JPS6028128Y2 - チツプ形アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents
チツプ形アルミニウム電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPS6028128Y2 JPS6028128Y2 JP13792180U JP13792180U JPS6028128Y2 JP S6028128 Y2 JPS6028128 Y2 JP S6028128Y2 JP 13792180 U JP13792180 U JP 13792180U JP 13792180 U JP13792180 U JP 13792180U JP S6028128 Y2 JPS6028128 Y2 JP S6028128Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- aluminum electrolytic
- electrolytic capacitor
- chip
- type aluminum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はチップ形アルミニウム電解コンデンサに関する
。
。
近年電子回路およびシステムにおける進歩は外部端子を
最少限度にすることにより単位体積あたり最大限度の容
量を有し、かつ回路基板へ自動搭載しうる外形を有する
チップ形コンデンサの開発が要望されてきた。
最少限度にすることにより単位体積あたり最大限度の容
量を有し、かつ回路基板へ自動搭載しうる外形を有する
チップ形コンデンサの開発が要望されてきた。
従来上述の特徴をもつコンデンサとしてタンタル固体電
解コンデンサやセラミックコンデンサが実用化されてい
るがアルミニウムWコンデンサのようにペースト状の電
解Wをコンデンサ素子に浸み込ませるものにあっては該
素子の表面に電解液が付着しているため合成樹脂での成
型がきわめて困難であり、かつ成型時に150〜200
℃の高熱が直接素子に加わるため誘電体酸化皮膜の劣化
や電解液の損失をきたしコンデンサの電気的特性が不安
定となる。
解コンデンサやセラミックコンデンサが実用化されてい
るがアルミニウムWコンデンサのようにペースト状の電
解Wをコンデンサ素子に浸み込ませるものにあっては該
素子の表面に電解液が付着しているため合成樹脂での成
型がきわめて困難であり、かつ成型時に150〜200
℃の高熱が直接素子に加わるため誘電体酸化皮膜の劣化
や電解液の損失をきたしコンデンサの電気的特性が不安
定となる。
またアルミニウム電解コンデンサは電解液を浸み込ませ
ているためタンタル固体電解コンデンサのようにハンダ
付可能な金属を端子として使用すると腐食するので使用
不能である。
ているためタンタル固体電解コンデンサのようにハンダ
付可能な金属を端子として使用すると腐食するので使用
不能である。
このためアルミニウム電解コンデンサをチップ形コンデ
ンサ化するには外装構造の端子の導出が課題として残さ
れている。
ンサ化するには外装構造の端子の導出が課題として残さ
れている。
本考案は上記のような事情に鑑みてなされたものでコン
デンサ素子を内側に弁作用金属・外側にハンダ付可能な
金属を備えたクラツド材からなる容器に収容し該容器の
開口部を弾性封口栓で封口し、かつ該封口栓の上部にハ
ンダ付可能な金属箔を貼りつけた絶縁板を固着せしめ電
極を導出することによって製作が容易でコンデンサ素子
に直接高熱が加わることがないので電気的特性が安定し
かつ端子のハンダ付が可能なチップ形アルミニウl、電
解コンデンサを提供せんとするものである。
デンサ素子を内側に弁作用金属・外側にハンダ付可能な
金属を備えたクラツド材からなる容器に収容し該容器の
開口部を弾性封口栓で封口し、かつ該封口栓の上部にハ
ンダ付可能な金属箔を貼りつけた絶縁板を固着せしめ電
極を導出することによって製作が容易でコンデンサ素子
に直接高熱が加わることがないので電気的特性が安定し
かつ端子のハンダ付が可能なチップ形アルミニウl、電
解コンデンサを提供せんとするものである。
以下本考案の一実施例につき図面を参照しながら詳細に
説明する。
説明する。
すなわち第1図に示すように電解液を浸み込ませたコン
デンサ素子1を有底円筒状または有底角状の容器2に収
容する。
デンサ素子1を有底円筒状または有底角状の容器2に収
容する。
該容器2は内側がアルミニウム、タンタル、チタン、ニ
オブなどの弁作用金属からなり、外側がハンダ付可能な
金属からなるもので、たとえばAl−Cu。
オブなどの弁作用金属からなり、外側がハンダ付可能な
金属からなるもので、たとえばAl−Cu。
AI −Fe、 Al−Ni、 Ti−Niなどの低温
固相接合したクラツド材で構成する。
固相接合したクラツド材で構成する。
前記コンデンサ素子1には陽陰両電極にそれぞれ陽極端
子3、陰極端子4が接続されており該陽極端子3および
陰極端子4をゴムまたはプラスチックスなどからなる弾
性封口栓5の端子挿通孔に挿通し前記容器2の開口部を
前記封口栓5で封口する。
子3、陰極端子4が接続されており該陽極端子3および
陰極端子4をゴムまたはプラスチックスなどからなる弾
性封口栓5の端子挿通孔に挿通し前記容器2の開口部を
前記封口栓5で封口する。
この場合容器2の開口部周囲を外側から押圧するととも
に開口端縁を巻締して封口栓5を密着させ封口する。
に開口端縁を巻締して封口栓5を密着させ封口する。
前記陽極端子3および陰極端子4の先端にはそれぞれリ
ード線6,7が接続されており陰極端子4先端のリード
線7は折曲げられ容器2の開口端縁の巻締部に押圧され
圧接、溶接、ノ\ンダ付などの方法で電気的に接続する
。
ード線6,7が接続されており陰極端子4先端のリード
線7は折曲げられ容器2の開口端縁の巻締部に押圧され
圧接、溶接、ノ\ンダ付などの方法で電気的に接続する
。
また陽極端子3先端のリード線6は銅、ニッケル、鉄な
どのハンダ付可能な金属箔8を貼りつけた絶縁板9に設
けた貫通孔を通して外部に導出しリード線6の先端を金
属箔8にカシメ、ハンダ付または溶接などの方法により
接続するとともに絶縁板9を容器2開口端縁の上部に固
着する。
どのハンダ付可能な金属箔8を貼りつけた絶縁板9に設
けた貫通孔を通して外部に導出しリード線6の先端を金
属箔8にカシメ、ハンダ付または溶接などの方法により
接続するとともに絶縁板9を容器2開口端縁の上部に固
着する。
この場合封口栓5と絶縁板9との間にエポキシ樹脂など
の接着剤を介在させてもよい。
の接着剤を介在させてもよい。
また容器2の側面外周にハンダレジストのような絶縁物
を塗布すると両電極間の絶縁が向上する。
を塗布すると両電極間の絶縁が向上する。
また第2図に示すように陽極端子3および陰極端子4に
リード線を接続することなく幾分長目のものを使用し陽
極端子3を直接金属箔8に接続し陰極端子4を直接容器
2の開口端縁の巻締部に接続してもよい。
リード線を接続することなく幾分長目のものを使用し陽
極端子3を直接金属箔8に接続し陰極端子4を直接容器
2の開口端縁の巻締部に接続してもよい。
上記のように構成したことにより容器2がそのまま陰極
となり金属箔8が陽極となるため構成が簡単で製作の容
易なチップ形アル゛ミニウム電解コンデンサが得られ、
容器2が金属であるため樹脂成型により外装したものの
ように電解液の損失がない。
となり金属箔8が陽極となるため構成が簡単で製作の容
易なチップ形アル゛ミニウム電解コンデンサが得られ、
容器2が金属であるため樹脂成型により外装したものの
ように電解液の損失がない。
また金属箔8としてニッケル、鉄などの磁性金属を用い
ると基板へ自動搭載する場合マグネットを使用して極性
判別をすることができ、しかも極性判別のほかは方向性
がないので自動搭載が容易である。
ると基板へ自動搭載する場合マグネットを使用して極性
判別をすることができ、しかも極性判別のほかは方向性
がないので自動搭載が容易である。
さらに基板への自動搭載の際にハンダ槽に浸漬するが樹
脂成型により外装したものは樹脂の熱膨張によってコン
デンサ素子1に応力が加わり漏れ電流、tanδ、静電
容量などの特性を劣化させ、しかも樹脂と端子との熱膨
張係数の違いから隙間ができ内部の電解液が流れるが本
考案のチップ形アルミニウム電解コンデンサは容器2が
金属であるためハンダ槽に浸漬してもコンデンサ素子1
への影響は全くなく、シかも封口栓5で封口しているた
め電解液の漏れも全くない。
脂成型により外装したものは樹脂の熱膨張によってコン
デンサ素子1に応力が加わり漏れ電流、tanδ、静電
容量などの特性を劣化させ、しかも樹脂と端子との熱膨
張係数の違いから隙間ができ内部の電解液が流れるが本
考案のチップ形アルミニウム電解コンデンサは容器2が
金属であるためハンダ槽に浸漬してもコンデンサ素子1
への影響は全くなく、シかも封口栓5で封口しているた
め電解液の漏れも全くない。
また容器2として内側が弁作用金属からなり外側がハン
ダ付可能な金属からなる低温固相接合したクラツド材を
使用しこの容器2は陰極となり絶縁板9に貼りつけたハ
ンダ付可能な金属箔8が陽極となるため陰極、陽極とも
ハンダ付が可能である。
ダ付可能な金属からなる低温固相接合したクラツド材を
使用しこの容器2は陰極となり絶縁板9に貼りつけたハ
ンダ付可能な金属箔8が陽極となるため陰極、陽極とも
ハンダ付が可能である。
以上詳述したように本考案によればコンデンサ素子を内
側に弁作用金属、外側にハンダ付可能な金属を備えたク
ラツド材からなる容器に収容し該容器の開口部を弾性封
口栓で封口腰かつ該封口栓の上部にハンダ付可能な金属
箔を貼りつけた絶縁板を固着せしめ電極を導出したこと
によって製作が容易でコンデンサ素子に直接高熱が加わ
ることがないので電気的特性が安定し、かつ端子のハン
ダ付が可能なチップ形アルミニウム電解コンデンサを提
供することができる。
側に弁作用金属、外側にハンダ付可能な金属を備えたク
ラツド材からなる容器に収容し該容器の開口部を弾性封
口栓で封口腰かつ該封口栓の上部にハンダ付可能な金属
箔を貼りつけた絶縁板を固着せしめ電極を導出したこと
によって製作が容易でコンデンサ素子に直接高熱が加わ
ることがないので電気的特性が安定し、かつ端子のハン
ダ付が可能なチップ形アルミニウム電解コンデンサを提
供することができる。
第1図は本考案の一実施例に係るチップ形アルミニウム
電解コンデンサを示す断面図、第2図は本考案の他の実
施例に係るチップ形アルミニウム電解コンデンサを示す
断面図である。 1・・・・・・コンデンサ素子、2・・・・・・容器、
3・・・・・・陽極端子、4・・・・・・陰極端子、5
・・・・・・封口栓、6,7・・・・・・リード線、8
・・・・・・金属箔、9・・・・・・絶縁板。
電解コンデンサを示す断面図、第2図は本考案の他の実
施例に係るチップ形アルミニウム電解コンデンサを示す
断面図である。 1・・・・・・コンデンサ素子、2・・・・・・容器、
3・・・・・・陽極端子、4・・・・・・陰極端子、5
・・・・・・封口栓、6,7・・・・・・リード線、8
・・・・・・金属箔、9・・・・・・絶縁板。
Claims (2)
- (1)電解液を含浸し陽極端子および陰極端子を有する
コンデンサ素子と、該コンデンサ素子を収容する内側に
弁作用金属・外側にハンダ付可能な金属を備えたクラツ
ド材からなる容器と、該容器の開口部を封口する弾性封
口栓と、該封口栓の上部に固着したハンダ付可能な金属
箔を貼りつけた絶縁板とを具備し、前記陽極端子を金属
箔に前記陰極端子を容器の開口部にそれぞれ電気的に接
続したことを特徴とするチップ形アルミニウムの電解コ
ンデンサ。 - (2)容器がAI −Cu、 Al −Fe、 Al−
Ni、 Ti−Niなどの低温固相接合したクラツド材
からなることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(
1)項記載のチップ形アルミニウム電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13792180U JPS6028128Y2 (ja) | 1980-09-27 | 1980-09-27 | チツプ形アルミニウム電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13792180U JPS6028128Y2 (ja) | 1980-09-27 | 1980-09-27 | チツプ形アルミニウム電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5759435U JPS5759435U (ja) | 1982-04-08 |
JPS6028128Y2 true JPS6028128Y2 (ja) | 1985-08-26 |
Family
ID=29497986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13792180U Expired JPS6028128Y2 (ja) | 1980-09-27 | 1980-09-27 | チツプ形アルミニウム電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6028128Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59126621A (ja) * | 1983-01-10 | 1984-07-21 | 松下電器産業株式会社 | チツプ形アルミ電解コンデンサ |
JPS59127831A (ja) * | 1983-01-12 | 1984-07-23 | 松下電器産業株式会社 | チツプ形アルミ電解コンデンサ |
JPS60193385U (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-23 | 福山鍛鋼造機株式会社 | フツク装置 |
JPH0517234Y2 (ja) * | 1987-05-13 | 1993-05-10 |
-
1980
- 1980-09-27 JP JP13792180U patent/JPS6028128Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5759435U (ja) | 1982-04-08 |
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