JPS63222155A - ジチオジアルデヒドの製造方法 - Google Patents

ジチオジアルデヒドの製造方法

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JPS63222155A
JPS63222155A JP5297687A JP5297687A JPS63222155A JP S63222155 A JPS63222155 A JP S63222155A JP 5297687 A JP5297687 A JP 5297687A JP 5297687 A JP5297687 A JP 5297687A JP S63222155 A JPS63222155 A JP S63222155A
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JP
Japan
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reaction
formula
active hydrogen
compound
dithiodialdehyde
Prior art date
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Pending
Application number
JP5297687A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kitano
北野 正雄
Tsunemasa Ueno
上野 恒正
Koichi Kojima
小嶋 幸一
Yutaka Morimoto
豊 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はそれ自身クロスリンク剤として有用であり、又
医薬、農薬、写真薬、樹脂改質剤等の有用な中間体であ
るジチオジアルデヒドの製造方法に関する。詳しくは、 一般式(I> R1 「 HC−CHO・・・ (I) で示される活性水素含有アルデヒドと一塩化硫黄とを縮
合させ、 一般式 (n) R1R1 0HC−C−3−8−C−CHO・・・(II>R2R
2 で示されるジチオジアルデヒドの改良された製造方法に
関するものである。
本発明により得られるジチオジアルデヒドはそれ自身有
用なりロスリンク剤である。
又、 一般式(III) H3−C−CHO・ (II[> で示されるメルカプトアルデヒドは本発明により得られ
るジチオジアルデヒドの還元により容易に得られる。ま
た、 一般式(IV) ■ H8−C−CH2NHR・・・(IV)電 で示されるターシャリ−チオール基含有アミンは、本発
明により得られるジチオジアルデヒドに各種1級アミン
を反応させ対応するシップ塩基とした後、還元すること
により容易に得られる。
これら一般式(I)、(TV)で示される化合物は、医
薬、農薬、写真薬、樹脂改質剤等の中間体として有用な
化合物である。
〔従来の技術〕
一般式 <I) HC−CHO・・・(I) で示される活性水素含有アルデヒドと一塩化硫黄とを縮
合させ、 一般式(It) 1R−1 0HC−C−3−3−C−CHO・・・(II)R2R
2 で示されるジチオジアルデヒドを製造する方法はたとえ
ば、米国特許第2.580.695号明細書に開示され
ている0反応方法は不活性溶剤に一方の原料である活性
水素含有アルデヒドを溶解させた中へ一塩化硫黄を添加
反応させる方法である。
この方法に従い、我々が実験を行ったところ、収率は5
0〜60%程度と低く、又(ガスクロ分析によると)ア
ルデヒドの分解物と思われる多数の不純物を含んでいた
。又、−塩化硫黄の添加時間をより長時間にするとさら
に収率、純度が低下した。しかしながらこの反応は大き
な発熱反応であり、反応温度を制御するには、−塩化硫
黄の添加速度を制御する必要があることよりこのような
方法では安定した収率、純度で工業的に実施することは
不可能である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上述のような、従来技術の問題点を生
ずることなくジチオジアルデヒドを高収率、高純度で得
ることができる。工業的に有利な製造方法を提供するこ
とにある。
米国特許第2,580,695号明細書に開示されてい
る方法を詳細に検討した結果、反応により副生ずる塩酸
ガスにより収率、純度の低下していることを見出した。
さらに詳しくは、塩酸ガスによる触媒作用により原料で
ある活性水素含有アルデヒドの分解及び重合が進行し収
率、純度が低下することを見出した。かかる問題点を解
決すべく検討した結果、本発明に至った。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、 一般式 (I) HC−CHO・・・(I) [式中、R、R2は炭素数1〜8のアルキル基を示す、
] で示される活性水素含有アルデヒドと一塩化硫黄とを縮
合させ、 一般式 (If) R1R1 0HC−C−S −S −C−CHO・・・(II)R
2R2 [式中、R,R2は炭素数1〜8のアルキル基を示す、
] で示されるジチオジアルデヒドを製造するにあたり、不
活性溶剤と一塩化硫黄との混合物中に活性水素含有アル
デヒドを加え反応させることを特徴とするジチオジアル
デヒドの製造方法に関する。
本発明は、不活性溶剤と一塩化硫黄とを混合した混合物
中に活性水素含有アルデヒドを加え反応させることによ
り実施される。
また活性水素含有アルデヒドと一塩化硫黄とのモル比は
活性水素含有アルデヒドに対し一塩化硫黄が常に当量以
上の存在下に反応させることにより実施される 本発明において一塩化硫黄が活性水素含有アルデヒドに
対し常に当量以上の存在することの意味は活性水素含有
アルデヒドの残存を実質的になくすることよりなり、副
生ずる塩酸ガスと活性水素含有アルデヒドとの接触をさ
けることにある。
かかる方法により反応を行えば、原料の添加所要時間に
関係なく高収率、高純度のジチオジアルデヒドの製造が
可能である。
一般式(I)で示される活性水素含有アルデヒドとして
は、たとえばイソブチルアルデヒド、2−エチルブチル
アルデヒド、2−エチルヘキシルアルデヒド、2−ブチ
ルヘキシルアルデヒド、2−オクチルデシルアルデヒド
などが挙げられる。
反応温度は、0〜100℃で行なわれる0反応温度は高
い方が反応速度は速いが、一方、副生物の量が多くなる
ことより、10〜60℃の反応温度が好ましい0反応圧
力は常圧にて行なわれ、副生ずる塩酸ガスは大気下へ除
去される9反応時間は実質的に反応が終了するまでであ
るが通常、原料の活性水素含有アルデヒドの添加終了後
、30分で十分である。
反応混合物より目的物であるジチオジアルデヒドの単離
は、以下の通り行なえる0反応混合物中へ水を投入し、
わずかに残存する一塩化硫黄を加水分解すると共に系内
の塩酸ガスを吸収させた後2層分離を行なうことにより
、目的物であるジチオジアルデヒドが有機層中に溶解し
た形で分離でき、その後、溶剤回収後、蒸溜することに
より、容易に純品を得ることが可能である。
反応に使用する不活性溶剤とは、反応条件下で原料及び
生成物と本質的に反応しないという意味での不活性溶剤
の意味である。又、副生ずる塩酸ガスを溶解しない溶剤
が好ましい、これらの溶剤としてはベンゼン系溶剤、塩
素系溶剤が適当である。ベンゼン系溶剤としては、ベン
ゼン、トルエン、り四ロベンゼンなどが挙げられる。又
、塩素系溶剤としては、塩化メチレン、四塩化炭素エチ
レンジクロライドなどが挙げられる。
反応の除用いる活性水素含有アルデヒドと一塩化硫黄と
のモル比は活性水素含有アルデヒドに対し一塩化硫黄が
1.0〜1.2当量が好ましい。
さらに好ましくは、1.0〜1.02当量である。
反応の際の活性水素アルデヒド過剰の存在下では分解や
重合の副反応の為収率、純度の低下となる。一方、−塩
化硫黄の過剰は、分解により塩酸ガスを、硫黄の生成に
消費されるのみであり、不経済であるので実質的に同当
量が最も好ましい。
〔実 施 例〕
以下実施例により本発明を具体的に説明するが、これら
の実施例は例示であり、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
実施例−1 撹拌機付フラスコに、温度計還流冷却器及び滴下ロート
をセットし、還流冷却器の上部より別に副生塩酸ガスを
アルカリ水溶液に吸収させるラインを取付けた。
反応前に塩化メチレン360グラムと一塩化硫黄135
グラムをフラスコに仕込み30℃まで昇温しな。
滴下ロートよりイソブチルアルデヒド144グラムを反
応フラスコに約60分で滴下しながら反応を行った0反
応器度は、30℃乃至溶剤の還流下にて行った。還流時
の温度は38℃であった。
イソブチルアルデヒドの滴下終了後38℃で30分熟成
した後、水300m1を加え還流下30分間保持し、わ
ずかに残存する一塩化硫黄の加水分解を行った。この時
の温度は48℃であった。加水分解終了後30℃以下ま
で冷却し、2層分離を行った。有機層を分離後ガスクロ
により分析したところジチオジイソブチルアルデヒドの
イソブチルアルデヒドに対する収率は90%であった。
有機層より溶剤の塩化メチレンを回収した後のオイルを
ガスクロにより分析したところ、オイル中のジチオジイ
ソブチルアルデヒドの純度は92%であり、トリスルフ
ァイドが約7%生成していた。
ひき続き、100〜115℃(1wHQ)で条件で蒸溜
を行い、純度97%以上のジチオジイソブチルアルデヒ
ドを原料イソブチルアルデヒドに対し、85%収率で得
た。
実施例−2 実施例−1において、原料のイソブチルアルデヒドの添
加時間を60分間から5時間に変化させた他は実施例−
1と同条件で反応させた結果、反応収率は90%であっ
た。又、溶剤回収後のオイル中のジチオジイソブチルア
ルデヒドの純度は、92%であり、添加時間の差による
収率、純度の差は認められなかった。
比較例−1 撹拌機付フラスコに、温度計、還流冷却器及び滴下ロー
トをセットし、実施例−1と同様に塩酸ガス吸収ライン
を取り付けた。
反応フラスコに溶剤の塩化メチレン360グラムとイソ
ブチルアルデヒド144グラムを仕込み、30℃まで昇
温しな0反応器度30〜38℃で一塩化硫黄135グラ
ムを滴下ロートより反応器に60分間で加え反応させた
反応終了後、実施例−1と同様に後処理を行い、有機層
を分析したところ、収率は65%であった。
純度は67%でありトリスルフィドが13%含まれてお
り、多数の分解生成物らしきピークが検出された。この
ものを蒸溜したところ純度85%程度のものしか得られ
なかった。
比較例−2 比較例−1において、−塩化硫黄の添加時間を60分間
から5時間に変化させた他は、比較例−1と同条件で反
応を行った。
結果、収率は50%であり、純度は49%と低純度のも
のしか得られず、比較例−1に比べ、さらに不純物を多
く含んでいた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) [式中、R_1、R_2は炭素数1〜8のアルキル基を
    示す。] で示される活性水素含有アルデヒドと一塩化硫黄とを縮
    合させ、一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(II) [式中、R_1、R_2は炭素数1〜8のアルキル基を
    示す。] で示されるジチオジアルデヒドを製造するにあたり、不
    活性溶剤と一塩化硫黄との混合物中に活性水素含有アル
    デヒドを加え反応させることを特徴とするジチオジアル
    デヒドの製造方法。
  2. (2)活性水素含有アルデヒドと一塩化硫黄とのモル比
    は活性水素含有アルデヒドに対し一塩化硫黄が常に当量
    以上の存在下で反応させることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の方法。
JP5297687A 1987-03-10 1987-03-10 ジチオジアルデヒドの製造方法 Pending JPS63222155A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5062977A (en) * 1989-05-18 1991-11-05 Elf France Sulphur-containing additives to lubricants with antiwear and extreme-pressure effect and the processes for their preparation and compositions containing the said additives

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5062977A (en) * 1989-05-18 1991-11-05 Elf France Sulphur-containing additives to lubricants with antiwear and extreme-pressure effect and the processes for their preparation and compositions containing the said additives

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