JPS6324846A - 醗酵型クリ−ムの製造法 - Google Patents

醗酵型クリ−ムの製造法

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JPS6324846A
JPS6324846A JP16561786A JP16561786A JPS6324846A JP S6324846 A JPS6324846 A JP S6324846A JP 16561786 A JP16561786 A JP 16561786A JP 16561786 A JP16561786 A JP 16561786A JP S6324846 A JPS6324846 A JP S6324846A
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fat
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Shigeo Okonogi
小此木 成夫
Tsutomu Kudo
力 工藤
Mizuo Tsuda
津田 瑞生
Seiichi Takebe
健部 精一
Yoshihiro Imahori
義洋 今堀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低脂肪の範囲においても、固さと、良好な組織
を有する固形状の醗酵型クリーム−の製造法に関し、例
えば製菓用素材、料理用素材等に利用することができる
[技術の背景及び従来技術の説明] 従来、ll[クリームは、クリームを殺菌し、次に冷却
し、乳酸菌スターターを添加し、一定時間11M後、冷
却して製造される。クリームは酸性の環境では、凝集を
起しペースト状を形成する。しかしながらクリームは酸
性域では不安定となり、組織からの離水や、荒れ、等の
好ましくない現象が発生する。これらを解決するために
種々の工夫がなされている。例えば、!!!酵前にクリ
ームを均質化することにより安定化させたり、クリーム
への乳固形分の添加、蛋白質の添加、加工澱粉等の各種
の安定剤の添加が行なわれている。
一方、従来のクリームを醗酵させる複雑な製造法を簡易
化し、殺菌型の物や大量の製造法の開発、Wl酵模の小
男は充填等を可能にするために、クリームにWl酵全乳
を添加して、l!N法により製造された醗酵クリームと
同様の組織をもった醗酵型クリームを開発する試みがな
さているが、ゲル化剤等を用いた従来の方法では、良好
な組織を有した固い[型クリームは開発されていない。
本発明者等は、従来品における上記のような問題点を解
決すべく、多くの研究を重ねたが、この研究において、
乳化安定剤の組合せ、油脂粒の粒径及び原料の油脂の固
体脂含量を調製することにより開発した水中油型乳化物
に、l!!酵乳全乳加混合することにより、低油脂含有
乳化物においても、固さと良好な組織を有する醗酵型ク
リームが得られることを見出し、この知見に基づいて本
発明に到達した。
[発明の目的及び発明の要約] 発明の目的は15〜38.5%(ffim)の油脂を含
有し、m酵りリームの特性を有し、低脂肪含量で固くて
良好な組織を有した醗酵型クリームの製造法を提供する
ことにある。
10℃における固体脂比率が40%(1m)以下の油脂
に、油相の0.4〜5% (!I)のレシチンを加え溶
融して油相成分を調製すること、水に水相の7〜12z
(型口)の蛋白質を溶解し、水相成分を調製すること、
最終製品の70〜45x(重量)の前記水相成分に、最
終製品の30〜55x(重量)の前記油相成分を混合し
、得られた混合物を予備乳化し、次いで高圧において均
質乳化し、乳化物中の油脂粒の平均粒径を1μ以下にI
I製して乳化物を調製すること及び得られたl!!酵乳
全乳加し、撹拌して均一に混合することを特徴とする!
lW型クリームの製造法。
[発明の詳細な説明] 本明細店において油脂粒の平均粒径は、遠心式粒度分布
測定装置し堀場製作所製(CAPA−500型)]を使
用し、遠心速度3000 rpa+及び粒子間隔0.5
μの条件において、乳化物中の粒径0.5μから8μの
範囲の油脂粒の粒度分布を測定し、累積粒度分布が50
%に達したときの粒径である。
本発明のFl[型クリームは以下に述べる方法によって
つくられる。
油脂に、油相の0.4〜5%(重量)のレシチンを加え
、得られた混合物を撹拌しながら加温して溶解し、70
〜80℃の温度に保持して、乳化物の30〜55%(f
filli)の油相成分を調製する。
これとは別に水に水相の7〜12z(重量)の蛋白質を
加え、得られた混合物を撹拌しながら加温して溶解し、
70〜80℃の温度に保持して、乳化物の70〜40%
(重量)の水相成分を調製す委。
水相成分のII!Xiにおいて、蛋白質を溶解する時に
、受働のリン酸塩を加える事ができる。このリン酸塩は
、食品の加工に使用されるものであれば、いかなるもの
であっても、これを使用することができる。
この水相成分に、上記の油相成分を混合し、得られた混
合物を常法(たとえば、スーパーミキサーによる激しい
撹拌)によって、予備乳化し、必要に応じて殺菌した後
、予備乳化液を70〜80℃の温度に保持し、高圧均質
機を使用して、高圧(たとえば、400〜900 K9
 / Cd )において均質乳化して、油脂粒の平均粒
径を1μ以下に調製し、得られた水中油型乳化物を10
℃に急冷して乳化物を得る。
得られた乳化物に[乳を添加し、撹拌して均一に混合し
、冷温に保持してP&酵型クリームを得る。最終製品中
の乳化物の山は30%(重量)以上、望ましくは30〜
70x(重fa)テwi、醇乳カ10〜30x(重量)
である。
油相成分の調製において使用する油脂は、10℃におけ
る固体脂比率が40%(,1ffi)以下であれば、い
かなるものであっても、これを使用することができる。
たとえば、通常の食用動植物油脂、それらの混合油脂な
どである。
油脂の固体脂比率は核磁気共鳴スペクトル分析法[8,
L、 Hadison & R,C,Hill; Jo
urnal ofthe  American  Oi
l  CheliSt’S  5octety、  5
5巻、 3号、328頁(1978年)]によって容易
に測定することができる。
油相成分の調製において使用するレシチンは、市販のい
かなるものであってもこれを使用することができる。
水相成分の調製において使用する蛋白質は、レンネット
・カゼインまたは酸カゼイン等のカゼイン、カゼイン・
ナトリウム等のカゼイン・アルカリ塩、脱塩脱脂乳、脱
塩脱脂粉乳、バターミルク。
バターミルク濃縮物、粉末バターミルク、これらの酵素
分解物、またはこれらの混合物を使用することができる
乳化物に混合するl!!酵乳全乳全乳、脱脂乳、チーズ
ホエー、バターミルク、還元全脂乳、還元脱脂乳、還元
チーズホエー、還元バターミルク及びこれらの混合物か
らなる群より選択された原料を乳酸醗酵させたものを使
用することができる。又、これらの1!!酵乳とともに
、呈味成分、糖類、魚貝類、肉類、野菜類等を添加する
こともできる。
前記のようにして調製された本発明のwiM型クリーム
は適当な固さを有し、組織もなめらかで、良好な保水性
を有している。
以下において、試験例を示して本発明をさらに詳細に説
明する。
[試験例1] 乳化物の油脂含量とWll梨型クリーム特性の関係を試
験した。
(1)試料の調製 10℃における固体脂比率が24K(10℃における核
磁気共鳴スペクトル法で測定した数値)の市販の乳脂肪
を使用し、乳化物の油脂含量を25〜60%(重量)と
したこと以外は実施例1と同様の方法により醗酵型クリ
ームをmvJし、これを試料とした。又、比較試料とし
て、市販の45x生クリーム、47x生クリームを用い
た。尚これらのクリームは実施例1と同様にiI!u乳
を添加混合した。
(2)試験方法 ■ 乳化物の脂肪球の粒度分布の測定 試料を蒸留水により、500〜2000倍に希釈し、遠
心式自動粒度分布分析機(堀場製作所製)を使用して、
脂肪球の粒度分布を測定した。
■ 醗酵型クリームの見かけ硬度の測定乳化物にa!酵
全乳添加し、均一に混合した試料を冷温で24時間保存
後、スプーンですくった状態から判定した。
判定基準は下記のとおり実施した。
良好:固く、保型性があり、又固形状を保ち、流動性の
ないもの。
不良:組織状く、保型性が無く、流動状であるもの。
■ 醗酵型クリームの内部組織の測定 試料をスプーンですくい、その内部を観察することによ
り判定した。
判定基準は下記のとおり実施した。
良好:なめらかで、均一な細かい組織をしているもの。
不良:組織が荒いもの、パサパサしているもの、ドロド
ロしているもの。
■ !I!!酵型クリームの保水性の測定試料の外観よ
り判定した。
判定基準は下記のとおり実施した。
良好:組織から水分の分離が検出されないもの。
不良:水分の分離が観察されるもの。
(3)試験結果 この試験の結果は第1表に示すとおりであった。
第1表 乳化物の油脂含量とmM型ツクリーム特性油脂
含量が30%(重量)未満の乳化物からなる試料は、組
織が軟弱で流動性があり、良好な組織ではなかった。乳
化物の油脂含量が55%(重fIi)を越える乳化物か
らなる試料は、乳化物が不安定であり、良好な組織のM
ll梨型クリーム得られなかった。一方、油脂含量が3
0〜55X (重量)の乳化物を用いた試料は、乳化物
の安定性も良好で、[8型クリームの見かけ硬度もあり
、なめらかで、保水性のある良好な組織を有していた。
ays乳を添加した市販のクリームは、見かけ硬度も軟
弱で、安定性が悪く、組織も荒れた状態で離水の多い不
良な組織であった。
[試験例2] 乳化物と1!酵乳の混合比とlff1MI型クリーム型
持リーム係を試験した。
(1)試料の調製 乳化物と!!酵全乳混合比を乳化物20〜80x(重量
)に対してWi酵全乳80〜20%(iffi)にした
こと及び乳化物の脂肪含量を30 %及び55%(重量
)にしたこと、又蛋白質の量を水相に対して9z(重量
)としたこと以外は実施例1と同様にして醗酵型クリー
ムを調製し、これを試料とした。
(2)試験方法 脂肪球の粒度分布、1!!醇型クリームの特性の測定は
試験例1と同一の方法で行なった。
(3)試験結果 結果は表2に示すとおりであった。
以  下  余  白 第2表 乳化物とHM乳の混合比とM酵型クリームの特
性油脂含量が3oz(重量)の乳化物からなる試料では
、最終製品中の醗酵孔の割合が30%(重量)未満の試
料は組織が軟弱で流動性があり、良好な組織ではなかっ
た。又、W1酵乳の割合が50%(重量)を越える試料
は、組織が軟弱で荒く、良好な組織ではなかった。
油脂含量が55χ(重量)の乳化物からなる試料では、
最終製品中の!I!酵乳全乳合が30%(重量)未満の
試料は、組織が軟かく、流動性があった。
又、醗酵孔の割合が70 %を越える試料は、組織が軟
弱で、なめらかさがなく、良好な組織ではなかった。
最終製品中の油脂含量の最低値は、乳化物の油脂含量が
30x(重量)で、醗酵孔の割合が50 X(重量)の
時に良好な組織の醗酵型クリームが得られた。又、最終
製品中の油脂含量の最高値は乳化物の油脂含量が55x
(重量)で、I!!II乳の割合が30x(重量)の時
に最良な組織の醗酵型クリームが得られる。
最終製品中のl!!酵乳全乳合が30〜70x(重!1
)の試料は、見かけ硬度があり、内部組織がなめらかな
均一の状態で、離水のない良好な組織を有していた。
[試験例3] 乳化物のレシチン含量と醗酵型クリームの特性の関係を
試験した。
(1)試料の調製 レシチン含量を油相に対して、0.2〜5.4z(重量
)としたこと、及び蛋白質の量を水相に対して9%(重
量)にしたこと及び乳化物の脂肪含量を50%(重量)
にしたこと以外は実施例1と同様にして、M酵型クリー
ムをw4製し、これを試料とした。
(2)試験方法 脂肪球の粒度分布、FIM型クリームの特性の測定は試
験例1と同一の方法で行なった。
(3)試験結果 結果は表3に示すとおりであった。
以  下  余  白 第3表 乳化物のレシチン含mとWiN型クリームの特
性油相に対するレシチンの割合が0.2%(重量)の試
料は、見かけ硬度が軟弱で流動性があり、組織も荒れて
いた。又、油相に対するレシチンの割合が5.4%(重
量)の試料は、同様に見かけ硬度が軟弱で、流動性があ
り、良好な組織ではなかった。
油相に対するレシチンの割合が0.4〜5%(重量)の
試料は、見かけ硬度が良好であり、内部組織もなめらか
で、保水性のある良好な製品が得られた。
油脂の種類、試料の油脂含量及び蛋白質含量を変更して
、同様の試験を行なったが、いずれの場合も同様な結果
が得られた。
[試験例4] 乳化物の蛋白質含量と醗酵型クリームの特性の関係を試
験した。
(1)試料の調製 水相に対する蛋白質含量を6〜13%(重量)に変化さ
せたこと及びレシチンを油相に対して3%(重量)加え
、さらに乳化物の脂肪含量を50%(重量)にしたこと
以外は、実施例1と同一の方法で醗酵型クリームを調製
し、これを試料とした。
蛋白質は、カゼイン・ナトリウムにュージーランド産)
を使用した。
(2)試験方法 脂肪球の粒度分布、Wt酵梨型クリーム特性の測定は、
試験例1と同一の方法で行なった。
(3)試験結果 結果は表4に示すとおりであった。
第4表 乳化物の蛋白質含量ど醗酵型クリームの特性水
相における蛋白質含量が6% (重量>の試料は、脂肪
球の平均粒径が1μを超えている。見かけ硬度が不良で
あり、内部組織も保水性も不良である。また水相におけ
る蛋白質含量が13X(ilFt)の試料は、いずれも
所望の特性を示さなかった。
水相における蛋白質含量が7〜12χ(重a)の試料は
、見かけ硬度が良好で、固形状を保ち、なめらかな組織
をしており、保水性も良好であり、ff1ll型クリー
ムとして良好な製品が得られた。
油脂の種類及び試料の油脂含量等を変更して同様の試験
を行なったが、いずれの場合も同様な結果が得られた。
[試験例5] 乳化物の油脂の固体脂比率とW醗酵型クリームの特性の
関係を試験した。
(1)試料のII製 0%及び52.5 %の固体脂比率(10℃における核
磁気共鳴スペクトル法で測定した数値)の市販のナタネ
油及びヤシ油を混合して、固体脂比率がO〜52.5χ
の油脂を11製した。これらの油脂を使用したこと又、
蛋白質含量を水相に対して8%(重器)にしたこと以外
は実施例1と同一の方法によりm酵型クリームを調製し
、これを試料とした。
(2)試験方法 脂肪球の粒度分布、am型クリームの特性の測定は、試
験例1と同一の方法で行なった。
(3)試験結果 結果は第5表に示す通りであった。
第5表 乳化物の油脂の固体脂比率とII!Nf型クリ
ームクリーム脂の固体脂比率が52.5 %の試料は見
かけ硬度が不良である。又、組織も荒れており、保水性
も不良であった。
油脂の固体脂比率が40 X以下の試料は見かけ硬度が
良好である。又、内部組織もなめらかで良好であり、保
水性も良好な製品が得られた。
尚、油脂の種類及び試料の油脂含量を変更して同様の試
験を行なったが、いずれの場合も同様な結果が得られた
[試験例6] 乳化物の脂肪球の平均粒径と醗酵型クリームの特性の関
係を試験した。
(1)試料の調製 均質圧を200〜90ONff / cdに変更して、
乳化物の脂肪球の平均粒径を0.79〜1.35μに調
製したこと、乳化物の脂肪含量を45%(重量)とした
こと、更に蛋白質の發を水相に対して10χ(重量)の
割合で添加したこと以外は実施例1と同一の方法により
wll梨型クリーム調製し、これを試料とした。
(2)試験方法 脂肪球の粒度分布、醗酵型クリームの特性の測定は試験
例1と同一の方法で行なった。
(3)試験結果 結果は第6表に示す通りであった。
第6表 乳化物の脂肪球の平均粒径とW1M型クリーム
の特性脂肪球の平均粒径が1μを越える試料は、見かけ
硬度が不良であり、内部組織も荒れ、保水性も不良であ
った。
これに対して脂肪球の平均粒径が1μ以下の試料は、見
かけ硬度が良好で固形状を形成し、内部組織及び保水性
の良好な製品が得られた。
尚、油脂の種類、試料の油脂含量及び乳化剤の割合を変
更して、同様の試験を行なったが、いずれも同様な結果
が得られた。
以下において、本発明の実施の一例を示すが、本発明は
、これらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 乳化物における油脂含量が55x(重量)であり、乳化
物50部(重量)に対して・M、全乳が50部(重積)
である醗酵型クリームを製造した。
バター・オイル[ニューシーラント産、10℃に、15
 ケル固体flys比率24x1脂肪率100 % 1
26.95 Kgにレシチン[味の素■社製I  Q、
55 Kg[油相に対して約2%(重量)に相当する]
を加え、80℃に加温し撹拌溶融し、乳化物の油相成分
を調製し、。
これをその温度に保持した。
これとは別に水19.90 都にカゼイン・ナトリウム
にュージーランド産)  2.46 Kg[水相に対し
て約11%(重量)に相当する]、ヘキサメタリン酸ナ
トリウム0.1119[水相に対して約0.6%(重量
)]を加え、80℃に加温して撹拌溶解し、その温度に
保持して乳化物の水相成分を5I製した。
水相成分に前記乳化物の油相成分を加え、混合物をT、
に、ホモミキサー(特殊機化工業社製)によって、80
℃において15分間加熱殺菌し、得られた混合物を高圧
型均質機(三九機械工業社製)により80℃の温度及び
60ONj / ciの圧力において均質化し、その直
後に10℃に急冷し、乳化物47に9を得た。
脱脂乳4a、sKyを85℃に加温し、15分間殺菌し
、30℃に冷却した。乳酸菌スタータ[菌種:ラクトバ
チルス・ブルガリクス]を1.5kg添加し、均一に混
合し、30℃で18時間Fl!酵後、冷温に保持してW
1酵乳48 Kgを得た。
この乳化物45 Kgに醍全乳45 Kgを加え、撹拌
して均一に混合し、冷温に保持して、醸酔型りリーム約
90 Kgを得た。
このl!!酵型クリームの特性を試験例1と同様にして
試験した。その結果、見かけ硬度が良好で、固形状で保
型性があり、内部組織は、なめらかで保水性のある良好
な製品であった。
実施例2 乳化物における油脂含量が50%(重量)であり、乳化
物50部(重量)に対して、PfIS乳が50部(重量
)である醗酵型クリームを製造した。
市販の無塩バター[脂肪率:80%(重1]31都を8
0℃に加温し、レシチン[味の素■社製]0.5Xg(
油脂に対して約2%C重吊)に相当する]を加え、撹拌
溶融し、乳化物の油相成分(1部水相を含む)を調製し
、これをその温度に保持した。
これとは別に水16.1kgにカゼイン・ナトリウムに
ュージーランド産)  2.25 Kg [水相に対し
て約9%(重量)に相当する]、ヘキサメタリン酸ナト
リウム0.15 Kg [水相に対して約0.6X(f
i量)]を加え、80℃に加温して、撹拌溶解し、その
温度に保持して乳化物の水相成分を調製した。
水相成分に前記乳化物の油相成分(1部水相を含む)を
加え、混合物をT、に、ホモミキサー(特殊機化工業社
製)によって、80℃において10分間撹拌して予備乳
化し、次に85℃において、15分間加熱殺菌し、得ら
れた混合物を高圧型均質曙(三九機械工業社製)により
、80℃の温度及び700に’l / cdの圧力にお
いて均質化し、乳化物47Kgを得た。脱脂乳48.5
Kgを85℃に加温し、15分間殺菌し、30℃に冷却
した。乳酸菌スターター[菌種:ラクトバチルス・ブル
ガリクス]を1.5Kg添加し、均一に混合し、30℃
で18時間II!wj後、冷温に保持してwI酵全乳8
に3を得た。
この乳化物45Kgにα全乳45 Kgを加え、撹拌し
て均一に混合し、冷温に保持して、PIt酵型クリーム
約90都を得た。
このm酵型クリームの特性を試験例1と同様にして試験
した。その結果、見かけ硬度が良好で、固形状で、保型
性があり、内部組織はなめらかで、保水性のある良好な
製品であった。
[発明の効果] 本発明の!l!酵型クリームは、低脂肪含有においても
、硬度のある組織を有している。
本発明の醗酵型クリームは、殺菌型とすることが可能で
ある。
本発明の!!酵梨型クリーム、小房に充JlWすること
が可能である。
手続補正書 (自発) 昭和6″4P年8月21  日 特許庁長官     黒  1) 明  雄  殿1、
事件の表示 昭和61年特許願第165617号 2、発明の名称 N酵型クリームの製造法 3、補正をする者 事件との関係′  特許出願人 住 所  東京都港区芝5丁目33番1号名 称  (
612)森永乳業株式会社4、代理人 郵便番号  153 住 所  東京都目黒区目黒4−4−226、補正の対
象 明  細  書 7、補正の内容 別紙のとおり (明II書の浄書(内容に変更なし))以  下  余
  白 手続補正W(自発) 昭和61年8月25日 特許庁長官 黒 1)明 a 殿 】 事件の表示 昭和61年特許願第165617号 2 発明の名称 醗酵型クリームのrJa法3 補正を
する者 事件との関係 特許出願人 東京都港区芝五丁目33番1号 (612)森永乳業株式会社 代表者 大 野  晃 4代理人 5 補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄6 訂
正の内容 (+)明細書第25頁第9行の「80℃において15分
間加熱殺菌し、」を「80℃において10分間撹拌して
予備乳化し、次に85”Cにおいて15分手続補正書(
自発) 昭和61年lO月30日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 ! 事件の表示 昭和61年特許m第165617号 2 発明の名S 醗酵型クリームの製造法3 補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 東京都港区芝五丁目33番1号 (612)森永乳業株式会社 代表者 大 野  晃 4代理人 5 補正命令の日付 なし 6 補正により増加する発明の数 なし7 補正の対象
 明細書の発明の詳細な説明の謂8 補正の内容 (1)明細書第3頁末行の「小別け」を「小分け」に訂
正します。
(2)明細11第28頁第6行の「小別に」を「小分け
して」に訂正します。
(3)明細書第4百および第5頁を〔別紙l〕の第4〜
5−2頁のとおりに訂正します。
(4)明細書第7頁を〔別紙2〕の第7−1頁及び第7
−2頁のとおりに訂正します。
−ムに#1酵乳等を添加して、醗酵法により製造された
醗酵クリームと同様の組織をもったa酵型クリームを開
発する試みがなされているが、ゲル化剤等を用いた従来
の方法では、良好な組織を有した固いクリームは開発さ
れていない。
本発明等は、従来品における上記のような問題点を解決
すべく、多くの研究を重ねたが、この研究において、水
中油型乳化物のクリームにMa#乳を添加するに際して
、水中油型乳化物の調製における乳化安定剤の組合せ、
油脂粒のM、径および原料油脂の固体脂比率を調整する
と、低油脂含有乳化物であっても、固さと良好な組織を
有する醗酵型クリームが得られることを見出し、この知
見に基づいて本発明に到達した。
C発明の目的及び発明の要約〕 本発明の目的は15〜38.5%(重量)の油脂を含葡
し、醗酵クリームの特性を有し、儂脂肪含量で固くて良
好な組織ををするa酵型クリームの製造法を提供するこ
とにある。
本発明は、10℃における固体脂比率が40%(重量)
以下の油脂に、油相の0.4〜5%(重量)のレシチン
を加え溶融して油相成分を調製すること、水に水相の7
〜12%(重量)の蛋白質を溶解し、水相成分を調製す
ること、最終製品の70〜45%(重ff1)の前記水
相成分に、最終製品の30〜55%(重量)の前記油相
成分を混合し、得られた混合物を予備乳化し、次いで高
圧において均質乳化し、乳化物中の油脂粒の平均粒径を
lp以下に調整して乳化物を調製すること、及び得られ
た醗酵孔を添加し、撹拌して均一に混合することを特徴
とする醗酵型クリームの製造法である。
本発明の融解型クリームの製造において、最終製品中の
乳化物と醗酵孔の割合を30〜70%・(Mffi)と
し、それによって見掛は硬度及びなめらかで均一な組織
を有し、離水のない良好な製品を得ることができ、最終
製品中の油脂の割合を15〜38.5%(重量)とし、
それによって見掛は硬度及び保水性を有するなめらかな
良好な組織の製品を得ることができ、また水相成分の蛋
白質として、レンネットカゼイン、酸カゼイン、これら
のカゼインのアルカリ塩、脱脂脱塩粉乳、脱脂脱塩fJ
5@乳およびこれらの混合物からなる群より選択された
ものを使用することができ、さらに、醗酵孔とて、全乳
、脱脂乳、チーズホエー、パターミルク、還元脂脂乳、
還元チーズホエー、還元パターミルクおよびこれらの混
合物からなる群より選択されたものを使用することがで
きる。
〔発明の詳細な説明〕
本明細書における油脂粒の平均粒径は、遠心式%式% 型)〕を使用し、遠ノヒ速度 3000 rpm及び粒
子間隔が0.5から8μの範囲の累積粒度分布が50%
に達したときの粒径である。
本発明の醗酵型クリームは以下に述べる方法によってつ
くられる。
(以下余白) 〔別 紙2〕】・。
れた水中油型乳化物を10℃に急冷して乳化物を得る。
得られた乳化物に醗酵孔を添加し、撹拌して均一に混合
し、冷温に保持して醗酵型クリームを得る。最終製品中
の乳化物の量は30%(重量)以上、望ましくは30〜
70%(重量)で、醗酵孔が70〜30%(重量)であ
る。
油相成分の調製において使用する油脂は、10@Cにお
ける固体脂比率が40%(重量)以下であれば、いかな
るものであっても、これを使用することができる。たと
えば、通常の食用動値物油脂、それらの混合油脂などで
ある。
油脂の固体脂比率は、核磁気共鳴スペクトル分析法〔ビ
ー俳エル・マジスン骨アンド・アール・シー・ヒル:ジ
ャーナル・オブ・ジ・アメリカン・オイル・ケミスツ・
ソサイエテイ(B、 L。
MadISon & RoC,Hlll : Jour
nal of theAmerican 011 Ch
emist s 5ociety)第55巻第3号 第
328頁(1978年)〕によって測定される。
油相成分のyi製において使用するレチンは、市販のい
かなるものであっても、これを使用することができる。
(以下余白)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)10℃における固体脂比率が40%(重量)
    以下の油脂に、油相の0.4〜5%(重量)のレシチン
    を加え、溶融して油相成分を調 製すること、 b)水に水相の7〜12%(重量)の蛋白質を溶解し、
    水相成分を調製すること、 c)最終製品の70〜45%(重量)の前記水相成分に
    、最終製品の30〜55%(重量)の前記油相成分を混
    合し、得られた混合物を予備 乳化し、次いで高圧において均質乳化し、 乳化物中の油脂粒の平均粒径を1μ以下に 調製して乳化物を調製すること及び、 d)得られた乳化物に醗酵乳を添加し、撹拌して均一に
    混合することを特徴とする醗酵型 クリームの製造法。
  2. (2)最終製品中の乳化物と醗酵乳の割合がそれぞれ3
    0〜70%(重量)及び70〜30%(重量)であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の醗酵型ク
    リームの製造法。
  3. (3)最終製品中の油脂の割合が15〜38.5%(重
    量)であることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項に記載の醗酵型クリームの製造法。
  4. (4)水相成分の蛋白質が、レンネットカゼイン、酸カ
    ゼイン、これらのカゼインのアルカリ塩、脱塩脱脂粉乳
    、脱塩脱脂濃縮乳及びこれらの混合物からなる群より選
    択されるものであることを特徴とする特許請求の範囲1
    項乃至第3項に記載の醗酵型クリームの製造法。
  5. (5)醗酵乳が全乳、脱脂乳、チーズホエー、及びバタ
    ーミルク、還元全脂乳、還元チーズホエー、還元バター
    ミルク及びこれらの混合物からなる群より選択された原
    料を乳酸醗酵させたものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項乃至第4項に記載の醗酵型クリームの製
    造法。
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