JPS5824785Y2 - アレ−形の超音波探触子 - Google Patents
アレ−形の超音波探触子Info
- Publication number
- JPS5824785Y2 JPS5824785Y2 JP14331477U JP14331477U JPS5824785Y2 JP S5824785 Y2 JPS5824785 Y2 JP S5824785Y2 JP 14331477 U JP14331477 U JP 14331477U JP 14331477 U JP14331477 U JP 14331477U JP S5824785 Y2 JPS5824785 Y2 JP S5824785Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acoustic matching
- matching layer
- vibrator
- array
- ultrasonic probe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は複数の振動子エレメントを平面的に配列して超
音波のビームパターンを制御するアレー形の超音波探触
子に関する。
音波のビームパターンを制御するアレー形の超音波探触
子に関する。
従来、複数の振動子エレメントを平面的に配列してこの
振動子を選択的に所定位相で駆動して超音波の所望のビ
ームパターンを得るものが電子走査式超音波診断装置等
の超音波探触子に用いられている。
振動子を選択的に所定位相で駆動して超音波の所望のビ
ームパターンを得るものが電子走査式超音波診断装置等
の超音波探触子に用いられている。
第1図はこのような超音波探触子の一例を示す正面図で
図中1はジルコン−チタン酸鉛(PZT )等の圧電体
2の両板面に電極3,4を形成したたんざく形の振動子
である。
図中1はジルコン−チタン酸鉛(PZT )等の圧電体
2の両板面に電極3,4を形成したたんざく形の振動子
である。
そして複数の振動子1を複数層の音響マツチング層、た
とえば第1.第2の音響マツチング層5,6の板面に所
定間隙で直線状に配列してアレー構成をしている。
とえば第1.第2の音響マツチング層5,6の板面に所
定間隙で直線状に配列してアレー構成をしている。
なお、7は振動子1の背面に配置したダンパである。
上記音響マツチング層5,6は上記振動子1の放射およ
び受波能率を高めるために設けられ通過する超音波の波
長λに対してλ/4程度の厚みとしている。
び受波能率を高めるために設けられ通過する超音波の波
長λに対してλ/4程度の厚みとしている。
また第1の音響マツチング層5側に振動子1を配置し、
第2の音響マツチング層6の前面の媒質が水の場合、第
1の音響マツチング層としては溶融石英等の比較的ポア
ッソン比の大きい材料、第2の音響マツチング層として
はエポキシ樹脂等の第1の音響マツチング層よりもポア
ッソン比の小さい材料が用いられている。
第2の音響マツチング層6の前面の媒質が水の場合、第
1の音響マツチング層としては溶融石英等の比較的ポア
ッソン比の大きい材料、第2の音響マツチング層として
はエポキシ樹脂等の第1の音響マツチング層よりもポア
ッソン比の小さい材料が用いられている。
しかしながら、このようなものでは一枚の板状の音響マ
ツチング層の板面に所定間隙で複数の振動子を配設する
ために特定の振動子を駆動した場合、音響マツチング層
のポアッソン比によって隣接する振動子が振動し、超音
波の音場のパターンに乱れを生じる。
ツチング層の板面に所定間隙で複数の振動子を配設する
ために特定の振動子を駆動した場合、音響マツチング層
のポアッソン比によって隣接する振動子が振動し、超音
波の音場のパターンに乱れを生じる。
このため各振動子を各別に独立した振動子とみなすこと
ができず、たとえば各振動子に位相制御した信号を与え
てビームパターンを制御するフェーズド、アレー形探触
子では音場パターンの不整を生じる問題があった。
ができず、たとえば各振動子に位相制御した信号を与え
てビームパターンを制御するフェーズド、アレー形探触
子では音場パターンの不整を生じる問題があった。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので複数の振動
子間に良好な独立性を得ることができ相互干渉を除去す
ることができるアレー形の超音波探触子を提供すること
を目的とするものである。
子間に良好な独立性を得ることができ相互干渉を除去す
ることができるアレー形の超音波探触子を提供すること
を目的とするものである。
以下、本考案の一実施例を第2図に示す正面図を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
図中101はジルコン−チタン酸鉛(PZT)等の圧電
体102の画板面に電極103,104を形成したたん
ざく形の振動子である。
体102の画板面に電極103,104を形成したたん
ざく形の振動子である。
そして105は上記振動子101の前面すなわち送受波
面に設けた上記振動子101の送受波面と同じ大きさの
第1の音響マツチング層である。
面に設けた上記振動子101の送受波面と同じ大きさの
第1の音響マツチング層である。
この第1の音響マツチング層105は比較的ポアッソン
比の大きい、たとえばポアッソン比0.05以上の材料
である。
比の大きい、たとえばポアッソン比0.05以上の材料
である。
そして106は上記第1の音響マツチング層105の前
面に各振動子101に共通に設け、複数の振動子101
を所定間隙で保持した第2の音響マツチング層、たとえ
ば板状のエポキシ樹脂である。
面に各振動子101に共通に設け、複数の振動子101
を所定間隙で保持した第2の音響マツチング層、たとえ
ば板状のエポキシ樹脂である。
なお、107は振動子101の背面に配置したダンパで
ある。
ある。
このような構成であれば電極103,104間に外部か
ら電気信号を与えて超音波を励振し、あるいは外部から
の超音波を電気信号に変換して上記電極103.104
から取り出すことができる。
ら電気信号を与えて超音波を励振し、あるいは外部から
の超音波を電気信号に変換して上記電極103.104
から取り出すことができる。
なお、この場合上記音波は第1.第2の音響マツチング
層105゜106を介して外部へ伝播しこの反射波は再
び第2゜第1の音響マツチング層106,105を介し
て振動子101へ達する。
層105゜106を介して外部へ伝播しこの反射波は再
び第2゜第1の音響マツチング層106,105を介し
て振動子101へ達する。
したがって振動子101と外部の媒体との間の音響イン
ピーダンスを整合し、送受波効率を向上する。
ピーダンスを整合し、送受波効率を向上する。
さらに、比較的ポアッソン比の大きな材料からなる第1
の音響マツチング層105は各振動子101の送受波面
にこの送受波面と同じ大きさのものを設けるようにして
いるので隣接する振動子相互の干渉を確実に防止するこ
とができ、それによって良好な音場のパターンが得られ
る。
の音響マツチング層105は各振動子101の送受波面
にこの送受波面と同じ大きさのものを設けるようにして
いるので隣接する振動子相互の干渉を確実に防止するこ
とができ、それによって良好な音場のパターンが得られ
る。
さらにこの探触子の前面に位置する第2の音響マツチン
グ層106に各振動子101を第1の音響マツチング層
105を介して配置している。
グ層106に各振動子101を第1の音響マツチング層
105を介して配置している。
そして比較的ポアッソン比の大きい第1の音響マツチン
グ層105を各振動子101毎に分割しているので各振
動子101間で良好な独立性を得ることができる。
グ層105を各振動子101毎に分割しているので各振
動子101間で良好な独立性を得ることができる。
しかも超音波の送受は、共通の第2の音響マツチング層
106を介してなされる。
106を介してなされる。
したがって外部の媒体に対する各振動子101毎の超音
波の経路を、特に第2の音響マツチング層106の前面
の境界において同一条件にすることができると共に各振
動子101あるいは冬毛1の音響マツチング層115間
の間隙に水等の外部の媒質が侵入することを阻止し、そ
れによって高い独立性を保つことができる。
波の経路を、特に第2の音響マツチング層106の前面
の境界において同一条件にすることができると共に各振
動子101あるいは冬毛1の音響マツチング層115間
の間隙に水等の外部の媒質が侵入することを阻止し、そ
れによって高い独立性を保つことができる。
以上詳述したように本考案は圧電体の振動子の送受波面
にこの送受波面と同じ大きさの第1の音響マツチング層
を設け、上記振動子を上記第1の音響マツチング層を介
して複数個、所定の間隙で共通の第2の音響マツチング
層に配列するようにしたから振動子相互の干渉を防止し
、良好な音響のパターンを得られ、外部の媒質と探触子
との境界を同一条件にでき、しかも振動子間の間隙へ外
部の媒質が侵入することを阻止できるアレー形の超音波
探触子を提供することができる。
にこの送受波面と同じ大きさの第1の音響マツチング層
を設け、上記振動子を上記第1の音響マツチング層を介
して複数個、所定の間隙で共通の第2の音響マツチング
層に配列するようにしたから振動子相互の干渉を防止し
、良好な音響のパターンを得られ、外部の媒質と探触子
との境界を同一条件にでき、しかも振動子間の間隙へ外
部の媒質が侵入することを阻止できるアレー形の超音波
探触子を提供することができる。
第1図は従来例を示す正面図、第2図は本考案の一実施
例を示す正面図である。 101・・・・・・振動子、102・・・・・・圧電体
、103,104・・・・・・電極、105・・・・・
・第1の音響マツチング層、106・・・・・・第2の
音響マツチング層。
例を示す正面図である。 101・・・・・・振動子、102・・・・・・圧電体
、103,104・・・・・・電極、105・・・・・
・第1の音響マツチング層、106・・・・・・第2の
音響マツチング層。
Claims (1)
- 板状の圧電体の画板面に電極を形成した振動子と、この
振動子前面の送受波面に取着したこの振動子の送受波面
と同じ大きさの第1の音響マツチング層と、複数の振動
子を上記冬毛1の音響マツチング層を介して所定の間隙
で配列した共通の第2の音響マツチング層とを具備する
アレー形の超音波探触子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14331477U JPS5824785Y2 (ja) | 1977-10-25 | 1977-10-25 | アレ−形の超音波探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14331477U JPS5824785Y2 (ja) | 1977-10-25 | 1977-10-25 | アレ−形の超音波探触子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5468892U JPS5468892U (ja) | 1979-05-16 |
JPS5824785Y2 true JPS5824785Y2 (ja) | 1983-05-27 |
Family
ID=29120875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14331477U Expired JPS5824785Y2 (ja) | 1977-10-25 | 1977-10-25 | アレ−形の超音波探触子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5824785Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608469Y2 (ja) * | 1980-05-12 | 1985-03-25 | ティアック株式会社 | 着脱可能型ユニットの取付機構 |
JPS56161799A (en) * | 1980-05-15 | 1981-12-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Ultrasonic wave probe |
-
1977
- 1977-10-25 JP JP14331477U patent/JPS5824785Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5468892U (ja) | 1979-05-16 |
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