JPS6325718Y2 - - Google Patents

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JPS6325718Y2
JPS6325718Y2 JP6384781U JP6384781U JPS6325718Y2 JP S6325718 Y2 JPS6325718 Y2 JP S6325718Y2 JP 6384781 U JP6384781 U JP 6384781U JP 6384781 U JP6384781 U JP 6384781U JP S6325718 Y2 JPS6325718 Y2 JP S6325718Y2
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electrode
electrodes
dielectric ceramic
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capacitor
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JP6384781U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、チツプ状の磁器コンデンサに関し、
更に詳しくは、その電極構造に係るものである。
従来の此種のコンデンサとしては、たとえば第
1図、第2図に示すような構造のものが提案され
ている。まず、第1図に示すものは、誘電体磁器
1の内部に、誘電体磁器層1Aを間に挾んで電極
2,3を埋設し、該電極2,3の互に相反する一
端を、誘電体磁器1の両側面に設けた端部電極
4,5に導通接続させた構造となつている。この
タイプのコンデンサは、電極2,3を補強層1
B1,1B2によつてサポートしてあるので、容量
層となる誘電体磁器層1Aの層厚を薄くして大容
量化を図りつつ、充分な機械的強度を確保するこ
とができる。
次に、第2図に示すものは、誘電体磁器1の内
部および必要ならばその表面に、より多層の電極
2,3を設けた積層形のコンデンサとなつてお
り、電極2−3間の誘電体磁器層1A1−1A5
より非常に大きな静電容量を取得できる。
上記のコンデンサを得るにあたつて、従来は、
第3図に示すように、誘電体磁器層となる誘電体
磁器シート1A上に白金、パラジウムもしくはこ
れらの合金またはこれらと銀の合金より成る高融
点の貴金属ペーストを使用して、容量取得の重な
り面積を生ずる矩形状の電極部2A,3Aおよび
該電極部2A,3Aの一返側より誘電体磁器シー
ト1Aの一端縁に達する電極取出部2B,3Bを
有する電極2,3を、たとえばスクリーン印刷法
などの手段によつて形成したものを、電極取出部
2B,3Bの方向が互に逆方向となるようにし
て、必要な枚数だけ重ね合せ、かつ加熱圧着した
後、これを例えば1350℃程度の温度で焼成してい
た。
前記電極2,3は、誘電体磁器シート1A,1
Aを重ね合せた状態で、第4図に示すように、電
極部2Aまたは3Aの先端縁aが、電極部3Aま
たは2Aの電極取出部3Bを連設させた後端縁b
より内側に位置し、先端縁aと後端縁bとの間に
ギヤツプ△lが生じるような位置関係で、誘電体
磁器シート1A上に印刷形成してあつた。
しかし、上述のような構造であると、電極2,
3が長さl方向に位置ズレを生じてギヤツプ△l
が変化したり、または幅W1方向に位置ズレを生
じた場合には、重なり面積Sが変つてしまうた
め、取得容量のバラツキを生じ、容量精度を高く
維持することが非常に困難であつた。特に、此種
のチツプコンデンサは、容量範囲が10PF以下の
小さい領域にあるのが普通であるから、当然のこ
ととして、容量精度としても厳しい要求を満足さ
せなければならない。
また、此種のチツプコンデンサは、第5図に示
すように、プリント回路基板6上の導体パターン
7,8に端部電極4,5を半田付け固定して平面
状に実装するものであるが、コンデンサの下に位
置する導体パターン9との間の浮遊容量が、コン
デンサの取付方向によつて変つてくるという欠点
がある。すなわち、第5図のように、端部電極4
を導体パターン7に半田付けし、端部電極5を導
体パターン8に半田付けしたとき、端部電極4−
導体パターン9間に発生する浮遊容量C2と端部
電極5−導体パターン9間に発生する浮遊容量
C1との間には、C1≪C2なる関係が成立するが、
取付方向を逆にした場合にはC1≫C2となり、明
らかに方向性が出てくるのである。
この浮遊容量の取付方向性をなくすることを目
的としたものとして、第6図A,Bに示すよう
に、誘電体磁器1の同一面上に、電極2,3をギ
ヤツプg1を介して対向配置すると共に、この電極
2,3に対して誘電体磁器層1Aを介して共通に
対向する共通電極10を設けたものが提案されて
いる。このコンデンサの場合は、確かに浮遊容量
の取付方向性をなくすることができるが、電極
2,3または共通電極10に印刷位置ズレを生じ
ると、これらの電極相互間の重なり面積が変化
し、取得容量が変化してしまうため、容量精度の
高いものを得ることが困難である。
本考案は上述する欠点を除去し、電極位置ズレ
による容量のバラツキがなく、容量精度が非常に
高く、しかもプリント回路基板に実装する場合、
取付方向によつて浮遊容量が変化することのない
コンデンサを提供することを目的とする。
誘電体磁器層を間に挾んでその両面側に対とな
る電極パターンを対向配置したコンデンサにおい
て、電極パターンの一方は、同一面上で互いに独
立する同一幅の2つの電極を幅方向にギヤツプを
介して併設すると共に、前記2つの電極の長さ方
向の相反する一端部を、前記誘電体磁器層の長さ
方向の相反する端面に形成された端部電極にそれ
ぞれ導通させ、前記電極パターンの他方は、その
長さ(l1)を前記電極パターンの一方における2
つの電極の先端縁間の距離(l2)より短くし、そ
の幅(W4)を、前記2つの電極幅(W2,W3
及びギヤツプg3をそれぞれ加えた長さ(W2+W3
+g3)より長くし、前記2つの電極を幅方向に覆
うようにして、該2つの電極に共通に対向させた
ことを特徴とする。
以下実施例たる添付図面を参照し、本考案の内
容を具体的に説明する。第7図および第8図は本
考案に係るコンデンサの電極構造を示す図であ
る。この実施例では、第1図、第2図に示したよ
うなコンデンサを対象としており、誘電体磁器層
11を間に挾んで電極パターン12,13を対向
させた構造となつている。電極パターン12は、
同一面上で互いに独立する2つの電極14,15
を、誘電体磁器層11の幅方向にギヤツプg2,g3
を介して併設すると共に、2つの電極14,15
の長さ方向の相反する一端部を、誘電体磁器層1
1の長さ方向の相反する端面にそれぞれ導出す
る。電極パターン12の2つの電極14,15
は、容量取得の主要な重なり面積を生じる電極部
分14a,15aの幅W2,W3を、W2≒W3とな
るように選定し、この電極部分14a,15aに
連設した電極取出部14b,15bを、誘電体磁
器層11の長さ方向における両端部にそれぞれ導
出し、該電極取出部14b,15bを誘電体磁器
11の両端部に付与される端部電極(第1図、第
2図の符号4,5)に導通接続させる。
電極パターン13は、誘電体磁器層11を間に
挾んで電極パターン12の2つの電極14,15
に共通に対向させてある。この電極パターン13
は、その幅W4が電極パターン12の電極14,
15を幅方向に覆うように、すなわち、W4>W2
+W3+g3となるように定めてある。また電極パ
ターン13は、その長さl1が電極14の先端縁イ
と電極15の先端縁ロとの間の距離l2より短かく
なるようにし、その長さl1方向の両端縁が電極1
4の先端縁イと電極15の先端縁ロより内側に位
置するように配置してある。
第9図は上記実施例におけるコンデンサの等価
回路図を示し、端部電極4−5間に、電極14の
電極部分14aと電極パターン13との重なり面
積による容量C3および電極パターン13と電極
15の電極部分15aとの重なり面積による容量
C4を直列に接続した回路構成となる。この場合、
電極部分14aの幅W2と電極部分15bの幅W3
の間に、W2≒W3なる関係があるから、これらと
電極パターン13との間の重なり面積がほぼ等し
くなり、前記容量C3,C4はC3≒C4となる。
上記の構造において、第10図に示すように、
電極パターン13と電極パターン12との間に長
さ方向の位置ズレ△l1を生じた場合、電極パター
ン13と電極部分14aまたは15aとの重なり
面積は、位置ズレの前方における重なり面積の増
加分と、後方における重なり面積の減少分とが互
に打消し合い、一定に保たれるから、電極の位置
ズレにも拘らず、取得容量が一定に保たれる。ま
た、電極パターン13と電極パターン12との間
に幅方向の位置ズレを生じた場合も、その位置ズ
レが、電極パターン13の幅W4と電極パターン
12の幅(W2+W3+g3)との差{W4−(W2
W3+g3)}内にある限り、重なり面積は不変であ
り、したがつて取得容量が一定に保たれる。
更に、電極パターン12が互に独立する2つの
電極14,15を逆向きに並設した左右対称のパ
ターンを有するので、プリント回路基板6に実装
するにあたり、第11図に示すように、電極14
を導通接続した端部電極16を導体パターン7に
半田付けし、電極15を導通接続した端部電極1
7を導体パターン8に半田付けした場合と、第1
2図に示すように、端部電極17を導体パターン
7に半田付けし、端部電極16を導体パターン8
に半田付けした場合とで、導体パターン9に対す
る電極関係が全く同一となる。したがつて、左右
方向(長さ方向)の浮遊容量の方向性を完全にな
くすることができる。
上記の実施例では、左右方向の方向性をなくし
たコンデンサの例を示したが、上下方向にも対称
な電極パターンとすることにより、上下方向の方
向性をもなくすことができる。第13図および第
14図はその例を示している。まず第13図に示
すものは、電極パターン13の両側に電極14,
15よりなる電極パターン12,12を対称的に
設けた電極構造となつている。また、第14図に
示すものは、電極14,15より成る電極パター
ン12の両側に電極パターン13,13を対称的
に設けた電極構造となつている。電極パターン1
2,13は第7図、第8図で示したのと同様のも
のである。これらの実施例の場合は、左右方向の
みならず、上下方向にも対称な電極パターンとな
るから、左右及び上下方向の方向性をなくするこ
とができる。
以上述べたように、本考案は、誘電体磁器層を
間に挾んでその両面側に対となる電極パターンを
対向配置したコンデンサにおいて、電極パターン
の一方は、同一面上で互いに独立する同一幅の2
つの電極を幅方向にギヤツプを介して併設すると
共に、前記2つの電極の長さ方向の相反する一端
部を、前記誘電体磁器層の長さ方向の相反する端
面に形成された端部電極にそれぞれ導通させ、前
記電極パターンの他方は、その長さ(l1)を前記
電極パターンの一方における2つの電極の先端縁
間の距離(l2)より短くし、その幅(W4)を、
前記2つの電極幅(W2,W3)及びギヤツプ
(g3)をそれぞれ加えた長さ(W2+W3+g3)よ
り長くし、前記2つの電極を幅方向に覆うように
して、該2つの電極に共通に対向させたことを特
徴とするから、電極位置ズレによる容量のバラツ
キがなく、容量精度が非常に高く、しかもプリン
ト回路基板に実装する場合、取付方向によつて浮
遊容量が変化することのないチツプ状の磁器コン
デンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のコンデンサの別々
の例における各正面断面図、第3図は同じく電極
の構造を示す図、第4図は同じくその欠点を説明
する図、第5図は同じくプリント基板実装時の欠
点を説明する図、第6図Aは同じく別の例におけ
る電極構造を示す図、第6図Bは同じくその正面
断面図、第7図および第8図は本考案に係るコン
デンサの電極構造を示す図、第9図は同じくその
等価回路図、第10図は同じくその効果を説明す
る図、第11図および第12図は同じくプリント
回路基板実装時の効果を説明する図、第13図お
よび第14図は同じく別々の実施例における各側
面断面図である。 11……誘電体磁器層、12……電極パター
ン、13……電極パターン、14,15……電極
パターン12を構成する電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘電体磁器層を間に挾んでその両面側に対とな
    る電極パターンを対向配置したコンデンサにおい
    て、電極パターンの一方は、同一面上で互いに独
    立する同一幅の2つの電極を幅方向にギヤツプを
    介して併設すると共に、前記2つの電極の長さ方
    向の相反する一端部を、前記誘電体磁器層の長さ
    方向の相反する端面に形成された端部電極にそれ
    ぞれ導通させ、前記電極パターンの他方は、その
    長さ(l1)を前記電極パターンの一方における2
    つの電極の先端縁間の距離(l2)より短くし、そ
    の幅(W4)を、前記2つの電極幅(W2,W3
    及びギヤツプg3をそれぞれ加えた長さ(W2+W3
    +g3)より長くし、前記2つの電極を幅方向に覆
    うようにして、該2つの電極に共通に対向させた
    ことを特徴とするコンデンサ。
JP6384781U 1981-04-30 1981-04-30 Expired JPS6325718Y2 (ja)

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JPS57175427U JPS57175427U (ja) 1982-11-05
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005020256A1 (ja) * 2003-08-22 2005-03-03 Murata Manufacturing Co., Ltd. 積層型電子部品

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JPS57175427U (ja) 1982-11-05

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