JPS63237760A - 水産ねり製品の品質改善法 - Google Patents

水産ねり製品の品質改善法

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JPS63237760A
JPS63237760A JP62070022A JP7002287A JPS63237760A JP S63237760 A JPS63237760 A JP S63237760A JP 62070022 A JP62070022 A JP 62070022A JP 7002287 A JP7002287 A JP 7002287A JP S63237760 A JPS63237760 A JP S63237760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starch
starch hydrolyzate
dextrin
paste product
branched dextrin
Prior art date
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Pending
Application number
JP62070022A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Yoshida
司 吉田
Masaki Matsudaira
松平 昌樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANMATSU KOGYO KK
Original Assignee
SANMATSU KOGYO KK
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Publication date
Application filed by SANMATSU KOGYO KK filed Critical SANMATSU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童呈よ至剋里圀互 未発明は、5紛にα−アミラーゼを作用させて得られる
分枝デキストリンを主体とする澱粉加水分解物、または
それを水素添加して得られる非還元性澱粉加水分解物を
、魚肉すり身へ添加して利用することにより水産ねり製
品の品質を改善する方法に関する。
及歪並互亘 現在、かまぼこ、ちくわ等の水産ねり製品の原料には、
冷凍すり身が多く利用されている。 冷凍すり身を製造
するには、生鮮魚肉の冷凍貯蔵中における蛋白変性を防
止するために、魚肉を清水で良く洗浄した後、落し身、
挽き肉、すり身等としたものに糖類のような蛋白変性防
止剤とリン酸塩、界面活性剤等を添加して、混合し、−
20℃以下で貯蔵する方法が採用されている。
しかし、近年、他国の専管水域における漁獲制限等の規
制が厳しくなり、勢い遠隔の公海での操業を余儀なくさ
れているため、特に陸上すり身用の原料魚の鮮度維持が
困難となり、深刻な問題となっている。
ところで、従来、陸上すり身の製造に当っては、前述し
たように、魚肉を徹底して洗浄する方法が採用されてい
るが、これは死後経過に伴って進行する変性蛋白の解離
を促すこと、更には可溶性蛋白の除去及び鮮度落ちによ
る異臭の除去を目的として行われるものである。そして
、これに要する用水は通常魚肉の20倍であるが、鮮度
落ちの程度によっては、十分な脱臭効果は得られない。
一方、更に用水量を増やす場合は、魚肉の歩留りの低下
と排水処理の負担増加等の経済上の問題が生ずるが、こ
れまでの処有効な対策はとられない。
日が”決しようとする諜 本発明は、軟土の状況に鑑みなされたものであって、本
発明者らが先に開発した方法(特開昭61−20549
4号)により得られる分枝デキストリン又はその水添物
を、魚肉すり身に添加、混合して水産ねり製品に加工す
ることにより、鮮度落ちのすり身に由来する異臭を抑制
し、かつ品質を改善するための方法を提供することを課
題とする。
以下本発明の詳細な説明する。
光尻■盪底 本発明の特徴は、魚肉すり身に、分枝デキストリンを主
体とする澱粉加水分解物またはそれを水素添加して得ら
れる非還元性澱粉加水分解物を添加して常法により加工
処理して水産ねり製品を製 造することにある。
ここでいう“分枝デキストリンを主体とする澱粉加水分
解物”とは、前記の特開昭61−205494号の方法
により、澱粉に主としてα−アミラーゼを作用させて主
として分枝デキストリンと直鎖オリゴ糖から成る糖化液
を得、次いでこの糖化液をゲル型濾過剤に接触させるこ
とにより、該糖化液中の分枝デキストリンと直鎖オリゴ
糖を選択的に分別して得られるものであって、分枝デキ
ストリンを主として含む澱粉加水分解物である。
課 を7するための 本発明において、魚肉すり身に添加して用いる分枝デキ
ストリンを主体とする澱粉加水分解物は、ぶどう糖残基
のα−1,6結合を分枝成分としてα−1,4結合をし
た樹脂状の分子であって(α−アミラーゼは澱粉中のα
−1,4結合のみを任意に切断する)、平均重合度はα
−アミラーゼによる澱粉の分解度により異なるが、通常
の分解率であるDE10〜20で得られる約300から
α−リミットデキストリンと称せられる重合度が10程
度のものである。
このような分枝デキストリンは甘味がなく、冷水に容易
に溶解し、老化することがない特性を有する。また、分
枝デキストリンは、高分子のわりには低粘性であり、か
つその乾燥粉末は吸湿性が極めて少ない。
さらに、分枝デキストリンの末端の側鎖は、そのヘリッ
クス構造によって主として疏水性基を有する物質を水の
存在下で取込む特性があるので、飲食品の渋味、臭気、
酸化着色物質等を吸着する効果も認められる。
本発明に従って、上記分枝デキストリンを主体とする澱
粉加水分解物またはその水添物を、魚肉すり身に添加、
混合して水産ねり製品に加工した場合、分枝デキストリ
ンの上述した機能特性により鮮度落ちの魚臭が効果的に
抑制され、加うるに、白皮、明度が向上する等の品質改
善効果がみられる。
なお、本発明で用いる分枝デキストリンを主体とする澱
粉加水分解物は、還元性であって、低DEであるが、高
分子であるため、特殊な場合を除き加工のための加熱段
階での実質的な着色はみられない。
一方、該澱粉加水分解物を水素添加して非還元性にした
ものは、耐熱性となって可成りの苛酷な条件でも着色す
ることがなく、しかもその他の機能特性も水素添加しな
いものと同等である。
本発明では、魚肉すり身を、かまぼこ、ちくわ等の水産
ねり製品に加工するに際し、食塩及び通常の副原料(砂
糖、澱粉、みりん、グルタミン酸ソーダ(MGS)、卵
白等)に加えて、分技デキストリンを主体とする澱粉加
水分解物またはその水添物の乾燥粉末を、要求する物性
に応じて、すり身に対して1〜5重量%程度添加、混合
してらい潰すれば十分その機能を発揮する。
なお、本発明において、水産ねり製品の品質改善に直接
関与するものは分枝デキストリンであるので、′R′F
Aをα−アミラーゼを作用させて得られる糖化液のよう
な分枝デキストリンを成分として含むものを、その還元
能、甘味度及びその他の物性面で量的な使用制限を受け
ることがあるものの、目的によっては本発明に利用する
ことが可能である。
したがって、分枝デキストリンを含有する澱粉加水分解
物またはその水添物の使用も本発明に包含されるものと
理解すべきである。
因に、澱粉に、α−アミラーゼに代えて、β−アミラー
ゼ、G−4アミラーゼ(マルトテトラオース単位に切断
するエンド型又はエキソ型アミラーゼ)等の澱粉のα−
1,6結合自体を分解し得ない酵素を作用させても分枝
デキストリンが生成するので、澱粉にこれらの酵素の単
独または複合で作用させて得られる分枝デキストリン含
有澱粉加水分解物の使用も本発明に包含されるべきであ
る。
大止桝点光皿■四果 以下に実施例を示して本発明とその効果を具体的に説明
する。
実施例 デキストリンを主 とする“  日水分M乳Q則l コーンスターチを懸濁させた澱粉乳にα−アミラーゼを
対澱粉0.1wt%添加して105℃に10分間加熱処
理して得た澱粉液化液を65℃に冷却し、さらにα−ア
ミラーゼを0.1wt%添加して4時間かけて糖化を行
った0反応停止後のDEは22.7であった。次いで得
られた糖化液を脱色精製した後、40%の濃度になるま
で濃縮した。
次に、このfM’1mm化液を、直径と高さの比が1:
2の1リツトルのカラム4基から成る疑似移動床方式装
置の各カラムにゲル型強酸性カチオン交換樹脂(架橋度
4、ナトリウム型)を充填した装置に通して糖化液中の
分枝デキストリンと直鎖オリゴ塘を選別、分別した(分
別操作の詳細については特願昭60−46661号参照
)、得られた分枝デキストリン液を噴霧乾燥により粉末
化した。粉末製品のDEは8であった。また、これとは
別に分枝デキストリン液をラニーニッケルを用いて水素
添加し、精製後同様に噴霧乾燥して粉末化することがで
きた。
水産ね 、1佑の製°告と  デキストリンの六次に、
上述のようにして得られた分枝デキストリンを主体とし
て含む粉末を、魚肉すり身に食塩ンター白皮(H,W、
)、明度(L)及びレオメータ−を用いたゼリー強度(
JS)を対照と比較して示した。
また、かまぼこ並びにちくわは、それぞれ下記配合の原
料を用いて製造したものをテストの試料に用いた。上記
テストの結果は次に示すとおりである。
かまぼこの配合 11kll     丸2 原料        配合    配合(kg)   
  (kg) 冷凍すり身     1010 10((g) 食塩        350    350分枝デキス
トリン       200澱粉       500
    500砂糖       100    10
0M G S        150    150み
りん      300    300卵白     
   300    300氷           
 300      300かまぼこの結果(90℃、
30分加熱)鳩1       11h2 水分(%)      75.3    75.4pH
7,27,2 H,W、(%)     42.0     44.5
L     (%)     69.3     71
.4J S           491      
491上記のように白皮及び明度が向上し、いわゆる鮮
度落ちの異臭は対照Oh 1 )と較べ著しく抑制して
いるのが判明した。
法主1左並の配合 陽1      隆2 原料        配合    配合(kg)   
  (kg) 冷凍すり身     1010 10((g) 食塩       300    300分技アキスト
リン        300(水添物) 澱粉       1500    1500砂j/)
M、        200    200大豆蛋白 
    500    500ぶどう糖     30
0    300M G S        30  
   30みりん      100    100氷
        若干    若干 出来た製品について対照(磁1)と比較を行ったところ
、明らかに異臭を抑制したことが認められ、また対照の
白墨調の色合いにたいして透明感を付与することができ
た。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)魚肉すり身に、食塩及び通常の副原料に加えて、
    分枝デキストリンを主体とする澱粉加水分解物を添加し
    て常法により加工処理することを特徴とする水産ねり製
    品の品質改善法。
  2. (2)魚肉すり身に、食塩及び通常の副原料に加えて、
    分枝デキストリンを主体とする非還元性澱粉加水分解物
    を添加して常法により加工処理することを特徴とする水
    産ねり製品の品質改善法。
  3. (3)上記非還元性澱粉加水分解物は、分枝デキストリ
    ンを主体とする澱粉加水分解物を水素添加して非還元性
    にしたものである特許請求の範囲第(2)項記載の水産
    ねり製品の品質改善法。
JP62070022A 1987-03-24 1987-03-24 水産ねり製品の品質改善法 Pending JPS63237760A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63254966A (ja) * 1987-04-10 1988-10-21 Ueno Seiyaku Oyo Kenkyusho:Kk 蒲鉾の製造方法
JPH01235561A (ja) * 1988-03-16 1989-09-20 Ueno Seiyaku Oyo Kenkyusho:Kk 冷凍すり身の製法
WO1992000675A1 (fr) * 1990-07-13 1992-01-23 Daiichi Pharmaceutical Co., Ltd. Procede de conservation de la fraicheur des oursins crus

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