JPS63238050A - N−アセチル−α−アラニンの製造方法 - Google Patents

N−アセチル−α−アラニンの製造方法

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JPS63238050A
JPS63238050A JP6989087A JP6989087A JPS63238050A JP S63238050 A JPS63238050 A JP S63238050A JP 6989087 A JP6989087 A JP 6989087A JP 6989087 A JP6989087 A JP 6989087A JP S63238050 A JPS63238050 A JP S63238050A
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acetyl
ammonia
pyruvic acid
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Yoshiaki Yamaguchi
山口 義昭
Minako Hoshino
星野 美奈子
Kazutoshi Sunahara
砂原 三利
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Musashino Chemical Laboratory Ltd
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Musashino Chemical Laboratory Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はN−アセチル−α−アラニンの製造方法に関す
るものである。詳しり)ホへると、ピルビン酸とアンモ
ニアとを反応させることによりN−アセチル−α−アラ
ニンを直接合成する新規な製造方法に関するものである
(従来の技術) \−アセチルーα−アブこンは、光学的に不活性なラセ
ミ体として化学的に合成されるDL−α−アラニンを、
医薬品等の原料として有用な光学的に活性なし一α−ア
ラニンまたはD−α−アラニンに分割するための前駆体
として知られている。
このN−アセチル−α−アラニンは、通常DL−α−ア
ラニンを無水酢酸と反応させることによって製造されて
いる[エル、ゼルヴ1ス、ビオケム、ジー) (L、 
Zervas Biochem、Z、): 203,2
08〜(1928) ]。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記方法では、反応終了後、過量の無水
酢酸および副生成物でおる酢酸を分離除去するための精
製工程が必要でおるため精製コストの分だけ製造コスト
高となり、しかも工業的規模の生産では完全な分離が困
難でおるという欠点があった。
したがって、本発明の目的は、N−アセチル−α−アラ
ニンの新規な製造方法を提供することを目的とする。本
発明の他の目的は、N−アセチル−α−アラニンを極め
て高収率かつ高純度で製造する方法を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) これらの諸口的は、ピルビン酸とアンモニアとを、ピル
ビン酸2モルに対してアンモニア0.8〜1.2モルの
割合で反応させることを特徴とするN−アセチル−α−
アラニンΩ”Ah六方法より達成される。
従来の化学常識からすれば、カルボン酸であるピルビン
酸と塩基であるアンモニアとを反応させれば、ピルビン
酸のアンモニウム塩が得られるはずであるが、本発明者
らの仙究によれば、驚くべきことにピルビン酸のアンモ
ニウム塩は1醇られずに、N−アセチル−α−アラニン
が得られることを見出したのである。
本発明におけるピルビン酸とアンモニアとは、次式に示
す反応式によりN−アセチル−α−アラニンを生成する
ものと推定される。
(作用) 前記ピルビン酸とアンモニアとの反応は、溶媒中で行な
うことが望ましい。これら反応成分の濃度はいかなる範
囲でもよいが、低濃度の場合は反応装置の単位容積当り
の収量が少なくなるため好ましくなく、一方、濃度が高
すぎると生成するN−アセチル−α−アラニンのために
撹拌が困難になるなどの操作上の問題を生じるために好
ましくない。このような理由から、現実的には、撹拌可
能な溶媒量とすることが望ましく、通常、溶9XMとし
ては、全反応系の20〜801M%、好ましくは30〜
70重量%である。
溶媒としては、水またはピルビン酸およびアンモニアに
対して不活性な有は溶媒が好ましい。有機溶媒としては
、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、ジブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類
、ジエチルエーテル、ジインプロピルエーテル、ジブチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類、ギ酸メチル、ギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸エ
チル、酢酸インプロピル等のエステル類、メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ等のセロソルブ類、n−ヘキサ
ン、n−オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
炭化水素類がある。
この反応におけるピルビン酸とアンモニアとの配合比率
は、ピルビン酸2モルに対してアンモニア0.8〜1.
2モル、好ましくは1.0〜1゜1モルであり、最も好
ましくは該反応の当量であるモル比で2:1である。す
なわち、ピルビン酸2モルに対するアンモニアのモル比
が1.0未満、特に0.8未満ではピルビン酸が過剰で
あり、一方1.2を越えると、ピルビン酸アンモニウム
、その他の副生物が生成し、その分離が困難となるから
である。しかるに、はぼ当量の場合には、生じる副反応
物が水と炭酸ガスであるために、その分離除去が極めて
容易であり、はとんど精製工程を要しないか、あるいは
必要な場合にも極めて容易に精製を行なうことができる
。アンモニアは水溶液または液体アンモニアとして、あ
るいはガス状で反応系に供給される。
上記比率以外の場合でも目的とするN−7セチルーα−
アラニンを得ることができるが、ピルビン酸が過剰の場
合にはピルビン酸が残存し、アンモニアが過剰の場合に
はピルビン酸アンモニウムおよび/または炭酸アンモニ
ウムが副生するため、いずれも精製工程を必要とし経済
的には不利である。ただし、望ましい配合比率の近辺で
あれば、工業用原料としては精製を必要としない程度の
純度のN−アセチル−α−アラニンを得ることは可能で
あり、この配合に限られるものではない。
上記反応は容易に進行するため、反応温度に関して、特
別な条件を設ける必要は無く、通常は室温ないし加熱の
状態、すなわちO〜80’C,好ましくは10〜60’
C程度の温度範囲で反応を行う。
反応時間は、反応温度によって変化するが、通常は10
〜150分で終了するが、好ましくは20〜120分で
ある。この方法によって収率良くN−アセチル−α−ア
ラニンを得ることができる。
(実施例) 以下に、実施例により本発明の詳細な説明するが、これ
らは単なる例示であり、本発明はこれらの方法に限定さ
れるものではない。
実施例1 500dのフラスコ中に50%ピルビン酸水溶液176
SJ<ピルビン酸として88g)を入れた後、反応温度
を20’Cに保つために冷却しながら、アンモニア水(
28%>317(NH3として8゜i>加え、この間撹
拌を継続した。添加終了後、室温で30分間撹拌を継続
し、反応を完結させた。
この反応液を、ロータリーエバポレーターを用いて蒸発
乾固し、130.5yの結晶を得た(N−アセチル−α
−アラニンとしての収率99.6%)。
この結晶の融点を測定(西独メトラー社製融点測定器F
P−5を使用)したところ、136.2°Cで必り、赤
外吸収スペクトル(島津製作所製赤外分光光度計IR−
435を使用)は融点136゜5°CのN−アセチル−
α−アラニンの標準品(東京化成工業株式会社製)と一
致したく特性吸収1720cm” 、1590cm−”
 、1548cm−’ 、1273cm”及び1225
cm−’ )ざらに、1日および13Cの核磁気共鳴分
析及び質量分析の結果からも、N−アセチル−α−アラ
ニンであることが確認された。
実施例2 500mのフラスコ中に、20%ピルビン酸水溶液33
(lを入れ、次いで撹拌しながらアンモニアガス6.4
gを吹き込んだ。この間反応温度を10℃に保つために
冷却を行なった。その後60分間、室温で撹拌を継続し
た。この反応液を、ロータリーエバポレーターで蒸発乾
固し結晶のN−アセチル−α−アラニン97.8z (
収率99゜5%)をえた。この結晶の融点は136.3
°Cであった。
実施例3 500mのフラスコ中にピルビン酸883を入れ、反応
温度を30℃に保つように注意しながら、撹、拌下で1
0%アンモニア水溶液85L:Jを添加した。添加終了
後30℃で120分間撹拌を継続した。反応液を蒸発乾
固し、N−アセチル−α−アラニンの結晶130.5g
の結晶を得た。この結晶の融点は136.5°Cであっ
た。
実施例4 500dのフラスコに25%ピルビン酸水溶液3527
を入れ、次いで撹拌しながら20%アンモニア水溶液4
2.5gを反応温度を50〜60°Cに保ちながら徐々
に添加した。添加終了後、30分間そのままそのまま撹
拌を続けた。反応液を、ロータリーエバポレーターを用
いて蒸発乾固し、結晶のN−アセチル−α−アラニン1
29.09(収率98.5%)を得た。この結晶の融点
は136.3°Cで必った。
実施例5 500dのフラスコにピルビン酸の25%アセトン溶液
352gを入れ、次いで撹拌しながらアンモニア水(2
8%)31gを、液温を10〜20′Cに制御しながら
、供給した。供給終了後、室温で60分間撹拌を続けた
。この反応液を、ロータリーエバポレーターを用いて蒸
発乾固し、結晶のN−アセチル−α−アラニン130.
3!J (収率99.4%)を得た。、この結晶の融点
は136゜2°Cであった。
実施例6 アセトンの代わりにトルエンを用いる他は、実施例4と
同様に操作して結晶のN−アセチル−α−アラニン13
0.lJ (、収率99.5%)を得た。
実施例7 500dのフラスコにピルビン酸の25%アセトン溶液
3527を入れ、次いで反応温度を10〜20’Cに保
つように冷却しながら、撹拌の下、アンモニアガス8.
5gをボンベから吹き込んだ。
アンモニアの供給終了後、室温で30分間撹拌を続けた
。反応液を、ロータリーエバポレーターを用いて蒸発乾
固し、結晶のN−アセチル−α−アラニン130.5y
 (収率99.6%)を得た。
この結晶の融点は136.4°Cであった。
比較例 500dのフラスコ中に50%ピルビン酸水溶液176
gを入れ、次いで撹拌しながら、反応液温を20℃に保
つように冷却しながら徐々にアンモニア水(28%)6
1gをhuえる。添fJO後60分間20℃における反
応を継続する。反応終了後、この液の蒸発乾固を試みた
ところ、発泡しながら濃縮されるが、乾固はできなかっ
た。この濃縮の過程で白色の沈降物が生じ、これをろ取
したところ、N−アセチル−α−アラニンであった。ま
たろ液を高速液体クロマトグラフィー等を用いて分析し
たところ、ピルビン酸アンモニウム、N−アセチル−α
−アラニン及びこれら他の副生物の混合物であることが
確認された。この反応液から、目的とするN−アセチル
−α−アラニンを効率よく分離することは出来なかった
(発明の効果) 以上のように、本発明は、ピルビン酸とアンモニアとを
、ピルビン酸2モルに対してアンモニア0.8〜1.2
モルの割合で反応させることを特徴とするN−アセチル
−α−アラニンの製造方法であるから、従来の化学常識
に反してピルビン酸アンモニウムを実質的に生成するこ
となくN−7セチルーα−アラニンが高収率かつ極めて
高純度で得られるので、生産性が良好であるばかりでな
く、副生物は実質的に水と炭酸ガスであるので、実質的
に生成を必要とせず、極めて安価に純品を製造すること
ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ピルビン酸とアンモニアとを、ピルビン酸2モル
    に対してアンモニア0.8〜1.2モルの割合で反応さ
    せることを特徴とするN−アセチル−α−アラニンの製
    造方法。
JP6989087A 1987-03-24 1987-03-24 N−アセチル−α−アラニンの製造方法 Expired - Lifetime JPH0794416B2 (ja)

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