JPS63234063A - アスフアルト組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軟化点、針入度、伸度、凝集力特性の高度な
バランスに優れ、かつ、加工性に優れたアスファルト組
成物に関し、道路舗装用アスファルト、防水シート、遮
音シート等に好適な組成物を提供する。

〔従来の技術〕

従来、アスファルト配合物は道路舗装、防水シート、遮
音シート用途等に使用されているが、アスファルトの特
性をさらに改良して、より高度な要求特性に合致する材
質にしようとする検討がなされている。

アスファルトの特性を改良する手段として、種種のポリ
マーを添加することが試みられている。

ポリマーの具体例としては、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−エチルアクリレート、ゴムラテックス
、共役ジエンとビニル芳香族炭化水素とからなるブロッ
ク共重合体等が使用されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−エチルアクリレートをアスファルトに添加したアス
ファルト組成物は低温時性に劣り、冬場のひび割れ等が
発生し好ましくない。また、伸度特性も劣り、その為、
粘結力（テナシティ−］も劣ることから、道路舗装の場
合には骨材の把握特性に劣る。一方、共役ジエンとビニ
ル芳香族炭化水素とから成る従来のブロック共重合体を
添加したアスファルト組成物は低温時性に優れる、弾性
率が低く防水シートにした場合、施工性に優れる等の特
徴があるが、伸度、凝集力が不足する場合がある。この
ため、該ブロック共重合体の分子量を上げることにより
改良することが試みられているが、反面、溶融粘度が高
くなり、−防水シート、道路舗装等の加工性が著しく犠
牲になる。このよう忙、従来の各ポリマーを添加したア
スファルト組成物は、その特性として必要な軟化点、針
入度、伸度、凝集力特性の高度なバランス及び加工性を
同時に満足しうる°ものは存在しなかった。

〔問題点を解法するための手段及び作用〕かかる現状に
鑑み、本発明者らはブタジェンとビニル芳香族炭化水素
からなるブロック共重合体とストレートアスファルトを
配合したアスファルト組成物の軟化点、針入度、伸度、
凝集力特性及び加工性の改良について鋭意検討した結果
、ビニル芳香族炭化水素の含有量及びブタジェン部のビ
ニル結合金有量が特定範囲であり、しかもそれらの関係
が特定化されたブタジェンとビニル芳香族炭化水素から
なるブロック共重合体及び針入度が判定範回のストレー
トアスファルトを使用することにより、その目的が連数
されることを見い出し、チ発明をなすに至った。

即ち、本発明は、 （呻　少なくとも１つのビニル芳香族炭化水素を主とす
る重合体ブロックと少なくとも１つのブタジェンを主と
する重合体ブロックから成り、（づビニル芳香族炭化水
素の含有量〔Ｓ〕が１０〜３０重量％ （＃ブタジェン部のビニル結合金有量（Ｖ）が１５〜５
ｓｌ Ｇ／１上記のビニル芳香族炭化水素の含有量（Ｓｏｌと
ブタジェン部のビニル結合金有量〔ηとの関係が下式を
満足する ａ　ｓ　≦（８１＋　（Ｖ）　≦７５ ブロック共重合体　１〜２５重量部 （切　３０〜１３０の針入度を有するストレートアスフ
ァルト　１００重量部 からなるアスファルト組成物に関する。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明で使用する成分（勾のブロック共重合体は、少な
くとも１個、好ましくは２個以上のビニル芳香族炭化水
素を主とする重合体ブロックと少なくとも１個のブタジ
ェンを主とする重合体ブロックから成る。ビニル芳香族
炭化水素を主とする重合体ブロックとはビニル芳香族炭
化水素を５０重量−以上含有するビニル芳香族炭化水素
とブタジェンとの共重合体ブロック及び／又はビニル芳
香族炭化水素単独重合体ブロックを示し、ブタジェンを
主とする重合体ブロックとはブタジェンを５０重量−を
超える量で含有するブタジェンとビニル芳香族炭化水素
との共重合体ブロック及び／又はプ・タジエン単独重合
体ブ四ツクを示す。共重合体ブロック中のビニル芳香族
炭化水素は均一に分布　・していても、又テーパー状に
分布していてもよい。

均一に分布した部分及び／又はテーパー状に分布した部
分は各ブロック中に複数個共存してもよい。

本発明のポリマーの特徴は、成分（尋のブロック共重合
体のビニル芳香族炭化水素の含有量〔Ｓ〕が１０〜３５
重量％、好ましくは１５〜３０重量−であり、ブタジェ
ン部のビニル結合金有量（Ｖ）が１５〜５５％、好まし
く２０〜５０％、更に好ましくは２５〜４５−であり、
かつ（Ｓ）と（Ｖ）との関係が下式 ％式％ の関係を満足するブロック共重合体である。（Ｓ）及び
α〕の含有量、〔Ｓ〕＋α〕の関係が上記の記載の範囲
を満足しないときは軟化点、針入度、伸度、凝集力特性
及び加工性のバランスに優れた組成物が得られない。

本発明で用いるビニル芳香族炭化水素としては、スチレ
ン、０−メチルスチレン、ｐ−メチルスチレン、α−メ
チルスチレンなどがあるが、特＜一般的なものとしては
スチレ／が挙げられる。これらは１種のみならず２種以
上を混合して使用してもよい。

本発明においては、ポリマー構造が、一般式、（Ａ−Ｂ
）ｎＳＡ　（Ｂ−Ａ）ｎｓ　Ｂ＋Ａ−Ｂ）ｎ（上式にお
いて、人はビニル芳香族炭化水素を主とする重合体ブロ
ックであり、Ｂは共役ジエンを主とする重合体ブロック
である。ＡブロックとＢブロックとの境界は必ずしも明
瞭に区別される必要はない。又、ｎは１以上の整数であ
る。） で表される線状ブロック共重合体、或いは一般式、（（
Ｂ−Ａ）４　ＸＸ （（Ａ−Ｂ）、Ｔ−力ｉ丁ｘＳ （（Ｂ−幻Ｔト九５「Ｘｌ （（Ａ−Ｂ鮨−ＡうｍＨｚＸ （上式において、Ａ、Ｂは前記と同じでちゃ、Ｘは多官
能有機リチウム化合物等の開始剤を示す。ｍ及びｎは１
以上の整数である。）で表されるラジアルブロック共重
合体を使用することができる。本発明で使用するブロッ
ク共重合体は上記一般式で表されるブロック共重合体の
任意の混合物でもよい。

本発明で使用されるブロック共重合体の好適次ものはメ
ルトフロー（温度２００℃、加重５胸ンが０．５〜５０
ｆ７１０ｍ、好ましくは１〜ａ　ｏ　ｆ／１０−のもの
である。メルトフローが０．５？／１Ｇ、−未満になる
とアスファルト組成物の粘度が高くアス・ファルト配合
物を製造する場合の加工性に劣る。

又、メルトフローがＲｏｔ／１０−を超えると凝集力が
低下する。

本発明で使用する成分すのストレートアスファルトは、
原油から蒸留等によって得られる通常の石油アスファル
トであり、針入度３０〜１３０、好ましくは４５〜１２
０のものである。針入度が３０未満になると、アスファ
ルト組成物の伸度が低下する傾向が見られる。又、針入
度が１３０を超えると軟化点、凝集力が低下する。

本発明において成分ａのブロック共重合体は、成分すの
ストレートアスファルト１００重量部に対して、１〜２
５重量部、好ましくは２〜２０重量部の範囲で使用され
る。ブロック共重合体の配合量が１重量部未満ではアス
ファルトの改良効果が見られず針入度は高く、軟化点、
伸度、凝集力は低いままである０又、２５重量部を超え
ると針入度、軟化点のバランスは良いもののアスファル
ト組成物の溶融粘度が高くなりアスファルト組成物の製
造時及び施工等の加工性に劣る傾向が見られる。

本発明においては必要に応じてプローンアスファルト（
成分ｃ）、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
エチルアクリレート、ゴムラテックス、アタクチックポ
リプロピレン等のポリマー（成分ｄ）、炭酸カルシウム
、シリカ等の無機充填剤（成分ｅ）ｔ−使用できる。

成分Ｃのプローンアスファルトは、一般に成分すのスト
レートアスファルト１００重量部に対して、１５０重量
部以下、好ましくは５〜１００重量部の範囲で使用され
る。１５０重景部上超えると得られるアスファルト組成
物は伸度の点で劣るため好ましくない。

成分ｄのポリｉ−は、一般に成分すのストレートアス７
アル）１００重量部に対して、２５重量部以下、好まし
くは２〜２０重量部の範囲で使用される０　５０重量部
を超えると得られるアスファルト組成物は溶融粘度が高
くなり、加工性の点で劣るため好ましくない。

成分ｅの無機充填剤は、一般に成分すのストレートアス
ファルト１００重量部に対して、１５０重量部以下、好
ましくは５〜１　Ｇ’０重量部の範囲で使用される。１
５０重量部を超えると得られるアスファルト組成物は伸
度、凝集力の点で劣るため好ましくない。

なお、道路舗装用アスファルトとして使用する場合は砂
利等を用いる。

〔発明の効果〕

本発明のアスファルト組成物は軟化点　針入度、伸度、
凝集力特性の高度なバランスを有し、かつ、加工性に優
れることから、道路舗装、防水シート、遮音シート用等
として有効である。

〔実施例〕

以下に実施例を示すが、これらは本発明を代表するもの
であり、本発明の範囲を制限するものではない。

実施例１〜３、比較例１．２ 第１表に示したスチレン／ブタジェンブロック共重合体
（分子量はメルト７０−が約５２７１０ｍ１ｋｌになる
様に調整し九）をストレートアスファルト（ストアス６
０７８０　、丸善石油製）１００重量部に対して５重量
部を配合してアスファルと組成物を作製し次。

この様にして製造し九アスファルト組成物について次の
様な性能評価を行ったｏ？！融粘度は１８０℃のオイル
洛中にアスファルト組成物を充填した容器を漬け、回転
粘度計を用い測定を行った０針入度はＪＩＳＫ２２０７
に準じ、恒温酸浴槽で２５℃に保った試料に規定の針が
５秒間に進入する長さを測定した。軟化点はＪＩＳ　Ｋ
２２０７に準じ、規定の環に試料を充填し、水浴中に水
平に支え、試料の中央に３．５２の球を置き、浴温を５
℃／―の速さで上昇させたとき、球の重さで試料が埋合
の底板に触れた時の温度を測定した。伸度はＪＩＳ　Ｋ
２２０７　Ｋ準じ、試料全形粋に流し込み規定の形状に
した後、恒温水浴内で１５℃に保ち、次に試料＠　５　
ｃｍｌ−の速度で引っ張ったとき、試料が切れるまでに
伸びた距離″を測定した。タフネス、テナシティ−は日
本道路協会規定の方法に準じ、直径２ｃｍの金属生球を
球面を下にして、直径５ｃＭ、深さ２．７傭のアルミ容
器の中のアスファルト試料中に埋め、２５℃の温度で５
０ｃｍ／ｓｗの速度で引き抜くとき半球にかかる荷重を
縦軸に、変位を横軸に記録し、トータルのエネルギーを
タフネス、すその部分のエネルギーをテナシティ−とし
て測定した。

これらの結果を第１表に示したが、本発明で規定するブ
ロック共重合体を使用し次アスファルト組成物は優れた
針入度、軟化点、伸度、凝集力及び加工性を示すことが
わかる。

以下余白 実施例５〜７及び比較例３〜５ ストレートアスファルトの種類、ブロック共重合゛体及
びストレートアスファルトの配合量を第２表に変更する
以外は、実施例１のポリマーを使用し、かつ、実施例１
と同様の方法でアスファルト組成物を作成し、その性能
を評価した。

結果を第２表に示したが本発明で規定するストレートア
スファルトを使用したアスファルト組成物は良好な各特
性を示すことがわかる。

実施例８〜１１及び比較例６〜８ 第３表に示したプローンアスファルト、ポリマー、無機
充填剤の種類及び配合量のものを実施例１のアスファル
ト組成物に配合し、アスファルト組成物°を作製した◇
実施例１と同様の方法でその性能を評価した。第３表の
結果かられかる様に、本発明で規定するアスファルト組
成物は良好な各特性を示すことがわかる。

以下余白 手続補正書 昭和６２年６月１５日 特許庁長官　　黒　１）明　雄　　殿 １、事件の表示　昭和６２年特許願第６５７１７号２、
発明の名称 大阪府大阪市北区堂島浜１丁目２番６号４、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 ５、補正の内容 １、　明細書第７頁第１７行〜第８頁第５行「或いは・
・・・・・を使用する」を次の文に訂正する。

「或いは一般式、 （（Ｂ−Ａ）、＋ＴＴＴＸ、　　（（Ａ−８）、→ｊゴ
×。

（（Ｂ−＾）−ｒＢ−３←コ「「「　Ｘ、　　　（（八
−Ｂ）−ｒ−Ａ−）−−１−Ｔ］−×（上式において、
Ａ、Ｂは前記と同じであり、×は例えば四塩化ケイ素、
四塩化スズ、エポキシ化大豆油などのカップリング剤の
残基又は多官能有機リチウム化合物等の開始剤の残基を
示す０ｍ及びｎは１以上の整数である。）で表されるブ
ロック共重合体を使用する」２、　同第１４頁第１表最
も左の列第７行「軟化点（％）」を「軟化点（℃）」に
訂正する。

３、　同第１６頁第２表最も左の列第６行「軟化点（％
）」を「軟化点（℃）」に訂正する。

４、　同第１７頁第３表最も左の列第９行「軟化点（％
）」を「軟化点（℃）」に訂正する。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （ａ）少なくとも１つのビニル芳香族炭化水素を主とす
   る重合体ブロックと少なくとも１つのブタジエンを主と
   する重合体ブロックから成り、 （イ）ビニル芳香族炭化水素の含有量〔Ｓ〕が１０〜３
   ５重量％ （ロ）ブタジエン部のビニル結合含有量〔Ｖ〕が１５〜
   ５５％ （ハ）上記のビニル芳香族炭化水素の含有量〔Ｓ〕とブ
   タジエン部のビニル結合含有量〔Ｖ〕との関係が下式を
   満足する ３５≦〔Ｓ〕＋〔Ｖ〕≦７５ ブロック共重合体１〜２５重量部 （ｂ）３０〜１３０の針入度を有するストレートアスフ
   ァルト１００重量部 からなるアスファルト組成物