JPS6322690Y2 - - Google Patents

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JPS6322690Y2
JPS6322690Y2 JP10266282U JP10266282U JPS6322690Y2 JP S6322690 Y2 JPS6322690 Y2 JP S6322690Y2 JP 10266282 U JP10266282 U JP 10266282U JP 10266282 U JP10266282 U JP 10266282U JP S6322690 Y2 JPS6322690 Y2 JP S6322690Y2
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JP
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cap
light emitting
emitting diode
ball lens
lens
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JP10266282U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は発光ダイオード装置特に光フアイバ通
信用の発光ダイオード装置に関するものである。
発光ダイオード(LED)装置は広い温度範囲で
安定に動作し、長寿命でかつ低価格なことから
低・中速度、短・中距離光通信の光源に適してお
り、使用実績も豊富である。しかし、レーザと異
なり発光ビームが広がるので、例えばコア径
100μm前後の光フアイバへ入射し、伝搬する成分
は全発光出力の数%以下というようにきわめて小
さい。第1図は簡易な発光装置の例である。
LED素子2はダイボンド、樹脂接着などにより
金属ステム(基台)3に固定され、ガラス板6を
保持する金属キヤツプ5はリングウエルド(溶
接)によりステム3と一体化され、LED素子2
を気密封止している。この発光装置の欠点はフア
イバ1に入射し、伝搬する光の成分が小さいた
め、1Km程度以下の短距離通信に用途が限定され
ることである。これは、LED素子2の発光放射
パターンが大きく広がること及びフアイバ1と素
子2の距離が一般に1mm以上となるために、光結
合効率(光フアイバへの出力と全発光出力の比)
が低下することによるものである。4はリード電
極であり、5はキヤツプである。
これを改善するために、第2図のように球レン
ズ7をエポキシ接着剤8により素子2に固定した
ものも使用されている。球レンズ7により発光放
射パターンは狭くなり、光結合効率は向上する。
しかし、この構造では光は球レンズ7のほかにガ
ラス板6をも通過することとなり、光の損失が大
きい。また、樹脂接着なのでヒートサイクルなど
により接着力が低下して球レンズ7が外れること
があるという欠点がある。また、第3図のように
球レンズ7をガラス板6の中央に設けて光の損失
増加を回避した構造もあるが、この構造では球レ
ンズ7とガラス窓6を溶接させる際の球レンズ7
の変形により光結合効率が低下する。また、変形
を避けるため両者を樹脂接着させる方法も考えら
れるが、第2図と同様接着力の低下の問題がある
上に、気密封止ではなくなるという欠点がある。
さらにこの例では球レンズ7の径や、キヤツプ
5の肉厚などの寸法によつては球レンズ7がキヤ
ツプ5の円盤状上面よりも外側に出ることが多
く、例えば第4図のように発光ダイオード装置1
0をレセプタクル11に組み込んだ場合に、フア
イバプラグ12をレセプタクル11に嵌合させ、
袋ナツト24でしめ付けるとフアイバスリーブ2
3の端面が球レンズ7に当り、ガラス板6に割れ
が生じる。22は発光ダイオード装置固定ネジで
ある。
本考案は、前記した従来技術の欠点を解消し、
光結合効率が高くかつ長期的に信頼性の高い発光
ダイオード装置を提供することを目的とする。
本考案の構成を、実施例を示す図面を参照して
具体的に説明する。
第5図は本考案の一実施例を示し、LED素子
2は従来と同様にステム3に固定される。4はリ
ード電極である。キヤツプ5の円盤状上面の中央
でキヤツプ5は内側に折り曲げられて円筒孔51
が形成されており、円筒孔51の内径は球レンズ
7とほぼ等しく構成する。球レンズ7には第6図
に示すようなメタライズ層71が設けられてお
り、キヤツプの円筒孔51と球レンズのメタライ
ズ層71とをロウ付けする。
球レンズ7の位置はキヤツプ5の円盤面より外
側にとび出ないとともに、ステム3とキヤツプ5
とを一体化したときに、球レンズ7とLED素子
2が接触しない限りにおいて近接するような位置
とする。球レンズ7の径を変化させることにより
LED素子2からの光に対する焦点距離が変化す
るので、光コネクタの構造およびそれによるフア
イバ端面とLED装置の距離に応じて最適径を選
択するが、一般的には0.1mm〜1mmの範囲である。
以上球レンズ7を用いた場合について説明した
が、第7図に示すように、ロツドレンズ9を用い
てもよい。91はロツドレンズ9のメタライズ層
である。各図において同じ符号は同じ構成要素を
示す。
以上説明したような本考案の発光ダイオード装
置であれば、次のような顕著な効果を奏する。
(1) LED素子と光フアイバとの間にレンズを介
しており、かつ他のガラス板を介していないの
で、発光放射パターンが狭く光結合効率が高く
かつ光の損失も小さくなり、通信距離が長くな
る。
(2) レンズとキヤツプとは樹脂接着剤を用いるこ
となく、ロウ付けされるので気密が保たれると
ともに機械的に強くヒートサイクルや振動など
に対しても長期的信頼性が高い。
(3) キヤツプに円筒孔が設けられており、レンズ
がキヤツプの面よりとび出ないので、フアイバ
スリーブが押しつけられてもレンズが破壊しに
くく、かつフアイバ端面、レンズ表面とも傷が
つかない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は従来の発光ダイオ
ード装置を示す断面説明図、第4図は第3図の発
光ダイオード装置をレセプタクルに組み込んだ例
を示す断面説明図、第5図は本発明の一実施例を
示す断面説明図であり、第6図及び第7図は本発
明の2通りの実施例における部分説明図である。 1:光フアイバ、2:発光ダイオード素子、
3:ステム、4:リード(電極)、5:キヤツプ、
6:ガラス板、7:球レンズ、8:樹脂接着剤、
9:ロツドレンズ、10:発光ダイオード装置、
11:レセプタクル、12:プラグ、22:発光
ダイオード装置固定ネジ、23:フアイバスリー
ブ、24:袋ナツト、51:円筒孔、71:球レ
ンズのメタライズ層、91:ロツドレンズのメタ
ライズ層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ステム3に固定された発光ダイオード素子2
    と、円盤状上面と光透過部とを有し、前記ステム
    3に固定されたキヤツプ5とからなる発光ダイオ
    ード装置において、前記キヤツプ5の円盤状上面
    には円筒孔51が設けられており、該円筒孔51
    には外周にメタライズ層71,91を有するレン
    ズ7,9がロウ付けされていることを特徴とする
    発光ダイオード装置。
JP10266282U 1982-07-07 1982-07-07 発光ダイオ−ド装置 Granted JPS596855U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10266282U JPS596855U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 発光ダイオ−ド装置

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JP10266282U JPS596855U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 発光ダイオ−ド装置

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JPS596855U JPS596855U (ja) 1984-01-17
JPS6322690Y2 true JPS6322690Y2 (ja) 1988-06-22

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ID=30241875

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JP10266282U Granted JPS596855U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 発光ダイオ−ド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139007A (ja) * 1984-07-31 1986-02-25 Toshiba Corp 極低温下で使用される対物レンズ装置の製造方法
JPH0514250Y2 (ja) * 1985-12-06 1993-04-16
JPH075647Y2 (ja) * 1987-07-13 1995-02-08 沖電気工業株式会社 光半導体結合器

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JPS596855U (ja) 1984-01-17

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