JP3862793B2 - 超音波探触子及びそれを用いた超音波診断装置 - Google Patents

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    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/06Visualisation of the interior, e.g. acoustic microscopy
    • G01N29/0609Display arrangements, e.g. colour displays

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波打ち出し時のグレイティングローブ(grating lobe)を軽減して超音波送信ビームの指向性を改善することができる超音波探触子、及びこの超音波探触子を被検体内の診断部位へ向けて超音波を送受信する探触子として用いた超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の超音波探触子は、超音波を打ち出すと共にその反射エコーを受信する複数の振動子と、この振動子の背面に設けられ該振動子から出る超音波が再び戻って来ないようにするバッキング材と、上記振動子の前面に設けられ該振動子の音響インピーダンスと生体の音響インピーダンスとの差を整合する音響整合層と、この音響整合層の上面に設けられ超音波ビームを収束させる音響レンズとを有して成っていた。そして、上記複数の振動子は短冊形に形成され、この短冊形の振動子を一次元に直線状に多数並べ、又は二次元に多数配列し、或いは多数配列後の超音波送受信面が円弧状となるように並べて超音波探触子が形成されていた。
【0003】
このような超音波探触子で超音波ビームを走査するには、該超音波探触子の駆動による超音波送信ビーム及び超音波受信ビームを組み合わせて行っている。すなわち、上記振動子に時間的に遅延した送信信号を加えることによりある点にて超音波を収束する超音波送信ビームを形成し、上記振動子で受信した反射エコー信号を遅延し整相することにより超音波受信ビームを形成していた。また、多数並べられた振動子の短軸方向の超音波ビームを音響レンズ等により収束することで、断層像のスライス厚を制御していた。さらに、1方向の超音波送信ビームに対して2〜4本程度の超音波受信ビームを組み合わせることにより、超音波ビームの走査線本数を増加し、走査時間の改善及び超音波画像の分解能の向上を図っていた。また、三次元画像を得る方法として、超音波ビームの二次元走査を被検体に対するスライス方向に複数回行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の超音波探触子においては、超音波送信ビームに指向性があり、従来の振動子形状及び振動子配列ではメインローブ以外にグレイティングローブと呼ばれる横方向に出る超音波が発生し、超音波送信ビームの指向性が劣化することがあった。このようなグレイティングローブが存在することから、超音波受信ビームを複数本使用して超音波ビーム本数を増やすと各々の超音波ビーム間に感度差が生じるものであった。そして、この感度差が生じることから超音波受信ビームの本数が制限され、得られる超音波画像の高フレームレート化が制約されることがあった
。また、従来の超音波探触子を用いて診断用の三次元画像を得るには、上記超音波ビームの本数に制限があることと、フレームレートをあまり高くできないこととから、例えば被検体内の運動部位の三次元診断ができないことがあった。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、超音波打ち出し時のグレイティングローブを軽減して超音波送信ビームの指向性を改善することができる超音波探触子、及びこの超音波探触子を被検体内の診断部位へ向けて超音波を送受信する探触子として用いた超音波診断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による超音波探触子は、超音波を打ち出すと共にその反射エコーを受信する複数の振動子を備え、この振動子の背面にはバッキング材を有し、且つその前面には音響整合層及び音響レンズを有して成る超音波探触子において、上記振動子を所定形状の小形ブロック状に形成すると共に、この小形ブロック状の多数の振動子を半球状に突出する球面に形成されたバッキング材の前面側に球面状に配列したものである。
【0007】
また、上記振動子は、円板状又は多角形板状に形成され、円板状のもののみ、又は多角形板状のもののみ、或いは円板状と多角形板状とを組み合わせたものを用いて球面状に配列したものとしてもよい。
【0008】
また、関連発明としての超音波診断装置は、複数の振動子が配列され被検体内へ超音波を送受信する探触子と、この探触子内の各振動子に超音波打ち出しの送信信号を送出する送信部と、上記探触子からの反射エコー信号を整相加算する受信部と、この受信部からの受信信号を処理する信号処理部と、この処理後の受信信号を画像データに変換して記憶する画像記憶部と、この画像記憶部からの画像データを画像として表示する表示部と、を有して成る超音波診断装置において、上記探触子として、上述の手段の超音波探触子を用い、その探触子を構成する多数の振動子に上記送信部から同位相の送信信号を送出して指向性を有しない点音源と同等の音場を発生可能とし、上記受信部は探触子からの受信信号により同時に複数本の受信ビームを発生可能としたものである。
【0009】
さらに、上記画像記憶部は、同時に二次元の断層像を少なくとも2画像以上表示するための画像データ又は三次元の画像を表示するための画像データを記憶するフレームメモリを有するものとしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明による超音波探触子の実施の形態を示す斜視図である。この超音波探触子1は、超音波を利用して被検体内の診断部位の超音波画像を得る超音波診断装置にて上記被検体内へ超音波を送受信する計測部となるもので、図1に示すように、超音波を打ち出すと共にその反射エコーを受信する複数の振動子2,2,…を備え、この振動子2の背面にはバッキング材3を有し、且つその前面には音響整合層(図示せず)を有して成る。
【0011】
上記複数の振動子2は、超音波を打ち出すと共にその反射エコーを受信するもので、ZnO又はPZT等の材料を圧電素子とし、この圧電素子の両面に電極を設け、両電極間に電圧を印加して上記圧電素子を厚さ方向に伸縮させるようになっている。また、バッキング材3は、上記振動子2の背面に設けられ該振動子2から出る超音波が再び戻って来ないようにするもので、超音波の減衰の大きい材料を使用している。さらに、図示省略してあるが、音響整合層は、上記振動子2の前面に設けられ該振動子2の音響インピーダンスと生体の音響インピーダンスとの差を整合するもので、その音響インピーダンスが両者の中間的な値の材料でできている。
【0012】
ここで、本発明においては、上記振動子2は所定形状の小形ブロック状に形成されると共に、この小形ブロック状の多数の振動子2,2,…が半球状に突出する球面に形成されたバッキング材3の前面側に球面状に配列されている。すなわち、上記振動子2は、図1に示すように、直径数μm〜数mm程度の円板状に形成されている。或いは、図2に示すように、一辺数μm〜数mm程度の多角形板状、例えば六角形板状に形成されている。製法としては、例えばスパッタリングにより薄膜を形成しカッティングすることによりできる。また、上記バッキング材3の前面側は、図1及び図2に示すように、半球状に突出する球面に形成されている。そして、このような形状に形成されたバッキング材3の前面側に、上記多数の振動子2,2,…が球面状に配列されている。この配列方法の例としては、チップ自動実装機でマウントし、バッキング材3側にある端子にワイヤボンディングを施すことにより実現する。
【0013】
なお、図1においては円板状の振動子2のみを多数球面状に配列し、図2においては多角形板状の振動子2のみを多数球面状に配列したものを示したが、これに限らず、円板状の振動子2と多角形板状の振動子2とを交互に配列して組合せ、全体として球面状に配列してもよい。
【0014】
このように、多数の振動子2,2,…を球面状に配列して構成されているので、上記多数の振動子2,2,…に対して図示外の超音波診断装置から同位相の送信信号を送出することにより、図3(a)に示すように、各振動子2,2,…から特定の指向性を有した超音波4,4,…が送信される。このとき、全体として上記各振動子2,2,…から放射状に超音波4,4,…が送信され、そのときの超音波4の音圧の山谷に着目すると、振動子2,2,…を配列している球面の中心を中心とした同心円を描いて波面5が順次伝播する。これにより、図3(b)に示すように、上記振動子2,2,…が配列された球面6の中心に点音源7が存在する状態と同等になり、該点音源7から一様に超音波8が送信されることとなる。
【0015】
しかし、実際には、前述のように振動子2からの超音波送信ビームには指向性がある。いま、上記振動子2の形状による指向性の変化の様子を図4及び図5に示す。図4は円板状の振動子2の場合の指向性を示している。このとき、図4(a)に示すように上記円板状の振動子2の直径をdとし、打ち出される超音波の波長をλとし、図4(b)においてメインローブ9の中心からの方位角をγとすると、ベッセル関数J1(Z)のファクタZは下記の式(1)で表わされ、図4(b)においてメインローブ9の高さを示す指向性関数Rは下記の式(2)で表わされる。
【0016】
Figure 0003862793
【0017】
また、図5は多角形板状の振動子2′の場合の指向性を示している。このとき、図5(a)に示すように正方形板状の振動子2′の一辺の長さをaとし、打ち出される超音波の波長をλとし、図5(b)においてメインローブ9の中心からの方位角をγとすると、ベッセル関数J1(Z)のファクタZは下記の式(3)で表わされ、図5(b)においてメインローブ9の高さを示す指向性関数Rは下記の式(4)で表わされる。
【0018】
Figure 0003862793
【0019】
いま、図4の円板状の振動子2の場合と、図5の正方形板状の振動子2′の場合の指向性を比較すると、次のことが言える。すなわち、図4(b)に示す円板状の振動子2の場合は、図5(b)に示す正方形板状の振動子2′の場合に比し、メインローブ9の幅は拡大するが、グレイティングローブ10のレベルは低減する。このことから、円板状の振動子2の方が正方形板状の振動子2′よりも指向性が向上することが分かる。一般的には、多角形の角数が多い方が指向性は高いと言える。また、各振動子2間の間隔が密で、振動子口径が小さく、且つ振動子数が多いほど指向性を向上することが出来る。従って、本発明の超音波探触子1によれば、送信信号を印加して駆動することにより、送信した超音波の音圧は全方向に対して均等に伝播し、点音源送信を可能とする。なお、上記振動子2の配列間隔を密にすることにより、メインローブが折り重なり全方向に対して均等に伝播し、点音源送信を可能とすることができる。
【0020】
なお、上記振動子2の形状を円板状又は正多角形としその振動子2の配列を等間隔にすることにより、後述の超音波診断装置における超音波受信ビームの形成において、ある一方向の遅延量データと他の方向の遅延量データとを共通化でき、データ数の削減、演算量の削減が可能となり、装置の回路規模の小形化及び処理速度の高速化並びに高フレームレート化が可能となる。
【0021】
図6は上記超音波探触子の関連発明としての超音波診断装置を示すブロック図である。この超音波診断装置は、超音波を利用して被検体内の診断部位の断層像を収集して表示するもので、図6に示すように、探触子1と、送信部11と、受信部12と、信号処理部13と、画像記憶部14と、表示部15と、制御部16と、入力手段17とを有して成る。
【0022】
上記探触子1は、被検体内へ超音波を送信すると共に受信するもので、その内部には複数の振動子が配列されている。送信部11は、上記探触子1内の各振動子に超音波打ち出しの送信信号を送出するもので、その内部には図7又は図8に示すように、基本クロック発生器18と、送信信号タイミング部19と、送信信号発生部20と、増幅器21とを有している。また、受信部12は、上記探触子1からの反射エコー信号を増幅し、A/D変換し、整相加算し、さらにフィルタ処理、検波、LOG圧縮処理等をするもので、その内部には図9に示すように、信号遅延部22と加算部23とから成る整相部を有している。
【0023】
信号処理部13は、上記受信部12からの受信信号を処理するもので、メディアン、FFT、スムージングなどのフィルタ処理等を行うようになっている。画像記憶部14は、上記信号処理部13で処理後の受信信号を画像データに変換し画像処理を行い画像データを記憶するもので、RAM等の画像記憶用メモリに保管するようになっている。また、表示部15は、上記画像記憶部14からの画像データを画像として表示するもので、画像エンコーダ及びCRT等を有して成る。
【0024】
そして、制御部16は、上記各構成要素の動作を制御するもので、例えばCPU(中央処理装置)から成る。さらに、入力手段17は、上記制御部16に操作指令を入力するもので、装置の操作、制御の際に各種パラメータを入力するためのボタン、スイッチ、トラックボール、マウス、タッチパネル等から成る。
【0025】
ここで、本発明においては、上記探触子1として、図1又は図2に示す超音波探触子1が用いられ、その探触子1を構成する多数の振動子2,2,…に上記送信部11から同位相の送信信号を送出して指向性を有しない点音源と同等の音場を発生可能とし、上記受信部12は探触子1からの受信信号により同時に複数本の受信ビームを発生可能とされている。
【0026】
図7は送信部11の内部構成を示すブロック図である。基本クロック発生器18は、探触子1に対する送信信号を生成するためのサンプリングクロックを発生するもので、例えば水晶等の発振器や、カウンタ、分周器等で構成されている。送信信号タイミング部19は、上記基本クロック発生器18からの出力信号を入力して探触子1に対する送信信号を生成するためのタイミングを発生するもので、例えばROM,RAM等の記憶手段、カウンター、分周器等で構成されている。また、送信信号発生部20は、上記送信信号タイミング部19からの出力信号を入力して探触子1に対する送信信号を発生するもので、例えばROM,RAM等の記憶手段、D/A変換器、オペアンプ、FET(電界効果トランジスタ)等で構成されている。さらに、増幅器21は、上記送信信号発生部20からの出力信号を入力して増幅し探触子1に送信信号を出力するもので、例えばトランジスタ、FET、オペアンプ、バッファメモリ等で構成されている。
【0027】
この状態で、従来の超音波探触子を用いた超音波診断装置の送信部では、超音波を送信する振動子数分の送信信号タイミングを発生し、複数の送信信号を発生し増幅していたが、本発明によれば、図7に示すように従来と同様に複数個の増幅器21を利用すると、探触子1の振動子数N個に対応した増幅器21に対して同位相の送信信号タイミングを供給すればよい。また、上記のように送信信号タイミングが同位相なので、図8に示すように、増幅器21は振動子を駆動可能であれば1個だけでもよく、増幅器21の駆動能力に応じ最小限の個数で実施できる。このように、図7又は図8に示す送信部11で発生した同位相の送信信号が、図1又は図2に示す構成の探触子1に送信されることにより、該探触子1で送信した超音波の音圧は全方向に対して均等に伝播し、点音源送信を可能とする。
【0028】
図9は受信部12内の整相部を示すブロック図である。信号遅延部22は、探触子1の複数の振動子で受信した複数の受信信号をそれぞれ遅延し位相を合わせるもので、LC遅延線、RC遅延線等の遅延素子、またはデジタル遅延回路等におけるRAM等のメモリ、セレクタ等で構成されている。加算部23は、上記信号遅延部22からの受信信号を加算するもので、オペアンプ、トランジスタ又はDSP、デジタル加算器等により構成されている。図9の例では、三つの超音波受信ビームを生成する場合を示しており、上記信号遅延部22には複数の遅延素子から成る遅延素子群が3群(24a,24b,24c)設けられ、受信信号の方向ごとに遅延量を制御して受信ビームの方向を制御するようになっている。そして、それぞれの遅延素子群24a,24b,24cによって整相された受信信号は、3個の加算部23でそれぞれ加算され、三方向の超音波受信ビームが生成される。なお、上記遅延素子群24a〜24c及び加算部23の数を増やすことにより、得られる超音波受信ビームの本数が増大し超音波画像のフレームレート及び分解能等を向上することが出来る。
【0029】
なお、この実施例において、超音波受信ビームを二次元方向に同時に走査することにより、超音波三次元画像を得ることができる。或いは超音波受信ビームを一次元方向に走査し、且つその走査方向と90度方向に超音波受信ビームを絞り込むことにより、短軸方向スライス厚がシャープな超音波断層像を得ることができる。或いは、超音波受信ビームを一次元方向に同時に走査し、且つその走査方向と90度方向に超音波受信ビームを絞り込まないことにより、短軸方向の超音波透過断層像を得ることができる。
【0030】
図10は画像記憶部14の内部構成を示す説明図であり、同時に二次元の断層像を少なくとも2画像以上表示するための画像データ又は三次元の画像を表示するための画像データを記憶するフレームメモリを有している。具体的には、プリメモリ25と、画像処理部26と、ポストメモリ27とから成る。上記プリメモリ25は、診断用画像データの元になる受信信号データ、設定状態、コメント、スケール等の診断用パラメータ、ボディマーク等のキャラクタデータを記憶するもので、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶媒体から成る。また、画像処理部26は、上記プリメモリ25から読み出した各データについて、フレーム間処理、フィルタ処理、座標変換処理、拡大又は縮小等の画像処理を二次元表示、三次元表示、分割表示等の方式に対応して行うもので、DSP、デジタルフィルタ、掛け算器、引き算器、足し算器、割り算器などから成る。さらに、ポストメモリ27は、上記画像処理部26で処理された画像データを記憶すると共に後段の表示部15へ出力するもので、ROM、RAM、ハードディスク等の記憶媒体から成る。
【0031】
以上のように、図9に示す受信部12内の整相部と図10に示す画像記憶部14において、超音波受信ビームを少なくとも同時に2直線方向走査以上又は三次元方向走査を行い、且つ同時に二次元の断層像を少なくとも2画像以上表示するための画像データを記憶するフレームメモリを有することにより、複数の断層像を表示することができる。また、上記受信部12と画像記憶部14で超音波受信ビームを三次元方向に同時に走査し、且つ三次元画像を表示するための画像処理を行うことにより、シネ撮影、透過、鳥瞰等の三次元画像を表示することができる。さらに、上記において三次元画像データから二次元の画像を表示するための画像処理を行うことにより、B像、C像等の超音波断層像、及びシネ撮影像、透視像等の二次元画像を表示することができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明による超音波探触子は以上のように構成されたので、振動子を所定形状の小形ブロック状に形成すると共に、この小形ブロック状の多数の振動子を半球状に突出する球面に形成されたバッキング材の前面側に球面状に配列したことにより、上記多数の振動子に同位相の送信信号を印加して駆動することで、送信した超音波の音圧は全方向に対して均等に伝播し、点音源送信を可能とすることができる。
【0033】
また、上記超音波探触子の振動子を、円板状又は多角形板状に形成し、円板状のもののみ、又は多角形板状のもののみ、或いは円板状と多角形板状とを組み合わせたものを用いて球面状に配列した場合は、超音波打ち出し時のグレイティングローブを軽減して超音波送信ビームの指向性を改善することができる。従って、超音波ビーム本数を増やしても感度差があまり生じず、超音波受信ビームの本数が制限されず、得られる超音波画像の高フレームレート化が可能となる。
【0034】
また、上記超音波探触子の関連発明としての超音波診断装置は、その探触子として図1又は図2に示す超音波探触子を用い、その探触子を構成する多数の振動子に送信部から同位相の送信信号を送出して指向性を有しない点音源と同等の音場を発生可能とし、受信部は探触子からの受信信号により同時に複数本の受信ビームを発生可能としたことにより、送信した超音波の音圧は全方向に対して均等に伝播し、点音源送信を可能とすることができると共に、超音波ビーム本数を増やしても感度差があまり生じず、超音波受信ビームの本数が制限されず、得られる超音波画像の高フレームレート化が可能となる。
【0035】
さらに、上記超音波診断装置の画像記憶部を、同時に二次元の断層像を少なくとも2画像以上表示するための画像データ又は三次元の画像を表示するための画像データを記憶するフレームメモリを有するものとした場合は、複数の断層像を表示することができると共に、超音波受信ビームを三次元方向に同時に走査して三次元画像を表示するための画像処理を行うことにより、シネ撮影、透過、鳥瞰等の三次元画像を表示することができる。また、上記において三次元画像データから二次元の画像を表示するための画像処理を行うことにより、B像、C像等の超音波断層像、及びシネ撮影像、透視像等の二次元画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波探触子の実施形態を示す斜視図である。
【図2】上記超音波探触子の他の実施形態を示す斜視図である。
【図3】上記超音波探触子による超音波の伝播の様子を示す説明図である。
【図4】円板状の振動子による超音波送信ビームの指向性を示す説明図である。
【図5】正方形板状の振動子による超音波送信ビームの指向性を示す説明図である。
【図6】上記超音波探触子の関連発明としての超音波診断装置を示すブロック図である。
【図7】送信部の内部構成を示すブロック図である。
【図8】送信部の内部構成の他の例を示すブロック図である。
【図9】受信部内の整相部の内部構成を示すブロック図である。
【図10】画像記憶部の内部構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1…超音波探触子
2,2′…振動子
3…バッキング材
11…送信部
12…受信部
13…信号処理部
14…画像記憶部
15…表示部
16…制御部
17…入力手段

Claims (4)

  1. 超音波を打ち出すと共にその反射エコーを受信する複数の振動子を備え、この振動子の背面にはバッキング材を有し、且つその前面には音響整合層及び音響レンズを有して成る超音波探触子において、
    上記振動子を所定形状の小形ブロック状に形成すると共に、この小形ブロック状の多数の振動子を半球状に突出する球面に形成されたバッキング材の前面側に球面状に配列したことを特徴とする超音波探触子。
  2. 上記振動子は、円板状又は多角形板状に形成され、円板状のもののみ、又は多角形板状のもののみ、或いは円板状と多角形板状とを組み合わせたものを用いて球面状に配列したことを特徴とする請求項1記載の超音波探触子。
  3. 複数の振動子が配列され被検体内へ超音波を送受信する探触子と、この探触子内の各振動子に超音波打ち出しの送信信号を送出する送信部と、上記探触子からの反射エコー信号を整相加算する受信部と、この受信部からの受信信号を処理する信号処理部と、この処理後の受信信号を画像データに変換して記憶する画像記憶部と、この画像記憶部からの画像データを画像として表示する表示部と、を有して成る超音波診断装置において、
    上記探触子として、請求項1又は2記載の超音波探触子を用い、その探触子を構成する多数の振動子に上記送信部から同位相の送信信号を送出して指向性を有しない点音源と同等の音場を発生可能とし、上記受信部は探触子からの受信信号により同時に複数本の受信ビームを発生可能としたことを特徴とする超音波診断装置。
  4. 上記画像記憶部は、同時に二次元の断層像を少なくとも2画像以上表示するための画像データ又は三次元の画像を表示するための画像データを記憶するフレームメモリを有することを特徴とする請求項3記載の超音波診断装置。
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