JPS632512Y2 - - Google Patents

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JPS632512Y2
JPS632512Y2 JP1808383U JP1808383U JPS632512Y2 JP S632512 Y2 JPS632512 Y2 JP S632512Y2 JP 1808383 U JP1808383 U JP 1808383U JP 1808383 U JP1808383 U JP 1808383U JP S632512 Y2 JPS632512 Y2 JP S632512Y2
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JP
Japan
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blocks
wall
slope
block
back wall
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JP1808383U
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JPS59125551U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はコンクリートブロツクを用いたのり
面安定壁に関するもので、積み上げたプレキヤス
トコンクリートブロツクを現場打ちの鉄筋コンク
リートで一体化してなり、ブロツク上には植生が
施され、いわゆる緑化壁を構成する。
従来技術 コンクリートブロツクを用いた土留壁、のり面
安定壁には大別して積ブロツク、張ブロツク、斜
面枠ブロツクと呼ばれるもの等があり、それぞれ
種々の形式、形状のものが考案されている。
このうち、積ブロツク、張ブロツクはのり面に
コンクリートブロツクを積み上げて行き、ブロツ
ク相互の噛み合せや目地詰モルタル等部分的に用
いたモルタルにより一体化を図つているが、安定
性、強度面の問題の外にも、排水の問題や美観等
種々の問題があり、改善の余地が多い。また、斜
面枠ブロツクでは通常植生等を施して斜面の安定
と緑化による美観の向上等が図られているが、植
生工としての植物が成育して十分に機能を発揮す
るまでに長期間を要し、その間豪雨等により土砂
の流出があると崩壊を起こす恐れがある。
考案の目的 この考案は上述のような従来技術における問題
点に鑑み考案されたもので、強度および安定性に
優れ、かつ施工が容易で植生による緑化も可能な
のり面安定壁を提供することを目的とする。
考案の構成 この考案ののり面安定壁はプレキヤストコンク
リートブロツク(以下、単にブロツクという)と
現場打ちの鉄筋コンクリートとからなり、ブロツ
ク上には土砂を盛つて植生を施すことができるよ
うになつている。
ブロツクの中央部はのり面に面で接する背面壁
と背面壁の下辺部分から斜上方に立上がる斜壁と
で断面レ字状に形成され、長手方向端部の両側端
に断面コ字状の連結部を有している。この連結部
は隣接するブロツクの連結部と対向して上下方向
に連続する中空柱状部を形成する。
このブロツクはのり面に沿つて上下左右に積み
上げられ、また各ブロツクの連結部が形成する上
下方向の中空柱状部には鉄筋を配してコンクリー
トを打設充填して、一体の壁状構造体を構成す
る。なお、各ブロツクの接続部に互いに噛み合う
凹凸の嵌合部を設けることにより、位置決めを容
易にし、またブロツク間の一体性を高めることが
できる。
また、ブロツクを積み上げた後、ブロツク上す
なわち、ブロツクの背面壁と斜壁との間には土砂
を盛り、植生を施すことにより緑化壁としての美
観を与えることができる。また、ブロツクの背面
壁および斜壁に複数の透孔を設けることにより、
ブロツクの軽量化が図れるだけでなく、排水性の
面でも有利であり、また植生工としての植物の生
育を促し、よりのり面の安定が図れる。
実施例 第1図はブロツク1の外形および施工の様子を
示した斜視図である。ブロツク1は背面壁2と斜
壁3および連結部4からなり、プレキヤストコン
クリートブロツクとして工場生産される。両側端
の連結部4は隣接するブロツク1の連結部と対向
して中空の矩形部分を形成し、上下にブロツク1
を積み重ねることにより中空柱状部を形成する。
この中空柱状部は積み上げられた各ブロツクの一
体化のために設けたもので、図に示すように鉄筋
9を挿入し、コンクリート10を打設する。
また、背面壁2には透孔5が、斜壁3には透孔
6がそれぞれ設けられている。さらに、図中7,
8はそれぞれブロツク1の上下に設けられた嵌合
凹部と嵌合凸部であり、この部分を噛み合わせて
ブロツク1間の連結強度を高めるとともに、位置
決めとしても利用することができる。
第2図はブロツク1を上下左右に積み上げた状
態を示した正面図であり、第3図はこれに土砂1
1を盛り植生を施した状態を示した縦断面図であ
る。第3図に示すように、ブロツク1上に盛られ
た土砂11は背面壁2の透孔5を通して直接地山
に接しているため、排水パイプ等が不要であり、
また植生に関しても乾燥の心配が少なく、植物の
生育により地山と一体の安定した緑化壁となる。
考案の効果 ブロツクを積み上げることにより、ブロツク
両側端の連結部が中空柱状部を形成し、該中空
柱状部内に鉄筋を配してコンクリートを打設、
充填してなるため、全体が一体の壁としてのり
面を保護する。
ブロツクに一体に形成した連結部にコンクリ
ートを打設するため、型枠を必要とせず、また
目地詰めの場合等と異なり、縦方向のみ連結す
るので、排水パイプ等も特に必要としない。
ブロツクの形成するのり壁が立体的な構造を
有し、植生を施して緑化壁とすることができ
る。
ブロツク自体でも安定しているため、植物の
生育を待たずに十分なのり面保護が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は施工の様子を示す斜視図、第2図はブ
ロツクを積み上げた状態を示す正面図、第3図は
この考案ののり面安定壁の縦断面図である。 1……ブロツク、2……背面壁、3……斜壁、
4……連結部、5……透孔、6……透孔、7……
嵌合凹部、8……嵌合凸部、9……鉄筋、10…
…コンクリート、11……土砂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. のり面に当接する背面壁と、該背面壁下辺部か
    ら斜上方に立上がる斜壁と、両側端に設けられ、
    隣接するブロツクの連結部と対向して上下方向に
    連続する中空柱状部を形成する断面コ字状の連結
    部とからなり、のり面に沿つて上下左右に積み上
    げられたブロツクと、前記中空柱状部内に打設さ
    れた鉄筋コンクリートとからなることを特徴とす
    るのり面安定壁。
JP1808383U 1983-02-09 1983-02-09 のり面安定壁 Granted JPS59125551U (ja)

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JP1808383U JPS59125551U (ja) 1983-02-09 1983-02-09 のり面安定壁

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JP1808383U JPS59125551U (ja) 1983-02-09 1983-02-09 のり面安定壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59125551U JPS59125551U (ja) 1984-08-23
JPS632512Y2 true JPS632512Y2 (ja) 1988-01-22

Family

ID=30149297

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JP1808383U Granted JPS59125551U (ja) 1983-02-09 1983-02-09 のり面安定壁

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JP (1) JPS59125551U (ja)

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JPS59125551U (ja) 1984-08-23

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