JPS6325314Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6325314Y2 JPS6325314Y2 JP2271683U JP2271683U JPS6325314Y2 JP S6325314 Y2 JPS6325314 Y2 JP S6325314Y2 JP 2271683 U JP2271683 U JP 2271683U JP 2271683 U JP2271683 U JP 2271683U JP S6325314 Y2 JPS6325314 Y2 JP S6325314Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- support structure
- stay
- bolt
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 3
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はエンジンの補機支持構造の改良に関す
る。
る。
自動車用エンジンには、オルタネータ、冷却水
ポンプ等の補機類が設けられており、これらはベ
ルトを介してエンジン駆動される。
ポンプ等の補機類が設けられており、これらはベ
ルトを介してエンジン駆動される。
ところで、上記ベルトの張力はエンジンの負担
が過大になるのを防ぐためにも常に適正な値に保
たれている必要がある。このため、補機をエンジ
ン本体との相対位置が変えられるよう支持し、補
機のエンジン本体との相対位置を変化させること
によりベルトの張力を調整することが行なわれて
いる。
が過大になるのを防ぐためにも常に適正な値に保
たれている必要がある。このため、補機をエンジ
ン本体との相対位置が変えられるよう支持し、補
機のエンジン本体との相対位置を変化させること
によりベルトの張力を調整することが行なわれて
いる。
例えば、第5図に示す如く補機106の一端を
エンジン本体101に回動自在にボルト102に
て枢着し、他端をエンジン本体101に固定され
たステイ107に穿設した円弧状長孔107aに
係合せしめ、バー111を補機106の下側に当
てがつてこれを矢印方向に押し上げ、これにより
補機106の位置を変えて該補機106に張架さ
れるベルト103の張力を調整する方式が知られ
ている。
エンジン本体101に回動自在にボルト102に
て枢着し、他端をエンジン本体101に固定され
たステイ107に穿設した円弧状長孔107aに
係合せしめ、バー111を補機106の下側に当
てがつてこれを矢印方向に押し上げ、これにより
補機106の位置を変えて該補機106に張架さ
れるベルト103の張力を調整する方式が知られ
ている。
しかし、上記方式ではバー111を差し込んで
回すだけのスペースを要し、スペース的に可成り
の余裕があるエンジンに適用が限定されるという
欠点がある。
回すだけのスペースを要し、スペース的に可成り
の余裕があるエンジンに適用が限定されるという
欠点がある。
又第6図に示す如く補機206の一端をステイ
207の長孔207aにブラケツト212及びボ
ルト208を介して係合せしめ、ステイ207と
ブラケツト212間に架設される調整ボルト20
8及びこれに螺合するナツト210にて補機20
6の位置を変え、これによりベルト213の張力
を調整する方式も知られている。
207の長孔207aにブラケツト212及びボ
ルト208を介して係合せしめ、ステイ207と
ブラケツト212間に架設される調整ボルト20
8及びこれに螺合するナツト210にて補機20
6の位置を変え、これによりベルト213の張力
を調整する方式も知られている。
しかしながら、この方式によれば、部品点数が
増大する上、調整用工具のスペースを要すという
欠点がある。
増大する上、調整用工具のスペースを要すという
欠点がある。
本考案は斯かる事情に鑑みて成されたもので、
その目的とする処は、構造単純にしてスペースを
要さず、合理的なベルトの張力調整を行なうこと
ができるようにしたエンジンの補機支持構造を提
供するにある。
その目的とする処は、構造単純にしてスペースを
要さず、合理的なベルトの張力調整を行なうこと
ができるようにしたエンジンの補機支持構造を提
供するにある。
斯かる目的を達成すべく本考案は、エンジンに
てベルト駆動される補機の一端を回動自在に枢着
し、他端をその一端がエンジン本体に連結された
ステイに穿設された円弧状長孔にボルトを介して
係合固定し、該他端を上記長孔に沿つて摺動させ
ることによりベルトの張力を調整するようにした
エンジンの補機支持構造において、前記ステイと
ボルトとの間に反締付側に折曲部を有する締付プ
レートを介設したことをその要旨とする。
てベルト駆動される補機の一端を回動自在に枢着
し、他端をその一端がエンジン本体に連結された
ステイに穿設された円弧状長孔にボルトを介して
係合固定し、該他端を上記長孔に沿つて摺動させ
ることによりベルトの張力を調整するようにした
エンジンの補機支持構造において、前記ステイと
ボルトとの間に反締付側に折曲部を有する締付プ
レートを介設したことをその要旨とする。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
いて詳述する。
第1図は自動車用エンジンの正面図、第2図は
本考案に係る支持構造を示す補機(ダイナモ)の
背面図、第3図は第2図3−3線断面図、第4図
は支持構造の分解斜視図である。
本考案に係る支持構造を示す補機(ダイナモ)の
背面図、第3図は第2図3−3線断面図、第4図
は支持構造の分解斜視図である。
第1図に示す自動車用エンジン1の前面にはク
ランクシヤフトに連結された駆動用プーリ2、冷
却水ポンプ用プーリ3及びダイナモ用プーリ4が
夫々配置されており、これらプーリ2,3,4間
には図示の如く逆三角形状を成してベルト5が張
架されている。尚前記プーリ3,4は夫々エンジ
ン1の補機を構成する冷却水ポンプ、ダイナモ6
の回転軸に直結されている。
ランクシヤフトに連結された駆動用プーリ2、冷
却水ポンプ用プーリ3及びダイナモ用プーリ4が
夫々配置されており、これらプーリ2,3,4間
には図示の如く逆三角形状を成してベルト5が張
架されている。尚前記プーリ3,4は夫々エンジ
ン1の補機を構成する冷却水ポンプ、ダイナモ6
の回転軸に直結されている。
ところで、前記ダイナモ6の一端6aはエンジ
ン1本体に回動自在に枢着されており、他端6b
はその一端がエンジン1本体に連結されたステイ
7に穿設された円弧状長孔7aにボルト8を介し
て係合固定されている。そして、ステイ7とボル
ト8間には第2図乃至第4図に詳細に示す締付プ
レート9が介設されている。
ン1本体に回動自在に枢着されており、他端6b
はその一端がエンジン1本体に連結されたステイ
7に穿設された円弧状長孔7aにボルト8を介し
て係合固定されている。そして、ステイ7とボル
ト8間には第2図乃至第4図に詳細に示す締付プ
レート9が介設されている。
上記締付プレート9の一端縁は図示の如くボル
ト8の反締付側に折曲されて折曲部9aを構成
し、又締付プレート9の両側端縁は逆方向に折曲
されてストツパ9b,9cを構成しており、一方
のストツパ9bはボルト8のねじ部長さより長く
設定されている。尚前記折曲部9aの端縁は第4
図に示す如く傾斜している。又ボルト8はダイナ
モ6に一体に設けられるナツト10に螺着せしめ
られている。
ト8の反締付側に折曲されて折曲部9aを構成
し、又締付プレート9の両側端縁は逆方向に折曲
されてストツパ9b,9cを構成しており、一方
のストツパ9bはボルト8のねじ部長さより長く
設定されている。尚前記折曲部9aの端縁は第4
図に示す如く傾斜している。又ボルト8はダイナ
モ6に一体に設けられるナツト10に螺着せしめ
られている。
而してベルト5の張力調整は次のようにして成
される。
される。
まず、ボルト8を弛めてダイナモ6のステイ7
への固定を解除した後、バー11を長孔7aの中
へ差し込んでこれを上方へ持ち上げれば、ダイナ
モ6の一端6bは長孔7aに沿つて摺動し、この
結果ダイナモ6は他端6aを中心に回動し、この
回動によりベルト5の張力は適正に調整される。
その後、ボルト8を締め付ければ全ての調整作業
が終了する。尚バー11の断面はステイ7への噛
み込み防止を考慮して楕円、長方形等とされてい
る。
への固定を解除した後、バー11を長孔7aの中
へ差し込んでこれを上方へ持ち上げれば、ダイナ
モ6の一端6bは長孔7aに沿つて摺動し、この
結果ダイナモ6は他端6aを中心に回動し、この
回動によりベルト5の張力は適正に調整される。
その後、ボルト8を締め付ければ全ての調整作業
が終了する。尚バー11の断面はステイ7への噛
み込み防止を考慮して楕円、長方形等とされてい
る。
以上において、締付プレート9の両側端部には
ストツパ9b,9cを形成したため、ボルト8の
締付時等に締付プレート9の回動は両ストツパ9
b,9cのステイ7との当接により阻止され、し
かもこの場合各ストツパ9b,9cが1/2の力を
負担すればよいから、ストツパ9b,9cとステ
イ7との噛み込みが有効に防止される。
ストツパ9b,9cを形成したため、ボルト8の
締付時等に締付プレート9の回動は両ストツパ9
b,9cのステイ7との当接により阻止され、し
かもこの場合各ストツパ9b,9cが1/2の力を
負担すればよいから、ストツパ9b,9cとステ
イ7との噛み込みが有効に防止される。
又一方のストツパ9bをボルト8のねじ部長さ
より長くしたため、ダイナモ6の初期締付時、ボ
ルト8を第4図中A方向からナツト10に螺合す
る際にストツパ9bは締付プレート9の一種のガ
イド部材として機能し、締付プレート9のステイ
7に対する適正な姿勢を確保する。
より長くしたため、ダイナモ6の初期締付時、ボ
ルト8を第4図中A方向からナツト10に螺合す
る際にストツパ9bは締付プレート9の一種のガ
イド部材として機能し、締付プレート9のステイ
7に対する適正な姿勢を確保する。
更に張力調整作業はバー11をステイ7に穿設
した長孔7aに差し込んで成されるため、作業ス
ペースを要さず、又支持構造自体も単純化するこ
とができる。
した長孔7aに差し込んで成されるため、作業ス
ペースを要さず、又支持構造自体も単純化するこ
とができる。
その他、締付プレート9の折曲部9aの端縁を
傾斜させたため、バー11にてダイナモ6の位置
を調整してベルト5を張つた後、最後にバー11
を折曲部9aの傾斜端縁に沿つてこじれることに
より、最終的なベルト5の張りを確保することが
できる。
傾斜させたため、バー11にてダイナモ6の位置
を調整してベルト5を張つた後、最後にバー11
を折曲部9aの傾斜端縁に沿つてこじれることに
より、最終的なベルト5の張りを確保することが
できる。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、エ
ンジンにてベルト駆動される補機の一端を回動自
在に枢着し、他端をその一端がエンジン本体に連
結されたステイに穿設された円弧状長孔にボルト
を介して係合固定して成るエンジンの補機支持構
造において、前記ステイとボルト間に反締付側に
折曲部を有する締付プレートを介設したため、補
機支持構造が単純化し、作業スペースを要するこ
となく、合理的なベルトの張力調整を行なうこと
ができる。
ンジンにてベルト駆動される補機の一端を回動自
在に枢着し、他端をその一端がエンジン本体に連
結されたステイに穿設された円弧状長孔にボルト
を介して係合固定して成るエンジンの補機支持構
造において、前記ステイとボルト間に反締付側に
折曲部を有する締付プレートを介設したため、補
機支持構造が単純化し、作業スペースを要するこ
となく、合理的なベルトの張力調整を行なうこと
ができる。
第1図は自動車用エンジンの正面図、第2図は
本考案に係る支持構造を示す補機の背面図、第3
図は第2図3−3線断面図、第4図は支持構造の
分解斜視図、第5図、第6図は従来例に係る支持
構造を示す側面図、斜視図である。 尚図面中1は自動車用エンジン、2は駆動用プ
ーリ、4はダイナモ用プーリ、5はベルト、6は
ダイナモ、7はステイ、7aは円弧状長孔、8は
ボルト、9は締付プレート、9aは折曲部、9
b,9cはストツパ、10はナツト、11はバー
である。
本考案に係る支持構造を示す補機の背面図、第3
図は第2図3−3線断面図、第4図は支持構造の
分解斜視図、第5図、第6図は従来例に係る支持
構造を示す側面図、斜視図である。 尚図面中1は自動車用エンジン、2は駆動用プ
ーリ、4はダイナモ用プーリ、5はベルト、6は
ダイナモ、7はステイ、7aは円弧状長孔、8は
ボルト、9は締付プレート、9aは折曲部、9
b,9cはストツパ、10はナツト、11はバー
である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジンにてベルト駆動される補機の一端を
回動自在に枢着し、他端をその一端がエンジン
本体に連結されたステイに穿設された円弧状長
孔にボルトを介して係合固定し、該他端を上記
長孔に沿つて摺動させることによりベルトの張
力を調整するようにしたエンジンの補機支持構
造において、前記ステイとボルトとの間に反締
付側に折曲部を有する締付プレートを介設した
ことを特徴とするエンジンの補機支持構造。 (2) 前記締付プレートはその側端部にステイ方向
に折曲されステイ側部との間で締付プレートの
回動を防止するストツパを有していることを特
徴とする前記実用新案登録請求の範囲第1項記
載のエンジンの補機支持構造。 (3) 前記締付プレートの折曲部端縁を傾斜させた
ことを特徴とする前記実用新案登録請求の範囲
第1項記載のエンジンの補機支持構造。 (4) 前記ストツパは締付プレートの両側端部に設
けたことを特徴とする前記実用新案登録請求の
範囲第2項記載のエンジンの補機支持構造。 (5) 前記ストツパのうち少なくとも一方はボルト
のねじ部長さより長くしたことを特徴とする前
記実用新案登録請求の範囲第4項記載のエンジ
ンの補機支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2271683U JPS6012634U (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | エンジンの補機支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2271683U JPS6012634U (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | エンジンの補機支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6012634U JPS6012634U (ja) | 1985-01-28 |
JPS6325314Y2 true JPS6325314Y2 (ja) | 1988-07-11 |
Family
ID=30153809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2271683U Granted JPS6012634U (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | エンジンの補機支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6012634U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5793485B2 (ja) * | 2012-09-30 | 2015-10-14 | 株式会社クボタ | エンジン |
-
1983
- 1983-02-18 JP JP2271683U patent/JPS6012634U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6012634U (ja) | 1985-01-28 |
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