JPH0112154Y2 - - Google Patents

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JPH0112154Y2
JPH0112154Y2 JP1980133473U JP13347380U JPH0112154Y2 JP H0112154 Y2 JPH0112154 Y2 JP H0112154Y2 JP 1980133473 U JP1980133473 U JP 1980133473U JP 13347380 U JP13347380 U JP 13347380U JP H0112154 Y2 JPH0112154 Y2 JP H0112154Y2
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grain
dust
port
casing
screw
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は穀物乾燥機における穀物移送に使用さ
れるスクリユーコンベアに一体的に付設して、乾
燥のために乾燥機内に搬送又は循環される穀物か
ら夾雑物を効率よく吸塵除去することを目的とし
た吸塵除去装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に穀物乾燥機にかけられる前の穀物には、
未だ、ごみ、わら屑、屑粒等が混在していること
が多い。これら夾雑物の混入量が多いと穀物の正
常な循環及び乾燥が損なわれる原因となる。そこ
で、これらの夾雑物を取り除くため、従来の乾燥
機においては、乾燥用熱風の吸引送風機の風力を
利用して貯留槽内部で除塵している。
あるいは実開昭55−73798号公報にみられるよ
うに、乾燥機に組込まれた穀物搬送用スクリユー
コンベアのケーシングの上面に、通気用開口部を
設け、この通気用開口部に吸塵筒の筒端部を、通
気用開口部との間に隙間をもたせて嵌合装着し、
吸塵筒の外周、通気用開口部より導入される外気
を、前記スクリユーコンベアで搬送されてくる搬
送物に当てて撹拌させ、この撹拌によつて搬送物
中に含まれる挾雑物を浮遊させ、その浮遊したと
ころの挾雑物を吸塵筒をもつて吸い取り除去する
ように構成したものなどがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで前者の吸引送風機の風力を利用した場
合は、小さい塵埃しか除去されない。そこで大き
い塵埃を除去する為に吸引送風機の風力を強くす
ることが考えられるが風力を強くすると、穀粒ま
で吹飛ばすという問題が生じ、従つて特に大小夾
雑物の混入量が多い時は、別途選別装置を使用し
て再選別を行つているのが現状である。
後者のスクリユーコンベアのケーシングに吸塵
筒を装着して、スクリユーコンベアによつて搬送
されてくる搬送物に、上方より吸塵空気を吹き当
てて搬送物を撹拌し、その撹拌によつて夾雑物が
浮遊したところを吸塵筒で吸い取つて除去するよ
うに構成したものは、撹拌によつて生じるいわゆ
る形状が小さく、かつ比重の軽い浮遊粉塵の吸収
除去にはきわめて効果的である。
しかしながら穀物乾燥機において乾燥処理され
る穀物中に含まれる夾雑物は、比較的形状の大き
なわら屑が多く、しかもそのわら屑は正常な穀粒
と比重が近似する稲の茎に相当する稈状のものが
多い。
したがつて、これらの夾雑物を吸引除去しよう
とすれば、前者の場合と同様、風力を強くしなけ
ればならなかつた。その結果正常な穀粒まで吸い
上げ除去してしまうといつた欠点があつた。
そこで本考案は、これら従来装置の問題点ない
し欠点を解消するためスクリユーコンベアの選別
機能に着目したもので、乾燥機内に配設されてい
る穀物の循環搬送用のスクリユーコンベアのケー
シングに簡単な吸塵装置を組付けて、大小夾雑物
を効率よく、吸塵除去することの出来る装置を提
供することを目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
以下本考案による吸塵装置を図示の実施例に基
づいて説明する。まず第1図により一般に使用さ
れている循環式穀物乾燥機の概要構成を説明する
と、図中1は穀物の供給口、2は昇降機、3は配
粒装置であつて、供給口1に供給された未乾燥の
穀物は昇降機2により揚穀され、配粒装置3に移
送される。配粒装置3はスクリユーコンベアで構
成され、そのケーシング3a内にスクリユー3b
が設けられたものである。穀物は、この配粒装置
3すわてちスクリユーコンベアにより水平方向に
搬送され、貯留槽4内に均等に分散貯留される。
貯留槽4内に貯留され、テンパリングされた穀物
は、貯留槽4下部の乾燥部5を落下しつつバーナ
ー6により帯熱され、吸引送風機7にて吸引せら
れる熱風を受けて乾燥され、乾燥機下部に集積
し、下部に設けたスクリユーコンベア8および横
送りスクリユーコンベア9により昇降機2下部に
搬送されるものである。穀物が所定の乾燥度に達
するまで上記工程が繰返されるものである。穀物
が乾燥仕上がりに達すれば穀物排出口10の開閉
板を開いて仕上がり穀物を揚穀回収する。上記吸
引送風機7は排風、排湿、排塵を同時に行うもの
で、穀物中の夾雑物は排風と共に排塵筒11から
機外に排出される。
本吸塵除去装置は、上記穀物乾燥機内の上部の
スクリユーコンベアあるいは下部のスクリユーコ
ンベア8、もしくは横送りスクリユーコンベア9
のうち適当なスクリユーコンベアのケーシングに
付設することが可能であるが、実施例では、除塵
に最も有効な乾燥工程の進入部に当る上部のスク
リユーコンベアのスクリユー3b部のケーシング
3aに付設されている。以下、この場合を例示し
た第2図及び第3図を参照して本吸塵除去装置の
構成を説明する。第2図は配粒装置すなわちスク
リユーコンベアに付設された本吸塵除去装置12
を示す一部切欠斜視図で、第3図はその要部縦断
面図である。本吸塵除去装置12は、スクリユー
コンベアのケーシング3a内に収容されたスクリ
ユー3bの回転により移送物である穀粒が掬い上
げ作用を生ずる側、すなわちスクリユー3bの回
転が、第3図で示すように反時計方向であれば、
ケーシング3aの右側の側壁に接して付設する。
さて、吸排塵装置12本体は、上部に排塵口1
3を、下部に漏斗状の穀物落下口14を有する筐
形を呈し、スクリユー3bに接する内側隔壁面に
吸塵口15が開口され、この吸塵口15の下縁高
さhは、穀物がスクリユー3bにて搬送される際
形成される穀物の頂部A点の高さより若干低く設
定してある。すなわち、スクリユーにて移送され
る移送物の上層部が溢流する高さに設定してあ
る。また、これに対応してケーシング3aの外側
面にも、これとほぼ同形の吸気口16が開設され
ている。さらに装置本体の前記排塵口13には、
吸引フアン17が内設され、適当な場所にある塵
埃排出口へ連通する蛇管18が接続されている。
さらに吸塵口15の下縁には穀粒の流下板19が
穀物落下口14上方に傾斜して設けられている。
流下板19は、金網等で構成したふるい状のもの
である。
〔作用〕
以上の構成からなる本吸塵除去装置12の作用
を次に説明すると、昇降機2から配粒装置3すな
わちスクリユーコンベアに移送された穀物は、ス
クリユー3bの回転に伴い、ケーシング3a内を
順次移動していくが、この時、穀物はスクリユー
の螺旋羽根との摩擦力により第3図に示すような
斜面を形成する(片方に寄る)と共に撹拌作用を
受け、混在する比較的大きくて軽いわら屑等の夾
雑物は斜面の上層部に、穀粒は下部に積層集穀さ
れていく。すなわち、移送行程にあたり比重の小
さい軽い夾雑物は、表面に浮き上がり、重い穀粒
は沈み、いわゆる選別された状態で移送される。
本考案は、この選別機能に着目し、その浮き上
つたところで夾雑物をキヤツチしようというもの
である。そのため吸塵口15の下縁の高さhを、
前記したように穀物で形成される斜面の頂部A点
より若干低く設定している。すなわち、スクリユ
ーにて移送される移送物の上層部が、吸塵口15
を溢流して穀物落下口14側へ流れるように構成
してある。一方吸引フアン17により生起される
空気流は、吸気口16より吸入され吸塵口15を
通過し、排塵口13に流れる第3図において矢線
で示す空気流Bと、穀物落下口14から吸入され
排塵口13に至る空気流Cを形成する。従つて前
記スクリユーにて移送行程時の選別機能を受け
て、移送物斜面の上層部に浮揚されたわら屑等の
夾雑物は、吸塵口15を溢流する際分別されると
ともに、空気流Bによつて吸塵口15を通過時吸
上げられて排塵口13へ排塵され、又屑粒や小夾
雑物を混在する穀粒は吸塵口15からこぼれ出て
流下板19上を流下して穀物落下口14から貯留
槽4内に落下還元されるが、この時屑粒や小夾雑
物は空気流Cにより分離吸上げられて排塵口13
へ排塵され、上記吸上げられた両夾雑物は蛇管1
8を通つて塵埃排出口へ排出される。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本吸塵除去装置は、スクリ
ユーコンベアによる穀物の搬送行程時における夾
雑物の選別機能を利用して穀物中の夾雑物を除去
するものであるため、穀物に混在する大小夾雑物
が多い場合でも別途選別装置を使用して再選別を
行う必要がない。とくに、吸塵口の下縁高さを移
送の搬送行程時に、移送物が形成す斜面の頂部点
より若干低く設定し、移送物の上層部が吸塵口1
5より溢流し、分別される構成となつているた
め、その分別効果がきわめて高い。とくに吸塵空
気の流れが、前記溢流による分別側に相乗して流
れる構成となつているため、吸塵除去装置として
機能性に優れている。また装置自体がきわめて簡
単な構造で付設が容易であり、効率よく夾雑物を
除去できる。したがつて夾雑物混入による乾燥機
内の穀物循環及び乾燥阻害要因となつていたわら
屑など確実に除去することができ、良好な乾燥仕
上がりを得る効果を奏するものである。
尚、本考案による吸塵除去装置は穀物乾燥機に
限らず、スクリユーコンベアにより搬送せられる
夾雑物の混在する粒体から夾雑物を除去する目的
において応用設置することが可能であること勿論
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一実施例を示し、第1図は
一般に使用せられる循環式穀物乾燥機の概要構成
を説明する縦断面図、第2図は配粒装置に付設さ
れた本考案装置を示す一部切欠斜視図、第3図は
本考案の要部断面図である。 3a……ケーシング、3b……上部スクリユ
ー、8……下部スクリユーコンベア、9……横送
りスクリユーコンベア、12……吸塵除去装置、
13……排塵口、14……穀物落下口、15……
吸塵口、16……吸気口、17……吸引フアン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 穀物乾燥機内に配設されたスクリユーコンベア
    において、スクリユーケーシングの側壁に、上部
    に排塵口を、下部に穀物落下口を備えた筐体を取
    付け、この筐体の前記ケーシングに接する内側壁
    面にケーシングに連通する吸塵口を開口するとと
    もに、吸塵口の下縁高さをスクリユーにて移送さ
    れる移送物の上層部が溢流する高さに設定し、か
    つ吸塵口に対応するケーシングの反対側面に吸気
    口を開設し、さらに前記排塵口側に吸引フアンを
    設けたことを特徴とする穀物乾燥機の吸塵除去装
    置。
JP1980133473U 1980-09-18 1980-09-18 Expired JPH0112154Y2 (ja)

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JP1980133473U JPH0112154Y2 (ja) 1980-09-18 1980-09-18

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JP1980133473U JPH0112154Y2 (ja) 1980-09-18 1980-09-18

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