JPS63236653A - 両面印刷プリンタの印刷領域制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、ワイヤートッド方式、レーザープリント方式
等を用いて用紙の両面を印刷するように構成された両面
印刷プリンタにおいて、用紙の特に裏面の印刷領域を制
御して印刷するようにした両面印刷プリンタの印刷領域
制御装置に関する。

（従来の技術） 従来、両面印刷プリンタで印刷する際、印刷した用紙を
縦めくり又は横め（りに綴じることを考慮して、例えば
第７図（ｃ）に示すように縦めくりにして上部を綴じる
ときは、第７図（ａ）に示すように用紙１の表側面２に
ついて用紙１の上部に綴り込み部３を余白にして印刷領
域４を指定した。

このように用紙１の表側面２について上部に綴り込み部
３を設けて印刷領域４を指定し両面印刷を行なうと、表
側面２については第７図（ａ）に示すように用紙１の上
部に余白の綴り込み部３が設けられて印刷領域４が設定
されるが、裏側面５についても同様１こ用紙１の上部に
余白の綴り込み部３が設けられて印刷領域４が設定され
て印刷が行なわれた（第７図（ｂ）参照）。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら上記のような両面印刷を行なうものでは、
用紙１の表側面２の上部に設けられた綴り込み部３によ
って、用紙１をホッチキス、綴じ紐等によって綴じると
、第７図（ｃ）に示すように用紙１の裏側面５において
用紙１の下部の印刷領域４が綴じ込まれて、その部分を
見ることができな（なるか又は見づらくなる欠点があっ
た。

本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、用
紙の両面を印刷する両面プリンタにおいて、用紙の裏側
面を印刷するときは綴じ込まれる部分からずらして印刷
を行なうことができる両面印刷プリンタの印刷領域制御
装置を提供することを目的とする。

［発明の構成コ （問題を解決するための手段） 本発明は、用紙の少な（とも１頁の印刷データを記憶で
きる貞メモリに印刷書式を設定し、印刷データを印刷書
式にしたがって頁メモリに記憶すると共に、頁メモリの
印刷データを両面印刷プリンタで印刷するときに用紙の
表側面の印刷か裏側面の印刷かを判断し、用紙の裏側を
印刷すると判断されたときは、用紙の綴り込み部分に余
白を有する印刷領域が形成されるように頁メモリの印刷
データを制御して出力するようにしたものである。

（作用） 本発明では、用紙の裏側面を印刷するときは、綴じ込ま
れる部分をずらして印刷を行なうことができる。

（実施例） 以下図面を参照してこの発明の一実施例を説明する。

第１図はその回路構成を示すもので、６は制御動作を行
なうＣＰＵである。このＣＰＵ５には、装置のホスト側
からのコマンド、データ等を受けてＣＰＵ６に伝送する
上位インタフェース７、少くとも用紙１の１頁分の印刷
データの記憶容量を有し２次元の座標設定が可能な頁メ
モリ８、ホスト側からのコマンド、指示内容および頁メ
モリ８内に設定される印刷書式等を記憶するＲＡＭ９の
それぞれと接続される。

貞メモリ８には両面印刷可能なプリンタ１０を駆動制御
するプリンタ制御部１１が接続され、頁メモリ８の印刷
データがプリンタ制御部１１を介しプリンタ１０に送ら
れて印刷動作が行なわれる。

ホスト側から送られて（る情報は第２図に示すように印
刷する書式、印刷領域等を表わす印刷書式情報１２と、
印刷データを表わす印刷データ情報１３と、表側面また
は裏側面印刷の指示、縦め（す、左横または右横め（り
等の指示を表わす印刷指示情報１４等がある。

印刷書式情報１２と印刷指示情報１４は各々の情報に対
応する各コマンド群１５．１６によってホスト側から送
られ、ＣＰＵ６によって各コマンド群１５．１６が処理
されてＲＡＭ９または頁メモリ８に記憶される。同様に
印刷データ情報１３もコマンド群１７によってホスト側
から送られ、ＣＰＵ６によって頁メモリ８に記憶される
。

印刷書式情報１２によってＣＰＬ１６は頁メモリ８内に
用紙１の位置およびサイズ、印刷領域等を設定し、印刷
データ情報１３により印刷データがＣＰＵ５により貝メ
モリ８の印刷領域に記憶される。頁メモリ８の印刷領域
が印刷データで飽和するか又は印刷データ情報１３に含
まれる改頁の指示があると、頁メモリ８の印刷データが
印刷指示情報１４に基づいてプリンタ制御部１１を介し
プリンタ１０に送られて印刷される。

次にホスト側からの印刷書式情報１２によって頁メモリ
８に設定される印刷書式を、第３図に示すように頁メモ
リ８における図式化された論理上の論理用紙１０１につ
いて説明する。

第３図の論理用紙１０１の実施例は、表側面２０１につ
いて縦めくりおよび左横めくりに対応できるように印刷
領域４が設定された場合を示すもので、論理用紙１０１
の上部側と左側に余白Ａ、Ｂが設けられて印刷領域４が
設定されている。

余白Ａ、Ｂは縦めくり、左横めくりの綴り込み部分に対
応し、論理用紙１０１の下部側、右側に小余白Ｃ，Ｄが
設けられている。

次に実際の用紙１に両面印刷する場合について両面印刷
する用紙１の印刷領域４を図式化して表わした第４図と
印刷工程を示す第６図について説明する。

第４図は表側面２の用紙１に対し縦めくりの場合の裏側
面５と左横め（りの場合の裏側面１８の印刷領域４等を
示す。

第６図（ａ）は縦めくりの場合の裏側面５を印刷する印
刷工程を示し、同図（ｂ）は左積め（りの場合の印刷工
程のうち、縦めくり０場合とは異なる第二工程を表わし
、用紙１の表側面２にｒＡＪを、裏側面５または８に「
８」を印刷する場合を示す。　尚、図中符号２５はプリ
ンタ１０のプラテンである。プリンタ１０で印刷データ
を用紙１の表側面２、裏側面５または１８に印刷すると
きの表側面２、裏側面５または１８の印刷領域４におけ
る印刷データは、表側面２のＸ−Ｙ座標系に対し図示例
のように縦めくりの場合の裏側面５は表側面２と見かけ
上回−のＸ−Ｙ座標系に印刷されるが、左横めくりの場
合はその裏側面１８のＸ−Ｙ座標系のＹ軸、Ｙ軸の向き
が異なるように印刷データが印刷される。

すなわち表側面２は第６図（ａ）の第一工程に示すよう
に用紙１の上方部２６から印刷されるのに対し、縦めく
りの裏側面５または左横めくりの裏側面１８を印刷する
ときは、第６図（ａ）の第二工程に示すように用紙１が
矢印２８に示すように下方部２７から上下方向について
転倒されて裏返しになり、用紙１の裏側面５または１８
（同図（ｂ）参照）の下方部２７から印刷される。

このように裏側面５または１８の印刷は用紙１の下方部
から印刷されるので用紙１の上下方向が逆になるが、縦
めくりの場合は用紙１の上下方向が逆になるようにめ（
られて用紙１の上下方向が相殺されるので表側面２の印
刷と同様に印刷でき、用紙１の表側面２の左側上端をＸ
−Ｙ座標系の座標原点Ｐとすると、第６図（ａ）に示す
ように印刷データは表側面２とあたかも同一のＸ−Ｙ座
標系で表わされる見かけ上の座標で印刷されることにな
る。但し縦めくりの場合の裏側面５に印刷される印刷開
始位置については、第４図に示すように後述する基準点
Ｑから印刷が行なわれる。

しかるに左横めくりの場合は、用紙１を見る上下方向が
表側面２と左横めくりの裏側面１８とでは同一方向であ
るので、表側面２の印刷と同じように印刷すると、用紙
１の上下方向が転倒されて用紙１の裏側面１８の下方部
２７から印刷された印刷データは、左横めくりに用紙１
を綴じたとき上下反対に見えることになる。したがって
用紙１を左横めくりに綴じたときに印刷された印刷デー
タが上下方向について正常に見えるように、印刷データ
をさかさまに印刷しなければならない（第６図（ｂ）参
照）。

このため頁メモリ８からの印刷データについては、印刷
領域４の下方部からの印刷データがＣＰＵ６によって出
力され、しかもＣＰＵ６によってプリンタ制御部１１が
制御されて印刷データのビット列がＭＳＢ　（Ｍｏｓｔ
　　５１ｇｎ１ｆｉｃａｎｔ　　Ｂｉｔ）とＬＳＢ（Ｌ
ｅａｓｔ　　５１ｇｎ１Ｌｉｃａｎｔ　　Ｂｉｔ）が反
対の順序で出力される。

このように左横めくりの裏側面１８の印刷は、第４図に
示すように表側面２のＸ−Ｙ座標系とはＹ軸およびＹ軸
について逆向きの見かけ上の窪標上で印刷が行なわれる
ことになる。但し、左横めくりの場合の裏側面１８に印
刷される印刷開始位置については、第４図に示すように
後述する基準点Ｒから印刷が行なわれる。

縦めくりの場合の裏側面５１こおける印刷開始位置は、
第４図の図面に向って左側上端の基準点Ｑの左側から余
白Ｂ５左側下端の座標原点Ｐから上側に余白Ａを設けて
印刷される印刷領域４において、左側上端から矢印２１
で示すように右側に印刷され、２行目以降は矢印２２で
示すように用紙１の下方部２７から上方部２６に向って
順々に印刷される。

この裏側面５の上側、右側には小余白Ｃ１Ｄが形成され
る。

縦め（りの場合の裏側面５における印刷領域４は、表側
面２の印刷領域４に対してＡ−Ｃの幅だけ上側１こ移動
した状態となり、この裏側面５の印刷はＡ−Ｃの幅に相
当する時間だけ早（印刷が開始されることになる。

左横め（りの場合の裏側面１８における印刷開始位置は
、基準点Ｐから上部と左側に余白Ａ％　Ｂを設けて印刷
される印刷領域４において、右側下端から矢印２３で示
すように左側に印刷され、２行目以降は矢印２４で示す
ように用紙１の下方部２７から上方部２６に向って順に
印刷される。この場合は前記の如く印刷データのビット
列がＭＳＢとＬＳＢが反対の順序で、座標原点ＰからＸ
軸方向に余白Ｂだけ左側にずれて基準点Ｒから出力され
る。

この裏側面１８の左側、下方には小余白り、　Ｃが形成
される。

左横めくりの場合の裏側面１８における印刷領域４は、
表側面の印刷領域４に対してＢ−Ｄの幅だけ左側に移動
した状態となって余白Ｂが座標原点ＰからＸ軸方向に設
けら、れる。印刷開始は表側面２の印刷領域４に対し縦
方向についてはＡ−Ｃの幅に、横方向についてはＢ−Ｄ
の幅に相当する時間だけ早（印刷が開始されることにな
る。

尚上記の実施例は用紙１を左横め（す、用紙１の上部を
綴じる縦めくりの場合であるが、用紙１を右横め（す、
用紙１の下部を綴じる縦めくりの場合は、上記実施例の
横めくり、縦めくりの印刷領域４とそれぞれ対称な印刷
領域（図示せず）が形成されることになる。

次に上記実施例の縦めくり、左横めくりの場合の印刷動
作を第５図に示すフローチャートについて説明する。

ホスト側から上位インタフェース７を介して印刷書式情
報１２のコマンド１５が送られて（ると、ｃｐｕｅはス
テップＳ１でこのコマンド１５の処理を行ない、頁メモ
リ８に第３図に示す論理用紙１０１のサイズおよび印刷
領域４を頁メモリ８に設定し、コマンド１５および印刷
書式情報１２をＲＡＭ９に記憶する。

次にステップＳ２に進み、ステップＳ２では印刷データ
のコマンド群１７によってＣＰＵ６は文字、図形等の印
刷データ情報１３を頁メモリ８に記憶させステップＳ３
に進む。ステップｓ３では印刷指示のコマンド群１６の
うち用紙１の表側面か裏側面かの印刷指示コマンド１６
の処理をＣＰＵ６が行なう。

次にステップＳ４で印刷指示コマンド１６が用紙１の表
側面か裏側面の印刷かの判定を行なう。

表側面の指示のときはステップＳ５に進み、ＣＰＵ６は
頁メモリ８の印刷データを基準点Ｐからプリンタ制御部
１１を介してプリンタ１０に送り、用紙１の表側面２の
印刷領域４に矢印１９．２０に示すように印刷を行なう
。

ステップＳ４で印刷指示コマンド１６が用紙１の裏側面
の指示のときはステップＳ６に進む。ステップＳ６では
縦めくりが否かが判断され、縦めくりの場合はステップ
Ｓ７に進む。ステップＳ７では用紙１の裏側面５におい
てＣＰＵ６は、第４図の縦めくりの場合の裏側面５にお
けるＸ−Ｙ座標系の印刷領域４に頁メモリ８の印刷デー
タを基準点Ｑからプリンタ制御部１１を制御してプリン
タ１０に送り、この裏側面５の下部に余白Ａを設ける印
刷領域４に矢印２１．２２に示すように印刷を行なう。

　ステップＳ６で印刷指示コマンド１６が左横め（りの
場合はステップＳ８に進み、ステップＳ８でＣＰＵ６は
、第４図の左横めくりの場合の裏側面１８におけるＸ−
Ｙ座標系の印刷領域４に頁メモリ８の印刷データをプリ
ンタ制御部１１を制御して基準点Ｒからプリンタ１０に
８カし、印刷領域４の右側下端から矢印２３．２４に示
すように印刷を行なう。このステップＳ８ではＣＰＵ６
はプリンタ制御部１１を制御して印刷データのビット列
をＭＳＢとＬＳＢを反対の順序でプリンタ１０に出力す
る。

以上説明した動作により、上記実施例では用紙１の綴り
込み部分に相当する余白Ａ％　Ｂを設けて印刷領域４を
指定しておけば、上位システム側で用紙の表側面２、裏
側面５．１８の監視をせずに印刷データをホスト側から
送ることができ、プリンタ１０で用紙１の裏側面５．１
８を印刷するときに、縦めくりまたは横めくりの綴り込
み部分に相当する位置に余白Ａまたは余白日が形成され
るように印刷領域をずらして印刷を行なうことができる
。

［発明の効果］ 以上詳記したように本発明によれば、両面印刷プリンタ
で印刷する際、用紙の表側面の印刷か裏側面の印刷かを
判断し、裏側面の印刷のときは、用紙の綴り込み部分に
余白が設けられる印刷領域が形成されるように印刷デー
タが出力され、その結果、印刷領域が綴り込み部分から
ずれて印刷が行なわれる両面印刷プリンタの印刷領域制
御装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は回路
構成を示すブロック図、第２図はホスト側から送られて
くる各情報の説明図、第３図、第４図は用紙の印刷領域
等の図式化した説明図、第５図は動作を示すフローチャ
ート、第６図は印刷工程を示す説明図である。第７図は
従来の両面印刷による説明図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 両面印刷可能な両面印刷プリンタと、 前記両面印刷プリンタで用紙に印刷する印刷データであ
   って少くとも用紙１頁の印刷データを記憶できる頁メモ
   リと、 前記頁メモリに設定される印刷書式の印刷書式情報と、
   用紙の表側面または裏側面の印刷の指示情報を含む印刷
   指示情報とを記憶する印刷情報記憶手段と、 前記印刷情報記憶手段に記憶された印刷指示情報により
   用紙の表側面の印刷か裏側面の印刷かを判断する印刷判
   定手段と、 前記印刷判定手段で用紙の裏側面の印刷と判断されたと
   きは、前記印刷情報記憶手段に記憶された印刷書式情報
   に基づいて用紙の綴り込み部分に余白を有する印刷領域
   が形成されるように前記頁メモリの印刷データを出力す
   る印刷データの出力制御手段と を具備することを特徴とする両面印刷プリンタの印刷領
   域制御装置。