JPS63146746A - 魚肉すり身の冷凍変性防止及び品質改善法 - Google Patents

魚肉すり身の冷凍変性防止及び品質改善法

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JPS63146746A
JPS63146746A JP61292396A JP29239686A JPS63146746A JP S63146746 A JPS63146746 A JP S63146746A JP 61292396 A JP61292396 A JP 61292396A JP 29239686 A JP29239686 A JP 29239686A JP S63146746 A JPS63146746 A JP S63146746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish meat
minced fish
starch
denaturation
freezing
Prior art date
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Pending
Application number
JP61292396A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Yoshida
司 吉田
Masaki Matsudaira
松平 昌樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANMATSU KOGYO KK
Original Assignee
SANMATSU KOGYO KK
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Publication date
Application filed by SANMATSU KOGYO KK filed Critical SANMATSU KOGYO KK
Priority to JP61292396A priority Critical patent/JPS63146746A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産栗上皇剋■公立 本発明は、澱粉にα−アミラーゼを作用させて得られる
分枝デキストリンを利用して、魚肉すり身の冷凍による
変性を防止するとともにその品質を改善する方法に関す
る。
l米及止 従来、水産練製品の原料としての生鮮魚肉の冷凍貯蔵中
における蛋白変性を防止するために、魚肉を清水で良く
水洗した後、落し身、挽き肉、すり身とし、これにシヨ
糖及びソルビットとリン酸塩、界面活性剤等を添加、混
合し、−20℃以下で貯蔵することが行われている。ま
た、上記蛋白変性防止の効果をさらに高めるために、魚
肉に対し糖質を8%を上限として添加することも行われ
ている。
しかし、このように糖質を添加して冷凍による変性を防
止する方法では、シヨ糖を用いた場合それを原料として
得られる水産練製品が甘くなりすぎるという味覚上の問
題があり、一方、ソルビットを用いると甘味を低減し得
るものの高価であるための経済上の問題がある。
本発明者らは、上述のような状況に迄み、上述したよう
な問題のない冷凍変性防止剤について検討を進めた結果
、本発明者らがさきに開発した方法(特願昭60−46
661号)により得られる分岐デキストリンが、魚肉の
冷凍による変性防止に優れた効果を示し、しかもその品
質も改善することを見出した。
■が解決しようとする課題 本発明は、澱粉にα−アミラーゼを作用させて得られる
澱粉加水分解物から分別される分岐デキストリンを、魚
肉すり身に添加、混合することにより、魚肉すり身の冷
凍による変性を防止し、かつ品質を改善するための方法
を提供することを課題とする。
以下本発明の詳細な説明する。
発所少盪底 本発明の特徴は、魚肉すり身に、分岐デキストリンを主
体とする澱粉加水分解物を添加、混合して凍結すること
にある。
ここでいう“分岐デキストリンを主体とする5粉加水分
解物”とは、前述のごとく本発明者らが開発した方法に
より、澱粉にα−アミラーゼを作用させて主として分岐
デキストリンと直鎖オリゴ塘から成る糖化液を生成し、
次いで得られた糖化液をゲル型濾過剤に接触させること
により、該糖化液中の分岐デキストリンとオリゴ糖を選
択的に分別して得られるものであって、分岐デキストリ
ンを主として含む澱粉加水分解物である。なお、上記方
法の詳細は特願昭60−46661号に開示されている
課題を解lするための 本発明において、魚肉すり身の冷凍変性防止に用いる分
岐デキストリンを主体とする澱粉加水分解物は、ぶどう
糖残基のαへ、6結合を分岐成分としてα−1,4結合
をした横枝状の分子であって(α−アミラーゼは澱粉中
のα−1,4結合のみを任意に切断する)、平均重合度
は、α−アミラーゼによる澱粉の分解度により異なるが
、通常の分解率であるDEIO〜20で得られる約30
0からα−リミットデキストリンと称せられるものの重
合度10程度のものである。
このような分岐デキストリンは甘味がなく、冷水に容易
に溶解し、老化することがない特性を有する。
また、分岐デキストリンは、高分子のわりには低粘性で
あり、かつ乾燥粉末の吸湿性も小さい。
さらに、分岐デキストリンの末端の側鎖は、そのヘリッ
クス構造によって主として疏水性基を有する物質を水の
存在下で取込む特性を有するので、飲食品の渋味、臭気
、酸化着色性物質を吸着する効果が確認されている。
本発明では、上記分岐デキストリンを主体とする澱粉加
水分解物を魚肉すり身に添加、混練すると白変が向上し
、鮮度落ちの魚臭も抑制され、該すり身を冷凍した場合
もそれによる変性が存効に防止され、加うるに、分岐デ
キストリンの上述の機能特性により冷凍すり身の品質改
善にも効果を奏する。
なお、前述した分別法により得られた分岐デキストリン
を主体として含む澱粉加水分解物は還元性であるが、低
DEであるため、冷凍すり身の加熱加工段階での実質的
な着色はみられないが、該澱粉加水分解物を水素添加し
て非還元性にしたものは、さらに耐熱性があり、しかも
その機能特性は水素添加しないものと同等であるので、
このような非還元性になした分岐デキストリンを主体と
する澱粉加水分解物も本発明に包含されるものと理解す
べきである。
魚肉すり身に対する分岐デキストリンを主体とする澱粉
加水分解物の添加にあたっては、その乾燥粉末を、0〜
5重量%程度添加、混合すると十分その機能を発揮する
また、この澱粉加水分解物は、従来冷凍すり身に用いら
れているシヨ糖やソルビットと併用してもよく、さらに
、ピロリン酸塩、トリリン酸塩のようなポリリン酸塩及
びモノグリセライド、シヨ糖エステルのような界面活性
剤を添加してもよい。
と  日 の六 果 以下に実施例を示して本発明とその効果を具体的に説明
する。
実施例1 デキストリンの二 コーンスターチを懸濁させた澱粉乳にα−アミラーゼを
対澱粉粉0.1wt%添加して105℃に10分間加熱
処理して得た澱粉液化液を65℃に冷却し、さらに、α
−アミラーゼを0.1wt%添加して4時間かけて糖化
を行った。反応停止後のDEは22.7であった6次い
で得られた糖化液を脱色精製した後40%の濃度になる
まで濃縮した。
次に、この濃縮糖化液を、直径と高さの比が1:2のI
1)容のカラム4基から成る疑領移動床方式装置の各カ
ラムにゲル型強酸−性力チオン交換樹脂(架橋度4、ナ
トリウム型)を充填した装置に通して糖化液中の分枝デ
キストリンと直鎖オリゴ糖を選択、分別した(分別操作
の詳細については特願昭60−46661号参照)、得
られた分枝デキストリン液を噴霧乾燥により粉末化した
。粉末製品のDEは8であった。また、これとは別に分
枝デキストリン液をラニーニッケルを用いて水素添加し
、精製後同様に噴霧乾燥して粉末化することができた。
次に、上述のようにして得られた分枝デキストリンを主
体として含む粉末を魚肉すり身へ添加、混合して冷凍し
た場合の冷凍すり身のハンター白皮(H,W、 ) 、
明度(L)及び該冷凍すり身を用いて製造したかまぼこ
のゼリー強度(J S)を測定した結果を示す、なお、
添加物としてシヨ糖、ポリリン酸ソーダ(PPNa)を
用いた場合についても比較例として同様に測定した結果
を併せて示した。
デキストリンの句 す 身への効 すけそう鱈2級生すり身に、次の処方で糖質およびリン
酸塩を混練して比較テストを行った。
上記処方で各添加剤を添加したすり身を一20℃に貯蔵
した後H,W、 、L及びJSを測定した。
結果は下記のとおりである。
(3−3)  かまホコノゼリー強度<90℃、30分
加熱)(4−1)  冷凍105日後(すり身)(4−
2)  冷凍105日後(かまぼこ)(4−3)  か
まぼこのゼリー強度(90℃、30分加熱)ゼリー強度
は常法によりレオメータ−を用いて測定した。
実施例2 すけそう鱈生すり身に、次の処方でvM質およびリン酸
塩、界面活性剤を混練して比較テストを行った。
一20℃に貯蔵後実施例Iと同様にして測定した結果は
次のとおりであった。
(2−1)  凍結直後(すり身) ]H 璽 □□□□□コ う 供試した生すり身は苔干鮮度落ちで異臭があったが、分
枝デキストリンの混練製品は比較例とは明らかに異臭を
抑制しているのが判明した。また白皮の向上が認められ
た。
手続補正書 昭和62年1月22日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示  昭和61年特許願第292396号
2、発明の名称 魚肉すり身の冷凍変性防止及び品質改
善法3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称  参松工業株式会社 4、代理人 5、補正命令の日付  自発 6、補正により増加する発明の数 8、補正の内容 明細書を下記のとおり補正する。
(1)第7頁第7行に「澱粉粉」とあるを「澱粉」と補
正する。
(2)第13頁においてr (2−2)冷凍直後(すり
身)」とあるをr (2−2)冷凍直後(かまぼこ)」
と補正する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)魚肉すり身に、分枝デキストリンを主体とする澱
    粉加水分解物を添加、混合して凍結することを特徴とす
    る魚肉すり身の冷凍による変性防止及び品質改善法。
  2. (2)分枝デキストリンを主体とする澱粉加水分解物を
    、シヨ糖もしくはソルビット或は両者の共存下に混合し
    て凍結する特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
  3. (3)魚肉すり身に、さらにリン酸塩、界面活性剤を添
    加、混合する特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項
    記載の方法。
JP61292396A 1986-12-10 1986-12-10 魚肉すり身の冷凍変性防止及び品質改善法 Pending JPS63146746A (ja)

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