JPH078486A - 超音波トランスデューサ - Google Patents

超音波トランスデューサ

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JPH078486A
JPH078486A JP5151851A JP15185193A JPH078486A JP H078486 A JPH078486 A JP H078486A JP 5151851 A JP5151851 A JP 5151851A JP 15185193 A JP15185193 A JP 15185193A JP H078486 A JPH078486 A JP H078486A
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広帯域で正規分布型の周波数特性と高効率を
得ることができ、したがって、高分解能で被検深度の深
い超音波画像を得ることが可能となる超音波トランスデ
ューサを提供する。 【構成】 超音波を送受信する方向に対して凹面形状と
した圧電体1の凹面側に少なくとも1層以上の音響整合
層2、3を形成する。圧電体1側の第1の音響整合層2
を不均一の厚みを有し、かつ最大厚みが4分の1波長の
厚みとなるように形成する。被検体5側の第2の音響整
合層3を4分の1の波長のほぼ均一な厚みになるように
形成する。音響整合層2、3の最大厚みをほぼ4分の1
波長としているので、広帯域で正規分布型の周波数特性
を得ることができ、圧電体1の持つ曲率により任意の距
離に超音波ビームを収束させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置などに
用い、超音波の送受信を行う超音波トランスデューサに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波診断装置の超音波画像
を高分解能化するため、超音波トランスデューサの周波
数特性を広帯域化する検討や、音響レンズを設ける構成
の検討が行われ、例えば、「医用超音波機器ハンドブッ
ク」の186ページ、「5.3.1超音波プローブの基
本的構造」に記載された構成が知られている。
【0003】従来、この種の超音波トランスデューサと
しては、図5に示すように、均一の厚みを持つ圧電体1
1と、圧電体11の超音波送受信側(前面)に設けら
れ、この圧電体11と被検体との間の音響インピーダン
スのミスマッチによる反射を緩和させ、超音波を効率よ
く放射させるための4分の1波長の均一の厚みを持つ2
層以上の音響整合層12、13と、圧電体11の背面に
設けられ、ダンピング、保持としての機能を有するバッ
キング材14と、音響整合層13の前面に設けられ、超
音波ビームを集束させるシリコーンゴムの材料を用いた
音響レンズ15とから構成されている。
【0004】このような構成により、広帯域の周波数特
性を得ることができ、また、音響レンズ15によって超
音波ビームを細く絞っているため、高分解能化を実現す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の超音波トランスデューサでは、高周波にすると、
シリコーンゴム材などの音響レンズ15の減衰係数が大
きいため、被検体に送信し、あるいは被検体から受信す
る超音波信号は、減衰して周波数特性を著しく劣化さ
せ、また、音響レンズ15の減衰により著しく感度(効
率)を劣化させるなどの問題があった。
【0006】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、音響レンズによる減衰の影響を受ける
ことなく、広帯域の周波数特性を得ることができるとと
もに、感度(効率)を向上させることができ、したがっ
て、高分解能で、被検深度の深い超音波画像を得ること
ができるようにした超音波トランスデューサを提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、ほぼ均一の厚みを有し、かつ
超音波を送受信する方向に対して任意の曲率を持たせた
凹面形状を有する圧電体と、この圧電体の凹面側に少な
くとも一層以上設けられた音響整合層とを備え、上記音
響整合層の少なくとも一層以上が不均一な厚みを有し、
かつ上記音響整合層の最大厚みがほぼ4分の1波長の厚
みになるように形成されたものである。
【0008】そして、上記技術的手段における音響整合
層を2層に形成し、圧電体側に設けた第1の音響整合層
を不均一な厚みを有し、かつその最大厚みがほぼ4分の
1波長の厚みになるように形成し、被検体側に設けた第
2の音響整合層を4分の1波長のほぼ均一な厚みになる
ように形成することができる。
【0009】または少なくとも一層以上の音響整合層を
不均一な厚みで、超音波受信方向に対して曲面形状を有
し、この音響整合層の最大厚みがほぼ4分の1波長の厚
みになるように形成することができ、この場合、音響整
合層が超音波送受信方向に対して凹面形状になるように
形成し、音響整合層に圧電体の曲率より大きい曲率を持
たせることができる。
【0010】
【作用】したがって、本発明によれば、音響整合層を少
なくとも一層以上設け、超音波を効率よく放射すること
ができ、音響整合層の最大厚みをほぼ4分の1波長とし
ているので、広帯域で正規分布型の周波数特性を得るこ
とができ、また、音響レンズを用いないで、圧電体が持
つ曲率により任意の距離に超音波ビームを集束させるこ
とが可能であるので、高感度化を図ることができる。こ
のように極めて短いパルス応答波形を得ることができ、
しかも、音響レンズの減衰による周波数特性劣化、感度
(効率)の劣化を解消することができる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例
における超音波トランスデューサを示す概略断面図であ
る。
【0012】図1において、1はほぼ均一の厚みを有
し、超音波を送受信する方向(被検体5)に対して任意
の曲率を有する凹面形状の圧電体、2は超音波送受信方
向と反対側の圧電体1の面に設けられたバッキング材、
3は圧電体1の超音波送受信側である凹面部に設けら
れ、前面が平面状になるように形成された第1の音響整
合層、4は第1の音響整合層3の上に設けられた第2の
音響整合層である。
【0013】第1の音響整合層3は、圧電体1の凹面部
に形成されているので、厚みは不均一であり、中心部が
最も厚く、周辺部に至るに従って次第に薄くなり、最外
部で最も薄くなるように形成されている。一方、第2の
音響整合層4は、第1の音響整合層3とは異なり、全体
がほぼ均一な厚みとなり、被検体5との接触面は、ほぼ
平坦面となるように形成されている。
【0014】圧電体1としては、PZT系、PbTiO
3系なでの電圧セラミックスが用いられ、被検体5、例
えば、生体を対象とした場合、第1と第2の音響整合層
3と4としては、それぞれの音響インピーダンスが一般
的に7〜15MRaylと3MRayl前後のものが用
いられ、本実施例においても、ほぼこの範囲の材料が用
いられる。
【0015】例えば、5.0MHzの周波数に設定した
厚みを有するPbTiO3系の圧電体1を凹面形状に形
成し、エポキシ樹脂に充填材を加えて調整した材料(音
響インピーダンスは12MRayl)を第1の音響整合
層3として用い、エポキシ樹脂(音響インピーダンスは
2.8MRayl)を第2の音響整合層4として用いた
とき、第2の音響整合層4の厚みをほぼ4分の1波長に
固定し、第1の音響整合層3の最も厚くなるところ(中
心部)の厚み(最大厚み)を可変して、それぞれ厚みに
対して周波数特性を測定すると、図2に示す結果となっ
た。図2のa、b、cはそれぞれ第1の音響整合層3の
厚みが6分の1波長、4分の1波長、5分の2波長とな
っている。第1の音響整合層3の厚みがaの6分の1波
長より更に小さくなると、周波数特性は更に劣化し、ま
た、cの厚みより大きくなっても、aと同様に周波数特
性が更に劣化する傾向になる。このことから、不均一な
厚みを持つ第1の音響整合層3の最大厚み部分をほぼ4
分の1波長に設定することにより、広帯域で正規分布型
の周波数特性が得られることがわかった。
【0016】ここで、周波数特性と分解能との関係につ
いて簡単に説明し、広帯域で正規分布型の周波数特性が
超音波診断装置用超音波トランスデューサに望まれる理
由について説明する。
【0017】分解能、特に、超音波を送受信する方向の
距離分解能は、パルスで送受信させ、距離方向の2点間
をいかに分解して表示できるかについての能力であり、
これはパルス幅が短い程、分解能を高くすることができ
ることを意味する。短いパルス幅を得るためには、高い
周波数にする方法と、広い周波数帯域を持ち、かつ単峰
性特性(正規分布型特性)にする方法とがある。例え
ば、周波数を固定した場合に分解能を向上させようとす
ると、後者の方法、すなわち、広帯域で正規分布型の周
波数特性を持たせる方法を考えなければならないことに
なる。
【0018】したがって、図2に示す周波数特性の中で
最も距離分解能が良好な特性は、bの第1の音響整合層
3の厚みが4分の1波長のものであるといえる。また、
第2の音響整合層4の厚みもほぼ4分の1波長が望まし
い。
【0019】また、本実施例においては、圧電体1を任
意の曲率を持たせた凹面形状に形成しているので、従来
のように音響整合層上にシリコームゴムなどの音響レン
ズを設けなくとも、任意の距離に焦点を有する超音波ビ
ームを集束させることができる。したがって、もちろ
ん、従来のようなシリコーンゴムの音響レンズのような
減衰による周波数特性の劣化はなくなり、更に感度(効
率)も高くすることができる。ちなみに、従来例とまっ
たく同じ構成(周波数、開口、焦点距離)と本実施例と
の受信電圧、つまり感度(効率)を比較してみると、本
実施例の方が約6dB高い値を示した。
【0020】なお、本実施例では、圧電体1として圧電
セラミックスを用いた場合について説明したが、このほ
か、圧電セラミックスと高分子を複合化した複合圧電体
や、PVDFなどの圧電体1を用いた場合についても同
様に広帯域で正規分布型の周波数特性のものが得られ
る。この場合、圧電体1の音響インピーダンスが圧電セ
ラミックスより小さくなるので、当然のことながら、第
1、第2の音響整合層3、4の音響インピーダンス値も
小さい値のものが用いられる。
【0021】また、本実施例では、音響整合層3、4を
2層設けた場合について説明したが、このほか、一層、
若しくは3層以上の音響整合層を用いた場合についても
同様に広帯域で正規分布型の周波数特性のものが得られ
る。
【0022】また、本実施例では、第2の音響整合層4
の厚みを均一にし、また被検体5との接触面がほぼ平坦
面になるように形成した場合について説明したが、この
ほか、第1の音響整合層3と同様に第2の音響整合層4
の厚みを不均一にし、最も厚い部分の厚みをほぼ4分の
1波長にし、被検体5側の面を凹面形状の構成にした場
合についても同様に広帯域で正規分布型のものが得られ
る。
【0023】また、本実施例では、圧電体1が単一の場
合について説明したが、図3に示すように、圧電体1を
短冊状に分割した、いわゆるアレイ型の超音波トランス
デューサについても同様の効果が得られる。
【0024】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照したがら説明する。図4は本発明の
第2の実施例における超音波トランスデューサを示す概
略断面図である。
【0025】本実施例においては、図4示すように、上
記第1の実施例と同様に、圧電体1と、バッキング材2
と、第1の音響整合層3と、第2の音響整合層4とから
構成されている。
【0026】圧電体1の曲率半径Rは、超音波ビームの
焦点をどこにするかによって決められ、また、圧電体1
の開口幅Aは、周波数と超音波ビームの絞る強さなどに
よって決められているため、上記第1の実施例の場合の
ように圧電体1の凹面部全体に第1の音響整合層3を形
成することができない場合がある。すなわち、圧電体1
の凹面部の最も高くなるところの高さが第1の音響整合
層3の厚みになる訳で、この厚みが4分の1波長にでき
ない構成になる。この場合には、本実施例に示すような
構成にすることにより解決できる。
【0027】図4に示すように、任意の曲率を有する凹
面形状の圧電体1の超音波送受信面に外側の部分を除い
て第1の音響整合層3を設け、この第1の音響整合層3
は最も厚くなる部分の厚みがほぼ4分の1波長になるよ
うに曲率を持たせた凹面形状に形成し、更に、第1の音
響整合層3上から第2の音響整合層4を設け、この第2
の音響整合層4は第1の音響整合層3と同様に、最も厚
くなる部分の厚みが4分の1波長になるように曲率を持
たせた凹面形状に形成する。
【0028】例えば、上記第1の実施例と同様に、圧電
体1として周波数5.0MHzの圧電セラミックス、第
1、2の音響整合層3、4として音響インピーダンスが
それぞれ12MRayl(音速2550m/s)、2.
8MRayl(音速2580m/s)の材料を用い、圧
電体1の曲率半径Rを40mm、開口径Aを10mmと
した場合、第1、2の音響整合層3、4のそれぞれの最
も厚い部分をほぼ4分の1波長の厚み(第1の音響整合
層3は0.128mm、第2の音響整合層4は0.12
9mm)にしようとすると、第1の音響整合層3の曲率
半径は67mmとなる。また、第2の音響整合層4の被
検体5側の曲率半径は218mmとなる。このように、
第1、第2の音響整合層3、4についても曲面を持たせ
ることにより、それぞれの最も厚い部分の厚みをほぼ4
分の1波長に設定することが可能となる。また、上記第
1の実施例と同様に、圧電体1を任意の曲率を持たせた
凹面形状に形成しているので、従来のように音響整合層
上にシリコーンゴムなどの音響レンズを設けなくとも任
意の距離に焦点を有する超音波ビームを集束させること
ができる。したがって、もちろん、従来のような音響レ
ンズの減衰による周波数特性の劣化はなくなり、更に感
度(効果)も高くすることが可能になるという特徴を有
している。
【0029】したがって、広帯域で正規分布型の周波数
特性と高効率を有する超音波トランスデューサを得るこ
とができるので、高分解能で、しかも、被検深度の深い
超音波画像を得ることが可能となる。
【0030】なお、本実施例では、圧電体1として圧電
セラミックスを用いた場合について説明したが、このほ
か、圧電セラミックスと高分子を複合化した複合圧電体
や、PVDFなどの圧電体1を用いた場合についても同
様に広帯域で正規分布型の周波数特性のものが得られ
る。この場合、圧電体1の音響インピーダンスが圧電セ
ラミックスより小さくなるので、当然のことながら、第
1、第2の音響整合層3、4の音響インピーダンス値も
小さい値のものが用いられる。
【0031】また、本実施例では、音響整合層3、4を
2層設けた場合について説明したが、このほか、一層、
若しくは3層以上の音響整合層を用いた場合についても
同様に広帯域で正規分布型の周波数特性のものが得られ
る。
【0032】また、本実施例では、圧電体1、第1、第
2の音響整合層3、4を1点の中心点を有する単一の曲
率に構成した場合について説明したが、このほか、圧電
体1、第1、第2の音響整合層3、4を複数の中心点を
有する曲率面にした構成を用いても同様に、広帯域で正
規分布型の周波数特性を得ることができる。
【0033】また、本実施例では、第1、第2の音響整
合層3、4の両方に曲率を持たせて曲面の厚みを不均一
にした場合について説明したが、このほか、第1の音響
整合層3だけ曲面にして不均一の厚みにし、第2の音響
整合層4は4分の1波長の均一の厚みにした構成を用い
ても同様に広帯域で正規分布型の周波数特性を得ること
ができる。
【0034】また、本実施例では、圧電体1が単一の場
合について説明したが、圧電体1を短冊状に分割した、
いわゆるアレイ型の超音波トランスデューサについても
同様の効果が得られる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
音波を送受信する方向に対して凹面形状を有する圧電体
の凹面側に少なくとも1層以上の音響整合層を形成し、
この少なくとも一層以上の音響整合層は不均一の厚みに
形成し、かつ上記音響整合層の最大厚みが4分の1波長
の厚みとなるように形成しているので、広帯域で正規分
布型の周波数特性にすることが可能になる。また、圧電
体自身を任意の曲率を有する凹面形状に形成し、超音波
ビームを集束することができるので、音響レンズが不要
となる。このように、音響レンズによる減衰の影響を受
けることなく、広帯域の周波数特性を得ることができる
とともに、感度(効率)を向上させることができ、した
がって、高分解能で、かつ被検深度の深い超音波画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における超音波トランス
デューサを示す概略断面図
【図2】同超音波トランスデューサの周波数特性の説明
【図3】同超音波トランスデューサをアレイ型に構成し
た例の概略斜視図
【図4】本発明の第2の実施例における超音波トランス
デューサを示す概略断面図
【図5】従来の超音波トランスデューサを示す概略断面
【符号の説明】
1 圧電体 2 第1の音響整合層 3 第2の音響整合層 4 バッキング材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ均一の厚みを有し、かつ超音波を送
    受信する方向に対して凹面形状を有する圧電体と、この
    圧電体の凹面側に少なくとも一層以上設けられた音響整
    合層とを備え、上記音響整合層の少なくとも一層以上が
    不均一な厚みを有し、かつ上記音響整合層の最大厚みが
    ほぼ4分の1波長の厚みになるように形成された超音波
    トランスデューサ。
  2. 【請求項2】 音響整合層が2層に形成され、圧電体側
    に設けられた第1の音響整合層が不均一な厚みを有し、
    かつその最大厚みがほぼ4分の1波長の厚みになるよう
    に形成され、被検体側に設けられた第2の音響整合層が
    4分の1波長のほぼ均一な厚みになるように形成された
    請求項1記載の超音波トランスデューサ。
  3. 【請求項3】 少なくとも一層以上の音響整合層が不均
    一な厚みで、超音波受信方向に対して曲面形状を有し、
    この音響整合層の最大厚みがほぼ4分の1波長の厚みに
    なるように形成された請求項1記載の超音波トランスデ
    ューサ。
  4. 【請求項4】 音響整合層が超音波送受信方向に対して
    凹面形状になるように形成された請求項3記載の超音波
    トランスデューサ。
  5. 【請求項5】 音響整合層が圧電体の曲率より大きい曲
    率を持つ請求項3または4記載の超音波トランスデュー
    サ。
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