JPS63241084A - エマルジヨン型感圧接着剤 - Google Patents

エマルジヨン型感圧接着剤

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JPS63241084A
JPS63241084A JP7363787A JP7363787A JPS63241084A JP S63241084 A JPS63241084 A JP S63241084A JP 7363787 A JP7363787 A JP 7363787A JP 7363787 A JP7363787 A JP 7363787A JP S63241084 A JPS63241084 A JP S63241084A
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emulsion
copolymer
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Yasuhisa Watabe
康久 渡部
Toshiyuki Ito
伊東 俊之
Yorinobu Ikeda
頼信 池田
Hiroshi Tadenuma
蓼沼 博
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエマルジョン型感圧接着剤、詳しくは接着力、
タックおよび凝集力がバランスよく優れ、特に−10℃
〜+40’Cという広い温度範囲に亙って優れた接着力
と凝集力とを示すエマルジョン型感圧接着剤に関する。
(従来技術) 感圧接着剤は、接着力、タックおよび凝集力によって評
価されている。感圧接着剤としては、接着力および凝集
力が共に優れていることが望ましいが、一般的には接着
力と凝集力とは相反する性質で接着力を向上させると凝
集力が低下し、逆に凝集力を向上させると接着力が低下
するという傾向がある。従って、接着力と凝集力とをバ
ランスよく向上させることは極めて難しく、通常は、接
着剤の用途に応じて接着力と凝集力のいずれかが重視さ
れるかを検討し、必要度の高い方に対応させているのが
実状である。
また、低温における接着力と高温における接着力とは、
上記と同様の傾向にあり、低温接着力を向上させると高
温接着力が低下し逆に高温接着力を向上させると低温接
着力が低下する。
従って、接着力、タックおよび凝集力とがバランスよく
優れ、また−1Oで程度の低温から+40℃程度の高温
までの広い温度範囲に亙って優れた接着力と凝集力を示
す感圧接着剤の開発が望まれていた。
(発明が解決しようとする問題点〉 本発明は、上記のような従来の感圧接着剤の問題点を解
決し、接着力、タックおよび凝集力とがバランスよく優
れ、また広い温度範囲に亙って優れた接着力と凝集力と
を示す感圧接着剤を提供することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本発明は、 炭素数4〜12の鎖状アルキル法を有するアクリル酸エ
ステル単量体あるいはメタクリル酸エステル単量体80
〜95.9mfi1%、酢酸ビニル単量体4〜15重量
%、不飽和モノあるいはジカルボン酸単量体0. 1〜
5重量%およびその他の共1合可能な単量体0〜10重
量%からなる単量体混合物をアニオン界面活性剤および
/またはノニオン界面活性剤の存在下に乳化重合して得
られる、共重合体のガラス転移温度が一55℃未満で、
数平均分子量(ポリスチレン換算)が11万〜50万の
共重合体エマルジョン(A)20〜80重量部と 炭素数4〜12の鎖状アルキル基を有するアクリル酸エ
ステル単量体あるいはメタクリル酸エステル単1体60
〜99.9重量%、不飽和モノあるいはジカルボン酸単
量体0. 1〜5重量%およびその他の共重合可能な単
量体0〜40重量%からなる単量体混合物をアニオン界
面活性剤および/またはノニオン界面活性剤の存在下に
乳化重合して得られる、共重合体のガラス転移温度が一
55℃以上で、数平均分子ff1(ポリスチレン換算)
が1万〜10万の共重合体エマルジョン(B)80〜2
0重量部とからなる重合体混合物に、該重合体混合物1
00重量部当り、軟化点50〜180℃の熱可塑性粘着
付与剤樹脂1〜30重量部を配合したことを特徴とする
エマルジョン型感圧接着剤に関する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で使用する共重合体エマルジョン(A)は、低温
接着力および凝集力の付与に寄与する。
この共重合体エマルジョン(A)の製造に使用する炭素
数4〜12の鎖状アルキル基を有するアクリル酸エステ
ル単量体あるいはメタクリル酸エステル単量体としては
、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸イソノニル、メタクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸イソノニルなど
を挙げることができる。これらのうち、アクリル酸2−
エチルヘキシル、アクリル酸ブチルが特に好ましい。
これらアクリル酸エステル単重体あるいはメタクリル酸
エステル単量体は、単独でもあるいは2種以上混合して
使用することができる。
上記炭素数4〜12の鎖状アルキル基を有するアクリル
酸エステル単量体あるいはメタクリル酸エステル単量体
の使用量は、共重合体ラテックス(A)の製造に使用す
る単量体混合物の80〜95.9重量%、好ましくは8
5〜955〜95重量。80重量%未満では、低温接着
力が低下し、一方、98.9重工%を超えると高温接着
力、常温接着力が低下し、また凝集力も低下する。
酢酸ビニル単量体は、接着力および凝集力を向上させる
ための必須成分であり、本発明の効果はビニル単量体の
なかでも特に酢酸ビニル単量体を特定量使用することに
よってのみ達成できるものである。酢酸ビニル単量体の
使用量は、共重合体エマルジョン(A)の製造に使用す
る単量体混合物の4〜15重1%、好ましくは5〜10
重量%である。4重1%未満では常温接着力および高温
接着力と凝集力とのバランスがくずれ、特に常温接着力
および高温接着力が低下し、一方、15重量%を超える
と低温接着力が低下する。
上記共重合体エマルジョン(A)の製造に使用する不飽
和モノあるいはジカルボン酸単量体としては、アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、クロトン
酸などを挙げることができる。これら単量体は、単独で
もあるいは2種以上混合して使用することができる。
上記不飽和モノあるいはジカルボン酸単量体の使用量は
、共重合体エマルジョン(A)の製造に使用する単量体
混合物の0. 1〜5重量%、好ましくは0.5〜4重
量%である。0.1重量%未満では凝集力が低下し、一
方、5重量%を超えると高温、常温ならびに低温におけ
る接着力が低下し、特に低温接着力が劣る。
上記共重合体エマルジョン(A)の製造に使用する、そ
の他の共重合可能な単量体としては、アクリルアミド、
メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N
−メチロールメタクリアミドなどのアミド類、アクリロ
ニトリル、メタクリレートリルなどのニトリル類、アク
リル酸メチル・メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル
、メタクリル酸エチル、アリルフタレート、アリルアク
リレート、アリルメタクリレートなどの上記炭素数4〜
12の鎖状のアルキル基を有するアクリル酸エステル単
量体あるいはメタクリル酸エステル単量体以外のカルボ
ン酸エステル類、スチレンなどの芳香族ビニル化合物な
どを挙げることができる。
これら単量体は単独でもあるいは2種以上を混合して使
用することができる。
上記その他の共重合可りこな単量体の使用量は、共重合
体エマルジョン(A)の製造に使用する単量体混合物の
0〜10重量%、好ましくは1〜8重量%である。10
重量%を超えると低温接着力が低下する。
本発明で使用する共重合体エマルジョン(B)は、常温
接着力および高温接着力を付与する。この共重合体エマ
ルジョン(B)の製造に使用する、炭素数4〜12の鎖
状アルキル基を有するアクリル酸エステル単量体あるい
はメタクリル酸エステル単量体としては、上記共重合体
エマルジョン(A)で挙げたものを使用することができ
る。この炭素数4〜12の鎖状アルキル基を有するアク
リル酸エステル単量体あるいはメタクリル酸エステル単
量体は、共重合体エマルジョン(A)の製造に使用した
ものと同一であっても、また異なるものであってもよい
。また、これら単量体は単独でもあるいは2種以上混合
して使用することができる。
上記炭素数4〜12の鎖状アルキル基を有するアクリル
酸エステル単量体あるいはメタクリル酸エステル単量体
の使用量は、共重合体エマルジョン(B)の製造に使用
する単量体混合物の60〜99.9重量%、好ましくは
70〜95重量%である。60重量%未満では低温接着
力が低下し、一方、99.9重量%を超えると常温接着
力、高温接着力が低下し、また凝集力も低下する。
上記共重合体エマルジョン(B)の製造に使用する不飽
和モノあるいはジカルボン酸単量体としては、上記共重
合体エマルジョン(A)で挙げたものを使用することが
できる。この不飽和モノあるいはジカルボン酸単量体は
、共重合体エマルジョン(A)の製造に使用した単量体
と同一であっても、あるいは異なるものであってもよい
。これら単量体は、単独でもあるいは2種以上混合して
使用することもできる。
上記不飽和モノあるいはジカルボン酸単量体の使用量は
、共重合体エマルジョン(B)の製造に使用する単量体
混合物のO,1〜5重量%、好ましくは0. 5〜4重
量%である。0.1重量%未満では凝集力が低下し、一
方、5重量%を超えると高温、常温および低温における
接着力が低下し、特に低温接着力が劣る。
上記共重合体エマルジョン(B)の製造に使用する、そ
の他の共重合可能な単量体としては、上記共重合体エマ
ルジョン(A)の製造に使用するその他の共重合可能な
単量体として例示した単量体を使用することができる。
この共1合可能な単1体は、共重合体エマルジョン(A
)の製造に使用する単量体と同一であって、あるいは異
なるものであってもよい。これら単量体は、単独でもあ
るいは2種以上混合して使用することができる。
上記その他の共重合可能な単量体の使用量は、共重合体
エマルジョン(B)の製造に使用する単量体混合物の0
〜40重量%、好ましくは5〜30重量%である。40
重量%を超えると低温接着力が低下する。
本発明で使用する共重合体エマルジョン(A)の共重合
体のガラス転移温度は一55℃未溝、好ましくは一70
℃〜−56℃であり、また数平均分子量(ポリスチレン
換算)は11万〜50万、好ましくは15万〜30万で
ある。共重合体のガラス転移温度が一55℃以上では、
低温接着力が低下して好ましくない。また、共重合体の
数平均分子fl(ポリスチレン換算)が11万未満では
凝集力が十分でない。一方、50万を超えると高温、常
温および低温での接着力が十分でない。
本発明で使用する共重合体ラテックス(B)の共重合体
のガラス転移温度は一55℃以上、好ましくは一54℃
〜−35℃であり、また数平均分子量<ポリスチレン換
算)は1万〜10万、好ましくは2万〜9万である。共
重合体のガラス転移温度が一55℃未満では凝集力が低
下して好ましくない、また、共重合体の数平均分子量(
ポリスチレン換算)が1万未満ではガラス転移温度が一
55℃未満の場合と同様に凝集力の低下が大きい。
一方、10万を超えると低温接着力および高温接着力が
低下する。
上記共重合体ラテックス(A)および共重合体ラテック
ス(B)は、得られる共重合体のガラス転移温度が上記
範囲内になるように単量体混合物の組成を決め、この単
量体混合物を、′例えば重合開始剤として過酸化水素あ
るいはレドックス還元剤などを使用して乳化重合して得
られる。乳化剤としては、アニオン界面活性剤および/
またはノニオン界面活性剤を使用する。
アニオン界面活性剤としては、アルキルジフェニルエー
テルジスルホン酸ナトリウム、アルキル硫酸ナトリウム
、ラウリルアルコ−ルミmエステルナトリウム、ドデシ
ルベンゼンスルホン故ナトリウムなどを、またノニオン
界面活性剤としてはポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
、ポリエチレングリコールソルビタンモノラウレートな
どを挙げることができる。これら界面活性剤は、単独で
も2種以上を混合して使用することもできる。これらの
うち、アニオン界面活性剤としてはアルキル硫酸ナトリ
ウムが、またノニオン界面活性剤としてはポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテルが特に好ましい。上記ア
ニオン界面活性剤の使用量は、単量体混合物の0. 1
〜5. 0重量%、好ましくは0. 3〜2. 0重層
%であり、また上記ノニオン界面活性剤の使用量は、単
量体混合物の0. 1〜5.0重量%、好ましくは0゜
3〜4.0重量%である。
なお、本発明におけるガラス転移温度は、下記式によっ
て決定した(ジエイ・ブランドラップら孟「ポリマーハ
ンドブック」第2版、ジエイ・ウィリー社出版参照)。
Tg:共重合体のガラス転移温度(絶対温度表示) Tgi:単量体成分(i)の単独重合体のガラス転移温
度(絶対温度表示) Wi:共重合体中の成分(i)の重合分率上記共重合体
ラテックス(A)および共重合体ラエックス(B)は、
それぞれ20〜80重量部および80〜20重量部、好
ましくは30〜70重量部および70〜30重量部の割
合にて混合して、重合体混合物を調製する。共重合体ラ
テックス(A)の混合割合が20重量部未満では低温接
着力が低く、また凝集力も十分でない。一方、80重量
部を超えると常温接着力および高温接着力が十分高くな
く、実用に適さない。
一般に、共重合体ラテックス(B)の使用量に比例して
接着力は向上するが、逆に凝集力は低下する傾向にある
ので、実際の使用に際しては、必要とする低温から高温
までの接着力と凝集力とを勘案し、共重合体ラテックス
(A)と共重合体ラテックス(B)との使用割合を前記
範囲内で適宜決定すればよい。 一 本発明においては、上記のようにして得られた重合体混
合物100重量部に対して、軟化点が50〜180℃の
熱可塑性粘着付与剤樹脂を1〜30重量部、好ましくは
5〜20重量部配合する。
この熱可塑性粘着付与剤樹脂は、接着力を一層向上させ
るために使用するものであり、その具体例としてはロジ
ン、重合ロジン、水素化ロジン、部分水素化ロジンおよ
びこれらの多価アルコールによるエステル化物などのロ
ジン類の重合または共重合によって得られるテルペン樹
脂、テルペンフェノール樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香
族系石油樹脂、脂肪族炭化水素と芳香族炭化水素とから
なる共重合石油樹脂およびシクロペンタジェン系松脂の
水素化物などを挙げることができる。これら樹脂は、単
独でもあるいは2部M!以上混合して使用することもで
きる。特にロジン系樹脂が好ましい。
上記熱可塑性粘着付与樹脂の軟化点は50〜180℃、
好ましくは70〜150℃で、軟化点が50℃以下では
凝集力の低下が認められる。一方、180℃を超えると
高温、常温および低温での接着力が低下し、特に低温接
着力が低下して好ましくない。
熱可塑性粘着付与剤樹脂は、通常、エマルジョンとして
使用する。
熱可塑性粘着付与剤樹脂の使用量が、上記重合体混合物
100重量部に対し1ltf1部未満では高温接着力、
常温接着力が低下する。一方、30重量部を超えると低
温接着力が低下し、またタックが低下して好ましくない
本発明のエマルジョン型感圧接着剤においては、上記成
分の他に、必要に応じて充填剤、顔料、増粘剤、消泡剤
、老化防止剤、架橋剤、湿潤剤などの公知の添加剤を配
合することができる。
本発明のエマルジョン型感圧接着剤は接着力、タックお
よび凝集力がバランスよく優れ、−10℃から+40℃
という広い温度範囲で優れた接着力および凝集力を示す
。また、本発明のエマルジョン型感圧接着剤は、従来の
アクリル酸エステル系感圧接着剤に欠けていたポリエチ
レンなどの無極性の被着体に対する接着力にも優れてい
る。
(実施例) 以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。な
お、部および%は、それぞれ重量部および重量%を意味
する。
なお、数平均分子量は150型液体クロマトグラフィー
装置(ウォーターズ社製)でHタイプカラム(東洋ソー
ダ社製)を用いて測定した。
製造例 0Δ    C′    グ゛告 (1)共重合体エマルジョン(A−1)イオン交換水6
0部にラウリル硫酸ソーダ(アニオン系界面活性剤)1
.0部とポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(
ノニオン系界面活性剤)3部とを添加して乳化剤水溶液
を調製し、これにアクリル酸2−エチルヘキシル9部、
酢酸ビニル7部、アクリル酸2部および重合度調節剤と
してn−ドデシルメルカプタン0.02部を上記乳化剤
水溶液に乳化させた。
一方、攪拌機、温度計、還流冷却器および滴下ロートを
備えたl!内容積の四つロフラスコにイオン交換水40
部および過硫酸ナトリウム0. 3部を仕込み、窒素置
換しながら70℃まで昇温する。液温か70℃に達した
ら、上記の乳化液を3時間かけて滴下した0滴下終了後
、80℃で2時間攪拌を継続し反応を完結させた。
得られた共重合体エマルジョン(A−1)の性状を第1
表に示す。凝集物も殆どなく、極めて安定であった。
(2)共重合体エマルジョン(A−2)〜(A−使用単
量体混合物の組成およびn−ドデシルメルカブタン、過
fIR酸ナトリウムおよびノニオン界面活性剤の添加量
を第1表に示すように変更した以外は上記共重合体ラテ
ックス(A−1)の製造方法と同様にして共重合体エマ
ルジョン(A−2)〜(A−5)を調製した。
得られた共重合体エマルジョン(A−2)〜(A−5)
の性状を第1表に示す、凝集物も殆どなく、極めて安定
であった。
1.Δ        ぐ   〜         
 ・伽(1)共重合体ラテックス(B−1) イオン交換水40部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソー
ダ0. 1部および過酸化水素0. 7部を攪拌機、温
度計、還流冷却器および滴下ロートを備えたl!四つロ
フラスコに仕込み、80℃に昇温した後、イオン交換水
60部にアクリル酸ブチル90部、メタクリル酸メチル
8部、アクリル酸2部、n−ドデシルメルカプタン0.
05部、硫酸第−no、05部、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ソーダ0. 9部およびポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル0. 5部を乳化したものを5時
間かけて滴下した0滴下終了後、85℃で2rI!fr
rr1攪拌を継続して反応を完結させた。
得られた共重合体エマルジョン(B−1)の性状を第1
表に示す。
(2)共重合体エマルジョン(B−2)〜(B−4) 
使用単量体の組成およびn−ドデシルメルカプタンの添
加量を第1表に示すように変更した以外は、上記共重合
体エマルジョン(B−1)の製造方法と同様にして共重
合体エマルジョン(B−2)〜(B−4)を調製した。
得られた共重合体エマルジョン(B−2)〜(B−4)
の性状を第1表に示す。
−Δ     しぐ  ゝ  I 告 (1)比較用共重合体エマルジョン(a−1)〜(a−
3) 使用単量体組成およびn−ドデシルメルカプタンの使用
量を第1表に示すように変更した以外は、共重合体エマ
ルジョン(A−1)の製造方法と同様にして比較用共重
合体エマルジョン(a−1)〜(a−3)を調製した。
得られた比較用共重合体エマルジョン(a−1)〜(a
−3)の性状を第1表に示す。
(2)比較用共重合体エマルジョン(b−1)、(b−
2) 使用単量体組成、n−ドデシルメルカプタン、過硫酸ナ
トリウムなどの使用量を第1表に示すように変更した以
外は、共重合体エマルジョン(B−1)の製造方法と同
様にして比較用共重合体エマルジョン(b−1)、 (
b−2)を調製した。
得られた比較用共重合体エマルジョン(b−1)、(b
−2)の性状を第1表に示す。
実施例1〜7、比較例1〜7 上記製造例で得られた共重合体エマルジョン(A)およ
び(B)に、熱可塑性粘着付与剤樹脂として安定化ロジ
ンエステルのエマルジョンを第2表のように配合して、
本発明のエマルジョン型感圧接着剤(実施例1〜10)
および比較用エマルジョン型感圧接着剤(比較例1〜7
)を調製し、その性能を試験した。
試験方法は次の通りである。
(粘着シートの作成) 各エマルジョン型感圧接着剤を上質紙(64g/m2坪
量)に乾燥重量が25g/m2になるように塗布、乾燥
し、この接着剤塗布面に剥離紙を重ね、接合して粘着シ
ートを作成した。
(タック試験) タックは指触により、次の3段階で評価した。
◎:非常に大きい O:大きい ×:小さい (常温接着力試験) 厚さ2 m m、幅50mm、長さ125mmの高密度
ポリエチレン板をJ l5−Z−0237の方法で研冴
し、これに輻25mm、長さ250mmの粘着シートを
、20℃、60%RHの室内で3kgのローラーで5往
復して張り付け、2時間後に引張り試験8!!(品性製
作所製S−500)により300mm/mi nの引張
り速度で180’の角度にて剥したときの接着力を測定
した。数値の大きいほど接着力が高い。
(凝集力試験) 厚さ3mm、幅50mm、長さ80mmのSUS鋼板な
J l5−Z−0237に規定する方法で併置し、これ
に重ね合わせ部が25mmx25mmとなるように粘着
シートを置き3kgのローラーで5往復して張り付け、
粘着シート下端に1kgのおもりを吊り、40℃雰囲気
下で粘着シートがずり落ちるまでを時間単位(分)で測
定した。
但し、1200分以上はr落下せず」と記した。
推知が大きいほど凝集力が高い。
(低温接着力試験) 張り付は温度および測定温度を一10℃にした以外は上
記常温接着力試験方法と同様にして測定した。
(高温接着力試験) 張り付は温度を23℃に、また測定温度を40℃にした
以外は上記常温接着力試験方法と同様にして測定した。
結果を第2表に示す。(以下余白) 比較例1は、共重合体エマルジョン(A)の数平均分子
量が本発明の範囲外であり、′15集力が劣る。
比較例2は、共重合体エマルジョン(A)の酢酸ビニル
単量体含量およびガラス転移温度が本発明の範囲外であ
り、低温接着力が劣る。
比較例3は、共重合体エマルジョン(B)のガラス転移
温度が本発明の範囲外であり、凝集力が劣る。
比較例4は、共重合体エマルジョン(Aン/共重合体エ
マルジョン(B)の比率が本発明の範囲外であり、低温
接着力および凝集力が共に劣る。
比較例5は、共重合体エマルジョン(A)/共重合体エ
マルジョン(B)の比率が本発明の範囲外であり、高温
接着力が劣る。
比較例6は、熱可塑性粘着付与剤樹脂を配合しなかった
例であり、高温接着力が劣る。
比較例7は、共重合体エマルジョン(A)の酢酸ビニル
単量体含量が本発明の範囲外であり、低温接着力と凝集
力とが劣る。
(発明の効果) 本発明のエマルジョン型感圧接着剤は、接着力、タック
および凝集力にバランスよく優れ、特に−10℃〜+4
0℃という広い温度範囲に亙って優れた接着力および凝
集力を示す。更に、ポリエチレンなどのような無極性の
被着体に対しても良好な接着力を示す。従って、本発明
のエマルジョン型感圧接着剤は、感圧接着テープ、シー
トなどの種々の用途に有効に利用することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素数4〜12の鎖状アルキル基を有するアクリ
    ル酸エステル単量体あるいはメタクリル酸エステル単量
    体80〜95.9重量%、酢酸ビニル単量体4〜15重
    量%、不飽和モノあるいはジカルボン酸単量体0.1〜
    5重量%およびその他の共重合可能な単量体0〜10重
    量%からなる単量体混合物をアニオン界面活性剤および
    /またはノニオン界面活性剤の存在下に乳化重合して得
    られる、共重合体のガラス転移温度が−55℃未満で、
    数平均分子量(ポリスチレン換算)が11万〜50万の
    共重合体エマルジョン(A)20〜80重量部(固形分
    換算)と 炭素数4〜12の鎖状アルキル基を有するアクリル酸エ
    ステル単量体あるいはメタクリル酸エステル単量体60
    〜99.9重量%、不飽和モノあるいはジカルボン酸単
    量体0.1〜5重量%およびその他の共重合可能な単量
    体0〜40重量%からなる単量体混合物をアニオン界面
    活性剤および/またはノニオン界面活性剤の存在下に乳
    化重合して得られる、共重合体のガラス転移温度が−5
    5℃以上で、数平均分子量(ポリスチレン換算)が1万
    〜10万の共重合体エマルジョン(B)80〜20重量
    部(固形分換算)とからなる重合体混合物に、 該重合体混合物100重量部当り、軟化点50〜180
    ℃の熱可塑性粘着付与剤樹脂1〜30重量部(固形分換
    算)配合したことを特徴とするエマルジョン型感圧接着
    剤。
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