JPS63243239A - 優れた耐屈曲性と引張強度を有する高導電性銅合金導線 - Google Patents
優れた耐屈曲性と引張強度を有する高導電性銅合金導線Info
- Publication number
- JPS63243239A JPS63243239A JP7888587A JP7888587A JPS63243239A JP S63243239 A JPS63243239 A JP S63243239A JP 7888587 A JP7888587 A JP 7888587A JP 7888587 A JP7888587 A JP 7888587A JP S63243239 A JPS63243239 A JP S63243239A
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- weight
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
皇呈上公科里分団
本発明は、優れた耐屈曲性と引張強度を有していて電子
機器内配線用電線の導体及び特に産業ロボット用ケーブ
ルの導体に利用するのに適した高強度、高導電性銅合金
に関する。
機器内配線用電線の導体及び特に産業ロボット用ケーブ
ルの導体に利用するのに適した高強度、高導電性銅合金
に関する。
以来痰班
従来、広い温度範囲にわたって導電性、引張強度などの
機械特性の点で優れた性質を示す銅合金、例えばマグネ
シウムとリンを特定範囲量含有する銅合金が知られてい
る（特公昭４９−１０８９４号）。
機械特性の点で優れた性質を示す銅合金、例えばマグネ
シウムとリンを特定範囲量含有する銅合金が知られてい
る（特公昭４９−１０８９４号）。
而して、近年、電子機器の発達とともに益々軽薄短小化
が進み、それに伴い電子機器内配線用電線の導体も細径
化の傾向にあるため、従来の導電用高力鋼合金では十分
な機能を発揮できなくなってきている。例えば上記の特
公昭４９−１０８９４号によるＭｇとＰを含有する銅合
金では０．３ｍｍφ〜Ｏ，０１ｍｍφ程度の細径の導体
にした場合、電子機器製作工程中に加わる熱に対して十
分な強度を維持できない。
が進み、それに伴い電子機器内配線用電線の導体も細径
化の傾向にあるため、従来の導電用高力鋼合金では十分
な機能を発揮できなくなってきている。例えば上記の特
公昭４９−１０８９４号によるＭｇとＰを含有する銅合
金では０．３ｍｍφ〜Ｏ，０１ｍｍφ程度の細径の導体
にした場合、電子機器製作工程中に加わる熱に対して十
分な強度を維持できない。
すなわち、耐熱性が十分でないため、ロウ付は時などに
加熱を受けた箇所が機械的弱点部となって断線を生じ易
くなる０例えば、ジルコニウム銅においては、繰返し曲
げ強さが不足しているため、前記導体の端子圧着接続箇
所などで断線を生じ易い欠点がある。因に、この場合ジ
ルコニウム含有２Ｎを多くして高力化しようとしても該
含有量にバラッキが起るので安定した品質の合金が得ら
れない。
加熱を受けた箇所が機械的弱点部となって断線を生じ易
くなる０例えば、ジルコニウム銅においては、繰返し曲
げ強さが不足しているため、前記導体の端子圧着接続箇
所などで断線を生じ易い欠点がある。因に、この場合ジ
ルコニウム含有２Ｎを多くして高力化しようとしても該
含有量にバラッキが起るので安定した品質の合金が得ら
れない。
また、産業ロボットにおいても、教示位置まで繰返し動
作を行うため、これに使用されるロボット用ケーブル導
体では、繰返し曲げや引張りを常に受けることになって
断線を生じ易い条件に置かれるようになり、加うるに、
高温雰囲気で使用される産業ロボット用ケーブル導体で
は加熱下での繰返し曲げや引張を受けることになる。
作を行うため、これに使用されるロボット用ケーブル導
体では、繰返し曲げや引張りを常に受けることになって
断線を生じ易い条件に置かれるようになり、加うるに、
高温雰囲気で使用される産業ロボット用ケーブル導体で
は加熱下での繰返し曲げや引張を受けることになる。
したがって、このような条件下では導体の繰返し曲げ強
度や引張強度は−そう低下するようになる。
度や引張強度は−そう低下するようになる。
畝上のごとく、電子機器内配線用電線の導体の細径下と
産業ロボット用ケーブル導体の−そうの苛酷条件下での
使用に伴い、これら導体に対しては、従来の優れた耐熱
性と良好な導電性に加えて、繰返し曲げ強度及び引張強
度の−そう向上した導体の提供が要望されている。
産業ロボット用ケーブル導体の−そうの苛酷条件下での
使用に伴い、これら導体に対しては、従来の優れた耐熱
性と良好な導電性に加えて、繰返し曲げ強度及び引張強
度の−そう向上した導体の提供が要望されている。
■が”ンしようとする課
本発明は、畝上の状況に鑑みなされたものであって、小
型化の各ＷＡ電子機器内配線用電線の細径導体並びに高
温雰囲気下で使用される産業ロボット用ケーブルの導体
としても有効に利用し得る、優れた繰返し曲げ強度と引
張強度を呈する高導電性、耐熱性銅合金を提供すること
を課題とする。
型化の各ＷＡ電子機器内配線用電線の細径導体並びに高
温雰囲気下で使用される産業ロボット用ケーブルの導体
としても有効に利用し得る、優れた繰返し曲げ強度と引
張強度を呈する高導電性、耐熱性銅合金を提供すること
を課題とする。
以下本発明の詳細な説明する。
λ訓■構底
本発明の特徴は、マグネシウムを０．０２〜０．５重量
％、リンをマグネシウムに対して３５〜１００重量％と
、インジウム、スズ、鉛及びアンチモンからなる群から
選択されるものの少くとも２種を合計で０．０１〜０．
５重量％含有し、残部が実質的に銅から成る銅合金にあ
る。
％、リンをマグネシウムに対して３５〜１００重量％と
、インジウム、スズ、鉛及びアンチモンからなる群から
選択されるものの少くとも２種を合計で０．０１〜０．
５重量％含有し、残部が実質的に銅から成る銅合金にあ
る。
量 を解ンするための
本発明に係る高導電性銅合金は、主としてその機械的強
度の向上のために、基材としての電気銅にＭｇを０．０
２〜０．５重量％と、更にその強度を高めるためにＰを
Ｍｇに対して３５〜１００重量％をそれぞれ添加し、Ｉ
ｎ、 Ｓｎ、 Ｐｂ及びｓｂの各金属の少くとも２種を
合計で０．０１〜０．５重世％添加することにより、特
に、繰返し曲げ強度と引張強度を−そう向上させたもの
である。
度の向上のために、基材としての電気銅にＭｇを０．０
２〜０．５重量％と、更にその強度を高めるためにＰを
Ｍｇに対して３５〜１００重量％をそれぞれ添加し、Ｉ
ｎ、 Ｓｎ、 Ｐｂ及びｓｂの各金属の少くとも２種を
合計で０．０１〜０．５重世％添加することにより、特
に、繰返し曲げ強度と引張強度を−そう向上させたもの
である。
銅合金における上記各金属の添加量については、Ｍｇの
添加量が０．５重量％を超えると導電性の低下が大きく
なり、加うるにＭｇの銅合金における含有量の制御が難
しいので、銅合金の品質が不安定になり、一方０．０２
重量％未満では繰返し曲げ強度及び引張強度の改善効果
が少くなる。また、Ｐの添加量が上記範囲の下限未満で
はＭｇとの化合物析出が進まずＰの添加効果が発揮され
ず、一方上限を超えると銅合金の導電性を却って損うよ
うになる。
添加量が０．５重量％を超えると導電性の低下が大きく
なり、加うるにＭｇの銅合金における含有量の制御が難
しいので、銅合金の品質が不安定になり、一方０．０２
重量％未満では繰返し曲げ強度及び引張強度の改善効果
が少くなる。また、Ｐの添加量が上記範囲の下限未満で
はＭｇとの化合物析出が進まずＰの添加効果が発揮され
ず、一方上限を超えると銅合金の導電性を却って損うよ
うになる。
次に、本発明において上記ｈｇとＰを含有する銅合金に
添加、含有させるためのＩｎ、 Ｓｎ、 Ｐｂ及びｓｂ
は、上述のとおり、該銅合金の繰返し曲げ強度と引張強
度を−そう向上させる効果を呈するものであって、その
ためには、これらの各金属の少くとも２種を合計で０．
０１〜０．５重量％添加、含有させることが必要である
。この場合、それらの２種以上の添加合計量が０．０１
重量％未満でも所望の効果は得られない。また、上記添
加合計量が０．５重量％を超えると銅合金の高導電性が
維持できなくなる。
添加、含有させるためのＩｎ、 Ｓｎ、 Ｐｂ及びｓｂ
は、上述のとおり、該銅合金の繰返し曲げ強度と引張強
度を−そう向上させる効果を呈するものであって、その
ためには、これらの各金属の少くとも２種を合計で０．
０１〜０．５重量％添加、含有させることが必要である
。この場合、それらの２種以上の添加合計量が０．０１
重量％未満でも所望の効果は得られない。また、上記添
加合計量が０．５重量％を超えると銅合金の高導電性が
維持できなくなる。
本発明に従って、Ｍｇを０．０２〜０．５重量％とＰを
Ｍｇに対して３５〜１００重量％含有する高導電性銅合
金に、Ｉｎ、 Ｓｎ、 Ｐｂ及びｓｂ各金金属２種を種
々の合計量で添加含有させた銅合金の導電性、曲げ強度
、伸び及び引張強度を常法により測定した結果を示すと
表１のとおりである。
Ｍｇに対して３５〜１００重量％含有する高導電性銅合
金に、Ｉｎ、 Ｓｎ、 Ｐｂ及びｓｂ各金金属２種を種
々の合計量で添加含有させた銅合金の導電性、曲げ強度
、伸び及び引張強度を常法により測定した結果を示すと
表１のとおりである。
なお、比較としてＭｇ、 Ｐ及びＩｎ、、Ｓｎ、 Ｐｂ
、 Ｓｂの各金属を本発明で特定する範囲外の量で添加
した銅合金について上記同様に測定した結果を表１に併
せて示した。
、 Ｓｂの各金属を本発明で特定する範囲外の量で添加
した銅合金について上記同様に測定した結果を表１に併
せて示した。
表１にみられるとおり、本発明による組成の銅合金では
、高導電性を保持していると共に、曲げ強度及び引張強
度が平均して良好であるに対し、各金属を本発明の組成
範囲外の量で含有する比較例では、引張強度や曲げ強度
等の機械的強度が良好である場合でも、導電性が頃なわ
れ、また、導電性が良好であっても曲げ強度が劣ること
が理解し得る。したがって、本発明による銅合金は、従
来の電子機器内配線用電線の導体や産業ロボット用ケー
ブルの導体として好適であるのみならず、電子機器の小
型化に伴う０．３１φ〜０．０１ｍｍφ程度の極めて細
線を導体及び繰返し動作を行うロボット用ケーブル導体
としても有効に利用し得る性能を有する。
、高導電性を保持していると共に、曲げ強度及び引張強
度が平均して良好であるに対し、各金属を本発明の組成
範囲外の量で含有する比較例では、引張強度や曲げ強度
等の機械的強度が良好である場合でも、導電性が頃なわ
れ、また、導電性が良好であっても曲げ強度が劣ること
が理解し得る。したがって、本発明による銅合金は、従
来の電子機器内配線用電線の導体や産業ロボット用ケー
ブルの導体として好適であるのみならず、電子機器の小
型化に伴う０．３１φ〜０．０１ｍｍφ程度の極めて細
線を導体及び繰返し動作を行うロボット用ケーブル導体
としても有効に利用し得る性能を有する。
以下実施例により、本発明を具体的に説明する。
実施例
電気銅を高周波溶解炉でアルゴン雰囲気下に溶解したも
のに、Ｍｇを０．３１重量％、Ｐを０．２２重量％、Ｉ
ｎを０．２１重量％及びｓｂを０．１１重量％の組成に
なるようにＣｕ −Ｍｇ及びＣｕ−Ｐの各母合金及びＩ
ｎ、 Ｓｂの各メタル１５ＩＩＩＩｌ角Ｘ ２００ｍｍ
長の鋳塊を溶製した。
のに、Ｍｇを０．３１重量％、Ｐを０．２２重量％、Ｉ
ｎを０．２１重量％及びｓｂを０．１１重量％の組成に
なるようにＣｕ −Ｍｇ及びＣｕ−Ｐの各母合金及びＩ
ｎ、 Ｓｂの各メタル１５ＩＩＩＩｌ角Ｘ ２００ｍｍ
長の鋳塊を溶製した。
得られた鋳塊を面前した後、８５０℃で熱間延伸を行っ
て６ｍ−φ線となし、８５０℃で１時間溶体化処理を行
った。次いで、上述のように処理した線を更に０．０８
ｍｍφまで冷間伸線し、４５０℃で１時間焼鈍してＣｕ
−Ｍｇ−Ｐ−Ｉｎ−Ｓｂ銅合金を得た。 得られた銅合
金の引張強度、伸び、導電率及び繰返し曲げ強度を常法
により測定した。
て６ｍ−φ線となし、８５０℃で１時間溶体化処理を行
った。次いで、上述のように処理した線を更に０．０８
ｍｍφまで冷間伸線し、４５０℃で１時間焼鈍してＣｕ
−Ｍｇ−Ｐ−Ｉｎ−Ｓｂ銅合金を得た。 得られた銅合
金の引張強度、伸び、導電率及び繰返し曲げ強度を常法
により測定した。
結果は下記のとおりである。
Claims (1)
- マグネシウムを０．０２〜０．５重量％、リンをマグ
ネシウムに対して３５〜１００重量％と、インジウム、
スズ、鉛及びアンチモンからなる群から選択されるもの
の少くとも２種を合計で０．０１〜０．５重量％含有し
、残部が実質的に銅から成ることを特徴とする優れた耐
屈曲性と引張強度を有する高導電性銅合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7888587A JPS63243239A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 優れた耐屈曲性と引張強度を有する高導電性銅合金導線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7888587A JPS63243239A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 優れた耐屈曲性と引張強度を有する高導電性銅合金導線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63243239A true JPS63243239A (ja) | 1988-10-11 |
| JPH0325494B2 JPH0325494B2 (ja) | 1991-04-08 |
Family
ID=13674265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7888587A Granted JPS63243239A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 優れた耐屈曲性と引張強度を有する高導電性銅合金導線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63243239A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63262435A (ja) * | 1987-04-21 | 1988-10-28 | Nippon Mining Co Ltd | 高強度高導電性銅合金 |
| JPH04290285A (ja) * | 1991-03-19 | 1992-10-14 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 電磁波遮蔽付きフレキシブルプリント板 |
| JPH0523340U (ja) * | 1991-09-09 | 1993-03-26 | タツタ電線株式会社 | 耐熱・耐屈曲・耐摩耗性塗装ロボツト用ケーブル |
| WO2015093317A1 (ja) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | 住友電気工業株式会社 | 銅合金線、銅合金撚線、電線、端子付き電線、及び銅合金線の製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8294029B2 (en) | 2006-12-26 | 2012-10-23 | Asahi Kasei Fibers Corporation | Expandable electric cord and production method thereof |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52103316A (en) * | 1976-02-27 | 1977-08-30 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Heat-resisting copper alloy having excellent electrical conductivity a nd thermal conductivity |
| JPS6075541A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-27 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 耐熱性、機械的特性及び導電性に優れた銅合金 |
| JPS62116742A (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-28 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 高可撓性導電用銅合金 |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP7888587A patent/JPS63243239A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52103316A (en) * | 1976-02-27 | 1977-08-30 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Heat-resisting copper alloy having excellent electrical conductivity a nd thermal conductivity |
| JPS6075541A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-27 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 耐熱性、機械的特性及び導電性に優れた銅合金 |
| JPS62116742A (ja) * | 1985-11-14 | 1987-05-28 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 高可撓性導電用銅合金 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS63262435A (ja) * | 1987-04-21 | 1988-10-28 | Nippon Mining Co Ltd | 高強度高導電性銅合金 |
| JPH04290285A (ja) * | 1991-03-19 | 1992-10-14 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 電磁波遮蔽付きフレキシブルプリント板 |
| JPH0523340U (ja) * | 1991-09-09 | 1993-03-26 | タツタ電線株式会社 | 耐熱・耐屈曲・耐摩耗性塗装ロボツト用ケーブル |
| WO2015093317A1 (ja) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | 住友電気工業株式会社 | 銅合金線、銅合金撚線、電線、端子付き電線、及び銅合金線の製造方法 |
| JPWO2015093317A1 (ja) * | 2013-12-19 | 2017-03-16 | 住友電気工業株式会社 | 銅合金線、銅合金撚線、電線、端子付き電線、及び銅合金線の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0325494B2 (ja) | 1991-04-08 |
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