JPS63228995A

JPS63228995A - 巻取装置の制御装置

Info

Publication number: JPS63228995A
Application number: JP62058902A
Authority: JP
Inventors: Hisashi Kurokawa; 久黒川
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-03-16
Filing date: 1987-03-16
Publication date: 1988-09-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は綿、繊維等の巻取材を低張力で巻取る巻取装置
の制御装置に関する。

（従来の技術）複数の巻取ロールは駆動電動機側々に接続された交流電
源インバータ装置と、送り出しロールと巻取ロール間に
ある張力検出器により、巻取材の張力が一定になる様に
巻取ロールの回転数を制御して巻取っている。あるいは
、ダンサ−ロールを配置し、ダンサ−の位置変化を検出
して、位置が一定になる様に巻取ロールの回転数を制御
していた。

（発明が解決しようとする問題点）従来の制御装置では、巻取材の張力が一定になる様に巻
取ロールの回転数を制御して巻取っている為、張力検出
器の応答遅れ及び検出精度の限界により、又は、ダンサ
−ロール式の場合、位置検出器の応答の遅れにより、巻
取材の伸びや切れを起す恐れがあった。又、張力検出ロ
ールやダンサ−検出ロールに巻取材が接触している為、
巻取材に損傷を与える恐れがあった。

又、個々の巻取ロールの回転制御を行う必要がある為に
、巻取ロール個々に駆動制御装置、例えばインバータ装
置が必要で、その為に、高い設備投資と、広い据付場所
が必要となっていた。

本発明は従来技術の問題点を解決する為に、送り出しロ
ールと巻取ロール間にアキュームレータを設けて、巻取
材の伸びや切れを悪くし、安定した巻取を実現すると共
に駆動制御装置を簡易な構成とし、設備投資額を下げ、
かつ、据付場所が少なくて済むようにするものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成する為に、本発明においては。

巻取ロールを低速で駆動する第１のインバータ装置と１
巻取ロールを高速で駆動する第２のインバータ装置と、
第１及び第２のインバータ装置に直流電源を供給するコ
ンバータ装置と、第１及び第２のインバータ装置を切り
換える切換器と、切換器の投入を制御する運転台数制御
コントローラと、送り出しロール及び巻取ロール間の巻
取材を蓄えるアキュームレータと、巻取材の位置を検出
する検出器とを具備してなる複数台の巻取装置の制御装
置を提供する。

（作用）複数台の巻取装置の前段に巻取材を蓄えるアキュームレ
ータを配置して巻取るようにした巻取装置においてアキ
ュームレータに蓄えられる巻取材の量は全巻取装置で一
定である。又、全巻取装置は、同一巻取速度で運転され
るとすると、Ｔ＝Ｌ／Ｖ　　　　　　　・・・　０）式
ここにＴは時間（耐ｎ）、Ｌはアキュームレータに蓄え
られる巻取材の量（ｍ）、Ｖは巻取速度（ｍ／ｍ１ｎ）
である。従ってＴ／２以下の時間で巻取速度を高速、低
速に切換えれば、上、下限を逸脱しないで制御可能にな
る。即ち、下限に達したとき低速に、上限に達したとき
高速に切換え制御すればよい事が判る。これに注目する
と、高速、低速の２種類のインバータ装置で制御が可能
となる。

第２図にこの動作の説明図を示す。

低速で巻取っていた時に下限フォト検出器の信号Ｔ３が
入ると切換時間Ｔ、で高速から低速へ切換ねり、次に、
上限フォト検出器の信号Ｔ４が入ると切換時間Ｔ２で低
速から高速へ切換わることを示して＝３− いる。

複数台の巻取装置に対しては、最少の高速／低速切換時
間を設けておけば、巻取装置間の不平衡に対しては誤差
を吸収して、全巻取装置を平均して運転する事が可能と
なる。

（実施例）第１図に本発明の一実施例を示す巻取装置の構成例を示
す。送り出しロール１１〜１３で巻取材２１〜２３を送
り出し、巻取ロール３１〜３３で巻取る構成である。４
１〜４３は巻取材２１〜２３を蓄えるアキュームレータ
である。５１〜５３は巻取材２１〜２３の上限を検出す
る上限フォト検出器である。６１〜６３は巻取材２１〜
２３の下限を検出する下限フォト検出器である。

送り出しロール１１〜１３は駆動電動機７を速度制御す
るインバータ装置８と、インバータ装置８の速度を設定
する速度設定器９と、速度検出器１０のフィードバック
により一定速度に制御されている。

巻取ロール３１〜３３は駆動電動機１１１〜１１３を回
転数制御するインバータ装置Ｊ２と、インバータ装置１
２の回転数を設定する回転数設定器１３、及びインバー
タ装置１４と、その回転数を設定する回転数設定器１５
と、インバータ装置１２．１４に電源を供給するインバ
ータ装置■６と、駆動電動機１１１〜１１３とインバー
タ装置１２を接続する低速切換器１７１〜１７３と、駆
動電動機１１１〜１１３とインバータ装置１４を接続す
る高速切換器１８１〜１８３の投入をフォト検出器の信
号により制御する運転台数制御コントローラ１９により
２段階の回転数に切換え制御されている。インバータ装
置１２は送り出しロール１１〜１３よりも周速が遅くな
る様に巻取ロール２１〜２３を回転数制御する様に回転
数設定器１３で設定され、インバータ装置１４は送り出
しロール１１〜Ｉ３よりも周速が速くなる様に巻取ロー
ル３１〜３３を回転数制御する様に回転数設定器１５で
設定されている。駆動電動機１１１〜１１３が低速切換
器１７１〜１７３でインバータ装置１２と接続されて運
転している時、アキュームレータ４１〜４３には送り出
しロール１１〜１３と巻取ロール３１〜３３の周速の差
分の巻取材が少しづつ蓄えられ、ある一定の量まで蓄え
られると上限フォト検出器５１〜５３により検出され、
運転台数制御コン１〜ローラ１９に信号を出す。運転台
数制御コン１〜ローラ１９は各巻取機の上限フォト検出
器５１〜５３の信号を受けて、駆動電動機１１１〜１１
３とインバータ装置１４とを接続する高速切換器１８１
〜１８３をインバータ装置が過電流でトリップしない様
にあらかじめ決められた台数以上は同時投入しない様に
第３図に示す制御で高速切換器１８１〜１８３を投入し
駆動電動機１１１〜１１３をインバータ装置１４で運転
される。尚、低速切換器１７１〜１７３は高速切換器１
８１〜１８３が投入される前に自動的に運転台数制御コ
ントローラ１９により開放される。アキュームレータ４
１〜４３に蓄えられた巻取材は送り出しロール１１〜１
３と巻取ロール２１〜２３の周速の差分づつ減少しある
一定の景まで減少すると下限フォト検出器６１〜６３に
より検出され運転台数制御コントローラ１９に信号を出
す。

運転台数制御コントローラ１９は各巻取機の下限フォト
検出器６１〜６３の信号を受けて、駆動電動機１１１〜
１１３とインバータ装置１２とを接続する低速切換器１
７１〜１７３を順次投入し駆動電動機１１１〜１１３を
インバータ装置１２で運転させる。この時にインバータ
装置１２には駆動電動機から回生エネルギーが帰ってく
るが、このエネルギーは、カ行運転している各駆動電動
機の駆動エネルギーとして消費される。

尚、高速切換器１８１〜１８３は低速切換器１７１〜１
７３が投入される前に自動的に運転台数制御コントロー
ラ１９により開放される。

第３図に運転台数制御コントローラの説明を示す。

インバータ定格電流の設定値３０１の設定値ＩＮＶＲと
実負荷電流検出用変流器３０２からの実負荷電流信号Ｉ
ＭＡとを引算器３０３にて演算し、引算器３０３の結果
からモータ１台当りの高速時の起動電流設定値３０４と
低速時の起動電流設定値３０５の設定値をｌ５ＴＨ、ｌ
５ＴＬとすると、次式にて起動可能台数Ｎは求まる。

アキュームレータの上限位置検出器６１〜６３の動作台
数を計数するカウンター３０７と、アキュームレータの
下限位置検出器８１〜８３の動作台数を計数するカウン
ター３０９のカウント値をＮＵ、ＮＯとすると、繰り返
し起動回数αは次式で求まる。

従って、電動機の起動時間設定値３１０の設定値をＴＳ
ＴＭとすると、起動開始タイミングは次式で求まる。

Ｔ／２−α・ＴＳＴＭ　　・・・　（イ）式（イ）式で
求まったタイミングにて電動機選択回路３１１で要求信
号のきている電動機に対して順次αの起動を繰り返えす
。Ｈ又はＬの信号はＨからＬ又はＬそしてＬへのインバ
ータ選択の為の切換運転状態信号である。

〔発明の効果〕

本発明により巻取ロール駆動のインバータ装置が２台で
経済的なシステム構成ができ、回生エネルギーも有効活
用する事ができる。又、張力検出器やダンサ−ロール位
置検出器が不要となり、低テンションの巻取材を損傷さ
せる事なく巻取る事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す制御装置の構成図、第
２図は第１図の特性説明図、第３図は第１図の機能説明
図である。７・・・駆動電動機８・・・インバータ装置９・・・速度設定器１０・・・速度設定器１３・・・回転数設定器１５・・・回転数設定器１６・・・コンバータ装置３０１・・・インバータ定格電流の設定値３０２・・・
実負荷電流検出用変流器３０３・・・引算器３０４・・・高速時の起動電流設定値３０５・・・低速時の起動電流設定値３０７・・・カウンター３０９・・・カウンター３１０・・・起動時間設定値３１１・・・モータ選択回路第　　２　図第　　３　図

Claims

【特許請求の範囲】

巻取ロールを低速で駆動する第１のインバータ装置と、
前記巻取ロールを高速で駆動する第２のインバータ装置
と、前記第１及び第２のインバータ装置に直流電源を供
給するコンバータ装置と、前記第１及び第２のインバー
タ装置を切り換える切換器と、この切換器の投入を制御
する運転台数制御コントローラと、送り出しロールと巻
取ロール間の巻取材を蓄えるアキュームレータと、前記
巻取材の位置を検出する検出器とを具備してなる巻取装
置の制御装置。