JPS6322184B2 - - Google Patents

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JPS6322184B2
JPS6322184B2 JP59093507A JP9350784A JPS6322184B2 JP S6322184 B2 JPS6322184 B2 JP S6322184B2 JP 59093507 A JP59093507 A JP 59093507A JP 9350784 A JP9350784 A JP 9350784A JP S6322184 B2 JPS6322184 B2 JP S6322184B2
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JP
Japan
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adsorbent
activated carbon
amount
gas
hours
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JP59093507A
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English (en)
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JPS60235637A (ja
Inventor
Masaaki Hamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kasei Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kasei Chemical Co Ltd
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は悪臭ガスの脱臭に有効な吸着剤の製造
法に関する。 し尿処理場、下水処理場、ゴミ処理場などにお
いて、臭覚閾値の低い硫化水素、メチルメルカプ
タンなどのイオウ化合物、アンモニア、アミン類
などのチツ素化合物を多量に含有する悪臭ガスが
発出する事は周知の如くである。 〔従来の技術〕 これらの悪臭ガスの脱臭方法としては、 (1) 酸、アルカリ液による洗浄吸収方法。 (2) 過マンガン酸カリ、次亜塩素酸塩類、オゾン
などの酸化剤を用いた常温酸化方法。 (3) 直接燃焼、触媒燃焼を利用した高温酸化方
法。 (4) 有効な吸着剤を用いて、悪臭成分を吸着除去
させる吸着方法。 などが良く使用されているが、各々一長一短があ
り、 (1)についてはその除去効果が充分ではない。 (2)については処理後ガス中に含まれるガス状酸
化剤(例えばCl2,O3など)のために後処理が必
要になる。 (3)については高温下で行われるため燃費がかさ
む。 (4)については吸着容量に制限があるので、高濃
度ガスの場合には前処理が必要になる。 などの欠点があり、いづれの場合も上記方法は単
独使用よりも複数の方法の組み合せにより行うケ
ースが多い。 一方(4)の有効な吸着剤を用いる方法において、
近年適当な金属(Fe,Mn,Ni,Coなど)を担
持添着させて、吸着容量の増大を計つた活性炭も
多く報告されている。(特開昭53−137071号、同
53−137089号) 又Ti,Zr,Nb,Mo,TaおよびWから選ばれ
た金属化合物の一種以上を担持せしめた活性炭に
ついては特開昭54−74271号公報に記載されてお
り、アルカリ土類、Ti族、V族、Mn族、Fe族、
Zn族およびAl族の2価の金属の一種又は二種以
上とSn,Si,Tiの4価の金属の一種とを一般式
X(X・Y)O4(式中Xは2価の金属、Yは4価
の金属を示す)になるようなモル比配合で炭素材
に含浸又は混合し、焼成して得た有害ガス用除去
材については特開昭49−22390号公報に記載され
ている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記(4)の吸着剤を用いる方法は、上記金属の酸
化物を利用するために、活性炭表面に上記金属塩
類を担持させ、その後不活性ガス、酸化性ガス、
還元性ガスなどのガス気流中で200〜950℃の高温
で5〜40時間という長時間焼成するため、(後述
の比較例1,2および4においては従来法(4)の加
熱処理条件を本発明と同一の低温、短時間にした
場合の、吸着量を示してある。)それに耐えうる
特殊な装置および昇温のために燃費がかさみ、吸
着剤を簡便に安価に得ることは出来なかつた。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者は従来法の上記欠点を考慮し、鋭意研
究の結果Ti,Zr,Snから選ばれた金属のハロゲ
ン化物、オキシハロゲン化物、オキシ硫酸塩又は
オキシ硝酸塩を多孔性物質に担持させると、高
温、長時間の熱処理の必要もなく、80〜120℃程
度の低温および1〜2時間程度の短時間、加熱乾
燥させるだけで低コストで吸着容量の大きい吸着
剤が得られることを見出した。 本発明はTi,Zr又はSnのハロゲン化物、オキ
シハロゲン化物、オキシ硫酸塩又はオキシ硝酸塩
のうち一種以上を、活性炭、天然黄土又は天然ゼ
オライトなどの多孔性吸着剤に担持添着させたガ
ス用吸着剤に関する。 本発明において使用される金属塩としては、
TiCl3,TiOCl2,TiCl4,ZrOCl2,SnCl2
SnCl4,SnF2,SnF4,SnBf2,SnBr4,SnI2
SnI4などのハロゲン化物又はオキシハロゲン化
物、TiOSO4,ZrOSO4などのオキシ硫酸塩、
ZrO(NO32などのオキシ硝酸塩があげられる。
多孔性物質としては、活性炭、天然黄土又は天然
ゼオライト等があげられ、粉末状又は粒状いづれ
の形態でも使用可能である。 上記金属塩を担持添着した本発明の吸着剤の具
体的製造方法としては、次の様な方法があげられ
る。 (1) 上記金属塩を水又は有機溶媒に溶解し、これ
に活性炭、天然黄土又は天然ゼオライトなどの
一種以上を1時間浸漬させる。その後80℃〜
120℃で1〜2時間加熱乾燥する。有機溶媒と
してはメタノール、エタノール等の低級アルコ
ールがあげられる。 (2) 活性炭、天然黄土又は天然ゼオライト粉末の
一種以上に、上記金属塩を適当量配合し、適当
な粘結剤を用いて混練、造粒、成型後80〜120
℃で1〜2時間加熱乾燥する。粘結剤として
は、カルボキシメチルセルロース、メチルセル
ロース、アルギン酸ソーダ、ポリビニルアルコ
ール、ピツチ、リグニン、廃糖密など天然およ
び合成粘結剤が使用される。 (3) 上記金属塩を水又は有機溶媒に溶解した後粘
結剤と混合し、活性炭、天然黄土又は天然ゼオ
ライトの一種以上と混練、造粒、成型後80℃〜
120℃で1〜2時間加熱乾燥する。 これらの金属塩の担持量は多孔性物質に対して
重量割合で1/1000以上好ましくは1/500〜1/5であ
る。 本発明のガス用吸着剤は硫化水素、メチルメル
カプタンなどのイオウ化合物、アンモニア、アミ
ンなどのチツ素化合物等を多く含有する悪臭ガス
の除去に利用出来る。 以下の実施例および比較例においては、微量の
存在でも悪臭を感じる即ち臭覚閾値の低い硫化水
素について吸着量を測定した。吸着量は使用した
吸着剤の重量に対する吸着されたH2Sガスの重量
%で表した。 以下実施例および比較例をあげて本発明を説明
する。 〔実施例〕 実施例 1 4〜6メツシユに整粒された粒状活性炭を0.5
%−ZrOSO4水溶液に1時間浸漬させ、その後
120℃で2時間加熱乾燥させ冷却し吸着剤を得た。
このものを16〜24メツシユに整粒し、10mmφのガ
ラスカラムに10cmの高さに充填し、H2S1000ppm
のガスをカラムに導入通気し、出口濃度1ppmま
でH2S破過吸着量を測定した。 比較例 1 4〜6メツシユに整粒された粒状活性炭を0.5
%−NiCl2水溶液に1時間浸漬させ、その後120
℃で2時間乾燥させ、実施例1と同様にH2Sの吸
着量を測定した。 比較例 2 4〜6メツシユに整粒された粒状活性炭を0.5
%−FeSO4水溶液に1時間浸漬させ、その後120
℃で2時間乾燥させ、実施例1と同様にH2Sの吸
着量を測定した。 比較例 3 4〜6メツシユに整粒された粒状活性炭を0.5
%−FeSO4水溶液に1時間浸漬させ、その後500
℃5時間で焼成乾燥させ、実施例1と同様にH2S
の吸着量を測定した。 上記4点の測定結果を表−1に示す。
【表】 表−1より明らかの様に、実施例1で得た吸着
剤は、同様にして低温(120℃)乾燥で得た他の
金属塩(比較例1,2)を担持した吸着剤よりも
5割程度大きい吸着性能を示し、かつ不活性ガス
下にて高温(500℃)焼成して得た吸着剤(比較
例3)よりも大きな性能を示した。 実施例 2 200メツシユ以下の活性炭…600g、200メツシ
ユ以下の天然ゼオライト…300g、を良く混合す
る。 次に5%カルボキシメチルセルロース溶液
400gに対してSnCl25gを良く溶解させ、上記粉体
混合物と充分混練し、造粒、成形する。 その後、120℃で1時間乾燥し、実施例1と同
様にH2S吸着量を測定した。 比較例 4 200メツシユ以下の活性炭…600g、200メツシ
ユ以下の天然黄土…600g、CuSO4…10gを良く混
合する。 上記粉体混合物に5%カルボキシメチルセルロ
ース溶液500gを加え、充分混練し、造粒、成形
する。 その後120℃で2時間乾燥させ、実施例1と同
様にH2S吸着量を測定した。 比較例 5 200メツシユ以下の活性炭…600g、200メツシ
ユ以下の天然ゼオライト…300g、CuSO4…10g、
を良く混合する。 上記粉体混合物にピツチ20gを加え、充分混練
し、造粒、成形する。 その後N2ガス中で、550℃、5時間焼成し、実
施例1と同様にH2S吸着量を測定した。 上記3点の測定結果を表−2に示した。
【表】 表−2より明らかな様に、本発明の金属塩を担
持添着し、低温(120℃)で短時間(2時間)加
熱乾燥した本発明の吸着剤は他の金属塩を担持
し、同温、同時間加熱乾燥した吸着剤よりもはる
かにH2S吸着量が大であり、同じ金属塩を担持添
着し、高温(500℃)で長時間(5時間)焼成し
て得た吸着剤と比較してもそれより優れた吸着能
を有することが明らかである。 実施例3〜6、比較例6〜10 200メツシユ、以下の活性炭600g、200メツシ
ユ以下の天然黄土600g、オキシ塩化ジルコニウ
ム〔ZrOCl2・8H2O〕5gを良く混合する。上記粉
体混合物に5%カルボキシメチルセルロース溶液
500gを加え、充分に混練し造粒成形する。 その後、120℃で2時間乾燥させ吸着剤を得た。
この吸着剤を16〜24メツシユに整粒し、10m/
mφのガラスカラムに10cmの高さに充填し、H2S
ガス1000ppmをカラムに導入通気し、出口濃度
1ppmまでのH2S破過吸着量を測定した。 オキシ塩化ジルコニウムの代わりに、下記の金
属塩を用いて以同様に吸着剤を得、同様に吸着量
を測定した結果を表−3に表す。
【表】
〔発明の効果〕
本発明の方法によると、高温、長時間という従
来の焼成処理条件よりも、はるかに低温、短時間
の加熱処理で、しかも格別優れた吸着能を有する
新規なガス用吸着剤を得ることが出来た。したが
つて本発明によると加熱処理に特殊な設備を要す
ることもなく低コストで吸着性能の高い新規な吸
着剤が得られる、という画期的な効果がもたらさ
れるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 Ti,Zr、およびSnのハロゲン化物、オキシ
    ハロゲン化物、オキシ硫酸塩又はオキシ硝酸塩の
    1種以上を、活性炭、天然黄土又は天然ゼオライ
    トなどの多孔性物質に含浸又は混合し、低温、短
    時間加熱し、担持添着させることを特徴とするガ
    ス用吸着剤の製造法。
JP59093507A 1984-05-09 1984-05-09 ガス用吸着剤の製造法 Granted JPS60235637A (ja)

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