JPS63239230A - 発癌予防剤 - Google Patents

発癌予防剤

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JPS63239230A
JPS63239230A JP62073707A JP7370787A JPS63239230A JP S63239230 A JPS63239230 A JP S63239230A JP 62073707 A JP62073707 A JP 62073707A JP 7370787 A JP7370787 A JP 7370787A JP S63239230 A JPS63239230 A JP S63239230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agent
radix
extract powder
cancer
kosaikoto
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62073707A
Other languages
English (en)
Inventor
Sachio Yamamoto
山本 祐夫
Hiroko Oka
岡 博子
Shigeto Kurioka
栗岡 成人
Tooru Kanno
貫野 徹
Takeyuki Kadona
門奈 丈之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
Application filed by Tsumura and Co filed Critical Tsumura and Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は癌の発生を抑え、発癌を予防する発癌予防剤に
関するものである。
[従来の技術および問題点コ わが国に於いて、癌による死亡率は非常に高く、癌治療
のための薬剤の開発が絶ゆまなく行われている。これら
の薬剤の開発は、癌細胞の増殖を抑制するかまたは、壊
死させる作用を有するものが主流であるが、癌の治療で
はなく、癌の発生を抑えることも重要である。抗発癌プ
ロモーション作用を示す物質の基礎的研究については既
に幾つかの報告がなされているが、発癌予防剤として臨
床使用されている薬剤は存在しなかった。そこで、発癌
予防剤の開発が望まれていた。
[問題を解決するための手段] 本発明者等は種々の漢方処方について発癌予防作用に関
する研究を行った結果、柴胡、黄苓、甘草、人参、生要
、大東、半夏からなる漢方処方、すなわち小柴胡湯に発
癌予防作用のあることを見い出した。本発明はこの知見
に基づくもので、小柴胡湯よりなる発癌予防剤である。
小柴胡湯は漢方処方の古典(傷寒論、金直要路)にその
構成生薬、分量、抽出法等が記載されており、肝機能障
害、慢性胃腸障害、産後回復不全等の諸疾患に使用され
ているが、発癌予防作用を有することは従来全く知られ
ていなかったことである。
本発明でいうところの小柴胡湯とは、傷寒論、金属要路
等の古典の記載に則った生薬の配合割合により製造され
る小柴胡湯であればいかなるものでもかまわない。
小柴胡湯の各生薬の配合割合を例示するならば、柴胡4
〜7重量部、黄苓3重量部、甘草2重量部、人参2〜3
重量部、主要1重量部、大東2〜3重量部、半夏4〜5
重量部が好ましい。
小柴胡湯は、例えば、柴胡79、黄苓3g、甘草2g、
人参3g、主要1g、大東39、半夏5gを600−の
水で煎じて35077とし滓を取り去り、再び薬液だけ
を煎じつめて200−とじ、これを発癌予防剤として3
回に分けて服用することも′できるが、服用のし易さ、
携帯の便利さを考慮して乾燥エキス粉末としたもの、ま
たこれを製剤化して、漢方薬エキス製剤としたものを発
癌予防剤として用いることもできる。
特に下記の方法のもとに製造される小柴胡湯がその薬理
作用を期待する上で好ましい。
傷寒論、金属要路に則って、柴胡7g、黄苓3g、甘草
2g、人参3g、主要19、大東3g、半夏5gに10
〜12倍量の精製水を加え、95〜100°Cで60分
間程度抽出し、抽出後、固液分離し、得られた分離液を
スプレードライして小柴胡湯乾燥エキス粉末(乾燥エキ
ス粉末4.59中、グリチルリチン25.0〜52.0
R9、パイカリン90〜210 ff9およびサイコサ
ポニンb!2.3〜6 、9119を含む)を得る。
製剤化にあたっては、乾燥エキス粉末に、通常の製剤に
用いる適当な賦形剤、補助剤等を加えて製剤製造の常法
に従って散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤などの製剤に
することができる。
本発明の発癌予防剤の製造の具体例を示すと次の如くで
ある。
具体例1 柴胡7g、黄苓3g、甘草2g、人参39、主要1g、
大東3g、半夏5gに300111の精製水を加え、1
00℃で60分間抽出し、抽出後、遠心分離により固液
分離し、得られた分離液を50℃以下で、スプレードラ
イして小柴胡湯乾燥エキス粉末を得た。この乾燥エキス
粉末4.59中の成分を定量したところグリチルリチン
42.511r9、パイカリン160119、サイコサ
ポニンbt4.52gであった。
[発明の効果] 本発明の発癌予防剤が、発癌予防作用を有することにつ
いて実験例を挙げて説明する。
実験例1 病理組織学的および臨床的に診断した肝硬変患者216
例を性、年齢、t(Bs抗原の有無、肝疾患の重症度等
の分布が等しくなるように無作為に2群に分け、1群に
本発明の発癌予防剤(上記具体例1で得た乾燥エキス粉
末の重量として3〜4.5g)を連日投与し、残る1群
を薬剤を投与せず対照群とした。
両群に対し、超音波検査および血清AFP値測定を定期
的に行い肝細胞癌の発生率を検討した。
その結果、発癌予防剤投与開始後最長21カ月の観察期
間中(脱落例を除く)、肝細胞癌と確定診断されたもの
は発癌予防剤投与群で4.7%(106例中5例)、対
照群では11.0%(100例中11例)であり、発癌
予防剤投与群の方が発癌率は低い傾向にあった。
実験例2 病理組織学的および臨床的に診断した肝硬変患者292
例を性、年齢、HBs抗原の有無、肝疾患の重症度等の
分布が等しくなるように無作為に2群に分け、1群に本
発明の発癌予防剤(上記具体例1で得た乾燥エキス粉末
の重量として3〜4.59)を連日投与し、残る1群を
薬剤を投与せず対照群とした。
両群に対し、超音波検査および血清AFP(α−Fet
o Protein)値測定を定期的に行い、必要に応
じて肝生検を実施し、肝細胞癌の発生率を検討した。、 その結果、発癌予防剤投与開始後最長21カ月の観察期
間中(脱落例を除く)、肝細胞癌と確定診断されたもの
は発癌予防剤投与群で1,83%(109例中2例)、
対照群では7.62%が発癌(105例中8例)であり
、発癌予防剤投与群#の方が発癌率は有意に低かった。
更に観察開始後の累積発癌率[カブラン−マイヤー(K
aplan−Meier)法により算出]の変化を第1
表に、血清AFP値の変化(観察開始前の血清AFP値
との差をとり、標準化した数値)を第2表に示す 第1表 累積発癌率(%) 第2表 血清AFP値の変化(砺/−) 以上の結果より、本発明の発癌予防剤が発癌予防作用を
有することが確認された。
次に、本発明の発癌予防剤の経口投与での急性毒性試験
をddY系雄性マウス、及びウィスター(Wistar
)系雄性ラットを用いて行ったところ、具体例1で得た
本発明の発癌予防剤は、15 g/kg(投与限界)の
経口投与でも、死亡例はなかった。
このように、本発明の発癌予防剤は、極めて毒性が低く
安全性の高いものである。尚、小柴胡湯は古来より現在
に至るまで漢方薬として臨床に用いられ、副作用が少な
いことが確認されている。本発明における実験データ及
び急性毒性試験の結果から考えて、本発明の発癌予防剤
の有効投与量は、患者の年令、体重、疾患の程度によっ
ても異なるが、通常成人量で乾燥エキス粉末量として、
経口投与で1日11−10gと考えられ、症状に合わせ
て、1日3回に分けての服用が適当と認められる。
次に、実施例を示して、具体的に説明するが、本発明は
、これにより制限されるものではない。
実施例I 上記の具体例1により製造した覧燥エキス粉末200g
を乳糖89g及びステアリン酸マグネシウムIgと混合
し、この混合物を単発式打錠機にて打錠して、直径2 
On++n、重量約2.3gのスラッグ錠を作りこれを
、オシレーターにて粉砕し、整粒し、篩別して20〜5
0メツシユの粒子の良好な顆粒剤を得た。
この顆粒剤は、症状に合わせて1同量0.5〜4.5g
(本発明の発癌予防剤の乾燥エキス粉末重量として0.
34〜3.10gに相当)を1日3回服用する。
実施例2 上記の具体例1により製造した乾燥エキス粉末200g
を微結晶セルロース20gおよびステアリン酸マグネシ
ウム5gと混合し、この混合物を単発式打錠機にて打錠
して直径7■、重量225mgの錠剤を製造した。本錠
剤1錠中には本発明の発癌予防剤の乾燥エキス粉末を2
00mg含有する。
本錠剤は、症状に合わせて1同量2〜16錠を1実施例
3 上記の具体例1により製造した乾燥エキス粉末500m
gを硬カプセルに充填した。本カプセルは、症状に合わ
せて2〜2oカプセルを1日3回に分けて服用する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 小柴胡湯よりなる発癌予防剤
JP62073707A 1987-03-27 1987-03-27 発癌予防剤 Pending JPS63239230A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62073707A JPS63239230A (ja) 1987-03-27 1987-03-27 発癌予防剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62073707A JPS63239230A (ja) 1987-03-27 1987-03-27 発癌予防剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63239230A true JPS63239230A (ja) 1988-10-05

Family

ID=13525956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62073707A Pending JPS63239230A (ja) 1987-03-27 1987-03-27 発癌予防剤

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JP (1) JPS63239230A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020017675A (ko) * 2000-08-31 2002-03-07 김복량 발암 억제제
KR100408852B1 (ko) * 2000-09-29 2003-12-06 최용주 항암 효과가 있는 생약 조성물

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61109773A (ja) * 1984-11-02 1986-05-28 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 光学的に活性なアゾリルカルビノール誘導体の製造方法

Patent Citations (1)

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