JPS6322808B2 - - Google Patents
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- JPS6322808B2 JPS6322808B2 JP18864783A JP18864783A JPS6322808B2 JP S6322808 B2 JPS6322808 B2 JP S6322808B2 JP 18864783 A JP18864783 A JP 18864783A JP 18864783 A JP18864783 A JP 18864783A JP S6322808 B2 JPS6322808 B2 JP S6322808B2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は化粧料封入袋に関し、特に複数枚の繊
維素材等に化粧液体等を含浸したものを包装する
ための簡易容器であり、開閉蓋付の封入袋に関す
る。
維素材等に化粧液体等を含浸したものを包装する
ための簡易容器であり、開閉蓋付の封入袋に関す
る。
〔従来技術の説明〕
近年、汚れ落し用液を不織布等の繊維素材に含
浸させた使い捨てナプキン製品(ウエツトテイツ
シユ)が多用されてきている。
浸させた使い捨てナプキン製品(ウエツトテイツ
シユ)が多用されてきている。
このような使い捨てナプキンの収納容器は、形
能面から見ても、袋体、箱体等多数の種類がある
が、開閉蓋の付いた袋状容器が、携帯に便利であ
り、コスト的にも安価で、また生産技術的にも製
造し易い。
能面から見ても、袋体、箱体等多数の種類がある
が、開閉蓋の付いた袋状容器が、携帯に便利であ
り、コスト的にも安価で、また生産技術的にも製
造し易い。
従来公知のこの種の袋体としては、袋体の一面
に開口(取出し口)が形成されており、この開口
に開閉蓋が覆い、開閉蓋の一端は前記袋体に固着
され、開閉蓋の内面に感圧接着剤が塗布され、こ
の感圧接着剤により開閉蓋を繰返し密閉可能に開
閉できるようにした化粧料封入袋が多く利用され
ている。
に開口(取出し口)が形成されており、この開口
に開閉蓋が覆い、開閉蓋の一端は前記袋体に固着
され、開閉蓋の内面に感圧接着剤が塗布され、こ
の感圧接着剤により開閉蓋を繰返し密閉可能に開
閉できるようにした化粧料封入袋が多く利用され
ている。
このような従来の化粧料封入袋に、種々の化粧
料を繊維素材(例えば、使い捨てナプキンとか化
粧用カツト綿等)に含浸させて収納してみた。と
ころが、化粧料封入袋に感圧接着剤を使用してい
るため、収納する化粧料に制約を受ける。すなわ
ち、化粧料の成分が水とかアルコールのようなも
のであれば、たとえ感圧接着剤にこれらが付着し
たとしてもほとんど問題は生じないが、化粧料の
成分中に油分や粉末分を少量でも含んでいると、
油分や粉末分が感圧接着剤に付着することによつ
て、開閉蓋の接着力が弱まつてしまう。そのた
め、化粧料封入袋を2〜3回程度使用しただけ
で、内容物(化粧料)が洩れてくるという問題が
生じた。
料を繊維素材(例えば、使い捨てナプキンとか化
粧用カツト綿等)に含浸させて収納してみた。と
ころが、化粧料封入袋に感圧接着剤を使用してい
るため、収納する化粧料に制約を受ける。すなわ
ち、化粧料の成分が水とかアルコールのようなも
のであれば、たとえ感圧接着剤にこれらが付着し
たとしてもほとんど問題は生じないが、化粧料の
成分中に油分や粉末分を少量でも含んでいると、
油分や粉末分が感圧接着剤に付着することによつ
て、開閉蓋の接着力が弱まつてしまう。そのた
め、化粧料封入袋を2〜3回程度使用しただけ
で、内容物(化粧料)が洩れてくるという問題が
生じた。
本発明の目的は、従来の化粧料封入袋の長所を
生かし、しかも上述のような従来技術の問題点を
解決することであり、油分、粉末分等のいかなる
成分の化粧料を封入しても、繰返し密封できるよ
うな化粧料封入袋を提供することである。
生かし、しかも上述のような従来技術の問題点を
解決することであり、油分、粉末分等のいかなる
成分の化粧料を封入しても、繰返し密封できるよ
うな化粧料封入袋を提供することである。
本発明は、磁力を利用して開閉蓋と袋体とを開
閉可能に密封することにより、上述の目的を達成
する。本発明の化粧料封入袋は気密性を有するシ
ート材で形成され、その一面に内容物取出し用の
開口を有する袋体と、前記開口を覆うシート状開
閉蓋とからなり、前記開閉蓋と前記袋体の少なく
とも開口周縁部との何れか一方が磁力を有してお
り、他方が前記磁力に吸引される性質を有してい
る。
閉可能に密封することにより、上述の目的を達成
する。本発明の化粧料封入袋は気密性を有するシ
ート材で形成され、その一面に内容物取出し用の
開口を有する袋体と、前記開口を覆うシート状開
閉蓋とからなり、前記開閉蓋と前記袋体の少なく
とも開口周縁部との何れか一方が磁力を有してお
り、他方が前記磁力に吸引される性質を有してい
る。
この場合、前記開閉蓋が磁力を有しており、前
記袋体の少なくとも開口周縁部が前記磁力に吸引
される性質を有していてもよいし、あるいは逆
に、前記袋体の少なくとも開口周縁部が磁力を有
しており、前記開閉蓋が前記磁力に吸引される性
質を有していてもよい。また、袋体全体が磁力ま
たは磁性を有していてもよいし、袋体の開口周縁
部が磁力または磁性を有していてもよい。更に、
袋体の片面のみが磁力または磁性を有していても
よい。
記袋体の少なくとも開口周縁部が前記磁力に吸引
される性質を有していてもよいし、あるいは逆
に、前記袋体の少なくとも開口周縁部が磁力を有
しており、前記開閉蓋が前記磁力に吸引される性
質を有していてもよい。また、袋体全体が磁力ま
たは磁性を有していてもよいし、袋体の開口周縁
部が磁力または磁性を有していてもよい。更に、
袋体の片面のみが磁力または磁性を有していても
よい。
以下、図面に示した実施例に基いて、本発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図は本発明の化粧料封入袋の一実施例の斜
視図である。本発明の化粧料封入袋は気密性を有
するシート材で形成された偏平な袋体1と、開閉
蓋3とを備えている。
視図である。本発明の化粧料封入袋は気密性を有
するシート材で形成された偏平な袋体1と、開閉
蓋3とを備えている。
第2図は開閉蓋3を開いた状態の化粧料封入袋
の一実施例の斜視図である。袋体1の一面には収
納された内容物(化粧料を繊維素材に含浸させた
もの)5を取り出すための開口2が形成されてい
る。この開口2は、袋体のシート材を打抜くこと
によつて形成され、円形、楕円形、菱形、トラツ
ク形等の適宜な形状をしている。開口2を覆うよ
うに開閉蓋3が貼着される。
の一実施例の斜視図である。袋体1の一面には収
納された内容物(化粧料を繊維素材に含浸させた
もの)5を取り出すための開口2が形成されてい
る。この開口2は、袋体のシート材を打抜くこと
によつて形成され、円形、楕円形、菱形、トラツ
ク形等の適宜な形状をしている。開口2を覆うよ
うに開閉蓋3が貼着される。
開閉蓋3の形態について言えば、当然のことな
がら、開閉蓋3の面積は開口2より大きく、円
形、楕円形、角形、トラツク形等適宜な形状とす
ることができる。開閉蓋3は磁力を有しており、
一方、袋体1は前記磁力に吸引される性質を有し
ている。袋体1と開閉蓋3とは互いに磁力により
吸着されるため、開閉蓋3を固定しなくてもよい
が、開閉蓋3の紛失を防止するために開閉蓋3の
一端を袋体1に固着4しておくとよい。開閉蓋3
と袋体1との固着方法としては超音波接着、高周
波接着、加熱接着、接着剤による接着方法等の何
れの方法も可能であり、袋体1の材質により適宜
選定する。
がら、開閉蓋3の面積は開口2より大きく、円
形、楕円形、角形、トラツク形等適宜な形状とす
ることができる。開閉蓋3は磁力を有しており、
一方、袋体1は前記磁力に吸引される性質を有し
ている。袋体1と開閉蓋3とは互いに磁力により
吸着されるため、開閉蓋3を固定しなくてもよい
が、開閉蓋3の紛失を防止するために開閉蓋3の
一端を袋体1に固着4しておくとよい。開閉蓋3
と袋体1との固着方法としては超音波接着、高周
波接着、加熱接着、接着剤による接着方法等の何
れの方法も可能であり、袋体1の材質により適宜
選定する。
第3図は第2図と同じく、開閉蓋3を開いた状
態の化粧料封入袋を示す別の実施例の斜視図であ
る。この実施例が第2図のものと異なるのは、開
口2を実質的に塞ぐ閉塞シール6が開閉蓋3に貼
着している点である。この閉塞シール6は袋体1
の一部から切離されたシート片によつて形成され
たもので、予め袋体1の片面に円形、楕円形、角
形、菱形、トラツク形の形状にて、閉ループのミ
シン目を付けておき、このミシン目を覆うように
して開閉蓋3を取着する。化粧料封入袋の最初の
使用時に、開閉蓋3を開けると、袋体1に設けた
閉ループのミシン目に沿つて袋体1を構成するシ
ートが切れて、この切離されたシート片が磁力に
より開閉蓋3に貼着され、閉塞シール6となる。
そして、袋体1に残された閉ループのミシン目の
切離し跡が開口2となる。開口2から内容物5を
取り出した後で、開閉蓋3を袋体1上の元の位置
に戻せば、袋体1は当初と同様な気密性を有する
袋体1となり、以後繰返し使用できる。このとき
に、閉ループのミシン目より切離された袋体1の
シート片である閉塞シール6は常に開閉蓋3に貼
着されたままの状態になる。また、最初の使用時
にミシン目部分より袋体1のシート片が切離され
るのを使用者が確認できるので、使用者は初めて
使用する証を得ることができる。
態の化粧料封入袋を示す別の実施例の斜視図であ
る。この実施例が第2図のものと異なるのは、開
口2を実質的に塞ぐ閉塞シール6が開閉蓋3に貼
着している点である。この閉塞シール6は袋体1
の一部から切離されたシート片によつて形成され
たもので、予め袋体1の片面に円形、楕円形、角
形、菱形、トラツク形の形状にて、閉ループのミ
シン目を付けておき、このミシン目を覆うように
して開閉蓋3を取着する。化粧料封入袋の最初の
使用時に、開閉蓋3を開けると、袋体1に設けた
閉ループのミシン目に沿つて袋体1を構成するシ
ートが切れて、この切離されたシート片が磁力に
より開閉蓋3に貼着され、閉塞シール6となる。
そして、袋体1に残された閉ループのミシン目の
切離し跡が開口2となる。開口2から内容物5を
取り出した後で、開閉蓋3を袋体1上の元の位置
に戻せば、袋体1は当初と同様な気密性を有する
袋体1となり、以後繰返し使用できる。このとき
に、閉ループのミシン目より切離された袋体1の
シート片である閉塞シール6は常に開閉蓋3に貼
着されたままの状態になる。また、最初の使用時
にミシン目部分より袋体1のシート片が切離され
るのを使用者が確認できるので、使用者は初めて
使用する証を得ることができる。
第4図は第3図と同じく、開閉蓋3を開いた状
態の化粧料封入袋を示す更に別の実施例の斜視図
である。この実施例が第3図のものと異なつてい
るのは、予め袋体1に形成されたミシン目7が閉
ループではなく、例えばU字状のように一部が連
続していないような形状となつている点である。
化粧料封入袋の最初の使用時に、開閉蓋3を開け
ると、袋体1に設けたミシン目7に沿つて袋体1
を構成するシートが切れ、この切離されたシート
片が磁力により開閉蓋3に貼着され、第3図にお
ける閉塞シール6と同様の役目を果す。この場
合、切離されたシート片6は袋体1と繋がつたま
まであるので、シート片6の貼着した開閉蓋3は
その開き具合が制限され、従つて開閉蓋3を袋体
1に固着しなくともよい。
態の化粧料封入袋を示す更に別の実施例の斜視図
である。この実施例が第3図のものと異なつてい
るのは、予め袋体1に形成されたミシン目7が閉
ループではなく、例えばU字状のように一部が連
続していないような形状となつている点である。
化粧料封入袋の最初の使用時に、開閉蓋3を開け
ると、袋体1に設けたミシン目7に沿つて袋体1
を構成するシートが切れ、この切離されたシート
片が磁力により開閉蓋3に貼着され、第3図にお
ける閉塞シール6と同様の役目を果す。この場
合、切離されたシート片6は袋体1と繋がつたま
まであるので、シート片6の貼着した開閉蓋3は
その開き具合が制限され、従つて開閉蓋3を袋体
1に固着しなくともよい。
前述した各実施例において、袋体1は柔軟で気
密性を有するシート材から形成することが可能で
あり、その材質としては、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビ
ニール、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリ
ビニルアルコール(ビニロン)等の熱可塑性合成
樹脂フイルム等の単体または各々のフイルムの貼
合せ、複合材があげられる。
密性を有するシート材から形成することが可能で
あり、その材質としては、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビ
ニール、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド、ポリ
ビニルアルコール(ビニロン)等の熱可塑性合成
樹脂フイルム等の単体または各々のフイルムの貼
合せ、複合材があげられる。
袋体1に磁力に吸引される性質を付与するに
は、例えば上述の熱可塑性合成樹脂に強磁性体の
粉末(例えば、鉄粉)を混練してシート材11に
仕上げる(第5図a参照)。シートの成形方法は
通常の押出しTダイ方法やインフレーシヨン方法
で行えばよい。
は、例えば上述の熱可塑性合成樹脂に強磁性体の
粉末(例えば、鉄粉)を混練してシート材11に
仕上げる(第5図a参照)。シートの成形方法は
通常の押出しTダイ方法やインフレーシヨン方法
で行えばよい。
あるいは、第5図bに示すように磁性粉末を混
練した層11と磁性粉末を混練していない非磁性
層12とからなる可撓性シート材とする。二つの
層11,12を一体とするのは、貼合加工でもよ
いし、一方の層の上に他方の層をコーテイングす
ることにより形成してもよい。また、磁性粉末を
含む塗料を非磁性層12に印刷しても同様の効果
が得られる。
練した層11と磁性粉末を混練していない非磁性
層12とからなる可撓性シート材とする。二つの
層11,12を一体とするのは、貼合加工でもよ
いし、一方の層の上に他方の層をコーテイングす
ることにより形成してもよい。また、磁性粉末を
含む塗料を非磁性層12に印刷しても同様の効果
が得られる。
更に、第5図cに示すように強磁性体からなる
箔状磁性体層13と熱可塑性合成樹脂からなる非
磁性層12とから構成される可撓性シート材とし
てもよい。この場合も、第5図bと同様に箔状磁
性体層13と非磁性層12とを貼合加工でもよい
し、箔状磁性体層13の上に非磁性層12をコー
テイングすることにより形成してもよい。
箔状磁性体層13と熱可塑性合成樹脂からなる非
磁性層12とから構成される可撓性シート材とし
てもよい。この場合も、第5図bと同様に箔状磁
性体層13と非磁性層12とを貼合加工でもよい
し、箔状磁性体層13の上に非磁性層12をコー
テイングすることにより形成してもよい。
第5図bおよびcの実施例のように熱可塑性合
成樹脂からなる非磁性層12を設けることによ
り、袋体1をヒートシールする際に、この熱可塑
性合成樹脂性非磁性層が接着されるため、袋体1
のヒートシール強度が高まり、安定な袋体が得ら
れる。
成樹脂からなる非磁性層12を設けることによ
り、袋体1をヒートシールする際に、この熱可塑
性合成樹脂性非磁性層が接着されるため、袋体1
のヒートシール強度が高まり、安定な袋体が得ら
れる。
一方、前述した各実施例において、開閉蓋3の
材質は基本的には前記袋体1に用いた材質と同じ
でよい。すなわち、柔軟で気密性を有するシート
材から成形することが可能であり、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ
塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミ
ド、ポリビニルアルコール(ビニロン)等の熱可
塑性合成樹脂フイルム等の単体または各々のフイ
ルムの貼合せ、複合材等を用いることができる。
材質は基本的には前記袋体1に用いた材質と同じ
でよい。すなわち、柔軟で気密性を有するシート
材から成形することが可能であり、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ
塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミ
ド、ポリビニルアルコール(ビニロン)等の熱可
塑性合成樹脂フイルム等の単体または各々のフイ
ルムの貼合せ、複合材等を用いることができる。
そして、開閉蓋3に磁力を付与するには、例え
ば上述の熱可塑性合成樹脂に磁石粉末を混練して
シート材31に仕上げる(第6図a参照)。磁石
粉末としては、バリウムフエライト、ストロンチ
ウムフエライト、レアアースコバルト、アルニコ
等を用いる。シートの成形方法は同じく、通常の
押出しTダイ方法やインフレーシヨン方法で行え
ばよい。
ば上述の熱可塑性合成樹脂に磁石粉末を混練して
シート材31に仕上げる(第6図a参照)。磁石
粉末としては、バリウムフエライト、ストロンチ
ウムフエライト、レアアースコバルト、アルニコ
等を用いる。シートの成形方法は同じく、通常の
押出しTダイ方法やインフレーシヨン方法で行え
ばよい。
あるいは、第6図bに示すように磁石粉末を混
練した層31と磁石粉末を混練していない非磁性
層32とからなる可撓性シート材とする。二つの
層31,32を一体とするのは、貼合加工でもよ
いし、一方の層の上に他方の層をコーテイングす
ることにより形成してもよい。また、磁石粉末を
含む塗料を非磁性層32に印刷しても同様の効果
が得られる。
練した層31と磁石粉末を混練していない非磁性
層32とからなる可撓性シート材とする。二つの
層31,32を一体とするのは、貼合加工でもよ
いし、一方の層の上に他方の層をコーテイングす
ることにより形成してもよい。また、磁石粉末を
含む塗料を非磁性層32に印刷しても同様の効果
が得られる。
更に、第6図cに示すように薄板状磁石層33
と熱可塑性合成樹脂からなる非磁性層32とから
構成される可撓性シート材としてもよい。この場
合も、第6図bと同様に薄板状磁石層33と非磁
性層32とを貼合加工してもよいし、薄板状磁石
層33の上に非磁性層32をコーテイングするこ
とにより形成してもよい。
と熱可塑性合成樹脂からなる非磁性層32とから
構成される可撓性シート材としてもよい。この場
合も、第6図bと同様に薄板状磁石層33と非磁
性層32とを貼合加工してもよいし、薄板状磁石
層33の上に非磁性層32をコーテイングするこ
とにより形成してもよい。
第6図bおよびcの実施例のように熱可塑性合
成樹脂からなる非磁性層32を設けると、開閉蓋
3を袋体1にヒートシール等により固着する場
合、非磁性層32が溶融するので、しつかりと固
着できる。
成樹脂からなる非磁性層32を設けると、開閉蓋
3を袋体1にヒートシール等により固着する場
合、非磁性層32が溶融するので、しつかりと固
着できる。
上述した説明では、開閉蓋3が磁力を有してお
り、袋体1が磁力に吸引される性質を有している
ものであつたが、それとは逆に、袋体1が磁力を
有しており、開閉蓋3が前記磁力に吸引される性
質を有しているようにしてもよい。すなわち、第
5図について説明したシートを開閉蓋3に用い、
第6図について説明したシートを袋体1に用いて
もよい。
り、袋体1が磁力に吸引される性質を有している
ものであつたが、それとは逆に、袋体1が磁力を
有しており、開閉蓋3が前記磁力に吸引される性
質を有しているようにしてもよい。すなわち、第
5図について説明したシートを開閉蓋3に用い、
第6図について説明したシートを袋体1に用いて
もよい。
更に、前記各実施例では磁力に吸引されるもの
として磁性粉末または箔状磁石を用いたが、開閉
蓋側および袋体側の双方に極性が逆になるように
して磁石を用いてもよい。
として磁性粉末または箔状磁石を用いたが、開閉
蓋側および袋体側の双方に極性が逆になるように
して磁石を用いてもよい。
第7図は本発明の別の実施例の長手方向断面斜
視図、第8図は第7図の化粧料封入袋の符号で
示した部分の拡大断面図である。この実施例で
は、開閉蓋3が袋体1に接着剤4によつて固着さ
れ、袋体1の内側の開口周縁部に、シート片8が
貼着されている。シート片8を袋体1に貼着する
には、ヒートシール、超音波シール、ホツトメル
ト接着剤、感圧接着剤9等の適宜な手段を用い
る。シート片8は、貼着前に予め、袋体1の開口
2に対応する穴を開けておき、開口2またはその
予定位置に合わせて貼着する。あるいは、袋体1
を構成するシート材にシート片8を貼着した後、
開口2を打抜きまたはミシン目により形成する際
に、シート材およびシート片8に一緒に穴を開け
るようにしてもよい。
視図、第8図は第7図の化粧料封入袋の符号で
示した部分の拡大断面図である。この実施例で
は、開閉蓋3が袋体1に接着剤4によつて固着さ
れ、袋体1の内側の開口周縁部に、シート片8が
貼着されている。シート片8を袋体1に貼着する
には、ヒートシール、超音波シール、ホツトメル
ト接着剤、感圧接着剤9等の適宜な手段を用い
る。シート片8は、貼着前に予め、袋体1の開口
2に対応する穴を開けておき、開口2またはその
予定位置に合わせて貼着する。あるいは、袋体1
を構成するシート材にシート片8を貼着した後、
開口2を打抜きまたはミシン目により形成する際
に、シート材およびシート片8に一緒に穴を開け
るようにしてもよい。
この第7図および第8図に示した実施例では、
開閉蓋3は、前述した実施例と同様に、磁力また
は磁力に吸引される性質を有し、また、袋体1は
柔軟な気密性を有する熱可塑性合成樹脂からな
り、非磁性である。一方、シート片8は、開閉蓋
3が磁力を有している場合は磁力に吸引される性
質を有し、開閉蓋3が磁力に吸引される性質を有
している場合は磁力を有する。
開閉蓋3は、前述した実施例と同様に、磁力また
は磁力に吸引される性質を有し、また、袋体1は
柔軟な気密性を有する熱可塑性合成樹脂からな
り、非磁性である。一方、シート片8は、開閉蓋
3が磁力を有している場合は磁力に吸引される性
質を有し、開閉蓋3が磁力に吸引される性質を有
している場合は磁力を有する。
シート片8に、磁力に吸引される性質または磁
力を付与するには、前述の実施例と同様にすれば
よい。すなわち、磁性粉末を含む可撓性シート
材、磁性粉末を含む層と非磁性層とからなる可撓
性シート材、箔状磁性体層と非磁性層とからなる
可撓性シート材等でシート片8を構成したり、あ
るいは磁石粉末を含む可撓性シート材、磁石粉末
を含む層と非磁性層とからなる可撓性シート材、
薄板状磁石層と非磁性層とからなる可撓性シート
材等でシート片8を構成すればよい。また、強磁
性体の箔状物(薄板状物)や薄板状磁石そのもの
をシート片8としてもよい。
力を付与するには、前述の実施例と同様にすれば
よい。すなわち、磁性粉末を含む可撓性シート
材、磁性粉末を含む層と非磁性層とからなる可撓
性シート材、箔状磁性体層と非磁性層とからなる
可撓性シート材等でシート片8を構成したり、あ
るいは磁石粉末を含む可撓性シート材、磁石粉末
を含む層と非磁性層とからなる可撓性シート材、
薄板状磁石層と非磁性層とからなる可撓性シート
材等でシート片8を構成すればよい。また、強磁
性体の箔状物(薄板状物)や薄板状磁石そのもの
をシート片8としてもよい。
シート片8を袋体1に貼着するかわりに、磁性
粉末や磁石粉末を含む塗料を袋体1の内側の開口
周縁部に塗布してもよい。
粉末や磁石粉末を含む塗料を袋体1の内側の開口
周縁部に塗布してもよい。
第9図は本発明の更に別の実施例の斜視図、第
10図は第9図の化粧料封入袋の開閉蓋着部付近
を示す第8図と同様の拡大断面図である。この実
施例と第7図および第8図に示した実施例との相
違点は次の点である。
10図は第9図の化粧料封入袋の開閉蓋着部付近
を示す第8図と同様の拡大断面図である。この実
施例と第7図および第8図に示した実施例との相
違点は次の点である。
すなわち、第7図および第8図の実施例では、
シート片8が袋体1の内側に貼着されていたのに
対し、第9図および第10図の実施例では、シー
ト片8が袋体1の外側に貼着されている点、およ
び開閉蓋3が、第7図および第8では袋体1に固
着されているが、第9図および第10図ではシー
ト片8に固着4されている点である。その他の構
成はほぼ同じである。
シート片8が袋体1の内側に貼着されていたのに
対し、第9図および第10図の実施例では、シー
ト片8が袋体1の外側に貼着されている点、およ
び開閉蓋3が、第7図および第8では袋体1に固
着されているが、第9図および第10図ではシー
ト片8に固着4されている点である。その他の構
成はほぼ同じである。
シート片8は、磁石粉末または磁性粉末を含ん
だ一層のものでもよいが、好ましくは第10図に
示すように、磁性または磁力を有する層83と非
磁性層82とからなる可撓性シート材のように二
層構造とし、非磁性層82が外側(上面)となる
ように配置する。このようにすると、ヒートシー
ルにより開閉蓋3を確実にシート片8の非磁性層
82に固着4することができる。
だ一層のものでもよいが、好ましくは第10図に
示すように、磁性または磁力を有する層83と非
磁性層82とからなる可撓性シート材のように二
層構造とし、非磁性層82が外側(上面)となる
ように配置する。このようにすると、ヒートシー
ルにより開閉蓋3を確実にシート片8の非磁性層
82に固着4することができる。
第11図は本発明の別の実施例の斜視図、第1
2図は第11図の化粧料封入袋の開閉蓋固着部付
近を示す第8図と同様の拡大断面図である。この
実施例では、第9図および第10図に示した実施
例と同様にシート片8が袋体1の外側に貼着され
ているが、開閉蓋3はシート片8に固着されてお
らず、袋体1に固着4されている。その他の点
は、第9図および第10図に示した実施例とほぼ
同じである。開閉蓋3が袋体1に固着されるの
で、シート片8は磁石粉末または磁性粉末を含ん
だ一層のものでもよい。好ましくは第12図に示
すように、磁性または磁力を有する層81と非磁
性層82とからなる可撓性シート材のように二層
構造とし、非磁性層82が内側となるように配置
する。このようにすると、シート片8をヒートシ
ールや超音波加熱等により確実に袋体1に貼着す
ることができる。
2図は第11図の化粧料封入袋の開閉蓋固着部付
近を示す第8図と同様の拡大断面図である。この
実施例では、第9図および第10図に示した実施
例と同様にシート片8が袋体1の外側に貼着され
ているが、開閉蓋3はシート片8に固着されてお
らず、袋体1に固着4されている。その他の点
は、第9図および第10図に示した実施例とほぼ
同じである。開閉蓋3が袋体1に固着されるの
で、シート片8は磁石粉末または磁性粉末を含ん
だ一層のものでもよい。好ましくは第12図に示
すように、磁性または磁力を有する層81と非磁
性層82とからなる可撓性シート材のように二層
構造とし、非磁性層82が内側となるように配置
する。このようにすると、シート片8をヒートシ
ールや超音波加熱等により確実に袋体1に貼着す
ることができる。
第13図に示した実施例は磁力を利用すると共
に感圧接着剤を用いて、より一層しつかりと開閉
蓋3を密閉可能にしたものである。すなわち、開
閉蓋3と袋体1の何れか一方が磁力を有し、他方
が前記磁力に吸引される性質を有する化粧料封入
袋において、開閉蓋3の袋体1と接する側の面
(以下内面と称す)のほぼ全体に感圧接着剤層1
0を形成する。
に感圧接着剤を用いて、より一層しつかりと開閉
蓋3を密閉可能にしたものである。すなわち、開
閉蓋3と袋体1の何れか一方が磁力を有し、他方
が前記磁力に吸引される性質を有する化粧料封入
袋において、開閉蓋3の袋体1と接する側の面
(以下内面と称す)のほぼ全体に感圧接着剤層1
0を形成する。
開閉蓋3の内面に設けられている感圧接着剤層
10は、アクリル系、ゴム系、ポリエステル系、
ポリオレフイン系、樹脂等が良好であり、その塗
布方法はロールコート、ナイフコート、スプレー
コート等の方法の何れかとすることが好ましい。
10は、アクリル系、ゴム系、ポリエステル系、
ポリオレフイン系、樹脂等が良好であり、その塗
布方法はロールコート、ナイフコート、スプレー
コート等の方法の何れかとすることが好ましい。
更に、開閉蓋3において固定部4とは反対側の
端部に突起状の取手部15を設けている。この取
手部分15には、図面に示すように、感圧接着剤
層10は塗布しないことが好ましい。
端部に突起状の取手部15を設けている。この取
手部分15には、図面に示すように、感圧接着剤
層10は塗布しないことが好ましい。
開閉蓋3に感圧接着剤層10を設ける場合は、
感圧接着剤層10の接着剤が直接内容物5と接し
ないように、第3図や第4図に示すように開口2
を塞ぐ閉塞シール6を設けることが好ましい。閉
塞シール6は、化粧料封入袋を最初に使用した後
は第13図に示すように、開閉蓋3の内面の感圧
接着剤層10に貼着される。この閉塞シール6は
開閉蓋3を閉じた状態においては前記開口2を実
質的に覆い、開閉蓋3は磁力および前記閉塞シー
ル6の周囲の感圧接着剤層6により袋体1に貼着
され、袋体1の開口2を密封する。
感圧接着剤層10の接着剤が直接内容物5と接し
ないように、第3図や第4図に示すように開口2
を塞ぐ閉塞シール6を設けることが好ましい。閉
塞シール6は、化粧料封入袋を最初に使用した後
は第13図に示すように、開閉蓋3の内面の感圧
接着剤層10に貼着される。この閉塞シール6は
開閉蓋3を閉じた状態においては前記開口2を実
質的に覆い、開閉蓋3は磁力および前記閉塞シー
ル6の周囲の感圧接着剤層6により袋体1に貼着
され、袋体1の開口2を密封する。
このように、開閉蓋3に貼着した閉塞シール6
が開口2を覆うので、密封状態においても、袋体
1内部に収納した化粧料5が感圧接着剤層6と直
接に接することがなく、接着剤による内容物の変
質、変臭が生じることはなく、化粧料5は常に清
潔な状態に保たれる。
が開口2を覆うので、密封状態においても、袋体
1内部に収納した化粧料5が感圧接着剤層6と直
接に接することがなく、接着剤による内容物の変
質、変臭が生じることはなく、化粧料5は常に清
潔な状態に保たれる。
第14図に示した実施例は、第13図と同様
に、磁力を利用すると共に感圧接着剤を用いて、
より一層しつかりと開閉蓋3を密閉可能にしたも
のである。この実施例では、感圧接着剤層10を
形成したシート片8が、袋体1の内側に貼着して
いる。シート片8には内容物5の取出用の開口1
8が開けられており、一方、袋体1には前記開口
18を囲むように例えばコ字型の切込み19を入
れておく。切込み19により袋体1本体から切離
され且つ一端が袋体1に連続している部分が開閉
蓋3となる。
に、磁力を利用すると共に感圧接着剤を用いて、
より一層しつかりと開閉蓋3を密閉可能にしたも
のである。この実施例では、感圧接着剤層10を
形成したシート片8が、袋体1の内側に貼着して
いる。シート片8には内容物5の取出用の開口1
8が開けられており、一方、袋体1には前記開口
18を囲むように例えばコ字型の切込み19を入
れておく。切込み19により袋体1本体から切離
され且つ一端が袋体1に連続している部分が開閉
蓋3となる。
この実施例では、袋体本体1および開閉蓋3は
前述した各実施例と同様に、磁力または磁力に吸
引される性質を有し且つ柔軟な気密性を有する。
一方、シート片8は、袋体本体1および開閉蓋3
が磁力を有している場合は磁力に吸引される性質
を有し、袋体本体1および開閉蓋3が磁力に吸引
される性質を有している場合は磁力を有する。
前述した各実施例と同様に、磁力または磁力に吸
引される性質を有し且つ柔軟な気密性を有する。
一方、シート片8は、袋体本体1および開閉蓋3
が磁力を有している場合は磁力に吸引される性質
を有し、袋体本体1および開閉蓋3が磁力に吸引
される性質を有している場合は磁力を有する。
第1図から第14図に示した実施例は何れもピ
ロータイプの化粧料封入袋である。このような化
粧料封入袋を製造する方法の一例には、先ず袋体
1となるシート材に開口2を打抜きにより形成す
るか、または開口2となるミシン目を付ける。次
に開口2を覆うように開閉蓋3を貼着する。この
際ヒートシールや接着剤により開閉蓋3の一端を
袋体1に固定してもよい。そして開閉蓋3が袋の
ほぼ中央に位置するようにシート材の長手方向と
一方の横方向(底)とをシールして袋状とする。
この袋の開いた口(上部)から袋内に内容物(繊
維素材に含ませた化粧料)5を充填し、他方の横
方向(上部)をシールする。図面では長手方向の
シールは図示していないが、横方向のシールは符
号16で示した。
ロータイプの化粧料封入袋である。このような化
粧料封入袋を製造する方法の一例には、先ず袋体
1となるシート材に開口2を打抜きにより形成す
るか、または開口2となるミシン目を付ける。次
に開口2を覆うように開閉蓋3を貼着する。この
際ヒートシールや接着剤により開閉蓋3の一端を
袋体1に固定してもよい。そして開閉蓋3が袋の
ほぼ中央に位置するようにシート材の長手方向と
一方の横方向(底)とをシールして袋状とする。
この袋の開いた口(上部)から袋内に内容物(繊
維素材に含ませた化粧料)5を充填し、他方の横
方向(上部)をシールする。図面では長手方向の
シールは図示していないが、横方向のシールは符
号16で示した。
第7図から第12図および第14図の化粧料封
入袋のようにシート片8を用いる場合は開閉蓋3
を袋体1となるシート材に固着する前に、シート
片8を袋体1のシート材に貼着するとよい。
入袋のようにシート片8を用いる場合は開閉蓋3
を袋体1となるシート材に固着する前に、シート
片8を袋体1のシート材に貼着するとよい。
また開口2をミシン目とし、開閉蓋3をヒート
シールなどで固定しない場合は、内容物を袋内に
密封してから開閉蓋3を貼付してもよい。
シールなどで固定しない場合は、内容物を袋内に
密封してから開閉蓋3を貼付してもよい。
更に、本発明の化粧料封入袋は、本願出願人が
先に特公昭58−22411号公報において提案したの
と同様に、長尺シートを用いて連続的に製造する
こともできる。すなわち、長尺シートに所定間隔
で開口を設け、次に前記開口を覆ように開閉蓋を
貼着し、貼着した面とは反対の面に内容物を載置
し、そして長尺シートで内容物を包み込みなが
ら、長手方向と横方向をシールし、横方向のシー
ル部分を切断して、化粧料封入袋とする。
先に特公昭58−22411号公報において提案したの
と同様に、長尺シートを用いて連続的に製造する
こともできる。すなわち、長尺シートに所定間隔
で開口を設け、次に前記開口を覆ように開閉蓋を
貼着し、貼着した面とは反対の面に内容物を載置
し、そして長尺シートで内容物を包み込みなが
ら、長手方向と横方向をシールし、横方向のシー
ル部分を切断して、化粧料封入袋とする。
更に、本発明の別の製造方法としては、2枚の
シート材を用意し、一方のシート片には開口を設
けると共に該開口を覆う開閉蓋を固着し、他方の
シート材との間に内容物を挾んで重ね合せた両シ
ート材の周囲をシールする。この場合、シート材
として長尺シートを用いて、本願出願人が先に特
開昭57−22041号公報において提案したのと同様
にして、連続的に製造することができる。また、
2枚のシート材を両方とも磁力または磁性を有す
るものとしてもよいが、開閉蓋を設ける方のシー
ト材のみを磁力または磁性を有するものとしても
よい。あるいは両シート材を非磁性として、袋体
にシート片を貼着してもよい。
シート材を用意し、一方のシート片には開口を設
けると共に該開口を覆う開閉蓋を固着し、他方の
シート材との間に内容物を挾んで重ね合せた両シ
ート材の周囲をシールする。この場合、シート材
として長尺シートを用いて、本願出願人が先に特
開昭57−22041号公報において提案したのと同様
にして、連続的に製造することができる。また、
2枚のシート材を両方とも磁力または磁性を有す
るものとしてもよいが、開閉蓋を設ける方のシー
ト材のみを磁力または磁性を有するものとしても
よい。あるいは両シート材を非磁性として、袋体
にシート片を貼着してもよい。
本発明によれば、袋体の一面に開口(取出し
口)が形成されており、この開口を開閉蓋が覆
い、繊維素材に含浸させた化粧料を袋体内部に収
納した化粧料封入袋において、前記開閉蓋と前記
袋体の少なくとも開口周縁部との何れか一方が磁
力を有しており、他方が前記磁力に吸引される性
質を有している。このように本発明では、磁力を
利用して開閉蓋と袋体とを開閉可能に密封してい
るので、収納する化粧料に制約を受けることな
く、いかなる成分の化粧料でも、例えば、化粧料
の成分が水とかアルコールのようなものでも、化
粧料の成分中に油分や粉末分を含んでいても、確
実に繰返し開封および密封できる。すなわち本発
明の化粧料封入袋では、たとえ化粧料(油分や粉
末分)が開閉蓋や袋体の開口周縁部に付着して
も、磁力が弱まることがないので、化粧料封入袋
を何度使用しても、内容物(化粧料)が洩れてく
るという問題が生じない。
口)が形成されており、この開口を開閉蓋が覆
い、繊維素材に含浸させた化粧料を袋体内部に収
納した化粧料封入袋において、前記開閉蓋と前記
袋体の少なくとも開口周縁部との何れか一方が磁
力を有しており、他方が前記磁力に吸引される性
質を有している。このように本発明では、磁力を
利用して開閉蓋と袋体とを開閉可能に密封してい
るので、収納する化粧料に制約を受けることな
く、いかなる成分の化粧料でも、例えば、化粧料
の成分が水とかアルコールのようなものでも、化
粧料の成分中に油分や粉末分を含んでいても、確
実に繰返し開封および密封できる。すなわち本発
明の化粧料封入袋では、たとえ化粧料(油分や粉
末分)が開閉蓋や袋体の開口周縁部に付着して
も、磁力が弱まることがないので、化粧料封入袋
を何度使用しても、内容物(化粧料)が洩れてく
るという問題が生じない。
第1図は本発明の化粧料封入袋の実施例の斜視
図、第2図は開閉蓋を開いた状態の化粧料封入袋
の実施例の斜視図、第3図は第2図と同じく、開
閉蓋を開いた状態の化粧料封入袋を示す別の実施
例の斜視図である。第4図は第3図と同じく、開
閉蓋を開いた状態の化粧料封入袋を示す更に別の
実施例の斜視図である。第5図a〜cはそれぞれ
袋体を構成するシート材の各実施例の断面図であ
り、第6図a〜cはそれぞれ開閉蓋を構成するシ
ート材の各実施例の断面図である。第7図は本発
明の別の実施例の長手方向断面斜視図、第8図は
第7図の化粧料封入袋の符号で示した部分の拡
大断面図である。第9図は本発明の更に別の実施
例の斜視図、第10図は第9図の化粧料封入袋の
開閉蓋固着部付近を示す第8図と同様の拡大断面
図である。第11図は本発明の別の実施例の斜視
図、第12図は第11図の化粧料封入袋の開閉蓋
固着部付近を示す第8図と同様の拡大断面図であ
る。第13図は本発明の別の実施例の斜視図、第
14図は本発明の更に別の実施例の斜視図であ
る。 1……袋体、2……開口、3……開閉蓋、4…
…固定部、5……内容物、6……閉塞シール、8
……シート片、10……感圧接着剤層。
図、第2図は開閉蓋を開いた状態の化粧料封入袋
の実施例の斜視図、第3図は第2図と同じく、開
閉蓋を開いた状態の化粧料封入袋を示す別の実施
例の斜視図である。第4図は第3図と同じく、開
閉蓋を開いた状態の化粧料封入袋を示す更に別の
実施例の斜視図である。第5図a〜cはそれぞれ
袋体を構成するシート材の各実施例の断面図であ
り、第6図a〜cはそれぞれ開閉蓋を構成するシ
ート材の各実施例の断面図である。第7図は本発
明の別の実施例の長手方向断面斜視図、第8図は
第7図の化粧料封入袋の符号で示した部分の拡
大断面図である。第9図は本発明の更に別の実施
例の斜視図、第10図は第9図の化粧料封入袋の
開閉蓋固着部付近を示す第8図と同様の拡大断面
図である。第11図は本発明の別の実施例の斜視
図、第12図は第11図の化粧料封入袋の開閉蓋
固着部付近を示す第8図と同様の拡大断面図であ
る。第13図は本発明の別の実施例の斜視図、第
14図は本発明の更に別の実施例の斜視図であ
る。 1……袋体、2……開口、3……開閉蓋、4…
…固定部、5……内容物、6……閉塞シール、8
……シート片、10……感圧接着剤層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 気密性を有するシート材で形成され、その一
面に内容物取出し用の開口を有する袋体と、前記
開口を覆うシート状開閉蓋とからなる化粧料封入
袋において、前記開閉蓋と前記袋体の少なくとも
開口周縁部との何れか一方が磁力を有しており、
他方が前記磁力に吸引される性質を有しているこ
とを特徴とする化粧料封入袋。 2 前記開閉蓋が磁力を有しており、前記袋体の
少なくとも開口周縁部が前記磁力に吸引される性
質を有している特許請求の範囲第1項記載の化粧
料封入袋。 3 前記袋体の少なくとも開口周縁部が磁力を有
しており、前記開閉蓋が前記磁力に吸引される性
質を有している特許請求の範囲第1項記載の化粧
料封入袋。 4 前記開閉蓋が磁石粉末を含む可撓性シート材
からなる特許請求の範囲第2項記載の化粧料封入
袋。 5 前記開閉蓋が磁石粉末を含む層と非磁性層と
からなる可撓性シート材である特許請求の範囲第
2項記載の化粧料封入袋。 6 前記開閉蓋が薄板状磁石層と非磁性層とから
なる可撓性シート材である特許請求の範囲第2項
記載の化粧料封入袋。 7 前記袋体全体が磁力に吸引される性質を有し
ている特許請求の範囲第2項記載の化粧料封入
袋。 8 前記袋体全体が磁性粉末を含む可撓性シート
材からなる特許請求の範囲第7項記載の化粧料封
入袋。 9 前記袋体全体が磁性粉末を含む層と非磁性層
とからなる可撓性シート材である特許請求の範囲
第7項記載の化粧料封入袋。 10 前記袋体全体が箔状磁性体層と非磁性層と
からなる可撓性シート材である特許請求の範囲第
7項記載の化粧料封入袋。 11 前記袋体の開口周縁部に、磁力に吸引され
る性質を有するシート片が貼着されている特許請
求の範囲第2項記載の化粧料封入袋。 12 前記袋体の開口周縁部に貼着されたシート
片が磁性粉末を含む可撓性シート材からなる特許
請求の範囲第11項記載の化粧料封入袋。 13 前記袋体の開口周縁部に貼着されたシート
片が磁性粉末を含む層と非磁性層とからなる可撓
性シート材である特許請求の範囲第11項記載の
化粧料封入袋。 14 前記袋体の開口周縁部に貼着されたシート
片が箔状磁性体層と非磁性層とからなる可撓性シ
ート材である特許請求の範囲第11項記載の化粧
料封入袋。 15 前記袋体全体が磁力を有している特許請求
の範囲第3項記載の化粧料封入袋。 16 前記袋体全体が磁石粉末を含む可撓性シー
ト材からなる特許請求の範囲第15項記載の化粧
料封入袋。 17 前記袋体全体が磁石粉末を含む層と非磁性
層とからなる可撓性シート材である特許請求の範
囲第15項記載の化粧料封入袋。 18 前記袋体の開口周縁部に、磁力を有するシ
ート片が貼着されている特許請求の範囲第3項記
載の化粧料封入袋。 19 前記袋体の開口周縁部に貼着された磁力を
有するシート片が磁石粉末を含む可撓性シート材
からなる特許請求の範囲第18項記載の化粧料封
入袋。 20 前記袋体の開口周縁部に貼着された磁力を
有するシート片が磁石粉末を含む層と非磁性層と
からなる可撓性シート材である特許請求の範囲第
18項記載の化粧料封入袋。 21 前記袋体の開口周縁部に貼着された磁力を
有するシート片が薄板状磁石層と非磁性層とから
なる可撓性シート材である特許請求の範囲第18
項記載の化粧料封入袋。 22 前記開閉蓋が磁性粉末を含む可撓性シート
材からなる特許請求の範囲第3項記載の化粧料封
入袋。 23 前記開閉蓋が磁性粉末を含む層と非磁性層
とからなる可撓性シート材である特許請求の範囲
第3項記載の化粧料封入袋。 24 前記開閉蓋が箔状磁性体層と非磁性層とか
らなる可撓性シート材である特許請求の範囲第3
項記載の化粧料封入袋。 25 前記開閉蓋の袋体と接する側の面に感圧接
着剤層が形成されている特許請求の範囲第1項か
ら第24項までのいずれか1項に記載の化粧料封
入袋。 26 前記袋体の開口周縁部に貼着されたシート
片は、前記開閉蓋と接する側の面に感圧接着剤層
が形成されている特許請求の範囲第1項、第11
項、第12項、第13項、第14項、第18項、
第19項、第20項または第21項のいずれか1
項に記載の化粧料封入袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18864783A JPS6080405A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 化粧料封入袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18864783A JPS6080405A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 化粧料封入袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6080405A JPS6080405A (ja) | 1985-05-08 |
JPS6322808B2 true JPS6322808B2 (ja) | 1988-05-13 |
Family
ID=16227376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18864783A Granted JPS6080405A (ja) | 1983-10-07 | 1983-10-07 | 化粧料封入袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6080405A (ja) |
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-
1983
- 1983-10-07 JP JP18864783A patent/JPS6080405A/ja active Granted
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JPS6080405A (ja) | 1985-05-08 |
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