JPS62161765A - 1−置換イミダゾ−ルの製造法 - Google Patents
1−置換イミダゾ−ルの製造法Info
- Publication number
- JPS62161765A JPS62161765A JP260386A JP260386A JPS62161765A JP S62161765 A JPS62161765 A JP S62161765A JP 260386 A JP260386 A JP 260386A JP 260386 A JP260386 A JP 260386A JP S62161765 A JPS62161765 A JP S62161765A
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- JP
- Japan
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- halide
- ammonia
- benzyl
- glyoxal
- allyl
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は1−置換イミダゾール、特に1−7リルイミダ
ゾール及び1−ペンシルイミダゾールの製造法に関する
。
ゾール及び1−ペンシルイミダゾールの製造法に関する
。
[従来の技術1
1−アリルイミダゾール、1−ベンジルイミダゾールは
各種の有機薬品の中間体としてその用途が期待されるイ
L今物である7 工業的規模で前記イミダゾールを製造する方法について
は、従来報告は少ない。
各種の有機薬品の中間体としてその用途が期待されるイ
L今物である7 工業的規模で前記イミダゾールを製造する方法について
は、従来報告は少ない。
近時、特開昭56−61359号公報にてa−ジカルボ
ニル化合物、アンモニア、アルデヒド及び−級アミンを
一段反応させて1−置換イミダゾールを製造する方法が
開示されたが、該公報には1−7リルイミダゾール、1
−ベンジルイミダゾールの製造について具体的な記載は
ない。
ニル化合物、アンモニア、アルデヒド及び−級アミンを
一段反応させて1−置換イミダゾールを製造する方法が
開示されたが、該公報には1−7リルイミダゾール、1
−ベンジルイミダゾールの製造について具体的な記載は
ない。
そこで本発明者等は該公報の開示技術に基づいてI−7
リルイミダゾール及び1−ベンジルイミダゾールの製造
を試みた。即ちグリオキザール、アンモニア、ホルマリ
ン及びアリルアミンを反応させて1−7リルイミダゾー
ルを製造したり、グリオキザール、アンモニア、ホルマ
リン及びベンジルアミンを反応させて1−ベンジルイミ
ダゾールを製造することを行なったのである。
リルイミダゾール及び1−ベンジルイミダゾールの製造
を試みた。即ちグリオキザール、アンモニア、ホルマリ
ン及びアリルアミンを反応させて1−7リルイミダゾー
ルを製造したり、グリオキザール、アンモニア、ホルマ
リン及びベンジルアミンを反応させて1−ベンジルイミ
ダゾールを製造することを行なったのである。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、本発明者等の研究によれば上記の方法に
おいては目的物の収率が60%前後とかなり低く実用性
に問題が残ること、又原料のアミンがかなり高価な薬品
であること等の理由で工業的な製造には改善の余地があ
ることが明らかとなった。特に収率面で1−メチルイミ
グゾール、1−エチルイミグゾール等の1−フルキルイ
ミダゾール類の場合は上記公知の方法でもかなり高−1
数値が得られるのに対し、1−7リルイミダゾールや1
−ペンジルイミグゾールの場合は同様な結果が期待でき
ないことは全く予想し得なかったことであり、アリルア
ミン、ペンシルアミンとアルキルアミンとは反応性に著
しい違いがあるものと考えられたのである。
おいては目的物の収率が60%前後とかなり低く実用性
に問題が残ること、又原料のアミンがかなり高価な薬品
であること等の理由で工業的な製造には改善の余地があ
ることが明らかとなった。特に収率面で1−メチルイミ
グゾール、1−エチルイミグゾール等の1−フルキルイ
ミダゾール類の場合は上記公知の方法でもかなり高−1
数値が得られるのに対し、1−7リルイミダゾールや1
−ペンジルイミグゾールの場合は同様な結果が期待でき
ないことは全く予想し得なかったことであり、アリルア
ミン、ペンシルアミンとアルキルアミンとは反応性に著
しい違いがあるものと考えられたのである。
[問題点を解決するだめの手段1
しかるに、本発明者等は前記従来技術の問題点を解決す
べく、鋭意研究を重ねた結果、アリルハライド又はベン
ノルハライドのいずれか一方とグリオキザール、ホルマ
リン及びアンモニアを反応させる場合、収率良く1−7
リルイミダゾール及び1−ペンシルイミダゾールが得ら
れ、更に原料の7リルハライド、ベンジルハライドはい
ずれも対応するアミンに比較して安価な原料であること
から、前記方法は従来法よりも一段と実用性に優れた製
造法であることを見出し、本発明を完成するに到った。
べく、鋭意研究を重ねた結果、アリルハライド又はベン
ノルハライドのいずれか一方とグリオキザール、ホルマ
リン及びアンモニアを反応させる場合、収率良く1−7
リルイミダゾール及び1−ペンシルイミダゾールが得ら
れ、更に原料の7リルハライド、ベンジルハライドはい
ずれも対応するアミンに比較して安価な原料であること
から、前記方法は従来法よりも一段と実用性に優れた製
造法であることを見出し、本発明を完成するに到った。
本発明ではアリルハライド、ベンジルハライドを用いる
二とが特徴であり、アリルハライドとしてはアリルクロ
ライ、ド、アリルブロマイド等が、ベンジルハライドと
してはペンシルクロライド、ベンジルブロマイド等が挙
げられるが、クロライドが実用的である。
二とが特徴であり、アリルハライドとしてはアリルクロ
ライ、ド、アリルブロマイド等が、ベンジルハライドと
してはペンシルクロライド、ベンジルブロマイド等が挙
げられるが、クロライドが実用的である。
反応は通常オートクレーブ中で行なわれる。反応媒体は
水であるが、必要に応じてメタ7−ル、エタノール、プ
ロパ7−ル等の水と相溶性のある有機溶媒を少量使用し
ても差支えない。
水であるが、必要に応じてメタ7−ル、エタノール、プ
ロパ7−ル等の水と相溶性のある有機溶媒を少量使用し
ても差支えない。
反応に当っては原料は一括仕込み、分割仕込み、連続仕
込み等、任意の手段が用いられるが、工業的に有利な方
法としては、水性媒体を供給したオートクレーブ中に7
リルハライド又はベンジルハライドを仕込み、続いてア
ンモニアガス(又はアンモニア水)を徐々に導入する。
込み等、任意の手段が用いられるが、工業的に有利な方
法としては、水性媒体を供給したオートクレーブ中に7
リルハライド又はベンジルハライドを仕込み、続いてア
ンモニアガス(又はアンモニア水)を徐々に導入する。
その後、グリオキザール及びホルマリンを滴下しながら
供給する。上記の反応に当ってはアンモニアの導入時に
は系を50〜200℃、好ましくは70〜120℃に保
ち導入終了後、同温度範囲で更に1〜5時間、好ましく
は2〜3時間、反応の熟成を行う。又かかる熟成後冷却
して系のアンモニア濃度が5〜40%、好ましくは1(
)〜30%程度になる様に加水して、あるいはアンモニ
アを添加して濃度調整を行う。又グリオキザール及びホ
ルマリンの添加時には系の温度を50〜150℃、好ま
しくは70〜100 ’Cに調整し、滴下終了後0.5
〜1時間時間熱成すれば目的の1−置換イミダゾールが
得られる。
供給する。上記の反応に当ってはアンモニアの導入時に
は系を50〜200℃、好ましくは70〜120℃に保
ち導入終了後、同温度範囲で更に1〜5時間、好ましく
は2〜3時間、反応の熟成を行う。又かかる熟成後冷却
して系のアンモニア濃度が5〜40%、好ましくは1(
)〜30%程度になる様に加水して、あるいはアンモニ
アを添加して濃度調整を行う。又グリオキザール及びホ
ルマリンの添加時には系の温度を50〜150℃、好ま
しくは70〜100 ’Cに調整し、滴下終了後0.5
〜1時間時間熱成すれば目的の1−置換イミダゾールが
得られる。
反応終了後は系を濃縮し、濃縮液を蒸留に付すことによ
って、純度の高い目的物が高収率で得られる。必要であ
れば公知の手段によって精製操作も実施可能である。
って、純度の高い目的物が高収率で得られる。必要であ
れば公知の手段によって精製操作も実施可能である。
本発明において原料の使用量は通常はそれぞれ化学量論
的で良いが、グリオキザール/アリルハライド又はベン
ジルハライド/ホルマリン/アンモニアのモル比として
1 / 1 、o〜1.510.9〜1.S/2.0〜
3.0の範囲内で許容可能である。
的で良いが、グリオキザール/アリルハライド又はベン
ジルハライド/ホルマリン/アンモニアのモル比として
1 / 1 、o〜1.510.9〜1.S/2.0〜
3.0の範囲内で許容可能である。
[作 用1
本発明で用いられる1−置換イミダゾールは医薬、農薬
をはじめとする各種化合物の中間体として有用である。
をはじめとする各種化合物の中間体として有用である。
[実施例]
次に実施例を挙げて本発明の方法を更に具体的に説明す
る。
る。
実施例1
1 、5 、eオートクレーブ中にアリルクロライr4
00g(1,3モル)を室温下に導入した。温度をi
o o ’cまで上昇した後、攪拌下にアンモニアガス
45g(2,6モル)をゆっくり仕込んだ。仕込み終了
後3時間熟成した後、系を室温まで冷却し、水54g、
アンモニアガス22.1gを加え、系のアンモニア濃度
を20〜25%に調整した。
00g(1,3モル)を室温下に導入した。温度をi
o o ’cまで上昇した後、攪拌下にアンモニアガス
45g(2,6モル)をゆっくり仕込んだ。仕込み終了
後3時間熟成した後、系を室温まで冷却し、水54g、
アンモニアガス22.1gを加え、系のアンモニア濃度
を20〜25%に調整した。
系を90℃に昇温し、40%グリオキザール145g(
1モル)と37%ホルマリン81g(1モル)の混合物
を徐々、に滴下した。滴下終了後、1時間熟成して反応
を終了した。
1モル)と37%ホルマリン81g(1モル)の混合物
を徐々、に滴下した。滴下終了後、1時間熟成して反応
を終了した。
反応生成液を濃縮した後、バス温160℃、20 to
rrの条件下で蒸留を行った。
rrの条件下で蒸留を行った。
1−7リルイミグゾール86.8gを得た。消費グリオ
キザールに対する収率は80.4%であった。
キザールに対する収率は80.4%であった。
実施例2
アリルクロライドに代えてベンジルクロライドを用いた
以外は実施例1と同一の実験を行った。
以外は実施例1と同一の実験を行った。
消費グリオキザールに対する1−ペンシルイミダゾール
の収率は80%であった。
の収率は80%であった。
参考例1
プロパ7−ル100gに溶解したアリルアミン57g、
25%アンモニア水68g及び水68gの混合物と、4
5%グリオキザール145gと37%ホルマリン80g
の混合物とを、プロパツール200g中に70℃、2時
間の条件下で混合した。
25%アンモニア水68g及び水68gの混合物と、4
5%グリオキザール145gと37%ホルマリン80g
の混合物とを、プロパツール200g中に70℃、2時
間の条件下で混合した。
次いで70 ’(:で30分間熟成した後、溶剤を真空
除去し、残香を蒸留した。
除去し、残香を蒸留した。
1−アリルイミダゾールの収率は68%に過ぎなかった
。
。
参考例2
プロパツール100gに溶解したペンシルアミン1 (
’) 7 、1 g、25%アンモニア水68g及び水
68gの混合物と、45%グリオキザール145gと3
7%ホルマリン80gの混合物とを、プロパ/−ル20
0g中に70℃、2時間の条件下で混合した。
’) 7 、1 g、25%アンモニア水68g及び水
68gの混合物と、45%グリオキザール145gと3
7%ホルマリン80gの混合物とを、プロパ/−ル20
0g中に70℃、2時間の条件下で混合した。
次いで70℃で30分間熟成した後、溶剤を真空除去し
、残香を蒸留した。
、残香を蒸留した。
1−ベンジルイミグゾールの収率は65%に過ぎなかっ
た。
た。
参考例3
メチルクロライド66gを1.5ノのオートクレーブに
仕込み、温度を100 ’Cとした後、攪拌下にアンモ
ニアガス45gを徐々に導入した。導入後、3時間熟成
してから室温まで冷却し、水54E、アンモニアガス2
2.1gを仕込んだ。
仕込み、温度を100 ’Cとした後、攪拌下にアンモ
ニアガス45gを徐々に導入した。導入後、3時間熟成
してから室温まで冷却し、水54E、アンモニアガス2
2.1gを仕込んだ。
系を90°Cに昇温し、40%グリオキザール1458
と37%ホルマリン81gの混合物を2時間にわたって
滴下し、更に1時間熟成した。
と37%ホルマリン81gの混合物を2時間にわたって
滴下し、更に1時間熟成した。
反応終了後、系を濃縮し残液をバス温160°C120
tdrrの条件下で精留した。
tdrrの条件下で精留した。
1−メチルイミグゾールの収率は47%に過ぎなかった
。
。
Claims (1)
- アリルハライド又はベンジルハライドのいずれか一方と
グリオキザール、ホルマリン及びアンモニアを反応させ
ることを特徴とする1−置換イミダゾールの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP260386A JPS62161765A (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 1−置換イミダゾ−ルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP260386A JPS62161765A (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 1−置換イミダゾ−ルの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62161765A true JPS62161765A (ja) | 1987-07-17 |
Family
ID=11533963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP260386A Pending JPS62161765A (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 1−置換イミダゾ−ルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62161765A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01242572A (ja) * | 1988-03-24 | 1989-09-27 | Shikoku Chem Corp | 1−アリルイミダゾール化合物とその合成方法 |
JP2007169239A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 一級アミン化合物の製造方法 |
-
1986
- 1986-01-09 JP JP260386A patent/JPS62161765A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01242572A (ja) * | 1988-03-24 | 1989-09-27 | Shikoku Chem Corp | 1−アリルイミダゾール化合物とその合成方法 |
JP2007169239A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 一級アミン化合物の製造方法 |
WO2007074762A1 (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Sumitomo Chemical Company, Limited | 一級アミン化合物の製造方法 |
US7652170B2 (en) | 2005-12-26 | 2010-01-26 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Method for producing primary amine compound |
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