JPS5926303B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPS5926303B2
JPS5926303B2 JP50124439A JP12443975A JPS5926303B2 JP S5926303 B2 JPS5926303 B2 JP S5926303B2 JP 50124439 A JP50124439 A JP 50124439A JP 12443975 A JP12443975 A JP 12443975A JP S5926303 B2 JPS5926303 B2 JP S5926303B2
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JP
Japan
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ultrasonic
width
pulser
thickness
channel
Prior art date
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Expired
Application number
JP50124439A
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English (en)
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JPS5249689A (en
Inventor
一浩 飯沼
欣也 高見沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、超音波により被検体内の断層像を得る超音波
診断装置に係わり、特に電子走査方式の装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
電子走査形の超音波診断装置は、走査方法によつてセク
タ(扇)方式とリニア方式との2つに大別される。
本発明は、特に後者の方式に好適な装置に関するもので
ある。一般にリニア式の装置では、第1図に示すように
超音波吸収体11の上に一列に配列された多数の超音波
振動子T11〜Tlnのうち、隣接する例えば5個の振
動子を、駆動し、その駆動する5個の振動子を1個ずつ
ずらしていくことによつて走査が行われる。
すなわち、超音波吸収体11と超音波振動子T11〜T
lnを含むプローブ12の各振動子の電極には駆動線1
3が接続され、この駆動線はケーブル14によつて束ね
られる。、駆動線13は駆動する振動子を切換えるため
の切換回路を介して、振動子に電圧を印加するためのパ
ルスを発生するパルサー及び反射波を処理する受波回路
と接続される。パルサーから振動子に供給されるパルス
は、隣接する5個の振動子に機械的に振動を励起させ、
5個の振動子の中心から最も強い超音波ビームが発生す
る。
このビームによる反射波は同じ振動子で受波され、電気
信号に変換されて受波回路に供給される。受波回路はこ
の電気信号に変換された反射波を処理し、例えば振幅値
を輝度変調する。同様に、駆動する振動子を切換回路に
よつて1個ずつずらすことにより超音波ビームもずらし
、2次元の走査を行う。このようにして、被検体の断層
像を得る。ところで、この種の装置は、例えば胎児の心
臓の動きを見るために、リアルタイムで断層像を観察で
きることと、断層像の幅(視野幅)が広いことと、断層
像が正確であることなどが要求される。
第1図からもわかるように、視野幅はプローブ、12の
幅、すなわち振動子の配列方向の長さ(以下、単に幅と
称す。)と個数の積に比例する。同じ振動子数では、振
動子の幅が大きい方が視野幅は広くなる。リアルタイム
性をよくするためには、超音波ビームの本数が少ないこ
とすなわち振動子の数が少ないことが要求される。
正確な断層像を得るためには、グレーテングロープを小
さくすることが要求される。
このグレーテングローブというのは、超音波の送波方向
(振動子配列面に垂直な方向)以外の方向に発生する超
音波ビームを言い、この方向の反射信号も受波されるの
でアーチフアクトの原因になる。このグレーテングロー
ブは各振動子の幅が振動子の超音波送波方向の長さ(以
下、厚みと称す。)より大きくなると、超音波の送波方
向の中心に近い方向に発生することが知られている。ま
た振動子の幅が厚みより大きくなつてくると、厚み振動
の共振周波数よりも低い周波数において幅寸法で決まる
共振を起こし、これが振動子から発射されるパルスを長
く複雑化し、距離分解能及び方位分解能を劣化させ音場
に悪影響を及ぼす。
従つて、振動子の中心間隔dはその厚みより小さいこと
が要求される。〔背景技術の問題点〕 近年、特に高分解能の断層像を得るために高周波の超音
波を利用する傾向にある。
高周波の超音波を発生させるためには、振動子の厚みを
薄くする必要がある。このため各振動子の幅も小さくな
る。この種の装置では深部まで超音波が届くために超音
波の送波出力が減少しないよう隣接する振動子の間隔を
狭くする。
従つて、視野幅を減少させずに、超音波周波数を高周波
化するためには振動子の増加を招き、リアルタイム性が
悪くなるなどの問題が生じる。〔発明の目的〕 本発明は上記した点についてなされたもので、振動子の
数が増加してもリアルタイム性を損わずしかも、正確な
断層像を得ることができる超音波診断装置を提供するこ
とを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明はこの目的を達成するために超音波吸収体から成
る支持基板と、この支持基板の一面に一列に多数個配列
され、各々、配列方向の幅Aが超音波送波方向の厚みB
と同程度以下に形成される超音波振動素子と、中心間隔
dが前記振動素子の厚みBより大きくなるように相隣接
する前記振動素子を複数個ずつ共通接続したチヤンネル
素子と、前記各チヤンネル素子にそれぞれ接続された複
数の駆動線と、前記チヤンネル素子に前記駆動線を介し
て駆動するパルスを供給するパルサーと、前記チヤンネ
ル素子で受波された反射波を処理する受波回路と、前記
受波回路及び前記パルサーに接続される前記,駆動線を
順次切換える切換え回路とを備えたことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
印下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
第2図は一実施例の構成図であり、21〜24は第1図
における11〜14に対応する。図示するように、支持
台21の一面に、振動素子T2la,T2lb,・・・
T2na,T2nbが配列されている。振動素子T2l
a,T2lbは共通接続されてチヤンネル素子T2lを
形成し、駆動線231に接続される。以下同様に、対の
振動素子T22aとT22b,・・・T2naとT2n
bは共通接続され、チヤンネル素子T22〜T2nを形
成し、駆動線232〜23nに接続される。これらの駆
動線231〜23nはケーブル24によつてまとめられ
ており、切換回路25に接続される。この回路は、パル
サー26と受波回路27から成る送受波回路28に接続
される。パルサー26は、チヤンネル素子T2l〜T2
nを,駆動する1駆動パルスを発生する回路であり、出
力の5駆動パルスは切換回路25を通つて同時,駆動さ
れる1グループのチヤンネル素子、例えばT2l〜T2
5に送られる。
目的物からの反射波は同じグループのチヤンネル素子で
受け、駆動線、ケーブル、切換回路25を通つて受波回
路27において処理される。切換回路25内のスイツチ
を作動させることにより、1駆動するチヤンネル素子を
順次1個ずつずらせて駆動し、リニア走査を行なう。第
2図から明らかなようにこの実施例では、各チヤンネル
素子は共通接続された一対の振動素子から成つており、
各振動素子の配列方向の幅Aは厚みBと同程度以下の大
きさになつている。
したがつて、各チヤンネル素子の間隔dが厚みBよりも
大きい場合も幅寸法による共振が少なくなり、超音波放
射方向の分解能の劣化を防止できる。勿論、各チヤンネ
ル素子は、幅が大きい超音波振動子を配列方向の幅が厚
み程度以下になるように2以上に分割した振動素子を共
通接続して形成してもよい。次に、このように各超音波
振動子を3分割した場合の具体的実施例について述べる
厚さBが約1ミリで中心周波数が2MHz0)PZT(
クレバイト社の商品名)圧電振動子を用いた。各振動素
子の幅A=1ミリ(隣接する振動素子間隔を無視)とし
、走査線間隔3ミリとした。したがつて、リニア走査は
振動素子3個毎ずらせてなされることになる。この実施
例による反射波を、従来の装置による場合とを比較して
、第3図に示す。
同図aは幅A=1ミリの振動素子3個を共通接続して1
個のチヤンネル素子とした場合(この実施例)の超音波
反射パルス波形である。また第3図bは幅−3ミリの超
音波振動子を用いた装置の同条件下における反射パルス
波形である。どちらも横軸は時間(2μSec/Di)
、縦軸は振幅の大きさを示す。同図C,dは各々上記A
,bに対応する振動子の電気的入力コンダクタンスの特
性図である。
これらの図から明らかなように、共通接続(分割)しな
い装置では厚み共振よりも低周波数において、幅寸法に
よる共振が生じ反射パルス幅が複雑となり長くなる。こ
れに対し、本発明の実施例の装置では幅寸法による共振
がほとんどなく、反射パルスの幅も比較的小さい。した
がつて本発明の装置では距離分解能は従来のものと比較
して高い。まプこ、第4図は幅方向の共振が超音波の指
向持性に及ぼす影響を示すもので、aは4個の超音波振
動子を各々3分割し、各振動素子の幅A=1ミリのとき
の測定結果であり、また同図bは4個の超音波振動子を
分割しないで並べたとき、(各超音波振動子の幅が3ミ
リ)の測定結果である。
横軸は超音波振動子列表面に直角な方向を基準とした角
度を示し、縦軸は超音波の相対的な強度を示す。尚、点
線は理論値である。a(5bの比較により、共通接続し
ない場合と比較して本発明の装置ではサイドローブが非
常に小さいことが理解される。特に、共通接続しない場
合はメインローブに近い30、付近に大きなサイドロー
プを生ずる。〔発明の効果〕以上説明したように、本発
明では振動素子を共通接続したチヤンネル素子を配列し
、駆動線と接続している。
従つて、チヤンネル素子間隔を振動素子の厚みより大き
くすることができるため、視野を減じることなく、リア
ルタイム性を向上できる。しかも駆動線総数及びそれに
接続される回路の数が少なくて済み、装置の操作性及び
信頼性が向上する。また、各チヤンネル素子は幅が厚み
と同程度以下の大きさの振動素子で形成されており、幅
寸法による共振が少ないためサイドローブが少なく、放
射されたパルスが尾を引くことがなく距離分解能は良好
である。また、振動素子間隔をDとすればDSlnθ−
n・λ(n:整数、λ:超音波の波長)を満足する角度
θにクレーティングローブを生ずるが、この位置はDが
大きい程中心によつてくる。
即ち、振動素子幅が広いとDが大きくなり中心に近いと
ころにクレーティングローブを生じる。本発明の装置に
よれば振動素子間隔Dが小さくなるため、クレーティン
グローブも遠方へ移り、特にλ〉Dならばクレーティン
グローブの影響をほとんど避けることができる。また、
幅方向の共振による指向性劣化を防止できる。尚、本発
明は電子走査式の超音波装置だけでなく、機械走査式の
装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超音波診断装置のプローブ部分を示す図
、第2図は本発明の一実施例装置を説明する為の図、第
3図、第4図は本発明の他の実施例の特性図である。 11,21・・・・・・支持台、12,22・・・・・
・プローブ、13,23・・・・・・駆動線、25・・
・・・・切換回路、26・・・・・・パルサー、27・
・・・・・受波回路、Tll〜Tln・・・・・・超音
波振動子、T2l〜T2n・・・・・・チヤンネル素子
、T2la,T2lb−T2na〜T2nb・・・・・
・振動素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 超音波吸収体から成る支持基板と、この支持基板の
    一面に一列に多数個配列され、各々、配列方向の幅Aが
    超音波送波方向の厚みBと同程度以下に形成される超音
    波振動素子と、中心間隔dが前記振動素子の厚みBより
    大きくなるように相隣接する前記振動素子を複数個ずつ
    共通接続したチャンネル素子と、前記各チャンネル素子
    にそれぞれ接続された複数の駆動線と、前記チャンネル
    素子に前記駆動線を介して駆動するパルスを供給するパ
    ルサーと、前記チャンネル素子で受波された反射波を処
    理する受波回路と、前記受波回路及び前記パルサーに接
    続される前記駆動線を順次切換える切換え回路とを備え
    たことを特徴とする超音波診断装置。
JP50124439A 1975-10-17 1975-10-17 超音波診断装置 Expired JPS5926303B2 (ja)

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JP50124439A JPS5926303B2 (ja) 1975-10-17 1975-10-17 超音波診断装置

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JP50124439A JPS5926303B2 (ja) 1975-10-17 1975-10-17 超音波診断装置

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JPS5249689A JPS5249689A (en) 1977-04-20
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ID=14885515

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS555623A (en) * 1978-06-27 1980-01-16 Yokogawa Electric Works Ltd Trembler alley
DE2829539C2 (de) * 1978-07-05 1980-01-17 Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen Verfahren zur Herstellung von Ultraschallköpfen
JPS5567370A (en) * 1978-11-13 1980-05-21 Tokyo Shibaura Electric Co Piezooelectric converting piece
JPH0649287Y2 (ja) * 1989-02-16 1994-12-14 株式会社島津製作所 超音波診断装置

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