JPS63250493A - 器物用アルミニウム合金の表面処理方法 - Google Patents

器物用アルミニウム合金の表面処理方法

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JPS63250493A
JPS63250493A JP8360687A JP8360687A JPS63250493A JP S63250493 A JPS63250493 A JP S63250493A JP 8360687 A JP8360687 A JP 8360687A JP 8360687 A JP8360687 A JP 8360687A JP S63250493 A JPS63250493 A JP S63250493A
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JP
Japan
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color tone
less
oxide film
dye
azo
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Application number
JP8360687A
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English (en)
Inventor
Masakazu Hirano
正和 平野
Mitsuo Hino
光雄 日野
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、料理用アルミ製鍋や釜などの器物用アルミニ
ウム合金の表面処理方法に関する。
[従来技術] 従来、アルミニウム製の器物1例えば料理用鍋あるいは
釜などの表面処理方法としては、陽極酸化処理法が知ら
れており、この方法によれば、美観および耐食性に優れ
、かつ固く傷が発生しにくい皮膜を得ることができる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記器物用アルミニウム材料の陽極酸化
処理製品には下記に示す問題がある。
■アルミニウム材表面な調布研磨、化学研磨あるいは電
解研磨などにより研磨して光沢を出しても、陽極酸化処
理を行なうと表面光沢が劣化する。
■アルミニウム材料の陽極酸化皮膜は、アルミ特有の乳
白色を呈し、高級感のあるいわゆるクロムメッキ等の深
みのある金属光沢が得られない。
以上に説明した事情から、従来アルミニウム合金製器物
は、高級感が重要とされる用途では、採用されにくかっ
た。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、以上の問題点を解決すべくなされたものであ
り、器物用アルミニウム合金の表面処理方法において、 Si:0.10%(重量%:以下同じ)以下Fe:0.
10%以下含有し、 その他不純物を各々0.05%以下含有とし。
必要に応じて Mg=0.2 〜1.0% Cu:0.02〜0.4% Zn:0−05〜0.5% M n = 0 、01〜0 、13%Cr:0.01
〜0.3% Zr:0.01〜0.2% Ti:0−005〜0.20% のうち1[以上を含有し、残部アルミニウムから成る合
金の表面に3〜15umの膜厚の酸化皮膜を陽極酸化処
理により形成し、当該酸化皮膜をアゾ基系黒色系染料0
 、01 g/l〜30g/文、またはアゾ晶系黒色系
染料o、oig/文〜30 g/fLとアゾ基系黄色系
染料0.005g/交〜5g/文を含む30℃以上の水
溶液に1秒〜15分浸漬して染色し1次に封孔処理を行
なって、クロムメッキ状の色調と反射率30%以上明度
L  、50以下に調整するところに要旨が存在する。
本発明方法によれば、高級感のあるアルミニウム製器物
を提供することができる。
以下に本発明について詳細に説明する。
本発明において使用可能なアルミニウム合金は、Siを
0.1θ%以下、Feを:0.10%以下含有し、その
他不純物を各々0.05%以下含有する必要がある。
Fe 、 S fの含有量がそれぞれ0.10%を越え
ると、また不純物の各々の含有量が0.05%を越える
と、クロムメッキ色の光沢が得られない。
また、本発明において使用可能なアルミニウム合金は、
必要に応じてMg=0.2〜4.0%。
Cu:0..02〜0.4%、Zn:0.05〜0.5
%、Mn:0.01〜0.6%、Cr:0.01〜0.
3%、Zr:0.01〜0.2%、Tt:0.005〜
0.20%のうち1種以上を含有する必要がある。
Mgは強度向上に効果が大きいが、含有量が0.2%未
満であると効果がなく含有量が4.0%を越えると加工
性が劣る。
Cuは陽極酸化処理後の光輝性を向上させるのに効果が
大きいが、含有量が0.02%未満では効果がなく、含
有量が0.4%を越えると加工性が劣る。
M n 、 Cr 、 Z r 、 T iは、組織安
定化に効果があるが、それぞれ含有量が0.01%。
0.01%、0.01%、0.005%未満では効果が
なく、それぞれ0.6%、0.3%。
0.2%、0.20%を越えると巨大化合物が発生し、
成形性が劣る。
本発明においては、上記要件を満足したアルミニウム合
金にて製造した器物に対して陽極酸化皮膜処理を行うが
、陽極酸化皮膜の膜厚は3〜15μmの厚さとする必要
がある。膜厚が37%mより薄い場合は、最終製品の光
沢が劣り色調も変る。
尚、陽極酸化熱理法には、例えば、硫酸、シュウ酸、ク
ロム酸を用いたアルマイト法等があるが、酸化皮膜の染
色を考慮すると硫酸アルマイト法で得られた皮膜がもつ
とも色調を調整しやすいので好ましい。
また、本発明においては皮膜の光沢性を高めるために陽
極酸化処理前に、例えば化学研磨、電解研磨等により光
輝仕上することが望ましい、これによって陽極酸化処理
後に皮膜表面反射率が40%以上のものが得られ、染色
処理後の反射率も30%以上となり、より一層優れたク
ロムメッキ並の光沢性が得られる。
次に1本発明では、当該酸化皮膜を施した器物をアゾ基
系黒色系染料0.01g/u〜30g / l、または
、アゾ基系黒色系染料を0.01g / 1〜30 g
/iとアゾ基系黄色系染料を0.005g/見〜5g/
lを含む水溶液に浸漬する必要がある。
すなわち、染料としては、アゾ基系黒色系染料単独でも
よいが、アゾ基系黒色系染料の他にアゾ基系黄色系染料
を添加してもよい、′ 添加量は、アゾ基系黒色系染料は0.01g/旦〜30
 g/lとする。
アゾ基系の黒色系染料が0 、01 g1文未満では長
時間処理してもクロム並の色調が濃くなり、黒色を呈し
、色調が安定しない。
また、アゾ基系黄色系染料の添加量は、0 、0 O5
g/!;L〜5g/文とする。
アゾ基系黒色系染料にアゾ基系黄色染料を加えて処理を
行なうと、製品の形状および用途によっては、より高級
感(深み)のある光沢を得ることができる。その濃度は
0.005g/文〜5g/lである。0.005g/交
未満ではその効果は出ない、5g/41を越えると色調
が変るので採用できない。
尚、製品によっては色調調整のため他の染料を任意で添
加してもよいが、この量が5g/lを越えた場合には目
的とするクロムメッキ色の色調や光沢性が得難くなるの
で5g/l以下とすることが好ましい。
また、水溶液の温度は30℃以上とする必要がある。
水溶液の温度が30℃より低いとクロム色の色調に仕上
がらない。
浸漬時間は1秒〜15分とする必要がある。
浸漬時間は染料濃度と関係するが、1秒より短くては染
色ができず、15分より長いと色調も変り処理費用が高
くなり工業的には採用しにくい。
染色後は、封孔処理を行なう、封孔処理は、主に、酸化
皮膜の有孔性を減少させ、また、染料の溶出を防止する
ために行なう、従って、かかる目的を達成しうるならば
封孔処理の条件には特に限定されない0例えば、一般的
に行なわれている佛盾水法、や水蒸気法、酢酸ニッケル
法で封孔することができる。
本発明においては、以上の表面処理方法により、最終的
に反射率30%以上、明度1.’ : 50以下の表面
被膜が得られる0反射率が30%より近い場合又は、明
度L :50より大きい場合にはクロムメッキ並みの高
級感のある色調、光沢性とはならない。
[実施例] 以下に本発明を実施例をあげて具体的に説明する。
第1表に示す化学成分の鋳塊を520℃にて8Hrの均
熱処理後、450〜500℃の範囲で8mmtまで熱間
圧延を行ない、続いて冷間圧延にて1 m m tとし
最終的に340℃なて3Hrの熱処理を行ない板材とし
た。
この板材を用い外径20cmの両手鍋を作成した。
上記両手鍋の表面をパフ研磨し、続いてリン酸90%と
硝酸10%の混合液を用い100℃にて化学研磨した。
その後5%硫酸水溶液中で5A/ddの電流密度にて陽
極酸化処理を行なった。陽極酸化皮膜の膜厚は第2表に
示す、また、皮膜の反射率を測定しその結果を第2表に
示す。
陽極酸化処理後、m2表に示す濃度の染料水溶液中に浸
漬した。水溶液の温度及び浸漬時間も第2表に示す。
尚、黒色系染料はサントス社製のr M L W Jを
使用し、黄色系染料はサントス社製「オレンジゴールド
」を使用した。
次いで100℃の純水にて封孔処理を行なった。
封孔処理後処理皮膜の件部として、表面反射率、明度L
2°、色調を調査した。
その結果を第2表に示す。
第2表において、N001〜No、6は1本発明の実施
例であり、N097〜No、13は、類似条件で行なっ
た比較例である。
No 、7は、陽極酸化膜厚が本発明範囲より、薄い比
較例であり、明度♂゛が高く1色調は淡灰色であった。
No、BおよびN O、gは、黒色系染料が本発明範囲
より少ない比較例であり、明度L が高く、色調も銀灰
色(No、8)、淡黄色(NO09)であった・ No、1l−No、13は、本発明要件を満足しないア
ルミニウム合金を使用した比較例であり、表面反射率が
低く、色調も暗黒色であった。
以上の比較例に対して、本発明の実施例No。
1〜No、5は、いずれも表面反射率が高く、明度L 
は低く、また色調はクロームメッキ色であった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の毒物用アルミニウム合金
の表面処理方法よれば、アルミニウム製器物において、
クロームメッキ並みの高級感のある表面色調を得ること
ができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Si:0.10%(重量%:以下同じ)Fe:0
    .10%以下含有し、 その他不純物を各々0.05%以下含有し、必要に応じ
    て Mg:0.2〜4.0% Cu:0.02〜0.4% Zn:0.05〜0.5% Mn:0.01〜0.6% Cr:0.01〜0.3% Zr:0.01〜0.2% Ti:0.005〜0.20% のうち1種以上を含有し、残部アルミニウムから成る合
    金の表面に3〜15μmの膜厚の酸化皮膜を陽極酸化処
    理により形成し、当該酸化皮膜基アゾ基系黒色系染料0
    .01g/l〜30g/l、またはアゾ基系黒色系染料
    0.01g/l〜30g/lとアゾ基系黄色系染料 0.005g/l〜5g/lを含む30℃以上の水溶液
    に1秒〜15分浸漬して染色し、次いで封孔処理を行な
    って、クロムメッキ状の色調と反射率30%以上、明度
    L^*:50以下に調整することを特徴とする器物用ア
    ルミニウム合金の表面処理方法。
  2. (2)色調調整のため、他の染料を5g/l以下の範囲
    で添加する事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    器物用アルミニウム合金の表面処理方法。
JP8360687A 1987-04-03 1987-04-03 器物用アルミニウム合金の表面処理方法 Pending JPS63250493A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015022734A1 (ja) * 2013-08-13 2015-02-19 日本軽金属株式会社 高強度アルマイト素材用アルミニウム合金板及びその製造方法、並びに高強度アルマイト皮膜付きアルミニウム合金板
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