JPS63225551A - 光学ガラス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は光学ガラス、特に屈折率が１．５９以上で、ア
ツベ数が３６以上であり、しかも比重が２，６以下であ
る光学ガラスに関する。このように屈折率が大きいねり
には、比重が小さくアツベ数の大きいガラスは、眼鏡用
ガラスに最適である。

［従来の技術］ １１［ｉ！ｉｌｌレンズの矯正率は、“使用するレンズ
の屈折率と両面の曲率に゛依存するが、度の進んだ近視
または遠視を矯正するためのレンズは、周辺部または中
心部が厚くなるので、美観を損うばかりでなく、重量も
増して使用者に不快感を与えている。

従来、この問題の解決をめざして、比較的低比重で屈折
率の高い眼鏡レンズ用ガラスが提案されており、例えば
特開昭４９−８７７１６号公報および特公昭５４−２６
４５号公報によれば±３以上のジオプトリー値を有する
。眼鏡レンズでは、その軽量化をはかることができる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、±３以下のジオプトリー値の必要な場合
には、上記の公知技術での比重３．０付近のガラスを用
いても軽量化は期待できなかった。

また、高ＴｉＯ２により着色を生ずるという問題点があ
った。

本発明の第１の目的は、このような低いジオプトリー値
の領域をまかなう、薄くて軽い眼鏡レンズを製造するこ
とが可能なガラスを提案することであって、既存の普通
の眼鏡用ガラ゛スと同程度の低比重でありながら、高い
屈折率をもつガラスを提供することにある。

本発明の第２の目的は、ガラスに高いアツベ数をもたせ
ることにより、レンズ周辺の色収差を少なくした眼鏡レ
ンズ用素材を提供することにある。

また第３の目的は、黄色の着色度合の少ない眼鏡レンズ
用のすぐれた素材を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 上記の目的を達成するため、本発明は次のようなガラス
組成としたものである。すなわち、光学ガラスの組成範
囲を重量百分率で示すと、Ｓ　ｉ　０２　　　　　　　
　　５＆−６７重問％８２０３　　　　　　　　　０〜
７ ＡＩ！２０３０〜５ Ｎａ２００〜１１ に２００〜１５ ＬｆｚＯＯ〜７ Ｎａ２０＋に２０＋Ｌ　ｉ２０　　１１〜１８Ｔ　ｉ　
０２　　　　　　　　　１２〜１９かつ、基礎組成１０
０重最部に対しＧＯ２０３０，５〜ａＥＩＤ−を添加し
たものである。また、重傷％で下記基礎組成を有し、 Ｓ　ｉ　０２　　　　　　　　　５６４７重量％８２０
３　　　　　　　　　０〜７ ＡＪ２２０３　　　　　　　　　　　　０〜５Ｎａ２０
　　　　　　　　　　　　０〜１１に２０　　　　　　
　　　　　　”Ｏ〜１５Ｌｉ２０　　　　　　　　　　
　　　０〜７Ｎａ２０＋に２０＋Ｌｉｚ　Ｏ１１〜１８
Ｔ　ｉ　０２　　　　　　　　　　　　　１２〜１９か
つ、基礎組成１００重量部に対しＧＯ２０３０，５〜ａ
ｐｌ）―と、ＮｄｔＯ＋　　０．１〜１重量部を添加し
て黄色の着色度合の少ない光学ガラスとしたものである
。

５ｉ０２はガラス形成酸化物として用いられるが、６７
％以上ではガラスが難溶になるばかりでなく不安定とな
り、失透し易い。５６％以下では比重が大きくなる。Ｂ
２Ｏ３は比重を小さくし、アラへ数を高くする効果のほ
かに溶融を容易にするが、７％以上では強い分相傾向を
示す。Ａｌ２Ｏ２は、ガラスの安定化のために必要であ
るが、５゛％以上では強い分相傾向を示す。

Ｎａ２Ｏ，に２０およびＬｉ２Ｏのアルカリ金属酸化物
はガラスのＷＩｍを容易にし、さらに、ガラスの分相傾
向を抑え安定化のために必要な成分である。しかし、そ
の和が１８％を超えると比重が大きくなり、化学的耐久
性も劣化して眼鏡用としては使用に耐えなくなる。また
、その和が１１％以下では強い分相傾向を示す。これら
の三成分のうち、Ｎａ２Ｏが１１％以上になると、化学
的耐久性が劣化する。Ｋ２Ｏは多くなると徐々に化学的
耐久性が劣化するが、１５％以下ならばＮ８２０　１１
％以下と同等であり実用できる。一方着色を押えアツベ
数を高めるというに２０の効果を発揮させる場合には、
Ｋ２Ｏは１０．８％以上が適当であり、総合的には１０
．８〜１５％の範囲が望ましい。このに２０はコーティ
ングに対しても石川である。

Ｌｉ２Ｏ↓よ屈折率を＾め、比重を小さくするのに有効
な成分である。、７％以上では強い結晶化傾向を示し、
また、原料価格が轟くなるので、７％以上用いることは
望ましくない。

ＴｉＯ２は、最も高い屈折率と小さい比重をもたらすた
めの不可欠成分であるが、１９％以上ではアラへ数を小
さくし、また必要な比重も得られない。１２％以下では
、必要な屈折率が得られない。

ＴｉＯ２の着色（黄色）を消去するためには、ＣＯ２０
３の添加が必要である。ＣＯ２０３の量は、上記の組成
１００ｆｆｉ　８１部に対して０．５〜３　ｐｐｍ添加
することが適当である。さらに、像の周辺部の色収差に
よるニジミに対しては、視感度の高い黄色光のニジミを
消去するために、また可視光域全般に適正な透光性を保
持するために、Ｎｄｚ　Ｏ３の添加が必要である。この
添加量としては、上記の組成１００重石部に対してＮｄ
２Ｏ３０，１〜１重量部が適当である。

その他の成分としては、まず、２偶成分酸化物は光学恒
数調整のため使用可能である。またアツベ数の調整のた
め少量のＬａ２Ｏ３、ＺｒＯ２、Ｎｂ２Ｏ５でＴｉＯ２
の一部を置換することも可能である。Ｔａｚ　Ｏｓ　、
Ｙ２０３　・、Ｇｄ２Ｏ３も光学恒数調整のため少量添
加することも可能である。また、ガラスの清澄のために
ＡＳ２０３．５ｂ２０３を用いてもよい。

次に本発明のガラスの実施例を次頁の表にて示す。

実施例 重量％ これらのガラスは、珪石粉、水酸化アルミニウム、酸化
チタン、硼砂、炭酸カリ、炭酸マグネシウム等の原料粉
末の混合物を、タンク炉あるいは白金製ルツボで、１３
００〜１４００℃で溶解し撹拌して充分な均質化、泡切
れを行った後、適当な温度に余熱した金型に鋳込み、あ
るいは直接プレス成形してから徐冷することによって製
造する。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）重量％で下記基礎組成を有し、 ＳｉＯ＿２　５６〜６７重量％ Ｂ＿２Ｏ＿３　０〜７ Ａ＿ｌ＿２Ｏ＿３　０〜５ Ｎａ＿２Ｏ　０〜１１ Ｋ＿２Ｏ　０〜１５ Ｌｉ＿２Ｏ　０〜７ Ｎａ＿２Ｏ＋Ｋ＿２Ｏ＋Ｌｉ＿２Ｏ　１１〜１８ ＴｉＯ＿２　１２〜１９ かつ基礎組成１００重量部に対しＣｏ＿２Ｏ＿３　０．
   ５〜３ｐｐｍを添加した光学ガラス。
2. （２）重量％で下記基礎組成を有し、 ＳｉＯ＿２　５６〜６７重量％ Ｂ＿２Ｏ＿３　０〜７ Ａｌ＿２Ｏ＿３　０〜５ Ｎａ＿２Ｏ　０〜１１ Ｋ＿２Ｏ　０〜１５ Ｌｉ＿２Ｏ　０〜７ Ｎａ＿２Ｏ＋Ｋ＿２Ｏ＋Ｌｉ＿２Ｏ　１１〜１８ ＴｉＯ＿２　１２〜１９ かつ、基礎組成１００重量部に対しＣｏ＿２Ｏ＿３０．
   ５〜３ｐｐｍと、Ｎｄ＿２Ｏ＿３　０．１〜１重量部を
   添加した光学ガラス。