可動刃を、互いに逆方向に向けて案内するカムに係合さ
せ、前記回転カムをモータで回転させて、前記各可動刃
を相反する方向に往復駆動するよう構成してある点であ
り、その好ましい実施態様は、前記各回転カムはそれぞ
れネジである。そして、その作用・効果は次の通りであ
る。

〔作　用〕

各可動刃は、モータによって回転駆動される回転カムに
より保合案内されて往復駆動される。

従って、可動刃はその移動時において、常時、回転カム
と摺接した状態で駆動されるために、各可動刃は、回転
カムと衝撃的に接当することがなく極めて円滑に移動す
る。

〔発明の効果〕

上記作用によって、可動刃の移動に伴う振動は格段に低
減されることになる。しかも、可動刃の駆動系番ｔモー
タ及び回転カムだけであり、構造が簡略化でき、駆動速
度の制御も容易となる。

〔実施例〕

第３図に本発明に係るバリカン型刈取り装置を備えたコ
ンバインが示されている。このコンバインは、機体の前
部に殻稈引起し装置（１）、バリカン型の刈取り装置（
２）及び操縦部（３）を備え、後方には刈取った殻稈を
脱穀処理する脱穀装置（４）、穀粒を貯留するグレンタ
シク（５）、及び徘ワラ細断装置（６）等を配備して、
クローラ走行装置（７）で走行駆動可能に構成してある
。

次に、第１図及び第２図を参照して前記刈取り装置（２
）の構成について説明する。

前記刈取り装置（２）は、左右のバイブフレーム（８）
・・に亘って支持してあり、多数の固定刃構成用単位体
（９ａ）・・をリベット（１０）により受刃台（１１）
にかしめ固定して固定刃（９）を構成し、又、この固定
刃（９）と重合させると共に機体横方向に並列し、互い
に相反する方向に往復駆動されるように２本の可動刃（
１２）　、　（１３）を構成してある。

すなわち、上記可動刃（１２）　、　（１３）は、夫々
多数の可動刃構成用単位体（１２ａ）・・、　（１３ａ
）・・をリベット（１４）により各ナイフバー（１５）
　、　（１６）にかしめ固定して構成してあり、上記ナ
イフバー（１５）　、　（１６）の略中央位置には、機
体後方に向けて駆動突部（１７）　、　（１８）を突設
してある。そして、各可動刃（１２）　、　（１３）は
、複数のナイフクリップ（１９）により可動刃構成用単
位体（１２ａ）　”　、　（１３ａ）　・・の上方への
浮き上がりを防止するとともに、機体横方向に移動可能
に抜は止め支持されている。

前記ナイフバー（１５）　、　（１６）の駆動突部（１
７）　。

（１８）には、機体横方向に貫通して内ネジが刻設され
たネジ孔（２１）　、　（２２）が形成してあり、この
ネジ孔（２１）　、　（２２）には、後述するように回
転駆動される駆動軸（２３）に刻設された２つの回転カ
ム（２４）　、　（２５）が夫々係合してある。そして
、この回転カム（２４）　、　（２５）は互いに逆方向
の外ネジを刻設して構成してある。

上記駆動軸（２３）の−万端は、ベアリング（２６）に
より遊転支持されており、他方端には電動式のモータ（
Ｍ）の出力軸（２７）が連結してあり、駆動軸（２３）
はモータ（Ｍ）によって回転駆動されるように構成して
あり、モータ（Ｍ）は支持部材（２８）を介してパイプ
フレーム（８）に固定されている。

更に、このモータ（Ｍ）は、操縦部（３）に備えられた
操作具（２９）及び制御回路（３０）によって回転速度
を調節することができ、且つ、定期的に正転及び逆転を
交互に繰返す動作を行うように構成してある。。

上述したような構成を有する刈取り装置では、モータ（
Ｍ）を正逆回転することによって、駆動軸（２３）の回
転カム（２４）　、　（２５）に係合してある各可動刃
（１２）　、　（１３）が相反する方向に螺進移動し、
且つ、往復駆動されるので、機体の振動を引起すことな
く滑らかな移動走行が行われるのである。又、上記制御
回路（３０）によってモータ（Ｍ）の回転速度を任意の
速度に容易に変更設定することができる。

又、前記回転カム（２４）　、　（２５）の移動ピッチ
は長手方向に沿って変化するものであってもよ（、移動
方向転換時において移動速度を緩やかにするようにして
もよい。

〔別実施例〕

■　前記回転カム（２４）　、　（２５）は、螺旋溝で
構成し、モータ（Ｍ）によって一方向回転駆動するもの
であってもよい。

■　前記回転カム（２４）　、　（２５）は、互いに逆
方向に傾斜した傾斜板で構成し、モータ（Ｍ）の駆動軸
芯方向に沿って移動する一対のローラを上記傾斜板に接
当案内するものであってもよい。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る農用バリカン型刈取り装置の実施例
を示し、第１図は要部の縦断側面図、第２図は要部の平
面図、第３図はコンバインの全体側面図である。 （９）・・・・・・固定刃、（１２）　、　（１３）・
・・・・・可動刃、（２３）・・・・・・駆動軸、（２
４）　、　（２５）・・・・・・回転カム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、２本の可動刃（１２）、（１３）を、機体横方向に
   並列させて１本の固定刃（９）と重合させると共に互い
   に相反する方向に往復駆動されるように構成した農用バ
   リカン型刈取り装置であって、前記各可動刃（１２）、
   （１３）を、互いに逆方向に向けて案内する回転カム（
   ２４）、（２５）に係合させ、前記回転カム（２４）、
   （２５）をモータ（Ｍ）で回転させて、前記各可動刃（
   １２）、（１３）を相反する方向に往復駆動するよう構
   成してある農用バリカン型刈取り装置。 ２、前記各回転カム（２４）、（２５）はそれぞれネジ
   である特許請求の範囲第１項に記載の農用バリカン型刈
   取り装置。