JPH01139567A - 4‐メチルイミダゾールの製造方法 - Google Patents

4‐メチルイミダゾールの製造方法

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JPH01139567A
JPH01139567A JP29610387A JP29610387A JPH01139567A JP H01139567 A JPH01139567 A JP H01139567A JP 29610387 A JP29610387 A JP 29610387A JP 29610387 A JP29610387 A JP 29610387A JP H01139567 A JPH01139567 A JP H01139567A
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mgx
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ammonium sulfate
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竹内 黄一
Kenichi Arai
研一 荒井
Mitsuaki Senda
光昭 千田
Mitsuo Itakura
板倉 光雄
Naokazu Shiotani
塩谷 直和
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高純度4−メチルイミダゾール(以下、4−M
lと略記する。)の製造方法に関する。
4−Mlは、医薬品を製造するための価値ある中間体で
ある。
〔従来の技術〕
4−Mlの製造方法としては米国特許第3.715,3
65号に記載がある。該発明は電離定数がlXl0−”
より大きい酸のアンモニウム塩を用い、PH7以下の水
媒体中でグリオキザール又はメチルグリオキザール(以
下、MGXと略記する。)をホルムアルデヒドと反応さ
せて、イミダゾール類を製造するものであり、核酸とし
て特に硫酸アンモニウム及び蓚酸を挙げている。
MGXから4−Mlを製造する具体例としては、MGX
、硫酸アンモニウム及びホルムアルデヒドを混合し、こ
れにアンモニア水を滴下して、PH4,7からPH4,
4で反応せしめ、その後、水酸化カルシウムを添加して
、アンモニアを飛散させ、硫酸根を硫酸カルシウムとし
て沈澱させ、沈澱物を濾別した後、脱水、蒸留して4−
Mlを得ると開示している。しかしながら、その製品純
度はガスクロマトグラフ分析に・よる面積純度で77.
2%、収率は59%である。
医薬中間体として用いるには、更に精製操作が必要であ
り、そのため収率も低下し、該方法は満足なものではな
い。
また、特開昭57−9766では前記米国特許を改良す
る方法として、PHが7以上の条件下、原料の供給順序
に特徴をもたせて、アンモニアとアルデヒドとMGXを
反応させて、4−MIを得ることが開示されている、更
にPHが7以上で、且つアンモニアを用いることにより
反応器の腐食の問題及び大量の無機塩溶液による余分の
操作が必要なくなり、米国特許第3,715.365号
より有利であると示されている。しかし、実施例に示さ
れる如く、PI(9,2〜9.4の領域で反応するとM
GXの分解が起こり、アセトアルデヒドが生成し、2.
4−ジメチルイミダゾール(以下、DMI と略記する
。)の副生が多くなる。該特許では、この副生を抑制す
るために希薄溶液で実施しているが完全でない。
更に特開昭60−104072号及び特開昭60−10
5664号では、米国特許第3,715,365号の改
良法として、MGXに対して総水量を規制することによ
り、高純度の4−Mlを高収率で得ているが、米国特許
と同じようにアンモニア源として蓚酸アンモニウムを用
いるために、4−MIの蓚酸塩の濾過及びアンモニアで
開基を分解した後の蓚酸アンモニウムの濾過と濾過工程
が多く、プロセスが複雑となり、経済的でない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、副生ずるDMI及び4−MI 2モルと
ホルムアルデヒド1モルより生成するメチレンビスイミ
ダゾール類の副生を抑制し、且つ反応濃度が濃く、濾過
等の複雑な工程を含まない、簡略化された工業的に容易
に実施可能な、高純度、高収率の4−Mlが得られるプ
ロセスを開発すべく検討した。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明者ら
は、原料のMGXの分解によって生成するアセトアルデ
ヒドが副生成物であるDMI生成の原因であること、そ
のMGXが低PH8Jf域では安定であること、また、
メチレンビスイミダゾール類も低PH’tiI域では抑
制されることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、メチルグリオキザール、ホルムア
ルデヒドとアンモニアを硫酸アンモニウム存在下、硫酸
及びアンモニアを用いてPHを2〜4に保ちながら、反
応させることを特徴とする4−メチルイミダゾールの製
造方法である。
本発明を詳述すれば、本発明は、硫酸アンモニウムの存
在下、硫酸及びアンモニアを用いてPH2〜4に1!節
しながら、MGXとホルムアルデヒド及びアンモニアを
水媒体中で反応させることを特徴とする4−Mlの製造
方法である。
P)Iが4を超えると、DMIは勿論のことメチレンビ
スイミダゾール類の副生が多くなり収率が低下し、且つ
、4−MlとDMIが簡単に分離することが不可能なた
め純度も低下する。この場合は米国特許3.715,3
65号に記載されている如く、収率は65%前後であり
、純度は80%程度の結果しか得られない。
一方、PHが2未満となると急激に反応速度が遅くなり
、反応が完全に終了しないので好ましくない0反応を終
了させるまで長時間を要するかまたは短時間でも高温で
反応させると重合物が増加し、収率が低下する。
本発明では原料中に水が入っているので水媒体中で反応
させることになる。
本発明による製造方法は、硫酸アンモニウム存在下、?
IGXとホルムアルデヒド及びアンモニアを反応させる
が、硫酸アンモニウムの使用量はMGXに対して1以上
であれば良く、アンモニアは反応に使用されると共に反
応PRを2〜4に維持するために使用するのでモル比は
2以上となる。
ホルムアルデヒドの過剰は、?lGXに対して1.1倍
程度は可能であるが、それを越えると副反応を促進し、
不都合である。
反応温度は50−100℃、好ましくは70〜80’C
が良い。
反応時間は温度に依存するが2〜5時間で良い。
反応方法としては、反応進行中のPRを2〜4に維持す
るために、硫酸アンモニウムに硫酸を加えてPHを2〜
4とした水溶液にMGXとホルムアルデヒドの混合液を
滴下、もしくはMGXとホルムアルデヒドを各々同時に
滴下させながら、アンモニア水溶液又はアンモニアガス
を追加して反応を実施する。
前記の方法で反応が終了した反応系中には4−MIの硫
酸塩が生成しているので、反応系をアルカリ性にして、
溶媒で抽出後、減圧蒸留して4−Mrを分取する。
〔実施例〕
以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明を具体的に説明
する。
実施例1 攪拌機、還流コンデンサー付の1βガラス製セパラブル
フラスコに蒸留水316.9g、硫酸アンモニウム14
5.4gを仕込み、溶解後、更に95重量%硫酸16.
3gを仕込んで、硫酸アンモニウムの一部を酸性硫酸ア
ンモニウムとすると同時にPRを2.0とし、80゛C
まで昇温した。昇温後、80°CでPRの微調節をし、
PH2,0を確認後、40重量%MGX水溶液177.
6gと37重景%ホルマリン80.8gの混合液を2時
間で滴下した。その間PH2,0を維持するために28
重量%アンモニア水溶液55.8gを追加させながら行
った0滴下終了後、同じPH値で2時間熟成反応を行い
、反応を完結させた。 HPLC分析結果、4−MI収
率(対MGX 、以下同じ)は88.90%、[1MI
収率(対MGX 、以下同じ)は0.21%であった。
実施例2 実施例1と同じ反応器に蒸留水328.2g、硫酸アン
モニウム145.4gを仕込み、80℃に昇温しで溶解
させ、更に95重量%硫酸2.2gを仕込んでPHを3
とし、硫酸アンモニウムの一部を酸性硫酸アンモニウム
とした。PH3を確認後、40重量%MGX水溶液17
7.6gと37重量%ホルマリン80.9gの混合液を
2時間で滴下した。その間P)l 3.0を維持するた
めに28重量%アンモニア水溶液6hを追加しながら行
った。?lIl路下後、同じPH値で2時間熟成反応を
行い、反応を完結させた。 I(PLC分析結果、4−
1■収率は88.8%、D?II収率は0.19%であ
った。
実施例3 実施例1と同じ反応器に蒸留水316.9g、硫酸アン
モニうム145.4g、95重量%硫酸0.24g仕込
み、硫酸アンモニウムの一部を酸性硫酸アンモニウムと
し、PHを4.0とし、80°Cまで昇温した。80°
CでPH4,0を確認後、40重量%MGX水溶液17
7.6gと37重量%ホルマリン80.8gの混合液を
、28重量%アンモニア水65.1gでPI(4,0を
維持させながら滴下した0滴下終了後、同じPH値で2
時間熟成反応を行い、反応を完結させた。 HPLC分
析結果、4−M1収率は85.2%、DMI収率は0.
35%であった。
比較例1 実施例1において、95重量%硫酸を添加せず、硫酸ア
ンモニウムのみとし、そのままのPH5,1を28重量
%アンモニア水を追加して維持しながら、実施例1と同
じように反応を行った。その結果、4−MI収率は80
%、DMI収率は0.62%であった。
比較例2 比較例1において、28重量%アンモニア水の追加はな
く、反応にしたがってPHが低下するままに反応を行っ
た。熟成反応2時間後のPHは1.2であり、その結果
、4−M1収率は79.4%、DMI収率は0.77%
であった。
〔発明の効果〕
本発明の方法によって得られた4−MIは、特別の精製
をしなくても、純度は97%以上で、DMI収率は1%
以下であり、4−M1収率は85%を下がることはない
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メチルグリオキザール、ホルムアルデヒドとアン
    モニアを硫酸アンモニウム存在下、硫酸及びアンモニア
    を用いてPHを2〜4に保ちながら、反応させることを
    特徴とする4−メチルイミダゾールの製造方法。
JP62296103A 1987-11-26 1987-11-26 4‐メチルイミダゾールの製造方法 Expired - Lifetime JPH07100698B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5171471A (en) * 1988-03-09 1992-12-15 Showa Shell Sekiyu K.K. Dioxane liquid crystal compounds

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3715365A (en) * 1971-02-08 1973-02-06 Jefferson Chem Co Inc Imidazole synthesis
JPS6067465A (ja) * 1983-09-26 1985-04-17 Daicel Chem Ind Ltd イミダゾ−ルの製造方法

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