JPS63231923A - 積層鋼板の製造方法 - Google Patents
積層鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPS63231923A JPS63231923A JP62066883A JP6688387A JPS63231923A JP S63231923 A JPS63231923 A JP S63231923A JP 62066883 A JP62066883 A JP 62066883A JP 6688387 A JP6688387 A JP 6688387A JP S63231923 A JPS63231923 A JP S63231923A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- hoop
- steel strip
- metallic foil
- resin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000576 Laminated steel Inorganic materials 0.000 title claims description 14
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 7
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 55
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 55
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims abstract description 49
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 13
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 8
- 239000004840 adhesive resin Substances 0.000 claims abstract description 4
- 229920006223 adhesive resin Polymers 0.000 claims abstract description 4
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 37
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 37
- 230000005611 electricity Effects 0.000 claims description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 abstract description 23
- 239000011347 resin Substances 0.000 abstract description 23
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 6
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 6
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 5
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 5
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 5
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000009713 electroplating Methods 0.000 description 4
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 2
- ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N Tin Chemical compound [Sn] ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 2
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000001336 alkenes Chemical class 0.000 description 1
- 235000013405 beer Nutrition 0.000 description 1
- 235000014171 carbonated beverage Nutrition 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011651 chromium Substances 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000005238 degreasing Methods 0.000 description 1
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 1
- 235000011389 fruit/vegetable juice Nutrition 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010128 melt processing Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000010309 melting process Methods 0.000 description 1
- JRZJOMJEPLMPRA-UHFFFAOYSA-N olefin Natural products CCCCCCCC=C JRZJOMJEPLMPRA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003973 paint Substances 0.000 description 1
- 238000005554 pickling Methods 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B37/00—Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding
- B32B37/06—Methods or apparatus for laminating, e.g. by curing or by ultrasonic bonding characterised by the heating method
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B2310/00—Treatment by energy or chemical effects
- B32B2310/021—Treatment by energy or chemical effects using electrical effects
- B32B2310/022—Electrical resistance
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ビール缶、炭酸飲料缶、ジュース缶等の食品
缶用素材として好適な積層鋼板を製造する方法に関する
。
缶用素材として好適な積層鋼板を製造する方法に関する
。
食品缶等の容器材料としては、これまで錫めつき鋼板、
クロム処理鋼板、ニッケルめっき鋼板等の素材に対して
熱硬化性樹脂をコーティングしたものが使用されている
。このコーティングは、溶液状にした樹脂を使用してい
るため、溶剤の蒸発や塗料の硬化に時間がかかり、また
熱エネルギーを多量に消費することになる。しかも、一
度に充分な厚みをもつ塗膜を形成することが困難なため
に、塗装・焼付けを複数回繰り返すことや、塗膜の密着
性を向上するために鋼帯表面に塗装前処理を施すことが
必要となる。この点で、更に生産性及び省エネルギーに
問題があるものとなる。
クロム処理鋼板、ニッケルめっき鋼板等の素材に対して
熱硬化性樹脂をコーティングしたものが使用されている
。このコーティングは、溶液状にした樹脂を使用してい
るため、溶剤の蒸発や塗料の硬化に時間がかかり、また
熱エネルギーを多量に消費することになる。しかも、一
度に充分な厚みをもつ塗膜を形成することが困難なため
に、塗装・焼付けを複数回繰り返すことや、塗膜の密着
性を向上するために鋼帯表面に塗装前処理を施すことが
必要となる。この点で、更に生産性及び省エネルギーに
問題があるものとなる。
このような欠点を解消するものとして、特公昭61−3
676号公報では、有機樹脂フィルムを鋼板に貼り付け
ることが提案されている。この方法においては、錫めっ
きされた鋼帯を予熱し、そこに樹脂フィルムを仮接着し
、次いで鋼帯を昇温することにより樹脂フィルムを本接
着している。
676号公報では、有機樹脂フィルムを鋼板に貼り付け
ることが提案されている。この方法においては、錫めっ
きされた鋼帯を予熱し、そこに樹脂フィルムを仮接着し
、次いで鋼帯を昇温することにより樹脂フィルムを本接
着している。
また・、本発明者等も、樹脂フィルムを介してアルミ箔
、チタン箔等の塗装性に優れた金属箔を貼り付けること
を開発し、これを別途出願した。第3図は、この出願で
提案した装置の全体構成を示すものである。
、チタン箔等の塗装性に優れた金属箔を貼り付けること
を開発し、これを別途出願した。第3図は、この出願で
提案した装置の全体構成を示すものである。
払出しリール1から送り出された鋼帯2は、電気めっき
工程Aで片面めっきされた後、積層工程Bで所定の表面
層が形成され、後処理工程Cに送られ、巻取りリール3
に巻き取られる。
工程Aで片面めっきされた後、積層工程Bで所定の表面
層が形成され、後処理工程Cに送られ、巻取りリール3
に巻き取られる。
電気めっき工程へにおいては、送られてくる鋼帯2を脱
脂槽4.リンズ槽5.酸洗槽6及びリンズ槽7の順に通
板させ、電気めっきに好適な状態に鋼帯2の表面を調整
する。そして、この鋼帯2をめっきNl2で電気めっき
した後、リンズ槽9で鋼帯2の表面にある電解液を除去
する。次いで、電気めっきされた鋼帯2を必要に応じて
めっき後処理槽10で化学処理又は電解処理する。処理
された鋼帯2は、次いでリンズ槽11を経由して、積層
工程已に送られる。
脂槽4.リンズ槽5.酸洗槽6及びリンズ槽7の順に通
板させ、電気めっきに好適な状態に鋼帯2の表面を調整
する。そして、この鋼帯2をめっきNl2で電気めっき
した後、リンズ槽9で鋼帯2の表面にある電解液を除去
する。次いで、電気めっきされた鋼帯2を必要に応じて
めっき後処理槽10で化学処理又は電解処理する。処理
された鋼帯2は、次いでリンズ槽11を経由して、積層
工程已に送られる。
この積層工程Bでは、めっき層を溶融して平滑な表面を
もつ無孔状態にするため、鋼帯2の搬送方向に沿って設
けられた前後一対のコンダクタロール12a、 12b
を介して鋼帯2に通電することによって、コンダグクロ
ール12a〜12b間の鋼帯2を抵抗加熱する。このと
きの加熱温度は、メルトしようとするめっき屡の材質に
もよるが、錫めっき層の場合には鋼帯2を100〜30
0℃の温度範囲に加熱する。そして、このメルト処理時
の加熱を利用して、接着性の樹脂フィルム13及び金属
箔14を鋼帯2の非めっき側表面に貼り付けている。こ
れらの樹脂フィルム13及び金属箔14は、それぞれ仮
圧着ロール15及び圧着ロール16によって鋼帯2の非
めっき側表面に押圧される。
もつ無孔状態にするため、鋼帯2の搬送方向に沿って設
けられた前後一対のコンダクタロール12a、 12b
を介して鋼帯2に通電することによって、コンダグクロ
ール12a〜12b間の鋼帯2を抵抗加熱する。このと
きの加熱温度は、メルトしようとするめっき屡の材質に
もよるが、錫めっき層の場合には鋼帯2を100〜30
0℃の温度範囲に加熱する。そして、このメルト処理時
の加熱を利用して、接着性の樹脂フィルム13及び金属
箔14を鋼帯2の非めっき側表面に貼り付けている。こ
れらの樹脂フィルム13及び金属箔14は、それぞれ仮
圧着ロール15及び圧着ロール16によって鋼帯2の非
めっき側表面に押圧される。
このようにして、樹脂フィルム13及び金属箔14が貼
り付けられた鋼帯2は、次いで仕上げ圧着ロール17に
より押圧され、各相間に隙間のない一体化された積層鋼
帯が得られる。
り付けられた鋼帯2は、次いで仕上げ圧着ロール17に
より押圧され、各相間に隙間のない一体化された積層鋼
帯が得られる。
得られた積層鋼帯を、次いで水冷槽18を通過させ、塗
油族W19で防錆油を塗布した後、巻取りリール3に巻
き取る。
油族W19で防錆油を塗布した後、巻取りリール3に巻
き取る。
ここで使用される樹脂フィルム13は、5〜100pの
極めて薄いシートであり、しかも高温状態に加熱されて
いる。そこで、樹脂フィルム13が軟化して或いは溶融
した結果、金属箔14と鋼帯2との間が局部的に接近す
ることになる。他方、通電加熱されている鋼帯2に対し
て、間に絶縁性の樹脂フィルム13を介在させて金属箔
14を貼り付けているので、金属箔14と鋼帯2との間
には電位差が生じている。
極めて薄いシートであり、しかも高温状態に加熱されて
いる。そこで、樹脂フィルム13が軟化して或いは溶融
した結果、金属箔14と鋼帯2との間が局部的に接近す
ることになる。他方、通電加熱されている鋼帯2に対し
て、間に絶縁性の樹脂フィルム13を介在させて金属箔
14を貼り付けているので、金属箔14と鋼帯2との間
には電位差が生じている。
このような条件下では、金属箔14が鋼帯2に局部的に
接近した個所で、絶縁破壊が起こり、火花放電が発生し
易い。この火花放電によって、金属箔14が加熱され、
一部溶融することになる。たとえば、厚み20s程度の
アルミ箔を金属i14として使用するとき、火花放電に
よって金属箔14の温度がアルミの融点である660℃
を越え、金属箔14に孔が開く。この傾向は、金属箔1
4の厚みが薄いものであるほど、顕著なものとなる。
接近した個所で、絶縁破壊が起こり、火花放電が発生し
易い。この火花放電によって、金属箔14が加熱され、
一部溶融することになる。たとえば、厚み20s程度の
アルミ箔を金属i14として使用するとき、火花放電に
よって金属箔14の温度がアルミの融点である660℃
を越え、金属箔14に孔が開く。この傾向は、金属箔1
4の厚みが薄いものであるほど、顕著なものとなる。
孔の開いた金IiI箔14が積層された鋼帯2を缶用材
料として使用すると、孔を介して内容物が下地の鉄に到
達し、穿孔腐食の原因となる。
料として使用すると、孔を介して内容物が下地の鉄に到
達し、穿孔腐食の原因となる。
そこで、本発明は、この金属箔を調帯に貼り付ける際に
両者の間に生じる電位差を無くし、火花放電によって金
属箔に孔が発生することを防止して、下地の鉄が露出し
ていない優れた品質の積層鋼板を製造することを目的と
する。
両者の間に生じる電位差を無くし、火花放電によって金
属箔に孔が発生することを防止して、下地の鉄が露出し
ていない優れた品質の積層鋼板を製造することを目的と
する。
本発明の積層鋼板の製造方法は、その目的を達成するた
めに、接着性の樹脂フィルムを介して金属箔を綱帯に貼
り付ける際、コンダクタロールを介した通電により前記
鋼帯を加熱し、且つ前記鋼帯側のロールと前記金属箔側
のロールとを導通させることを特徴とする。
めに、接着性の樹脂フィルムを介して金属箔を綱帯に貼
り付ける際、コンダクタロールを介した通電により前記
鋼帯を加熱し、且つ前記鋼帯側のロールと前記金属箔側
のロールとを導通させることを特徴とする。
以下、図面を参照しながら、実施例により本発明の特徴
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
第1図は、本発明の詳細な説明するための図である。な
お、第1図において、第3図に示した部材等に対応する
ものは、同一の符番で指示した。
お、第1図において、第3図に示した部材等に対応する
ものは、同一の符番で指示した。
第3図の例と同様に、鋼帯2の搬送路に沿って設けられ
た前後一対のコンダクタロール12a、 12bを介し
て、鋼帯2に通電される。この通電によって加熱されて
いる鋼帯2に対して、樹脂フィルム13が仮圧着ロール
15で、金属箔14が圧着ロール16で貼り付けられ、
仕上げ圧着ロール17で樹脂フィルム13及び金属箔1
4が鋼帯2に押圧される。
た前後一対のコンダクタロール12a、 12bを介し
て、鋼帯2に通電される。この通電によって加熱されて
いる鋼帯2に対して、樹脂フィルム13が仮圧着ロール
15で、金属箔14が圧着ロール16で貼り付けられ、
仕上げ圧着ロール17で樹脂フィルム13及び金属箔1
4が鋼帯2に押圧される。
なお、21は仮圧着ロール15.圧着ロール16.仕上
げ圧着ロール17それぞれの支持ロールである。
げ圧着ロール17それぞれの支持ロールである。
樹脂フィルム13としては、熱溶融して鋼帯2の表面に
優れた付着力で接着するもの、たとえばオレフィン系、
ポリエステル系、アクリル系、塩化ビニール系等の樹脂
が使用される。樹脂フィルム13の厚みは、5〜100
p程度のものが使用される。
優れた付着力で接着するもの、たとえばオレフィン系、
ポリエステル系、アクリル系、塩化ビニール系等の樹脂
が使用される。樹脂フィルム13の厚みは、5〜100
p程度のものが使用される。
他方、金属箔14としては、塗装性、耐食性に優れたア
ルミ箔、チタン箔、ステンレス鋼箔、錫箔等が使用され
る。この金属箔14の厚みは、5〜10〇−程度のもの
が使用される。
ルミ箔、チタン箔、ステンレス鋼箔、錫箔等が使用され
る。この金属箔14の厚みは、5〜10〇−程度のもの
が使用される。
仕上げ圧着ロール17から水冷槽18に至る搬送路の途
中に、一対の導通ロール2Qa、 20bが、樹脂フィ
ルム13及び金属箔14が積層された鋼帯2を両面から
挟むように配置されている。
中に、一対の導通ロール2Qa、 20bが、樹脂フィ
ルム13及び金属箔14が積層された鋼帯2を両面から
挟むように配置されている。
第2図は、この導通ロール20a、 20bが配置され
た部分を示す図である。一方の導通ロール20a は鋼
帯2に接触しており、他方の導通ロール20b は金属
箔14に接触している。そして、これら導通ロール20
a、 20bを、図示しないコレクタリングを介して導
線で短絡させる。これによって、金属箔14の電位が鋼
帯2の電位に等しくなり、両者の間に電位差が生じない
。その結果、樹脂フィルム13を介した火花放電に起因
して金属7fK 14に孔が開くことがない。
た部分を示す図である。一方の導通ロール20a は鋼
帯2に接触しており、他方の導通ロール20b は金属
箔14に接触している。そして、これら導通ロール20
a、 20bを、図示しないコレクタリングを介して導
線で短絡させる。これによって、金属箔14の電位が鋼
帯2の電位に等しくなり、両者の間に電位差が生じない
。その結果、樹脂フィルム13を介した火花放電に起因
して金属7fK 14に孔が開くことがない。
この導通ロール20a、 20bは、仕上げ圧着ロール
17からコンダクタロール12bまでの鋼帯2の搬送路
に複数対で設けることもできる。また、この導通ロール
20a、 20b に、鋼帯2に貼り付けされた樹脂フ
ィルム13及び金属箔14を押圧する作用を持たせるこ
ともできる・。更に、圧着ロール16.仕上げ圧着ロー
ル17.支持ロール21等を導通させることによっても
同様な効果を得ることができる。
17からコンダクタロール12bまでの鋼帯2の搬送路
に複数対で設けることもできる。また、この導通ロール
20a、 20b に、鋼帯2に貼り付けされた樹脂フ
ィルム13及び金属箔14を押圧する作用を持たせるこ
ともできる・。更に、圧着ロール16.仕上げ圧着ロー
ル17.支持ロール21等を導通させることによっても
同様な効果を得ることができる。
次いで、具体的な操業条件及び得られた製品の性状を示
す。
す。
板厚0.20+wの軟鋼帯を第3図の電気めっき工程A
に通板速度100m/分で走行させ、軟鋼帯の片面に目
付は量2800mg/rrx″の割合で錫めっきを施し
た。次いで、この絡めつき鋼帯を、積層工程Bで最高温
度200℃に加熱してメルト処理を行った。
に通板速度100m/分で走行させ、軟鋼帯の片面に目
付は量2800mg/rrx″の割合で錫めっきを施し
た。次いで、この絡めつき鋼帯を、積層工程Bで最高温
度200℃に加熱してメルト処理を行った。
このときの熱を利用して、厚み25sの変性ポリプロピ
レンシートを温度130℃の個所で鋼帯の非めっき側表
面に貼り付けた。更に、厚み15mのアルミiを温度1
70℃の個所で変性ポリプロピレンシートの上に貼り付
けた、。また、このアルミ箔貼付は位置から後側コンダ
クタロール12bの間に設けた一対の導通ロール2Qa
、 20bにより導通させた。
レンシートを温度130℃の個所で鋼帯の非めっき側表
面に貼り付けた。更に、厚み15mのアルミiを温度1
70℃の個所で変性ポリプロピレンシートの上に貼り付
けた、。また、このアルミ箔貼付は位置から後側コンダ
クタロール12bの間に設けた一対の導通ロール2Qa
、 20bにより導通させた。
得られた積層鋼板の金属箔14には、火花放電に起因し
た開孔がみられなかった。
た開孔がみられなかった。
他方、比較例として金属箔14を鋼帯2に導通させない
で積層鋼板を製造した。得られた積″iil板に、10
.000個/ m’の割合でピンホールが見られた。
で積層鋼板を製造した。得られた積″iil板に、10
.000個/ m’の割合でピンホールが見られた。
このピンホールのある個所では、樹脂フィルム13が存
在しておらず、火花放電によってピンホールが形成され
たものであることがうかがわれた。このようにピンホー
ルのある積層鋼板に塗装を施したとき、水分がそのピン
ホールを介して下地の鉄層に達し、鉄層の腐食が90%
の割合でみられた。
在しておらず、火花放電によってピンホールが形成され
たものであることがうかがわれた。このようにピンホー
ルのある積層鋼板に塗装を施したとき、水分がそのピン
ホールを介して下地の鉄層に達し、鉄層の腐食が90%
の割合でみられた。
この腐食によって、塗膜自体も、金属箔14から剥離し
やすいものとなった。
やすいものとなった。
以上に説明したように、本発明の積層鋼板の製造方法に
おいては、下地である鋼帯と被覆層としての金属箔とを
導通させた状態で、樹脂フィルムを介して金属箔を調帯
に積層している。したがって、メルト処理時に鋼帯を加
熱するために鋼帯を通電しても、調帯と金属箔との間に
火花放電の原因となる電位差が生じず、金属箔にピンホ
ール等の欠陥がない積層鋼板を製造することができる。
おいては、下地である鋼帯と被覆層としての金属箔とを
導通させた状態で、樹脂フィルムを介して金属箔を調帯
に積層している。したがって、メルト処理時に鋼帯を加
熱するために鋼帯を通電しても、調帯と金属箔との間に
火花放電の原因となる電位差が生じず、金属箔にピンホ
ール等の欠陥がない積層鋼板を製造することができる。
このため、得られた積層鋼板は、金属箔の優れた性質を
充分に活用することができ、しかも下地の鉄層に腐食が
生じない優れた品質のものとなる。
充分に活用することができ、しかも下地の鉄層に腐食が
生じない優れた品質のものとなる。
第1図は本発明の詳細な説明するための図であり、第2
図は導通ロール近傍を示す図である。また、第3図は、
本発明者等が別途開発した積層鋼板の製造ライン全体を
示す概略図である。
図は導通ロール近傍を示す図である。また、第3図は、
本発明者等が別途開発した積層鋼板の製造ライン全体を
示す概略図である。
Claims (1)
- 1、接着性の樹脂フィルムを介して金属箔を鋼帯に貼り
付ける際、コンダクタロールを介した通電により前記鋼
帯を加熱し、且つ前記鋼帯側のロールと前記金属箔側の
ロールとを導通させることを特徴とする積層鋼板の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62066883A JPS63231923A (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 積層鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62066883A JPS63231923A (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 積層鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63231923A true JPS63231923A (ja) | 1988-09-28 |
Family
ID=13328732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62066883A Pending JPS63231923A (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 積層鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63231923A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2765143A1 (fr) * | 1997-06-26 | 1998-12-31 | Philippe Dufour | Procede de fabrication de panneaux composites et agencement pour la mise en oeuvre de ce procede |
-
1987
- 1987-03-20 JP JP62066883A patent/JPS63231923A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2765143A1 (fr) * | 1997-06-26 | 1998-12-31 | Philippe Dufour | Procede de fabrication de panneaux composites et agencement pour la mise en oeuvre de ce procede |
EP0891862A1 (fr) * | 1997-06-26 | 1999-01-20 | Philippe Dufour | Procédé de fabrication de panneaux composites et agencement pour la mise en oeuvre de ce procédé |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101454153B (zh) | 带载体片的铜箔、带载体片铜箔的制造方法、带载体片的表面处理铜箔以及采用该带载体片的表面处理铜箔的覆铜层压板 | |
US6340518B1 (en) | Flexible metal-clad laminates and preparation of the same | |
JPS5853079B2 (ja) | 銅箔の防錆方法 | |
JPH05195287A (ja) | プラスチック支持形金属シート及びその製造方法 | |
JPS63231923A (ja) | 積層鋼板の製造方法 | |
US6723943B2 (en) | Manufacturing metallic strip for packaging having a coating made up of a metallic layer and a polymer film, and the strip obtained | |
JP3008073B2 (ja) | 有機被膜鋼板及びその製造方法 | |
JPS63231926A (ja) | 缶材用積層鋼板の製造方法 | |
JPS63236625A (ja) | 積層鋼板の製造方法及び装置 | |
NL8205054A (nl) | Voor solderen geschikte ijzerdraad met nikkel- en tinlaag. | |
JP4756979B2 (ja) | 有機樹脂被覆金属板の製造方法および有機樹脂被覆金属板の製造装置 | |
JP4279606B2 (ja) | フィルムめっき材料の製造方法及び製造装置 | |
JPS63231925A (ja) | 積層シ−ト貼付け時のしわ発生防止方法 | |
JP3268379B2 (ja) | 密着性の良い樹脂ラミネート金属板および樹脂ラミネート用金属板 | |
JP2580923B2 (ja) | 溶接缶用ラミネート鋼板とその製造方法 | |
JPS63233829A (ja) | 金属箔積層鋼板の製造方法 | |
JPS63237929A (ja) | 金属箔張り積層鋼板の製造方法 | |
JP2968413B2 (ja) | 熱可塑性樹脂被覆金属板の製造方法 | |
JPH11106952A (ja) | 溶接性、耐食性、フィルム密着性に優れた溶接缶用鋼板 | |
JPS5839447A (ja) | 樹脂フイルム被覆金属板の製造法 | |
WO2006064803A1 (ja) | 鋼管製造工程における耐食性被膜の被覆方法 | |
JP2687799B2 (ja) | 溶接缶用ラミネート鋼板 | |
JP2910488B2 (ja) | 溶接缶用ラミネート鋼板 | |
JPS6340689A (ja) | アルミ箔積層鋼板の製造法 | |
JPH0563306B2 (ja) |