JPS5932169B2 - 硫化水素含有ガスの吸着剤および吸着方法 - Google Patents

硫化水素含有ガスの吸着剤および吸着方法

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JPS5932169B2
JPS5932169B2 JP51031331A JP3133176A JPS5932169B2 JP S5932169 B2 JPS5932169 B2 JP S5932169B2 JP 51031331 A JP51031331 A JP 51031331A JP 3133176 A JP3133176 A JP 3133176A JP S5932169 B2 JPS5932169 B2 JP S5932169B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、硫化水素を含有するガス中の硫化水素を吸着
除去する吸着剤およびその吸着方法に関する。
更に詳しく述べれば硫化水素を含有するガスを鉄および
/または銅、ならびにチタンの酸化物を活性成分とする
吸着剤と接触させて、ガス中から硫黄化合物を除去する
吸着剤およびその吸着方法に関している。
硫化水素を含有するガスの処理方法としては、すでにい
くつかのものが知られている。
高濃度の硫化水素含有ガスの処理法としては、有名なの
はクラウス法であり硫黄回収装置として用いられている
クラウス法では硫化水素を部分酸化して単化硫黄として
取出すものであるが、反応が化学平衡により制限をうけ
るため、クララステイルガス中には硫化水素(および二
酸化硫黄、硫化カルボニルなど)が少量含有され、この
テイルガスの処理が必要である。
硫化水素は悪臭物質であり、数十ppmの低濃度の硫化
水素含有ガスについても浄化する必要がある。
低濃度の硫化水素含有ガスの処理法としては次のような
ものがすでに知られている。
(a) 吸収酸化法:炭酸カリウムなどのアルカリ性
水溶液に硫化水素を吸着させ、触媒の存在下で部分酸化
して単体硫黄を生成させるもので、ストレッドフォード
法、タカハックス法などと呼ばれている。
(b) 吸収法:アミン溶液などで硫化水素を吸収し
、高温で脱離するもので、スコツト法などがある6(C
) 酸化法:硫化水素を酸化して二酸化硫黄となし、
二酸化硫黄を公知の排煙脱硫法で処理するものであり、
排煙脱硫法としてはウェルマンロード法などがある。
(d) 吸着法:硫化水素を酸化亜鉛、酸化鉄などで
吸着除去する方法である。
上1da)、(b)、(c)の方法では、通常装置が複
雑であり、また湿式の場合は廃液処理の問題がある。
(d)の方法は、簡単な装置で行えるが、吸着剤の再生
が困難である。
本発明者らは、鉄および/または銅、ならびにチタンの
酸化物を活性成分とする吸着剤が、硫化水素の吸着性能
に優れ、かつ再生も容易であることを発見して本発明に
到達した。
本発明の目的は、硫黄水素を含有するガスの浄化方法を
提供することである。
本発明の他の目的は、上記目的を達成するための耐久性
の良い硫化水素の新規な吸着剤(吸着剤成分が硫化水素
と反応して吸着するから触媒と呼ぶことも出来る)を提
供することである。
本発明の硫化水素除去方法では、吸着工程と再生工程を
行うだけであるから、装置が比較的、簡単であり、その
経済性は高い。
また本発明の方法では、溶液をいっさい用いないため廃
液処理の問題がない。
本発明の吸着剤を用いて、硫化水素の除去を行い、酸素
含有ガスで吸着剤の再生を行う場合には、脱着されたガ
スは比較的高濃度の二酸化硫黄を含有する。
空気を再生ガスに用いれば、二酸化硫黄を約14%含有
するガスが得られ、また酸素100%のガスを再生ガス
として用いれば二酸化硫黄がほぼ100%のガスが得ら
れる。
これら比較的高濃度の二酸化硫黄を含有するガスは、硫
黄製造の原料としてもよいし、あるいは公知の排煙脱硫
法で処理してもよい。
また本発明の方法がクラウス硫黄回収装置に応用される
場合には、上記高濃度の二酸化硫黄含有ガスをクラウス
反応炉へ循環させるのは好ましい方法である。
本発明の硫化水素除去は、活性成分としてチタンに鉄と
銅の少くとも1種の加わった酸化物の混合体を吸着剤と
して用いるが、硫化水素の吸着は選択的に行われる。
すなわち、被処理ガスに炭酸ガン、炭化水素類、アンモ
ニア、窒素酸化物などが含有される場合にも、吸着され
るのは硫化水素だけである。
したがって、吸着剤を酸化再生させる場合にも、脱着さ
れたガスには純度の高い二酸化硫黄が含有されるので、
その利用価値が高く、経済性に優れている。
本発明の吸着剤と硫化水素との反応機構は必らずしも明
らかでないが、吸着剤の分析の結果、主に金属の硫化物
が生成している。
鉄の硫化物としてはFeS、Fe253 (FeSと
FeS2の混合物と考てもよい)、FeS2が一般的に
知られており、銅の硫化物としてはCu2S、CuSが
知られている。
Fe253 とCuSを例にとれば、その反応は、(1
)式と(2)式であろうと推定できる。
3 H2S 十F e2 Q3−+ 3 H20+ F
e 2 S3 (1)H2S+CuO→H20+C
uS (2)また酸化再生の反応は、次式
で与えられるであろう。
Fe2 s3+ 9/ 202→Fe2O3+3SO□
(3)CuS+3/202→CuO十SO2(4)反応
式(1)〜(4)で示したように、本発明の吸着剤で硫
化水素の吸着に関与しているのは、鉄および/または銅
であろうと考えられる。
しかしながら、本発明の吸着剤の他の主要成分である酸
化チタンは単なる担体ではない。
そのことは次のようなことから推定できる。
すなわち、通常触媒の担体として用いられるアルミナを
用いて(Fe203、CuO)−Al2O2吸着剤を製
造した場合には、本発明の(Fe203、CuO)−T
i02吸着剤に比較して、硫化水素の吸着性能に劣り、
また酸化再生においてもより高温を必要とする。
かくのごとく本発明の(F e 203、Cu0) −
Ti02 吸着剤における酸化チタンの役割は、担体
としての働きばかりでなく、硫化水素の吸着性能を増加
させ、また鉄および/または銅の硫化物を酸化させる場
合の活性を向上させるという特別な働き(助触媒として
の働き)を有しているものと考えられる。
本発明の被処理ガスは通常、還元性の雰囲気で処理され
る。
しかし、少量の酸素ガスが共存する場合には硫化水素が
吸着剤の作用によって部分酸化されて硫黄となる。
この硫黄は温度が低ければ吸着剤上に析出する。
本発明に従って硫化水素含有ガスを浄化処理するには、
ガスを吸着剤と接触させ、硫化水素を酸化鉄および/ま
たは酸化銅と反応させて除去する。
この吸着工程を行う温度は、80〜300℃、好ましく
は100〜300℃、最も好ましくは120〜250℃
である。
温度が80℃より低い場合には、硫化水素の吸着速度が
小さく、また吸着容量が小さいので、大量の吸着剤を必
要とし経剤性が悪くなる。
温度が300℃を越えると、吸着剤の成分である酸化鉄
、酸化銅中の酸素が硫黄と反応して、二酸化硫黄を生成
せるようになり、結果的には脱硫率が低下するので好ま
しくない。
吸着工程における被処理ガスの空間速度(標準状態換算
)は100〜10000h−’好ましくは100〜50
00h−1である。
空間速度が100h−1より小さいと、大量の吸着剤が
必要となり経済性が劣ってくる。
空間速度の上限は、被処理ガス中の硫化水素の濃度に依
存するが、例えば硫化水素の濃度が1%の場合には、お
およそ10000h−’ である。
硫化水素の濃度がより高い場合には、空間速度の上限は
より低くなる。
実際的には、空間速度の上限は吸着剤の飽和吸着に達す
るまでの時間、あるいは吸着−再生のサイクルに要する
適当な時間を選ぶことによって決めればよいわけである
本発明に従って硫化水素含有ガスを吸着除去すれば、あ
る時間の後には吸着は飽和に達する。
硫化された形の吸着剤は、吸着反応器がり取出して別の
場所で再生してもよいし、あるいは吸着反応器内で再生
してもよい。
再生を吸着反応器内で行う場合には、吸着反応器を2つ
設置し、一つを吸着工程、他の一つを再生工程にあるよ
うにするサイクリックなプロセスにすれば、硫化水素の
浄化処理を連続的に行うことができる。
本発明を行うための反応塔の形式としては、固定床、移
動床、流動床などいずれも使用しうる。
本発明の吸着剤の再生には、酸素含有ガスを用いれば簡
単に行うことができる。
オゾンや二酸化窒素でもって再生することもできるが、
実際的には空気あるいは酸素で行うのがよい。
再生工程を行う場合の温度は、80〜600℃である。
温度が80℃より低いと、吸着剤の酸化速度が小さく実
際的でない。
温度が600℃より高いと、吸着剤の焼結が生じるので
好ましくない。
吸着剤の男性工程における反応は、式(3)、(4)で
表わされると考えられるが、その反応熱は生成する二酸
化硫黄1モルについて100kca1前後である。
従って、空気を再生ガスに用いれば、反応熱により脱着
ガスは1000℃をはるかに越える非常な高温になる。
本発明の(Fe203、Cu0)−Tie2吸着剤は、
600℃以上の温度に長時間さらされると、その吸着性
能が低下する。
故に、再生ガス中の酸素濃度は、脱着ガスの温度が60
0℃以下になるように選ばなければならない。
酸素濃度の低い再生ガスを得るには空気、純酸素などを
不活性ガスで希釈してもよいし、あるいは二酸化硫黄を
含む脱着ガスを再生ガスに循環、混入するのも良い方法
である。
後者の方法では、高濃度の二酸化硫黄を含む脱着ガスが
得られる。
この再生工程における、再生ガスの供給速度、あるいは
空間速度は、吸着工程のそれとほぼ同じ程度ないし、そ
れの2〜3倍にすることにより、完全に硫化物を酸化物
に転換できる。
本発見の吸着剤(触媒)の酸化活性は非常に高いので、
再生工程は充分すみやかに行われる。
本発明の吸着剤に含まれる酸化チタンに対する酸化鉄と
酸化銅との合計量の原子比は98:2〜50:50の範
囲である。
この成分比は吸着能および吸着剤の機械的強度ならびに
耐久性から決めたものである。
酸化鉄および/または酸化銅の含有比が2未満であると
工業的にその吸着性能、容量を充分でなく、また50を
越えると耐久性能が低下するなどの弊害がでてくる。
本発明の吸着剤を製造するためのチタンの原料としては
各種の酸化チタン、水酸化チタン(オルト、メタチタン
酸など)、四塩化チタン、硫酸チタン、硫酸チタニル、
チタンの有機化合物(例えばイソプロピルチタネートな
ど)などを使用し得る。
ただし、高温度の加熱履歴をもつものは吸着剤としての
性能が低いので避けねばならない。
また、鉄の原料としては、各種の酸化鉄、水酸化鉄、お
よび硫酸鉄、硝酸鉄など各種の鉄塩等を使用することが
出来、銅の原料としては、各種の酸化銅、水酸化銅、お
よび硫酸銅、硝酸銅など各種の銅塩等を使用することが
出来る。
本発明の吸着剤は、最終的には鉄および/または銅、な
らびにチタンの酸化物(硫酸チタンを用いた場合には、
少量の硫酸塩が残留することもある)の混合物として得
られる。
上記チタンの化合物より酸化チタンを得るには、チタン
化合物の溶液にアルカリ性溶液を添加して、チタン酸の
沈殿物を得、それを加熱分解するか、あるいはチタン化
合物を直接に加熱分解、加水分解するなどして得ても良
い。
本発明の触媒の調整法としては、鉄および/または銅と
チタンの塩の混合溶液から沈殿させる共沈法、酸化チタ
ンあるいは水酸化チタンの粉末を鉄および/または銅の
塩の溶液中に懸濁させておいて鉄および/または銅を沈
殿させる沈着法、あるいは鉄および/または銅とチタン
の化合物を直接混ぜ合せる混線法などが使用できる。
また本発明の吸着剤の成形法については、触媒の製造に
通常使用される、打錠成形法、押出し造粒法、転勤造粒
法などいずれも使用できる。
また、本発明の吸着剤は酸化チタンの成形体を予め製造
しておき、これに鉄および/または銅の塩の溶液を含浸
する方法によっても得ることが出来る。
以下に実施例を示して本発明をより具体的に説明する。
実施例 1 酸化チタンとして約55%を含有するチタン酸のスラリ
を5ooyとり、酸化鉄として約51%を含有する四三
酸化鉄のスラリ96グとよく混合した。
混合物を140℃で5時間乾燥後、粉砕しさらにグラフ
ァイト15グを添加してよく混合した。
得られた粉末を打錠機にて6龍φX6mmhの円柱状に
成形した。
得られた成形物を500℃で3時間焼成して吸着剤を得
た。
この吸着剤はチタンと鉄を9:1の原子比で含有する。
1 吸着剤の性能試験は次のように行った。
反応管は石英製で内径27mmであり、外部より電気炉
で加熱される。
反応管の中央部に10〜20メツシユに破砕された吸着
剤を約40m1充填した。
下記組成のガスを8ON1/h(空間速度2000h−
1)で流通した。
なおガスの分析にはガスクロマトグラフィを使用した。
ガス組成 H2S1.0±0.05% H2020% N2残 吸着剤を再生するに当っては、酸素2〜4%含有する窒
素ガスを用い、150〜500℃(二酸化硫黄を生成す
る反応により充填層温度が上昇する)で行なった。
反応温度を100、i 50.200.2501300
℃に変化させて吸着実験を行い、表1に示す結果を得た
なお吸着の終了した段階で、吸着剤を観察したところ、
吸着剤表面の色が黒色に変化し、鉄酸化物(少しとも一
部)が硫化されていることが認められた。
表1には、H2Sの除去率が95%を切るまでの時間を
示しであるが、本発明のFe203−TiO2吸着剤を
用いてH2Sの吸着を行った場合の特色は、H2S吸着
の破過(ブレイクスルー)が起る直前まで(2〜3分前
まで)、H2Sの除去率は初期のそれと同じに保たれる
ということである。
この事実は以後に示す全ての実施例においても観察され
た。
比較例 1 水酸化アルミニウムを1001とり、酸化鉄として約5
1%を含有する酸化鉄のスラリ22グとよ(混合した。
以下実施例1に示したのと同様の方法でFe2O3Al
2O3吸着剤を調製した。
得られた吸着剤の性能を実施例1に示したのと同様の方
法で試験した。
結果を表1に示す。実施例 2 チタンスラリと硝酸銅を原料として実施例1と同様の調
製法でチタンと銅を9:1の原子比で含有するTi02
−CuO吸着剤を製造した。
得られた吸着剤の性能を実施例1に示したのと同様の方
法で試験して、表2に示す結果を得た。
比較例 2 水酸化アルミニウム100グと硝酸銅25グをとり、本
釣50m1を加えてよく混合した。
以下実施例1に示したのと同様の方法でA1203−C
uO吸着剤を調製した。
得られた吸着剤の性能を実施例1に示したのと同様の方
法で試験して、表2に示す結果を得た。
実施例 3 四塩化チタン500グを蒸留本釣11に溶解する。
これを5Nアンモニア水約21で中和して沈殿を生成せ
しめる。
生じた沈殿をデカンテーション法で充分に洗浄したのち
沢過する。
このスラリ状の沈殿物に酸化鉄として約51%を含有す
る四三酸化鉄のスラIJ −1,85Pを加えて、よく
混合した。
以下実施例1と同様に吸着剤を調製した。得られた吸着
剤はチタンと鉄を7:3の原子比で含有する。
この吸着剤の性能を反応ガス組成が下記のものである以
外は、実施例2に準じて100〜400℃の温度で試験
して表3に示す結果を得た。
吸着温度が300℃を越すのは好ましくない。
反応ガス組成 H2S 1.0±0.05%H21,
0±0.05% CO210% H2O20% N2残 実施例 4 チタンと鉄の含有比を変化させた以外は実施例1と同様
な方法で、Ti : Fe =98 : 2.80:
・20.70:30.50 : 50の吸着剤を調製し
た。
実施例1に示したのと同様にこれらの吸着剤の性能を試
験して表4に示す結果を得た。
実施例 5 チタンと銅の含有率を変化させた以外は実施例2と同様
な方法で、Ti :Cu=98 : 2.80:201
70:30.50:50の吸着剤を調製した。
実施例1に示したのと同様にこれらの吸着剤の性能を試
験して表5に示す結果を得た。
実施例 8 チタンに鉄と銅とを加えた吸着剤を調整した。
配合比率はTi:Fe:Cu の順で100:O:0:
、98:I:1.70:15:15.40:30:30
.20:40:40である。
実施例1の条件で吸着性能を評価した。
結果を表6に示す。実施例 6 本実施例では、実施例1で使用したのと同様の吸着剤を
用いて吸着−再生の工程を多数回繰返し行った実験結果
を示せ。
(a) 吸着工程:吸着剤40m1を用い、反応温度
、170℃、空間速度2000h1で25分間反、 応
させた。
なお反応ガスには、サイクル1〜50までは実施例1に
示したもの、サイクル51〜80までは実施例3に示し
たものを用いた。
(b) 再生工程:酸素4%を含む窒素ガスを、吸着
工程と同じ温度(初期の温度)、空間速度2000h−
1で10分間流通して、触媒の再生を行った。
(C) パージ:窒素ガスを空間速度2000h −
1で10分間流通して、脱着ガスを反応管からパージし
た。
上記80サイクルの実験の結果、いずれのサイクルの吸
着工程においても、平均のH2S除去率は98%以上で
あった。
また、H2Sの除去性能はサイクル1から約10までは
上昇することが認められた。
なお再生工程における脱着ガスは、初期(0〜4分)に
は約4%の二酸化硫黄を含有していた。
実施例 7 本実施例では、実施例2で使用したのと同様の吸着剤を
用いて、実施例6と同様の方法によって吸着−再生の工
程を多数回繰返し行った。
ただし本実施例の吸着工程では45分間反応させた。
また、再生工程では225分間024%のガスを流通し
た。
本実施例の80サイクルの実験の結果、いずれのサイク
ルの吸着工程においても、平均H2S除去率は98%以
上であった。
また、H2Sの除去性能はサイクル1から約10までは
上昇することが認められた。
なお再生工程における脱着ガスは、初期(0〜6分)に
は約4%の二酸化硫黄を含有していた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 吸着剤の活性成分が酸化チタンと、酸化鉄と酸化銅
    の1種以上とからなり、チタン対鉄と銅の相が原子比で
    98:2から50:50であることを特徴とする硫化水
    素含有ガスの吸着剤。 2 硫化水素を含有するガスを、還元性の雰囲気で、酸
    化チタンと、酸化鉄、酸化銅の1種以上とを含有し、か
    つチタンと対鉄と銅の和が原子比で98:2から50
    : 50である吸着剤と接触せしめ、硫化水素を硫化物
    の形で吸着除去し、ついで吸着剤を酸化再生することを
    特徴とする硫化水素含有ガスの吸着方法。 3 特許請求の範囲第2項において、硫化水素を含有す
    るガスを吸着剤と80〜300℃で接触させ、ついで、
    吸着剤を酸化性のガスと80〜600℃で接触させて再
    生することを特徴とする硫化水素含有ガスの吸着方法。
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