JPS63248905A - エンジンの動弁装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、エンジンの動弁装置に関し、特に、クランク
シャフトに対してＶ型となる左右一対の各バンクにシリ
ンダを配列したＶ型エンジンに利用されるスイングアー
ム式のものの改良に関するものである。

（従来の技術） 従来、Ｖ型エンジンにおいては動弁装置として、バルブ
ラッシュアジャスタが連結されるピボットを支点にする
一対のロッカアームにより吸気弁および排気弁の開閉操
作がなされるスイングアーム式のものを用いることがあ
る。そして、この場合、通常、左右のバンクには、各々
内方側に吸気弁が配置され、外方側に排気弁が配置され
ている。また、吸気弁用ロッカアームのピボットおよび
排気弁用ロッカアームのピボットは共に各バンクの吸気
弁と排気弁との間に配置されている。

（発用が解決しようとする問題点） ところで、近来、エンジンの高性能化を図る上でエンジ
ン各部に改良がなされているが、動弁系における改良と
して、燃焼室をコンパクトなものにしてエンジンの圧縮
比および燃焼効率の向上を図るべく、吸気弁および排気
弁の弁軸間の傾斜角度を狭くしたいという要求がある。

しかし、上記スイング）７一ム式の動弁装置においては
、吸気弁および排気弁の弁軸間に該両弁用のバルブラッ
シュアジャスタのボス部が各々配設されているため、上
記の如く互いの弁軸間の傾斜角度を狭めるとすれば、上
記各ボス部がプラグホールに干渉するという問題があっ
た。

そこで、このような問題を解決するために、例えば実開
昭６０−３９７０７号公報に図示されるように、スイン
グアーム式の動弁装置において、吸気弁用および排気弁
用ロッカアームの各ビボッｉ−の配置を変更して、各ピ
ボットを共に吸気弁および排気弁に対して外方側すなわ
ち、吸気弁用ロッカアームのピボットをバンクの内方側
（他のバンク寄り側）に配置するとともに排気弁用ロッ
カアームのピボットをバンクの外方側に配置して、互い
の弁軸間にプラグホールのみが配設されるようにしたも
のが提案されている。

しかしながら、上記提案のものの場合には、吸気弁用の
バルブラッシュアジャスタのボス部が各バンクの内方側
に配設されているため、バンク内方のスペースが）Ａυ
１され、その結果、吸気マニホールドの配置設定が制約
されたものとなり、エンジン特性に応じｊ！１だ適切な
配置設定が非常に困難になるという問題がある。

本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、吸気弁用および排気弁用ロッカアームの
ピボットを適切に配置して、吸気弁および排気弁の弁軸
間の傾斜角度を狭くする際の限界を高いものにしつつ、
吸気マニホールドの配置設定が制約されることなく自由
度を拡大してエンジン特性に応じた吸気マニホールドを
配置しようとする−６のである。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を）構成するため、本発明の解決手段は、ピボ
ットを支点にする各ロッカアームにより吸気弁および排
気弁の開閉操作がなされるスイングアーム式の動弁装置
を備えたＶ型エンジンを前提とする。ぞして、左右のバ
ンクには、各々内方側に吸気弁を配置するとともに外方
側に排気弁を配置し、さらに、吸気弁用のロッカアーム
のピボットを各バンクの吸気弁と排気弁との［１１に配
置するとともに、排気弁用のロッカアームのピボットを
各バンクの外方側に配置する構成としたものである。

（作用） 上記の構成により、本発明では、吸気弁用ロッカアーム
のピボットが各バンクの吸気弁と排気弁との間に配置さ
れているとともに、排気弁用ロッカアームのピボットが
各バンクの外方側に配置されているので、バンク内方の
スペースがこれら動弁装置の部材により規制されること
なくそのスペースが十分に活かされ、吸気マニホールド
の配置設定の自由度は拡大されたものとなる。

また、上記の如く吸気弁と排気弁との間には、吸気弁用
ロッカアームのピボットのみが配置されているので、吸
気弁用バルブラッシュアジャスタのボス部とプラグボー
ルとの間にはかなりのスペースがあり、このため、互い
の弁軸間の傾斜角度を狭めてもボス部がプラグホールに
干渉することはない。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明の一実施例に係るスイングアーム式の
動弁装置を適用したＶ型のＤＯＨＣ（ダブル・オーバー
・ヘッド・カムシャフト）方式のエンジン１を示し、こ
のエンジン１Ｇよその中央部に向って傾斜形成された複
数個の気ＷｒＣを有する第１バンク１ａ　　（図では右
側）と、同様に傾斜形成された複数個の気筒Ｃを有する
第２バンク１ｂ（図では左側）とを備えている。該エン
ジン１の両バンク１ａ、Ｉｂ間には各気筒Ｃに吸気を供
給するための吸気マニホールド２の分岐部２ａが配設さ
れている。

上記エンジン１の第１バンク１ａおよび第２バンク１ｂ
は、所定角度傾斜したシリンダ３内を図示しないピスト
ンが上下摺動する気筒Ｃをクランクシャフト（図示せず
）の軸方向に複数個づつ有するシリンダブロック５と、
該シリンダブロック５の各気筒Ｃに開口する吸気ポート
６および１ノ１気ボート７を有する２個のシリンダヘッ
ド８．９とからイｒる。上記吸気ボート６はシリンダヘ
ッド９（第２バンク１ｂ側のみ説明する）の内方側に形
成されているとともに、排気ボート７はシリンダヘッド
９の外方側に形成されている。

また、上記吸気ボート６は図示しないが各気筒Ｃ当り軸
方向に２つずつ備わっていて、該各吸気ボー１−６およ
び排気ボート７の対応する気ｉｉ！ｉｌＣへの開口部に
はそれぞれ動弁４Ａ置１０により開閉操作される吸気弁
１１．１１　（第２図参照）および排気弁１２が配設さ
れているとともに、各バンクｌａ、１ｂの吸気ボート６
には両バンク１ａ、１ｂ問おにびぞの上方に１３いて配
設した交差状の吸気マニホールド２の分岐部２ａ、・・
・が、また各バンク１ａ、Ｉｂの排気ボート７に（よ排
気マニホールド（図示せず）がそれぞれ連通接続されて
いる。

上記動弁装置１０は、吸気弁１１に一端が連係され他端
がピボット１３を支点にして揺動自在に支持される吸気
弁用ロッカアーム１４と、排気弁１２に一端が連係され
他端がピボット１５を支点にして揺動自在に支持される
排気弁用ロッカアーム１６とからなり、上記吸気弁用お
よび排気弁用ロッカアーム１４．１６がシリンダヘッド
９上に配設された２本のカムシャツｈ１７，１８によっ
て個別にＪｆｆｉ　！１ｈされ、吸気弁１１および排気
弁１２の開閉操作がなされる。また、上記シリンダヘッ
ド９には、上記吸気弁用ロッカアーム１４のピボット１
３および排気弁用ロッカアーム１６のピボット１５にそ
れぞれ連結されるバルブラッシュアジｔ・スタ１９，２
０が配設されている。尚、上記吸気弁用および排気弁用
ロッカアーム１４．１６の略中間部にはローラ２１が回
転自在に取付けられていて、該吸気弁用および排気弁用
ロッカアーム１４．１６のカムシＶフト１７．１８への
当接が上記ローラ２１を介してなされている。

そして、本発明の特徴として、上記動弁装置１０の各吸
気弁用ロッカアーム１４（図では右側）のピボット１３
は、該ピボット１３に連結されたバルブラッシュアジャ
スタ１つど共にシリンダヘッド９の吸気弁１１と排気弁
１２との間に配置されているとともに、排気弁用ロッカ
アーム１６（図でｔよ左側）のピボット１５は、該ビボ
ッｌ−１５に連結されるバルブラッシュアジャスタ２０
と共にシリンダヘッド９の外方側に配置されている。

また、第２図に示すように、吸気弁用ロッカアーム１４
は２本備わっていて、該各吸気弁用ロッカアーム１４の
ピボット１３側の各端部は、各吸気弁１１の弁軸に当接
する各他端部よりもクランクシャフト４の軸方向に略ハ
の字状に広げられ、シリンダヘッド９に形成されたプラ
グホール２８と各ピボット１３に連結されたバルブラッ
シュアジャスタ１９のボス部２９との干渉が回避されて
いる。

尚、第１図において、右側に位置する第１バンク１ａの
シリンダヘッド８の説明を省略したが、該シリンダヘッ
ド８はクランクシャフト４に対してシリンダヘッド９と
左右対称に構成されている。

また、第１図中、３０．３１は燃料噴射弁である。

したがって、上記実施例では、吸気弁用ロッカアーム１
４のピボット１３は、該ピボット１３に連結されたバル
ブラッシュアジャスタ１９と共にシリンダヘッド９の吸
気弁１１と排気弁１２との間に配置されているとともに
、排気弁用ロッカアーム１６のピボット１５は、該ピボ
ット１５に連結されたバルブラッシュアジャスタ２０と
共にシリンダヘッド９の外方側に配置されていることに
より、シリンダヘッド９内方のスペースがこれら動弁ｖ
ｉδ１０の部材により規制されることな（そのスペース
が十分に活かされ、吸気マニホールド６の配置設定は制
約されることなく自由度が拡大されたものとなり、エン
ジン特性に応じた吸気マニホールド６を配置することが
できる。

また、上記の如く吸気弁１１と排気弁１２との間には、
吸気弁用ロッカアーム１４のピボット１３に連結された
バルブラッシュアジャスタ１９のボス部２９のみが配設
されているので、該ボス部２９とプラグホール２８との
間にはかなりのスペースがあり、このため、吸気弁１１
および排気弁１２のｎいの弁軸間の傾斜角度を狭めても
ボス部２９とプラグホール２８とが干渉することはなく
、よって吸気弁１１および排気弁１２の互いの弁軸間の
傾斜角度を狭くする際の限界を高いものにすることがで
きる。

（発明の効果） 以上の如く、本発明におけるエンジンの動弁装置によれ
ば、吸気弁用ロッカアームのビボッ（〜を各バンクの吸
気弁と排気弁との間にＲｎするとともに、排気弁用ロッ
カアームのピボットを各バンクの外方に配置したことに
より、バンク内方のスペースを有効に活かし、かつ自由
度を拡大した吸気マニホールドの配置設定がなし得られ
、エンジン特性に応じた吸気マニホールドを配置するこ
とがでさるとともに、吸気弁用バルブラッシュアジャス
タのボス部とプラグホールとの干渉を回避しつつＨいの
弁軸間の傾斜角度を狭くする際の限界を１きいものにす
ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図はｖ型のＤＯＨＣ
方式のエンジンの一部縦衛正面図、第２図は吸気弁側の
ロッカアームの配置状態を示す模式図である。 １・・・エンジン、１ａ・・・第１バンク、１ｂ・・・
第２バンク、１０・・・動弁装置、１１・・・吸気弁、
１２・・・排気弁、１３・・・ピボット、１４・・・吸
気弁用ロッカアーム、１５・・・ピボット、１６・・・
排気弁用ロッカアーム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ピボットを支点にする各ロッカアームにより吸気
   弁および排気弁の開閉操作がなされるスイングアーム式
   の動弁装置を備えたＶ型エンジンにおいて、左右のバン
   クには、各々内方側に吸気弁が配置され外方側に排気弁
   が配置されており、吸気弁用ロッカアームのピボットは
   各バンクの吸気弁と排気弁との間に配置され、排気弁用
   ロッカアームのピボットは各バンクの外方側に配置され
   ていることを特徴とするエンジンの動弁装置。