JP2622754B2 - 超音波探触子 - Google Patents
超音波探触子Info
- Publication number
- JP2622754B2 JP2622754B2 JP1161378A JP16137889A JP2622754B2 JP 2622754 B2 JP2622754 B2 JP 2622754B2 JP 1161378 A JP1161378 A JP 1161378A JP 16137889 A JP16137889 A JP 16137889A JP 2622754 B2 JP2622754 B2 JP 2622754B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric
- array
- pieces
- ultrasonic probe
- type probe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （発明の利用分野） 本発明は配列型の超音波探触子（以下、配列型探触子
とする）を利用分野とし、特に配列型探触子を構成する
圧電片の分割方法に関する。
とする）を利用分野とし、特に配列型探触子を構成する
圧電片の分割方法に関する。
（発明の背景） 配列型探触子は圧電片を複数個並べて例えばリニア駆
動され、医用等の超音波診断装置に超音波送受波部とし
て有用される。近年では、疾患部の早期発見が最良の治
療をもたらす見識から、更に高感度で品質に優れた配列
型探触子が求められている。
動され、医用等の超音波診断装置に超音波送受波部とし
て有用される。近年では、疾患部の早期発見が最良の治
療をもたらす見識から、更に高感度で品質に優れた配列
型探触子が求められている。
（従来技術） 第４図は従来例を説明する配列型探触子の断面図であ
る。
る。
配列型探触子は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛（所謂
PZT）からなり、両主面に電極１の形成された圧電片２
を複数個、その幅方向にバッキング材３上に並べて構成
される「第４図（ａ）」。そして、通常では、各圧電片
２の幅ｗと厚みｔの比w/t比に起因した振動特性を阻害
しないように、更に複数のエレメント４（ａ、ｂ、ｃ）
に分割して共通接続する「第４図（ｂ）」。但し、各圧
電エレメント４の幅ｗと厚みｔの比w/t比は0.3〜0.7の
範囲として振動特性を満足させる。そして、一般には、
圧電片同志間及び圧電エレメント同志間の溝幅Ｇ、ｇを
一定にし、図示しない圧電板を切断して形成していた。
例えば、溝幅Ｇ、ｇは圧電片２の感度、固着強度及び圧
電片間同志の絶縁性等を考慮し、その使用周波数に応じ
て30〜80μｍ程度に選択されていた。
PZT）からなり、両主面に電極１の形成された圧電片２
を複数個、その幅方向にバッキング材３上に並べて構成
される「第４図（ａ）」。そして、通常では、各圧電片
２の幅ｗと厚みｔの比w/t比に起因した振動特性を阻害
しないように、更に複数のエレメント４（ａ、ｂ、ｃ）
に分割して共通接続する「第４図（ｂ）」。但し、各圧
電エレメント４の幅ｗと厚みｔの比w/t比は0.3〜0.7の
範囲として振動特性を満足させる。そして、一般には、
圧電片同志間及び圧電エレメント同志間の溝幅Ｇ、ｇを
一定にし、図示しない圧電板を切断して形成していた。
例えば、溝幅Ｇ、ｇは圧電片２の感度、固着強度及び圧
電片間同志の絶縁性等を考慮し、その使用周波数に応じ
て30〜80μｍ程度に選択されていた。
（従来技術の問題点） しかしながら、上記構成の配列型探触子では、感度及
び固着強度を高めるため、溝幅Ｇ、ｇを小さくして圧電
片２の放射面積（表面積）を大きくすると、圧電片同志
の絶縁性を悪化して品質を低下する。また、圧電片間同
志の絶縁性を良好とするため、溝幅Ｇ、ｇを大きくする
と、感度及び固着強度を低下してしまうという互いに相
矛盾する問題があった。
び固着強度を高めるため、溝幅Ｇ、ｇを小さくして圧電
片２の放射面積（表面積）を大きくすると、圧電片同志
の絶縁性を悪化して品質を低下する。また、圧電片間同
志の絶縁性を良好とするため、溝幅Ｇ、ｇを大きくする
と、感度及び固着強度を低下してしまうという互いに相
矛盾する問題があった。
（発明の目的） 本発明は感度を良好にして絶縁不良に起因した品質低
下を防止した配列型探触子を提供することを目的とす
る。
下を防止した配列型探触子を提供することを目的とす
る。
（解決手段） 本発明は、配列型探触子を構成する圧電片間の溝幅Ｇ
とこれを複数に分割した圧電エレメントの溝幅ｇとの関
係をＧ＞ｇとしたことを解決手段とする。以下、本発明
の一実施例を説明する。
とこれを複数に分割した圧電エレメントの溝幅ｇとの関
係をＧ＞ｇとしたことを解決手段とする。以下、本発明
の一実施例を説明する。
（実施例） 第１図は本発明の一実施例を説明する配列型探触子の
断面図である。なお、前従来例図と同一部分に同番号を
付与してその説明は簡略する。
断面図である。なお、前従来例図と同一部分に同番号を
付与してその説明は簡略する。
配列型探触子は、前述したように圧電片２を複数個そ
の幅方向に並べて形成される。そして、圧電片２を更に
複数の圧電エレメント４に分割して共通接続する。この
場合、圧電エレメント４の幅ｗと厚みｔの比w/t比は0.3
〜0.7の範囲とする。そして、圧電片２の間隔Ｇと圧電
エレメント４の間隔ｇとをＧ＞ｇとして形成する。な
お、超音波送受波面側には図示しない音響整合層や音響
レンズ等が取着される。
の幅方向に並べて形成される。そして、圧電片２を更に
複数の圧電エレメント４に分割して共通接続する。この
場合、圧電エレメント４の幅ｗと厚みｔの比w/t比は0.3
〜0.7の範囲とする。そして、圧電片２の間隔Ｇと圧電
エレメント４の間隔ｇとをＧ＞ｇとして形成する。な
お、超音波送受波面側には図示しない音響整合層や音響
レンズ等が取着される。
このようなものでは、圧電片同志及び圧電エレメント
同志の間隔Ｇ、ｇをＧ＞ｇとしたので、圧電片同志の間
隔Ｇに拘らず、圧電エレメント同志の間隔ｇを極力小さ
くできる。したがって、圧電片２の放射面積を極力大き
くして感度を向上させ、しかもパッキング材３との固着
強度を大きくできる。なお、圧電エレメント同志は電気
的に短絡したとしても共通駆動されるので、単に分割さ
れていればよい。また、圧電片同志の間隔Ｇは、圧電エ
レメント同志の間隔ｇに拘らず大きくできるので、圧電
片同志の電気的絶縁を確実にして品質の低下を防止す
る。
同志の間隔Ｇ、ｇをＧ＞ｇとしたので、圧電片同志の間
隔Ｇに拘らず、圧電エレメント同志の間隔ｇを極力小さ
くできる。したがって、圧電片２の放射面積を極力大き
くして感度を向上させ、しかもパッキング材３との固着
強度を大きくできる。なお、圧電エレメント同志は電気
的に短絡したとしても共通駆動されるので、単に分割さ
れていればよい。また、圧電片同志の間隔Ｇは、圧電エ
レメント同志の間隔ｇに拘らず大きくできるので、圧電
片同志の電気的絶縁を確実にして品質の低下を防止す
る。
ちなみに、圧電片同志及び圧電エレメント同志の間隔
G,gをそれぞれ80μｍ、30μｍとしたところ、従来例に
比較して略10dBの感度を向上するとともに、絶縁不良に
よる品質低下もみられなかった。
G,gをそれぞれ80μｍ、30μｍとしたところ、従来例に
比較して略10dBの感度を向上するとともに、絶縁不良に
よる品質低下もみられなかった。
（他の事項） なお、上記実施例では、圧電片２及び圧電エレメント
４は完全に分割したものを説明したが、例えば第２図に
示したように、圧電片２の一方の主面（超音波送受波
面）から70％以上の深さをもった溝を設けて実質的に分
割したものであっても適用する。この場合、第３図に示
したように、超音波送受波側を連結部側とすれば、圧電
片２の全面にて送受波するのでさらにその感度向上を期
待できる。また、圧電片２同志を70％以上の深さをもっ
た溝により実質的に分割してもよい。そして、圧電片２
の長さ方向に対しては言及しなかったが、同方向に対し
ても分割されてあってもよいものである。
４は完全に分割したものを説明したが、例えば第２図に
示したように、圧電片２の一方の主面（超音波送受波
面）から70％以上の深さをもった溝を設けて実質的に分
割したものであっても適用する。この場合、第３図に示
したように、超音波送受波側を連結部側とすれば、圧電
片２の全面にて送受波するのでさらにその感度向上を期
待できる。また、圧電片２同志を70％以上の深さをもっ
た溝により実質的に分割してもよい。そして、圧電片２
の長さ方向に対しては言及しなかったが、同方向に対し
ても分割されてあってもよいものである。
（発明の効果） 本発明は、配列型探触子を構成する圧電片間の溝幅Ｇ
とこれを複数に分割した圧電エレメントの溝幅ｇとの関
係をＧ＞ｇとしたので、感度を良好にして絶縁不良に起
因した品質低下を防止した配列型探触子を提供でき、そ
の実際上の効果は大きい。
とこれを複数に分割した圧電エレメントの溝幅ｇとの関
係をＧ＞ｇとしたので、感度を良好にして絶縁不良に起
因した品質低下を防止した配列型探触子を提供でき、そ
の実際上の効果は大きい。
第１図は本発明の一実施例を説明する配列型探触子の断
面図である。第２図及び第３図は本発明の他の実施例を
説明する超音波探触子の断面図である。 第４図（ａ）（ｂ）は従来例を説明する超音波探触子の
断面図である。 １……電極、２……圧電片、３……バッキング材、４…
…圧電エレメント．
面図である。第２図及び第３図は本発明の他の実施例を
説明する超音波探触子の断面図である。 第４図（ａ）（ｂ）は従来例を説明する超音波探触子の
断面図である。 １……電極、２……圧電片、３……バッキング材、４…
…圧電エレメント．
Claims (1)
- 【請求項１】圧電片を複数個並べるとともに前記圧電片
を複数の圧電エレメントに分割して構成した配列型の超
音波探触子において、前記圧電片間の溝幅Ｇと前記圧電
エレメントの溝幅ｇとの関係をＧ＞ｇとしたことを特徴
とする超音波探触子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1161378A JP2622754B2 (ja) | 1989-06-24 | 1989-06-24 | 超音波探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1161378A JP2622754B2 (ja) | 1989-06-24 | 1989-06-24 | 超音波探触子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0326959A JPH0326959A (ja) | 1991-02-05 |
| JP2622754B2 true JP2622754B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=15733953
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1161378A Expired - Fee Related JP2622754B2 (ja) | 1989-06-24 | 1989-06-24 | 超音波探触子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2622754B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0749593B2 (ja) * | 1989-07-28 | 1995-05-31 | 花王株式会社 | ２―シクロヘキシルプロピオン酸またはその誘導体を含有する調合香料組成物 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57129162U (ja) * | 1981-02-02 | 1982-08-12 | ||
| JPS59185658U (ja) * | 1983-05-26 | 1984-12-10 | 株式会社 日立メデイコ | 電子走査形超音波検査装置の探触子 |
-
1989
- 1989-06-24 JP JP1161378A patent/JP2622754B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0326959A (ja) | 1991-02-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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