JP3080510B2 - 整経機等のモータ停止制御装置 - Google Patents

整経機等のモータ停止制御装置

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JP3080510B2 JP05111900A JP11190093A JP3080510B2 JP 3080510 B2 JP3080510 B2 JP 3080510B2 JP 05111900 A JP05111900 A JP 05111900A JP 11190093 A JP11190093 A JP 11190093A JP 3080510 B2 JP3080510 B2 JP 3080510B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マルチセクション駆
動系を構成する複数のモータからの回生電力を有効に利
用するとともに、停電時においても、全体を円滑に減速
して停止させることができる整経機等のモータ停止制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】経糸糊付機、整経機、巻返機等の経糸準
備機械(以下、単に整経機等という)は、多段に配列す
る複数のモータを介して経糸シートを走行させるから、
これらのモータは、いわゆるマルチセクション駆動系を
構成している。
【0003】かかる複数のモータMi (i=1、2…
n)は、ACモータとし、それぞれ独立のインバータ駆
動装置Di (i=1、2…n)を介して共通の電源AC
により駆動するのが一般的である(図8)。
【0004】各インバータ駆動装置Di は、コンバータ
回路CVと、電力回生可能なインバータ回路IVとを縦
続して構成され、インバータ回路IVの入力側には、平
滑用のコンデンサCと、抵抗Rとが配設されている。た
だし、抵抗Rは、電圧検出器VDによって駆動するスイ
ッチング回路SWを介してインバータ回路IVの入力側
に接続されている。電圧検出器VDは、モータMi から
の回生電力がコンデンサCに蓄積され、コンデンサCの
電圧が上昇したことを検出してスイッチング回路SWを
閉じるから、抵抗Rは、モータMi からの回生電力を消
費し、モータMi に対して発電制動をかけることができ
る。なお、電圧検出器VDは、コンデンサCの電圧が過
小になると、スイッチング回路SWを開き、コンデンサ
Cの電圧を適当な範囲に保つ。各インバータ駆動装置D
i のインバータ回路IVには、外部から制御信号Si
(i=1、2…n)が入力されており、インバータ回路
IVは、制御信号Si に従ってモータMi を加速させ、
減速させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、各インバータ駆動装置は、電気的に互いに独立
しており、各モータからの回生電力を他のモータの力行
電力として有効利用することができないから、停電時に
おいて全体を所定の減速曲線に従って滑らかに停止させ
ようとしても、慣性が小さい負荷に連結されているモー
タを力行状態で減速させることができず、何らかのバッ
クアップ電源を設けない限り、それが実現不可能である
という問題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、マルチセクション駆動系用の複数のモ
ータのうち、回生状態で減速中のモータからの回生電力
を有効に利用することによって、バックアップ電源を設
けることなく、停電時においても、所定の減速曲線に従
って全体を支障なく円滑に減速させ、停止させることが
できる整経機等のモータ停止制御装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、経糸シートを走行させるマルチ
セクション駆動系用の複数のモータのそれぞれに対応す
る電力回生可能なインバータ回路と、インバータ回路に
前置するコンバータ回路と、インバータ回路の入力側に
配設するエネルギ蓄積用の共通のコンデンサと、各イン
バータ回路に付設して各モータをフィードバック制御す
るコントローラとを備えてなり、コントローラの1台を
マルチセクション駆動系のマスタ制御系となる速度制御
装置とし、速度制御装置は、停電時において、各モータ
の回生電力の総和が力行電力の総和を常に上まわるよう
な停電時用の減速曲線に従って制御対象のモータを減速
させることをその要旨とする。
【0008】なお、速度制御装置は、通電時において、
停電時用の減速曲線と異なる減速曲線に従うことができ
る。
【0009】
【作用】かかる発明の構成によるときは、コンデンサ
は、インバータ回路の入力側に共通に配設されているか
ら、複数のモータのいずれかが回生状態になれば、その
モータからの回生電力をエネルギとして蓄積することが
でき、しかも、蓄積したエネルギを他のモータの力行電
力用として放出することができる。すなわち、一部のモ
ータが回生状態にあるとき、他のモータは、回生状態に
あるモータからの回生電力を力行電力として有効に利用
することが可能である。
【0010】一方、各モータを回転制御するコントロー
ラの1台を速度制御装置とし、速度制御装置は、停電時
において、停電時用の減速曲線に従って制御対象のモー
タを減速制御する。このときの減速曲線は、回生電力の
総和が力行電力の総和を常に上まわるように選定されて
いるから、停電によって電源からの電力が供給されない
状態であっても、回生状態にあるモータからの回生電力
を利用することにより、すべてのモータを所定の減速曲
線に従って減速させ、フリーランニング状態に放置する
ことがない。すなわち、速度制御装置は、マルチセクシ
ョン駆動系に含まれるすべてのモータを所定の相互関係
に維持しながら減速し、全体を支障なく停止させること
ができる。
【0011】通電時において、停電時用の減速曲線と異
なる減速曲線に従う速度制御装置は、電源が確保されて
いる通常の停止時において、任意の減速曲線に従って全
体を滑らかに減速させ、停止させることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0013】整経機等のモータ停止制御装置は、マルチ
セクション駆動系用の複数のモータMi (i=1、2…
n)のそれぞれに対応する電力回生可能なインバータ回
路IVi (i=1、2…n)と、インバータ回路IVi
に前置する共通のコンバータ回路CVと、インバータ回
路IVi の入力側に接続する共通のコンデンサCとを備
えるモータ駆動装置に組み込まれている(図1)。
【0014】インバータ回路IVi は、共通の電源AC
により、共通のコンバータ回路CVを介して給電されて
いる。また、インバータ回路IVi の入力側には、スイ
ッチング回路SWを介して共通の抵抗Rが接続されてお
り、スイッチング回路SWは、電圧検出器VDの出力に
よって開閉されるものとする。なお、各インバータ回路
IVi には、制御信号Si (i=1、2…n)が入力さ
れている。
【0015】かかるモータ駆動装置において、任意のモ
ータMi が回生状態にあると、モータMi において発生
する回生電力は、対応するインバータ回路IVi を介し
てコンデンサCに蓄積される。すなわち、コンデンサC
は、モータMi からの回生電力を蓄積するためのエネル
ギ蓄積用となっている。なお、このとき、コンデンサC
の電圧が過大になると、電圧検出器VDが作動してスイ
ッチング回路SWを閉じ、抵抗Rは、余剰の回生電力を
消費する。
【0016】一方、このとき、力行状態にある他の任意
のモータMj (j=1、2…n、j≠i)は、モータM
i からの回生電力を力行電力として有効に利用すること
ができ、このとき利用できる回生電力には、コンデンサ
Cに蓄積されているエネルギと、インバータ回路IVi
を介してモータMi から回収されるエネルギとの双方が
含まれる。そこで、電源AC、コンバータ回路CVは、
モータMj が要求する力行電力のうち、コンデンサC、
モータMi が供給し切れない不足分のみを負担すれば足
りる。
【0017】かかるモータ駆動装置は、経糸糊付機に適
用することができる(図2)。
【0018】経糸糊付機は、送出ビームBM1 からの経
糸シートSHを所定の張力となるように走行させ、最終
的に巻取ビームBM5 に巻き取る。すなわち、送出ビー
ムBM1 からの経糸シートSHは、テンションローラT
R1 、プレッシャローラFR1 付きのフィードローラF
R、糊付用のサイジングローラSR、SR…、ガイドロ
ーラGR1 、GR2 を前後両側に有する乾燥用のドラム
ローラDR、DR…、テンションローラTR2 を経て、
巻取ビームBM5 に至る。なお、テンションローラTR
1 、TR2 には、張力測定用のロードセル素子LC1 、
LC2 が付設されており、サイジングローラSR、SR
…の下部には、糊材を収納するサイジングパンSR1 が
配設されている。
【0019】送出ビームBM1 、フィードローラFR、
サイジングローラSR、SR…、ドラムローラDR、D
R…、巻取ビームBM5 には、それぞれモータM1 、M
2 …M5 が連結されており、これらのモータMi (i=
1、2…5)は、経糸シートSHを走行させるマルチセ
クション駆動系を構成している。各モータMi には、共
通のコンバータ回路CVを介し、電源ACによって給電
されるインバータ回路IVi (i=1、2…5)が接続
されており、各インバータ回路IVi の入力側には、共
通のコンデンサCが接続されている。ただし、図2にお
いて、コンデンサCと並列に接続する回生電力消費用の
抵抗Rは、電圧検出器VD、スイッチング回路SWとと
もに図示が省略されている。また、各インバータ回路I
Vi には、制御信号Si (i=1、2…5)を出力する
コントローラCRi (i=1、2…5)が付設されてい
る。
【0020】コントローラCR1 、CR5 には、それぞ
れロードセル素子LC1 、LC2 が検出する張力T1 、
T2 がフィードバックされている。また、コントローラ
CR2 には、モータM2 、M3 に付設するパルスジェネ
レータPG、PGを介し、モータM2 、M3 の回転速度
n2 、n3 がフィードバックされている。コントローラ
CR3 には、モータM3 の回転速度n3 の他に、モータ
M4 に付設するパルスジェネレータPGを介し、モータ
M4 の回転速度n4 がフィードバックされている。さら
に、コントローラCR4 には、モータM4 の回転速度n
4 がフィードバックされている。
【0021】コントローラCR4 は、モータMi による
マルチセクション駆動系のマスタ制御系となる速度制御
装置として使用されている(図3)。すなわち、コント
ローラCR4 は、速度設定器11、加減速曲線発生器1
2、加合せ点13、調節器14を縦続してなり、加減速
曲線発生器12には、リレー接点RL1 、RL2 が入力
されている。リレー接点RL1 は、経糸糊付機の運転指
令信号に従って閉じ、リレー接点RL2 は、電源ACの
停電時に開くものとする。また、加合せ点13には、モ
ータM4 の回転速度n4 がフィードバックされており、
調節器14の出力は、制御信号S4 としてインバータ回
路IV4 に入力されている。
【0022】電源ACが正常であるとき、運転指令信号
が発生してリレー接点RL1 が閉じると、コントローラ
CR4 の加減速曲線発生器12は、速度設定器11の設
定値n11を目標速度とし、所定の変化率で上昇する増速
曲線K1 を発生し(図4の時刻t=0)、増速曲線K1
に従って上昇する速度目標値no を加合せ点13に出力
する(同図の時刻0≦t≦t1 )。そこで、加合せ点1
3は、速度偏差Δn=no −n4 を調節器14に出力
し、調節器14は、速度偏差Δnに対応する制御信号S
4 をインバータ回路IV4 に出力することができる。す
なわち、インバータ回路IV4 は、制御信号S4 に従っ
てモータM4 を力行制御し、増速曲線K1に従ってモー
タM4 を緩起動させることができる。
【0023】モータM4 が起動されると、その回転速度
n4 がコントローラCR3 に入力されているので、コン
トローラCR3 は、モータM3 の回転速度n3 がモータ
M4の回転速度n4 に対して所定の比率で追従するよう
に、インバータ回路IV3 を介してモータM3 をフィー
ドバック制御する。一方、コントローラCR2 は、同様
にして、モータM2 の回転速度n2 が所定の比率でモー
タM3 の回転速度n3に追従するように、インバータ回
路IV2 を介してモータM2 をフィードバック制御す
る。すなわち、コントローラCR3 、CR2 は、それぞ
れ、モータM4 、M3 間、モータM3 、M2 間のストレ
ッチ比率が所定値となるように、モータM3 、M2 の回
転速度n3 、n2 を制御するストレッチ制御装置として
作動する。
【0024】一方、コントローラCR1 は、ロードセル
素子LC1 からの張力T1 をフィードバックすることに
より、インバータ回路IV1 を介し、張力T1 が所定値
となるようにモータM1 、送出ビームBM1 をフィード
バック制御する。また、コントローラCR5 は、同様
に、インバータ回路IV5 を介し、ロードセル素子LC
2 からの張力T2 が所定値となるように、モータM5 、
巻取ビームBM5 をフィードバック制御する。すなわ
ち、コントローラCR1 、CR5 は、張力T1 、T2 を
所定値に保つ張力制御装置として作動する。
【0025】以上のようにして、コントローラCR4 が
モータM4 を起動すると、他のモータMi (i=1、2
…5、i≠4)は、モータM4 に追従して一斉に起動さ
れ、送出ビームBM1 からの経糸シートSHを所定の張
力で走行させた上、巻取ビームBM5 に巻き取ることが
できる。
【0026】モータM4 の回転速度n4 が速度設定器1
1の設定値n11に到達すると(図4の時刻t=t1 )、
以後、モータM4 は、回転速度n4 =n11により定速運
転され、他のモータMi (i=1、2…5、i≠4)
は、コントローラCRi (i=1、2…5、i≠4)の
制御下において、ほぼ定速で運転を継続する。また、運
転指令信号が消滅すると(図4の時刻t=t2 )、リレ
ー接点RL1 が開き、加減速曲線発生器12は、所定の
減速曲線K2 を発生して速度目標値no を減少させるか
ら(同図の時刻t2 ≦t≦t3 )、全体は、減速曲線K
2 に従って減速し、停止する(同図の時刻t=t3 )。
【0027】なお、以上の通電時の制御において、加減
速曲線発生器12からの減速曲線K2 は、全体を滑らか
に減速させて停止させるために、適当なS字状の曲線と
してもよい(図5)。増速曲線K1 についても、同様で
ある。
【0028】経糸糊付機が運転中に停電が発生すると、
リレー接点RL2 が開く(図6の時刻t=t2a)。そこ
で、このときの加減速曲線発生器12は、通電時と異な
る停電時用の減速曲線K3 を発生する。
【0029】いま、経糸糊付機に含まれるすべてのモー
タMi を機械的に連結し、この全体系を自然停止させる
ときの仮想的な減速曲線K4 は、一般に指数関数形であ
る(同図の時刻t2a≦t≦t2c)。そこで、このような
減速曲線K4 を上まわらないように停電時用の減速曲線
K3 を定めれば、全体系に含まれる各モータMi の回生
電力の総和が力行電力の総和を常に上まわるようにする
ことができる。減速曲線K4 を上まわる減速曲線K3 を
実現するには、モータMi を力行駆動する必要がある一
方、減速曲線K4 を下まわる減速曲線K3 を実現するに
は、モータMiを回生状態とし、モータMi に制動をか
けなければならないからである。したがって、減速曲線
K4 を下まわる減速曲線K3 によれば、停電時におい
て、回生状態にあるモータMi からの回生電力を利用す
ることにより、何らのバックアップ電源を設けることな
く、全体を円滑に減速して停止させることができる。
【0030】ただし、減速曲線K3 を余りに急傾斜にす
ると、コントローラCRi によるモータMi の制御が不
調になるおそれがある。そこで、減速曲線K3 として
は、停電発生時における仮想的な減速曲線K4 の接線に
一致させるのが最も好ましい。また、このような減速曲
線K3 を選定することにより、各モータMi は、その一
部が力行状態にあったとしても、他の回生状態にあるも
のからの回生電力を有効に利用することができる。すな
わち、このときのコントローラCRi 、インバータ回路
IVi は、コントローラCR4 をマスタ制御系として、
すべてのモータMi を減速曲線K3 に従って滑らかに減
速させ、停止させることができる(図6の時刻t2a≦t
≦t2b)。また、コントローラCR4 は、その制御対象
となっているモータM4 を減速曲線K3 に従って減速さ
せることにより、他のすべてのモータMi (i=1、2
…5、i≠4)を追従させることができる。
【0031】なお、減速中に、各モータMi の回生電力
の総和が力行電力の総和を下まわるようなことがある
と、その時点において、各モータMi は、力行電力が不
足して減速曲線K3 を維持することができなくなるおそ
れがある。そこで、減速曲線K3 は、減速中の全期間に
亘って、回生電力の総和が力行電力の総和を常に上まわ
るように定めるのがよい。ただし、図6の時刻t≧t2a
において、停電によって電源ACが喪失しているから、
この間におけるコントローラCRi は、回生状態にある
モータMi からの回生電力を利用するか、他の適当なバ
ックアップ電源を利用して給電するものとする。
【0032】以上の説明において、コンバータ回路C
V、コンデンサCは、n台のモータMi (i=1、2…
n)に対応して、それぞれn台のコンバータ回路CVi
(i=1、2…n)、n台のコンデンサCi (i=1、
2…n)に分割することができる(図7)。コンバータ
回路CVi 、コンデンサCi は、それぞれモータMi の
容量に対応させ、個々の容量を小さくすることが可能で
ある。ただし、この場合であっても、コンデンサCi
は、インバータ回路IVi の共通の入力側に接続されて
おり、モータMi に共通のエネルギ蓄積用となってい
る。
【0033】なお、この発明は、経糸糊付機に限らず、
整経機、巻返機等の他の機械についてもそのまま適用可
能である。また、そのときのモータMi 、コントローラ
CRi 、インバータ回路IVi は、少なくとも2以上の
任意の台数であればよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、インバータ回路の入力側にエネルギ蓄積用の共通の
コンデンサを設け、各インバータに付設するコントロー
ラの1台をマルチセクション駆動系のマスタ制御系とな
る速度制御装置とすることによって、コンデンサは、回
生状態にあるモータからの回生電力を蓄積し、力行状態
にあるモータに供給することができるから、全体として
の電力利用効率を向上させることができる上、速度制御
装置は、制御対象のモータを所定の減速曲線に従って減
速させ、回生状態にあるモータからの回生電力を他のモ
ータの力行電力として有効に利用することができるか
ら、停電時においても、バックアップ電源を設けること
なく、全体を所定の停電時用の減速曲線に従って滑らか
に減速させ、停止させることができるという優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体ブロック系統図(1)
【図2】 全体ブロック系統図(2)
【図3】 要部ブロック系統図
【図4】 動作説明線図(1)
【図5】 動作説明線図(2)
【図6】 動作説明線図(3)
【図7】 他の実施例を示す図1相当図
【図8】 従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
SH…経糸シート Mi (i=1、2…)…モータ IV、IVi (i=1、2…)…インバータ回路 CV、CVi (i=1、2…)…コンバータ回路 C、Ci (i=1、2…)…コンデンサ CRi (i=1、2…)…コントローラ K2 、K3 …減速曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−221424(JP,A) 特開 平4−100939(JP,A) 特開 平6−240532(JP,A) 特開 昭54−101967(JP,A) 特開 昭53−78363(JP,A) 特開 昭61−119557(JP,A) 特開 平4−243758(JP,A) 特開 平6−192930(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02H 3/00 D02H 13/08 D03D 49/04 D01H 1/20 - 1/34 B65H 26/00 B65H 23/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸シートを走行させるマルチセクショ
    ン駆動系用の複数のモータのそれぞれに対応する電力回
    生可能なインバータ回路と、該インバータ回路に前置す
    るコンバータ回路と、前記インバータ回路の入力側に配
    設するエネルギ蓄積用の共通のコンデンサと、前記各イ
    ンバータ回路に付設して各モータをフィードバック制御
    するコントローラとを備えてなり、該コントローラの1
    台をマルチセクション駆動系のマスタ制御系となる速度
    制御装置とし、該速度制御装置は、停電時において、各
    モータの回生電力の総和が力行電力の総和を常に上まわ
    るような停電時用の減速曲線に従って制御対象のモータ
    を減速させることを特徴とする整経機等のモータ停止制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記速度制御装置は、通電時において、
    停電時用の減速曲線と異なる減速曲線に従うことを特徴
    とする請求項1記載の整経機等のモータ停止制御装置。
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