JPS63234953A

JPS63234953A - 超音波プロ−ブ

Info

Publication number: JPS63234953A
Application number: JP6900487A
Authority: JP
Inventors: 比企　進; 信平間
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-03-25
Filing date: 1987-03-25
Publication date: 1988-09-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本・発明は超音波診断装置に用いられる超音波プローブ
に関する。

（従来の技術）超音波診断装置においては、連続波ドプラ情報やいわゆ
るＢモード情報を得るために、超音波プローブの超音波
振動素子に対して各種の励振方式が採用されている。

このような超音波プローブの従来例を第３図を参照して
説明する。

同図に示す超音波プローブ１０は、例えば圧電セラミッ
クスを所定の切断ピッチＤでアレー袂に切断して列設配
置した超音波振動素子８ｆ１１と、この超音波振動素子
群１１の一方の面に配置されたバッキング材１２と、超
音波振動素子群１１の他方の面に配置された音響整合層
１３とを図示しないケースに収納することにより構成さ
れている。

尚、第３図中１４は前記超音波振動子群１１をそれぞれ
励振する電気信号を供給するための配線基板、１５はア
ース板である。

このような構成の超音波プローブ１０において、例えば
超音波振動素子群１１の各素子１１ａ、ｌｌｂ。

・・・１１（を２つのグループ、すなわち素子１１ａ。

１１ｂ、　・・・−１１ｎ　ｅＡ群、素子１１ｎ＋ｔ＝
、　１１２ｎを８群に分け、連続波ドプラ情報を得よう
とする場合、下記のような問題が生じる。すなわち、Ａ
群に属する各素子１１ａ、ｌｌｂ、・・・ｌｌｎを連続
波により励振して連続的な超音波を送波するとともに、
Ｂ群に属する各索子１１　ｎ＋１．・・・、１１２ｒ＋
で前記超音波の反射エコーを受波する場合を想定すると
、例えば第３図に示すようにＡ群とＢ群の隣り合う素子
１１ｎ。

１１ｎ÷１間にクロストークが生じＢ群により得、られ
る連続波ドプラ情報の分解能が低下する。

前記クロストークの原因としては、各素子１１ａ。

１１ｂ、・・・１１２０間の相互間隔が５０μｍ程度で
あることに基く素子１１ｎからの電気力線が素子１１ｎ
＋ｔに影°響を与えることや、Ａ群の各素子１１ａ、１
１ｂ。

・・・、１１ｎの励振に伴って生じるアース板１５から
の励振信号の漏れの影響を挙げることができる。

尚、このようなりロストークは前記画素子１１ｎ。

１１ｎ籠間にのみならず、Ａ群とＢ群の他の素子間にも
生じるが、特に画素子１１ｎ　、　１１ｎ＋ｘ間で顕著
である。

（発明が解決しようとする問題点）上述したような従来の超音波プローブにおいては、特に
連続波ドアラ情報を得ようとする場合・に素子間のクロ
ストークによる分解能の低下を招くという問題がある。

このクロストークの対策としてＡ群とＢ群とをある程度
離隔配置することも考えられるが、この場合には素子数
の減少を招き超音波エコーの受信感度の低下を招く。

そこで本発明は、分解能の低下を招くことなくクロスト
ークの発生を防止した超音波プローブの提供を目的とす
るものである。

［発明の構成コ（問題点を解決するための手段）上記問題点を解決するための本発明の構成は、多数の列
設配置された超音波振動素子と、これらの各超音波振動
素子に対応形成された導電層を備えて励振信号を供給す
る配線基板とを有し、励振信号に対応した超音波の送受
波を行なう超音波プローブにおいて、全超音波振動素子
のうち中央部分に位置する少なくとも１つ以上の超音波
振動素子に導通接続された導電層をアース接続したこと
を特徴としている。

（作　用）上記構成を有する本発明の作用は、全超音波振動素子の
うち中央部分に位置する少なくとも１つ以上の超音波振
動子に導通接続された前記配線をアース接続してシール
ド部材とし、全超音波振動素子のうち、連続波で励振さ
れる側の素子に生じる電気力線がこのシールド部材によ
り遮蔽され、これにより超音波エコーを受波する側の素
子に対するクロストークが防止される。

（実施例）以下本発明の一実施例について図面を参照して説明する
。尚、第１図に示す超音波プローブＰＢにおいて第３図
に示すものと同一の機能を有するものには同一の符号を
付し、その詳細な説明は省略する。

第１図に示す超音波ブロー・ブＰａが第３図に示すもの
と相違する点は、超音波振動素子群１の中央部分に位置
する超音波振動素子２に接続された配線基板１４上に形
成されている導電層１６とアース板１５とを導線１７に
より接続することでアース接続している点である。その
等価回路を第２図に示す。また、本実施例では同図に示
す配線基板は柔軟なフレキシブル配線基板となっており
、導電層１６等はこのフレキシブル配線基板１４上にプ
リント配線されているものである。尚、同図に示すフレ
キシブル配線基板１４は図中二点鎖線１４′で示す定位
置から９０度回転させて示したものである。

詳述すると、超音波振動素子群１は前記素子１１ａ、　
１ｉｔ）、−、１１２ｎと同様な構成の素子１ａ。

１　ｂ、　・＝、　１　ｚｍからなり、コノうち、Ｒ子
１　ａ　。

１ｂ、・”、１ｍをＡ群としてアース接続された超音波
振動子２の一方の側に所定のピッチＤで配列し、また、
素子１工、・・・、１２ｍをＢ群としてシールド部材２
の他方の側にやはり同様のピッチＤで配列させている。

次に上記構成の超音波プローブＰ８の作用を、連続波ド
アラ情報を得る走査方式の場合を例にとって説明する。

Ａ群の各素子１ａ、１ｂ、・・・、１ｍを連続波で励振
して連続的に超音波を図示しない被検体に向けて送波し
、その反射エコーをＢ群の各素子１１゜・・・、１２ｍ
で受波するものとする。

このとき、例えばアース接続された超音波振動素子２に
、Ａ群のうち最も近い素子１ｍを励振する際のこの素子
１ｍに加わる電界に基く電気力線は、上記アース接続さ
れた超音波振動索子２がシールド部材となって遮蔽され
、この結果、Ｂ群の素子１．、には前記電気力線の影響
が及ばず従来の超音波プローブ１０の場合の如きクロス
トークの発生は防止される。Ａ群の他の素子１ａ、１ｂ
、・・・。

１　による電気力線も同様にアース接続された超音波振
動素子２がシールド部材として働くことにより遮蔽され
る。

従って、この超音波プローブＰＢにより連続波ドアラ情
報を得ようとする場合には、クロストークが防止され分
解能の低下を防ぐととができる。

次に、この超音波プローブＰＢによりＢモード情報を得
る場合について言及すると、アース接続された超音波振
動素子２の部分からは超音波が送波されることがないも
ののそれぞれ所定の遅延時間を与えつつ励振する素子の
数が十分に多ければ、アース接続された超音波振動素子
２による空白部分の影響を無視することができ、従って
、この超音波プローブＰＢをＢモード用として用いるこ
とができる。

しかも、アース接続された超音波振動素子２の両側の素
子１ｍ、１ｍ＋ｔに対するピッチが各素子間のピッチＤ
と同等であるため、この超音波プローブＰＢに対して所
定の遅延時間を与える遅延回路も従来装置のものをその
まま用いることができ、新たに遅延回路の設計を変更す
る必要もない。

本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば前記
図示実施例では１つの超音波振動素子を導電層を介して
接地させているものを示したが、中央部分の複数の超音
波振動素子に導通接続される導電層をアース接続しても
よい。

［発明の効果］以上詳述した本発明によれば、クロストークによる分解
能の低下を招くことがない超音波プローブを提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例超音波プローブの一部断面を含
む外観斜視図、第２図はその等価回路図、第３図は従来
の超音波プローブの一部断面を含む斜視図である。１４・・・配線基板、１５・・・アース板、１６・・・
導電層、１７・・・導線。

Claims

【特許請求の範囲】

多数の列設配置された超音波振動素子と、これらの各超
音波振動素子に対応形成された導電層を備えて励振信号
を供給する配線基板とを有し、励振信号に対応した超音
波の送受波を行なう超音波プローブにおいて、全超音波
振動素子のうち中央部分に位置する少なくとも１つ以上
の超音波振動素子に導通接続された導電層をアース接続
したことを特徴とする超音波プローブ。