JPS6325513Y2 - - Google Patents

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JPS6325513Y2
JPS6325513Y2 JP1537684U JP1537684U JPS6325513Y2 JP S6325513 Y2 JPS6325513 Y2 JP S6325513Y2 JP 1537684 U JP1537684 U JP 1537684U JP 1537684 U JP1537684 U JP 1537684U JP S6325513 Y2 JPS6325513 Y2 JP S6325513Y2
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air
hot air
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broken rice
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JP1537684U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術的背景〕 この考案は、穀物乾燥機の風路の改良に係り、
特に、風路の底面に穿設した通気孔を風路の側面
に穿設した通気孔より大きくすることにより、風
路内に、整粒米の流入は阻止するが、ゴミや砕米
が堆積するのを回避し得る穀物乾燥機の風路に関
する。
〔考案の技術的背景〕
穀物乾燥機は、揚穀機下部に投入された穀物を
揚穀機により上部まで揚上し、穀物を貯留部に分
散し、乾燥部の熱風機と排風機との熱風通風作用
により、貯留部を経て乾燥部内を落下中の穀物の
乾燥を行なうものである。この場合において殊に
山形多管式風路にあつては、熱風は乾燥部内に複
数個配設された熱風路から流入し、落下中の穀物
を乾燥して同様に乾燥部内に複数個配設された排
風路を経て機外に放出されるのである。この熱風
の通風過程において、整粒米が排風路内(ときに
は熱風路内)に流入する欠点があり、この為、風
路特に排風路には、整粒米の流入を防止するため
小孔径を有する多数の通気孔が設けられていた。
〔背景技術の問題点〕
しかし、小孔のゴミや砕米の一部が通気孔を通
り抜けて風路内に侵入し、このうち質量の大きい
ものが排風路の底面部に堆積することがあり、風
路内にゴミや砕米が堆積すると風路抵抗が増大
し、乾燥性能を低下する欠点があつた。
また、第5図のように風路100の底面だけに
通気孔を設けたものにあつては、穀粒の安息角θ
との関係及び風の流れが増大する影響を受けて一
部のや藁が通気孔に付着して通気孔を塞いで通
気面積を小さくし、これにより著しい風量低下が
生じ、最悪の場合には乾燥不能を生じる欠点があ
つた。一方、この欠点を回避するために風路10
2を第6図のような形状の底板にすると、通気孔
を通り抜けたゴミや砕米が上述と同様に風路の底
部に堆積する不都合があつた。
上述以外の方法として、風路の後板(筒体状に
形成された風路の一端側の開放面と対向する面)
および乾燥部壁面の後板の取付部位を開閉自在に
構成し、乾燥終了後に上記後板を開けて風を通し
て、堆積したゴミを吹き飛ばす方法も考えられる
が、構造・操作が複雑になる欠点があつた。
〔考案の目的〕
そこでこの考案の目的は、上記不都合を除去
し、整粒米の散逸を回避し得ると共に、風路内に
ゴミや砕米が堆積するのを防止することのできる
穀物乾燥機の風路を実現するにある。
〔考案の構成〕
この目的を達成するためにこの考案は、穀物乾
燥機の乾燥部に熱風を供給及び排出すべく上記乾
燥部に配設した風路の少なくとも熱風を排出する
風路を、該風路の頂部から側面にかけて中心より
外方に広がる上部傾斜側面と、側面から底面にか
けて中心に向かう下部傾斜側面と、水平な底面と
で構成するとともに、それぞれの面に穿孔される
通気孔の個々の開口面積を上部傾斜側面≦下部傾
斜側面<底面としたことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下図面に基づいてこの考案の実施例を詳細且
つ具体的に説明する。
第1図は循環型の穀物乾燥機2の概略断面図
で、該穀乾燥機2内には貯留部4の下方に乾燥部
6が形成され、この乾燥部6で落下中の穀物を乾
燥させるのである。乾燥は乾燥部6内を通過する
熱風Pによつて行われる。この為、乾燥部6に
は、熱風Pを供給する熱風路8と熱風Pを機外に
排出する排風路10とが横設されている。これら
の風路8,10は第2図に示すような筒心方向に
延びた筒状からなり、この筒状を略水平に乾燥部
6内に横設したものである。そして、同一の高さ
には同一の風路が複数個配設され、又熱風路8と
排風路10が上下方向に交互に複数段配設されて
いる。なお、上記熱風路8の始端は熱風Pを生み
出す燃焼室(図示せず)に接続しており、また、
燃焼室の対面側にあたる排風路10の終端は熱風
Pを吸引して機外に強制的に排出するために排風
機が設置されている排出口(図示せず)に接続し
ている。
ところで、上記各風路8,10は、第3図に示
すような断面形状を有する筒状からなる。即ち、
該風路8,10はその頂部aから側面にかけて中
心b−bより外方に凸曲面状に広がる上部傾斜側
面Aと、側面から底面にかけて中心b−bに直線
状に向かう下部傾斜面Bと、水平な底面Cとから
構成されている。そして、上記上部傾斜側面Aの
下部側には複数個の通気孔12aが風路の筒心方
向に穿設されている。この通気孔12aはその径
が略2mm程度の円孔からなつている。また下部傾
斜面Bの全域にも、複数個の通気孔12bが穿設
されている。この通気孔12bはその径が略2.5
mm程度の円孔であり、上部傾斜側面Aに穿設され
ている通気孔2aより大である。さらに、底面C
の全域にも複数個の通気孔12Cが穿設されい
る。この通気孔12cは、2.8×6.0mmの長孔から
なり他の通気孔12a,12bの開口面積よりも
大きい。ところで、底面Cに形成された通気孔1
2cの幅の大きさは、よりわずかに小さく、ま
たその長さはの大きさより大きくなるようにな
つている。これにより、が底面Cより入ること
はなく、また、上記通気孔12a,12b内を通
過したゴミや砕米は通気孔12a,12bより開
口面積が大なる通気孔12cより再び乾燥部内に
落下することが可能となる。なお、上記通気孔1
2aと12bの開口面積の大きさを同一としても
よい。
14は乾燥部6の下端部に各々形成され副集穀
部で、乾燥部6内を落下中に乾燥された穀物を
各々分割して集積する箇所である。また、各副集
穀部14の下端には繰出バルブ16が取付けら
れ、これら繰出バルブ16の下方には1箇所に穀
物を集める主集穀部18が形成されている。20
は主集穀部18下端に取付けられた下部スクリユ
ー、22は下部スクリユー20の下方に設けられ
た掃除樋レバーである。
なお、上記実施例では熱風路8の形状が排風路
10と同一の場合について説明したが、必ずしも
同一である必要はなく、例えば、熱風路8に穿設
される通気孔は全て同一の孔径であつてもよく、
また底面Cが開放状態に形成されていてもよい。
次に上記実施例の作用について説明する。
風路8,10の上部傾斜側面Aは外方に向つて
凸曲面状になつているため、乾燥部6内を落下す
るゴミや砕米の一部の通過上にあたることにな
る。
この為、落下するゴミや砕米の一部が上部傾斜
側面Aに穿設されている通気孔12aを通り抜け
て風路8,10内に侵入することがある。ただ
し、熱風路8にあつては、通気孔12aから熱風
Pが排出されるため、熱風Pを吸入する排風路1
0に比べ、ほとんど風路内にゴミや砕米が侵入す
ることはない。
一方、下部傾斜側面Bは、ゴミや砕米の落下通
過上にはないが、排風路10にあつては、熱風路
8から排出された熱風Pが第1図に示すように流
れて下部傾斜側面Bに穿設された通気孔12bか
らも排風路10内に流入するため、熱風Pの流れ
による影響で、落下中のゴミや砕米の一部が通気
孔12bを通り抜けて排風路10内に侵入するこ
とがある。
排風路10の底面Cも下部傾斜側面Bと同様に
ゴミや砕米の落下通過上にはないが、熱風Pの流
れの影響をうけたゴミや砕米が侵入することもあ
る。しかし下部傾斜側面Bの通気孔12bからの
侵入に比べ少ない。また底面Cは穀物の安息角θ
との関係で、その下方に空間Sができる為、一番
穀粒は侵入しにくい。
このような状況下で、上部傾斜側面A及び下部
傾斜側面Bに各々穿設されている通気孔12a,
12bから熱風Pとともに排風路10内に侵入し
たゴミや砕米の大部分は、排風路10内の底面C
上に落下する。図示しない排風機側近くに侵入し
た一部のゴミや砕米は、排風機の吸引力の影響を
強く受けて熱風Pとともに機外に排出される。と
ころで、排風路10内の底面C上に落下する大部
分のゴミや砕米は、底面Cに穿設された通気孔1
2cの開口面積が通気孔12a及び12bより大
であるため、通気孔12cを通り抜けて再び乾燥
部6内に戻る。これにより、底面C上にゴミや砕
米が堆積することがない。
また、や藁が多い被乾燥物の処理のとき、穀
粒の安息角θとの関係及び熱風Pの流れの影響を
受けて、や藁が舞い上がり、底面Cを塞ぐ惧れ
があるが、上部及び下部傾斜側面A,Bは穀粒が
その側面に接触して落下又は熱風Pとともに通気
孔12a,12bを通り抜けるかのいずれかであ
り、例えこれらの側面A,Bの表面に穀粒が付着
しても、落下中の他の穀粒と接触して、その表面
から離される。この為、上部傾斜側面A及び下部
傾斜側面Bの通気孔12a、及び12bは塞がれ
ることがない。
〔考案の効果〕
以上詳細な説明から明らかなように、この考案
の構成によれば、風路の側面と底面に通気孔を設
けたから、整粒米の侵入を防止すると共に、開口
面積が増大して通気孔部での風の流入速度を低下
し、通気部がによつて目詰まりする現象を抑制
することができる。また例え底面の通気孔が穀粒
の安息角との関係及び風の流れの影響を受けて舞
い上がるによつて塞がれても、風路の側面には
落下中の穀粒が接触して側面に付着する他の穀粒
を側面から引き離すので、側面の通気孔を塞ぐこ
とがなく、このため、熱風の通風状態を維持し得
て、最悪でも乾燥不能の状態を回避できる。これ
と相俟つて、底面の通気孔の個々の開口面積を側
面の通気孔より大にしたことにより、側面の通気
孔を通り抜けて風路内に流入した質量の大きいゴ
ミや砕米を底面の通気孔から容易に落下させ得
て、再び乾燥部内に戻すことができる。これによ
り、風路内にゴミや砕米が堆積するのを防止し得
て、風路内の掃除を不要にでき、その分保守・点
検の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案の実施例を示すもの
で、第1図は、穀物乾燥機の概略断面図、第2図
は風路の斜視図、第3図は風路の側面図、第4図
は風路の延開図(通気孔を一部省略)である。第
5図及び第6図は従来の風路の断面図である。 図中、2は穀物乾燥機、6は乾燥部、8は熱風
路、10は排風路、12a,12b,12cは通
気孔、Aは上部傾斜側面、Bは下部傾斜側面、C
は底面である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 穀物乾燥機の乾燥部に熱風を供給及び排出すべ
    く上記乾燥部に配設した風路の少なくとも熱風を
    排出する風路を、該風路の頂部から側面にかけて
    中心より外方に広がる上部傾斜側面と、側面から
    底面にかけて中心に向かう下部傾斜側面と、水平
    な底面とで構成するとともに、それぞれの面に穿
    孔される通気孔の個々の開口面積を上部傾斜側面
    ≦下部傾斜側面<底面としたことを特徴とする穀
    物乾燥機の風路。
JP1537684U 1984-02-08 1984-02-08 穀物乾燥機の風路 Granted JPS60128292U (ja)

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JP1537684U JPS60128292U (ja) 1984-02-08 1984-02-08 穀物乾燥機の風路

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JP1537684U JPS60128292U (ja) 1984-02-08 1984-02-08 穀物乾燥機の風路

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Publication Number Publication Date
JPS60128292U JPS60128292U (ja) 1985-08-28
JPS6325513Y2 true JPS6325513Y2 (ja) 1988-07-12

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