JPS6324911B2 - - Google Patents
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- JPS6324911B2 JPS6324911B2 JP20500482A JP20500482A JPS6324911B2 JP S6324911 B2 JPS6324911 B2 JP S6324911B2 JP 20500482 A JP20500482 A JP 20500482A JP 20500482 A JP20500482 A JP 20500482A JP S6324911 B2 JPS6324911 B2 JP S6324911B2
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- JP
- Japan
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- sensor
- car
- contact
- security
- passenger
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Landscapes
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、エレベータの防犯装置の改良に関
するものである。
するものである。
最近、エレベータ内での犯罪が多発し、社会問
題となつている。犯罪を誘発する原因は多々あげ
られるが何といつても犯罪を検知する適当なセン
サがないことにある。すなわち犯罪がエレベータ
内で行われる理由は、エレベータが公共の乗り物
であるにもかかわらずかご内が密室となり犯罪が
第三者に発見されにくい事にある。従つて適当な
センサがあれば犯罪の多くは防止できる。
題となつている。犯罪を誘発する原因は多々あげ
られるが何といつても犯罪を検知する適当なセン
サがないことにある。すなわち犯罪がエレベータ
内で行われる理由は、エレベータが公共の乗り物
であるにもかかわらずかご内が密室となり犯罪が
第三者に発見されにくい事にある。従つて適当な
センサがあれば犯罪の多くは防止できる。
この対策として、例えば日本エレベータ協会で
定められた「共同住宅ビル用エレベータ防犯対策
標準(以下単に「防犯対策標準」という)」があ
る。これには、かご戸および乗場戸にガラス窓を
設けたり、各階ごとにかごを停止させる各階強制
停止運転をさせたりしてかご内を外部から目視し
易くすることが規定されている。また一方、エレ
ベータにおける犯罪はかご内という限定された場
所で行われるため、一般の犯罪に比べて犯罪後の
逃走が制約されるものである。このため犯人がま
だかご内にいる間に関係者に通報できれば犯人を
現行犯として逮捕することもでき犯罪の再発防止
上極めて有効となる。このような目的のために防
犯対策標準にはかご内に警報器用の押しボタンス
イツチが設けられることも定められている。
定められた「共同住宅ビル用エレベータ防犯対策
標準(以下単に「防犯対策標準」という)」があ
る。これには、かご戸および乗場戸にガラス窓を
設けたり、各階ごとにかごを停止させる各階強制
停止運転をさせたりしてかご内を外部から目視し
易くすることが規定されている。また一方、エレ
ベータにおける犯罪はかご内という限定された場
所で行われるため、一般の犯罪に比べて犯罪後の
逃走が制約されるものである。このため犯人がま
だかご内にいる間に関係者に通報できれば犯人を
現行犯として逮捕することもでき犯罪の再発防止
上極めて有効となる。このような目的のために防
犯対策標準にはかご内に警報器用の押しボタンス
イツチが設けられることも定められている。
しかしながら、深夜では人目がと絶えがちなた
めかご内が目視し易いように構成されたとしても
防犯効果はあまり期待できなかつた。また、実際
に犯罪行為が行われている時は乗客は行動の自由
を奪われていたり、恐怖にさらされていたりする
ので、かご内に警報器用の押しボタンスイツチが
設けられていても犯行中は操作することができず
犯人が逃走後、はじめて操作するにすぎなかつ
た。このため、上記のような防犯対策標準がエレ
ベータに採用されていたとしても犯罪の発生を防
止することにはあまり多くの効果を期待できない
という欠点があつた。
めかご内が目視し易いように構成されたとしても
防犯効果はあまり期待できなかつた。また、実際
に犯罪行為が行われている時は乗客は行動の自由
を奪われていたり、恐怖にさらされていたりする
ので、かご内に警報器用の押しボタンスイツチが
設けられていても犯行中は操作することができず
犯人が逃走後、はじめて操作するにすぎなかつ
た。このため、上記のような防犯対策標準がエレ
ベータに採用されていたとしても犯罪の発生を防
止することにはあまり多くの効果を期待できない
という欠点があつた。
この発明は、上述の点にかんがみなされたもの
であり、乗客の身体に他の乗客が接触したり異常
に接近したことをセンサで検出し、このセンサの
出力で防犯制御装置を作動させるエレベータの防
犯装置を提供することを目的とする。以下、第1
図〜第7図に基づいて、この発明の一実施例を説
明する。
であり、乗客の身体に他の乗客が接触したり異常
に接近したことをセンサで検出し、このセンサの
出力で防犯制御装置を作動させるエレベータの防
犯装置を提供することを目的とする。以下、第1
図〜第7図に基づいて、この発明の一実施例を説
明する。
第1図はエレベータのかごの出入口の反対側か
らかご内を見た図、第2図はブロツク回路図であ
る。これらの図において、1はかごの側壁、2は
かごの戸、3は行先階釦等が設けられたかご操作
盤、4はかごの位置をランプ等で表示するかご位
置表示器、5はかご天井上部に設けられた接触セ
ンサで、5aは手すり状になつた前記接触センサ
5の検出端、5bは前記接触センサ5の接触検出
回路、5cは前記接触検出回路5bからの検知信
号で通常の信号レベルは“H”であるが、検出端
5aにふれている乗客の身体に他人が接触あるい
は異常に接近したことを検出すると信号レベルは
“L”(以下単に“H”あるいは“L”と記す)と
なる。5dは前記接触センサ5に設けられた異常
検出回路で、検知信号5cが所定時間T1(例えば
1秒)以上“L”になると警告信号5eを“H”
にして出力し、検知信号5cが所定時間T2(T2>
T1で、例えばT2=3秒)以上“L”になると異
常信号5fを“H”にして出力する。6はかご天
井上部に設けられ、接触センサ5によつて作動さ
れる警告装置で、警告信号5eが“H”で異常信
号5fが“L”のときは、かごの側壁1に設けら
れたスピーカ6aを介して断続音を発し、また、
異常信号5fが“H”のときは同じくスピーカ6
aを介して連続音を発する。7はビル管理室(図
示せず)に設けられて接触センサ5によつて作動
されるベルからなる警報装置、8は同じく接触セ
ンサ5によつて作動されるかごを最寄階に停止さ
せるエレベータ運転装置、9はかご天井に設けら
れ前記接触センサ5によつて作動せしめられる防
犯カメラであり、前記6〜9はいずれも防犯制御
装置として作用する。10はビル管理室に設けら
れたリセツト釦である。
らかご内を見た図、第2図はブロツク回路図であ
る。これらの図において、1はかごの側壁、2は
かごの戸、3は行先階釦等が設けられたかご操作
盤、4はかごの位置をランプ等で表示するかご位
置表示器、5はかご天井上部に設けられた接触セ
ンサで、5aは手すり状になつた前記接触センサ
5の検出端、5bは前記接触センサ5の接触検出
回路、5cは前記接触検出回路5bからの検知信
号で通常の信号レベルは“H”であるが、検出端
5aにふれている乗客の身体に他人が接触あるい
は異常に接近したことを検出すると信号レベルは
“L”(以下単に“H”あるいは“L”と記す)と
なる。5dは前記接触センサ5に設けられた異常
検出回路で、検知信号5cが所定時間T1(例えば
1秒)以上“L”になると警告信号5eを“H”
にして出力し、検知信号5cが所定時間T2(T2>
T1で、例えばT2=3秒)以上“L”になると異
常信号5fを“H”にして出力する。6はかご天
井上部に設けられ、接触センサ5によつて作動さ
れる警告装置で、警告信号5eが“H”で異常信
号5fが“L”のときは、かごの側壁1に設けら
れたスピーカ6aを介して断続音を発し、また、
異常信号5fが“H”のときは同じくスピーカ6
aを介して連続音を発する。7はビル管理室(図
示せず)に設けられて接触センサ5によつて作動
されるベルからなる警報装置、8は同じく接触セ
ンサ5によつて作動されるかごを最寄階に停止さ
せるエレベータ運転装置、9はかご天井に設けら
れ前記接触センサ5によつて作動せしめられる防
犯カメラであり、前記6〜9はいずれも防犯制御
装置として作用する。10はビル管理室に設けら
れたリセツト釦である。
第3図は前記接触センサ5の接触検出回路5b
の回路図で、図中Cu,Luはそれぞれ共振回路を
形成するコンデンサ及びリアクトルで、前記リア
クトルLuは、他のリアクトルLcと相互インダク
タンスMで反結合されている。Tr1,Tr2はトラ
ンジスタ、R1〜R5は減流または分圧用の抵抗器、
C1は結合コンデンサ、C2,C3は大容量のコンデ
ンサ、Eは直流電源である。トランジスタTr1、
リアクトルLc、抵抗器R1,R2、共振回路を形成
するリアクトルLuおよびコンデンサCuによりト
ランジスタ型反結合発振回路が構成される。トラ
ンジスタTr1のベースにバイアスをかける抵抗器
R1,R2のうち、抵抗器R1の抵抗値を大きく選び
発振を抑えている。このためもし抵抗器R1の回
路インピーダンスが小さくなれば途端に発振を起
す。また、電源Eと並列に大容量のコンデンサ
C2が接続されているため、高周波成分に対して
はコンデンサC2の上端を接地したのと等価であ
る。いま、検出端5aに人体等が接近または接触
すれば上述したように高周波成分に対しては電源
E側を接地したと見なすことができるため、第3
図に破線で示すように、抵抗器R1と並列に人間
の対大地の静電容量Cpを接続したことになる。
上記回路では、静電容量Cpが一定値C0より大き
いときトランジスタTr1のベース電流通路インピ
ーダンスが減少してベース電流が増加し、このベ
ース電流増加に伴いコレクタ電流が増加して、ト
ランジスタ型反結合発振回路を起動するように調
整されている。従つて前記トランジスタ型反結合
発振回路が起動すると結合コンデンサC1を介し、
次段トランジスタTr2のベースへ前記トランジス
タ型反結合発振回路の出力が印加されトランジス
タTr2を導通する。トランジスタTr2の導通によ
り検知信号5Cは第6図に示すように“L”とな
る。
の回路図で、図中Cu,Luはそれぞれ共振回路を
形成するコンデンサ及びリアクトルで、前記リア
クトルLuは、他のリアクトルLcと相互インダク
タンスMで反結合されている。Tr1,Tr2はトラ
ンジスタ、R1〜R5は減流または分圧用の抵抗器、
C1は結合コンデンサ、C2,C3は大容量のコンデ
ンサ、Eは直流電源である。トランジスタTr1、
リアクトルLc、抵抗器R1,R2、共振回路を形成
するリアクトルLuおよびコンデンサCuによりト
ランジスタ型反結合発振回路が構成される。トラ
ンジスタTr1のベースにバイアスをかける抵抗器
R1,R2のうち、抵抗器R1の抵抗値を大きく選び
発振を抑えている。このためもし抵抗器R1の回
路インピーダンスが小さくなれば途端に発振を起
す。また、電源Eと並列に大容量のコンデンサ
C2が接続されているため、高周波成分に対して
はコンデンサC2の上端を接地したのと等価であ
る。いま、検出端5aに人体等が接近または接触
すれば上述したように高周波成分に対しては電源
E側を接地したと見なすことができるため、第3
図に破線で示すように、抵抗器R1と並列に人間
の対大地の静電容量Cpを接続したことになる。
上記回路では、静電容量Cpが一定値C0より大き
いときトランジスタTr1のベース電流通路インピ
ーダンスが減少してベース電流が増加し、このベ
ース電流増加に伴いコレクタ電流が増加して、ト
ランジスタ型反結合発振回路を起動するように調
整されている。従つて前記トランジスタ型反結合
発振回路が起動すると結合コンデンサC1を介し、
次段トランジスタTr2のベースへ前記トランジス
タ型反結合発振回路の出力が印加されトランジス
タTr2を導通する。トランジスタTr2の導通によ
り検知信号5Cは第6図に示すように“L”とな
る。
第4図は接触センサ5の異常検出回路5dの詳
細を示す回路図で、図中5gはNOTゲート、5
hはI点に“H”の信号が入力されている間その
時間を計数し出力するタイマで、R点に“H”の
信号が入力されるとその内容を零にリセツトして
出力する。5iおよび5jは、X点の入力信号≧
Y点の入力信号のときのみZ点の出力信号を
“H”とする比較器、5kおよび5lはそれぞれ
一定時間T1(=1秒)およびT2(=3秒)を表わ
す一定値信号、5mはフリツプフロツプからなる
メモリで、R点に“H”の信号が入力されると内
容を“L”にリセツトする。10aは前記リセツ
ト釦10が押されると“H”になるリセツト信号
である。
細を示す回路図で、図中5gはNOTゲート、5
hはI点に“H”の信号が入力されている間その
時間を計数し出力するタイマで、R点に“H”の
信号が入力されるとその内容を零にリセツトして
出力する。5iおよび5jは、X点の入力信号≧
Y点の入力信号のときのみZ点の出力信号を
“H”とする比較器、5kおよび5lはそれぞれ
一定時間T1(=1秒)およびT2(=3秒)を表わ
す一定値信号、5mはフリツプフロツプからなる
メモリで、R点に“H”の信号が入力されると内
容を“L”にリセツトする。10aは前記リセツ
ト釦10が押されると“H”になるリセツト信号
である。
第5図は1〜5階まで運転されるエレベータ運
転装置8の詳細を示す回路図である。(+),(−)
は制御電源、31,32は前記異常信号5fが
“H”になつたとき閉成する常開接点、61〜6
5はそれぞれ1〜5階の上下所定範囲にかごがあ
るとき閉成される位置スイツチ、71〜75はそ
れぞれ1〜5階の呼びが登録されたとき閉成する
呼び接点、80はかごが所定階の手前減速距離相
当まで近づいたとき瞬時閉成する停止決定接点、
90はかごが昇降運転されているとき閉成され続
ける走行リレー接点、100は付勢されるとかご
を減速停止させる停止決定リレー、100a,1
00bはその常開接点、110はかごが階の近く
に停止して戸を開いて危険のない位置にあるとき
閉成されるドアゾーンスイツチ、111は人の乗
降のために所定時間閉成されて戸を開き続ける戸
開放リレー接点、120は付勢されることにより
戸を開く戸開リレー、120aはその常開接点で
ある。
転装置8の詳細を示す回路図である。(+),(−)
は制御電源、31,32は前記異常信号5fが
“H”になつたとき閉成する常開接点、61〜6
5はそれぞれ1〜5階の上下所定範囲にかごがあ
るとき閉成される位置スイツチ、71〜75はそ
れぞれ1〜5階の呼びが登録されたとき閉成する
呼び接点、80はかごが所定階の手前減速距離相
当まで近づいたとき瞬時閉成する停止決定接点、
90はかごが昇降運転されているとき閉成され続
ける走行リレー接点、100は付勢されるとかご
を減速停止させる停止決定リレー、100a,1
00bはその常開接点、110はかごが階の近く
に停止して戸を開いて危険のない位置にあるとき
閉成されるドアゾーンスイツチ、111は人の乗
降のために所定時間閉成されて戸を開き続ける戸
開放リレー接点、120は付勢されることにより
戸を開く戸開リレー、120aはその常開接点で
ある。
上記のとおり構成されたエレベータの防犯装置
において、通常接触センサ5は作動することはな
いので警告信号5eおよび異常信号5fは“L”
である。従つて警告装置6、防犯カメラ9および
警報装置7はいずれも作動せず、また、常開接点
31も開放されたままであるからかごが最寄階に
緊急に停止することもない。
において、通常接触センサ5は作動することはな
いので警告信号5eおよび異常信号5fは“L”
である。従つて警告装置6、防犯カメラ9および
警報装置7はいずれも作動せず、また、常開接点
31も開放されたままであるからかごが最寄階に
緊急に停止することもない。
次に乗客がかご内で犯罪にあつた場合について
述べる。静電容量Caを有する乗客Aがかごに乗
車して検出端5aになつている手すりを持つても
第6図に示すようにCa<C0であるので検知信号
5cは“H”のままである。そこに静電容量Cb
を有する乗客Bが乗車し、乗客Aの身体にふれた
とする。このとき検出端5aはCa+Cb>C0の静
電容量を検出するため、第6図に示すように検知
信号5cは“L”となり異常検出回路5dにおい
てはNOTゲート5gの出力が“H”になるため、
タイマ5hはその時間を計数しはじめる。乗客B
が単に乗客Aと一瞬すれちがつただけでタイマ5
hの出力の継続時間t1(第7図)が一定時間T1(=
1秒)より小さければ比較器5iおよび5jの出
力は“L”のままであるので警告信号5eおよび
異常信号5fも“H”になるには至らない。もし
乗客Bが乗客Aの身体にふれ危害を加えようとし
た場合には、タイマ5hの出力は一定時間T1を
越えることになり、そのとき比較器5iの出力、
すなわち警告信号5eは“H”となつて、警告装
置6によりスピーカ6aから断続音が発せられ乗
客Bに対する警告が行われると同時に防犯カメラ
9を作動させてかご内の状況や乗客Bの顔等を記
録する。乗客Bが警告を無視しそのまま危害を加
え続け、タイマ5hの出力が一定時間T2を越え
ると比較器5jの出力は“H”となつてメモリ5
mは“H”にセツトされ異常信号5fは“H”で
出力される。従つて警報装置7が作動し乗客が犯
罪にあつたことを管理人に通報するとともに警告
装置6はスピーカ6aを通じて連続音を発して異
常を管理人に通報したことをかご内に知らせる。
また、異常信号5fが“H”となるため常開接点
31が閉成され、さらに最寄階より減速距離相当
手前までかごが来ると、停止決定接点80が閉成
される。このため停止決定リレー100が電源
(+)−常開接点31−停止決定接点80−停止決
定リレー100−電源(−)の回路で付勢され、
さらに走行リレー接点90が閉成されているので
自己保持される。停止決定リレー100が付勢さ
れると、周知の減速装置(図示せず)によつてか
ごは減速され停止される。途中ドアゾーンスイツ
チ110の閉成によつて戸開リレー120が電源
(+)−常開接点100b−ドアゾーンスイツチ1
10−戸開リレ−120−電源(−)の回路で付
勢され、さらに電源(+)−常開接点120a−
戸開放リレ−接点111または常開接点32−戸
開リレ−120−電源(−)の回路で自己保持す
る。この戸開リレー120の付勢によつて戸が開
く。かごが停止すると走行リレー接点90が開放
されるので、停止決定リレー100は消勢されそ
の常開接点100bが開放される。また、戸開放
リレー接点111も戸開後所定時間が経過すると
開放される。しかし常開接点32が閉成されてい
るので戸開リレー120は付勢され続ける。事後
リセツト釦10を押すことによりリセツト信号1
0aは“H”となりメモリ5mの内容は“L”に
リセツトされて異常信号5fは“L”になる。異
常信号5fが“L”になると常開接点32が開放
され、戸開リレー120が消勢され戸を閉じる。
以後エレベータ運転装置8は通常の状態に復帰す
る。
述べる。静電容量Caを有する乗客Aがかごに乗
車して検出端5aになつている手すりを持つても
第6図に示すようにCa<C0であるので検知信号
5cは“H”のままである。そこに静電容量Cb
を有する乗客Bが乗車し、乗客Aの身体にふれた
とする。このとき検出端5aはCa+Cb>C0の静
電容量を検出するため、第6図に示すように検知
信号5cは“L”となり異常検出回路5dにおい
てはNOTゲート5gの出力が“H”になるため、
タイマ5hはその時間を計数しはじめる。乗客B
が単に乗客Aと一瞬すれちがつただけでタイマ5
hの出力の継続時間t1(第7図)が一定時間T1(=
1秒)より小さければ比較器5iおよび5jの出
力は“L”のままであるので警告信号5eおよび
異常信号5fも“H”になるには至らない。もし
乗客Bが乗客Aの身体にふれ危害を加えようとし
た場合には、タイマ5hの出力は一定時間T1を
越えることになり、そのとき比較器5iの出力、
すなわち警告信号5eは“H”となつて、警告装
置6によりスピーカ6aから断続音が発せられ乗
客Bに対する警告が行われると同時に防犯カメラ
9を作動させてかご内の状況や乗客Bの顔等を記
録する。乗客Bが警告を無視しそのまま危害を加
え続け、タイマ5hの出力が一定時間T2を越え
ると比較器5jの出力は“H”となつてメモリ5
mは“H”にセツトされ異常信号5fは“H”で
出力される。従つて警報装置7が作動し乗客が犯
罪にあつたことを管理人に通報するとともに警告
装置6はスピーカ6aを通じて連続音を発して異
常を管理人に通報したことをかご内に知らせる。
また、異常信号5fが“H”となるため常開接点
31が閉成され、さらに最寄階より減速距離相当
手前までかごが来ると、停止決定接点80が閉成
される。このため停止決定リレー100が電源
(+)−常開接点31−停止決定接点80−停止決
定リレー100−電源(−)の回路で付勢され、
さらに走行リレー接点90が閉成されているので
自己保持される。停止決定リレー100が付勢さ
れると、周知の減速装置(図示せず)によつてか
ごは減速され停止される。途中ドアゾーンスイツ
チ110の閉成によつて戸開リレー120が電源
(+)−常開接点100b−ドアゾーンスイツチ1
10−戸開リレ−120−電源(−)の回路で付
勢され、さらに電源(+)−常開接点120a−
戸開放リレ−接点111または常開接点32−戸
開リレ−120−電源(−)の回路で自己保持す
る。この戸開リレー120の付勢によつて戸が開
く。かごが停止すると走行リレー接点90が開放
されるので、停止決定リレー100は消勢されそ
の常開接点100bが開放される。また、戸開放
リレー接点111も戸開後所定時間が経過すると
開放される。しかし常開接点32が閉成されてい
るので戸開リレー120は付勢され続ける。事後
リセツト釦10を押すことによりリセツト信号1
0aは“H”となりメモリ5mの内容は“L”に
リセツトされて異常信号5fは“L”になる。異
常信号5fが“L”になると常開接点32が開放
され、戸開リレー120が消勢され戸を閉じる。
以後エレベータ運転装置8は通常の状態に復帰す
る。
なお、上記実施例では乗客の身体に他人が接触
したり、異常に接近したことを乗客の有する静電
容量の増加によつて検知するようにしたが、乗客
の身体に他人が接触したり異常に接近したことを
検出するセンサはこれに限るものではない。光
線、超音波、工業用テレビカメラによる画像処
理、マツトスイツチ等によつて接触や接近を検知
するセンサを用いてもよい。また、上記センサは
かご内に設けるようにしたが携帯用のセンサを用
いてもよい。この場合、携帯用センサに内蔵され
た送信器によつて異常信号を空中伝播信号として
発信し、防犯制御装置を作動させるようにすれば
よい。
したり、異常に接近したことを乗客の有する静電
容量の増加によつて検知するようにしたが、乗客
の身体に他人が接触したり異常に接近したことを
検出するセンサはこれに限るものではない。光
線、超音波、工業用テレビカメラによる画像処
理、マツトスイツチ等によつて接触や接近を検知
するセンサを用いてもよい。また、上記センサは
かご内に設けるようにしたが携帯用のセンサを用
いてもよい。この場合、携帯用センサに内蔵され
た送信器によつて異常信号を空中伝播信号として
発信し、防犯制御装置を作動させるようにすれば
よい。
また、上記実施例では防犯制御装置として警告
装置6、警報装置7、防犯カメラ9、最寄階停止
運転を行うエレベータ運転装置8等を用いたが、
各階停止運転とか特定階への呼び戻し運転を行う
運転装置など防犯を目的とする装置であれば何で
もよい。
装置6、警報装置7、防犯カメラ9、最寄階停止
運転を行うエレベータ運転装置8等を用いたが、
各階停止運転とか特定階への呼び戻し運転を行う
運転装置など防犯を目的とする装置であれば何で
もよい。
さらにまた、上記実施例では警告装置6は、警
告時は断続音、異常時は連続音を出すようにした
が表示形態はこれに限るものではない。また、音
声で警告したり警報を出すようにしてもよい。
告時は断続音、異常時は連続音を出すようにした
が表示形態はこれに限るものではない。また、音
声で警告したり警報を出すようにしてもよい。
以上説明したように、この発明に係るエレベー
タの防犯装置は、乗客の身体に他の乗客が接触あ
るいは異常に接近したことを検出するセンサと、
このセンサの出力に応動して作動する防犯制御装
置とから構成されるので、乗客が身体の自由を奪
われたり恐怖で身体が金縛り状態であつても異常
を検出し、必要な防犯動作を行わせることが可能
であるという極めて優れた効果を有する。
タの防犯装置は、乗客の身体に他の乗客が接触あ
るいは異常に接近したことを検出するセンサと、
このセンサの出力に応動して作動する防犯制御装
置とから構成されるので、乗客が身体の自由を奪
われたり恐怖で身体が金縛り状態であつても異常
を検出し、必要な防犯動作を行わせることが可能
であるという極めて優れた効果を有する。
第1図はこの発明の一実施例を示すもので、エ
レベータのかごの出入口の反対側からかご内を見
た図、第2図は同じくこの発明の一実施例のブロ
ツク回路図、第3図は第2図中の接触センサの接
触検出回路図、第4図は同じく接触センサの異常
検出回路図、第5図は同じくエレベータ運転装置
の回路図、第6図は第3図に示す接触センサの動
作を説明するための図、第7図はエレベータ防犯
装置の動作を説明するためのタイムチヤートであ
る。 図中、1はかごの側壁、2はかごの戸、3はか
ごの操作盤、4はかご位置表示器、5は接触セン
サ、6は警告装置、7は警報装置、8はエレベー
タ運転装置、9は防犯カメラ、10はリセツト釦
である。なお、図中の同一符号は同一または相当
部分を示す。
レベータのかごの出入口の反対側からかご内を見
た図、第2図は同じくこの発明の一実施例のブロ
ツク回路図、第3図は第2図中の接触センサの接
触検出回路図、第4図は同じく接触センサの異常
検出回路図、第5図は同じくエレベータ運転装置
の回路図、第6図は第3図に示す接触センサの動
作を説明するための図、第7図はエレベータ防犯
装置の動作を説明するためのタイムチヤートであ
る。 図中、1はかごの側壁、2はかごの戸、3はか
ごの操作盤、4はかご位置表示器、5は接触セン
サ、6は警告装置、7は警報装置、8はエレベー
タ運転装置、9は防犯カメラ、10はリセツト釦
である。なお、図中の同一符号は同一または相当
部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 乗客の身体に他の乗客が接触したことあるい
は異常接近したことを検出するセンサと、このセ
ンサの出力に応動して作動される防犯制御装置と
を備えたことを特徴とするエレベータの防犯装
置。 2 センサとして、乗客の有する静電容量の増加
を検知するものを用いたことを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載のエレベータの防犯装置。 3 防犯制御装置として、センサに応動して作動
する警報装置を用いたことを特徴とする特徴請求
の範囲第1項または第2項に記載のエレベータの
防犯装置。 4 防犯制御装置として、センサに応動して作動
する最寄階停止運転装置を用いたことを特徴とす
る特許請求の範囲第1項または第2項に記載のエ
レベータの防犯装置。 5 防犯制御装置として、センサに応動して作動
する防犯カメラを用いたことを特徴とする特許請
求の範囲第1項または第2項に記載のエレベータ
の防犯装置。 6 防犯制御装置として、センサに応動して作動
する各階停止運転装置を用いたことを特徴とする
特許請求の範囲第1項または第2項に記載のエレ
ベータの防犯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20500482A JPS5997981A (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | エレベ−タの防犯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20500482A JPS5997981A (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | エレベ−タの防犯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5997981A JPS5997981A (ja) | 1984-06-06 |
JPS6324911B2 true JPS6324911B2 (ja) | 1988-05-23 |
Family
ID=16499853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20500482A Granted JPS5997981A (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | エレベ−タの防犯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5997981A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60183478A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-18 | フジテツク株式会社 | エレベ−タの防犯装置 |
JPH0340853Y2 (ja) * | 1985-09-24 | 1991-08-28 |
-
1982
- 1982-11-22 JP JP20500482A patent/JPS5997981A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5997981A (ja) | 1984-06-06 |
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