JPS63225998A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPS63225998A
JPS63225998A JP62058858A JP5885887A JPS63225998A JP S63225998 A JPS63225998 A JP S63225998A JP 62058858 A JP62058858 A JP 62058858A JP 5885887 A JP5885887 A JP 5885887A JP S63225998 A JPS63225998 A JP S63225998A
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mosfets
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、半導体記憶装置に関するもので、大記憶容
量化された縦型の読み出し専用メモリ (以下縦型RO
Mと称す)などに利用して有効な技術に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
それぞれのビットの記憶データに従って選択的にエンハ
ンスメント型又はディブレンジョン型とされる記憶MO
3FETがその列アドレスごとに直列形態(縦型)に接
続されてなる縦型ROMが、例えば、特開昭59−11
69.93号公報によって公知である。
また、上記縦型ROMJ?3EEPROM (エレクト
リカリ・イレイザブル&プログラマブル・リード・オン
リー・メモリ)などに用いられる電流検出型のセンスア
ンプ回路が、例えば、1985年10月発行、アイ・イ
ー・イー・イーCI EEE)ジャーナル・オン・ソリ
ッド・ステート・サーキット (JOUl?NAL O
F  5OLIO−5TATECIRCUITS)  
VOL、 5C−20,NO,5の971頁〜977頁
に記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 大記憶容量の読み出し専用メモリを構成する場合、高集
積化に通した縦型ROMが用いられる。
このような縦型ROMでは、複数の記憶MO3FETが
直列形態とされることによって読み出し電流が小さくな
るため、上記に記載されるような高感度の電流検出型セ
ンスアンプ回路を用いることが考えられる。
上記に記載される電流検出型センスアンプ回路は、第3
図に示されるように、共通データ線CDと回路の電源電
圧Vccとの間に設けられるエンハンスメント型MO3
FETQ39と、このMOSFETQ39のベースと回
路の接地電位との間に設けられるエンハンスメント型M
O3FETQ40及び上記MOSFETQ39のベース
と回路の電源電圧Vccとの間に設けられるディプレッ
ション型MO3FETQ41からなるバイアス回路を含
む、このバイアス回路の出力は、出力MO3FETQ4
2及びQ43を介してインバータ回路N2に伝達される
メモリアレイのメモリマントMMにおいて複数の記憶M
 OS F E T Q mが直列形態に接続されてな
る直列回路は、Yゲート回路YGの選択用MOSFET
Q44を介して共通データ線CDに接続される。各記憶
M OS F E T Q mは、それぞれのビットの
記憶データに従って選択的にエンハンスメント型又はデ
ィブレンジョン型とされる。メモリマットMMの同一の
行に配置される記憶MO3FETのゲートは、対応する
ワード線WO〜Wmに結合される。これらのワード線W
O〜Wmは、非選択状態においてハイレベルとされ、ま
た選択状態においてロウレベルとされる。したがって、
そのゲートが指定されたワード線以外のワード線に結合
されるすべての記憶MOSFETはオン状態となり、そ
のゲートが指定されたワード線に結合される記憶MOS
FETは、その記憶MO3FETがディプレフジョン型
とされる場合に限ってオン状態となる。このため、共通
データ線CDには、センスアンプSAのバイアス回路の
MOSFETQ39を介して、選択されたメモリセルの
記憶データに従った読み出し電流が流される。
センスアンプSAのバイアス回路を構成するディプレッ
ジ9ン型MOSFETQ41は、′そのゲートとドレイ
ンが共通接続されることによって定電流源として作用す
る。縦型ROMが選択状態とされ、指定されたメモリセ
ルがディプレッション型とされる場合、読み出し電流が
流れる。このため、共通データ線CDのレベルは、MO
SFETQ39のコンダクタンスとYゲート回路YGの
選択MO3FETQ44及び複数の記憶MO8FETQ
mのコンダクタンス比によって決まる比較的低いレベル
となる。これにより、インバータ回路N2の入力レベル
は高(され、その結果インバータ回路N3の出力信号す
なわちセンスアンプSAの出力信号が論理ハイレベルと
なる。一方、指定されたメモリセルがエンハンスメント
型とされる場合、共通データ線CDには読み出し電流が
流れないため、共通データ線CDのレベルは比較的高い
レベルを維持す葛。このため、インバータ回路N2の入
力レベルは低くされ、その結果インバータ回路N3の出
力信号すなわちセンスアンプSAの出力信号は論理ロウ
レベルとなる。
前述のように、ディプレッション型MOSFETQ40
は定電流源とされ、その電流値は所定の範囲において電
源電圧Vccの変動による影響を受けない、また、共通
データ線CDのレベルは、MO3FETQ39〜Q41
のコンダクタンスとYゲート回路YGの選択MOSFE
TQ44及び複数の記憶M OS F E T Q m
のコンダクタンス比によって決まるレベルとされ、比較
的小さな信号振幅に制限される。このため、共通データ
線CD及びメモリマント内のデータ線に比較的大きな寄
生容量が結合されるにもかかわらず、読み出し専用メモ
リとしての読み出し動作は高速化され、しかも電源電圧
依存性を持たないものとなる。
ところが、このような電流検出型センスアンプを大記憶
容量の縦型ROMに用いた場合、次のような問題が生じ
ることが、本願発明者等によって明らかとなった。すな
わち、縦型ROMの大記憶容量化にともなって、直列回
路を構成する記憶MOSFETの数が増大するとともに
、記憶MOSFET自体が小型化されることで、共通デ
ータ線CDを介して流される読み出し電流が例えば10
μA程度の小さな値となる。一方、バイアス回路を構成
する各MOS F ETやインバータ回路N2の電気的
特性は、プロセス依存性を持つ、これらのことから、イ
ンバータ回路N2の入力レベルの振幅が制限されるとと
もに、その中心レベルがプロセスバラツキによって変動
し、センスアンプSAのレベル判定動作が不確定なもの
となり、縦型ROMの読み出し動作が不安定なものとな
る。
この発明の目的は、読み出し動作の高速化と安定化を図
った高感度の縦型ROMなどの半導体記憶装置を提供す
ることにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は
、本明細書の記述及び添付図面がら明らかになるであろ
う。
〔問題点を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を□簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、縦型ROMのメモリアレイ及び列選択回路に
ダミー回路を設け、そのセンスアンプ回路に、共通デー
タ線と回路の電源電圧との間に設けられるエンハンスメ
ント型の第1のMOSFETとこの第1のMOSFET
のベースと回路の接地電位との間に設けられそのベース
が上記共通データ線に結合されるエンハンスメント型の
第2のMOSFET及び上記第1のMOSFETのベー
スと回路の電源電圧との間に設けられそのベースがその
ソースに共通接続されるディプレッション型の第3のM
OSFETによって構成され上記ダミー回路及び共通デ
ータ線にそれぞれ基準電流又は読み出し電流を供給する
二組のバイアス回路と、これらのバイアス回路の出力信
号を受ける差動増幅回路を設けるものである。
〔作 用〕
上記した手段によれば、電源依存性の少ないバイアス回
路によって共通データ線のレベル振幅が制限されること
で、センスアンプ回路の電源依存性をなくし縦型ROM
としての読み出し動作を高速化できるとともに、ダミー
回路を設けることでセンスアンプ回路のプロセス依存性
をなくし縦型ROMの読み出し動作を安定化できる。
〔実施例〕
第2図には、この発明が適用された縦型ROMの一実施
例の回路ブロック図が示されている。同図の各回路素子
は、公知の半導体集積回路の製造技術によって、特に制
限されないが、単結晶シリコンのような1個の半導体基
板上に形成される。
以下の図において、そのチャンネル(バックゲート)部
に矢印が付加されたMOSFETはPチャンネルMO3
FETであり、またそのチャンネル部に直線が付加され
たMOSFETはディプレッション型のNチャンネル部
OS F ETである。そのチャンネル部になにも付加
されないMOSFETは、エンハンスメント型のNチャ
ンネルMOSFETである。
特に制尿されないが、この実施例の縦型ROMのメモリ
セルは、NチャンネルMOSFETによって構成される
。したがって、この縦型ROMは、単結晶P型シリコン
からなる半導体基板上に形成される。NチャンネルMO
SFETは、このようなP型半導体基板表面に形成され
るソース領域、ドレイン領域及びソース領域とドレイン
領域との間の半導体基板表面に薄い厚さのゲート絶縁膜
を介して形成されるポリシリコンからなるゲート電極に
よって構成される。また、PチャンネルMO3FETは
、このP型半導体基板上に形成されるN型ウェル領域に
形成される。
縦型ROMのメモリアレイは、特に制限されないが、二
つのメモリマットMMU及びMMLにより構成される。
これらのメモリマットMMU及びMMLに対応して、ブ
リゲート回路PGU及びPGLが設けられ、さらにこれ
らのブリゲート回路PGU及びPGLに共通に、Yゲー
ト回路YGが設けられる。
メモリマツl−MMU及びMMLは、規則的に配置され
る2X (n+2)x (m+1)個の記憶MO3FE
T (メモリセル)Qmにより構成される。
これらの記憶MOSFETQmのうち、ダミーデータ線
Ddに結合される2x(m+1)fliの記憶MOSF
ETQmはダミーメモリセルである0m+1個の直列接
続されたダミーメモリセルのうちの1f[i(各メモリ
マントに2(111)は、ディプレッション型MOSF
ETとされ、そのゲートには回路の積地電位が供給され
る。その他のダミーメモリセルはエンハンスメント型M
OSFETとされ、そのゲートには回路の電源電圧Vc
cが供給される。
また、これらのダミーメモリセルである記憶MOSFE
TQmを除くその他の情報記憶用MOSFETQmは、
例えば、ユーザごとにオプショナルに作成されるマスク
によりそれぞれのチャンネル部に対するイオン打ち込み
が選択的に行われることで、ディブレンジョン型又はエ
ンハンスメント型とされ、論理“1”又は論理10”の
記憶データを保持するものとされる。(本実施例では、
チャンネル部に点線を付加して示している)メモリマッ
トMMU及びMMLにおいて、同一の行に配置される2
x(n+2)71Nの記憶MO3FETQmのゲートは
、対応するワード線WO〜Wmにそれぞれ結合される。
また、メモリマットMMU及びMMLの同一の列に配置
されるm+1個の記憶M OS F E T Q mは
それぞれ直列形態とされ、2x (n+2)組の直列回
路を構成する。これらの直列回路は、その一方において
、回路の接地電位に結合される。また、これらの直列回
路は、その他方において、ブリゲート回路PGU又はP
GLの対応する選択用MO3FETQI 5〜Q26又
はQ27〜Q38を介して、対応するデータ線DO−H
Dn又はダミーデータ線Ddにそれぞれ二組ずつ結合さ
れる。
メモリマントMMU及びMMLのワード線WO〜Wmは
それぞれ共通接続され、行選択線XO〜Xmとして、X
アドレスデコーダXDCRに結合される。これらの行選
択線XO〜Xmは、非選択状態において論理ハイレベル
とされ、またその選択状態において論理ロウレベルとさ
れる。これにより、非選択状態とされる行選択線X O
w X m及びワード線WO〜Wmに結合される記憶M
O3FETQmは、その記憶データにかかわらず、オン
状態となる。また、選択状態とされる行選択線XO〜X
m及びワード線WO−Wmに結合される記憶MO3FE
TQmは、その記憶MOSFETQmがディプレッショ
ン型とされる場合に限ってオン状態となる。このとき、
記憶M OS F E T Q mがエンハンスメント
型とされる場合、そのゲートがロウレベルとされること
で、記憶MO3FETQmは1フ状態となる。したがっ
て、指定された記憶MO3FETQmがディプレッショ
ン型とされる場合すなわち記憶M OS F E T 
Q mが論理51”の記憶データを保持する場合、Yゲ
ート回路YGとブリゲート回路PGU又はPGLの選択
用MOSFET及びメモリマットMMU又はMMLの直
列回路を介して、対応するデータ線のディスチャージ経
路が形成される。一方、指定された記憶MOSFETQ
mがエンハンスメント型とされる場合すなわち記憶MO
3FETQmが論理“0”の記憶データを保持する場合
、上記のようなディスチャージ経路は形成されない。
ダミーデータ線])dに結合されるダミーメモリセル列
の記憶M OS F E T Q mは、いずれのワー
ド線が選択される場合でもオン状態となるため、ダミー
データ線Ddを介したディスチャージ経路が形成される
XアドレスデコーダXDCRには、外部端子AXO=A
Xi−1を介して、X7’ドL/ス信号AXO〜AXi
−1が供給される。また、後述するタイミング発生回路
TGから、タイミング信号φceが供給される。このタ
イミング信号φceは、制御信号として供給されるチン
ブイネーブル信号で1−に従って形成され、縦型ROM
の選択状態において選択的に論理ハイレベルとされる。
XアドレスデコーダXDCRは、タイミング信号φce
が論理ハイレベルとされる縦型ROMの選択状態におい
て動作状態とされ、外部から供給されるXアドレス信号
AXO=AXi−1をデコードして、これらのアドレス
信号によって指定される1本の行選択線XO〜Xm及び
ワード線WO〜Wmをハイレベルの選択状態とする。前
述のように、行選択線XO〜Xm及びワード線WO〜W
mはそれぞれ非選択状態において論理ハイレベルとされ
、またその選択状態において論理ロウレベルとされる。
ブリゲート回路PGU及びPGLは、メモリマフ) M
 M U及びMMLの直列回路に対応して設けられる2
X (n+2)組の選択用MOS F ETQ15・Q
16〜Q25・Q26又はQ27・Q28〜Q37・Q
38によフてそれぞれ構成される。
各組のスイッチMO3FETはそれぞれ直列形態とされ
、その一方は、前述のように対応するデータ線DO〜D
nに二組ずつ共通接続される。
ブリゲート回路PGUの奇数番号の選択用MOSFET
Q15〜Q25のゲートは共通接続され、さらにアンド
ゲート回路AGIの出力端子に結合される。これらの奇
数番号の選択用MO3FETQ15〜Q25は、MOS
FETQI7を先頭に、交互にエンハンスメント型又は
ディプレッション型とされる。一方、ブリゲート回路P
GUの偶数番号の選択用MO3FETQI 6〜Q26
のゲートは同様に共通接続され、さらにアンドゲート回
路AG2の出力端子に結合される。これらの偶数番号の
選択用MO3FETQI 6〜Q26は、MOSFET
QI 6を先頭に、交互にディブレンジョン型又はエン
ハンスメント型とされる。つまり、各組の二つの選択用
MOSFETの一方がエンハンスメント型とされ、その
他方はディプレッション型とされる。
アンドゲート回路AGI及びAC3の一方の入力端子に
は、プリデコーダPDCRから、選択信号UMが供給さ
れる。アンドゲート回路AGIの他方の入力端子には、
プリデコーダPDCRから、選択信号LCが供給される
。また、アンドゲート回路AG2の他方の入力端子には
、プリデコーダPDCRから、選択信号RCが供給され
る。これらの選択信号UM、LC及びRCは、プリデコ
ーダPDCRにより、外部から供給される最上位のXア
ドレス信号AXi及びYアドレス信号AYJをもとに形
成される。すなわち、選択信号UMは、非選択状態にお
いて論理ロウレベルとされ、指定される記憶M OS 
F E T Q mがメモリマットMMU内に配置され
る場合に論理ハイレベルとされる。
また、選択信号LCは、非選択状態において論理ロウレ
ベルとされ、指定される記憶MOSFETQmが対応す
るデータ線DO〜Dnをはさんで左側に配置される直列
回路に含まれる場合に論理ハイレベルとされる。さらに
、選択信号RCは、非選択状態において論理ロウレベル
とされ、指定される記憶M OS F E T Q m
が対応するデータ線DO〜Dnをはさんで右側に配置さ
れる直列回路に含まれる場合に論理ハイレベルとされる
。これにより、アンドゲート回路AGIの出力信号UL
は、選択信号UM及びLCがともに論理ハイレベルであ
る場合、すなわち指定される記憶MOS F ETQm
がメモリマットMMUの対応するデータ線DO〜Dnの
左側に配置される直列回路に含まれる場合に論理ハイレ
ベルとされる。また、同様に、アンドゲート回路AG2
の出力信号URは、選択信号UM及びRCがともに論理
ハイレベルである場合、すなわち指定される記憶MOS
FETQmがメモリマットMMUの対応するデータ線D
O〜Dnの右側に配置される直列回路に含まれる場合に
論理ハイレベルとされる。
ブリゲート回路PGUでは、ディプレソション型とされ
る選択用MOSFETQ16.Q17゜Q20.Q21
.Q24及びQ25等は常にオン状態とされる。したが
って、アンドゲート回路AGlの出力信号ULが論理ハ
イレベルとされることで、エンハンスメント型の選択用
MO3FETQ15.Q19及びQ23等が一斉にオン
状態となり、メモリマントMMUの各データ1110〜
Dnの左側に配置される直列回路から、ワード線WO〜
Wmによって指定される1個の記憶MOSFETQmが
それぞれ選択状態とされる。また、アンドゲート回路A
G2の出力信号URが論理ハイレベルとされることで、
エンハンスメント型の選択用MOSFETQ18.Q2
2及びQ26等が一斉にオン状態となり、メモリマット
MMUの各データ線DO〜Dnの右側に配置される直列
回路から、ワード線WO〜Wmによって指定される1個
の記憶MO3FETQmがそれぞれ選択状態とされる。
一方、ブリゲート回路PGUと同様に、ブリゲート回路
PGLの奇数番号の選択用MO3FETQ27〜Q37
のゲートは共通接続され、さらにアンドゲート回路AG
3の出力端子に結合される。
これらの奇数番号の選択用MO3FETQ27〜Q37
ば、MOSFETQ29を先頭に、交互にエンハンスメ
ント型又はディプレッション型とされる。一方、ブリゲ
ート回路PGLの偶数番号の選択用MOSFETQ28
〜Q38のゲートは同様に共通接続され、さらにアンド
ゲート回路AG4の出力端子に結合される。これらの偶
数番号の選択用MO3FETQ28〜Q38は、MO3
FETQ2Bを先頭に、交互にディブレフシ5ン型又は
エンハンスメント型とされる。
アンドゲート回路AG3及びAC3の一方の入力端子に
は、プリデコーダPOCRから、選択信号LMが供給さ
れる。アンドゲート回路AG3の他方の入力端子には、
プリデコーダPDCRから、上記選択信号LCが供給さ
れる。また、アンドゲート回路AG4の他方の入力端子
には、プリデコーダPDCRから、上記選択信号RCが
供給される0選択信号LMは、他の選択信号UM、LC
及びRCと同様に、プリデコーダPDCHにより、外部
から供給される最上位のXアドレス信号AXi及びYア
ドレス信号AYjをもとに形成される。
すなわち、選択信号LMは、非選択状態において論理ロ
ウレベルとされ、指定される記憶MO3FETQmがメ
モリマットMML内に配置される場合に論理ハイレベル
とされる。これにより、アンドゲート回路AG3の出力
信号LLは、選択信号LM及びLCがともに論理ハイレ
ベルである場合、すなわち指定される記憶MO3FET
QmがメモリマットMMLの対応するデータ線D O−
D nの左側に配置される直列回路に含まれる場合に論
理ハイレベルとされる。また、同様に、アンドゲート回
路AG4の出力信号LRは、選択信号LM及びRCがと
もに論理ハイレベルである場合、すなわち指定される記
憶M OS F E T Q mがメモリマットMML
の対応するデータ線DO〜Dnの右側に配置される直列
回路に含まれる場合に論理ハイレベルとされる。
ブリゲート回路PGLでは、ディブレフシ9ン型とされ
る選択用MOSFETQ28.Q29゜Q32.Q33
.Q36及びQ37等は常にオン状態とされる。したが
って、アンドゲート回路AG3の出力信号LLが論理ハ
イレベルとされることで、エンハンスメント型の選択用
MOSFETQ27.Q31及びQ35等が一斉にオン
状態となり、メモリマットMMLの各データ線DO−D
nの左側に配置される直列回路から、ワード線WO〜W
mによって指定される1個の記憶MO3FETQmがそ
れぞれ選択状態とされる。また、アンドゲート回路AG
4の出力信号LRが論理ハイレベルとされることで、エ
ンハンスメント型の選択用MO3FETQ30.Q34
及びQ38等が一斉にオン状態となり、メモリマントM
MLの各データ線D Ow D nの右側に配置される
直列回路から、ワード線WO〜Wmによって指定される
1個の記憶M OS F E T Q mがそれぞれ選
択状態とされる。
プリデコーダPDCHには、外部端子AXi及びAYj
を介して、最上位のXアドレス信号AXl及びYアドレ
ス信号AYjが供給される。また、タイミング発生回路
TGから、タイミング信号φceが供給される。
プリデコーダPDCRは、タイミング信号φc。
が論理ハイレベルとされる縦型ROMの選択状態におい
て選択的に動作状態とされ、外部から供給される最上位
のXアドレス信号AXt及びYアドレス信号AYjをデ
コードして、上記選択信号UM、LM、LC及びRCを
所定の組み合わせで論理ハイレベルとする。
メモリマットMMU又はMMLのワード線WO〜Wmに
よって指定される記憶M OS F E T Q mが
それぞれ選択的に接続されるデータ線DO〜Dnは、Y
ゲート回路YGの選択用MO3FETQ12〜Q13を
介して、選択的に共通データ線に接続され、さらにセン
スアンプSAの一方の入力端子に接続される。また、ダ
ミー用の記憶MOSFETQmが結合されるダミーデー
タ線Ddは、Yゲート回路YGのMOSFETQI 4
を介してそのままダミーデータ線Ddとして、センスア
ンプSAの他方の入力端子に接続される。
Yゲート回路YGは、n+2個の選択用MOSFETQ
12〜Q14によって構成される。これらの選択用MO
3FETのうち、MOSFETQ12〜Q13のゲート
には、YアドレスデコーダYDCRから、対応する列選
択信号YO〜Ynがそれぞれ供給される。これらの列選
択信号YO〜Ynは、非選択状態において論理ロウレベ
ルとされ、選択状態においてYアドレス信号AYO〜A
Yj−1によって指定されるデータ線に対応する一つが
選択的に論理ハイレベルとされる。MO3FETQ14
のゲートには、タイミング発生回路TGから、上記タイ
ミング信号φceが供給される。
これにより、ダミーデータ線Ddは、タイミング信号φ
ceが論理ハイレベルとされ縦型ROMが選択状態とさ
れる期間、MOSFETQI 4を介して、定常的にセ
ンスアンプSAの他方の入力端子に接続される。
YアドレスデコーダYDCRには、外部端子AYO−A
Yj−1を介して、最上位ビットを除(Yアドレス信号
AYO〜AYj−1が供給される。また、タイミング発
生回路TGから、上述のタイミング信号φceが供給さ
れる。
YアドレスデコーダYDCRは、タイミング信号φce
が論理ハイレベルとされる縦型ROMの選択状態におい
て選択的に動作状態とされ、外部から供給されるYアド
レス信号AYO〜AYj−1をデコードし、これらのア
ドレス信号によって指定されるデータ線に対応する列選
択信号YO−Ynを論理ハイレベルの選択状態とする。
センスアンプSAは、後述するように、共通データ線C
D及びダミーデータ線Ddに対してそれぞれ読み出し電
流及び基準電流を供給する二組のバイアス回路と、これ
らのバイアス回路の出力信号を受ける差動増幅回路を含
む電流検出型のセンスアンプ回路である。センスアンプ
SAには、タイミング発生回路TOから、タイミング信
号φseが供給される。このタイミング信号φseは、
縦型ROMの非選択状態において論理ロウレベルとされ
、また縦型ROMが選択状態とされ、共通データ線CD
に指定された記憶MOSFETQmの記憶データに従っ
た読み出し信号が確立されるタイミングで論理ハイレベ
ルとされる。
センスアンプSAは、タイミング信号φseの論理ハイ
レベルによって選択的に動作状態とされ、共通データ線
CDを介して伝達される記憶MOSFETからの読み出
し信号を、ダミーデータ線Ddを介して伝達される基準
信号によって判定・増幅する。このセンスアンプSAの
出力信号は、データ出力バッファDOBに伝達される。
データ出力バッファDOBの入力端子は、上記センスア
ンプSAの出力端子に結合され、その出力端子は、デー
タ出力端子DOに結合される。また、データ出力バッフ
ァDOBには、タイミング発生回路TGから、タイミン
グ信号φoeが供給される。このタイミング信号φoe
は、外部から制御信号として供給される出力イネーブル
信号OEに従って形成される。タイミング信号φoeは
、縦型ROMの非選択状態において論理ロウレベルとさ
れ、また縦型ROMが選択状態とされ、指定される記憶
MO3FETQmから出力される読み出し信号がセンス
アンプSAによって増幅され確立されるタイミングで論
理ハイレベルとされる。
データ出カバソファDOBは、タイミング信号φoeの
論理ハイレベルによって選択的に動作状態とされ、セン
スアンプSAから出力される読み出し信号をさらに増幅
して、データ出力端子Doがら外部の装置に送出する。
タイミング信号φoeが論理ロウレベルとされるとき、
データ出カバソファDOBの出力は、ハイインピーダン
ス状nとされる。
タイミング発生回路TGは、外部から外部端子σπ及び
σ了−を介して制御信号として供給されるチンブイネー
ブル信号汀及び出カイネーブル信号σ丁−をもとに、上
記各種のタイミング信号を形成し、各回路に供給する。
@1iMには、第2図の縦型ROMのセンスアンプSA
の一実施例の回路図が示されている。同図には、メモリ
マットMMUのうちデータ線DOに結合される記憶M 
OS F E T Q mが選択される場合を例示的に
示している。このため、メモリマットMM U、プリゲ
ート回路PGU及びYゲート回路YGのデータ線DO及
びダミーデータ線Ddに関連する回路が重複して記載さ
れている。これらの重複して記載される部分については
、説明を省略する。
第1図において、共通データ線CDはセンスアンプSA
のエンハンスメント型のNチャンネルMO3FETQ6
 (@1のMOSFET)のソースに結合される。この
MOSFETQ6のドレインは、回路の電源電圧Vcc
に結合される。MOSFETQ6のゲートと回路の接地
電位との間には、エンハンスメント型のNチャンネルM
OSFETQ? (第2のMOSFET)が設けられる
。このMO3FETQ7(7)ゲートは、上記MOS 
F ETQ6のソースすなわち共通データ線CDに結合
される。MOSFETQ6のゲートと回路の電源電圧V
ccとの間には、ディプレッション型のNチャンネルM
OSFETQ8 (第3のMOSFET)が設けられる
。このM OS F E T Q Bのゲートは、MO
SFETQ8(7)/−スすなわちMO3FETQ6の
ゲートに結合される。これらのMOSFETQ6〜Q8
は、共通データ線CDに対する第1のバイアス回路を構
成する。共通接続されたMOSFETQ8のソース及び
MO3FETQ7のドレインは、このバイアス回路の出
力端子とされ、さらに差動増幅回路の一方の差動MOS
FETを構成するNチャンネルMO8FETQ3のゲー
トに結合される。
第1のバイアス回路のディプレッション型のNチャンネ
ルMOSFETQ8は、そのゲートとソースが共通接続
されゲート・ソース間電圧がOvとされることによって
常にウィークリイなオン状態とされる。また、そのドレ
イン・ソース間電圧が所定の大きさとされることで、M
O3FETQ8は飽和状態で動作されるため、電源電圧
Vccの比較的小さな変動による影響を受けることのな
い定電流源として機能する。
縦型ROMの非選択状態において、Yゲート回路YGの
選択用MOSFETはすべてオフ状態となり、共通デー
タ線CDは浮動状態となる。このとき、センスアンプS
AのMO3FETQ8のソース電位すなわちこのバイア
ス回路の出力電圧をVsとすると、共通データ線CDに
結合される寄住容1iCsはVs−VTH(VT!−1
はMO3FETQ6のしきい値電圧)までチャージされ
る。またこのチャージ電位によって、MO3FETQ7
がオン状態となる。言い換えると、オン状態とされるM
O3FETQ7及びQ8のコンダクタンスの比によって
、バイアス回路の出力電圧Vsが設定され、その出力電
圧Vsに従った電位まで、共通データ線CDの寄生容量
C3がチャージされる。この第1のバイアス回路の出力
電圧v3は、差動増幅回路の動作点を決定する。このた
め、MOSFETQ7及びQ8は、この動作点が最も効
率的なものとなるすなわちセンスアンプSAの感度が最
も良くなるコンダクタンスを持つように設計される。
一方、第1図において、ダミーデータ線Ddはセンスア
ンプSAのエンハンスメント型のNチャンネルMOSF
ETQ9 (第1のMOSFET)のソースに結合され
る。このMOSFETQ9のドレインは、回路の電源電
圧Vccに結合される。
MOSFETQ9のゲートと回路の接地電位との間には
、エンハンスメント型のNチャンネルMOSFETQI
O(第2のMOSFET)が設けられる。このMOSF
ETQI Oのゲートは、上記MO3FETQ9のソー
スすなわちダミーデータ線Ddに結合される。MOS 
F ETQ 9のゲートと回路の電源電圧Vccとの間
には、ディプレッジシン型のNチャンネルMOSFET
QI 1  (第3(7)MOSFET)が設けられる
。MOSFETQllのゲートは、MOSFETQI 
1のソースすなわちM OS F E T Q 9のゲ
ートに結合される。
これらのM OS F E T Q 9〜Qllは、ダ
ミーデータ線1)dに対する第2のバイアス回路を構成
する。共通接続されたMOSFETQI 1のソース及
びMOSFETQI Oのドレインは、このバイアス回
路の出力端子とされ、さらに差動増幅回路の他方の差動
MO3FETを構成するNチャンネルMOSFETQ4
のゲートに結合される。
第2のバイアス回路のディプレッション型のNチャンネ
ルMO3FETQI 1は、そのゲートとソースが共通
接続されゲート・ソース間電圧がOVとされることによ
って常にウィークリイなオン状態とされる。また、その
ドレイン・ソース間電圧が所定の大きさとされることで
、MOSFETQllは飽和状態で動作されるため、電
源電圧Vccの比較的小さな変動による影響を受けるこ
とのない定電流源として機能する。
縦型ROMの非選択状態において、タイミング運φce
のロウレベルによってMOSFETQI 4がオフ状態
となり、ダミーデータ線Ddは浮動状態となる。このと
き、センスアンプSAのMOSFETQIIのソース電
位すなわちこのバイアス回路の出力電圧をVdとすると
、ダミーデータ線Ddに結合される寄生容量CdはVS
  VTH(VTHはMOSFETQ9のしきい値電圧
)までチャージされる。またこのチャージ電位によって
、MOSFETQI Oがオン状態となる。言い換える
と、オン状態とされるMOSFETQI O及びQll
のコンダクタンスの比によって、バイアス回路の出力電
圧Vdが設定され、その出力電圧Vdに従った電位まで
、ダミーデータ線Ddの寄生容量Cdがチャージされる
。この第2のバイアス回路の出力電圧Vdは、前記電圧
Vaとともに差動増幅回路の動作点を決定する。このた
め、MOSFETQIO及びQllは、この動作点が最
も効率的なものとなるようなコンダクタンスを持つよう
に設計される。
この実施例では、さらに上記バイアス電圧VsとVd、
換言すれば共通データ線CDとダミーデータ線Ddのプ
リチャージレベルを等しくすることによって、読み出し
動作の高速化を図っている。
このため、MOSFETQ7及びQ8のコンダクタンス
の比は、MOSFETQI O及びQllのコンダクタ
ンスの比と等しくされる。これにより、後述の選択状態
の開始において共通データ線CD及びダミーデータ線D
dを流れ始めた微小な電流を、そのままそれぞれ読み出
しとみなすことができる。つまり、読み出しの発生後、
ただちにセンスアンプSAによる増幅動作が行われる。
なお、MOSFETQ9.QIO及びQl 1(7)コ
ンダクタンスは、MOSFETQ6.Q?及びQ8のコ
ンダクタンスの半分とされる。
縦型ROMが選択状態になると、共通データ線CDには
、Yゲート回路YG及びプリゲート回路PGUの選択用
MOSFETを介して、選択された記憶MO3FETQ
mが含まれる直列回路が接続される。このとき゛、指定
された記憶MO3FETQmがエンハンスメント型とさ
れる場合すなわち論理“0”の記憶データを保持する場
合、ディスチャージ経路が形成されないことから、共通
データ線CDのチャージ電位はそのまま維持される。
一方、指定された記憶M OS F E T Q mが
ディブレンジョン型とされる場合すなわち論理“1”の
記憶データを保持する場合、この記憶MOSFETQm
を介してディスチャージ経路が形成され、共通データ線
CDの電位は低下する。この実施例ではディスチャージ
経路が形成される場合、M05FETQ7のコンダクタ
ンスが小さくされ、バイアス回路の出力電圧Vsは上昇
する。また、出力電圧Vsが上昇することによってMO
S F ETQ6のコンダクタンスが大きくなり、共通
データ線CDに対する読み出し電流が大きくされる。言
い換えると、共通データ線CDの電位が低下することで
MOSFETQ7のコンダクタンスが小さくされた分読
み出し電流が大きくされ、このときのMOSFETQ6
のコンダクタンスとディスチャージ経路を構成する選択
用MO3FET及び記j!MOSFETQmの合成コン
ダクタンスの比によって、出力電圧Vsのハイレベルが
制限される。
すなわち、指定された記憶MOSFETQmがその記憶
データに従ってディブレ7シaン型又はエンハンスメン
ト型とされることで、出力電圧Vsは比較的高い(通常
のハイレベルよす(f、イ)ハイレベル又は比較的低い
(通常のロウレベルより高い)ロウレベルとされる。ま
た、この出力電圧VSのハイレベル/ロウレベルの電圧
差すなわち信号振幅は、例えば約1■のように比較的小
さくされるため、共通データ線CDに比較的大きな容量
性負荷が結合されるにもかかわらず、そのチャージ及び
ディスチャージ動作は高速化される。さらに、前述のよ
うに、MOSFETQ8は定電流源として機能するため
、出力電圧Vsは、所定の範囲内において、電源電圧V
ccの変動による影響を受けないものとなる。
縦型ROMが選択状態とされることで、選択されたメモ
リセルが含まれるメモリマットのダミー回路を構成する
選択用MO3FET及び記憶MOSFETQmがダミー
データ線Ddに結合される。
ダミーデータ線[)dは、センスアンプSAのエンハン
スメント型のNチャンネルMOSFETQ9(第1のM
OSFET)のソースに結合される。
前述のように、ダミーデータ線Ddに結合されるダミー
メモリセルの記憶MOSFETQmは、一つのメモリセ
ル列の一つがそのゲー゛トに回路の接地電位を受けるデ
ィプレッション型MOSFETとされ、残りがそのゲー
トに回路の電源電圧Vccを受けるエンハンスメント型
MOSFETとされるため、縦型ROMが選択状態とさ
れるときには常にダミーデータ線Ddによるディスチャ
ージ経路が形成される。
この実施例において、共通データ線CDとダミーデータ
線Ddの双方にディスチャージ経路が形成された場合、
以下のようになる。すなわち、MOSFETQ9.QI
O及びQllのそれぞれのコンダクタンスがMOSFE
TQ6.Q7及びQ8のコンダクタンスの半分とされる
ことにより、ダミーデータ線Ddを流れる電流は共通デ
ータ線CDを流れる電流の約半分となる。一方、バイア
ス回路のコンダクタンスの違いを無視すれば、ダミーデ
ータ線Ddを流れる電流は共通データ線CDを流れる最
小電流と実質的に同一とされる。共通データ線CDを流
れる電流は、選択された記憶MO3FETのみがディプ
レッション型で他がエンハンスメント型であるときに、
ディスチャージ経路が形成され、かつ最低の電流となる
。このため、一つのダミーセルにおいて、ダミーメモリ
セルである記憶MO3FETQmの一つがディプレッシ
ョン型MOSFETとされ、その他がエンハンスメント
型MO3FETとされている。
したがって、ダミーデータ線Ddを流れる電流は、共通
データiJI CDを流れる可能性のある最低の電流の
さらに半分とされる。換言すれば、ディスチャージ経路
の形成によって、バイアス電圧Vdが下降する速度は、
バイアス電圧V3が最も遅く下降する速度の半分となる
第2のバイアス回路の出力電圧Vdは、第2のバイアス
回路を構成するMOSFETQ9〜Q11のコンダクタ
ンスとダミー回路を構成する選択用MOSFET及び記
憶M OS F E T Q mのコンダクタンスの比
によって決定される所定の電圧とされる。この電圧値は
、後述する差動増幅回路において、共通データ線CDの
論理レベルを判定するための基準電位とされる。言うま
でもなく、この基準電位は電源電圧Vccの変動による
影響を受けない。また、これらのダミー回路を構成する
選択用MO3FET及び記憶MOSFETQmは、上記
情報記憶用の選択用MOSFET及び記憶MO3FET
Qmに近接して形成されるため、同様なプロセスバラツ
キを呈する。
センスアンプSAの差動増幅回路は、そのソースが共通
接続される二つの差動MOSFETQ3及びO4をその
基本構成とする。これらの差動MOS FE ’l” 
Q 3及びO4の共通接続されたソースと回路の接地電
位との間には、そのゲートにタイミング信号φseを受
けるNチャンネルMO3FETQ5が設けられる。この
タイミング信号φseは、前述のよ・)に、縦型ROM
の非選択状態において論理ロウレベルとされ、縦型RO
Mが選択状態とされ、指定された記憶M OS F E
 T Q mからの読み出し信号が共通データ線CD上
に確立されるタイミングで論理バーCレベルとされる。
縦型ROMが選択状態とされタイミング信号φse力q
命理ノ\イレベルとされることで、MOSFETQ5が
オン状態となり、差動MOSFETQ3及びO4に動作
電流が供給される。
差?MOSFETQ3のドレインと回路の電源電圧Vc
cとの間には、負荷用のPチャンネルMO3F ETQ
 1が設けられる。また、差動MO3FETQ4のドレ
インと回路の電源電圧Vccとの間には、同様な負荷用
のPチャンネルMOS F ETQ2が設けられる。こ
れらのMO3FETQI及びO2は、そのゲートが共通
接続されさらにMO3FETQ2のドレインに結合され
ることによって、電流ミラー形態とされ、能動性負荷回
路を形成する。MO3FETQ3のドレインは、この差
動増幅回路の出力端子とされ、インバータ回路N1の入
力端子に結合される。インバータ回路N1の出力信号は
、センスアンプSAの出力信号とされ、データ出カバソ
ファDOBに供給される。
差動MOSFETQ3及びO4を基本構成とする差動増
幅回路は、縦型ROMが選択状態とされタイミング信号
φseが論理ハイレベルとされることによって選択的に
動作状態とされ、上記のダミーデータ線Ddによって形
成される基準電位Vdを論理スレッシホルトとする電流
スイッチ回路として作用する。すなわち、前述のように
、指定された記f、1M OS F E T Qmがエ
ンハンスメント型とされる場合すなわち指定された記憶
MOSFETQmが論理“0”の記憶データを保持する
ようにされる場合、共通データ線CDのディスチャージ
経路は形成されず、第1のバイアス回路の出力データV
sは比較的低いロウレベルとされる。このため、差動M
OS F ETQ 3はオフ状態となり、差動P、(O
S F E T Q 3のドレイン電圧すなわちこの差
動増幅回路の出力信号は、比較的高いハイレベルとなる
。これにより、インバータ回路N1の出力信号ずなわぢ
センスアンプSAの出力信号は、論理ロウレベルとなる
一方、指定された記憶MOSFETQmがディプレフジ
ョン型とされる場合すなわち指定された記憶MO5FE
’l’Qmが論理“1′の記憶データを保持するように
される場合、共通データ線CDのディスチャージ経路が
形成され、第1のバイアス回路の出力電圧Vsは、比較
的高いハイレベルとされる。このため、差動MO3FE
TQ3はオン状態となり、差動MOS F ETQ 3
のドレイン電圧すなわち差動増幅回路の出力信号は比較
的低いロウレベルとなる。これにより、インバータ回路
N1の出力信号すなわちセンスアンプSAの出力信号は
、論理ハイレベルとなる。
つまり、センスアンプSAの出力信号は、縦型ROMが
選択状態とされタイミング信号φseがハイレベルとさ
れるときにのみ確定され、そのレベルは、指定される記
憶M OS F E T Q mの記憶データが論理“
0”又は論理“1”のいずれであるかによって、選択的
に論理ロウレベル又は論理/%イレベルとされる。
以上のように、この実施例の縦型ROMのセンスアンプ
SAは、共通データ線CD及びダミーデータ線Ddにそ
れぞれ読み出し電流又は基準電流を供給する二組のバイ
アス回路と、これらのバイアス回路の出力信号を受ける
差動増幅回路によって構成される。これらのバイアス回
路は、定電流源とされるディプレッション型の、Nチャ
ンネル間O3FETをそれぞれ含む。また、ダミーデー
タ線Ddに結合されるダミー用の選択用MOSFET及
び記憶M OS F E T Q mは、列選択回路の
選択用MOSFET及び情報記憶用MOSFETQmに
それぞれ近接して形成される。したがって、共通データ
線CDは、バイアス回路を構成するMOSFETのコン
ダクタンスと選択用MOSFET及び記憶M OS F
 E T Q mのコンダクタンス比によって決定され
る比較的小さな信号振幅とされ、しかもli源電圧Vc
cの変動による影響を受けない。
このため、共通データ線CDに比較的大きな容量性負蒲
が結合されるにもかかわらず、縦型ROMの読み出し動
作は高速化され、また安定化される。
また、差動増幅回路の基準電位として供給されるダミー
データ線Ddの電位は、共通データ線CDの読み出し信
号と同様なプロセスバラツキを呈する。このため、セン
スアンプSAの読み出し信号の論理レベルの判定動作は
安定化され、縦型ROMの読み出し動作がさらに安定化
されるものである。
以上の本実施例に示されるように、この発明を縦型RO
Mなどの半導体記憶装置に適用した場合、次のような効
果が得られる。すなわち、(1)縦型ROMのセンスア
ンプ回路を、共通データ線又はダミーデータ線と回路の
電源電圧との間に設けられるエンハンスメント型の第1
(7)MOSFETとこの第1のMOSFETのベース
と回路の接地電位との間に設けられそのベースが上記共
通データ線又はダミーデータ線に結合されるエンハンス
メント型の第2のMOSFET及び上記第1のMOSF
ETのベースと回路の電源電圧との間に設けられそのベ
ースがそのソースに共通接続されるディプレッション型
の第3のMOSFETがらなり上記共通データ線又はダ
ミーデータ線にそれぞれ読み出し電流又は基準電流を供
給する二組のバイアス回路と、それぞれのバイアス回路
の出力信号を受ける差動増幅回路によって構成すること
で、電源依存性の少ないバイアス回路によって共通デー
タ線のレベル振幅を制限できるという効果が得られる。
(2)上記(1)項により、共通データ線のチャージ及
びディスチャージ動作を高速化し、センスアンプ回路の
増幅動作ひいては縦型ROMとしての読み出し動作を高
速化できるという効果が得られる。
(3)上記(11項により、読み出し信号レベルの電源
依存性を抑え、センスアンプ回路の増幅動作ひいては縦
型ROMの読み出し動作を安定化できるという効果が得
られる。
(4)上記ダミーデータ線に結合される選択用MO3F
ET及び記憶MOSFETを、列選択回路を構成する選
択用MOSFET及び情報記憶用MO3FETにそれぞ
れ近接して形成することで、読み出し信号及びダミーデ
ータ線によって形成される基準電位が同じようなプロセ
スバラツキを呈するようにすることで、センスアンプ回
路による読み出し信号の論理判定動作を安定化させ、縦
型ROMの読み出し動作を安定化し高感度化できるとい
う効果が得られる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない0例えば、第1図のセンス
アンプSAにおいて、共通データ線CD及びダミーデー
タ線Ddと回路の接地電位との間に、高抵抗の負荷手段
をそれぞれ設けてもよい、また、ダミーデータ線Ddに
よって形成される基準電位は、例えば第2のバイアス回
路を構成するMOSFETQ9〜Ql 1(7)サイズ
を変えることで、読み出し信号のほぼ中間レベルとする
こともよい、センスアンプSAの差動増幅回路ば、電流
ミラー回路を用いた能動性負荷によるものでなくてもよ
いし、その具体的な構成はこの実施例によって制限され
ない、また、第2図のメモリマントや各選択回路の構成
は、例えば1つのデータ線に接続される記憶MOSFE
TQmの直列回路を3個以上としてもよいし、その選択
方法も特にこの実施例によって制限されるものではない
。さらに、第2図の縦型ROMの回路ブロック構成や、
制御信号及びタイミング信号の組み合わせ等、種々の実
施彰態を採りつる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である縦型ROMに通用し
た場合について説明したが、それに限定されるものでは
な(、例えば、EPROMやEEPROMなどにも通用
できる0本発明は、少なくとも不揮発性のメモリセルに
よって構成される各種の半導体記憶装置に広く通用でき
る。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである
。すなわち、縦型ROMのセンスアンプ回路を、定電流
源とされるディプレッション型MOSFETをそれぞれ
含み共通データ線又はダミーデータ線にそれぞれ読み出
し電流又は基準電流を供給する二組のバイアス回路と、
上記二組のバイアス回路の出力信号を受ける差動増幅回
路によって構成し、上記ダミーデータ線に結合される選
択用MO3FET及び記憶MO3FETを列選択回路を
構成する選択用MO3FET及び情報記憶用MO3FE
Tにそれぞれ近接して形成することで、共通データ線の
レベル振幅を制限し、読み出し信号及びダミーデータ線
によって形成される基準電位力是同じようなプロセスバ
ラツキを呈するようにすることができ、読み出し動作の
高速化と安定化を図った高感度の縦型ROMを実現でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明が適用された縦型ROMのセンスア
ンプ回路の一実施例を示す回路図、第2図は、第1図の
センスアンプ回路を含む縦型ROMの一実施例を示す回
路ブロック図、第3図は、従来の縦型ROMのセンスア
ンプ回路の一例を示す回路図である。 SA・・・センスアンプ回路、DOB・・・データ出力
バンノア、YG・・・Yゲート回路、PGU、PGL・
・・ブリゲート回路、MMU、MML・・・メモリマン
ト、YDCR−・・Yアドレスデコーダ、PDCR・・
・プリデコーダ、XDCR・・・Xアドレスデコーダ、
TG・・・タイミング発生回路。 Qm・・・記憶MO3FET’(メモリセル)、Q1〜
Q2・・・PチャンネルMOSFET、Q3〜Q44・
・・NチャンネルMOSFEI”(このうちチャンネル
部に直線が付加されるものはディプレッション型Nチャ
ンネルMO3FET)、N1〜N3・・・インバータ回
路、ACI〜AG4・・・アンドゲート回路、Cs、C
d・・・寄生容量、R1・・・抵抗。 第1図 第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、共通データ線と第1の電源電圧との間に設けられる
    エンハンスメント型の第1のMOSFETとこの第1の
    MOSFETのベースと第2の電源電圧との間に設けら
    れそのベースが上記共通データ線に結合されるエンハン
    スメント型の第2のMOSFET及び上記第1のMOS
    FETのベースと第1の電源電圧との間に設けられその
    ベースがそのソースに共通接続されるディプレッション
    型の第3のMOSFETとにより構成され上記共通デー
    タ線に読み出し電流を供給する第1のバイアス回路と、
    上記第1のバイアス回路と同様な回路構成とされダミー
    回路に基準電流を供給する第2のバイアス回路と、上記
    第1及び第2のバイアス回路の出力信号を受ける差動増
    幅回路とを含むセンスアンプ回路を具備することを特徴
    とする半導体記憶装置。 2、上記半導体記憶装置は縦型の読み出し専用メモリで
    あって、それぞれのビットの記憶データに従って選択的
    にエンハンスメント型又はディプレッション型とされる
    複数の記憶MOSFETがその列アドレスごとに直列形
    態に接続されてなる複数の直列回路からなるメモリアレ
    イと、上記直列回路を外部から供給されるアドレス信号
    に従って選択的に上記共通データ線に接続する列選択回
    路を含むものであり、上記ダミー回路は、上記メモリア
    レイを構成する複数の直列回路及び/又は上記列選択回
    路を構成する複数のスイッチMOSFETに近接して形
    成される同様な直列回路及び/又はスイッチMOSFE
    Tを含むものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の半導体記憶装置。
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