JPS63235588A - 製紙用パルプの分離器用フィルター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、分離器、特に、１つもしくは複数のスロット
もしくは通孔を有するフィルターを備える製紙用パルプ
の分離器に関する。

〔従来の技術〕

フランス国特許願８４１７１８９号明細書には、横材の
上に、平行をなす縦材を重ねて組立てた、スロットを有
するフィルターが記載されている。

この組立ては、溶接せずに、縦材に設けた第１のノツチ
を、横材に設けたＶ字形の溝に挿入して行なわれる横材
には、縦材を適切な位置に固定し、かつ縦材の間に、ス
ロットを極めて正確な幅で形成するための第２のノツチ
が設けられている。

この種のフィルターは、平らな複数のふるい面でもよい
し１円形又は多角形断面の筒体でもよい。

縦材は、この筒体の軸と平行であり、横材は、この軸と
直交している。

筒体の場合、横材の先端を重ね合わせて１円筒とするた
めに、横材の先端の厚さを、複数の位置決めノツチの全
長に亘って、約半分とし、縦材の第１のノツチの両面で
保持して、組立て固定する。

〔発明が解決しようとする課題〕

この種のフィルターの縦材の幅は、約６〜８＋ｎｍであ
り、縦材を区画するスロットは、数十分のＩ園程度の厚
さでよい。しかし、このような寸法精度を保つのは、次
のようないくつかの理由のために、かなり困難である。

・　厚さが完全に一定の縦材を得るのは、極めて困難で
ある。

・　機械加工によって横材に設けられる位置決め用ノツ
チは、小さな遊びを持っており、たとえこの遊びがどの
ように小さくても、縦材の若干の移動を許容する。

・　機械加工によって横材に設けられるノツチの位置の
ずれが次々に起こると、スロットの幅が大きく変わる。

スロットの幅が広すぎると、除去するべき繊維がフィル
ターを通過するか、逆に、良質の繊維がフィルターを通
過せずに係止されて、除去され、フィルターの品質は低
下する。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の目的は、前記の問題点を解決することであり、
本発明の主題は１分離器、特に少なくともその表面に、
横材と平行をなす縦材を重ねて組立てて形成された製紙
用パルプの分離器である。

この組立ては、溶接せずに、縦材に設けた鳩尾状ノツチ
を横材に重ねて行なわれる。前記ノツチのリップは、各
横材に設けたＶ字形の溝の少なくとも１つと嵌合する。

縦材の少なくとも一側縁には、横方向を向く少なくとも
１つの凹所を設けである。そのため、縦材の幅は、凹所
の部分では、凹所の深さの分だけ狭くなる。縦材は、そ
の凹所のない部分同士を接触させて、横材の上に取付け
られる。

また本発明のフィルターは１次のような特徴を有してい
る。

・　縦材の少なくとも一方の側端に、少なくとも２つの
凹所を横方向に設け、縦材の各凹所が、隣接する縦材の
凹所と対向するように取付ける。

・　縦材の断面は、丁字形であり、ノツチを、Ｔ字の垂
直片に縦方向に設け、かつ横方向の凹所を、Ｔ字の水平
片の先端に、縦方向に設ける。

・　縦材の断面の形は、ほぼ台形であり、ノツチを、台
形の小さい辺に縦方向に設け、凹所を、台形の底辺の両
面に縦カー向に設ける。

・　請求項（１）記載の円筒状フィルターは、別の縦材
とは幅が異なる閉止杆を備えている。その機能は、縦材
によって形成される円筒を確実に閉じることである。

本発明は、前記のフィルターを備える選別器、及び前記
のフィルターすなわち篩面を備える実施例の製造方法に
も関する。

その製造方法は、次の通りである。

・　縦材を、ノツチの部分で、少なくともノツチのテー
バ角度と同一の角度で曲げる。

・　縦材を横材に重ねる。

・　縦材と横材を嵌合したら、縦材を伸ばす。

・　縦材を、横材の上を滑らせながら並置する。

・　フィルターが円筒の場合、厚さが半分の横材の先端
を重ね合わせて、円筒を完成させる。

・　閉止杆を取付ける。

この方法で製造されるフィルターは、全く同一のスロッ
トを備え、縦材の幅が異なっているにも拘わらず、幅の
精度は極めて正確となる。

フライス盤もしくは別の公知の装置によって。

縦材の縁部によって形成される支持面に凹所を形成する
ので１幅の精度は極めて正確となる。また、スロットの
幅は、２つの対向する凹所の深さの合計であるので、ス
ロットの幅の精度も正確である。

〔実　施　例〕

次に、添付図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説
明する。

図面は、求心分離器用の円筒状フィルターの実施例を示
すが、これは、本発明を限定するものではない。また、
本発明は、遠心分離器、及びどのような形状のフラット
フィルターにも適用することができる。

第１図のフィルター（１）は、縦材（６）と横材（７）
を組合わせて形成されている。縦材（６）は、円筒の軸
線方向を向いており１円筒形の横材は。

横方向を向いている。

縦材（６）には、フランス国特願第８４１７１８９号明
細書↓こ記載されているような鳩尾状ノツチ（８）が。

厚さく２）方向に設けられている。

横材（７）には、ノツチ（８）のリップと嵌合するため
のＶ字形断面を有する溝（９）が、少なくとも１つ設け
られている。ノツチ（８）の縦断面は、ノツチ（８）へ
嵌入される横材の断面と一致している。

従って、縦材（６）は、ノツチ（８）と溝（９）によっ
て組立てられるが、縦材（６）は、横材（７）の方向に
移動可能である。

通常、この種の装置を製造する場合、フィルターは、厚
さ約６〜８１ｍのステンレスの板に、数十分のｌａｍの
径の孔を、約５ｍｍ間隔で平行に配設して形成される。

本発明においては、幅（３）及び厚さく２）が、前述の
間隔（約５ｍ５）及び厚さく６〜８ｍ＋ｓ）とほぼ等し
い縦材（６）を、それとほぼ同じ厚さの横材（７）と組
立てられる。

円筒状のフィルターを製造するには、横材（７）を曲げ
て、その先端を結合する。前呂のフランス国特願明細書
記載の装置を使用すると、溶接することなく組立ること
ができる。

横材の先端部（７ａ）　（７ｂ）は、複数の縦材の範囲
に亘って、縦材と平行の方向に狭幅となっており、開先
端部（７ａ）　（７ｂ）の合計厚さは、横材（７）の厚
さと等しくなっている。

縦材の先端を適所に保持するために、縦材のノツチに嵌
合する横材の部分に、縦材（６）と平行のピン（４）を
設けるのが望ましい。このようにすると、縦材は、ピン
によって保持され、装置も固定される。

縦材（６）の断面は、ほぼ丁字形（第３．６，７．８図
）をしており、ノツチ（８）は、Ｔ字の垂直の中央片に
設けられている。

変形実施例によると、縦材の断面は、ほぼ台形であり（
第２，４図）、ノツチ（８）は、その先細部（１３）に
設けられている。

すべての変形実施例において、縦材（６）の側縁（５）
は、その全長に亘って完全に平行になっている。従って
、隣接する２つの縦材（６）の側縁（５）同士は互いに
接触する。

縦材の一方の側面には、少なくとも１つの凹所（１０）
が設けられている。従って、縦材は、凹所の部分では、
凹所の分だけ幅（３）が狭くなっている。

凹所のある縦材（６）と、横材（７）を組立てると。

側縁（５）の凹所のない部分同士が接触して並ぶ。

凹所は、フライス盤によって形成するのが望ましく、そ
の間隔は、大きくても小さくてもよい。

凹所は、側縁に沿って設けられているため、２本の縦材
を並べると、凹所の長さに応じて、少なくとも１つのス
ロット（１２）もしくは通孔（１４）が形成される。

第３図示の第１実施例では、縦材は丁字形断面をしてお
り、凹所（ｔｏ）　（１１）は、縦軸（１５）に対して
対称的な２つの水平片の先端（６ａ）　（６ｂ）に設け
られている。

第５図のように、凹所（２０）を片側にのみ設け。

凹所のない縦材に凹所（２０）を隣接させるか、２本の
縦材の間に、２つの凹所（２１）　（２２）を対向させ
てスロットを形成する。

異なる長さの凹所を有する縦材を組合わせて、フィルタ
ーとすることもある。この場合、フィルターのスロット
又は通孔１大、規則的には並ばない。

（第５図）。

縦材を並置して形成したフィルターにおける各スロット
（１１）の幅は、一定となる。従って、幅が異なる縦材
を使用することが可能となる。

円筒を形成した際、縦材の幅は一定ではないので、閉止
杆（１６）が必要となる。この閉止杆（１６）は、他の
縦材とは幅（３）が異なっている。その幅は、最後に隣
り合う２本の縁材間の間隔と等しい、この閉止杆（１６
）は、他の縦材より広くても細くてもよいが５同一の凹
所を備えていなければならない。

本発明は、縦材の断面を非対称形にし、別の縦材より幅
の大きい縦材を備え、フィルターに沿った流れを各所で
乱させたり、あるいは、縦材の下流に突出部を設け、渦
流を発生させて、スロットの機能を高めるようになって
いる前出のフランス国特願第８４１７１８９号明細書の
変形例を応用することもできる。

本発明は、円形断面の円筒状フィルターにのみ限定され
るものではなく、平らなもの、及び多角形断面の円筒状
フィルターにも適用することができる。多角形の場合に
は、その各面に閉止杆を設ける。

本発明は、特に、製紙用パルプの製造における濾過もし
くは分離に使用される前出したようなフィルターを備え
る分離器もしくは別の装置にも適用しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の円形断面を有する円筒状フィルター
の概略斜視図である。 第２図は、横材を縦材に取付ける要領を示す概略斜視図
である。 第３図は、本発明による丁字形縦材を備えるフィルター
の表面の概略斜視図である。 第４図は、台形の縦材を有する第３図のフィルターの変
形例である。 第５図は１本発明の非対称な凹所及び通孔とスロットを
交互に備えるフィルターの平面図である。 第６図は、第３図のｆ線における一部断面図である。 第７図及び第８図は、円筒状フィルターを°おおう要領
を示す図である。 （１）フィルター　　　　（２）厚さ く３）幅　　　　　　　　（４）ピン （５）側縁　　　　　　　（６）縦材 （７）横材　　　　　　　（８）鳩尾状ノツチ（９）溝
　　　　　　　　（１０）　（１１）凹所（１２）スロ
ット　　　　　（１３）先細部（１４）通孔　　　　　
　　（１５）縦軸（１６）閉止杆　　　　　　（２０）
　（２１）　（２２）凹所ヴｌ　　　　　　　　ケ２

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくともその表面において、横材の上に、平行
   をなす縦材を重ね、縦材に設けた鳩尾状ノッチに横材に
   取付けることにより、溶接せずに組立て、かつ前記ノッ
   チのリップが、各横材に設けたＶ字形の側溝の少なくと
   も１つと嵌合することにより形成された製紙用パルプの
   分離器用フィルターであって、 縦材（６）は、その少なくとも一側端（６ａ）（６ｂ）
   に、少なくとも１つの凹所（１０）を備えており、それ
   によって、縦材の幅（３）が、凹所（１０）の部分では
   、凹所の深さの分だけ狭くなり、かつ縦材を、その凹所
   のない部分同士を接触させて、横材（７）の上に取付け
   たことを特徴とする製紙用パルプの分離器用フィルター
   。
2. （２）縦材（６）の少なくとも一方の側縁に、少なくと
   も２つの凹所（１０）（１１）を設け、かつ縦材（６）
   上の各凹所（１０）を、隣接する縦材の凹所（１１）と
   対向させてあることを特徴とする請求項（１）記載のフ
   ィルター。
3. （３）縦材（６）の断面が、Ｔ字形であり、ノッチ（８
   ）は、Ｔ字の垂直片に縦方向に形成され、かつ横方向の
   凹所（１０）（１１）が、Ｔ字の水平片の先端（６ａ）
   （６ｂ）に縦方向に形成されていることを特徴とする請
   求項（１）記載のフィルター。
4. （４）縦材の断面は、ほぼ台形であり、ノッチ（８）が
   、台形（１３）の小さい辺に縦方向に形成され、かつ凹
   所が、台形の底辺の両面に縦方向に設けられていること
   を特徴とする請求項（１）記載のフィルター。
5. （５）別の縦材（６）とは幅（３）が異なり、縦材によ
   って形成された円筒を確実に閉じるための閉止杆（１６
   ）を備えていることを特徴する請求項（１）記載の円筒
   フィルター。