JPS6322609B2 - - Google Patents

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JPS6322609B2
JPS6322609B2 JP56161015A JP16101581A JPS6322609B2 JP S6322609 B2 JPS6322609 B2 JP S6322609B2 JP 56161015 A JP56161015 A JP 56161015A JP 16101581 A JP16101581 A JP 16101581A JP S6322609 B2 JPS6322609 B2 JP S6322609B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolytic capacitor
heat
case
chip
thermoplastic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56161015A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5863126A (ja
Inventor
Aizo Kaneda
Toshio Kobayashi
Ataru Yokono
Teruo Takai
Seigo Senoo
Tatsuo Toyama
Katayuki Fujiwara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemi Con Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemi Con Corp, Hitachi Ltd filed Critical Nippon Chemi Con Corp
Priority to JP16101581A priority Critical patent/JPS5863126A/ja
Publication of JPS5863126A publication Critical patent/JPS5863126A/ja
Publication of JPS6322609B2 publication Critical patent/JPS6322609B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、チツプ形電解コンデンサの製造方法
に係り、特にパツケージ部分に特徴のあるチツプ
形電解コンデンサの製造方法に関するものであ
る。
従来のチツプ形電解コンデンサ(以下電解コン
デンサという)の構成を第1図に示す。図におい
て、11は電解コンデンサ素子、12はアルミニ
ウムからなる円筒形の金属ケース、13は引き出
し線、14はCP線(軟銅鋼線)、15はアーク溶
接部、16は封口ゴムパツキン、17は電解溶液
である。従来は図のように、電解コンデンサ素子
11を円筒形の金属ケース12に挿入し、引き出
し線13を封口ゴムパツキン16でかしめて封止
する方法をとつていた。しかし、この方法では、 (イ) パツケージの外形が円筒形であるために、基
板への自動挿入および高密度実装がしにくい、 (ロ) 金属ケース12と引き出し線13とは、封口
ゴムパツキン16で物理的にかしめられている
だけなので、基板へのはんだ付け後の塩素系溶
媒(トリクロロエチレン、1,1,2−トリク
ロルエタン等)による洗浄によつて、容量変化
などの特性劣化が認められる、 などの問題があつた。また、これらの問題を解決
しようとして、電解コンデンサ素子をエポキシレ
ジンなどの熱硬化性樹脂でトランスフアモールド
する方法も提案されたが、 (イ) 電解コンデンサ素子には、沸点が110〜120℃
のエチレングリコールを主体とした電解液が含
まれており、成形品内部にボイドが発生する、 (ロ) 電解コンデンサの絶縁紙と金属箔との間にレ
ジンが浸入し、容量が変わる、などの問題があ
り、実用化されていない。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、電解コンデンサの気密性を向上させ基板へ
の高密度実装が可能で自動挿入が容易な寸法精度
に優れた小型の外形構造を与え、かつ生産工程に
おいて一貫、自動化のしやすい、等の特長をもつ
た電解コンデンサの製造方法を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、PPS樹脂
(ポリフエニレンサルフアイド)PBT樹脂(ポリ
ブチレンテレフタレート)あるいはPSF樹脂(ポ
リスルホン)などの熱変形温度が180℃以上であ
る耐熱エンジニアリングプラスチツクのいずれか
1つによつてあらかじめ射出成形した上・下2つ
の成形品を用い、この成形品をリードフレーム上
に搭載した電解コンデンサ素子を上下からはさみ
込むように、かつ電解コンデンサ素子の引き出し
線と外部リード線との溶接部がプラスチツクで被
覆されるようにして熱融着し、封止してパツケー
ジを構成し、封止後ケース内のキヤビテイ部に電
解液を注入するようにしたものである。
あるいは、下ケースを外部リードフレームとと
もに一体成形し、電解コンデンサ素子の引き出し
線と外部リードとを溶接し、該溶接部がパツケー
ジの外にあるように構成してもよい。
以下、図面に従つて本発明による電解コンデン
サの第1の実施例を説明する。第2図に該実施例
のパツケージ構造を示す。図において、電解コン
デンサ素子21は引き出し端子22を介して外部
リード線23にスポツト溶接等により接続・搭載
される。あらかじめPPS樹脂などの耐熱エンジニ
アリングプラスチツクにより射出成形して作られ
た上ケース24および下ケース25を、上下から
前記スポツト溶接部を被覆するような形で熱融着
し、封止する。上ケース24にあらかじめ作られ
た電解注入口26は、電解液の注入後、熱溶融す
ることにより封鎖する。外部リード線23は、パ
ツケージに当たつて内側に折り曲げられる。
外部リード線23は、リン青銅、鉄・ニツケル
合金、鉄、銅、フエルニコ系合金板の0.25〜0.1
mm厚の板金、あるいはその表面を銀めつき、はん
だめつき、ニツケルめつき、すずめつきなどの処
理をしたリードフレームのいずれでもよく、限定
されない。
上ケース24および下ケース25は、熱変形温
度が180℃以上の耐熱エンジニアリングプラスチ
ツクを用いる必要があり、ガラスせん維あるいは
石英ガラス、溶融シリカ、ガラスビーズ、マイカ
等の無機フイラーのいずれか1種、あるいは混合
した系を20%以上配合したPPS樹脂、PBT樹脂、
PET樹脂あるいはPSF樹脂などのエンジニアリ
ングプラスチツクで成形することにより作る。こ
のフイラー配合により、熱変形温度を高くするこ
とができ、耐はんだ性を向上できるとともに、線
膨張係数を小さくすることができ、外部リード線
23の密着性が向上する。また、引き出し端子2
2と外部リード線23とのスポツト溶接部がパツ
ケージの外部あるいはキヤビテイ部に出ないよう
に、上ケース24と下ケース25とではさむよう
に熱融着しているので、異種金属の接続部が樹脂
で被覆され、外部からの湿気やキヤビテイ部に封
入された電解液27の浸入をしや断できる。従つ
て、接続部における局部電池の形成による腐食・
断線の不良が長期に亘つて防止できる。さらに、
電解液27は、上ケース24と下ケース25とを
外部リード線23などとともに熱融着した後に注
入し、注入後は電解液注入口26を封鎖している
ので、電解液27は上下両ケースにより形成され
たキヤビテイ部にとどまり、漏洩することなく封
入される。もし、電解液27を電解コンデンサ素
子21にしみ込ませた後に上ケース24と下ケー
ス25とを熱融着させようとすると、電解液のに
じみ出しのためにケースと外部リード部の接着を
阻害するが、このような問題は本方式では起こら
ない。電解液注入口26は、そこに発熱体を押し
つけるなどの方法により簡単に封鎖できる。な
お、電解液注入口26は、下ケース25に設けて
もよく、また注入しやすいように2つ作つてもよ
い。
また、外部リード線23は、第2図に示したよ
うにコの字形に内側に折り曲げても、L字形に外
方に折り曲げてもよい。上ケース24と下ケース
25との接続部の形状は、熱融着の信頼性を向上
させるために、スカーフジヨイント構造とするこ
とが望ましい。第3図はスカーフジヨイント部の
断面図で、31は上ケース、32は下ケースを示
す。さらに、外部リード部とケースとの良好な接
着をはかるために、外部リード部に接するケース
の端面にはバツトジヨイント方式を適用すること
が望ましい。第4図はバツトジヨイント部の断面
図で、41は上ケース、42は下ケース、43は
外部リード線を示す。熱融着は、超音波融着、熱
板融着、熱風融着のいずれの方法で行つてもよい
が、接合部の信頼性および他部分への影響が少な
いことから熱風融着が最も望ましい。
上記した第1の実施例では上ケース24および
下ケース25でもつて電解コンデンサ素子の引き
出し線と外部リード線との溶接部を上下から被覆
するような形で熱融着したが、この実施例の場合
あらかじめ下ケース25を外部リード線23をイ
ンサート成形して下ケース部材を作つた。この下
ケース25に電解コンデンサ素子の引き出し線を
ケースの外側に来るように溶接し、しかる後に上
ケース24で熱融着した。こうすることによつ
て、実施例1よりも肉厚の薄いケースで封止する
ことができ、パツケージの小型化がはかれた。た
だし、溶接部がパツケージの外に出るので実施例
1によるものよりも耐湿信頼性に劣るものと考え
られる。
以上詳述したように、本発明によれば、チツプ
形電解コンデンサにおいて、 (イ) 従来の封入方式のようなゴムパツキンをかし
めて機械的にケースと外部リード部との密封を
はかるのとは違い、熱可塑性樹脂の熱融着によ
つてケースとケースおよび外部リード部とが接
着しているので、内部に注入している電解液が
漏れず、また、塩素系溶剤による洗浄をして
も、溶剤が外部から浸入することもなく、信頼
性に優れる。
(ロ) あらかじめ成形したプラスチツクケースを熱
融着してパツケージを形成しているので、従来
の円筒形ケースよりも小形・軽量化ができ、基
板への実装密度が向上するばかりでなく、この
形状の故に基板への自動挿入が容易になる。
(ハ) CP線をリード線として用いるのではなく、
半導体封止に使われるリードフレームに電解コ
ンデンサ素子を実装し、プラスチツクケースで
短時間(例えば1〜2秒/個)に熱融着してパ
ツケージを形成するので、生産がバツチ処理で
なく、全工程の一貫化・自動化をはかりやすく
生産性に優れる。
などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電解コンデンサのパツケージ構
造の一例を示す断面図、第2図は本発明による電
解コンデンサの一実施例のパケージ構造を示す断
面図、第3図は本発明による電解コンデンサの実
施例において上下ケースの接続方式に用いられる
スカーフジヨイント部を示す断面図、第4図は同
じく上下ケースと外部リード線との接続方式に用
いられるバツトジヨイント部を示す断面図であ
る。 符号の説明、11……電解コンデンサ素子、1
2……金属ケース、13……引き出し線、14…
…CP線、15……アーク溶接部、16……封口
ゴムパツキン、17……電解液、21……電解コ
ンデンサ素子、22……引き出し端子、23……
外部リード線、24……上ケース、25……下ケ
ース、26……電解液注入口、27……電解液、
31……上ケース、32……下ケース、41……
上ケース、42……下ケース、43……外部リー
ド線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 外部リード上に、電解コンデンサ素子の引き
    出し線を溶接して該素子を搭載し、あらかじめ成
    形して得られた上・下2つの部分からなる耐熱性
    熱可塑性樹脂製ケースで、上下から素子を搭載し
    たリードフレームをはさみ込むように、かつ引き
    出し線とリードフレームとの溶接部が該耐熱性熱
    可塑性樹脂で被覆されるように、該ケースの上・
    下部分を熱融着し、次にあらかじめ前記ケースに
    設けられた注入口より電解液をケース内のキヤビ
    テイ部に注入し、電解液注入後に該注入口に発熱
    体を押しつけることにより該注入口を封鎖するこ
    とを特徴とするチツプ形電解コンデンサの製造方
    法。 2 特許請求の範囲第1項記載のチツプ形電解コ
    ンデンサの製造方法において、コンデンサ素子の
    引き出し線とリードフレームとの溶接部が該耐熱
    性熱可塑性樹脂製ケースの接合面内に埋設され、
    あるいは該耐熱性熱可塑性樹脂製ケースの外部に
    あることを特徴とするチツプ形電解コンデンサの
    製造方法。 3 特許請求の範囲第1項記載のチツプ形電解コ
    ンデンサの製造方法において、該耐熱性熱可塑性
    樹脂製ケースを、熱変形温度が180℃以上、線膨
    張係数が3.0×10以下でありかつ無機フイラーを
    重量比で2.0%以上含む耐熱性熱可塑性樹脂で成
    形することを特徴とするチツプ形電解コンデンサ
    の製造方法。
JP16101581A 1981-10-12 1981-10-12 チップ形電解コンデンサの製造方法 Granted JPS5863126A (ja)

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JPS5863126A JPS5863126A (ja) 1983-04-14
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Cited By (1)

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JPS52107562A (en) * 1976-03-08 1977-09-09 Sprague Electric Co Wet electrolytic valve metal capacitor having enclosed amorphous material

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JPS5863126A (ja) 1983-04-14

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