JPS63251406A - 光学用樹脂 - Google Patents

光学用樹脂

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JPS63251406A
JPS63251406A JP8478587A JP8478587A JPS63251406A JP S63251406 A JPS63251406 A JP S63251406A JP 8478587 A JP8478587 A JP 8478587A JP 8478587 A JP8478587 A JP 8478587A JP S63251406 A JPS63251406 A JP S63251406A
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JP
Japan
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resin
parts
hydrocarbon group
metal
alicyclic hydrocarbon
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Application number
JP8478587A
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English (en)
Inventor
Kuniyuki Eguchi
州志 江口
Hiroshi Terao
寺尾 弘
Seikichi Tanno
丹野 清吉
Yoshiaki Okabe
義昭 岡部
Noriaki Takeya
竹谷 則明
Masato Shimura
正人 志村
Toshiya Sato
俊也 佐藤
Hideki Asano
秀樹 浅野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光学用樹脂に係り、特に低分散高屈折率で、し
かも低吸湿の樹脂に関する。
〔従来の技術〕
レンズ、プリズム、フィルター、光ファイバーなどの各
種光学部品は、従来より無機物である光学ガラスや石英
が主に用いられているが、軽量。
安全性、易加工性などの無機物では満たすことのできな
い利点を生かし、ポリメチルメタクリレート、ポリスチ
レン、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート(
CR−39)のような透明の合成樹脂が一部用いられて
いる。しかし、合成樹脂は一般的に屈折率が低いこと、
また高屈折率材料はど、低アツベ数すなわち屈折率の分
散が大きくなり、色収差が大きくなる欠点がある。その
ため、近年になって低分散高屈折率樹脂として特開昭5
7−5705号、特開昭61−166804号及び特開
昭61−261305号公報に記載されているような金
属を含む樹脂や特開昭60−124605号公報に記載
されているような臭素含有脂環式炭化水素基を有するモ
ノマーから成る樹脂が考えられるようになった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の方法による金属を含む樹脂は樹脂中に金
属イオンを多量に導入すると、相分離による曇りが生じ
て透明性が悪くなるため、樹脂の低分散高屈折率化に対
して大きな効果が得られない。一方、臭素含有脂環式炭
化水素基を有する樹脂では樒脂中に臭素を含むため、耐
候性や高温において着色しやすいなどの問題があった。
本発明の目的は低分散高屈折率を有し、光学的透明性を
示す樹脂を提供することにある。
C問題点を解決するための手段〕 上記目的は、低分散高屈折率化に対して効果の大きい金
属と脂環式炭化水素基を樹脂中に同時に導入することを
行い、しかも金属イオンを多量に導入できるように脂環
式炭化水素基含有カルボキシル基を金属を介して、高分
子主鎖中のカルボキシル基とイオン結合および/または
配位結合することにより、達成される。
本発明を概説すれば、本発明は光学用樹脂に関する発明
であって、金属と脂環式炭化水素基を含む樹脂から成り
、該金属の含有量が樹脂の全重量に対して0.5重量%
以上であり、かつ該樹脂の光線透過率が80%以上、屈
折率が1.49以上、アツベ数が30以上であることを
特徴とする。
本発明の光学用樹脂の特徴は少なくとも一般式%式%) (式中、Mは金属元素、mはこの金属元素Mの原子価、
Rは二重結合を含む炭化水素基、R工は脂環式炭化水素
基またはそれらの誘導体からなる炭化水素基を示す。)
で示される成分、および/または一般式(1)で表わさ
れる金属イオンのまわりにRCOOH、RICOOH(
式中R,Rtは上記と同じ意味を示す)が/C=O基を
介して配位結合した成分を含むことにある。これらの成
分は金属イオンまわりに脂環式炭化水素基というかさ高
い構造を有する分子がイオン結合および/または配位結
合して非対称構造を形成しているため、通常のラジカル
重合可能な単量体に対する溶解性が上がるとともに、硬
化して得られた樹脂も透明性が高度に維持される。
本発明において一般式RCOOHで表わされる有機酸は
、分子中に二重結合を有するものであれば良く、通常広
く利用されているアクリル酸、メタクリル酸の他にマレ
イン酸モノブチル、マレイン酸モノ−2−エチルヘキシ
ル、イタコン酸モノメチル、イタコン酸モノエチル、グ
リタール酸モノメタクリルオキシエチル、コハク酸モノ
メタクリルオキシエチルなどがあり、これらの1種類も
しくは2種類以上を併用して用いることができるが、金
属を含む組成物の製造が簡単に行えること、樹脂の透明
性を考慮した場合、アクリル酸あるいはメタクリル酸を
主成分とし、これらの単独かまたはこれらの成分と他の
二重結合を有する有機カルボン酸を併用するのが適当で
ある。
本発明において一般式RICOOHで表わされる有機酸
のRは脂環式炭化水素基またはそれらの誘導体からなる
炭化水素基である。R1の炭素数の小さいものは得られ
る樹脂の透明性が不満足となり本発明の目的が達せられ
ないため、Rの炭素数が4以上であることが好ましい。
これらの有機酸としては例えば次のような一般式で示す
もの等がある。
(n = 0 、5〜m = O−2、Q=1−2、R
a又はRbは水素または炭素数1〜3のアルキル基であ
る) 式(I)の例としてはシクロブタンカルボン酸。
シクロブタン酢酸などがある。式(II)の例としては
シクロペンタンカルボン酸、シクロペンタン酢酸などが
ある。式(m)の例としてはシクロへキサンカルボン酸
、シクロヘキシル酢酸、シクロヘキサンプロピオン酸な
どがある。式(IV)の例としてはノルボルナンカルボ
ン酸、ノルボルナン酢酸など、式(V)の例としてはボ
ルネンカルボン酸、ボルネン酢酸などが、式(V[)の
例としてはフェンタンカルボン酸、式(■)の例として
はアダマンタンカルボン酸、アダマンタン酢酸ジメチル
アダマンタン酢酸などがある。式(■)の例としてはカ
ンフェニル酸、式(IK)の例としてはトリシクレン酸
、式(X)の例としては1−リシクロデカンカルボン酸
、トリシクロデカン酢酸、ト多 リシクロデカンプロピオン酸ペンタシクロペンタデカン
酢酸などがある。式(X[)の例としてはノルトリシク
ロ工力すルタル酸、式(Xll)の例としてはステロイ
ド系のカルボン酸があり、例えばノルコラン酸、アロフ
ラン酸などがある。式(XI)の例としてはシクロへブ
タンカルボン酸、シクロへブタン酢酸などがある。また
、これらの例の他に、脂環式炭化水素基と一部不飽和基
を有する有機カルボン酸でもあるノルボルネン酢酸−5
−ノルボルネン−2−ア(メタ)クリル酸、ノルボッL
ナンー2−ア(メタ)クリル酸なども用いることができ
る。
脂環式炭化水素基を有する誘導体の有機酸としては前記
の脂環式炭化水素基を有するアルコール類と二塩基酸を
反応させたモノエステルの飽和または不飽和のカルボン
などがある。また、ケトン構造を有する例としてシクロ
ヘキサノンカルボン酸、カンホロン酸などを用いること
も可能である。
これらのものは単独又は2種以上のものを組合わせて使
用できるが、樹脂の光学特性に応じて脂環式炭化水素基
を含まない飽和または不飽和の脂肪族カルボン酸または
芳香族カルボン酸と併用することももちろん可能である
。これらの脂環式炭化水素基を有する分子の含有量は樹
脂の全重量に対して7重量%以上であることが必要であ
り、望ましくは3重量%である。1重量%未満ては、樹
脂の低分散高屈折率化にほとんど効果がみられない。
また、これらの構造の導入は単に樹脂の低分散高屈折率
化だけでなく、低吸湿化に対しても極めて有効であると
いう利点も有する。
本発明でプラスチック中に含まれる金属としてはPb、
Ba、Sr、Zn、Sn、Sb、Mg。
Hg+ Ca、La、Ti、Zr、Tar Th+Nb
、Tl、Ge、Cs、Cd、Y等などがある。
これらの中で特に有用なのはPb、Ba、Sr。
Zn、Mg、Ca、La、Cd、Hgであるが、樹脂の
光学特性によって適当な金属を選ぶことができる。また
、これらの金属は1種もしくは2種以上が併用されて含
まれていても良い。これらの金属の含有量は0.5 重
量%以上、好ましくは1〜50重量%である。
0.5 重量%未満では、樹脂の低分散化高屈折重化に
対してほとんど効果がなく、従来の透明樹脂の光学特性
の域を出ない。また、50重量%以上では樹脂の密度が
大きくなったり、もろくなるなどの欠点が生じる。
本発明において、上記(1)式および/または(1)式
で表わされる金属イオンのまわりにRCOOH。
RICOO)(が/C=O基を介して配位結合した成分
で表わされる組成物は単独でまたは他のラジカル重合可
能な単量体と併用して重合されるが、樹脂の成型を容易
にするため、一般に後者の方法が採用される。このラジ
カル重合可能な単量体は無色かつ透明であれば単官能性
または多官能性の単量体の何でも使用でき、例えばメタ
クリル酸エステル。
アクリル酸エステル、フッ素化メタクリル酸エステル、
フッ素化アクリル酸エステル、グリシジルメタ (ア)
クリレートなどのエポキシ基を有するビニル単量体、ス
チレンおよび該置換ハロゲン化スチレンなどのスチレン
誘導体、アリル基を有する単量体などがある。これらの
中で、脂環式炭化水素基を有するラジカル重合可能な単
量体はそれ自体でも樹脂の低分散高屈折率化に効果があ
るため、この単量体を用いることは特に有用である。
その例としてはシクロへキシルメタ(ア)クリレート、
ボルニルメタ(ア)クリレート、イソボルニルメタ (
ア)クリレート、フェンチルメタ(ア)クリレート、メ
ンチルメタ(ア)クリレート、ノルボルニルメタ(ア)
クリシー1−.マダマンチルメタ(ア)クリレート、ジ
メチルアダマンチルメタ(ア)クリレート、トリシクロ
デカニルメタ(ア)クリレート、トリシクロデカニルア
ルコキシメタ(ア)クリレートなどがある。これらの単
量体は1種もしくは2種以上が併用されるが、他のラジ
カル重合可能な単量体と併用することももちろん可能で
ある。
金属と脂環式炭化水素を含む透明樹脂は、例えば以下の
ようにして製造することができる。
ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素またはクロロ
ホルム、ジクロルメタンなどのハロゲン含有炭化水素の
溶媒に有機カルポル酸及び金属化合物(上記した金属の
酸化物、水酸化物、塩化物。
硝酸塩、酢酸塩、炭酸塩、アルコラ−1−等)を所定の
割合で混合し、室温又は加温下でかくはんしC反応を行
わせる。この溶液を濾過後、清澄な均一液体を得る。こ
の場合、有機カルボン酸及び金属化合物の配合址はそれ
ぞれの種類によって異なるまた、反応によっ生成した副
生成物、水及び未反応物等かこれらの溶液に溶解してい
るため、減圧留去によってこれらの副生成物と溶媒を除
去する。この組成物を単独で、又はラジカル重合可能な
Qi量体を所定量加えて単量体組成物とする。
または、各有機カルボン酸を独立に単独または溶媒中で
、室温または加温下のもと金属化合物と反応させて、各
有機カルボン酸の金属塩を合成する。このようにして合
成した(RCOO)、Mおよび/または(RCOO)、
、M(Rは二重結合を含む炭化水素基、R1は脂環式炭
化水素基またはそれらの誘導体からなる炭化水素基、M
は金属元素、mは金属元素の原子価を表わす)の所定量
をRCOOHおよび/またはRI COOHとラジカル
重合可能な単量体と均一混合し、単量体組成物とする。
このようにして得られた単量体を熱または紫外線等で硬
化する。熱硬化する際に使用する重合開始剤としては、
過酸化ベンゾイル、ラウロイルパーオキサイド、ジイソ
プロピルパーオキシジカーボネ−1−、ジミリスチルパ
ーオキシジカーボネー1へ、アゾイソブチロニ1ヘリル
等の通常のラジカル重合開始剤を用いることができる。
また、紫外線で硬化する際には、重合開始剤としてベン
ゾインイソプロピルエーテル、べ、ンゾインエチルエー
テル、ベンゾインイソブチルエーテル、α−アリルベン
ゾイン、α−メチルベンゾイン、ベンゾフェノン、ベン
ジル2−エチルアン1−ラキノン、]−ヒドロキシシク
ロへキシルフェニルケ1ヘン等を用いることができる。
これらの紫外線硬化型の重合開始剤は単独で用いること
ができるだけでなく、熱硬化型の重合開始剤を併用する
ことができる。
重合開始剤の量は単量体組成物100重量部に対し、0
.01 〜5重量部配合することが可能である。
上記のようにして得ることができる本発明の光学用樹脂
において、光線透過率とはASTM−1003の規定に
より測定した値を意味し、また屈折率とアツベ数はηD
25と、 D25の値を意味する。
しかして、本発明において光線透過率80%以上に規定
される樹脂は透明性が良好であることから、レンズ、プ
リズム、フィルターなどの光学用の樹脂またはフィルム
としてばかりでなく、光学繊維のコアやクラッド材、先
導波路用材料としても用いることができる。他方、光線
透過率80%未満である樹脂の場合には、通常の倚脂板
において厚板になるほど光の吸収や散乱が大きくなり透
明性を著しく損う等の欠点があるため、光学用として用
いるのは適当でない。
また、本発明における光学用樹脂は従来の樹脂より低分
散高屈折率であることから屈折率が1.49以上、アツ
ベ数30以上が必須条件となる。アツベ数が30以下で
は、色収差がひどくなり、例えばレンズに用いる場合、
問題となる。屈折率は既存の透明樹脂であるポリメチル
メタクリレートよりも高屈折率、すなわち1.49 以
上にすれば、レンズの薄型化が可能となるなどの高機能
化が図れるため、光学特性として優れたものになる。
〔作用〕
一般に屈折率ηは、物質を形成している分子の分子屈折
Rと分子容■によって η2−I R η2−2 v で表わされる。この式より、屈折率を高くするにはRを
大きくするか、■は小さくすれば良い。ここで、Rを大
きくした場合は分子の分極率が大きくなるため、高屈折
率化できるが、必然的にアツベ数が小さくなり、分散が
大きくなる。一方、■を小さくする方法はアツベ数を低
下させずに高屈折率化できるため、低分散高屈折率樹脂
を得るために最も有効である。従来の芳香環やハロゲン
の導入による高屈折率化の方法はもっばらRを大きくす
るだけであったため、本発明では、■を小さくする方法
として金属イオンと脂環式炭化水素基の両方を樹脂中に
導入することを行った。金属イオンの導入は一般にRを
大きくする効果より■を小さくする効果の方が大きい。
また、脂環式炭化水素基の導入ば鎖状の炭化水素基の導
入の場合と比べて、Rを一定にしたままVをiJzさく
することができるため、樹脂の低分散化に寄与する。
〔実施例〕
本発明を更に具体的に説明するために以下実施例及び比
較例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。なお、実施例、比較例において
得られる樹脂は下記の試験法により諸物性を測定した。
(1)屈折率とアツベ数 アツベの屈折率を用いて、25℃における屈折率(ηD
25)とアツベ数(アD25)を測定した。
接触液としてはα−ブロムナフタリンを用いた。
(2)光線透過率 ヘイズメーター(スが試験機株式会社製)を用いて厚さ
2mmの試験片について測定した。
(ASTM−1003による) (3)吸水率 50X30X2順の試料を50’Cの蒸留水中に10日
間放置した後の重量変化を測定し、吸水牢番計算した。
実施例1 メタクリル酸34部(重量部、以下同じ)、シクロヘキ
サンプロピオン酸34部をベンゼンに溶解して、室温に
てバリウムエチレート(Ba (OC2H5) 2)3
3部を入れて反応を行わせた。これにシクロへキシルメ
タクリレートをわずかに入れ、濾過した後、減圧下でベ
ンゼンとアルコールを除いて透明清澄な溶液を得た。こ
の溶液において、有機カルボン酸金属塩と有機カルボン
酸からなる組成物が50部、シクロへキシルメタクリレ
ートが50部となるように新たにシクロへキシルメタク
リレートを加えて単量体組成物とする。これに重合開始
剤としてシミリスチルパーオキシジカーボネートを0.
4部加え、2枚のガラス板とガスケットにより組み立て
られた注型用の型に注型した。それを60℃4時間、9
0℃3時間保持し無色重合体(A)を取り出した。該重
合体の赤外吸収スペクトルを測定したところ、カルボン
酸塩に特有な15300111−’のカルボニル基の吸
収が観測され、塩の形成が確認された。該重合体(A)
の諸物性を表−1に示す。
実施例2 メタクリル酸36部、シクロヘキシル酢酸32部をベン
ゼンに溶解して、室温にてバリウムエチレート32部を
入れて反応を行わせた。この溶液を濾過して、減圧下で
ベンゼンとアルコールを除いた後、この組成物が40部
となるようにシクロへキシルメタクリレート20部、メ
チルメタクレレート40部を加えて単量体組成物を得る
。これを実施例1と同一方法で注型重合し、透明重合体
(B)を得た。該重合体(B)諸物性を表−1に示す。
実施例3 メタクリル酸32部、マダマンタン酢酸39部をベンゼ
ンに溶解して、室温にてバリウムエチレート29部を入
れて反応を行わせた。この溶液を濾過して減圧下でベン
ゼンとアルコールを除いた後、この組成物が70部とな
るようにシクロへキシルメタクリレート30部を加えて
単量体組成物を得る。これを実施例1と同一方法で注型
重合し、透明重合体(c)を得た。該重合体(c)の諸
物性を表−1に示す。
実施例4 メタクリル酸28部、マダマンタン酢酸34部をベンゼ
ンに溶解した後、50℃にて一酸化鉛(pb○)38部
を入れて反応を行わせた。これにシクロヘキシルメタク
リレートをわずかに入れ、減圧下でベンゼンと水を除い
て透明清澄な溶液を得た。この溶液において、有機カル
ボン酸金属塩と有機カルボン酸からなる組成物が40部
、シクロへキシルメタクリレート40部、2−ヒドロキ
シエチルメタクリレート20部となるように新たにシク
ロへキシルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレートを加えて単量体組成物とする。これを実施例
1と同一方法で注型重合し、透明重合体(D)を得た。
該重合体(D)の諸物性を表−1に示す。
実施例5 実施例4において2−ヒドロキシエチルメタクリレ−1
へのかわりにグリシジルメタクリレートを使用する以外
は実施例4と同一方法で注型重合し、透明重合体(E)
を得た。該重合体(E)の諸物性を表−1に示す。
実施例6 メタクリル酸36部、2−ノルボルネン酢酸33部、を
ベンゼンに溶解して、室温にてバリウムエチレート31
部を入れて反応を行わせた。この溶液を濾過して、減圧
下でゼンベンとアルコールを除いた後、この組成物が4
0部となるようにシクロへキシルメタクリレ−1−50
部、スチレン10部を加えて単量体組成物を得る。これ
を実施例1と同一方法で注型重合し、透明重合体(F)
を得た。該重合体(F)の諸物性を表−1に示す。
実施例7 メタクリル酸32部、トリシクロ(5,2,1゜o 2
=8 ]デシル酢酸38部をベンゼンに溶解して、室温
にてバリウムエチレート31部を入れて反応を行わせた
。この溶液を濾過して、減圧下でベンゼンとアルコール
を除いた後、この組成物が40部となるようにメチルメ
タクリレート6o部を加えて単量体組成物を得る。これ
を実施例1と同一方法で注型重合し、透明重合体(G)
を得た。該重合体(G)の諸物性を表−1に示す。
実施例8 アクリル酸28部、アダマンタン酢酸41部をベンゼン
に溶解して、室温にてバリウムエチレート31部を入れ
て反応を行わせた。この溶液を濾過して減圧下でベンゼ
ンとアルコールを除いた後、この溶液を濾過して減圧下
でベンゼンとアルコールを除いた後、この組成物が70
部となるようにシクロへキシルメタクリレ−1・30部
を加えて単量体組成物を得る。これを実施例1と同一方
法で注型重合し、透明重合体(H)を得た。該重合体(
H)の諸物性を表−1に示す。
実施例9 メタクリル酸34部、シクロヘキサンプロピオン酸34
部をベンゼンに溶解して、室温にてトリイソプロポキシ
ランタン(LaCOCaH7)3) 32部を入れて反
応を行わせた。この溶液を濾過して、減圧下でベンゼン
とアルコールを除いた後、この組成物が40部となるよ
うにシクロへキシルメタクリレート50部、クロルスチ
レン10部を加えて単量体組成物を得る。これを実施例
1と同一方法で注型重合し、透明重合体(I)を得た。
該重合体(1)の諸物性を表−1に示す。
実施例10 メタクリル酸40部、シクロへキシルプロピオン酸40
部をゼンベンに溶解して、40℃にて酸化亜鉛(Z n
 O) 20部を入れて反応を行わせた。
この溶液を濾過して減圧下でベンゼンと水を除いた後、
この組成物が40部となるようにシクロへキシルメタク
リレート20部、スチレン40部を加えて単量体組成物
を得る。これを実施例1と同一方法で注型重合し、透明
重合体(J)を得た。
該重合体(J)の諸物性を表−1に示す。
実施例11 メタクリル酸34部、アダマンタン酢酸42部をベンゼ
ンに溶解して、室温にてバリウムエチレート24部を入
れて反応を行わせた。この溶液を濾過して減圧下でベン
ゼンと水を除いた後、この組成物が30部となるように
メチルメタクリレート70部を加えて単量体組成物を得
る。これに重合開始剤としてウラロイルパーオイド0.
3部、n−ブチルメルカプタン1.5部を入れ70℃1
0時間、120℃8時間保持し無色重合体(K)を取り
出した。該重合体(K)の諸物性を表−1に示す。また
、該重合体をクリーンボックス中で粉砕し、250°C
1荷重5kgの条件でフローテスターで押し出したとこ
ろ、MI値が8.0 であった。
実施例12 シクロヘキサンプロピオン酸鉛24部、メタクリル酸鉛
12部、メタクリル酸24部、シクロへキシルメタクリ
レート40部を50’Cで均一に混合後、ジミリスチル
パーオキシジカーボネー1〜0.3部を加え、実施例1
と同一方法で注型重合し、透明重合体(L)を得た。該
重合体(L)の諸物性を表−1に示す。
比較例1 実施例2において、シクロヘキシル酢酸のかわりに脂肪
族炭化水素基を有するカプリル酸を同等量配合する以外
は、実施例2と同一方法で注型重合し、透明重合体(M
)を得た。該重合体(M)の諸物性を表−1に示す。
比較例2 メタクリル酸62部、シクロヘキシル酢酸28部をベン
ゼンに溶解して、室温にてバリウムエチレート10部を
入れて反応を行わせた。この溶液を濾過して減圧下でベ
ンゼンと水を除いた後、この組成物が5部となるように
メチルメタクリレート95部を加えて単量体組成物を得
る。これを実施例1と同一方法で注型重合し、透明重合
体(N)を得た。該重合体(N)のバリウム含量は0.
3重量%であり、その諸物性を表−1に示す。
比較例3 メチルメタクリレート100部にラウロイルパーオキサ
イドを0.3 部溶解した単量体を70℃8時間、10
0’C5時間で重合し、重合体(0)を得た。該重合体
(0)の諸物性を表−1に示す。
〔発明の効果〕
以上述へたように、本発明によ□って、造営的透明性を
高度に明する低分散の高屈折率透明樹脂が得られる。さ
らに、本発明の樹脂は低吸湿であるとともに、金属イオ
ンを媒介して樹脂が一部分王次元構造を有しているため
に切削や研磨などの加工性に優れているばかりでなく、
熱や超音波によって容易にイオン結合を弱めることがで
き、樹脂の流動性を付与することも可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属と脂環式炭化水素基を含む樹脂から成り、かつ
    該樹脂の光線透過率が80%以上、屈折率が1.49以
    上及びアツベ数が30以上であることを特徴とする光学
    用樹脂。 2、金属の含有量が樹脂の全重量に対して0.5重量%
    以上であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の光学用樹脂。 3、脂環式炭化水素基を有する分子の含有量が樹脂の全
    重量に対して1重量%以上であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の光学用樹脂。 4、脂環式炭化水素基含有カルボン酸のカルボキシル基
    と金属を介してイオン結合および/または配位結合した
    高分子鎖中のカルボキシル基を少なくとも1個有するカ
    ルボン酸高分子物質を少なくとも1種包含することを特
    徴とする光学用樹脂。 5、金属と脂環式炭化水素基を含む樹脂から成り、該金
    属の含有量が樹脂の全重量に対して0.5重量%以上で
    あり、かつ該樹脂の光線透過率が80%以上、屈折率が
    1.49以上、アツベ数が30以上であることを特徴と
    する光学用樹脂。 6、該金属の含有量が樹脂の全重量に対して1〜50重
    量%である特許請求の範囲第5項記載の光学用樹脂。 7、該脂環式炭化水素基を有する分子の含有量が樹脂の
    全重量に対して1重量%以上である特許請求の範囲第5
    項記載の光学用樹脂。 8、Pb、Ba、Sr、Zn、Sn、Sb、Mg、Hg
    、Ca、La、Ti、Zr、Ta、Th、Nb、Tl、
    Ge、Cs、Cd及びYから選ばれる金属の1種もしく
    は2種以上と脂環式炭化水素基を含む樹脂から成ること
    を特徴とする光学用樹脂。 9、金属の含有量が樹脂の全重量に対して0.5重量%
    以上であることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載
    の光学用樹脂。 10、脂環式炭化水素基を有する分子の含有量が樹脂の
    全重量に対して1重量%以上であることを特徴とする特
    許請求の範囲第8項記載の光学用樹脂。 11、Pb、Ba、Sr、Zn、Sn、Sb、Mg、H
    g、Ca、La、Ti、Zr、Ta、Th、Nb、Tl
    、Ge、Cs、Cd及びYから選ばれる金属の1種もし
    くは2種以上と脂環式炭化水素基を含む樹脂から成り、
    該金属の含有量が樹脂の全重量に対して0.5重量%以
    上であり、かつ該樹脂の光線透過率が80%以上、屈折
    率が1.49以上及びアツベ数が30以上であることを
    特徴とする光学用樹脂。 12、金属の含有量が樹脂の全重量に対して0.5重量
    %以上であることを特徴とする特許請求の範囲第11項
    記載の光学用樹脂。 13、脂環式炭化水素基を有する分子の含有量が樹脂の
    全重量に対して1重量%以上であることを特徴とする特
    許請求の範囲第11項記載の光学用樹脂。
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