JPS6324604B2 - - Google Patents

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JPS6324604B2
JPS6324604B2 JP6964982A JP6964982A JPS6324604B2 JP S6324604 B2 JPS6324604 B2 JP S6324604B2 JP 6964982 A JP6964982 A JP 6964982A JP 6964982 A JP6964982 A JP 6964982A JP S6324604 B2 JPS6324604 B2 JP S6324604B2
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JP
Japan
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polymerization
compound
butadiene
hexane
mmol
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JP6964982A
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JPS58187408A (ja
Inventor
Haruo Ueno
Hidetomo Ashitaka
Kazuya Jinda
Koichi Nakajima
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS58187408A publication Critical patent/JPS58187408A/ja
Publication of JPS6324604B2 publication Critical patent/JPS6324604B2/ja
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高結晶性シンジオタクチツク1,2
−ポリブタジエンで補強されたジエンゴムの新規
な製造法に関するものである。
高融点のシンジオタクチツク1,2−ポリブタ
ジエンの微結晶で強化されたIR、BR、SBRなど
のジエン系ゴムが優れた性質を示し、有用なこと
は特開昭55−29535号、特開昭55−31802号、特開
昭55−151054号などの各公報に記載されている。
このような優れた性質を有する補強ジエンゴム
の製造法としてブレンド法や2段重合法が知られ
ている。しかし、特開昭55−29535号公報に記載
されている均一溶液ブレンド法では、高結晶性シ
ンジオタクチツク1,2−ポリブタジエンを溶解
するために高沸点溶剤を用い高温にする必要があ
り、工業上不利である。また、特開昭55−31802
号公報に記載されているスラリーブレンド法で
は、シンジオタクチツク1,2−ポリブタジエン
の結晶の均一分散の点で信頼性に欠ける傾向があ
る。また、特開昭55−151054号公報には、n−ブ
チルリチウム系触媒を用いて1,3−ブタジエン
とスチレンとの共重合を80℃で行なつた後、−20
℃に冷却しトリエチルアルミニウム、コバルトト
リアセチルアセトナート、二硫化炭素および1,
3−ブタジエンを追加し、25℃で1,3−ブタジ
エンをシンジオタクチツク1,2重合する方法が
実験例として記載されている。しかし、この方法
はシンジオタクチツク1,2重合の重合活性が著
るしく低く実用的ではない。
本発明者らは、前述の欠点を有しない補強ジエ
ンゴムの製造法を提供することを目的として鋭意
研究した結果、この発明を完成した。
すなわち、この発明は、重合溶媒中、実質的に
水の不存在下に共役ジエン化合物または共役ジエ
ン化合物と芳香族ビニル化合物とをリチウム系触
媒によつてアニオン(共)重合して共役ジエン化
合物の(共)重合体ゴムを生成させた後、必要な
らば得られた重合溶液に1,3−ブタジエンを加
え、引き続いて重合系に、(1)有機リチウム化合
物、(2)水または有機カルボン酸、(3)有機アルミニ
ウム化合物、(4)可溶性コバルト化合物、および(5)
二硫化炭素またはフエニルイソチオシアネートか
らなる1,2−重合触媒を存在させて、1,3−
ブタジエンを重合し、沸騰n−ヘキサン不溶分が
5〜30重量%、沸騰n−ヘキサン可溶分が95〜70
重量%である最終ジエンゴムを生成させることを
特徴とする補強ジエンゴムの製造法に関するもの
である。
この発明の製造法の流れを第1図に示す。
この明細書において、補強ジエンゴムの沸騰n
−ヘキサン不溶分および沸騰n−ヘキサン可溶分
は以下のようにして求めたものである。すなわ
ち、ジエンゴム2000gを精秤して小さく切つたも
のを300ml以上の三角フラスコに入れ、n−ヘキ
サン200mlを加えて激しく撹拌する。ジエンゴム
の大部分が溶解し、不溶分の粒子が充分小さくな
つたことを解認後、ガラス製円筒紙(東洋紙
製、No.86)で過し、不溶分をさらに4時間ソク
スレー抽出した後、n−ヘキサン不溶分は極くう
すい2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフエノー
ルのn−ヘキサン溶液で洗浄後そのままで真空乾
燥して沸騰n−ヘキサン不溶分を得た。液をエ
バポレーターで濃縮乾燥後、さらに真空乾燥して
沸騰n−ヘキサン可溶分を得た。
この発明の方法においては、第1段目で、重合
溶媒中、実質的に水の不存在下に共役ジエン化合
物または共役ジエン化合物と芳香族ビニル化合物
とをリチウム系触媒によつてアニオン(共)重合
して共役ジエン化合物の(共)重合体ゴムを生成
させる。
この発明の方法において使用される重合溶媒と
しては、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、脂環
族炭化水素、例えば、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサン、ヘプタン、ブタン、ブテン、シ
クロヘキサン、シクロペンタンなどが挙げられ
る。前記の重合溶媒は、重合溶媒、モノマー、触
媒などからなる混合液中の水分含量が3ppm以下
となるように脱水して実質的に水が存在しないよ
うにする必要がある。
この発明の方法においてアニオン(共)重合す
るモノマーとしては、1,3−ブタジエン、イソ
プレンなどの共役ジエン化合物や、1,3−ブタ
ジエンあるいはイソプレンとスチレンのような芳
香族ビニル化合物との混合物が挙げられる。
前記のリチウム系触媒としては、リチウムや、
アルキルリチウム化合物、アリールリチウム化合
物、アルキレンジリチウム化合物、あるいはアリ
レンジリチウム化合物が挙げられる。特に好まし
いリチウム系触媒としては、エチルリチウム、プ
ロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブ
チルリチウム、tert−ブチルリチウム、n−アミ
ルリチウムなどのアルキルリチウム化合物を挙げ
ることができる。
この発明の方法において共役ジエン化合物と芳
香族ビニル化合物とをアニオン共重合するさいに
エーテル類、チオエーテル類、スルホン酸ソーダ
類、第三級アミン、ポリエーテル、リン化合物な
どのランダム化剤のような添加剤を第2工程の触
媒重合活性、分子量あるいは融点に悪影響を及ぼ
さない程度の量使用してもよい。
この発明の方法において、リチウム系触媒の使
用量は、触媒の種類および重合条件によつて相違
するが、一般には共役ジエン化合物に対して0.01
モル%以上、特に0.05モル%以上が好ましい。
この発明の方法におけるアニオン(共)重合の
重合温度は、モノマーの種類によつて相違し、
1,3−ブタジエンまたはイソプレンとスチレン
とのアニオン共重合では−20〜150℃が好ましく、
1,3−ブタジエンのアニオン重合では0〜150
℃が好ましく、イソプレンのアニオン重合では0
〜100℃が好ましい。重合時間は5分間〜15時間
の範囲が好ましく、重合圧力は常圧または加圧の
いずれでもよい。また、重合系におけるモノマー
成分である共役ジエン化合物または共役ジエン化
合物と芳香族ビニル化合物との混合物の濃度は全
混合液に対して1〜70重量%、特に5〜40重量%
の範囲が好ましい。
前記のアニオン(共)重合は、固有粘度〔η〕
(トルエン中、30℃)が1〜10、特に1〜5であ
る(共)重合体ゴムが生成するように行なうのが
好ましい。また、共役ジエン化合物として1,3
−ブタジエンを用いてアニオン重合する場合には
シス−1,4構造が30〜55%、トランス−1,4
構造が30〜50%、1,2構造が5〜15%のポリブ
タジエンゴムを生成させるのが好ましく、共役ジ
エン化合物としてイソプレンを用いてアニオン重
合する場合にはシス−1,4構造が80〜95%のポ
リイソプレンゴムを生成させるのが好ましく、ス
チレンと1,3−ブタジエンまたはイソプレンと
のアニオン共重合する場合にはスチレン含量が40
重量%以下の共重合体ゴムを生成させるのが好ま
しい。
この発明の方法においては、前記の第1段目の
アニオン(共)重合によつて得られる(共)重合
体ゴムおよびリチウム系触媒を含有する重合溶液
に、必要ならば1,3−ブタジエンを加え、引き
続いて第2段目の重合で1,2−重合触媒を存在
させて1,3−ブタジエンを1,2重合させるの
である。
この発明の方法において、第1段目のアニオン
(共)重合において共役ジエン化合物として1,
3−ブタジエン以外のモノマー、例えばイソプレ
ンを用いた場合には、第2段目のシンジオタクチ
ツク1,2重合時に前記のモノマーが多量残らな
いようにするのが好ましい。このため第1段目の
アニオン(共)重合の重合率を高くするか、ある
いは重合後、前記モノマーを留去して第2段目の
シンジオタクチツク1,2重合時の前記モノマー
濃度を下げるのが好ましい。イソプレンのような
1,3−ブタジエン以外の共役ジエン化合物が存
在すると、得られる補強ジエンゴムの沸騰n−ヘ
キサン不溶分の融点が低下するとともに、沸騰n
−ヘキサン不溶分の分子量が低下し、1,2−重
合触媒の活性が低下する傾向にある。第2段目の
重合時に存在する1,3−ブタジエン以外の共役
ジエン化合物の量は、1,3−ブタジエンの5モ
ル%以下が好ましい。一方、スチレンのような芳
香族ビニル化合物は、シンジオタクチツク1,2
重合にほとんど影響を及ぼさないので、第2段目
の重合時に残存していても構わない。
この発明の方法においては、(1)有機リチウム化
合物、(2)水または有機カルボン酸、(3)有機アルミ
ニウム化合物、(4)可溶性コバルト化合物、および
(5)二硫化炭素またはフエニルイソチオシアネート
からなる1,2−重合触媒を存在させて1,3−
ブタジエンを1,2重合する。
この発明の方法において使用される1,2重合
触媒成分の有機リチウム化合物としては、前記の
アルキルリチウム化合物、アリールリチウム化合
物、アルキレンリチウム化合物、あるいはアリレ
ンジリチウム化合物が挙げられる。第1段目のリ
チウム系触媒によるアニオン(共)重合の際に第
2段目のシンジオタクチツク1,2重合に必要な
量の有機リチウム化合物を添加しなかつた場合に
は、第2段目の1,2重合の際に不足の有機リチ
ウム化合物を追加する必要がある。
この発明の方法においては1,2重合触媒の1
成分として水または有機カルボン酸が使用され
る。前記有機カルボン酸としては、酢酸、プロピ
オン酸、カプロン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ソル
ビン酸、リノール酸のような脂肪族カルボン酸、
安息香酸、フタル酸のような芳香族カルボン酸や
ナフテン酸などが挙げられる。
この発明の方法において使用される1,2重合
触媒成分の有機アルミニウム化合物は一般式
AlRnX3−n(Rはアルキル基、アリール基また
はシクロアルキル基であり、Xはハロゲン原子で
あり、nは1〜3の数字である)で表わされる。
この発明の方法において好ましい有機アルミニウ
ム化合物としては、ジエチルアルミニウムモノク
ロライド、ジエチルアルミニウムモノブロマイ
ド、ジイソブチルアルミニウムモノクロライド、
エチルアルミニウムセスキクロライド、エチルア
ルミニウムジクロライドなどのアルキルアルミニ
ウムハライドを挙げることができる。
この発明の方法において使用される1,2重合
触媒成分の可溶性コバルト化合物は、使用する重
合溶媒に可溶なコバルト化合物であればどのよう
なものでもよい。例えば、このような可溶性のコ
バルト化合物としては、コバルト()アセチル
アセトナート、コバルト()アセチルアセトナ
ート、コバルトアセト酢酸エチルエステル錯体、
コバルトオクトエート、コバルトナフテネート、
コバルトベンゾエート、塩化コバルトピリジン錯
体、塩化コバルトエチルアルコール錯体、トリス
−π−アリルコバルトなどの特願昭56−133249号
明細書(特開昭58−34816号公報参照)に記載さ
れているものを挙げることができる。
この発明の方法においては1,2重合触媒の1
成分として二硫化炭素またはフエニルイソチオシ
アネートが使用される。
この発明の方法においては、前記の(1)有機リチ
ウム化合物、(2)水または有機カルボン酸、(3)有機
アルミニウム化合物、(4)可溶性コバルト化合物、
および(5)二硫化炭素またはフエニルイソチオシア
ネートからなる1,2−重合触媒の存在下に1,
3−ブタジエンを1,2重合することによつて、
1,2−重合触媒の重合活性が高く、沸騰n−ヘ
キサン不溶分の融点が高い補強ジエンゴムが得ら
れるという効果が達成されるのである。前記の(1)
〜(5)の各成分のいずれかが重合系に存在しない
と、1,2−重合触媒の重合活性が著るしく低下
する。
この発明の方法において、1,2重合触媒の各
成分の添加順序は特に制限はないが、第1段目の
アニオン(共)重合後の重合系に(2)水または有機
カルボン酸を添加するのが好ましい。その後の、
他成分の添加順序も特に制限されないが、二硫化
炭素を最後に添加するのが好ましい。
この発明の方法における1,2−重合触媒各成
分の使用量は重合に供される1,3−ブタジエン
に対して、有機リチウム化合物が0.01〜1モル
%、水または有機カルボン酸が0.01〜0.5モル%、
有機アルミニウム化合物が0.01〜1モル%、可溶
性コバルト化合物が0.0005〜0.1モル%、二硫化
炭素あるいはイソチオシアン酸フエニルが0.001
〜1モル%であることが好ましい。また、有機ア
ルミニウム化合物の量は可溶性コバルト化合物1
モルに対して10〜500モルが好ましく、有機リチ
ウム化合物の量は可溶性コバルト化合物1モルに
対して5〜200モル、特に10〜100モルが好まし
く、二硫化炭素あるいはイソチオシアン酸フエニ
ルの量は可溶性コバルト化合物1モルに対して
0.1〜500モル、特に1〜500モルが好ましい。
また、有機リチウム化合物の量は重合系中に存
在させた水分または有機カルボン酸(またはその
両方)の全量1モルに対して1モル以上であるこ
とが好ましく、水または有機カルボン酸(または
その両方)は重合系中に3〜50ppm程度、特に5〜
50ppm程度の濃度で存在させるのが好ましい。
この発明の方法において、第2段目の重合溶液
中の1,3−ブタジエンの濃度は特に制限されな
いが、一般的には重合溶液に対して5〜30重量%
の濃度が好ましい。
また、この発明の方法において、第2段目の重
合温度は−10〜80℃、特に20〜60℃が好ましく、
重合圧力は常圧または加圧のいずれでもよく、重
合時間は5分間〜5時間の範囲が好ましく、これ
らの重合条件によつて、沸騰n−ヘキサン不溶分
5〜30重量%、沸騰n−ヘキサン可溶分95〜70重
量%の最終ジエンゴムを生成させる。
この発明の方法は、重合溶液を撹拌下に行なう
のが好ましく、バツチ式として同一反応容器内で
アニオン(共)重合とこれに続いて1,2重合と
を行うことによつても、あるいは連続法として、
アニオン(共)重合域と、これに連なる1,2重
合域とで共役ジエン化合物または共役ジエン化合
物と芳香族ビニル化合物、ついで1,3−ブタジ
エンを重合させることによつても、工業的に実施
できる。
重合反応終了後の重合停止方法としては、可溶
性コバルト化合物と有機アルミニウム化合物とか
ら得られる触媒による重合の停止方法として公知
の方法を適用することができる。例えば、有機ア
ルミニウム化合物と反応するようなアルコール、
水などの多量の極性溶剤をポリマー生成混合液に
投入する方法、あるいは多量の極性溶剤にポリマ
ー生成混合液を投入する方法、塩酸、硫酸などの
無機酸、酢酸、安息香酸などの有機酸、モノエタ
ノールアミンやアンモニアを含む少量の上記極性
溶剤をポリマー生成混合液に投入する方法、塩化
水素ガスをポリマー生成混合液に導入する方法な
どを重合停止方法として採用することができる。
1,3−ブタジエンの重合を停止した後、常法
により混合物から固形物であるジエンゴムを分
離、洗浄、乾燥して補強ジエンゴムを得る。
この発明の方法によつて得られる補強ジエンゴ
ムは、沸騰n−ヘキサン不溶分が5〜30重量%で
あり、沸騰n−ヘキサン可溶分が95〜70重量%で
あり、好ましくは沸騰n−ヘキサン不溶分は融点
が200〜220℃であり、シンジオタクチツク1,2
−構造が90%以上であり、固有粘度〔η〕(テト
ラリン中、135℃)が0.5〜7、特に0.8〜6であ
り、沸騰n−ヘキサン可溶分は固有粘度〔η〕
(トルエン中、30℃)が1〜10、特に1〜5であ
る。
この発明の方法によつて得られる補強ジエンゴ
ムには、公知のSBR、BR、IRなどのジエンゴム
に配合される既知の配合剤、例えば、加硫剤、加
硫促進剤、補強剤、充填剤、老化防止剤、顔料、
プロセスオイル、あるいは天然ゴム、他の合成ゴ
ムとブレンドして使用することができる。
次に実施例および比較例を示す。
実施例および比較例において、沸騰n−ヘキサ
ン不溶分の融点は、自記差動熱量計(DSC)に
よる吸熱曲線のピーク温度により決定した。ま
た、ポリブタジエンの1,2−構造含有率、シス
−1,4−構造含有率、トランス−1.4−構造含
有率は、核磁気共鳴スペクトル(NMR)または
赤外吸収スペクトル(IR)で測定し、算出した。
また、スチレン−ブタジエン共重合ゴムのスチレ
ン含量は核磁気共鳴スペクトル( 1HNMR)で
測定し、算出した。また、沸騰n−ヘキサン可溶
分の固有粘度は30℃、トルエン中で測定した値で
あり、沸騰n−ヘキサン不溶分の固有粘度は135
℃、テトラリン中で測定した値である。
実施例 1 空気を窒素で置換した内容積1.2のガラス製
オートクレーブ中に、乾燥した1,3−ブタジエ
ン208gを脱水ベンゼン618mlに溶解した1,3−
ブタジエンのベンゼン溶液(水分0.1ミリモル以
下)を入れ、液温を40℃に保ちながら、この1,
3−ブタジエンのベンゼン溶液にn−ブチルリチ
ウム1.5ミリモルを撹拌しながら加えた後、引き
続いて撹拌しながら40℃で30分間1,3−ブタジ
エンを重合した。重合後、水をベンゼン飽和溶液
として1ミリモル加えて撹拌し、ついで、ジエチ
ルアルミニウムモノクロライド4.0ミリモル、コ
バルトオクトエート0.043ミリモルおよび二硫化
炭素0.13ミリモルを順次添加した後、40℃で30分
間1,3−ブタジエンを1,2重合した。2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチルフエノール
(BHT)0.25gを含むメタノール10mlを加えて重
合を停止した後、少量の塩酸とBHTを含むメタ
ノール1.5に重合液をあけてポリマーを析出回
収した。乾燥は真空乾燥機を用い40℃以下で一夜
真空乾燥した。
ポリブタジエンの収量は59.4gであつた。
このポリブタジエンは、沸騰n−ヘキサン不溶
分を14.4%含み、沸騰n−ヘキサン不溶分の1,
2−構造含有率が93.0%であり、融点が204℃で
あり、固有粘度(〔η〕)が1.4であり、沸騰n−
ヘキサン可溶分のミクロ構造は、1,2−構造が
9.2%、シス−14構造が46.8%、トランス−14構
造が44.0%であり、固有粘度(〔η〕)(トルエン、
30℃)があつた。
比較例 1 n−ブチルリチウム触媒重合後、水を加えるこ
とを止めた他は実施例1と同様に重合したところ
ポリマー58gが得られたが、痕跡量(<0.1%)
のn−ヘキサン不溶分を含むのみでシンジオ1,
2−重合はほとんど起らなかつた。
実施例 2 実施例1で用いた反応容器を用いて重合した。
1,3−ブタジエン160gを含むベンゼン溶液950
ml(水分0.05ミリモル以下)を容器に入れ、60℃
においてn−ブチルリチウム1.2ミリモルを加え
た。重合によりすぐ70℃になつた。70℃にコント
ロールして12分重合した後すぐさま水1ミリモル
を飽和ベンゼン溶液として加え、液温を40℃に冷
却した。ひきつづき、n−ブチルリチウム1.3ミ
リモルを加えた後、ジエチルアルミニウムクロリ
ド4ミリモル、コバルトオクトエート0.043ミリ
モル、二硫化炭素0.13ミリモルを加え40℃におい
て10分重合した。
ポリマー収量は85gであつた。このポリブタジ
エンは沸騰n−ヘキサン不溶分を13.1%含み、n
−ヘキサン不溶分の1,2−構造含有率は93.5
%、固有粘度は3.1であり、融点は206℃であつ
た。n−ヘキサン可溶分は、固有粘度が1.85、ミ
クロ構造は1,2−構造が9.3%、シス構造が
41.0%、トランス構造が49.7%のゴムであつた。
実施例 3 実施例1において、n−ブチルリチウム触媒を
用いて重合後、水1ミリモルを加える代りに酢酸
0.75ミリモルと、その後n−ブチルリチウム0.5
ミリモルを加え、1,2重合時間を15分と短縮し
た他は実施例1と同様に行なつた。
ポリマー収量は65gであつた。このポリブタジ
エンは沸騰n−ヘキサン不溶分を15.0%含み沸騰
n−ヘキサン不溶分の1,2−構造含有率が93.2
%であり、融点は205℃、固有粘度は2.2であつ
た。
実施例 4 実施例2において、二硫化炭素0.13ミリモルの
代りにフエニルチオイソシアネート1ミリモル用
い、1,2−重合の時間を30分とした他は実施例
2と同様に行なつた。
沸騰n−ヘキサン不溶分を5.7%含むポリブタ
ジエン80gが得られた。n−ヘキサン不溶分の融
点は205℃であつた。
実施例 5 実施例1と同じ装置を用いて重合した。モレキ
ユラーシーブズを用いよく脱水された、127gの
ブタジエンを含むn−ヘキサン溶液920ml(水分
0.05ミリモル以下)を反応槽に入れ、50℃におい
てn−ブチルリチウム1.3ミリモルを加えた。重
合により序々に液温は上り17分で83℃までになつ
た。水1ミリモルを飽和ベンゼン溶液として加え
40℃に冷却した後、1.3ミリモルのn−ブチルリ
チウム、4ミリモルのジエチルアルミニウムモノ
クロリド、0.043ミリモルのコバルトオフトエー
ト、0.13ミリモルの二硫化炭素を次々に加え40〜
42℃で7分重合した。実施例1と同様にポリマー
を回収した。
得られたポリブタジエンは52.4gであり、沸騰
n−ヘキサン不溶分を23%含んでいた。n−ヘキ
サン不溶分の固有粘度は5.8、1,2−構造含有
率は93.3%、融点は206℃であつた。n−ヘキサ
ン可溶分のゴム状ポリブタジエンは、固有粘度が
1.86、ミクロ構造はシス42.5%、ビニル7%、ト
ランス50.5%であつた。
実施例 6 純窒素によつてよく乾燥置換された反応槽にド
デシルベンゼンスルホン酸ソーダ0.28ミリモルを
入れ、さらにモレキユラーシーブズで乾燥された
1,3−ブタジエン35gを含むベンゼン溶液750
ml(水分0.05ミリモル以下)加えた。そしてさら
に、モレキユラーシーブズにて充分乾燥されたス
チレンを重合前に蒸留したものを11.2g加えた。
69℃においてn−ブチルリチウム2.5ミリモル加
え13分重合した。液温は最高77℃まで昇温した。
その後、水1ミリモルを飽和ベンゼン溶液にして
加え約20℃に冷却した。その後乾燥1,3ブタジ
エン74.5gを加え40℃に昇温し、ジエチルアルミ
ニウムモノクロリド4ミリモル、コバルトオクト
エート0.043ミリモル、二硫化炭素0.13ミリモル、
n−ブチルリチウム1ミリモルを次々と加え40℃
で10分重合した。その後、実施例1と同様にポリ
マーを回収した。
ポリマー収量は48gであり、その内沸騰n−ヘ
キサン不溶分を17%含み、その固有粘度は4.2で
あつた。融点は205℃であつた。
n−ヘキサン可溶分はSBRでありこの固有粘
度は1.29であり、スチレンが12.6モル%含まれて
いた。
実施例 7 モレキユラーシーブズで乾燥した後、使用直前
に蒸留したイソプレン58gを含むベンゼン835ml
(水分0.05ミリモル以下)を反応槽に入れ液温70
℃にてn−ブチルリチウム1.2ミリモルを加えた。
発熱によりすぐ80℃になつた。そのまま80℃にて
45分重合した後、水1ミリモルを含むベンゼン溶
液を加え20℃まで冷却した。このとき、重合溶液
中にはガスクロマトグラフイによるとイソプレン
は実質的に残存していなかつた。乾燥ブタジエン
45gを加え40℃に昇温しn−ブチルリチウム1.3
ミリモル、ジエチルアルミニウムモノクロリド4
ミリモル、コバルトオクトエート0.043ミリモル、
二硫化炭素0.13ミリモルを加え40℃で10分間重合
した。その後、実施例1と同様にポリマーを回収
した。
ポリマー収量59.5gであり、沸騰n−ヘキサン
不溶分16%含んでいた。
沸騰n−ヘキサン不溶分の固有粘度5.7、融点
205℃であつた。
沸騰n−ヘキサン可溶分はシス−1,4構造が
多いポリイソプレンであり、固有粘度は1.05であ
つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のポリブタジエン製造法の
流れを示すフローチヤートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 重合溶媒中、実質的に水の不存在下に共
    役ジエン化合物または共役ジエン化合物と芳香
    族ビニル化合物とをリチウム系触媒によつてア
    ニオン(共)重合して、固有粘度〔η〕が1〜
    10(トルエン中、30℃)、1,4−構造の含有量
    が80〜95%(共役ジエン化合物のみをアニオン
    重合させた場合)、または芳香族ビニル化合物
    の含有量が40重量%以下(共役ジエン化合物と
    芳香族ビニル化合物とをアニオン共重合した場
    合)である(共)重合体ゴムを生成させた後、 (b) 必要ならば得られた重合溶液に1,3−ブタ
    ジエンを加え、引き続いて重合系に、(1)有機リ
    チウム化合物、(2)水または有機カルボン酸、(3)
    有機アルミニウム化合物、(4)可溶性コバルト化
    合物、および(5)二硫化炭素またはフエニルイソ
    チオシアネートからなる1,2−重合触媒を存
    在させて、1,3−ブタジエンを1,2−重合
    し、 沸騰n−ヘキサン不溶分が5〜30重量%、沸騰
    n−ヘキサン可溶分が95〜70重量%である最終ジ
    エンゴムを生成させることを特徴とする補強ジエ
    ンゴムの製造法。
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